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今回はですね、あるパズルのことを思い出したんですが、東京パーキングという名前のパズルで、これは有名なとこはラッシュアワーの元作品ということで、
ラッシュアワーって何なのか説明しないといけないんですけど、一言で言うと、駐車場から赤い車を出すパズルっていう。
そうですね。スライドブロックパズルの一種なんですけど、何でしょうね。
車、横にはスライドできないっていう。それも難しいか。ピースの形が長方形で全部。
車と同じく前後にしか動かせないスライディングだとですね。
そうですね。
で、枠内で行ったり来たりして出すっていう、そういうパズルで、ラッシュアワーっていうのはアメリカの、今はTHINKファンですか、あそこが出しね。
で、世界的にというか、割とかなり売れたパズルの一つっていうことを言われてますけど、そのもっと一個前にあったのが東京パーキングだと言うことですよね。
で、その、この作者っていうのは吉川信行さん。今はもう亡くなってますけども、この方が作ったっていうことじゃないですか。
で、割とそのパズル方面で、この吉川さんっていう名前は結構有名で。
そうですよね。まあ、行く前から私は知ってますけど、そうですね。有名な方ですよね。
いろいろその本出したとかものを作ったとか、影響が大きいって言われてます。実際僕もあの関わりあったんで、本当に亡くなるときぐらいまで割と信行はあったんですけども、
そのある時にですね、いろいろパズルのことについて知ってるなーっていう人がいて、お話ししてた時に、その吉川信行っていう名前を出しても、もう誰かなーみたいなちょっと反応が薄かったんですね。
で、えっと、あの、志賀原信行っていう人がいるんですけどっていう話になって、ああそういう人がいるんですかーってこう、
あ、そうか知らないことも最近はあるんだなーとちょっと思って、それ自体はね、良いとか悪いとかじゃないんですね。
ああもう知らない人ってのも出てきてるんだなと思ったんですけど、その人は例えばラッシュアワーとか東京パーキングとかもちろん知ってるわけですね。
そうですか。
ええ、とかそういういわゆるその志賀原さん作品みたいのも有名なものは知ってるんですけど、あんまり名前っていうの気にしたりしてないとかそんなような感じだったんですけど、
その時に思ったのが、ちょっと考えると名前が消えてしまうというか知らない人たちが出てきてるって寂しいとも言えるんですけど、ただなんかその個人を超えてなんかパズルが伝えられてるっていうか、
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なんかその誰々作のなんとかっていうのももちろんすごいんですけど、その広まり方っていうのがなんか次の段階にいってるなっていう感じがなんかしたんですよね、僕は。
それが最近なんかその、有名だから名前じゃなくてもののが残るっていう。それちょっとかっこいいというか、もうなるほどなと思ったんですよね、僕ね。
僕の中ではかなり有名な人で、知らなければパズル家じゃないっていうのは言い過ぎだけど、そのレベルの人だったんで、ちょっとびっくりはしたんですけども、なんて言うんですかね。
実はそのパズルを広めるっていう、もし立場があるとしたら、そこを目指さなきゃいけないのかなっていう気も少ししたんですよね。
まあいろんなやり方があっていいですし、僕はまあ広めるっていう役もあればそんなに得意じゃないので、なんとも言えないんですが。そういうのありますよね。
まあ、でもまあ多かれ少なかれいろんなジャンルのものってね、作品はずっと残り続けるけど、まあね、その方はもう亡くなってるぐらいになると、さすがにもう作者とかがわからないけどものだけは残っていくっていうのはね、まあ他のジャンルでもあるっちゃある話かもしれないですけどね。
そうですね。で、そのそこで関連してなんか全然違うところで聞いた話がその、まあアイアンスコミュニケーションと呼ばれる科学の知識を正しく広めるというか、そういうような文脈で語られている話でですね、その例えばあるそのスター性のある有名な科学者たちなんなりがいて、その人に興味を持ってなんか科学のことが広まるっていう、
それはまあ一つあるんだけども、その人のパワーだけで広まるっていうのはまあいいのかなっていう話がまああったんですね。
で、そこでは別になんか結論がどうこうっていうわけじゃないんですけども、それもだからやっぱりその人がいいからっていうのもあるんでしょうけど、そこを越えてなんか伝える方が、なんていうのかな、なんか本来のものなんじゃないかみたいなそういう話があって。
なんかその吉川さんの話となんか似たようなものが起きてるなあと思ったんですよね。
まあそれはね、作品、いい作品で作品にね、力があるとやっぱり残っていくし、そうするとね、その人はもういなくなっても、まあ作品に力があればね、ずっと残っていきますもんね。
で、名前はまあ後から知られるというか、後からついてくるようになっちゃうかもしれないですね。
まあパズルの本面だと、例えばね、数学で何々の定理みたいな、ピタゴラスの定理みたいに名前が決まるっていう、残るっていうのは割とアカデミアの世界でもあるわけじゃないですか。
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ありますね。
なんか一つの知見ですよね、知識として残る。パズルの方ってそういうのってあんのかなって思った時に、なんかあんまり原理とかそういうのってないような気がする。
そうですね、名前。
本当に残りにくいですよね。
まあ、ルービックスキューブですよね。
あ、ルービックスキューブ、そうか。そこら辺ですよね、本当に。
海外の文化でしょうね。海外の方が人の名前を作品とかつける。それはあらゆるジャンルでもなんとなくそんな気がしますよね。
一応名前で有名な日本のパズルって、清少納言、知恵の意と言ったんですけど、清少納言あったことないんで、本当のことは知らないですけどね、ちょっとで。
確かに清少納言が作ったのではなさそうですね。
ちょっとどうもね、名前だけ持っていかれた感じがしますよね。
でもそれを人の名前つけてるな。
これなんか人の名前ついてるパズルって日本だと、一応小谷さんっていうそのパズルからね、小谷のありと名前がついてる問題ですけどね。
そういうのがあるっていう風に、その小谷さんの方に書いてありましたけども、ちょっとあんまりね。
まあね、自分の本だと自分で書くかもしれないですね。
まあ有名なのかもしれないですね。
そっか、そういう意味では、吉本キューブってパズルとはちょっと違うかもしれないですけど。
そうですね。
あえてついてるのは、やっぱりその人の誰が作者かも明らかだし。
あれですね。どんどんキューブをパカパカパカパカ開いて、無限に開いていけるっていう構造ですよね。
吉本キューブ、そうですね。
まあでもたぶんあれは、みんな本人がつけてるっていうより周りが素晴らしいって評算して名前をつけるみたいなものですよね。
自分から名乗られてもちょっと何とも言えないですよね。
もしかしたらいいものだから周りの人が名前をつけるのかもしれないんで。
あとあれがありますね。パズル方面、原理原則っぽいもので言うと、スローカム分類とか。
タルゲティ砲弾分類。砲弾タルゲティだったかな。
パズルの世界で言う二大分類っていうのに名前がついてますね。
名前がつきますね。
そこら辺は分かりやすいんですけど、二大分類の話もこれちょっといつかちゃんとやらないといけませんけど。
ああいうのもご本人が言い出すのか、多分そうじゃないんでしょうね。周りの人がつけるんですかね。
スローカム分類なんかはジェリー・スローカム本人が本を書いてそこに載っけてるので、
全く関係なくはないでしょうけども、本人からスローカム分類とは書いてないんじゃないかな。どうなんでしょうね。
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どうなんでしょうね。そこは。
出所が分かんないな。
そうですね。それも調べるとちょっと面白いかもしれないですね。
ちょっと名前が自分のつくのは恥ずかしいですけどね。仮に自分がつくとちょっとね。
でも自分が何かをつくったら、自分の名前はちょっと恥ずかしいのでつけなくて、何か名前をつけちゃうと、一応それがそのものの名前になっちゃいますね。
そうですね。
ルービックスキューブってルービックさんが自分でそう言い出したのかどうかもすごく気になります。
オスカーあたりは?
オスカーあたりはオスカーなんとかっていうのはあった気がしますけどね。
そうですね。オスカーなんとか。オスカーキューブ的なものもあったような気がするけど。
オスカーズキューブがあったかな。
それがどんな作品だった?いっぱい作品作ってるのに一つ一つだけ。
オスカーってのはすみません。オランダにいるパズル作家ですよね。いろんなことやってる方ですね。これは有名っちゃ有名な方ですけど。
有名な方ですね。パズル業界では。
いろんなものを作ってますからね。
そうですよね。割と多岐に渡ってますよね。最近はキューブ関係のことを結構やってますよね。
はいはいはい。
3Dプリンターを使ったりとかいろいろ。
新しいことをね。
取り組んでますね。
すごいマニア、オタクですよね。
そうですね。本当にね。
彼の家にはちょっとお邪魔したことがあるんですけど。
そうですか。
彼の原点は聞くと迷路らしいですけどね。
なるほどね。
迷路っていうのもなんだろうな、パズルが好きな人の中に片隅に迷路っていうのはあるみたいですね。
迷路ね。これまた日を改めたほうがいいのかな。
迷路もね結構面白い。
面白いっていうかテーマとしては面白いんですけど。
なんかね、一番古い最古のパズルは何ですか?というこの質問に対する答えが迷路だっていう話があって。
そっかっていうふうに考えることができれば、本当かというのもあったりして。
そこら辺に実はパズルって何なのかみたいなのがとうとう絡まってる。
それが面白いんですよね。
なるほど。
彼がきっかけは迷路だったっていうのも原点みたいなところで。
なかなかいい話ですよね、それはね。
お庭にタイル敷き詰めてあるんですけど、庭のレンガですか床に。
オスカラのお家ですね。
オスカラのお家のお庭のレンガ、床なんか迷路になってるんですよね。
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敷石があったみたいな。
白石と赤石で区切られてて、白をずっとたどると迷路になってるとかね。
それたどっていくと玄関に行くとかそういうことですか?
どっちかがスタートでどっちかがゴールなんでしょうね。
あと玄関の足吹きマットみたいなのをただポンと置いてあるんですけど、
それも足吹きマットのたわし部分をたどっていく迷路になってるとかね。
たわし部分ね、なんだろうね。
特注でそんなの作るのかな、わかんないですけどね。
あちこちよく見てるといろんな仕掛けがあってちょっと面白いですよ、さすが凝ってるなと。
迷路はね、装飾的な意味合いもありますからね。
そういう意味ではいろいろ取り込みやすいですよね、いろんなところにね。
最近迷路に関する本が出たんですけどね。
「迷宮と迷路の文化史」っていうのが東京都出版から出ました。
これは約本ですけどね、これはなかなか難しい歴史がちょっとあったりして、
後半もちょっと読みやすくなるんじゃないかと思ってるんですけど。
これはちょっとまた読み切ってからなんかお話したいところがありますね。
はい、こんなところにしましょうかね。
はい、ちょっとね、話はいろいろ多岐に渡りましたけど。
そうですね。
そうですね。
特に結論はないんですけども、いいもの作ると名前は残るよってそういう。
そうですね、元々はね、名前の話から来てますもんね。
いうところでした。
はい。
はい、じゃあそんなわけでありがとうございました。
はい、ありがとうございました。