1. パズルの話半分
  2. #69 4Tのナゾ
2024-01-20 17:14

#69 4Tのナゾ

よく知られたパズルに面白い経緯があった、という話です。

トピック:

●4Tパズル

https://www.thinkfun.com/products/4-t-puzzle/

●作者

●パッケージ

●紹介された年

●『絵と形のパズル読本』

●Eduard BakalarとPeter Hajek

●本人

●どこかで見た

●工具箱

●パッキングのノウハウ

●パズルにした

●発掘

●枠が裏表ある

●ワンステップ入れた

●Pencil Case

http://witful.net/PencilCase.html

●チェコ

●パズルの国際会議

●キャストパズル

●多面体

●キャストケージ

●いがぐり?を出すパズル

https://en.wikipedia.org/wiki/Hedgehog_in_the_Cage

●NOBさん

●どちらも紹介者

●作者不詳のパズル

●シリーズ化?

●パズルヒストリー

●歴史家

●ゲスト回?

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00:03
4Tパズルっていうのありますよね。ありますね。
割とスタンダードというか、古典ではないんですけど、パッキングパズルのスタンダードと言っていいようなパズルで。
そうですね。4つのTとかっていうやつですね。
そうですね。4つのTを正方形の中に収めるっていうパズルで、あれも私がだいぶ若い頃にも入手して、
あの当時、バイナリーアーツっていうアメリカのパズルメーカーがね。
懐かしい名前ですね。
買ってやってみたらすごい面白いと。
ちょっとずっと疑問だったのが、あのパッケージとかに見てもね、作者名が書いてないんです。
そうですね。僕もちょっと言われてひととり見ても、リリースされた年は何年かとかは書いてありますけど、
明確に人の名前みたいなのがあんまり見えてこない。
とはいえ、僕はどっかで聞いたことがあったりするんで、そこら辺、整合性取れてるのかなと思ったことはあるんですけどね。
そうですよね。私もだからそれとは別に、誰々さんが発明したんだよとか、この人のパズルだよっていう話は聞くけど、
なぜ製品版に書いてないんだろうなっていう、ちょっと不思議だなと思ってて。
で、ちょっと私もパッケージ無くしちゃってるんですけど、ピコー君もパッケージをお持ちなようで。
そうですね。セブンに言うと台紙の上に透明なカバーがかかってるようなテーサーで、台紙と中についてる答えの紙みたいなのが手元に出してきたんですけど、
改めて見ても、ヒストリーとあるものの大したヒストリーは載ってないというか。
まあまあ、そうですね。
いつ紹介されたとかそのことぐらいなんですよね。
そうですよね。
いつ作られたものか、公安TVですよね。
そうですね。
設計されたっていう情報はちょっとないですよね、これには。
それがでも、1993年とかそういう年号は書いてあるんですよね。
そうですね。1993年は、ごめんなさい、紹介された年っていうような言い方ですね。
ああ、なるほど。発明された年でもないんだ。
うん、なんか分かるような分かんないような書き方してる。
そうなんですよ。
なんかあるのかなっていう感じですよね。
そう、なんかね、そういうのを見てもモヤモヤしてたんですけど。
で、日本の秋山さん、秋山さよしさんの本の中では、またこのパズル紹介されてるんですけど。
本の名前は一応言っておくと。
あ、そっか。絵と形のパズル読本ですね。
その本の中でこのパズルも紹介されてて、
そこではエドゥワード・バカラーとピーター・ハヤクが考案したって書いてあるんですね。
あ、そうなのかと。
ここにはこう書いてあるなと。
でもなかなかそれ以外のウェブで見ても、なんかデザイナーがハテナになってたり等も曖昧で、
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この本ではそう書かれてるけど、製品でも書いてないし、なんだろうなっていうのはずっと思ってたんですけど。
こうモヤモヤしてるんで。
なるほどね。
本人に聞いてみようと思いまして。
あー、話し合いですね。この2人に聞けばいいですもんね。
そうですね。このエドゥワード・バカラーさんはちょっと、最初はよくわからなかったんで。
私が知っているピーター・ハヤクさんっていう、今はイギリスに住んでる方ですけど、
その方はちょっとメールで問い合わせてみたんです。
いいですね。パズル科の知り合いが当人だと。話し合いですね。
そうですね。
で、聞いてみるとちょっと返事がきまして。
あ、よかったよかった。
一応私の名前がいろいろクレジットされてたりされなかったりするようですけど、
実はこのパズルは私が考案したものではないと言ってますね。
あー、ややこしいことになってきましたね。
で、でもそもそもこういう答えのパッキングの形があるんですけど、
T字のものが正方形の中にうまく入っている答えを見ると、
お、こういう並びで入るのかっていう素晴らしい並びなんですけど。
ちょっと言いにくいですけどね。
言いにくいですけどね。
その並びをどっかで見たことがあったらしいんですよ、そもそも。
どっかその街中か知りません。外で見たってことですかね。
なんなんでしょうね。
まあいろんな、その時はどういう風に見たのかちょっとそこまで書いてないんですけど、
後々なんか工具箱にT字のツールがあって、
そのツールを工具箱に収める時にこういう形で収めてたみたいな、
そういう話も教えてもらったんですけど、
まあだからT字の形のものをコンパクトに収めるという方法がパズルとしてではなく、
パッキング術としてすでにあったのかなっていう。
もう単なるノウハウだったという。
そうですね。パッキングノウハウの一つで、
それをまあパズル家の彼が見たら、
これはなんかかっこいい入れ方というか素晴らしい入れ方だなって言って、
パズルにならないかっていうのを思って、
まあパズルにしたっていうことらしいですね。
まあ考案してはいないっていうのはその意味なんですね。
そういう意味なんですね。
発見したというか発掘したというか。
そうなんですね。発見発掘したという言い方がもしかしたら正しいかもしれないですね。
なので私はまあデザインしたんではなく発見発掘したと。
06:00
でパズル家である自分がパズル界に紹介するためにこうパズル化したという。
なるほどそれはでもねパズル界にとってはそうやって紹介してくれて素晴らしいパズルだということで、
非常にそういう功績はすごくあるんですよね。
そうですね。
でそれを一緒にやったのがエドワード・バカラーさんと一緒に
まあああだこうだとどっちがどっちというわけではなくていろいろやって製品化したと。
で特にまあ特筆すべきなのは裏表になってるんですねあれって。
えーと入れる枠の話ですよね。
入れる枠が両面あってで大きめの正方形と小さめの正方形。
2種類ありますね。
で小さい方がまああのパズルとしてやってほしい入れ方なんですけど。
反対側まあ収納面といえば収納面なんですけどそこはちょっと大きな正方形で
もうちょっと簡単な入れ方でこう入ってますよね。
まず正方形にはこんな感じで入りますよね。
でももっと小さい正方形にも入れれますよっていうのが問題になっているという。
まあそういうストーリーをちゃんと作ったっていうところはまあ一つ発明なんですけどね。
そうかそうか。
元のは能力よくしまってるわけなんで大きい正方形はまあいらないっていうか。
まあそうですね。
そういうところはなかったわけですよね。
逆に言えばねあの大きい正方形に小さい正方形の入れ方で入れてもボヤボヤですけども入れることできる。
そうなんですよ。
そういう意味では無駄かもしれませんけどまさとワンステップ入れるっていうところの遊ばせる上での意味合いですよね。
まあそうですよね。
確かにただ出すよりもちょっといい感じがしますね。
なるほど。
販売時の問題も多少あると思いますね。
そうですね。
どうせまあ枠作ってピースですから枠の方はこうね表裏できますからあるかな。
でまあこのパズルを私が知ってたのでちょっと私もこんな感じのものを作れないかなって思って最初に作ったのがペンシルケースっていう私の作品なんですけど。
これもだから片面はあんまり関係ないけど一応収納面にしてるんですね。両面化して。
そうかなるほどね。そこにも共通点があったのか。
そうですね。
言われてみればそうだな。
まあ私の方がよりその収納面に意味がないんですけどあんまり。
なんか大きさが違うだけとかそういうんじゃなくてただ本当に収納するために。で反対面はパズルの面ですよっていう感じには確かに。
だからあのパッケージの方でこうなんか分かるな分かんないような濁したというかあんまり明確に書いてない理由っていうのはやっぱりその内容は面倒な背景があるっていうか。
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そうでしょうね。
ちゃんとやろうとするとまあ難しいのでとりあえず紹介されたとして書いとくかぐらいのもんだったんですかね。
なのでこのパズルは作者は?になってたりまた彼らの名前が載ってたりいろんなねパターンがあるみたいですね。
僕はその人から聞いたレベルでこのピーター・ハヤクが作ったんだよっていう言い方としていろんなところから聞いてたので。
今やそのねわりとその知ってる人たちの中ではまあスタンダードって言っていいかわかんないけどでもかなりそれに近いぐらいの定番ものになってるじゃないですか。
で実際にはそのね90年代とかに作られたのにそのぐらいになってるっていうんですごいなーって作った人はあの人なのかぐらいの理解だったんですけど。
よくよくこうやって本とかちゃんと見るともう一人このエドゥアード・バカラーっていう方がいたんだっていうのもちょっと意外と本で読んでたはずなんですけどわりと抜け落ちちゃう情報だなと思いましたね。
そうですね。で私もエドゥアード・バカラーっていう人はちょっと面識ないと思ってたんですけど実はいろいろ調べると、
この方チェコ在住の方で昔パズルの大会がチェコであったとかな。いやでもその前からかな。まあまあとにかくそのパズルの会員には入ってたみたいなんですね。
国際会議の集まりでっていう。
そうですね。だから会ったことあったんじゃないかなっていうぐらいで、ちょっとごめんなさい覚えてないんですけど、だから参加されてたんでじゃあもしかしたら会ってたかもしれないなっていうぐらいの有名な方というかパズルのコレクターだったりする方なんだなっていうのはねちょっと調べてわかったんですけど。
で調べてるうちにこの方の名前で日本南のキャストパズルですか。
そうなんですよね。僕ちょっともう一回この本読んでバカラーなんか聞いたことあるなーって言って、雑誌にバーっといろいろ関係してる資料とか見るとまずもう実はこの方は亡くなってるんですよね。
今はそうですね。
でなかなかタイミングがちょっとたまたま僕の見てる資料と関わりがあったりなんかしてへーと思って、それでもあんまりよくわかんないなと。
まあ多面体のパズル作った方だとかいろいろ書いてあるんですけど、正直そのものとかを見て出てくるんですけどあんまり僕もよくついていけないなみたいな内容だったんですけども、よくよくやるとバカラーって名前が全然違うところで見たなと思って調べたらキャスト刑事かな。
そうですね。
その説明書というかパッケージに出てくることに思い立ったんですよね。
そこでバカラー教授って書いてあったと思うんですけど、その方の持ってたものなのか考案したものなのかわかんないですけど、それをもとに意外画の入れ物から出すパズルっていう形に作ったんだということですよね。
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だからこの書き方で言うとやっぱり発明したんじゃなくて、古典的にあるいは持ってたものを石柄信さん経由で花山に来たっていう流れなのかなって思いますけどね。
一応あれですよね。このチェコって言うとイガグリみたいなハリセンボみたいなツツしたやつをまさに刑事から出すっていう。
そうですよね。
割と昔からあるやつ、有名なのがありますけど、あれがチェコ発祥みたいな感じですよね、話としては。
そう考えるとそれがあってもうちょっと複雑化したキャスト刑事の原型ができたとか、もしくはそれが生まれたみたいな説得力があるというか。
だからそういう方なんだと。で、チェコの方だからやっぱりイガグリを出すっていうパズルをお持ちで、それを紹介されたっていうこと。
だからこのエドワード・バカラーっていう人は、フォーティーの方も一応紹介者っていうことにはどっちもそういう感じになってるみたいですね。
なんか一見全然違う、片方は入れるもんだし片方は出すもんだし、雰囲気も違うんで、あんまり全く関係ない気もしますけど、結局面白いアイデアをみんなに引き出して見せてくれたっていう意味ではありますね。
なかなか面白い功績ですよね。
そうですね。
これもフォーティーに関しては確かに当たり前すぎてっていうか、僕にとしては珍しくないぐらいのパズル。
面白いものだと思うんですけど、慣れすぎててあんまりこれについて考えめぐらしたことなかったんですけど、意外と複雑な事情で、しかも関係者がまたピーター・ハイアックはご存命だっていうのも良かったですよね。
そうですね。これはちゃんと直接彼から聞けて良かったなと思うんですね。
多分この手の情報、そもそも日本語で聞けるとか読めるとかね、そういうものってかなり限られてるんで、そういう意味でも今回貴重な回になったかなという気もしますけどね。
そうですね。ちょっと色々調べて深掘りしていくと、色んなことが今回わかったなと思いましたね。
あれですかね、古いパズルとかだと意外と何回残ったりしますけど、かえってちょうどネットがあんまり果たしてないぐらいの現代のパズルみたいなのは、かえって情報が漏れてしまうっていうか、あんまり記録が出てこない感じがちょっとあるんで、こういうものって他にもあるんだろうなと思うんですけどね。
確かに。
気が付いたら少し掘り出してみても面白いかなと思います。
そうですね。有名なパズルで、作者不詳のパズルって意外とちょこちょことありますもんね。
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ありますね。
ちゃんと調べたらいろいろわかって、やっぱり面白いですね。
割とパズル、おもちゃ方面って、こうこう言われてるけど実はそんなことなかったみたいなの結構いくつかありますよね。
ありますね。
歴史的に調べたらちょっと間違ってたっていうのと、本当にヨタ話流したっていうパターンもありますし、単純にもっと個人レベルで、これ昔からある古典だっていう割には実はそれってかなり現代で紹介されたり発掘されたりした、
14みたいなちょっとスタンスのものって他にも僕もちょっと思いつくものもあるので、
そうですね。
なんかこの手のテーマって割と面白いのかなと思いますね。
面白いですね。これシリーズ化できるんじゃないですか。
ちょっとね、パズルヒストリーみたいな感じのね、あり得るのかもしれないですけど、どうからやればいいのかわかんないんですけど、
ですけどね。
なんだろうな。なんかちょっとそういうの考えてみたいですよね。
また何か機会があれば、こんな話を紹介できれば面白いかなとは思いますね。
本当に僕らがこういうのどうですかって思いついて、横に歴史家の人が一人座ってもらって、実はこうなんですよみたいなの言うと楽なんですけどね。
調べなきゃいけないってちょっと面倒くさいですよね。いろいろね。しょうがないですけどね。
そうですね。こういうのもっと詳しい方も結構いらっしゃるので、そういう方にもっと聞いておくのもいいですね。
なんか歴史の証言者みたいな人がいるといいんですけど、どうかな、わかんないですよ。
そういう意味で言うとちょっとゲスト会みたいな話もあるっちゃあるんですけど、そういう人出てくれるのかどうかはわかんないですからね。
今後の交渉次第、検討次第ということですね。
今後ね、いろいろ考えてみましょう。
どうしても出たいパズル歴史研究家の方はご連絡くださいという、そういうことですけど。
そうですね。
わかんないですね。
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