1. パズルの話半分
  2. #18 正面きってパズルを描く物語
2022-10-28 11:11

#18 正面きってパズルを描く物語

日常的な文脈でパズルを描いた物語が見てみたい、という軽めの話です。


トピック:

●ファイ・ブレイン

●アニメ

●日常の延長

●ストーリー

●コミック、文芸

●パズル絵本

●迷路

●遊ぶ様子を描く

●知恵の輪

●パズル通信ニコリ

●パズルっぽい文芸

●料理

●数独

●ペンシルパズル

●ルービック・キューブ

●内田百閒

●釣銭

●『特別阿呆列車』

●藤村幸三郎

●壺算

●パラドックス

●数学ガール

●福田繁雄


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以前に、ファイブレインっていうアニメがあったと思うんですよね。
ありましたね。
実は僕、きちんと見ていないので、あまりなんか偉そうなこと言えないんですけども、
まああの、曰くパズルを扱ったものであると。
そうですね。
いうことだったんですよね。
アニメでありましたね。
ちょっと雑な記憶で申し訳ないんですが、そのパズル自体がどこっていうよりは、
ある種特殊な世界があって、その中で使われるものとしてパズルが登場するっていう感じだったのかなっていう認識なんですよね。
実際、パズル解くっていう声もあると思うんですけど。
パズル解いてましたよ。
普通の日常の中で普通にパズル遊びをするっていうよりは、もうちょっと激しめの。
そうですそうです。
ですよね。確かなんかそういういわゆる世界観が強めな感じだったと思うんですけど、
もうちょっと日常的な延長の中で扱われるような、パズルが出てくるようなみたいなそういうストーリーとか、
別にアニメじゃなくてもいいんですけどね。
そういう物語ってないのかなとちょっと思ったんですよね。
確かにファイブレーンは過激というか過激でしたね。
パズルを解けないと死んでしまいそうな局面になるとか、
本当に命がけで何かを、リアルなでっかい装置のパズルを解いて、解けなかったら落ちちゃうみたいな。
そういうものですね。
一応学園物だったんで、パズルを解いて何か進級しないといけないみたいなこともあるんですけど、
まあまあ、割と最初の頃はもちろん見てましたよ。
メディアはいろいろあると思うんですけど、
例えばコミックだとか文芸とかでも全然いいと思うんですよね。
なんかそういう普通の遊び手を描くみたいな物ってないのかなっていうのが思ったんですよね。
そうですね。
単純に思いつくのはよくあるもので言うとパズル仕立ての絵本っていうのがありますよね。
絵本の中にストーリーとしてっていうよりはどっちかというと仕掛けとしてパズルを使って、
何かこういうピースがあってこうなるとこういう形になるよとか、
例えば迷路の絵本とかってパズル絵本かもしれないですよね。
だからそういう時に僕の言うのはパズルを仕掛けとして使うっていうよりは、
パズルを楽しんでる遊ぶシーンを描くようなものっていうか、
だからなんていうのかな、パズルを描くっていうかパズルを遊ぶ要素を描くっていうことなのかな。
普通に遊んでる物っていうのを描いたストーリーってないのかなっていうのが。
そうですね。あんまりないかな。
あったらあったりそういうのってちょっと見てみたいな。
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ルービックキューブとか有名なので、主人公が持ってたり、
遊んでるシーンがあったり、部屋の中に置いてあったりとか、それぐらいのね。
知恵の輪が出てくるとかね。
知恵の輪もドラマとかでちょっと出てきたりとかあるらしいですけどね。
知恵の輪を作っているメーカーさんなんかに言わせると、
こういうドラマでちょっとしたアイテムとして使われましたって。
本当に本編とはあんまり関係ないけど、でもそれを取り上げられましたって宣伝の意味もあって、
そういうのも聞いたことはありますね。
あと覚えてる範囲で言うと、パズル通信ニコリっていうパズル雑誌がありますけども、
あそこで昔、パズルっぽい文芸っていう記事があったんですよね、確かね。
あれはパズルらしい感じのする小説とか、そういった文章表現みたいなものを紹介するっていう話であったと思うんですけど、
パズルっぽい雰囲気というよりは本当にメインテーマとして、
ペンシルパズルでも物のパズルでもパズルの問題でもいいんですけど、
それを遊んでるっていうようなものはないのかなと思って。
ちょっとうまく言えないんですけど、例えば料理をテーマにする漫画とかっていう場合があったときに、
普通に料理をしてるところがテーマになるものもあれば、そういうバトルも当然あるでしょうし、
日常的にただ食事シーンを中心にほのぼろ描くみたいなのもあると思うんですよね。
だからそんな中で言うと、割と何気なくただ普通に遊んでるって意味でのパズルを据えたストーリーというか物語みたいなのはないのかな。
できれば連続してあった方がいいと思うんですよね。1回だけじゃなくて。
そういう瞬間に出てくるとかじゃなくてですね。そういうのってないのかなというのをちょっと思ったんですけど、
一方でそんな乗るのかと普通の文章とかそういうもので表現できるのかみたいな部分もちょっとありますけどね。
ペンシル系はありそうですけどね。クロスワードパズルとか数読とかを毎日お父さんが新聞見ながらやってるとか、
なんかありそうって具体的には思いつかないけど、まあまあありそうだなあ。
そうですね。ペンシルパズルの方面は意外とうまくそういう世界に乗っけられるんじゃないかなと思うんですし、
なんか勝手な印象で僕のイメージでラジオ的な感じもするんですよね、あのノリって。
なんかそういうものにすごく相性がいいような気もするんで、そういうものがちょっとあったら見てみたいなって思いますね。
ちょっと私具体的に思い出すのは、ルービックキューブって有名だからあれなんですけど、
あれがやっぱり漫画の作品の中で、スポーツ漫画なんですけど、
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その選手が緊張を紛らわすために試合前にはいつもルービックキューブをいじっている選手がいるみたいなのが描かれているのがありましたね。
もう頭を真っ白にするために、試合の前の緊張をほぐすために、試合前は必ず一人でどっかでルービックキューブを回しているっていうのがたびたび出てくるから、
そういう使われ方をしているのかなと。
あと単純にこの人ならこういうみたいなお決まりのアイテムとか以外に、
話の雑談としてパズルっぽい問題とかそういうのが出てくるっていう対話としてはあるのかなと思いますけどね。
前に見たことあるのは、内田百軒っていう小説家がいたっていうか、もう今いませんけど、
夏目漱石の弟子っていう人ですよね。僕結構好きなんですけど、百軒先生。
その内田百軒のアホ列車っていう小説があって、その中にやっぱり途中で二人のやり取りの中で、お釣りが合わないっていうよくあるパズル。
パズルっていうか不思議な問題として、何円預けて女中がその間ごまかしてみたいな。
1円合わないみたいなあるじゃないですか。ああいう類いの話題出てきて、話の中でそれが出てくるってだけなんですけど、
それを覚えてて、実はそれっていうのはそのアホ列車っていう、特別アホ列車っていう本当はところなんですけど、
それに出てくるっていう話をパズル家の藤村幸三郎って人が著書で書いてるっていう、実はそういう面倒くさい構造があるんですけど。
それは昭和の数理パズルの草分けって言われるような人なんですけどね。
そういう人も内田百軒好きなのかな。で、読んでたら出てきて面白がってましたね。
お釣りが合わない、ちょっと数学とか計算とか、数理系にはなりますけど、パズルですね。
そうですね。
なんで合わないんだろうみたいな。それでももっと古典で言うと落語でね、壺山みたいなのがありますよね。
壺を売るんだけど、やっぱりそれもお釣りをごまかすみたいな話なんだけど、
ちゃんと順序立てて、いくらいくらだから、さっきこれ渡したからお釣りがこれだよねって言って、
でもよくよく考えるとやっぱりお釣り合わないみたいな。あれもパズルですね、数理パズルですね。面白いです。
だから昔からあるんですよね。
確かにそういうのはね、いわゆるある種の釣り線詐欺みたいな人なんですけど、そういうのをちょっと問題的に言うっていうか、
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あとはパラドックスみたいなレベルまで落としてくると、いくらでもストーリーとしてもあり得るのかなと思うんですけど、
何て言うんですかね、もうちょっと普通に遊んでるとこみたいなストーリーになってくるのはつまんないのかな。
数学方面で言うと、数学ガールとかあるじゃないですか。
数学自体をモチーフにする。ライトノベルなのかもしれませんけど、コミックとかいくつかある。
あるってかちゃんと見てないんであれですけど、あるみたいですよね、実際ね。
そういう流れで何か題材として使ってくれたら嬉しいなってちょっと思ったりしますが。
そうですね、何とあっても。ように思うのは我々だけかもしれない。
そうですね。例えばね、ポスターとか広告とかそういうもののスパイスに使われることって結構あるじゃないですか、断片集とかね、いろんな形で。
でも割とどこでも断片的にいろいろわさわさって出てくるぐらいで、あんまり流れとして見ることが少ないかな。
っていうのは思いますよね。例えば福田茂雄っていう、もう亡くなってしまいましたけど、
あの日グラフィックデザインの人みたいにああいう不思議っぽい絵を連続的に作ったとかポスターにしたとかってなると流れを見たり感じたりしますけども、結構やっぱり独特なケースなんですかね。
なんかそういうのあったらいいなという。
なるほど。
聞いてる方で作りそうな方はぜひ作ってくださいという要望でございました。
チャンスなのかもしれないですね。この分野でまだまだやってないことがいっぱいあるのかもしれない。
そうですよね。そこら辺を期待したいなということですね。
そうですね。
そんなところです。なんかお知らせとかありますか?大丈夫ですか?
うーん、まあ大丈夫です。
はい、もうないのでそのぐらいにします。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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