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2023-02-08 1:03:00

部活動128 デウス・エクス・マキナは死んだ1-3

Podcastで繋がった仲間たちとクトゥルフ神話TPRGを遊んでみました!

シナリオ:デウス・エクス・マキナは死んだ  
シナリオ制作者:茶々丸様
シナリオ入手場所:https://booth.pm/ja/items/1371817

■■■注意■■■  
・上記のシナリオのネタバレを含みますので、プレイ予定の方などはご視聴をお控えください。  
・感想等をSNSに投稿する際は、ふせったーなどを使用してネタバレ防止対策をしていただくようお願いいたします。
 ・今回、録音環境の都合で、せっかくがしまさんが用意してくださった音楽が入っていません…大変申し訳ありません。

キーパー↓  
がしま(https://twitter.com/gashima8)

プレイヤー↓  自堕落斎 (https://twitter.com/jidarakusai)  
キャラクター:めいじ えらい

朔夜(https://twitter.com/sakuya_saniwadu)  
キャラクター:大原 シェダル

(敬称略)

PTRPG部では、主にクトゥルフ神話TRPGで遊んでいます。  
やったことないけど、気になる方もお気軽にご連絡ください!

◆本シナリオは、「サンディ・ピーターセン」「リン・ウィリス」「中山てい子」「坂本雅之」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する[クトゥルフ神話TRPG]の二次創作物です。  (C)サンディ・ピーターセン/リン・ウィリス/中山てい子/坂本雅之/株式会社KADOKAWA

メールアドレス podcast.trpg@gmail.com  
Twitter: https://twitter.com/PodcastTrpg

00:00
ではいつものやつを…ああ、間違えた間違えた。 えーっと、ビームか。
えーっと、うんうんうんうん、うん、うんうん。
えーっと、で、そうですね。 じゃあ、ちょっとだけ時間を置いてから部屋に入りますけど。
うんうん、で、いきます。
扉を開いた瞬間、強烈な腐敗臭があなたたちの鼻をつく。 目の前には複数の人の不乱死体があちこちに転がっていた。
今までの部屋と違い、天井も奥行きもない狭い部屋で、 部屋の壁、床、天井の一部分にまで赤黒いシミが付着している。
物置として使われていたのか、使われていないであろう壊れた器具や机、 本の入っていない本棚などが並べられており、
部屋の中心には白かったであろうベッドが一つ置かれていた。 そのベッドも今は酷く汚れており、赤黒いシミが付いている。
このシミが何なのか、周りに転がる不乱死体と汚れた部屋を見て、 すぐに理解できるだろう。この人間であった者たちの血液だ。
あ、あるなぁ。 スエッグが。
どうぞ。
明治さんの服の裾をぎゅーっと握ります。
さて、では不乱死体でも調べてみようかな。 これは私なのかな?
ぱっぱりしている。
そうですね。では、とりあえずその複数人の不乱死体があちこちに転がっている。
そのうち、割と距離的に近かったりするところで、私の身体的特徴のある部位、例えばホクロがあるとか、
歯の並びであるとかっていうようなところを、 確認できるところからパッパパッパ確認していきます。
では、一人一人見ていくと、
えーと、
そうですね。部屋の周りに転がっている不乱死体は、 おそらく全員白衣をしていまして、
ですが、今は赤黒いシミで汚れてしまって、 それを加味しないと白衣であるというのがちょっと分かりにくいぐらい色が変わっていて、
性別は様々ですが、大体20代であったりその付近の、 割と若い20から30、もうちょっといってもいい気がしますけど。
幅広いオルトニック男女の不乱死体があって、 それは私ではないということですね。
そうですね。見た感じ、あなたではない。
どうしようか。これでいいか。
えーと、
そうですね。医学振ってもらって大丈夫ですか。
はい、医学振ります。
偉い。
03:01
これは偉い。
この不乱死体たちの体に、医学なくても分かりそうですけど、 重曹がありますね。
重曹されたかなと思います。
人形だけじゃなくて、この人たちまで殺したってこと?
ただね、それがどうなのかは、これから調べてみれば分かることさ。
ああ、あんまりこう、見たくないのであれば見ない方がいいだろうからね。 こういったものは。
私も、まさかタンパク質が腐敗するとこのような匂いが発するとは知らなかった。
不愉快だろう。できれば、中央の部屋で待っていた方がいいんじゃないか。
一緒にいる。
そうか。では、手短に済ませるとしよう。
あと気になるものといえば、部屋の中央にあるベッドか、
って感じですね。それかその周りに転がる不乱死体は大体チェック。大まかには。
そうですね。では、気になるので、この部屋に銃があるかどうかを調べます。
おお、なるほど。そうですね、じゃあ目星してもらいますか。
目星。
まあまあまあ。まあ頑張る。
まあ頑張る。残念ながら私の手使いのがないようだ。
よくわかんなあ。
初期値で振るか。
ダメだ。もう部屋が嫌だ。
そうですね。まあ、こう、探してたら、
まあ、ちょっと、なんか、
遺体の足とかを踏んづけて転んでしまって、ちょっと血に濡れちゃいますね。
いやー。
じゃあ、うーん、まあ、
だいぶやる気が、やる気が、やる気が薄れて、
次ちょっとこの部屋での判定がちょっと悪くなるかもしれないです。
はい。こんな感じにします。
では、ベッドを調べる前に、医学的な検知で調べたいんですけれども、
えーと、まずこの死体が、
えーと、死後どのくらい経っているものなのかっていうのが1点と、
あとは、えーと、銃がどこから打ち込まれているのかです。
あー、なるほど。
はい。1人による犯行なのか、それともお互いを打ち合った結果なのかが知りたいです。
あー、なるほど。確かに。
えーと、これは、
うーん、そうですね。
えーと、あれ、なんか、どっから撃たれたかと、あともう1つは、
あー、時間か。
時間ですね。
か、時間…。
フランク化してるんです。
発酵化してないんですもんね。
発酵化していません。発酵化してないということは、
えーと、一応可能性があるとするならば、
えーと、微生物が存在しない。
あー、なるほど。え、でもそしたら腐りもしないのでは?
いや、腐ります。
あ、腐りはするんですか。
はい。
微生物がない。
あ、でもタンパク質は変質するので。
06:01
あ、なるほど。
はい。
ミイラ化に近いと思います。
あ、近いか。
それだとしても、やっぱ腐敗死はすると思います。
血とかの匂いは絶対取れなくなってしまうので。
え、じゃあそれ考慮してこういう感じのシナリオになってるのかもしれん。
すごく賢い。
あー。
はい。
あー、じゃあ、そうだなー。
じゃあ、なんか、そのまんま、なんか、そのアイデアをもらったような感じですけど、
なんか、そんな感じがしますね。
その、えーと、うーん、ミイラ化っぽいかな。
ミイラ化っぽい。
うーん、としましょう。
なんか、ま、ここにその、微生物が全くいないのなら、
その、うん、すごい時間が経ってる。
もしかしたらその活動しづらい環境だと、そういったことが起こります。
例えば、あの、雪山とかだと。
あー。
震度としても、あの、菌がいかないんで。
うん。
うん、あれなんですけど、ただ、あの、匂いはするそうなので。
うーん。
いや、菌が全くいない空間なんてなかなか。
ないとは思うんですけど、活動しづらい空間というか、密封された空間であるんだったら、ある程度はっていう感じです。
で、ここがその、例えば病院に近いような感じで、無菌室とは言わなくても、
あの、極寒に低いような状態だったら、そういった状況が起こり得るかなとは思ってはいますけども、
つまり、あの、最近かどうかぐらい知りたいんですよね。
あー。
最近かどうかぐらいです。
じゃあ、ま、最近では、ま、最近というのをどれから。
ま、時間経過というか、そうですね。一般的に見て、えーと、
ミイラカが、ミイラカというかその乾燥、遺体の乾燥が始まっているのかどうかっていうのは、
なんとなくわかるかなと思うんですけども。
だから時間経過というか、ま、年単位で経ってるよっていう。
ま、そう、ま、そうですね。
おそらく1年とかぐらいか、ま、なくなくとも、そんななんか、数日前ってわけはないって感じはしますね。
はい、そうですよね。パッチも乾いているしねっていう。
で、えーと、では、あの、誰が打ったかってことですね。
そうですね。
うーんと、ま、う、そうですね。
打ち合ったっていうふうには見えないことがわかったとしましょう。
なるほど。ま、狂気もなかったしな。
うーん。
ということは、誰かに殺されたというふうに見るべきだ。
誰だろうね。
おじいちゃんじゃない?
さあ、それだったら答えは簡単なんだけどね。
背中から撃たれてる人もいるってすればいいのか。
そうですね。そうであるならば、逃げてる人たちがいて。
ああ、だから殺害現場はここだけども、死体が動かされた形跡があるとかあれば、
それでわかる。
ああ、なるほど。
うん。動手打ちの場合は結局そこから動くっていうか、その動かすことができないんで。
うん。
なるほど。
人為的に動いた形跡が、動かした形跡があるんだったら間違いなく立たす。
ということになるんじゃないかなと思います。
ということは、殺。少なくとも殺害者が別にいる。この中にはいなかった。
だって自殺した人はいない。たぶんいないはずだから。
はいはい。
だから頭部をパーンってやってるような死体はないっていうことで認識でいい。
09:01
ああ、そうですね。それはあんまそれっぽいのは見受けられない。
まあそれは骨身とか傷みが一発なんで。
おお。
ということは、じゃあ、なるほど。
じゃあここが、もしかしたらクモスを捧げる祭壇だったのかもしれないね。
うん。
だとしても、では人々、だがエクスマキナは、
エクスマキナを捧げるっていうことで、デウスを完成させるっていうのだったら、
人を捧げる必要はなかったはずだぞ。
知識を統合していって、デウスを作るという話ではなかったのか。
じゃあなぜこいつらを殺した。おそらく協力者であったはずなのに。
うん。
まあいい。ベッドを調べよう。ここは私が動くべきだろう。
オガラ君、君はできれば休んでいてほしいね。
じゃあ隅っこでちょこんと座ります。
まあそうだね。ではベッドを調べよう。
では、ベッド。
部屋の中央に置かれているベッド、女性が寝かされており、
女性は両手を胸の前で重ね、安らかな表情をしています。
その体を見る限り、生きていないことは明白です。
で、そうですね。どうしようかな。
いやまあこれも、ちょっと近づいちゃったことにしよう。
2人にこちらの情景といいですか。
うん。
脳裏に浮かびます。
これ誰の?
ああ、神様、あなたはずっと見守ってきた。
この人の最後も一緒に見守ってくださいますか。
ぼそりとつぶやいた。
目の前の映像に映る明治は、
誰もいない虚空に言葉をこぼすと目線を下へ向けた。
そこには薄く目を開けたままの女性の姿があった。
周りには心配そうに見る若い白衣の男女たちがおり、
ハクハクと最後の呼吸を繰り返す女性の手を映像の中の明治は握りしめ、
最後まで彼女のそばにいた。
立派な大人になれたのね。
おそぼそとした声で女性はそう言えば、
明治の頭を優しく撫でた。
そしてその手は力をなくし下へと落ちた。
辺りには泣き崩れる白衣の男女たちと、
それでもずっと彼女のそばにいる明治の姿があった。
ふと気がつくと目の前には赤黒く染まった部屋が広がっていた。
目の前に同じように映る女性が、
あの時と同じ女性であると確信づくと同時に明治は思い出してしまう。
今までどうして忘れていたのだろうか。
あの空間の前にいた、この場所での記憶はおぼろげでも、
確かに目の前の大切な人物のことをはっきりと思い出すことができた。
自身を大切にしてくれた大切な母親だ。
ああ、あなたがそれに気がついた時にはもう遅かった。
今はもう彼女は息をしていない。
それでも安らかのその表情は、どこか安心したような表情にも見えた。
それはあなたの頭を撫でた、あの最後の時と変わらないようにも思えただろう。
12:04
これは私にもその情景が見えたってことですか?
ではないですよね。
でも共通のところに書いてしまったので、両方見えちゃったことにしようかなと思いました。
思い出すのは明治さんだけ?
誰の母親かというのは大原の方には分からないので、
誰の母親かというのは明治さんしか分からない。
女性に近づいた際、重ねた手に何か握っていることに明治は気づきます。
手の内を見てみれば、小さな歯車が握られていることに気がつきます。
さて、情報が繋がらないな。
大原君、紹介しよう。私の母親らしい。
このお母さん?
そう、この女性が私の母親だ。今思い出した。
じゃあ、私が見てた赤ちゃんは明治さんだったの?
かもしれない。何しろ同じ顔が少なくとも3人はいるわけだから。あ、4人か。
そしてこの記憶すら今、私が持っているかどうかはかなり自信がないな。
この部屋に入った時にも何か映像が見えたんだけど、
なんか子供がパズルで遊んでて、それを若い白衣の男の人が見守っててね。
で、お母さんの姿がなくって、だけど、お母さんっていう声が聞こえたの。
そしたら、見てた人が、男の人がすごくびっくりして、椅子から転げ落ちて走っていっちゃったの。
お母さん?
お母さんって呼んだことにすごくびっくりしたみたい。
それは赤ん坊が?
そう。赤ん坊っていうか、もう子供ぐらい。
子供ぐらい?
うん。
なぜそんなことか。
そして、なんとなく察しているかもしれないんだが、と言って、
今、私が思い出している情報、この共通に書かれている情報をパッと話しまして、
はい。
この情景と、私の記憶にあったこの情景と、今のこの情景が全く噛み合わない。
泣き崩れる男女がいたんだが、おそらくそのまま死んでいる。
だが、私の母親は一切傷ついてはいない。そして、朽ちてもいない。
ほんとだ。
時間経過があるんだったら、少なくとも母親もミイラになっていなければおかしい。
あー。
でも、これは一応、時間経過は、そうですかね。ミイラ。
でも、安らかな表情を割って書いちゃってるから。
時間経過はあるってことかな?
そうですね。この人だけ後で死んだとかではなさそうと言いますか、同じぐらいなんでしょう。
15:01
腐敗ではないんですけど。
お母さんが亡くなった後に周りの人が死んだ方が不幸しますよね。
シワシワになってる。シワシワになってる。
で、あるとするならばどういうことだ。じゃあ、母親の遺体に血がかかったりはするんですかね。
死んだのであれば、少なくとも私の目の前で死んで、その時には若い男女は生きていて、その後殺害するならば、少なくとも死体に黒いシミが点々と残っていないと、
どこかに移した後に白衣の奴らを殺して、なおかつ母親をここに設置するっていうようなちょっと狂気的なことをしないと、状況が合わなくなっちゃうんですよ。
この血がどこから来た血っぽいか。
母親の遺体に血がかかっているかどうかですね。母親はそもそも外傷で死んでいるわけではなさそうなんで。
私はかかっているですね。
かかっているですよね。だとするならば、殺害現場はここのままで、結局この後にこれが行われた。
しかも、母親の手を十字に組ませて、その中に歯車を押し込んだ人物がいる。
なぜか、私の頭を撫でた後、その手は力なく下へ落ちているんだ。
手を組ませた人間がいる。その中に歯車を押し込んで。
誰だ?そもそもその空間にいるのが一体誰か?
それでだ。大原君。
ああ、少し感情的になっているようだが、気にしないでくれ。
少しイラついているようだ。
うーん、そもそもだ。この空間、なぜ01が開いた後02が開いたんだ?
誰がここを制御している?
それが見えてこない。
少なくともドアには鍵穴というものはなく、ロックがかかっていると考えるべきだ。
であれば、111から5までの順番に回るように仕込ませて、
それをやっているシステム側を操っている人間が必ず存在する。
人間ではないかもしれないけどな。
それをわざわざする必要性は一体何だ?
なぜ私をあのような場所に閉じ込めておいて、
まあ閉じ込めるというのもあれだなんだが、
人類を観測させておいてだ。
なおかつ君をここによこし、そしてこの現実を私に突きつけている。
とても…
すみません。
はいはい。
なんかWi-Fiが途切れちゃったみたいで、今スマホから入ってきました。
了解です。
すみません。
びっくりした。
えーと、そのあたりから。
えーと、手を組んでるって歯車があるのがおかしいっていうあたりですね。
じゃあそこまではだいたいわかってますかね。
はいはい。
18:00
で、さっき今説明したのは、
01の扉が開いたとき、2から5までは開かなかった。
1を行った後2が開いた。2を行った後3が開いた。
特に確認はしなかったが、おそらく順番通りに行かなければ、
この順路にはならなかっただろう。
ということを考えると、
そのドアのロックを解除している意識が確実に存在している。
それは一体何だろう。
この死体の中におじいちゃんいますか。
えーと、おじいちゃんというのは白髪の男性ってことですよね。
はいはいはい。
まあ、でもわかるか。
まあ、結構ぐちゃぐちゃになっている死体もありますけど、
あんまりそれっぽいのは、わりと若い男女が多いみたいですし、
あまりそれに該当しそうな人は見当たらないですかね。
ここで得られる情報というのはどうやらなさそうな気がするが、
おそらく出るときに来るフラッシュバックだけだろう。
あの人形さんが元に戻るかな。
元に戻していいのかな。
わかんない。
では、これはさすがに私の手で、母親の手から歯車を外して、
再び手を組ませた後にこの部屋から出ようと思います。
了解です。
死後硬直とか大丈夫だよな。
死後硬直はそんなに長く続かないので大丈夫です。
そうなんですか。
よく考えてみてください。
死後硬直がずっと永続するんだったら、
我々豚肉とか牛肉とか食えません。
同じく発生するものなんですね。
死後硬直はどんな形であっても発生します。
豚肉でも鶏肉でも牛肉でも基本的に死後硬直は存在します。
すみません、戻れました。
なるほど。びっくり。
では、2人が部屋を出るタイミングで脳内に映像が流れます。
彼ら、彼女らの泣き晴らす声が聞こえる。
ここにはもう動くことのない女性の手を呆然とした表情で握っている明治の手と、
周りで涙を流し続ける白衣の若い男女たちがいた。
そんな中、突然扉を乱暴に開く音が聞こえてくる。
開かれた扉の先にはあの白髪の男性がいた。
とてもつまらなそうな表情で見下げるような冷たい目で、
女性の方を見ながら、「ようやく死んだか。」と呟いた。
そう発言した直後、男性は懐から蝶の拳銃でいいのかな。
蝶だってます。
いや、この人数どうやって殺害したんだろう。
扉に銃口を向けた瞬間に、周りの男女たちは一斉に青ざめた表情をした後、
叫ぶ声を上げたり、彼を止めようと声を発するが、
21:01
あっという間に赤い血を撒き散らしながら、女性と共に説明していった。
あなたは、否、あの時の明治はただそれを呆然と見ることしかできなかった。
男性は表情を変えぬまま血の海の中、彼らの死体を踏みつけ明治に近づく。
帰り血を浴びた彼は、あなたの前に立つと突然その表情を変え、
とても不気味な笑顔を作り出すと、あなたの手を無理やり引いた。
あなたと母親の手は引き剥がされる。
男性の力は強く、あなたを再度見やると、
さあ行こう、私の神。
そう訳のわからぬ言葉を、それでも確かに凶器を払ったその声で、そう言った。
ふと、気がつくとあなたたちは、0号の扉の前に立っていた。
部屋の中央には相変わらず壊れた機械人形があるだけだ。
戻しちゃうか。
うん。
という感じです。
やっぱりお爺だった。
まあ、予想通りだな。
うーん。
明治さん、どうする?
あ、ちょっと。
どうぞ。
どうしようかね。
どうしようか。
こいつは困った話だ。どうするのが正解なのか。
うんうん。
どうやら残念ながら、その予想した通りになってしまったようだね。
私はどうやら、そのデウスに当たるものらしい。
うん。
まあ、少なくともその保証というのは、あの白髪の爺の言葉でしかないんだが。
うん。
なんか少なくとも私は動いてはいるし、虐待された形跡もなく、声が出ないわけでもない。
そして赤ん坊でもなかった。
うん。
さて、ここでの問題はどう考えるべきかな。
ここで歯車を入れることは簡単だ。
おそらくこれで治るのだろう。
だがそこから予想されることがあまり有意義なことのような気がしない。
そうだね。
うんうん。
明治さんはどうしたい?
さあ、どうするべきなのかな。
知識はあるがほとんどそういった決断ということをしてこなかった人生だったものでね。
今になってようやくわかるよ。
人はこういうふうに悩んでいたんだなと。
さて、気になるんだよな。
そうですか?
なんでこの機械人形は壊されてるんだ。
それをわざと治すように誘導してるってことじゃねえか。
そう。
ご丁寧に見つかりやすいように。
そうじゃなくては話が進まないから。
だが機械人形はパッと見ればわかるぐらいに
少なくとも人ではなく
簡単に治せるということがわかっている。
そう。
人為的に壊されてる。
明治さんが治すために仕組まれたってこと?
もしくは君が治すかどちらかだろうね。
さあ、それはわからない。
何しろ私はあの部屋にいて出られなかったにもかかわらず
君の登場によってその扉は開かれることになった。
君がこの件に関しては全く無関係とは思わない。
なぜなら君と私は部屋に入る時
何かの映像を見せつけられていた。
おそらく違う映像を。
そう。
色々と情報が繋がらない。
24:00
ここから先何かあるのか?
なんでジジイは私の母親が死んだ時にようやく死んだか
などということをやったんだ。
彼は殺しはしなかった。
若い男女は殺したのに。
なんで死を待ったんだ。
彼自身が手を下すことに何の躊躇もなかったはずだ。
そうだろう。
だって彼はもう壊れていると見るべきだからだ。
それが全て神を完成させるためだとするならば
私のやっている行動は
あのジジイのレールをただ歩いているだけということになっている。
ベイジーさんのことを神だって言ってたでしょ?
そうだね。
神様を作った人は神様?
神様を作った人間は
そうだね。
このメモにあるんだったら
アザトースと同質の存在になるのかもしれない。
じゃああのおジジイはそうなりたかったのかな?
メモを書いた時のことは
デウス様は私をあなたに近づけるでしょうか?
となっている。
アザトースにはなれない。
ただ、ジジイを含め我々はすでにアザトースを見ている。
おそらく。
あのモニターの黒いのでしょ?
そう。
少し考えをまとめたいな。
何かこのまま歯車を入れることがいいようには思えない。
何かの答えを得てから私は入れたいと思っている。
ベイジーさんしか多分直せないから
納得してから直して。
そして一つ聞きたいことがある。
小原くん。
何?
君はドアをくぐるために何かの映像を見ていたか?
それとも見なかった部屋があったかい?
ほんとねってちょっと思い出します。
1のお部屋は見た。
2のお部屋の時は見てない。
3のお部屋は見てない。
4のお部屋と5のお部屋で見た。
なるほど。
あれば分かりやすい。
おそらく映像を見ている時、俺らは少しほうけていたんだよ。
で、片方が映像を見れなかった時
それぞれの言葉を置かれるのだったら疲れているような感じ。
何かスッと止まってしまったような感じを観測していたんだ。
だから我々は取りこぼしている情報がある。
ただしそれを見る方法はおそらくない。
そういえばそうだ。
見てない時に明治さんがぼっとしてた。
そう。私は1から4まで映像を見ている。
5だけ見なかった。
そして5の扉を開けた時、君の動きが止まっているのを観測している。
さて。
直すのやめてずっとこの部屋にいる?
いや、そういうわけにはいかないだろう。
ただ、ここに至るまでの情報をそのまま置いておいて
今ここでパーツをはめるのは非常にまずい気がする。
というよりも、私の境地が許さないと言うべきか。
境地?
そんなものが私にあるとも思わなかったが
だから今は私のこの感情に従いたいと思っている。
27:03
この部屋、全てをめぐっていたとしても
ジジイの情報が何一つ出ていない。
なんであいつは神を求めたんだ?
昔から神様になりたい人は一定数いるんじゃないのかな。
ああ。
だが、神になりたいということはそれだけの理由が必要になる。
だからその理由らしい理由というのがいまいち見えてこない。
情報を集めたつもり。
それとも何か致命的なことを見落としているのだろうか。
少し自分が見た映像を思い出してみる。
うん。
でも、俺が見たフラッシュバックの中では
神は人を見ているだけなんだ。
へー。
何もしていない。
そして神は誰も知られることはなかった。
でもおじじいはそれに何か憧れてたんでしょう?
ああ、アザトースという名前も付けたのかもしれない。
デウスが誰にも知られていない神?
いや、宇宙の深淵にいるものだろう。
どうかは分からない。
もしかしたらデウスがそれを指しているのかもしれない。
えっと、これ本のお部屋かな。
エクスマキナの調査記録っていうのを見たときにね。
私だけが崇拝するデウスって
偉大なる神よりも素晴らしい神になりたい?
神にしたい?
神にしたいだね。
だから彼は神になりたいわけではなく、神を作りたかった。
作りたかった。
この神を、デウスを偉大なる神よりも素晴らしい神にしたい。
初めての崇拝者であることをデウスに示し、
供物を捧げる必要がある。
知識を蓄えたデウスはきっと同等の存在であれば気に入ってくださるだろうと、
私は非賢体エクスマキナの作成を開始する。
非賢体エクスマキナはデウスと同等の存在であり、
デウスに捧げる供物である。
エクスマキナは人間をもとに作り出した機械人形である。
知識を蓄え続け、いずれデウスと同等の神となるだろう。
そう、私はおそらくデウスではないんだが、
非賢体エクスマキナなんだろう?
もう察しているかもしれないが、
私の頭の中には相当量の知識が蓄え続けられている。
であれば、私はそのデウスに捧げられる供物だ。
じゃあなおのことこの人形さんがわからないね。
そう、わからない。
髪の毛白いけどおじじいだったりする?
まあ、その場合だったら躊躇なくナイフで切るから。
それはいいんだが。
そう、だからおそらく私は捧げられる存在。
そのための犠牲として彼らがいた。
で、非賢体のオリジナルがエクスマキナである私。
そして0103番はそれぞれ大正、昭和、令和。
それ以外の非賢体もいるということだよな、プログラムを見る限りでは。
起動権利はプロジェクトリーダーか、リーダーが許可したプログラムのみ許可されます。
30:04
プロジェクトリーダーはおそらくジジイだろうな。
リーダーが許可したプログラムというのがわからない。
これに関しては情報がない。
それがこの人形さんの可能性もある?
ある。
ただ、この非賢体の生命機能をシャットダウンさせるところで何だというんだ。
1から3は生きているし、おそらく私も生きているという判定になるだろう。
もし私がシャットダウンするんだとするならば、私はエクスマキナではなくなる。
こいつか?
この機械人形を止めることができるのか?
いや、でもこいつは機械だよな。
私のように人間を元に作り出した機械人形ではないと思うんだが。
キーパー、ちょっとそこの辺詳しく調べたいんですけど。
中央にある部屋のこの壊れた機械人形は、
人間を元に作り出した機械人形か、それともロボットかどうかということです。
そうだな。機械、あれ最初の方に成功しましたよね。
電子工学では成功してます。
まあ、そうですね。
まあ、普通の人間から作られたんじゃないような気がしますかね。
人間になりたければって言ってたね。
そう、人間になりたければと言った。人間になりたければと言った。
その存在は一体何なんだ?お前は一体何だ?
気になるのはあのジジイがDeus Ex Machinaについてこと細かに調べていたことなんだよな。
名付けるためだけにこんなようなことするだろうか。
あとはシュレディンガーの猫、これも気になる。
生きていると死んでいるが重なってる?
状況というのは今この状況と一致しなくもない。
だがそれは同一存在となければ意味がない。
えっと、猫ちゃんの餌があるかないかは観測しないとわからないって言ってなかったっけ?
そう。
それは誰が観測することになるんだろう?
そう、その観測者さえわかれば。
それがこのお人形さんだったりする?
可能性は高いだろうな。手詰まりかもしれんな。
まあそうですね、キーパー発言、こういうのがあんましていいかわからないですけど、
まあ情報取りこぼしがゼロとは言わないですけど、まあでも大体というか。
大体は取得している気がする。だからそれの連結次第では答えに行き着けるはずなんだけど。
あの、お人形さんが観測者になれば話が決まるってこと?
とつ、今すごく引っかかるやつが出てきたな。
何?
情報。神様、あなたはずっと見守ってきた。この人の最後も一緒に見守ってくださいますか?
33:00
つぶやいたのは俺だ。誰もいない虚空へ僕はその言葉を吐いている。
私は一体誰に祈ったんだ?というよりもだ。私は身近に神を感じていたことになるな。
そうだね。
そう、私は神を観測できている。あなたはずっと見守ってきたという事実を知っている。
うーん。
だがあのジジイは俺を神と言った。そこに何かの疎後があるのか?
いや、これ以上時間をとっても仕方がないか。答えに辿り着ける気はしない。
うん。
歯車をはめてみるか。
では、ますか。
大原君、何か考えはあるかい?
明治さん、手を伸ばしたら歯車はめられる?
できるのではないかな?
じゃあ、私はこの人形さんと明治さんの間にいるね。
うん。それに何の意味があるかは問わない方がいいのかな?
うん。
よし。で、あればそのようにしよう。
私は頑張って手を伸ばして、この機械人形を修理しようと試みます。
で、その間に大原さんが挟まっておく?
うん。まあ、ちっちゃいけど、足ぐらいは守れるかなと。
なるほど。じゃあ、そういう感じで。
でもまあ、立ち位置的にはこうか。こういう感じで、はめると。
では、あなたたちがすべての歯車を…
ああ、どうしようか。
んー…
いや、んー…
まあ、いいか。
あなたたちがすべての歯車を機械人形にはめ込むと、動力源もわからないその機械人形はまた一人手に動き出した。
立ち上がれば2メートルあるであろう大きな体で、立ち上がった機械人形は目をつむったままあなたたちを見下ろすと、ゆっくりと口を開く。
人間になりたければ、神を殺せ。
それはとても機械的な音声だったが、確かにそれは目をつむったままだというのにも関わらず、あなたたち2人の目を見るようにして言っているように見えただろう。
しかし、直後、機械人形は一瞬体を震わせると、先ほどの音声とはまた違った、また別にはっきりとした音声に切り替わり、勢いよく話し始めた。
で、えーと、はい。
んー…
修正プログラム起動。データ復元に成功しました。
プロジェクトリーダーのセットした権限により、プログラムが起動されました。これより実行します。
警告!警告!デウスの召喚に成功しました。
施設内にデウスを確認。危険体Xマキナ及びその複製体一同は、直ちにデウスの排除を行ってください。
修正プログラム起動。コード接続。ボイスロゴを展開。データを復元します。
えー、次々と話を続けていた機械人形の口から聞き覚えのある男の声が聞こえてきます。
えーと、あ、ちょっと待ってこれ、ブザーがループするようになってないっすね。
えーと、あれ、あれ、鳴らない。
36:02
えー、テストテスト。この通信を聞いているということは、ついにデウスにたどり着いたんだな。
危険体Xマキナ。や、偉い。私の愛しい子。
私はあの神、デウスに惹かれて君を作り出した。最初はデウスに近づくためだったが、いつしか君が愛し、愛おしくてたまらなくなった。
私の大切な子だ。他の失敗作とは違う。私はきっと今頃そこにはいないけど、
あの神のように人類の行く末を見守ってきた君なら、きっとあの神のようになれるはずだ。
デウスを殺し、君が真の神になるんだ。
ああ、偉い。私の愛しい神よ。
えー、あの白髪の男性の声ですね。その声は、そこで終わると、えー、またあの機械音声に戻るだろう。
ボイスログ、再生終了。
危険体Xマキナの複製体によるデウスの拘束を行います。
えー、機械人形がそう言ったのとほぼ同じタイミングで、一斉に今まであなたたちが調べてきた
1から4の扉が大きく開いた。
あ、勢いよく開いた。
えー、特に04の扉からは大量に偉いと同じ人物が出てくるが、
今まで話してきた者たちも、今は確かな殺意を宿しており、一措ができる様子ではないことが直感できる。
えー、彼らは一斉に、えーっと、大原に向かって襲いかかる。
えー、襲いかかってきます。
えーっと、これを複製するか?
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
いっぱい出てきますね、これが、あれが。
えー、制、コントロールでいいですか。
こんな感じです。
まあ、いっぱいいます。
あ、いかがなさいましょう。
うん、あ。
明治さんをちょっと見上げます。
そうですね、では、あ、これはそんなに必要ない。
えーと、では、えー何か、えー、まあ、大原さんの方は、
まあ、そうですね、まあ、抵抗はしようとはするのですが、えー、するし、
まあ、えー、明治さんも何か、まあ、しようかとするかもしれないんですが、
あっという間に、えー、大原は、大原さんは、えー、偉いと同じ姿をした、えー、者たちに抑えられてしまい、身動きが取れなくなってしまいます。
はい。
レウスの拘束を行いました。
危険体Xマキナ、レウスの排除を行ってください。
機械人形はそれ以上話そうとはせず、あなたの言葉を聞こうともしない様子である。
あー、機械人形というのはこの黒い、黒い、はい。
あなたは目の前の人物を殺しますか?
それとも、あなたの目的として達成されるのであれば、自らの目的のために、
あ、それがあなたの目的として達成されるのであれば、自らの目的のために実行に移りますか?
それとも、感じですね、抑え込んでます。
39:01
大原を入れ替えるか。
この状況を察するに、私がとどめを刺さない限り、君に危害を加えられることはないだろう、大原君。
はい。
うん。
一つ質問がある。
うん。
君はデウスなのか?
デウスって、名前を付けられてたみたいだね。
なるほどな。
なるほどな。
そのためにわざわざナイフを用意してあるとは、用意周到なくことだ。
さて、大原君。
うん。
先ほども話したんだが、私は決断してほどのない人生を歩んできていてね。
君はどうしたい?
私?
そう、おそらく君はだろう、観測者。
私は観測者じゃないよ。
うん。
私は誰も知らない神。
そうか。
私を作ったアザトウスは、私のこと気に入ってくれてたんだけど、でも私には何の逸話もなくってね。
だから、私はいつか人間になりたいなって思ってたの。
そしたら、偉大なる神が、じゃあ、私の神の知らないところで人が神を生み出そうとしているから、それを殺してくれたら人間にしてやるって。
メッセンジャー図体で伝えてきて、私は人が作った神を殺しに来たの。
うん、なるほど。つまりこの場に人間はいなかったということか。
そうみたい。
今この現状ではね。
うん。
やれやれ、残念なことだ。だが、神の力があるんだからその程度の拘束解けるんではないのかな?
今は仮で人間の体をもらってるからそんなにたくさんの力はないんだ。
なるほど。では、04番の部屋に行ってパソコンを起動します。
この場合は、ちなみにプログラムは実行が難しそうですね。
難しそうですか?
難しそうですね。自分には権限がないですか?
なると、プロジェクトリーダーかリーダーが許可したプログラムのみ許可される。
そうですね、起動権利がないですね。
起動権利がないか。
そうか。
起動権利が。
ではなぜこの権利が存在しているのかがわからなかったな。
まあいい。
だが、もしあの男が私を神としていたいのであれば、このくらいのことはできなければ嘘になるだろう。
私が持っている知識を総動員して、そのプログラム上の権限を私に移行するように書き換えるように努力してみます。
なるほど。そうですね。どうしようかな。これ系の技能って何がありましたかね。
42:01
コンピューターですかね。
コンピューターを。そうだな。どうしようかな。
ハード成功なんて概念は、何だっけ、芯の方にしかないのか。
芯の方にない。
でもまあちょっとハード成功としますか、今回は。
ハード成功はハード成功ですね。
半分で成功ってことですね。
そうですね。で、切り上げでしたっけ。まあ切り上げでいいか。
切り上げです。
あ、切り上げか。じゃあ48ですね。
48以上か。なかなか楽しいな。
やはりDRPGは最後のフィクションに向きするべきだ。
よし、いきます。
おー、いったな。
よし、ではそうですね。横から4番の部屋へ向かっていくと、
まあ何人か取り押さえてなかった明治の人に似た顔の運業たちが
「レースの排除を行ってください。実行してください。」
などと言いながらあなたにまとわりついてくるんですが、
それをのけて何とか4番の部屋でその実行ファイルを
実行できるところまで来ましたが、
そうですね、押しますか。
もちろん押しますね。
じゃあ何かセリフを言った方がいいだろうな。
ちょっと考えさせてもらえます?
あー、オッケーです。
あー、俺その父親の名前を知らないのか。
父親の名前もないんですもんね。
なんか作ってもらってもいいですよ。
明治になってもいいですよ。
だから明治になっちゃってるから、まあそれはいいでしょう。
だからそうですね、では父と言っておきましょうか。
うん。
父よ、あなたが神を作ろうとするのは勝手だ。
だが一人の知恵などたかが知れている。
あなたがくれた力だが使わせていただこう。
いいか。これが今まで築き上げてきた人類の知恵の結晶だ。
と言ってEnterキーをポンと押します。
かっこいい。
そうですね、そうするとそれを押すと、
広場にいた機械人形たちは次々と動作を停止して倒れていきますね。
怖い怖い怖い。
まぬけだ。
倒れてますが、
あと3人だけただ残ってますね。
45:02
1人ボロボロですけど。
大将、昭和、令和くんだね。
そうですね。
おそらくその3人はEnterキーを押して周りの人形たちは動きを停止しホールに戻ってきたんですが、
まだ3匹動いているので、その3匹が押さえ直してますね。
明治の排除を行ってください。
状況はあまり好転しているとは言い難いようだね。
なんとか1人ボロボロだし。
明治さんはどんな風になったら事態が好転したって言えるの?
そうだな。私が幸せと感じることができれば事態は好転したと言えるだろう。
この状況で幸せというのは一体どうやって感じればいいのかな?
命令されるまでに君を処刑したところで、私は神になれるかどうかもわからないし、結局のところ父の言いなりになっているだけだ。
そんな神が一体どこにいる?誰があがめてくれる?君とてそうなのだろ?
信奉者がいる必要があった。神話が必要だった。そうではないのかな?
私はね、誰にも知られなかったから、だから逸話とか神話とかっていうのがなくて、
だから他の神様たちに結構バカにされててね、出来損ないってずっと言われてたから、
私は本当に神でいていいのかわからなかったの。
だから人間になりたかった。今までずっと見守ってきた人間に。
メジさんが神様になりたいんだったら、いいよ。私は別に神様に未練はないから。
おそらく、有史以来様々な人間が憧れ続けていたであろう神のさから降りようっていうのかい?
うん。だってそのために来たんだもん。
そうだね。そして僕にもね、目的があるんだよ。
何?
私もね、人間になりたいんだ。
それはどうやったらなれるの?
そうだね。他の人が私を人間と認めてくれるのであれば、私は人間になれる。そう思う?
それは私でもいいの?
君は人間なんだろ?
うん。私が認めたらメジさんは人間になれるの?
ああ、その通り。長い間考えて出した結果さ。
メジさんは何が人間?どんなのが人間だと思うの?
そうだな。どんなものが人間か。
次並みな答えになってしまおうがいいかな?
うん。
子供を愛せるようになっていったんだったら、それは人間なのだろう。だから私の父も母も人間だった。
子供ここにはいないけど。
残念ながらな。
だが、そのうち結ばれることだってあるだろう。私がこうなさないっていうこともない。
48:01
今ないからといってそれを諦めるという方法はないだろう。
おぼろげながら記憶だが、母は私を愛してくれた。父もまた私を愛した結果なのだろう。
だがその愛が少し間違っていたような気がする。
彼は私を愛していたわけではなく、自分の研究結果を愛していたように思う。
だから道から外れてしまったんだ。
それ故に私を人としてではなく、神として消化させようとした。
私はそう考えている。今となってはだけどね。
だから少なくとも人になったからには、人を愛せるように頑張るつもりだよ。この私もね。
じゃあここから出て行って、たくさんの人に会ってみればいいんじゃないの?
ああ。できればそうしたいものだ。
それが叶えばいいんだけどな。ここの出方もわからないし、今この現状どうにかしなくてはならないしね。
この問答も延々と続けるわけにはいかないだろう。
結局決断しなくてはならない。
収束?
そう、結果を収束させられなければならない。
だが、今もしこの私にだけにこの決断の権利があるとするならば、私の未来に人間になるという答えはなくなってしまう。
なんで?
君を殺せば私は神になる。君を助けるために、私は同じ顔をした人間を3人壊すことになる。
それは人の所業ではない。道を外れた父と同じ道を進むことになる。
誰も殺さなければいいの?
ああ、できればそうしたい。最初に言っただろう?誰も傷つけたくはないと。
私は01の扉を開けた後、対象を傷つけるようなことはしなかった。
人でなしの意味がわかってて、そうしないように努力して、人に愛されて、愛してくれる人を大事に思って、道を外れたお父さんをちょっとモヤモヤってした気持ちで見る。
そんな明治さんは人間でしょ?
ああ、人間になりたかったエクスマキナだよ。
ううん、人間だよ。私が認める。
そうか、その言葉が聞いただけでも満足だよ。
明治さん、そのナイフ貸してもらっていい?
ああ、いいが、ハッピーエンド以外は選んでくれるなよ。と言ってナイフを渡します。
はい、ナイフを渡されます。
ああ、ちょっと回転させちゃった。
私にとってのハッピーエンドは明治さんが幸せな人間になることだけどな。
そうなのかい?できれば誰も傷つかない世界を作りたいと思うんだけどね。
それは無理かな。コロンだらけが恐るし。
どうするつもりだい?
収束する。だからどっちかが死ななきゃいけない。
だけど明治さんが人を殺したら人でなしになっちゃうから。
私が自分で死ねばいいでしょ?私はもう神にはなりたくないし。
51:04
そもそも神だってバレたらもう人間にはなれないっていう約束だったし。
なるほど。このエンディングを迎えた以上は結局君はハッピーエンドは掴みなかったのか?
君自身が望む。
いいの?でも私は明治さんが人でいてほしかったの。
明治さんと一緒にいて楽しい人だなって好きだなって思ったから。それも人間?
そうだね。もし君が神であるとするならば明治も大正も昭和も令和も等しく同じなはずだ。
だけど君は私を選んだ。この決断は神の決断ではないよ。
人の決断だ。
ありがとう。
じゃあキーパーはその選択でいいですか?
もちろんね。だってダメ!ダメ!なんて言うわけない。
では大原さんがミスからちょっと立つと。
なるほど。
えーしたら。うーん。えー。
あー。うーん。
いやーでもこれ。
うーん。
ナイフで自分で自分を刺して死ぬんでしたもんね。
はい。
うふふふふ。うーん。
これ。もしかして。
いや、ちょっと確認しますね。
えー。うーん。そうだな。
そうですね。よし。これ。これだな。よし。では。いきましょう。
はい。
えー。大原さんは自分の体に深々とそのナイフを体に突き立て深々と刺し連ねていくでしょう。
それが突き立たれると同時に赤い液体が溢れ出す。
真っ黒な刃先を真紅の液体が伝いそして落ちていく。
床に真っ赤な花を咲かせ大原が崩れ落ちた瞬間、
大原を拘束していた明治と瓜二つの者たちはあなたのその大原の行動を見届けると一斉に意識を手放したようにその場に崩れ落ちていった。
その光景を見ることしかできないあなたの横で声が。
それは今まで聞こえてきた機械音声ではなくはっきりとした欲望のある人間らしい声だ。
おめでとう君は人になるため神を殺したんだ。
機械人形の方を見られば目をつむっていたはずの彼は今あなたに美しく狂気的な赤い目をこちらに向けており不気味に微笑みながらも拍手を送っているだろう。
嬉しそうにあなたにそう言うとふと機械人形は拍手する手を止めた。
その直後突如としてこの空間自体が大きく揺れ始める。
54:01
床がひび割れ始め立っているのがやっとなことだ。
しかしその中でも機械人形は全く体勢を崩さずその場に立っている。
これで神は死んだ。約束通り人間にしてあげよう。
ああ大丈夫だよ。君のお父さんが考えていることはただのデタラメ。
人が作り出した玩具が、おもちゃが神を殺したって神になれるわけがないし、超えることだってできやしないんだ。
それに君は人間だと証明してほしかった。
ん?というよりは人間になりたかった。だからこうなったんでしょう?
うん。
いや君は、君はとても意思利害があったね。
うん。まあ本来は人間になりたければ神を殺せなんていうのが本当に達成されたとしても人間になれるなんてことはなかったんだけど、
僕は今日気分がいい。特別に君を人間にしてあげよう。
いやこんなにうまくいくなんて思ってなかったな。楽しかったから僕はこれで大満足だよ。
音を立てて足場が崩れていく。
あなたよりも早く下へと落ちた大原の亡骸は、あなたの足元に広がる宇宙空間の中、うごめく深淵の中へと消えていく。
あなたは確かに大原が消えた深淵を覗こうとしてしまうが、それを遮るようにして、あの機械人形が現れるだろう。
じゃあねークスマキナ。人間になったからにはまたどこかで会った時も僕を楽しませてね。
機械人形はまるで海の中を自由に泳ぐ魚のように、ふわりとあなたの前を通り過ぎると、彼もまた深淵の中へと消えていった。
一人残されたあなたはこの宇宙の中ゆっくりと沈んでいく。そして同時にゆっくりと意識を失っている。
どうせだから。
わお。
彼女はこの中に吸い込まれていきますね。
じゃあちょっと失礼してしまわせていただこうかな。
あなたは目を覚ました。その瞳は再び開かれ、眼前には白い天井が映る。
窓からはあの時見えていた空よりも美しい青空が覗いており、白い服の女性たちは急いで白衣の者たちを呼んでくる。
この場所が病院だということを理解すると同時に、ここが人間の世界だということも理解できた。
そして自分も人間なのだと。
この世界では当たり前のようにあなたは存在している。しかしその当たり前は作られた記憶と過去であり、もともと自身が人ではない存在だということをあなたが忘れることはないだろう。
それでもあなたがそれを望み、あなたが人になりたいと願った。あなたはこの世界で人間としてこれからも生きていくのだろう。
機械人形であった自分は死んだ。そして神である彼女もその望みのために死んだのだ。
はい、エンディング、ドールエンド、神は死んだにて、SXマキナは死んだは終了になります。
57:01
じゃあ、メイに一言いいですかね。メイジのセリフで。
結局出会ってから一度もこの名前で呼ぶことがなかったですね。シネダル、あなたこそが機械人形の神だったんだ。
私はあなたを信仰するでしょう。一生をかけて。で、いかがでしょうか。
お疲れ様です。
お疲れ様でした。
なるほど。
あのニャル様引っ叩けばよかった。
そうですね。
ウソすぎましたね。
このエンディングはシナリオに書いてなかったな。
本当ですか。
データに無いぞ、みたいになっちゃいましたけど。
本来は最後にナイフで自殺するっていう選択肢があったらダメなのかもしれないんですけど。
神側、神というか。
まあでも、ありだなと。
なるほど。
それで、明治さんにとってハッピーエンドかどうかって言われるとすごい悩みますけどね。
あとはじゃあ、悪い悪いでしたね、結局。
何しようと父親と母親を犠牲にしてるし、あえて言及したかったんですけど、私のコピー、01から03まで全部殺してるんで、実は。
まあまあまあ、そうですね。
ただ、それの違いは、昭和と大正と令和は関わり合いがあって、その生い立ちを知ってしまっているっていうだけであって。
だから結局誰かを犠牲にしなくてはならないっていうのであれば、どちらかを選ぶしかなかったんですよ。
いやー。
いやー、なんか、うん、よかった。
なんとか、なんとか、なんとかなったかなっていう形には。
じゃあ、一応配信なので、感想をいただいて終わりたいんですけれども。
なるほど。
まず、じゃあキーパーのヶ島さんからお願いしてもいいですか。
はい、そうですね。
冒頭にも述べたかもしれないんですが、
結構身内と言いますか、友人とDRPGをやる際にキーパーをする以外では、
キーパーであったりGMだったりを、こういった形でやることがなかったので、
いやー、かなり緊張と言いますか、緊張であったり、うまくいくか不安であったりがあったんですが、
まあ、なんとか、あとちらほらミスのようなもありましたが、
まあでも、おそらく楽しんでいただけたであろうと思うので、
1:00:02
このエンディングもなかなか来るものがありまして、
大変楽しくキーパーエアリングさせていただきました。大満足です。
はい、ありがとうございます。
では、ハンドラーの1、自田楽渉さんお願いします。
クテルフはやるのは初めての初心者だったんですけれども、
大変楽しく遊べたと思います。
そうですね、やっぱりちょっと推理パートで時間使いすぎてしまったのが悔やまれますかね。
どうすればハッピーエンドに向かえるかということだけはずっと考えていたので、
そこでどうしても答えが出なくて、うーんっていう風になってしまって、
結局最後アドリブ勝負になってしまったのが、ちょっと反省点ですね。
ただエンディングからクライマックスにかけてはダイスメもちゃんと走ってくれましたし、
なかなかいい感じにはなったのではないかなと、一応自己弁護をしておきたいと思います。
はい、ありがとうございました。
ハンドアウト2は私だったんですけど、
私も何とか2人で収束せずにいけないかなって一生懸命考えてはいたんですけど、
さすがに機械人形をぶっ飛ばすというわけにいかないんだろうなと思って、
ちょっと悩んだ挙句、明治さんを助けるっていうのにしたんですけど、
いつもこういうのやってて思うんですが、
死にゆく人が生きてる人に生きろっていうのは呪いじゃないかって思ってて、
結局今回もその呪いをかけてしまったなとちょっと反省しております。
人が死んでもハッピーエンドにはなれるのやでっていう感じですかね。
実際人はいないですからね。
人は存在しなかったっていう。
おそらくどちらも1人になれなかったがエンディングだったと思うんですけど、
そうですね。
それをある程度覆せたのではないかなとは思いますけどね。
だから安易な選択だけは絶対にしないようにしようと思って、
それだけはずっと考えてました。
あとはゴネ力ですね。
ゴネです。
せっかくそういう設定があるんだったら覆してやるっていうふうに思いました。
そうですね。あのコンピューターすごかったですからね。
そうですね。
もうちょっと有数聞かせても良かったですかね。
いやいや、それはもういいんですよ。
それはね、字の文に書かれちゃっているから、
ただ事態はどうにかなるんではないかって。
あれがあったことで自分でナイフ持つのも抵抗したってことにすれば。
そうですね。
はい、では配信を閉じたいと思います。
お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
01:03:00

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