1. PTRPG部
  2. 部活動14 カタシロ #さぱシロ02
2021-06-11 1:20:28

部活動14 カタシロ #さぱシロ02

配信設定がうまくできておらず、1日遅れでPodcast版の配信となりました。

申し訳ありません…。

友人と新クトゥルフ神話TPRGを遊んでみました! 

 

シナリオ:カタシロ 

シナリオ制作者:ディズム様 

https://booth.pm/ja/items/2274429 


キーパー↓ 

さっぱ(@Ogsppa)  


プレイヤー↓ 

桜花(@oukaaa14

キャラクター:小泉 しずく   

(敬称略)  


PTRPG部では、主にクトゥルフ神話TRPGで遊んでいます。 最近エモクロアTRPGもやり始めました!

やったことないけど、気になる方もお気軽にご連絡ください!  


メールアドレス podcast.trpg@gmail.com 

Twitter: @PodcastTrpg

ハッシュタグ:#PTRPG部 #さぱシロ02

00:00
はーい。
よろしくお願いしますね。
はーい、よろしくお願いします。
えっと、じゃあ、今回は、私のリアルな友達に来てもらってね、やるっていうね、感じで、やることになってるんですけど。
はい、緊張してるんで、よろしくお願いします。
グループ自体は何回か、すごい遥か昔にね、一緒にやってたよね。
そうそう、大学時代にね、よくやってたよね。よくって本でもないけど。
そんなに回数はやってないけど、あの時やってたけど、なかなかそのまま続かずで、ここに来て急にまたやるって感じで。
でも1対1は初めてだから、今回は全然違う展示するなっていう風には思ってるよ。
確かに確かに、今まではね、グループで考えればなんとかなるみたいな感じだったけど。
すごい助けられてたんだけどな、私一人だとちょっと不安だな。
大丈夫大丈夫、怖くないよ。
頑張るね。
という感じで、じゃあ、自己紹介とキャラクター紹介をお願いします。
サッパちゃんの大学時代からの友達のオオカです。
最近はウマ娘にすごくハマってます。
推しは東海帝王とマヤのトップガンです。
わかんねー。帝王はわかるよ、帝王は。
わかる?
今のアニメの子でしょ。
そうそうそうそう。
いや、ウマ娘の話はいいんだよ。
ごめんごめんごめん。
キャラクターは、今回小泉しずくっていう名前の新しい子を使います。
しずくちゃんは、かもなく不可もなく結構上手いことやってきて、偶然にもアニマルセラピストの資格を取れましたので、今はそれをメインにお仕事をやってます。
トイプードルとパピオンを飼ってます。超かわいいです。
動物が好きなおかつ自然が好きっていうこともあって、最近は友達に勧められたデイキャンプを始めました。
結構活発で明るい感じで、ちょっと天然ボケな感じのキャラクターになってます。
はい、なるほどね。
マンマだな。
まあまあやりやすいからね、これが結局。
あなたは小石ちゃんということで。
小泉しずく、なので小石って呼ばれてます。
しずくちゃんとかじゃないんだな。
小石ちゃんでーす。
小石ちゃんね、わかりました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ということで片城ですね。
シンクトゥルフ神話TRPG、いわゆるナナハンって呼ばれるのは初めてだと思うんで、
03:00
いろいろ手助けになれるようなことがあればいいながらやっていきたいなと思いますが、
じゃあ始めますよ。
よろしくお願いします。
シンクトゥルフ神話TRPG、片城始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
お願いします。
あなたは目が覚めると病室のベッドにいた。
頭痛がひどい。体が思うように動かない。
そこに一人の女性がやってくる。
気がつかれたようですね。
私はあなたを担当した医者です。
あなたがラクラにあって病院に運ばれてきました。
覚えていますか?
ということですね。
一旦ここでアイディアを振っていただきたいです。
はい、アイディアね。
アイディア振ってください。
じゃあ、倒れる前に強い光を浴びたっていう記憶はあるんですけど、
それ以前の記憶がなくて、
自分のことを何も覚えてないです。
名前も覚えてないし、記憶がない。
常識的には犬はこういう形とかね、
動物に関する知識とかそういうことは覚えてるかもしれないんですけど、
自分に関する記憶が全くないという状態です。
正直あんまり覚えてなくて、
名前とかも全然覚えてないんですけど。
名前はですね、小泉雫さんというようですね。
こちらに運ばれてきたときに少し身分証というか、
そういったものを拝見させていただきまして、確認しました。
どうやら記憶喪失のようですね。
そうですか。
何も覚えてないですか?自分に関すること。
例えばどこに住んでいたとか。
なんか正直覚えてないです。
全然記憶いなくて。
でもただ倒れる前にすごい明るい光を見たような気がするかなってぐらいなんですけど。
なるほど。じゃああれかもしれないですね。
06:01
雷に打たれたときの光でいろんなことを忘れてしまったっていうことかもしれないですね。
まあ約束はできないですが、記憶も戻ると信じて、いろいろ検査とかをしていきましょう。
数日は様子を見た方がいいと思いますので、3日間はここにいてもらいますね。
わかりました。
あとこの部屋ちょっと物々しい感じで申し訳ないんですけれども、ここ手術室でして。
申し訳ないんですけど、他の部屋が空いていなくて、ここで過ごしてもらっても構いませんか?
なるほど。わかりました。
ごめんなさいね。こんなところに若い女の子を置いておくなんて失礼だと思うんですけど。
ちょっと不安です。
すみません。
そうですね。記憶を取り戻すためのおしゃべりと言いますか、私と少し何か話してみましょうか。
はい。
すみません。私自己紹介が遅れました。あなたの担当の高梨と言います。
はい。高梨さん。よろしくお願いします。
小泉さんだから、小泉さんってお呼びすればいいかしら。
まあでもそうですよね。何て呼ばれてたとか、そういうことは覚えてないですもんね。
いやー、それが全然覚えてなくて恥ずかしい話なんですけど。
いえいえ。記憶喪失の方にね、そんなことを聞くのはあれですから。小泉雫だってことだけは覚えておいていただけたらなと思います。
わかりました。
そうですね。小泉さんは囚人のジレンマというものを知っていますか?
何がそれ?
ゲーム理論の一つなんですが、共犯を働いたと見られる二人が、黙秘もしくは自白をするというものです。
今回は、まずこの表を見てもらいたいんですけれども、私と小泉さんが共犯で何か犯罪を犯したとしましょう。
はい。
ちょっと物騒な話ですけどね。
本当ですよね。
私が囚人Aとして、小泉さんが囚人Bとしてください。
はい。
囚人Aが黙秘して、囚人Bも黙秘したら懲役はお互い2年。囚人Aが黙秘して、囚人Bが自白したら懲役は、囚人Aが10年。私が10年ということですね。小泉さんが0年と。
私が自白して小泉さんが黙秘した場合は、私が0年で小泉さんが10年。
09:06
2人とも自白した場合は、お互いが5年の懲役を受けるというようなものになるんですが、この内容は理解できましたかね。
わかります。
じゃあ、一斉にですね、黙秘をするか、自白をするか発表したいなと思うんですけれども、どちらか決めてもらってもいいですか。
難しいですね、これ。
そうですね。
わかります。でも決めました。大丈夫です。
じゃあ、いきますよ。せーので言うってことでいいですね。
はい。
じゃあ、せーの。
自白。
私も自白で、小泉さんも自白ということは、お互い懲役5年ですね。
ですね。
なるほど。どうして小泉さんは自白を選んだんですか。
たぶん、お互い黙秘が一番、2人にとって軽い罪だなとは思ったんですけど、
でも、たとえば囚人Aの人が自白をした場合、私が10年入ることになっちゃうので、
そうなると、私に対するペナルティーが大きすぎるかなって思ったんですね。
で、自分が黙秘をした場合と、囚人Aが黙秘をした場合、そうなる可能性の方が低いかなっていう、
自分の勘が働いちゃったので、自白した方がどっちかっていうと軽くなる確率が高そうだなって判断しました。
なるほど。全体的に見て、自白をした方が自分に有利になる可能性が高いかなって思ったって感じですかね。
そうですね。
確かに、両方と黙秘をした方が本来は年数は少ないですけれども、本当に相手が黙秘をするかどうかっていうのを測るのは難しいですよね。
そうですね。
そう考えると、自白をしてしまった方が、0年か5年でラッキーなような感じがしますよね。
そうですね。
なるほど。自分の存得を論理的に考えるようなタイプなのかなと、なんとなく今ので感じました。
これはあれですか、記憶を取り戻すための前準備みたいな感じですか?
そうですね。何か自分の考え方とかそういうのが分かっていったら、少しずつ自分のことを知っていけるのかなと思い出せるのかなと思ってこんな話をしています。
なるほど。
すいません。私、外来の患者さんを見なければいけない時間になってしまいました。いつも話しすぎてしまうんです。ごめんなさいね。ちょっと私はここで失礼しますねと言って、医者は出ていきます。
12:10
はい。
小泉しずくは手術室のベッドの上にいるんですけれども、体が重くてですね、手の届く範囲なら気になったものを調べることができそうだなということで、調べられそうな点をオレンジ色の目で表しています。右側か左側かどちらから見ましょうか。
これ二択っていうことですよね。
いや、両方見れるんで、順番みたいな感じで考えてもらえれば。
じゃあ器具の方から。
わかっているかもしれないけど、カーソルを合わせると中の言葉が見れるので、それで見てもらって、器具はベッドの傍にある台の上には器具が並べられているが刃物の類はないということが書かれているか刃物の類がないということが見てわかると。
これ以上のことを何か知りたい場合はそうだな、目干しとか知識とかでロールしてもらってライスを振ってもらって成功すれば何か情報が出るかもしれないです。
なるほど。こういう時は振っておいた方がいいっていうのはあるので。
どっちも多分一緒だから、知識振るかな。
知識振りまーす。
エクストリームだね。
エクストリームは通常の成功値の5分の1で成功するとエクストリーム成功っていうのになるんですけど。
はい。
器具はですね、およそ手術に使えそうな器具はなく、どちらかというと器具というよりは工具が置かれているということに気づきますね。
工具、何使うんだろう。
そういったものが置かれていると。
ちなみに何個とかっていうのはわからないんですか?
個数はそこまで関係がないかなと。雑多に置かれてるっていうことはわかるかもしれないですけども。
オッケーオッケーオッケー。
って感じですね。
はい。
じゃあ左側も行きましょうか。
はーい。
ベッドサイドモニター。
ベッドのそばに患者の心拍数や血圧などの異常を教えてくれる装置がある。
このような機器が出されているということは非常に危ない状況だったのだろうか。
97と98という数字が画面に表示されているが、その数字が何を意味するのかはわからない。
こちらは、そうだな。これは目防しで判定できるかな?
15:02
ちょっと知識は違うかもしれないので目防しで判定をお願いします。
はい。
すばらしい。
イエーイ。
今日めちゃめちゃいい感じですね。
いいですね。
いいですね。
調べてみると、この装置は現状自分自身には繋がっていないということがわかります。
なんだこれ。どうしようかな。
これもうちょっと情報をいただけたりします?
うーん、ちょっと難しいかな。あまり医療系の人でもないし、そこまでもともと知識があるかと言われるとちょっと微妙なラインなので。
確かに。
まあ、じゃあしょうがないな。
そうだな、エクストリーム成功をちょっとさっきしてるんで、ちょっといろいろ見ようと思って若干体を動かしたときとかに気づくかもしれないんですけど、
自分の体には、見える位置には傷跡がなくて、とにかく体がだるいなっていうことがわかりますね。
なるほどな。
でも情報がなさすぎて何もわからない。
周囲を見渡しても、特に何も情報が得られない感じなんですかね。
まあ、そうですね。ちょっとこれ以上はなんか、体も重いしだるいしで、あまり何か見ようとかそこまでには、ちょっとベッドの上からは出られそうにないので、といった感じですね。
まあ、いろいろここはどんな場所なんだっていうのをちょっと不信がっていると、
誰かいるの?
隣の部屋から声が聞こえてきます。
隣の部屋にいるんだけど、
誰だろう。
はじめまして?
と声がかかりますがどうしますか。
一応かな、じゃあ。
はじめまして。あなたは誰?
私、この隣の部屋、あなたの隣の部屋に入院してるの。名前はね、高梨明。女の子ですね。
ぴらちゃん。そっかそっか。私、小泉雫っていうみたいなんだけどさ、なんかあんまり記憶がないっていうか、記憶喪失っぽいんだよね。
18:06
え、そうなの?小泉さんも記憶喪失なんだ。
うん、あれ?も?って言った今。
あ、あのね、そこの部屋に入る患者さんってみんな記憶ないって言うんだよね。
え、やだ怖い。
もしかしたらそういう人が入る部屋なのかなって私は思ってる。
何も覚えてないの?
正直全然、なんか一応その倒れる前にすごく明るい光を浴びた気がするっていうところは覚えてるんだけど、それ以外は全く覚えてなくて。
そうなんだ。大変だね。
え、あきらちゃんはずっと病院に入院してるの?
うん、実は事故にあっちゃってさ、交通事故。結構大きな事故だったからひどいことになっちゃって、それ以来ずっとここにいるんだよね。
そっかそっか。
でもね、私のお母さんがお医者さんなの。
だからお母さんはずっと私のこと治そうって頑張ってくれてて、だから私も諦めたくないっていうか。
今は体調とか大丈夫なの?
うーん、どうかな。
うーん、なんていうか、体調は悪くないと思うんだけど、実はその事故で動けなくて。
あ、そうなんだね。
うん、だからずっとここにいる。
でもでも、お母さんが頑張って治そうとしてくれてるから諦めないし、私も体が治ったらお母さんみたいなお医者さんになって、いろんな人を助けたいって今は思ってる。
そっかそっか、いい夢だね。
うん、こんな感じですね。
アキラと話をしているとですね、小泉は強烈な眠気に襲われます。
まだ体力が戻りきっていなかったようですね。
泥のように眠りに落ちる直前、隣の部屋からおやすみという声が聞こえた気がします。
21:01
うん。
目が覚めるとですね、相変わらず体は重いですが、昨日よりも動けそうですね。
ただ、視界が白黒になったり、ちらついたりして正常ではないです。
どうしようかね、目が悪くなっちゃったのかな。
うん。
そこにまた、昨日の医者らしき人がやってきますが、医者の顔もうまく昨日とは違ったように見えるというか、いった感じです。
小泉さん、調子はどうですか?
普通ですかね。
普通ですか。例えば、何か変わったことがあるとか、昨日よりもだるさとかは変わったりしてますか?
体はちょっとしんどいかなって思うんですけど、なんかこう、視界がちょっと、なんて言うんですかね、疲れてるのかな。
すごい白黒に見えたり、ちょっと、なんかあんまりちゃんと見えないというか、なんて言ったらいいかちょっとわかんないんですけど。
なるほど、なるほど。そうですか。では、そうですね。外来の患者さんを見た後に、夜に検査をしましょう。
はい。
視界が悪いということは、眼科か、それか神経系かですかね。一応私の担当は脳神経外科なので、神経系のことについて、夜に検査をさせてもらいたいなと思っています。
はい、わかりました。
きっと大丈夫ですよ。いや、きっとなんて言い方は良くないですね。心配しなくても良くなりますから大丈夫ですよ。
はい。
そうですね、ちょっと視界がこんなんで、こんなんでって言われてもわからないですけど、ちょっと視界がね、あれで落ち着かないかもしれないんですけれども、昨日みたいにまたお話の題材持ってきたんで話しませんか?と言ってきます。
じゃあ素直にこっくりと頷く感じで。
はい、じゃあ話してまた、記憶を取り戻すためのおしゃべりというのをやっていきましょう。やっていくっていうのも変ですけどね。へへっと言っていますね。
小泉さんは、テセウスの船というパラドックスを知っていますか?
いや、それもちょっとあまり記憶にいなくて。
24:01
テセウスという昔の人が乗っていた船があって、その古いパーツを、もう使えなくなっちゃったパーツとかですかね、徐々に置き換えていって、全てのパーツが置き換わった状態の時に、その船は元のテセウスの船と、元のと言うと変ですかね、その船は同じテセウスの船と言えるのかどうかというパラドックスです。
この話についても理解できましたかね、どうでしょう。
あ、わかりました。
元の船と全てのパーツが置き換わった船が、同じテセウスの船と言えるかどうかについてはどう思いますか。
その船って徐々にパーツが変わっていった感じなんですかね。
そうですね、パーツを全部一気に変えるというよりは、私の感覚的な考えですけれども、元の船のパーツを置き換えるというのは、基本的には何か古くなったり、壊れた部分をどんどん修理していって、新しいパーツに置き換わったみたいなのがイメージではあるので、そういうふうに私は考えていますけれども。
私はそれはテセウスの船だと思います。
なるほど、では例えば元の船と、急に特改非改というか、一気に全部のパーツを変えてしまったら、それはテセウスの船とは言えないんじゃないかなというふうに思うということですか。
そうですね、結局物自体が徐々に変わっていくっていうのは、いわゆる進化みたいなものなんで、そういうふうに考えると、第三者から見てテセウスの船っていうものが進化したっていう状態で、パーツがその状態で新しくなったっていう話だから。
第三者から見ている視点はずっとテセウスの船なんじゃないかなって思うんですけど。
はい、なるほど、ということは今回一番最初に私が言ったように、パーツを少しずつ置き換えていくっていうパターンはテセウスの船と言えるっていうのは、元のものが残っていて、それと新しいものを組み合わせるっていうことに関しては認められるんじゃないかと思うっていうことですね。
そうですね。
確かに、この言い方がどうかわかりませんけれども、例えば全く同じパーツが全部あったとして、それを全部組んだからといってイコールそれがテセウスの船かと言われると怪しいですもんね。
27:02
そうです。
全部組み替えるっていうのはそれに近いような感じがしますから。
既製品が市場に出回ってるものであれば別に同じ名前でいいと思うんですけど、多分船っていうことは誰かの思いも載ってるのかなって思うので、それを考えるとパーツが一気に全部入れ替わっちゃうと別の船だけど、徐々に変わるのであればテセウスの船って呼べるのかなっていうふうには思います。
なるほどなるほど。そういうことですか。確かに船は特に長年乗るものでしょうから、人の心も乗りますよね。
そうですね。
物への愛着とかそういったものを大事にされる方なのかなとなんとなく私は受け取りましたね。
行けない私ったらまた話しすぎてしまいました。すみません。外来の患者さんを見なければならない時間にごめんなさいね。
夜って何時ぐらいですか?いつぐらいに検査します?
そうですね。患者さん見終わってからになるので8時頃20時頃になるかなとは思いますが。
ました。ありがとうございます。
じゃあ先ほど言っていた眼球とあとは神経系の検査は夜に、今言った通り8時頃に伺いますのでよろしくお願いします。
お願いします。
と言ってまた医者は出ていきます。
昨日よりはですね、先ほどお伝えしたんですけども若干動けそうなので少し歩いて気になったものを調べることができるでしょう。
右側から行くか左側から行くかどちらから行きましょうか?
右側にします。
はい、じゃあ右側。
じゃあ右側の資料をいきますね。
少し歩いた先にある棚には以下のような患者の名簿ともしく資料が収められているというのがわかります。
で、名前と適正率1、適正率2といった感じでパーセンテージのものが書かれていると。
これについて何かもうちょっと詳しいことを知りたい場合は、そうだな、図書館か目星で判定をお願いしたいですね。
聞かない。いつも目星は多めに付けてる。
大事だからね。
大事だから。いきます。
はい、お、成功ですね。さすが、今日めちゃめちゃいいですね。
30:02
いいでしょ。
するとですね、その資料の次のページみたいなところに次のような記述を発見します。
両方の適正を持った人間が見つからない。
引き続き患者から高い適正率を持った人間を探すという走り書きがありました。
何?怖いんだけど。
わかることはこんな感じですかね。では、左側も行きましょうか。
はい、左側。
左側見ます。
左側は過温装置ですね。ベッドから少し離れた位置に温風で体温を適温に維持するための装置がありました。
これについてもう少し詳しいことを調べたい場合は、目星か知識での判定をお願いします。
どっちでもいいな。じゃあ知識にしようかな。
いきまーす。
全部成功するな。素晴らしいハード成功。
え?
気づくんですが、温風を出すはずの装置ですが、冷気を出していることに気がつきます。
また冷気と一緒に何か別の気体も発しているようですが、それが何なのかは分かりません。
え?危なくない?大丈夫?
え?どうしようかな。これ昨日からついてる感じ?
いやーどうしよう。
他に調べることってないよね。
そんな感じで、なんだこれはと思っているとまた隣の部屋から声がかかります。
調子どう?
キラちゃん?
そう。
どうかな?体調は昨日よりいいんだけど、視界が白黒っていうか、ちらついてるし、どうしちゃったのかなと思って。
目の調子が悪いんだ。
そうなんだ。そういう症状は初めて聞いたかも。
さあ、前にここにいた人ってどんな感じだったのかな?
私の覚えている範囲では、頭がボーッとするとか、それからこれはちょっとどうかなって思うけど、お話があんまり通じないとか、そういう人が多かったかも。
33:03
だいたいの人がね。その部屋に運び込まれた日は平気なんだけど、次の日にはちょっとおかしくなっちゃったりとかしてて、だから小泉さんもそうなっちゃうんじゃないかって心配してたんだ。
ちなみにさ、この病院にはいつからいるの?どのくらいいるの?
えっと、そうだな。事故にあった時は、何歳だったかな。小学校低学年ぐらいだったけど、今は15歳だから、
7年とか8年とか、それぐらい?
結構長いんだね。
そうなんだよね。
うん。
昨日さ、体が動かないって言ったじゃない?
うん。
実は私、目も見えないんだよね。だから、元気かどうかって聞かれた時、自分の体が見えないから、分かんなくて。
ごめんね。なんかすごい、なんかこう、変なこと聞いちゃったね。
うん、いいの。だって、こうやって今日も小泉さんとお話できてるし。あ、ねえねえ、あのさ、しずくさんって呼んでもいい?
いいよ。いつもあきらちゃんって呼んでるからね。
すごい嬉しい。今までさ、お話できた人もいたけど、こうやって2日目とか、いっぱい話せる人っていなかったから、すっごい嬉しいんだ。
そっかそっか。もう一つ聞いてもいいかな。
何?
今までここにいた人って、ちゃんと元気になったのかな?
あー、どうなんだろう。でも、みんな退院してたし、話せなくなっちゃった人とかいたけど、でも、お母さんに聞いた感じだと、みんな元気に退院してたよって聞いてたし、それにお母さんは名医だから、絶対みんなのこと直してると思う。
あー、そっか。なるほどね。私も元気になれるかな。
36:02
あ、じゃあさ、あのさ、あのさ、えっと、私も元気になって、しずくさんも元気になったら、会ってくれる?
もちろんだよ。
本当に?わー嬉しい。ありがとう。約束ね。
そうだね。うん。早く元気になりたいね。
うん。私も早く元気になれるように頑張る。
うん。頑張ろう。
と言っているとですね、また強烈な眠気があなたを襲います。歩けるようになったとはいえ、まだ体力が戻りきっていなかったようです。泥のように眠り落ちる直前、隣の部屋からおやすみという声が聞こえた気がします。
目が覚めました。あなたは相変わらず、いつもの、いつものというか、なんか見たことのある手術室にいますが、昨日とは違い、視界はクリアになっていますし、体調も昨日よりも良くなっているように思います。そこにいつもの医者がやってきます。小泉さん、どうですか?体調の方は。
昨日は目がちょっとおかしいみたいなことを言っていましたけども。
それは治ったみたいで、普通に白黒とかじゃないですし、ちらつきもないですし、普通に見えては。
昨日、8時頃にここにお伺いするって言っていたんですけれども、小泉さん寝ていらっしゃったみたいなので、その間に検査などをやっておきまして。
あったんですね。すみませんでした。
いいえ、いいえ。まあ、医者の仕事ですから。
じゃあ。
結果はどうだったんですかね。
まあ、ちょっとした神経の不安に思われるかもしれないですけれども、実際今日治っているようなものでありますから、そんなに大したことではなかったんです。
なんと言いますか、ちょっと難しい話になってしまいますから、特にそこまでひどく問題だったという感じではなかったですね。
じゃあ、まあ。
一時的なものだったと思っていただければいいかなと。
はい。
じゃあ、そうですね。あとは記憶を戻すだけですね。
そうですね。
じゃあ、今日も記憶を戻すためのおしゃべりというのか言いましょうか。それをしていきたいなと思うんですけれども。
39:04
はい。
またまた物騒な話を持ってきてしまいまして、ちょっとあれなんですが、小泉さんは臓器くじというのはご存知ですか。
それも全然わからなくて。
じゃあ、少し説明しますね。
はい。
臓器くじというのは、ある人間を一人積極的に殺して、それより多くの人間を助けることはいいことかどうかという思考実験です。
この話は次のようなルールで行われます。
1.公平なくじを健康な人に引いてもらって、当たりが出たらその人は殺される。
2.殺された人の臓器を全て取り出して臓器移植が必要な人に配る。
3.移植は必ず成功するものとする。
4.くじに不正行為は起きないものとする。
5.人を殺す以外に臓器を得られないものとする。
ちょっと物騒な話ですけど、この内容について理解はできましたかね。
内容はわかりました。
この思考実験についてはどう思いますか。
やりますか。
それやる必要があるのかなって正直。
と言うと?
変な話ですけど、健康な人が多い方が国としてはいいと思っているんですね。
わざわざ人を殺してまで他の人を助けるっていうのは、
殺された人の、ちょっと難しい話にはなっちゃうんですけど、
生きる権利を奪ってしまうことになるので、
誰かの犠牲の上に誰かを助けるっていうのは、
私としてはちょっと心が痛いなっていうふうには思いますけどね。
最初に健康な人は多い方がいいとおっしゃられてたんですが、
例えばですね、一人の人を殺して臓器を取り出して、
ここの画像には5人の人の形が映っていますけれども、
5人の人が元気になるとしたらどうでしょう?
42:03
ここを考える必要があるのかっていうのはちょっとわからないんですけど、
例えば臓器移植を受けた人が今後もずっと病気もせずに健康でいられるかって言ったら、
わからないじゃないですか。
臓器が最初の手術は成功したとしても、
その後結局臓器と相性が良くなかったとか、
そういう問題が起きてしまったり、
あとは傷口が痛くなるだとか、
そういう自分のものじゃないものを入れるっていうことなんで、
適合できるかどうかっていう問題も発生すると思ったので、
そういうことを考えるのであれば、
もともとメスを何も入れていない健康の人が多い方がいいのかなっていう風にも思いますけどね。
なるほど、なるほど。
まあ、そうですよね。
確かに実際に自分の臓器を持ってその人が健康であるならば、
その人から奪うっていうのは、
他の人が実際それで100%健康でいられるかどうかっていうのは、
これはただの試行実験ですので保証すると言ってもいいかもしれないですが、
現実世界はなかなかそうはいかないですよね。
そうですよね。
あとメンテナンスとかもやっぱ必要じゃないですか、人間なんで。
メンテナンスっていう言い方もあれですけど、
今後の通院がどのくらい発生するのか、それに対してお金がどのくらいかかるのかとか、
結局そういうところに税金とかもかかってきちゃうので、
そういうことを考えると、
何もメスを入れていない健康な人が多い方がいいのかなって思います。
自力で健康でいられる人がいるなら、その人が生きていった方がいいんじゃないかってそういうことですね。
まあ端的に言えばそうですかね。
わざわざ人を殺してまですることなのかなっていうのは。
なるほど、なるほど。
この質問はすごく意地悪かもしれないんですけど、
例えば自分が9時で選ばれたらどう思います?
いやー、何も従いたくないですね。
ちょっと殺されたくないんで。
やっぱこれも本当人権の話とかになってきちゃうんですけど、
自分が生きる権利を誰かに脅かされるのってすごく嫌だと思うんですね。
それが公平な9時であろうが何だろうが、
自分が生きていたいのにそういう他人によって、
これが正しい方法だからっていう押し付けで殺されてしまうのって、
そういうのってないなって。
45:00
なるほど。
ちょっと説明が下手くそなんですけど。
いいよ、いいよ、分かりますよ。
自分が生きたい意思があるのに勝手に人に殺されちゃったまったもんじゃないですもんね。
そうですね。
なるほど、なるほど。
分かりました。ありがとうございます。
ちょっと物騒な話で、
医者が人を殺すなって話を持ってくるのはちょっとどうかなとは思ったんですけれども、
たまたまね、昨日どんな話をするのがいいかなと思って、
見つけた思考実験だったのでこんな話をしてみたんですが、
いやー、ちょっとすみません。
変なことを聞いてしまったかなと若干反省していますが。
いいよ、いいよ。
まあでも本当に、
まあ、そうですね。
思考実験を選んだのは私なのでちょっとあれですが、
今回はね、この話を少しさせてもらいましたけれども。
はい。
はい、なるほどな。
まあ、少しずつ小泉さんの人間性というか、そういうものが見えてきたような感じがしますね。
うん、うん、うん、うん。
うん、うん、うん、うん。
うん、うん、うん、うん。
うん、うん、うん、うん。
うん、うん、うん、うん。
うん、うん、うん、うん。
結構自分の意思を貫かれたいっていう、そういう思いが強いのかなとなんとなく私は感じています。
うーん、そうかもしれないですね。
あんまり自分のこと思い出せないですけど。
ねえ、でも自分の意見があるっていうのはすごく大事なことですから。
自分を大切にするってことも必要なことですし。
はい。
ああ、やばい。やばいじゃない。
いけない。また私から話しすぎて。
ああ、いけない、いけない。
ごめんなさいね、本当に。今ちょっとなんか素が出ちゃったな。
すみません、私また依頼の患者さんを見ないといけないんでした。
本当にごめんなさいね。どうしても話しすぎちゃって。
初日にお伝えしたかもしれないんですけど、明日には退院してもらったらいいかなと思っていますね。
体の方は大丈夫ですので、もしかしたら記憶を戻すことに関して通院とかをしてもらうってことが必要になるかもしれないんですけれども。
分かりました。
退院の方をしてもらえると思いますので、また明日こちらに伺ってそのお話をさせてもらえたらなと思っておりますので、よろしくお願いします。
分かりました。
医者は出てきました。
はい、今日は昨日よりも動けそうですね。
調べられる箇所は1箇所です。
見るしかねえやな。
扉があります。隣の部屋に続いている扉です。
今の調子ならあの子に会いに行くことができると思います。どうしますか?
48:01
行きたい気持ちは山々なんだけど、お互い元気になったらって言ってたから、そこがちょっと引っかかってる。正直ね。
だから一回、その扉をノックしてみるとか。
なるほど。じゃあノックしてみます?
はい。コンコン。
はーい。あれ?もしかしてしずくさん?
あきらちゃん、今日は大丈夫っていうか元気?
昨日と変わらないけど、もしかしてもう動けるようになったの?
そう。一応お医者さんとも話したんだけど、明日くらいには退院できそうって言われてて。
そうなんだ。いいな。退院できそうなんだ。羨ましいな。
だから本当はお互い元気になってからっていう話で会いたいねって話してたけど、
でもまだあきらちゃんが体動かないとかもあるだろうしって思ってちょっとノックしてみようかなって思ったの。
確かにそうだね。でもよく気づいたら連絡先とか知らないし、退院したらすぐに会えないんじゃない?
そうだね。
私動けないから連絡先を交換しにそっちに行くこととかもできないんだけど。
じゃああきらちゃんって携帯は持ってる?
携帯はね、お母さんが持ってる。
そっか。どうしようかな。
え、あのさ、ちょっと待って。これ今私物ってどこにあるの?そもそも。
私物はまあそうですね、持っているでいいかなと思いますよ。
部屋の中にあるっていう認識でオッケー?
ええ、はい。いいでしょ。
じゃあさ、私の携帯番号伝えるからさ、それで、でもそうだよね、メモとかもできないかな。
そうだね、よかったらメモとかに書いて渡してもらえた方が私は助かるかなって思うんだけど。
ちなみに、お母さんってどんな人?お母さんに渡しておいた方がいいかなって思ったんだけど。
51:04
お母さん?お医者さんだよ。
えっと、ちょっと青っぽい髪の毛で優しそうな人。
先生のお名前は?
先生の名前は?
先生の名前?
うん、お母さんの名前。
お母さんは高梨青井かな?
この病院にいるっていうことだよね。
なるほど、じゃあちょっとアイディア振りましょうか。
アイディア。
せっかくなんでアイディア振りましょうか。
おっ、いいね。
小泉の担当の医師は、一番最初に自己紹介をした時に、私は高梨ですって言ってましたね。
いや、もしかしたら、私がいつも話してる先生、たぶん高梨先生って言ってた気がするんだけど、もしかしたらお母さんかなって思って。
そうだよ、だってこの病院には高梨は一人しかいないし、お母さんしかいないと思う。
じゃあ、お母さんだね、ずっと私のこと見ててくれた先生は。
そうだったんだ、そっかそっか、お母さんはすごい先生だからね。
そっか、だから静岡さんも退院できるんかな。
るんるんです、彼女は。
お母さんのこと本当に好きなんだね。
うん、大好き。
お母さんとはよくお話をするの?
うーん、そうだね、まあでもお母さんさ、そう、名医だから忙しいから、あれだけど、でも夜になると私の部屋に来てくれたりするよ。
ねえ、お母さんの話もちょっと聞かせてくれない?
うん。
普段どんな感じなの?
普段?
どんな話をするの?
うーん、なんだろう、今日は患者さんに怒られたとか、いつも話しすぎちゃったとか、そんなこと言ってるかな。
そっかそっか、なんか私もさ、普段話すときに、今記憶がちょっとあんまりないから、記憶を思い出すためのお話をしてるんだけど、
それでいつも話しすぎちゃった、そろそろ行かなきゃって、結構バタバタと出ていかれちゃうんだけど、
お母さんの話や。
いつもそんな感じなのかなって思って。
54:02
うん、いつもそんな感じ、それでなんか看護師さんに怒られるんだって。
名医なのにすごいバタバタしちゃう感じのお母さんなんだね。
お母さんなんだね。
そうみたい、なんかお母さんのこと名医だって聞いてるし、すっごい尊敬してるけど、時間はちゃんと守らないとダメだよね。
そうだね、じゃあ一応明日もたぶんお母さんが私の部屋に来てくれるとは思うから、お母さんに連絡先を渡しておくね。
わかった、うん、いいよ。
なるほど、じゃあこの部屋で一日過ごすみたいな感じですか?
だって入るの怖いんだもん。
ビビりだから。
入ってもいいなら。
怖いな。
勘が働いてるから入っちゃいけない気がする。
でも、どうだろうな。
どうしよう、入った方がたぶんプレイ聞いてる人は面白いんだろうなって思うから。
固くなり入らない女ですね、今。
どうしようかな、入ってもいいのかな、ちょっと本人に聞いてみようかな。
どうぞ。
ねえ、あきらちゃんさ、もしよかったらさ、そっちの部屋行ってもいいかな。
うん、いいよ、でも、見えてないけど、大丈夫かな、私寝癖とかついてないかな、大丈夫かな。
いいよ、ちょっと恥ずかしいけど。
わかった、じゃあ入るね。
入るね。
では、隣の部屋に入るということで。
入りません。
隣の部屋は薄暗い。部屋の中央がぼんやりと光っています。光の方に行きますか。
その前に何か聞こえたいとか何かないですか。
聞こえるとかは特に、聞こえるってのは何でしょう。
部屋に入って、たとえば、あきらちゃんが神殿図の音がするとかさ、あきらちゃんが動いている物音がするとかさ。
いや、あんまりそういうのは聞こえないかな。
音が何もしない感じ?
57:01
音はしないかもしれないですね。普通に今、あきらの声だったじゃないですか。
え、もしかしてもう入ってきた?今、扉の音がしたけど。
どこら辺にいるの?私、目が見えないからごめん。わからなくて。みたいな感じですね。
私も目が見えないんだわ。どうしような。光の方に行くしかないね。
ぼんやりとしてるんで、見えてないわけではないです。ちょっと目が順応するのには時間がかかったかもしれないですが。
ここら辺にある、こっちの方に行けばいいというか、中央の方にはおそらくベッドがあるだろうなということはわかります。
なるほど。この部屋すごく暗いんだね。電気つけたいとかしないのかな、普段。
私、目が見えないからさ、電気つける必要ないんだって。
私、全然見えなくてさ、電気つけたいなと思ったんだけど。
でも、ごめん。私、電気のスイッチどこにあるかわからない。
この辺でアイディアとか、目星とか触れないですか?
まあ、目は慣れてくれば見えるので。
わかりました。
ベッドがそこにあるとか、見えていると思っていただいていいかなと思うんですが、どうでしょう?
わかった。
例えば、アキラの方に行きたいとしたら、そのままベッドの方に行けば、いるだろうなということはなんとなくわかるし、という感じですかね。
じゃあ、ちょっと腹くくっていきますわ。
はい。では、ベッドの方に向かって歩いていくと。
ということで、そうするとですね。
ベッドに横たわっているのは、あなた自身です。
もちろん、あなたはベッドのそばに立っています。
立って、横たわる自分を眺めています。
では、ベッドに寝ている自分は誰なんだろうか。
どうして自分が二人いるんだろうか。
このような異様な光景に、サンチェックを行っていただきます。
成功1、失敗で1D10のサンチを失います。
きつい!きつい!きつい!
まずはサンチェックを振ってください。
やばい!
失敗ですね。じゃあ、1D10と入力してもらっていいですか?
うーん、どこに?
メッセージを入力の欄に1D10と打ったら、振れるので、OK、8点。
8点だったら、不定ですね。
1:00:00
なので、アイディアロールなしで狂気に落ちるので、BMRと入力してもらいたいんですけど。
BMR?
BMR?
どうしよう?どうしよう?
または、最後に安全な場所にいた時から、後に起こった出来事の記憶がない。
この部屋に入って、自分を見たという記憶を一瞬失いますけど、立ち尽くしてしまう感じでしょうか?
何が起こっているか、マジで分からないみたいな感じですかね。
なんですが、狂気は溶けるので、無言になってしまうという感じですね。
うーん。
そうすると、「しずくさん?どうしたの?」みたいな声が聞こえてくるんですが、声はベッドの脇に置いてある機械が付随したシリンダーから聞こえてきていました。
そのシリンダーは緑の液体で満たされており、中には脳みそが浮かんでいました。
アキーラの声は、このシリンダーに付随した機械から聞こえてきているようです。
どうかしたの?なんか、私もしかして変な顔してる?しずくさん?みたいな感じで声をかけるんですが、そこに医者がやってきて、シリンダーに付いているスイッチのようなものを切ると、彼女は次のように話し始めました。
もうそんなに動けたんですね。体を自由に動かすには、まだ調整が必要だと思っていたんですが。
どういうことですか?これで。
うーん。あなたには、一から話す必要がありますよね。この子は、体の原型がとどめられないほど重症を負ったんです。話したってことは、交通事故にあったって話は聞きましたよね。
まあ。
それで、もう体はひどい状態で、なんとか脳だけを保存しようと試みたんです。幸い、私は交流がありました。そういったことができる種族との交流が、別途にいるのは、あなた自身の元の体です。
1:03:18
どういう意味か全然わからないんですけど、どういうことですか?
今、あなたがこう動かしている体は、作り物です。人形にあなたの脳みそを移し変えました。この子は、人形にはうまく接続できなかったんです。機械に移し変えるには、時間が経ち過ぎていたようで、うまく殉納できませんでした。
でも、あなたの体なら、適正率98%のあなたの体なら、この子にきっと馴染んでくれる。そして、その人形の体も、あなたに馴染んでるでしょう。ちょっと調整は必要でしたが、適正率は97%でしたから。
あまりの衝撃に無言になるしかないんですけど。
こんなの急に言われたら、意味がわからないって思いますよね。
そうですよ。何してくれてるんですか?
すみません。私は何をしてでも、この子を助ける。その体は、奴らの技術は完璧です。その体を使うことで、あなたの人形の体を使うことで、直ちに死傷が出ることはないです。ですが、初めてのことですから、今後どうなるかを100%保証することはできません。
私、その話全く知らなかったんですけど。
ええ、そうですね。私が勝手にやりました。
じゃあ、記憶がないっていうのも、こういうことがあったからってことですよね。
そうですね。脳が殉納するまでは、記憶は元には戻らないということです。
私は、この子のためにあなたの体が欲しいです。あなたにはその機械の体をあげます。
お願いです。あなたの体を譲ってくれませんか?
もしも、あなたが自分の体を返せとおっしゃるなら、100%失敗せずに戻すこともできます。
1:06:09
と言った感じなんですが、この決断をしたら、そのままエンディングに向かっていきます。
悩ましいな。ちょっとやめてほしい、こういうの。重いよ。重いよ。
ぜひ、小泉しずくはどうするのかをここで決断していただいて、それに至った理由なんかも教えていただいて、ぜひ。
なんだこの話は。
もしも何か質問などがあれば、医者は答えるので。
じゃあ、質問しようかな。
話せることなら何でも。
私が例えば、元の体に戻してって言ったら、またこんな実験を繰り返すんですか?
そうですね。向こうの部屋でもしかしたら見たかもしれませんが、適正率1とか2とかそういって書いてあった資料、あなたなら見られたんじゃないですか。
あそこにあった名前は、今まで私がこうしてあなたのように、娘の体と入れ替えられるかどうか試してきた結果です。
実際には、その方たちは順応性がなかったので、しっかりと元の体に戻して、問題なく日常を過ごされています。
私はこの子を救うために、これからも適正率の高い人間を探すことになるでしょうね。
この話は、あきらちゃんはすでにもう知ってるんですよね。
いや、この子は何も知りません。私が勝手にやっているんです。
元気になってほしいって思いからやっているんですけど、ただの親のエゴかもしれないですね。
1:09:06
今使っているこの体って、どのぐらい持つものなんですか?普通に生きられるんですか?
先ほどもお伝えしましたが、こんなに適正率が高かった人はあなたが初めてで、実際どれぐらい生きられるかとか、そういったことを保証することはできませんが、
こちらには、まあ、奴らの知識ですが、何か問題が起きた時に、少し手直しというのも変ですが、するような能力はあります。
奴らって言ってるんですけど、その奴らって誰なんですか?
誰ですか…そうですね…何と言いましょうか…人知を超えたものなので、そもそも人ではないのですよ。
どうしよう…どうしたらいいの?
これはあなたの選択ですから、あなたが自分の体を返してほしいと言うなら、私はそれを受け入れます。
欲しいですよ、もちろん。ちゃんと自分の体で生きたいし、だってこの体が、さっきも聞きましたけど、いつまで持つか分からないし、
普通の人間として生活できるかも分からないし、私と同じ顔をした人、あきらちゃんが外に出て、普通に生活をしてって、そういうことが全く考えられないんで。
本当は返してほしいのは山々なんですけど。
そうですよね。臓器くじの時もおっしゃってましたもんね。自分の体を人に預けることができないって。
ここで人生決めなきゃいけないのか。どうしよう。
じゃあ、私がこの今使っている体でずっとちゃんと健康に生きられるっていう保証があるんであれば、私はその体を…
1:12:00
言いたいのは山々なんですけど、私そういうのはちょっと無理かもやっぱり。
恐ろしいな。怖い。
これ他の人に相談とかもできないんですよね。てか、記憶ないんですもんね。私一人じゃ決められないよ。
そうですね。あなたはもう今頼れる人が一人もいないので、誰かに相談するとかは難しいのではないでしょうか。
もし、私がこの自分の元の体をあきらちゃんに譲ったとして、あなたは私に何をしてくれますか?
私ですか?そうですね。私ができることといったら、あなたの体のメンテナンスといいますか、そういうものを行うことでしょうか。
お金が欲しいというならそれでも構いませんが、あなたがそういったものを望むような人には思えないのです。
私この体で、今のこの体で普通に生きられますか?
そうですね。確実な保証ができないのは非常に申し訳ないのですが、直ちに支障が出ることは絶対にないと思います。
それが何年後にそういったことが起こるかとかまではちょっと分かりかねる部分ではありますが。
知らない間に自分の体からひっぺかされて、他の体に移されて、今また元の体に戻してもらえるという保証なんてないじゃないですか。
私が寝ている間に、結局その適応率が高いというのは寄生価値が高いから、私の知らないところで体絶対奪ったりとかするじゃん。
元に戻すことは100%失敗せずにできます。
今まで私がこうして適生率があるかどうかを調べてきた人たちは、今も元の体でちゃんとした生活を送っていますから。
1:15:19
でも考えれば考えるほど、やっぱりいくら適応率が高いからといって私は自分の体を手放せないです。
それが小泉さんの答えってことですね。
元に体に戻してください。
わかりました。
と言っていると、あなたの視界は暗転しました。
あなたは気がつくと自分の家に戻っていました。失われた記憶も戻っています。病院での出来事も覚えている。
あれは夢だったのか、現実だったのか。
ふと、体のある一部分がよく見るとわかることですが、他の部分とは違う色になっていることに気がつきます。
果たしてその体は本物なのか、偽物なのか。それがはっきりするのはもう少し後のことでしょう。
最後に何か一言、日常生活に戻った小泉雫からの言葉をいただきたいのですが。
怖かった。もうこんな思いしたくない。したくないけど、てか、私これちゃんと自分の体だよね。
はい、そのような感じでよろしいでしょうか。
はい。
ということで、シンクトゥルフ神話TRPG片城これにて終了です。お疲れ様でした。
ありがとうございました。
マジ泣きそう。
はい、一応ですね、このシナリオ終了にあたりですね、3値の回復がございまして。
それが1D10ですね。また1D10って打ち込んでもらって。
はい、1D10。
6点。
まあ、結構回復したかな。
よしよしよし。
38ですかね。
まあ、よかったよかった。
どうでしたか?久しぶりのクトゥルフ神話TRPGは。
1:18:03
怖かった。
いや、なんか、あきらちゃんがね、すごい化け物っぽい姿をしてるのかなって思って、マジで入りたくないなって思って。
ああ、なるほど。
でも、たぶん入らないと話が進めないんだろうなって思ってから。
そうですね。
でしょ?だから、行くしかないなって思って。
はいはいはいはい。
怖かったよ。まさかそんなちっちゃいやつだと思わなかった。お味噌だけみたいな。
なるほどね。
なんか例えばさ、体を渡す渡さないの話でさ、相手のあきらちゃん自身が自分にとってかけがえのない存在とかだったらさ、作り物の体でも生きていけるしって思えたんだろうけど、
そんな2、3日で会った全然知らない人と、そのお母さんとってなったらさすがに体なんか渡さないよなと思って。
なるほどなるほど。あそこで仲良くなったとはいえ、それが生涯かけがえのない人物かどうかって言われたはてなっていうところだよね。
そうそうそうそう。
なるほどなるほど。
体を譲ってはくれないだろうなぁと思いながらお願いをしてはいるので、こちらもなんとなく今までの試行実験とかで察しはついてはいたわけなんですが。
でしょ?なんかお母さんもさ、本当に譲ってくださいって言われたらさ、私もちょっと心揺らぎかけるけど。
でもどっちでも選べるような話し方をしてくれたから、自分に正直に答えた。
正直に思ってることを言ってもらったほうがいいかなと。もちろん自分の娘を治したい思いは切実だから、そういう気持ちはあれど、悪いことをしているという罪悪感はずっと拭えない状態なので、彼女自身は。
そうだね。悪い人じゃなさそうだったから心が痛んだよね。
逆にね。
いやー面白かったですね。ありがとうございました。
いえいえ、こちらこそありがとうございました。
とりあえず、録音の方は終わっていきます。
はーい。
01:20:28

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