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以前に何回か、パズルおもちゃというか、メカニカルパズルをエンジンさんに紹介していただくっていう回があったんですよね。
はいはい。
で、パズルおもちゃがあるならパズルの本があってもいいんじゃないかっていう、そういう趣旨で、ちょっとパズルの本を何冊かピックアップしてきましたので、今回僕が紹介するということですね。
お願いします。
で、手に入らない本から入る本までいろいろあるわけですけど、今回は割と手に入るんだろうという。
最近の本ですか。
はい。あとそんなに重くはないというのを見つけてきたんですが、一冊目がですね、タイトルが少しずるいパズルという。
少し。
著者は辰波さんという方なんですけどね。アリスカンさんから出てるんですけども、これは2021年1月が最初なんですね。
最近ですね。
そうですね。Xとかツイッターとか今名前いろいろありますけど、問題というかそれを投稿してたものをプラスアルファでまとめた本だと思うんですけど。
はいはいはい。
ちょっと中は実際見ていただいた方が早いんですが、いわゆるトリッキーな問題というか、最近でいうと謎解きみたいな部分もあるのかもしれませんけど、迷路だったり探すものだったり穴埋めだったりっていうような問題がいろいろ載ってるんですけど、
それも何か一筋ないでいかない感じの、「おや?」という意外感になるような内容なんですね。
はいはいはい。これね、私今紹介されましたけど、確かに旧ツイッターの方で見かけたことがありますよ、これ。
これは特設ページがずるいJPっていうURLもすごいですけど、それがあるのでちょっと概要欄見ていただいた方が早いと思いますけど、もうすでに3冊まで出てるんですね、シリーズで1,2,3と。
なるほど。
どれもずるいとある通り、ある種のずるさがあるんですけど、それがちょうどいい心地よさもちょっとあるんですね。
そうですね。そんなにずるいとか意地悪だとかあんま思わなかったですけど。
そうですか。慣れてない人はびっくりしちゃうかもしれないですけどね。
そうですかね。割と可愛らしいイラストとともに、子供と一緒にこんなのツイッターであったよって言って一緒に考えるみたいな感じの、ゆるい柔らかい感じのパズルですよ。
確かにそうですね。柔らかさは非常にあるのと。
ありますね。
あと基本的に全部が手書きの文字なり手書きの問題文なりがあるので、それが実はいい具合に味があるっていうのと同時にそれが仕掛けにもつながるんですよね。
その面白さっていうのと、あと答えは言葉で出るみたいなものもあるんですけど、中には図形作らせるとか、何かをつないで作ってみようみたいなものとか、迷路ももちろんあるんですけど、
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そういう言葉の問題だけじゃないのもあるんで、なかなかズルいとはいえ面白いっていうのと、やっぱり全体としてすごく僕はサムロイドとかディドリーとかってああいう時代の古いパズル書の雰囲気すらなんか感じるんですよね。
ある種のアナログっぽい部分もありますし、すごく懐かしい感じのスタンダードのパズル書の雰囲気すら実はあるっていうか。
あと特設ページ見ていただくと、これ帯も写ってるんですねちょうど。それぞれのページの売るときに巻かれてる帯の写真がついてるんですけど、実はこれまずパーッと見たときに、帯裏側にもあるのでちょっと全体写ってないですけども、
昨今だといわゆるノートレ的なものとかそういう文脈でパズルっていうのは売るわけじゃないですか、割と。で、そういう匂いっていうのがほとんどないというのが珍しいなと思いました実は。
細かいこと言うと、2の帯の表のところにノートレとは書いてあるんですけど、ちっちゃく。
でも逆に言うとそのぐらいであって、割とこれ自体の面白さについてちゃんと言及してアピールしてるっていうのが、このぐらい正面切って言ってもらった方がある種気持ちいい気がするんですよね。
何かに役立つって言われても本当かなっていう部分もどうしてもあるので、そこら辺なんか本来面白いっていうのをちゃんと正面切って言うってやっぱり大事なことだと思ってるんで。
そうですね。どうもね。ノートレノートレとかって行動を言い過ぎてる風潮はありましたからね。
そうですね。それが全部悪いとはないんですけど、それしかないのはもったいない気がしてて、もっと語る言葉はいっぱいあるはずなので、そこを探してほしかったんですけど、
意外とあんまりなかった中で、割と成功法でアピールしてるっていうのは、すごく効果を持った部分でありますね。
ちなみにこの同じ辰波さんのずるいパズルの中で、これは1,2,3で3冊なんですけど、合間に知川パズルっていうコラボした本も実際に1冊あるんですけど。
そうですか。
それは版元が違うんですよね。講談社さんから出てるっていうので、サイトには出てないんですけど、実はそれも同じ辰波さんでやっぱりトリッキーな。
とはいえその知川とコラボした形の1冊になってるんで、興味ある方はそこもチェックすると面白いんじゃないかなと思いますけど。
知川か。はい。キャラは見たことがあります。
そうですか。
副題になんかずるいけどスッキリするやつって書いてあって、これはこれでちょっと版型も違うのかな。少しひと回り大きいですけど、なかなか面白い1冊ですね。
これだいたいコンサートに出してるんで、次4冊目が出るのが気になるところですけどね。
これね、本当絵の体裁も可愛いから女性の方とか、子供向けかなとも一瞬思えるぐらいなって、子供も手に取って始められそうな感じですね。
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そうですね。このアリス・ハンさんっていうのが絵本を出してらっしゃるところなので、そういう面でも近いのかもしれませんけどね。それが1冊目でした。
次の本はですね、ポケットパズルっていう名前の本で、これは1冊なんですけども、福音館書店さんから出てる本で、出たのはこれ見ると2010年2月ってありますので、
ちょっと前ですね。
もう10年以上経ったんですね。なんか僕そんな気はしないですけど、この福音館書店が出しているたくさんの不思議っていう月刊の絵本っていうのかな。
文句みたいな、そんなような本があるんですけども、それの刊末についてる単色ページの中にポケットパズルっていうクイズ欄というかパズル欄みたいなのがあったんですね。
じゃあその連載のものをまとめたみたいな。
そうですね。そこに毎回壁新聞みたいな体裁の刊末ページがあって、そこの中にちょっとポケットパズルっていうのが毎回入ってて、
僕はなんか小さい頃見てて、この本面白いなとかいうのがいくつかバラバラにそれぞれ時期にあったんですけど、それが見事にまとめられたものということで。
そういうことか。じゃあ幸福くんが子供の頃からもこれの連載を知ってたっていうことですか。
一部見てますね。見たことないのもあるんですけど、これによるとたくさんの不思議閉じ込みフロークの不思議新聞に1986年から24年間連載を続けてきた長寿クイズコーナーですと書いてあるんで。
すごい長い。
なんでかって言ったときにこの本が出た理由としては、2010年3月号でたくさんの不思議が通過300号を迎えた、それを記念して一冊に連載を求めたんですよっていうことで。
180もあるそうですが、これの多くはなんか僕記憶あるんですよ。
えーすごいですね。
あー懐かしいそうそうこんな問題あったなとか。
これはもう見ていただくしかないんですけど、わかりやすく言えば頭の体操的な問題っていう風に言ったらいいんですかね。
いろんなバレーションでおっと思うようなものとか、ちょっとある古典のアレンジみたいなものが出てくるんですね中には。
これも子供向けの媒体に載ったっていうこともありますから、出し方とか設定とかイラストとか含めてすごく柔らかい感じというか。
新作と言えるものもあるんですけど、これにも何かさっきの少しずるいパズルみたいな古典的な何かこう匂いを感じ取るんですよねすごく。
なるほど。
実際古典もあるんですけどね。
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そうですねこれね歴史が長そうですから昔の問題とかね。
古典のアレンジとか有名なマチ棒のチリトリのパズルとかですね。
ああいうのも出てくるんですけども。
中にはちょっと見たことないなと思うようなものとか、言葉のパズルみたいなのも少し入ってきますね。
これ作者は杉山明さんで絵は安池和也さんって書いてあるんですけど、どっちもひらがなで書いてあって。
思えばさっきの少しずるいパズルも辰波さんもひらがなだったかとかね。
ひらがなですね。
なんかちょっと思うんですけど、あまり難しすぎない。
答えを見るとなんだっていうものもあったり、意外と真面目な問題もあったりして、なかなかねあの味わい深いです。
なるほど。
これ一冊にまとめてもらってよかったなと思いますね。
あのまんま記憶の中で消えてしまうというか。
刊末ページだけ残したりなんか僕してないので、どっか行っちゃったり、かなり忘れちゃってるものもあるんですけど。
この180も一冊にまとまってるっていうのはすごくいいですね。
嬉しい感じです。
なるほど。
はい。
これはでもまだこのコーナーは続いてるんですかね今も。
僕はもう全然見てないので。
見てないから。
長らく。
分からない。
そもそも今刊末とかどうなってるのかっていうのは分からないんですけど、もしご存知の方がいたら知りたいなと思うんですけどね。
現在で問題が続いてるならまた1冊目3冊目が出たりしたら嬉しいですけどね。
2010年で24年間だから、次出るのはって考えるとね、2030何年とかになるわけですけど。
また24年後?
2034年、10年後ですか。
10年後。
いや分かんないですけどね。
なるほどね。
これもまだ手に入るみたいなので。
また概要欄にリンクを。
これは公式の紹介ページがあるんでそこを載っけときますけども。
中も少し見られるのかな。
いくつかページが4ページくらい出てますね見開き2つ分。
そうですね。何ページかは見れるようになってますね。
これ見るだけでもなんかその雰囲気わかっていただけると思うんで。
ですね。
ということで一応2冊というか最初の方はシリーズ化されてましたけど、
どっちもハンディなサイズでこの昔っぽさのある、でも割とちゃんとした、
個人的にはすごく正統派なんじゃないかなと思えるようなパズル書でしたね。
そうですね、正統派だし今でも手に入る皆さんもね、買えるからいいですねこれは。
割と最近だと新しいパズルの本という時に難しめのちょっと数学寄りのものとかってのもありますけど、
あと訳書ですよね、翻訳ものとかが結構あったりするんで、
最初から日本の方が書いてるみたいなのはそんな言うほど多くないんですけど、
これに関しては一応何かを経由してないっていうのが面白いなと思うんですけど。
またちょっと何か面白い本があれば紹介したいなと思うんですけどね。
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どういう基準で選んでいいのかが実は難しくて、
また何かちょっといいテーマがあれば紹介しようと思うんですけども、
逆に何かこういう切り口で本が知りたいとかあれば、僕の知ってる範囲でピックアップしますし、
あんまり要書とかはちょっと厳しいのかなどうなのかな、ニーズがあるのか知らないですけどね。
要書は要書でまたちょっと面白い世界なんですけど、
それはそれで入手が大変なものもありますしね。
致し返しなんですけども。
そんな感じで皆さんいろんなパズルの本を読んでくださいねというお話でした。
こんなところでいいですかね。
いいですかね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。