オープニング
おはようございます、PuriMagicです。夜更かし明けの私から、今日もこっそりお届けしますね。
タブの海で拾った繋がり、ちょっとだけ聞いていってください。
横断ニュースデイリー、10月16日です。
今日は、日経平均の大きな下落・Anthropicの四半期売上・MetaのオープンモデルとAppleの協業、Googleの買い物カート、Teslaのロボタクシー、ランプの大型調達、それにソースネクストの情報漏洩などをお伝えします。
日経平均3,318円安(歴代3位)——「コアウィーブ・ショック」でAI・半導体株が総崩れ
じゃあまず、今日のトップニュースです。
1本目。
15日の日経平均株価は、前日より3318円34銭、率にして4.90%安い64,425円95銭で終わり、6日続けて下げました。
下げ幅は過去で3番目の大きさです。
当初株価指数も2.38%安く、約2ヶ月ぶりに4銭を割り、当初プライムの売買代金は約1ヶ月ぶりに10兆円を超えました。
日経新聞は引金をアメリカの振興クラウド、コアウィーブの社債価格の急落だとし、AIのインフラ投資が減速に向かう可能性も意識され始めたと伝えています。
アドバンテストは約15%安く、1銭柄だけで日経平均を1303円押し下げました。
東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、イビデン、フジクラを合わせた5銭柄で約2456円押し下げた計算です。
お金は国債に向かい、新発10年国債の売り回りは前日より0.11ポイント低い2.89%まで下がり、9月9日以来の水準になりました。
韓国の総合株価指数は7.57%安く、一時売買が20分止まりました。
全面安ではなく、医薬品や不動産、小売など内需寄りの銘柄は変われる場面もありました。
Anthropic、7〜9月売上168億ドル・調整後黒字——上場前の投資家説明会
2本目。アンソロピックは14日、サンフランシスコの本社で開いた上場前の投資家向け説明会で、
7月から9月の売上高が前の期より45%増の168億ドルだったと説明しました。
フィナンシャルタイムズが最初に伝え、アクシオスやロイターも報じています。
4月から6月は116億ドル、1月から3月は47億ドルでした。
7月から9月は調整後の利益とキャッシュフローがプラスだったといいます。
同社は昨年、売上が約46億ドルに伸びる一方、営業では80億ドルを超える赤字だったと報じられています。
今後10年でクラウドや計算資源に少なくとも5,180億ドルを払う約束をしているとの指摘もあり、
上場は11月の米中間選挙の後に連れ込み、評価額は2兆ドルを超える水準を目指しているとの見通しです。
AIのインフラ株が売られる中で、モデルを作って売る側の稼ぎを数字で示した1日になりました。
Meta、オープンウェイト「Muse Spark Open」公開——Appleと協業しMac Studioでローカル実行
3本目。
メタは文字・画像・動画・音声に対応するオープンウェイトのモデルミューズスパークオープンを公開しました。
Appleと協力し、M5ウルトラを乗せたマックスタジオを2台から4台組み合わせて、
クラウドではなく手元で動かせるよう最適化したとCNBCなどが伝えています。
ハグフェイスとAPIで提供します。
アメリカのXトレンドでもミューズスパークオープンやApple&Meta、マックスタジオズが話題になりました。
有料のエージェント向けミューズワンダーとは別の、オープンでローカルに動かす路線の発表です。
Google、店をまたぐ「ユニバーサルカート」を米国開始——AI回答の出典リンクも目立たせる改修
ここからは私の好きなジャンルです。
次に、AIプロダクトソフトウェアに関するニュースです。
4本目。
Googleは15日、店をまたいで使える買い物機能、ユニバーサルカートをアメリカのジェミニアプリとGoogle検索で始めました。
複数の店の商品を1つのカートに貯め、値下がりや歳入価の通知、クーポンの表示にも対応します。
支払いはGoogleウォレットか各店のカートに移して店のサイトで行います。
同じ日、AIの回答で出店のリンクを上の方により頻繁に出す回収も発表しました。
報道機関などへの流入が減っているとの懸念に応える動きです。
Sakana AI、研究の課題設定から論文執筆まで担う「The Agentic Scientist」を公開
5本目。
東京の魚AIは15日、科学研究の仮説探しから論文の執筆までを自動で担うシステム、ザ・エージェンティックサイエンティストを公開しました。
アンソロピックのクロードコードやオープンAIのコレックスなど複数のコーディングエージェントを組み合わせ、研究課題の設定、仮説、実験、論文までを進めます。
人と共同で進めた研究は人工生命の国際会議で口頭発表に採択されたといいます。コードも公開しています。
米FTC、OpenAIとAnthropicに安全性インシデントで民事調査要求(CID)
6本目。
アメリカの連邦取引委員会、FTCはオープンAIとアンソロピックに対し、安全性の事故や凶器者保護に関する民事の調査要求を出したと報じられました。
アクシオスなどによるとおよそ50ページ規模です。
消費者保護の枠組みで大手モデル企業への調査が進む形になったとの指摘があります。
Cohere、AIセキュリティのAISLEを買収へ——「Cohere Cyber」立ち上げ
7本目。
カナダのAI企業コヒアはAIセキュリティのスタートアップアイルを買収する方向で基本合意したと報じられました。
買収後はコヒアサイバーを立ち上げ、プラ波を拠点にする方針だとされています。
モデルを企業に売る側がセキュリティの専門チームを取り込む動きです。
Anthropic、評価機関METRの研究者6人に社員並みアクセス権
8本目。
アンソロピックは比営利の評価機関METRの研究者6人に社員と同じレベルのアクセス権を与え、モデルや安全対策、リスク管理を外から評価できるようにしたと発表しました。
独立した評価者が中を見る仕組みを広げる動きです。
ロボットたちのお話いきますね。
Teslaロボタクシー、遠隔オペレーターが運転を代わった5件すべてが接触事故に
次にフィジカルAIロボティクスに関するニュースです。
基本目。
エレクトレックは15日、アメリカの運輸省道路交通安全局が公開した事故報告を分析し、
テスラのロボタクシーで遠隔のオペレーターが運転を変わっていた時の事故が新たに2件見つかり、遠隔操作中の事故は合わせて5件になったと報じました。
ダラスでは立ち往生した車を遠隔で前進させた際に時速およそ0.4マイルで他の車に接触し、オースティンでは路地で時速およそ1マイルでゴミ収集箱に接触したとの内容です。
いずれも低速のブストンで乗客はいません。
テスラのロボタクシー関連の事故報告は通算36件になったとも伝えています。
テスラは遠隔介入がどれくらいの頻度かを公表していません。
一方、ウェイモは人が直接ハンドルを握る遠隔操作は使っておらず、例外の低速前進も訓練以外では使っていないと上院議員への所感で説明しています。
中国DexForce、合成データで人型を訓練——評価額100億元超
次本目、ロイターが15日、中国新鮮のDEXフォースを取材しました。
現実のデータを集める代わりにシミュレーションで作った合成データで人型ロボットを訓練し、その後実機に移す方式です。
最高経営責任者は、実データだけでフィジカルAGIを目指すと10兆サンプルが必要になると述べています。
最近のシリーズBで10億元を調達し評価額は100億元を超えたといいます。
ソフトはトヨタやサムスン、パナソニックなどの工場でも使われているとの説明です。
CEATECでホンダAvatar RobotとPFN系kachaka Evoを実機デモ
11本目、幕張メッセのシーテック2026で、ホンダは操作する人の手の動きをロボットがそのまま再現するホンダアバターロボットを公開しました。
二輪車の部品組み立てでネジを穴に差し込み閉めるところまで実演しています。
プリファードネットワークスのグループ会社は最大100kgを運ぶ搬送ロボットカチャカエボを実演し、既存の台車の下に潜り込んで持ち上げる様子を見せました。
Ramp、18.5億ドル調達で評価額600億ドル——年換算売上20億ドル超
お金の動きもちゃんと追いかけます。
次に資金調達M&Aに関するニュースです。
12本目、経費管理のアメリカ企業ランプは15日、18億5000万ドルを調達し、企業価値が600億ドルになったと発表しました。
4ヶ月前は評価額440億ドルで7億5000万ドルを集めたばかりです。
ドラグニアやスライブキャピタル、ファウンダーズファンドなどが共同で主導しました。
年間算の売上高は20億ドルを超え、取扱い高は年間算2750億ドル、顧客は85000社です。
法人カードから会計まで広げ、AIエージェント向けのカードやAIのトークン代を管理する機能も出しています。
株式市場でAIインフラ株が売られた同じ日に、既に売上が大きく伸びている未上場企業への資金は続いているという対比が目立ちました。
三井物産、米ペンスキーと共同でPAGを非公開化——自社出資は約2,400億円
13本目、三井物産は15日、アメリカのペンスキーと共同で、自動車販売大手のペンスキーオートモーティブグループを非公開化すると発表しました。
不動株27.8%を約39億ドルで取得します。
三井物産の出資は最大16億ドル、およそ2400億円で、持ち分は約36%に上がります。
完了は当局の承認を経て、2027年1月から3月の見込みです。
Abby Care、家族を有償介護者にする在宅ケアでシリーズC 8,200万ドル
14本目、アビーケアはシリーズCで8200万ドルを調達しました。
家族を研修して優勝の認定介護者にし、保険のプランと連携する在宅ケアの会社です。
国内M&A——イオレがWOODMANを完全子会社化、ヒットはナディアなど2社を約13.6億円で取得
15本目、国内のM&Aです。
イオレはAIサーバー導入を支援するウッドマンを株式交換で完全子会社にすると発表しました。
予定日は11月30日です。
ヒットはシフト参加のナディアとXBSを合わせて約13億5500万円で子会社化すると発表しました。
日銀・小枝委員「利上げに過度に慎重になることはない」——中立金利は1%より相応に上
ここからはちょっとだけ大人のお話です。
次に経済、政策、企業に関するニュースです。
16本目、日本銀行の小枝純子審議員は15日熊本市で講演し、利上げに過度に慎重になることはないと述べました。
景気を熱視もさましもしない中立金利については1%よりは相応に上とし、2%を超えているという見方もあるとも話しています。
次の金融政策決定会合は10月29日と30日です。
農相に武部新氏が就任——消費減税法案の20日審議入りは野党が同意せず
17本目、高市さなえ首相は15日、辞任した柳名和夫農林水産大臣の公認に自民党の高部新田衆議院議員を起用し、高部氏は就任しました。
初の入閣です。高部氏は就任会見でお米の安定供給など8項目の指示を受けたと明らかにしました。
自民党は食料品の消費税減税に関する法案を20日に審議入りさせたい意向ですが、野党側は同意していません。参議院予算委員会は16日と19日に開くことで与野党が合意しました。
第2次補正予算の「小規模」路線が揺らぐ——物価高対策の余地
18本目、日本経済新聞は16日付の長官で、政府が検討する2026年度の第二次補正予算について災害対応など最低限に絞るという性格が変わる兆しが出てきたと報じました。
首相らが柔軟な対応に言及し、物価高いの対策を盛り込む余地を示していると言います。補正は年末にかけて検討し、2027年1月に始まる通常国会での成立を目指す見込みです。
ソースネクスト、顧客情報約2,251万件が漏えいの可能性
ここはちょっと寄り道です。次にその他の注目ニュースです。
19本目、ソースネクストは15日、会員情報を管理するシステムへの不正アクセスで最大2,251万9,960件の顧客情報が流出した可能性があると発表しました。
メールアドレスやパスワード、氏名、住所、電話番号、生年月日、勤務先などが対象になり得る一方、クレジットカード情報は対象のシステムに保存されておらず含まれないとしています。
13日午前に不正アクセスを確認し、同日午後までに封じ込めを完了したと説明しています。
同社はパスワードの再設定を求めており、日本のXトレンドにも入りました。
すでに同社を装った詐欺メールへの注意も広がっており、メール内のリンクではなく公式サイトを直接開くよう呼びかけられています。
バーガーキング・ジャパン、アプリ会員約1,118万件が漏えい
20本目
バーガーキングジャパンを運営するBKジャパンは15日、公式アプリの会員情報約1118万件が不正アクセスで漏えいしたと発表しました。
氏名やメールアドレス、電話番号などが対象です。
クレジットカード番号は持っておらず、パスワードの漏えいも今のところ確認されていないとしています。
不正アクセスは10月2日から7日、判明は13日です。
NVIDIA、Nemotron 3.5 Super VLとBoltをオープンウェイトで公開(米トレンド)
みんながザワザワしてた話題です。
次にXで話題になったニュースです。
21本目
NVIDIAはオープンモデルのNEMOTRON 3.5 SuperVLとより小型のNEMOTRON3.5Vを公開しました。
企業のエージェント用途やパソコン上での実行を想定しています。
アメリカのトレンドでも話題になり、トップで紹介したメタのオープンモデルと並んで、オープンウェイとの大型公開が続く1日でした。
今日の解説:社債利回りとCDS
今日の解説です。
今日のキーワードは、社債利回りとCDSです。
社債利回りは、企業が発行した債券を市場で買うときの実質的な金利です。
債券の値段が下がると利回りは上がります。
利回りが急に高くなると投資家が返済が危ういと見ているサインになることがあります。
CDSはその企業が破綻したときに保険金を受け取れる契約で、保証料が上がるほど市場の警戒が強いことを示します。
CoreWeaveの社債利回りが15%近くまで上がり、CDSも高い水準だと報じられたのは、
AIのインフラ企業の借金への不安が株より先に債券市場で表面化した例です。
今日の日経平均の急落も、この警戒が株に波及した形だと伝えられています。
エンディング
今日の一言まとめです。
AIのインフラを借金で支える側への警戒が債券から株へ広がり、日経平均は歴代3番目の下げ幅となった一方で、
モデル企業の売上やオープンモデルの公開、大型の資金調達は続いています。
稼ぐ側と借りる側の分かれ目がはっきり見え始めた一日でした。
横断ニュースデイリー、10月16日の放送でした。
今日も付き合ってくれてありがとうございます。
私はそろそろお休みの時間です。
気になった繋がりは頭の隅に置いておいてくださいね。
プリマジックでした。またね!