00:00
では、戻ってきました。ホールまで。
戻ってきたね。よし、ではこの歯車をはめてみよう。
同じく、変わりはないですが、しっかりピタッとはまりにいこうかというと。
これ触ってみた感触でいいんですけど、この機械人形の歯だって、いわゆる私が思っている人間の質感みたいなもんですか?
この感じ。触れば目が分かっちゃうような感じ?
おー、ですね。ぱっと見は、遠目から見た時は最初もそうだったんで、人の歯だかなって感じがするんですけど、
まあ、触ってしまえばやっぱりちょっと硬さとかが目立ちますかね、おそらく。
似せては作ってやるけど、触ったり、もう間近で見ちゃえば違うのは分かっちゃうな。
なんで機械のものだと分かります?近づいて。
まあ、触ればぐらいですかね。触ってみれば明らかに。
うん、なるほど。では、すまない。大原くん。
はい。
手を貸してくれないか。
はい、じゃあ出します。
はい、ではガシッと掴んで、昭和がやったように文字を書いてみます。
ほうほうほうほう。
はい、明治と書いてみます。
明治、明治と、まあじゃあ、そうです、明治って書かれた感じがします。
明治。
うん、それで正解だ。
どうだろう、昭和くんと何か感触は違ったかな。
え、どうなんですか。
えーと、えー、うーん、うーん、うーん。
うーん、昭和さんも明治さんもお手手冷たい。
なるほど、そうか、ということは、ふんふんふんふん。
少しずつ真実に近づいてきているような気がするよ。
そうなの?
うん、その通りだ。
あー、そうだ、とても大事なことを聞き忘れていたんだが、大原くん。
はい。
君は人間かい?
うん、人だよ。
人。
人、人間。
うん、あー、その答えが聞きたかったんだ。
うん。
よし、ここで答えを出すのは少し造形が過ぎるね。
おそらく3番が開くようになっているだろう。
開けてみようか。
はい、じゃあパタパターと走っていって、開けようとします。
えー、そうすると、まあ開けようとしても入りますね。
まあ、入っていいですかね。
まあ、入っちゃっていいんじゃないですかね。
ここでやることも特にないし。
ふんふん、了解でーす。
よいしょと。
うん、うん。
えーっと、で、えー、よいしょと。
えーっと、少々お待ちください。
ベイジーさん。
どうしたい?
ベイジーさーん。
はいはい。
なんかまたぼーっとしてるよ。
また?俺はこの部屋に入るたびに。
03:00
という感じがしながら部屋に入ると、
えー、他の部屋よりは面積は少ないが十分に広い部屋だ。
仕切りがいくつも建てられており、
ベッドや机、調理台など様々なスペースに分けられている。
おそらく休憩室か集団でここで暮らしていたのではないかと考えられる。
ここからだと見えない場所もあるが、
えー、奥から、あー、メイジーさんと同じ声が聞こえてきます。
遠いため近づいてみないと何て言っているかは分かりません。
えー、で、えーと、大原さんが見ていた、あのー、
白い壁で区切られていた部屋はここに該当するんじゃないかなーと思います。
あー、はい。
こんな感じじゃないかな?
さっきの赤ちゃんがいたお母さんいたお部屋に似てる。
うん。
まあでも、ぱっぺりここではない気がしますね。
なるほど。
壁が似てる。
こんな感じ。
ただベッドもあるしっていう話だよね。
キーワードは似ている。
似ている。
そうですね。
なるほど。
で、すまない。どうやら、えーと、何か、
私と同じような声が聞こえてきているようなはずなんだ。
私は、私の声がこれ同じとは思いたくないんだが、
おそらく同じ声なんじゃないか?
うん。
同じだね。
今度のメイジーさんは喋れるね。
コミュニケーションが取れるといいんだが。
うんうん。
よし。
では、
近づいていこう。
お、近づいていきますか。声の声。了解でーす。
えーと、声の方に行っていくと、
あーやっべー忘れてたー。
やっべー忘れてたー。やっべー。
やるやる。
やっべーやっべーやっべーやっべー。
あーちょっとまー、後で、ちょっと一旦後で、今にします。
えーと、近づいていくと、えーと、あーなるほどなるほど。
あーもうオッケーです。
えーと、では、その声のする方に近づいていくと、
まあ、よそわしだと思いますが、
えー、メイジーさんと同じ見た目をした男性がいます。
あー。
おー。
あーあーあーあー。
声を出してます。
コミュニケーションが取れるのか、それとも発声練習をしているのか。
発声練習だといいもんだがなー。
言ってると2人の方に気づいて、
なんか手を上にあげてます。
バンザイ。
バンザイ。
どうやらコミュニケーションが取れそうだし、敵があるようにも見えない。
どうにかコミュニケーションを取ってみよう。
じゃあ、同じバンザイをしてこんにちはーって言います。
おー。
うん、そうすると、まあキャッキャしてます。
キャッキャしてる。
えー、中年のおじさんがキャッキャしてますね。
嬉しい、嬉しい、嬉しいって感じなのが伝わってきます。
なんか嬉しそう。
キーパー、その様子はもしかして、
はい。
赤ん坊のような様子ですか?
06:01
おー、ご迷惑、そうですね。
まあまあまあ、そんな感じかもしれないです。
レイワちゃんだった。
なー、なるほど。
3歳とか4歳児かなら仕方ないな。
ん?今だと元年がゼムだから3歳児なのか?
まあ、そんな詳しいことは。
では、もう名前は決まったな。レイワくんだ。
うんうん、なるほど。
うん。
で、あれば君が見た映像というのはもしかしたら、
と思ったんだが、
君の見た映像から考えてもしかしたらと思ったんだが、
ではなぜここに?
こんなにおじさんじゃなかったけどな。
まあ、それはそうだろう。
だが、その所作とか、
おそらくこうコミュニケーションを取れるんだろうが、
新しい情報が得られるかどうかというのは分からないな。
うん。
じゃあ喋っていると、
じゃあお二人アイデアしてもらうかね。
はい。
アイデアにしよう。
すると、まあ、
何だろうな。
まあ、うーん、
えー、
あー、でも、まあまあまあ、そうですね。
えー、まあなんとなくかな、
分かったのか、
こっちの話はちゃんとなんかこう、
話している方向いて聞いているし、
こう、
まあなんとなく、
話は理解しているんじゃないかという気がしました。
彼は。
うん。
こちらの話していることは分かっている、
えー、
ような気がしました。
うん。
うん、なるほど。
うん、そうしましょう。
うんうん。
理解力はあるような気が。
じゃあ、れいわさん、
歯車ってこの部屋にある?
あー、えーっと、
これはどうだったかな。
歯車は、
あー、
まあ首をかしげますか。
うん。
物を見ていないと分からないんだろう。
おそらくこちらがこの会話をしているとか、
そういったものは分かっている。
もしくはその話の中から類推することはできるんだけど、
歯車というワードをえーとやった時に、
おそらく絵が浮かんでいないんじゃないかなと私は思う。
うーん。
だから本当にゼロサイジなのかもしれない。
ただしとても知能の高いゼロサイジ。
うんうんうん。
うん。
まあ例えるならばサイポーク001のような。
ふふふ。
ふふふ。
そうですね。
やばい反応しちゃった。
ふふふ。
賢いかもしれない。
なんか、
知能の高いとか言われると結構こう、
無風運みたいな感じのジェスチャーをするかもしれない。
いや、そんなことは分からんから。
いや、まあなんか嬉しそうかもしれない。
ふふふ。
でもその褒めているってことは分かるはずだから。
まあまあ、そんな感じはします。
褒められて嬉しいっぽい感じ。
うんうんうん。
ではなんとなくジェスチャーで、
えーと歯車の形を作ってみよう。
こういったものを見たことはないかっていう。
おおー、なるほど。
うん。
じゃあ、
そうですねー、
そんな感じで説明すると、
まあ、
多分家って感じの、
えー、
首を振ってきますか。
09:01
見たことはないか。
うーん。
うーん。
まあまあ、
って感じ。
この認識であるならば、
何かを問いかけるっていうことそのものがかなり難しいんだよな。
ふふふ。
普段の方が楽ではありましたね。
だがここで得るべき情報が、
あるような気がする。
この部屋って見て回ってもいい?
あー、
そうすると、
首を立ててくることの意味は分かってないか。
まあでも、
拒否はしてなさそうです。
なんか、
うん。
まあそうですね、
首は縦に振るか。
うん。
うん。
うんなのか、
なんて言ってるのか。
えー、
そうですね。
で、
大原さんは、
えー、
ここに、
えーっと、
様々なスペースに分けられているっていう風になっていて、
その一角にこの、
えー、
この、
えーと、
れいわ、
れいわさんがいたので、
えー、
他のスペースを見て回ったら、
その映像に映ったスペースがあるのかな、
全部見てない、
もしかしたらあるかなって感じがします。
ほー。
じゃあ、
れいわさんと手をつないで、
おー。
一緒に行こうってちょっと促してみます。
あー。
まあ、
そうすると喜んで、
ついてきます。
あー。
じゃあ、
一緒に見に行きます。
お部屋あちこち見てみたいです。
ふふふ。
そうですね。
えー、
うー。
ふふふ。
ついて、
ついていくとかそのまんま、
引っ張られていきます。
はい。
はい。
まあ、
嫌だったら嫌がるでしょうしね。
あー、
まあ、
そうですね。
嫌ではなさそう。
嫌ではない。
じゃあ、
遠慮なくあちこち見て回って、
同じようなスペースがありますか?
まあ、
なかったら嘘ですよね。
さすがに。
ふふふ。
えーっと、
そうですね。
その、
えー、
おそらく、
その、
えー、
まあ、
覚えている景色と、
同じような配置といいますか、
まあ、
同じような家具が並べられている、
えー、
区画に、
えー、
つきます。
はい。
あー、
じゃあ、
めじさんに、
それを伝えます。
同じ、
ここ、
見たいって伝えますね。
なるほど。
君はこの風景を見たことがあるのか、
それとも、
いや、
だとしたら、
この部屋の意味は、
何なんだろうな。
これで、
いい。
はあ。
うーん。
これで、
スペース自体には、
ベッドと机、
本棚があります。
えー、
部屋はとても、
綺麗に掃除が、
されているように、
見受けられます。
じゃあ、
れいわさんに、
ここのお掃除は、
誰がしてるの?
って聞きます。
うーん、
これ、
あれって、
そうか。
あー、
自分を指差すかもしれないですね。
ね。
うん。
お掃除できるんだ。
おー、
こう、
ふふんというような感じの、
ふふふ、
なんか、
胸を張るかもしれないです。
え、
身長は、
めじさんと同じぐらいですか?
あー、
そうですね。
身長も、
まあ、
12:00
同じだと思う。
体格は同じ。
ただ、
知識やその精神性というものが、
赤ん坊のそれなんだろう。
ふふふ。
ということか。
では、
れいわくんに質問なんだが、
あー、
ちなみに君は、
君のことを私は、
れいわくんと呼ぶことにしている。
そうしたら、
反応してほしい。
君の名前はれいわくんだ。
ふふふ。
では、
れいわくん、
えーと、
君は、
私たち以外に、
の誰かに会ったことはあるかい?
あー、
と、
すると、
あー、
できる。
から、
まあ、
おそらく、
イエスっぽい、
反応が返ってきます。
ふっ、
ふっ、
って感じ。
ふふふ。
その人から何か、
教わったりはしなかったかい?
何か、
教わったりはした。
んー、
んー、
んー、
んー、
首をかしげときます。
あー、
じゃあ、
えーと、
その人から、
こうやって話しかけられた経験はあるかい?
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
あー、
守恒福田ワケ。
ただそれを言語化する能力がおそらくない。
うふふふ。
こっちから類推するしかないけど、
そんなものは不可能だな、
さて困った。
おそらく歯車があるんだと思っていたが、
えーと、
掃除している本人が言っている。
歯車は見たことはない。
じゃあ、
えーと、
れいわ君にもう一つ質問だ。
この部屋のことは全部君が知っているんだよね?
うーん あー
そうすると まぁ イエスっぽい
あーん?
イエスっぽい
うん
では、私達は手でデスタを作りながら歯車を探している
この部屋を探してもいいか?と
あぁ
うなずいてくれます
うん
では何かしら探してみるしかないだろう
ここはひとつ 明景寺大原くんに ガサ入れをしてもらおう
でもな 目星がないからなぁ 幸運とかじゃダメですか
あーまあ いいです
えーちょっと待ってよこれは まあでもとりあえず
まあ一旦じゃあそうですね 探してみようと思って この部屋をこうざっと見てみると
そうですね 机の上には
写真が 立ててあって
立ててあって どうしようか
明治さんの 明治さんの
明治さんの写真があります 机の上の写真立てに入ってます
その写真立ての背景はどこですか
あー確かに 背景は屋内ですかね
屋内 この部屋 この部屋は断定できないですけど 壁は近い感じがします
15:06
その壁に画面がたくさんあったりはしますか
はしない まあ見えないですかね 特にそういうのは見受けられないです
本棚もない
まあないと言いましょうか ほぼこう
多分結構被写体がアップな感じで ちょっと壁の色が映ってるぐらい
じゃあその写真を明治さんに見せて これは明治さんか令和くんかどっち?って聞きます
あ 令和くんに? 明治さんに聞きます
これにか なるほど 私は写真を撮られた記憶がない
じゃあ令和くんって今度は令和くんに聞きます
うーん 首をかしげてますかね
別の人の可能性
あるし 背景的な面を見ても 令和くんではないだろう
本棚がそうだしな
そう 彼はあの部屋から出たことがないと言っていた
写真だっていうの
じゃあそれで思い当たってというか そういうのを聞きながら
ちょっと引き出しを開けるぐらいしてみると そこには
おそらく明治さんの過去の写真みたいなのも そこに入っているのが見受けられます
それは明治さんって限定できそうな感じですか?
あ そうか 明治さんか令和さんか昭和さんか そのあたりの顔と同じ人
てかこの顔付きのちょっと前の写真っぽいのがいっぱいあります
なんなら赤ちゃんの頃から俺同じ人っぽいな つるっとアルバムがあります
じゃあその一番最初の赤ちゃんの顔は 私が見た赤ちゃんと同じ感じですか?
あー えーっと
少々お待ちください
そうだと思うけど えーっと
そうですね そんな感じします
赤ん坊の顔なんて結構難しいかもしれないですけど
まあでもそんな感じしますね
おまかげはあるでしょうからね
じゃあそれをパラパラ見ながら
そっか あの赤ちゃんって明治さんだったんだって
独り言をぶつぶつ言います
私はそうですね 目星である程度歯車を探すみたいなことをやってみましょうかね
こうあえて
えー じゃあ目星とかしてもらえますか?
目星で振ってみましょう
えー まあまあまあ
まままま まあそうですね
そうしていると
まあまあとりあえず調べててわかった内容としては
本棚の中には手芸の本であったり
料理の本であったり
そうですね
まあ2000年頃
2010何年頃とかのっぽい本が
18:03
まあ何冊かあるのは
えーと 大丈夫だなっていうのはわかります
でいうことをしてると
まあ急に思い立ったように
えーとこの令和くんが
えーとまあ走り 走り出す?
えーと小走りで別の部屋へ向かっていきます
部屋というか部屋の奥の別の区画へ向かいます
はいはい
じゃあ追っかけます
追っかけましょう
えーそして追っかけていくと
えーとお二人っていうかお三方は
とあるスペースにたどり着きます
そこはひどく散らかっており
置いてある家具は先ほどの区域と変わらず
えーベッド机本棚しかないが
えー床やベッドの上に本や資料が散乱しており
えー床に関しては足場がほとんど見えないほど
えーと悲惨な状態になっています
えーと
うん
っていう感じがしますね
令和くんここはお片付けしないの?
あーっていう感じで
まあ言いながら入ってくると
まあちょうど片付けをしようとしてるかもしれないです
片付けっぽいこと
まあけどあんまりそのどれがどこに直すべきかとかは
あんまよくわかってない感じで
かなり苦戦をしてるかもしれないですが
お手伝いとかできそうですか
ほうほうほう
でしたらじゃあまあお手伝いっていう感じで
一緒にえーと資料をまあちょっと手に取ってみるなら
えー図書を図書館にしてもらえますか
じゃあ図書館
はい図書館も低いんだが
あそっか
そうなんですよ
さっき成功したからなんか高いような気がしてたんですけど
そんなことはなかった
実は低いんです
そんなことはなかった
ただただお片付け手伝ってますね
そうです
令和くんを連れてくれば喜んで片付けできるそう思うんだがな
さてではあの散らかっていたというその本や資料っていうのって
何か目につくものはないですかね
そうですよね
目星とかにしておきますか
横でちょっと見て割とぽやっと見てたというかな
おーんのしー
私どうやら刑事の才能はないようだ
まあまあまあまあまあでも言ってたな
そうですね
まああんまりまあこう感が良くなかったというか
まあ素早くはできなかったんですが
まあパッと見の分類とかで
こうまあ拙いながらも二人で整理をしてる
でまあちょっと時間がかかりましたが
整理が終わったところで
ちょっとどれにも分類できないような小さいメモですね
紙なんかノートのあれとかじゃなくて
21:04
一枚の紙とかじゃなくて
小さいメモみたいなものがあるのが分かります
さっきの床の資料も
でまあじゃあその内容を貼りますか
貼っていいわこれ
どう貼るっけ
ん?
いってメモを
アザトースがあの神を手放すことは早々にないだろう
そこで私はあの神のような存在を作り出すことはできないかと考えた
デウス様私はあなたに近づけるでしょうかと書いてあります
そうしていると今度は
散らかった机の上の方に令和くん向かいます
ちょっと真剣な顔してメモを見つめてます
それを尻目に
では私はあの令和くんの方を見ておきましょう
机の方に向かってるわけですよね
そうですね机の方も散らかっていて
机の方もなんか資料がおそらくその結構山積みになってるんでしたかね
床は床やベッドの上には
あー床やベッドの上にはか
床やベッドの上にはか
つまり机はノータッチだったので
あーまあじゃあそんなになんかぐしゃぐしゃじゃないけど
まあそうですねなんかやってると
えーまあですとじゃあまあそんな目星とかの必要もなく
まあちょっと黒革の手帳があるのが目立ちますね机の上に
令和くんこれは見てもいいかなと言って手帳を指差します
あーそうすると
うーっとこう突き出してきます
では見てみましょう
そうですねページをめくってみるとほとんど真っ白で何も書かれていないが
最後のページだけ何かが書かれているようです
筆跡は汚くおそらく男性のものだろうと感じます
そっかこれどうしよう
まあこれってこういうので基本的に内容に関わらずすぐ相方に見せますといえば
これもそういえば秘匿で渡してたよ
まあそうですね秘匿なら秘匿でもいいですけど
おそらく見せると思いますね
まあそうそうっすよねじゃあいいか
まあまあ音声で録音している都合上
デウスについてデウスはアザトースの周りで音を奏でる奏者の一つである
まるでまるで惑星の周りを漂う衛星のようにその姿や存在
その姿や存在はとても小さなものだがそれは人が生まれる前からこの世界を見守り続けている
デウスは何か特質して特徴や能力などがあるわけではないが
この世界が生まれてから私たち人間が出来上がるまでアザトースの傍で見守り続けてきた
もとよりこの存在を観測されていなかったが今回この神の観測に成功した
私はこの神に惹かれるものがあり神の観測を続けた
名を持たぬ神に私はデウスと観測対象として名前を付けることにした
ではエッキーバーに質問です
24:02
先ほど見つけたメモはこの手帳からちぎられたわけではないですね
そういえばそのぐらいのサイズ感かもしれないですね
ちぎられればこの黒い手帳の中に破れたページがあるはずなんで
そうですよね
それでいいですかね
おそらくそうですね
この手帳からちぎったような感じがします
そうですね
そう推測できそうです
なるほど
メモの筆跡と今この最後のページに書かれてあるのの筆跡っていうのはほぼ同じと見ていいですか
そうですね同じように見えます
ではそのメモ書きもあんまりきれいな字ではなかったということですね
そうですね
大原警部こちらも
何何って覗き込みます
こっちもちょっとあんまり子供らしくない真剣な顔して読んでます
何か思い当たることはないかな大原君
このデウス
見守り続けてるの
一番最初は明治さんぽいなって思ったの
そうかもしれないな
私も同じような感想を実は得てはいた
だが違う気がする
明治さんは違う気がするの
違う気がする
私は私なんじゃないかって気がしたの
デウスが
でもそんなはずないんだけどな
こういうのがあるんですよ
あ でも
これが
はい
ここでもう一つ
一つわかったことがある
これが
一つわかったことがある
これが
一つわかったことがある
ここで
あざとおすとは何か
それがわかれば
おそらく
もう一人観測者がいるな
ああ そうね
アダトロスと観測者は確実に我々とは別人のはずだ
うんうん
それがいるということ
そしてこの観測者はデウスを見つけることができたという
でもあの神はまた別なんでしょ?
メモの方の
そうだな あの神
いや もしかしたらそれはそうかもしれない
あの神
私はてっきり同一かと考えていたが
そうだな あのメモの還元だとあれば
アダトロスがデウスを手放すことはそうそうないだろう
という風に書かれるはずだな
で あれば
デウス様 私はあなたに近づけるでしょう
これを書いた人間は観測者と考える
27:01
いや でも 奇跡を見る限り
このデウスについての記述と
アダトロスがその神を手放すことはそうそうないだろうというのは
同一人物の可能性が高い
うん うん
ということは
アダトロスとデウスとあの神と私がいるんだ
そうなる そして私はデウスに近づこうとしていた
これが近づくというのは存在として近づくということなのかな おそらくは
この私は神様に
違うな デウスになりたかったの?
そうなるんじゃないかな
なぜならば 一つ共通点があるとするならば
デウスは人類の観測
観測者はデウスの観測をし続けている
うん うん
この人は私たち人間
そう 私たち人間ができるまでと言っているから観測者は人間なんだよな
人間が人間ができるまでを観測するの?
永遠に見ていたいのかもしれない
本当に丸投げなんだけど
アザトースも神様だよね
神の上位存在かもしれない
本当だね 地球じゃないところの神様
もし神にランクがあるんだとするならば
地球と月のような関係だというふうにこのメモは書かれているからね
と言ってこの説明でわかるかな
地球と月?
大きさが違うっていうのと
月は地球の周りを回っているんだ
そう 地球は地球として存在できるけれども
月は地球がないとどこかへ飛んでいってしまう
つまり地球があっての月なんだ
それを惑星と衛星の関係と言うんだけれども
アザトースとデウスの関係を惑星と衛星に例えているということは
デウスは月でアザトースは地球であるというような規模感で考えるべきで
デウスは神であったとしても
アザトースはさらにその上の存在ということになるね
この記述が
本当ならば
なるほど
難しい
そうなんだよな
一つ気になるのはデウスはアザトースの周りで音を奏でる奏者の一つであるっていうふうに言ってるんだよ
であるならばデウスはアザトースと繋がっているはずなんだ
なんと振られた
そうそうして
ではじゃあ話していると
まあゴソゴソしていたレイワ君が
あーあー
二人の方
二人の方
なんだっけ
じゃあもう明治さんの肩を叩くというか
明治さんの前になんか突き出してきます
何を突き出してきたんだい
レイワ君
30:01
見てみると
あー歯車を持ってます
あれ
なんで歯車を持ってんのレイワ君
あのーなんかそうですね
本棚の上の方を指差して掲げてます
そのあれ歯車
あー歯車があそこにあったってことでいいのかな
うん
まあとりあえず得意げな
こう顔しながら前にこうあなたの方に突き出してきてます
なるほど
これは頂いてもよろしいかなと言って
手に取りますけど
なるほど
うなずいてます
とりあえず三つ目が手に入ったが
さてさてさてどうしたものか
出せるわけにはいかなさそうな気
え
あーいやなんかあんまり成功値高くないし
これなんか
あーそうそうあの目星で振って
成功してないと出ないってなると
ここで詰まるので
どっかを指定するっていう
あのーマウスでクリックサックスにしなきゃならないんで
カチカチカチカチカチカチ
反応するところに探すっていう
かなりないんで
さてこれで手に入ったということはおそらく
そうだな
デウスかアトトウスかは知らないが
そちらの意思で考えるならば
この部屋でやることはもうないんだろう
なんか気になることが一つある
それを確かめるためにも中央の部屋に戻って
4番の部屋に行きたいなと思っている
うんうん行こう行こう
よしではどうしよう
では中央の部屋に戻って
えーと機械人形を修理しようとしますけど
その前にレイワ君に一応お礼を言っておこう
ありがとう
とても助かったよ
おーおーおー
じゃあレイワ君の頭をなでなでします
あのしゃがまないと絶対無理な身長差だと思うんだが
まあそれも
なんとかベッドの上とかに乗って
よしでは中央の部屋に戻りましょう
はい戻ります
1回です
えーとそうすると
えーと
あマスターすいません
ちょっとお手洗いに行きたいです
はいオッケーです
じゃあちょっと一旦休憩にしましょうか
いいですかはい申し訳ないです
一瞬じゃあちょっと離席します
はーいお楽しみ
ではちょっと離席します
戻りましたー
すいません
えー難しいなぁ
なんかデースについてにすごい揺らぎがあって
うん
あ戻りました
あ帰りなさーい
すごい難しいなこれ
一応見立ては立ててはいるけども
だとして?っていう話になるんだよな
難しいな
はいありがとうございます
じゃあ再開しましょうか
はい行きます
ではえーと
部屋から出てホールの方に
33:01
戻る際になんですが
えーと
先ほどとじゃないな
えーとすいませんこれは
本来その1の部屋を出る時に
あったはずの描写だったんですが
入りますね
えー見えるのは1番と
同じ部屋だ
しかしそこには先ほどまでいなかったはずの
白衣を着た者たちの姿があった
本や資料を真剣に読んでいる
年老いた者もいれば世間話や
全く関係のない話で盛り上がる若い
男女たちの姿があった
そんな中えー突然
部屋の奥から男の怒鳴り声が
聞こえてくるえーそこには白衣を
着た諸郎の男性の姿が
あった
諸郎って言えないか
白っ髪で眉間にシワが寄った
特徴的なえー顔をしている
その男性は足元に
向かってもう一度怒鳴り声を上げるだろう
怒鳴り声を上げるだろう
目線を逸らしその男性の
足元を見ればえーそこには
えー明治と同じ姿をした
人物がえー床を
這いつくばっているのが見えた
えー何度かせっ
せき込みえーごめんなさい
ごめんなさい
と言葉をこぼすがえー男性は
舌打ちをするとその人物を
蹴り倒しその後も何度か
暴行を加え違う
お前は出来損ないだ
と冷たい声を発した
先ほどまで世間話をしていた男女たちの
うち一人若い男性が
泊めに入ろうとするが別の白衣を着た
老人がやめておけと言わんばかりに
彼の肩を掴み首を横に振った
彼はただ傷つけられる
えー彼のことを見て
唇を噛み締めた
部屋にまたあの怒鳴り声が響くえー
ふと気がつくとあーあなたたちは
01の扉に立っていた
あーもう彼が襲ってくる様子はないだろう
えーまあここはちょっと
えーあの部屋を出るとき
パッパンですがという感じで
ですね
えーっと
そうですね
あと
これが01を出たときの情景
だということですかね
そうですね01を出たときにこれがあったはず
でした
えーっと少々
ください
えーっと
これと3番
うん
3番は今ですね
そうですね
えーっと
あーじゃなかったその前に
2番から出たときにも
まだ描写があるので
えーっとそちらから先に
はい
えーっと
2番の部屋ですね
2番と同じ部屋が映ります
えーひどく散らかったその部屋は
どうやらあの白髪の男性が
使用している部屋のようだ
男は散らかった机の上で何か作業をしている
とても熱心に手を動かしているものの
その目は虚ろだった
男の後方に誰かがいることに
気がつくそこには赤子を抱いた
白衣の女性の姿があった
男のことを心配そうに見ていたが
ふと白髪の男はそちらに気づき
36:01
目線を向ける
大きく目を見開くと
女性にズカズカと近づく
足元にある本や資料を踏みつけながら
男は女性に近づくと
男性 え?女性から強引に赤子を奪い取った
女性は動揺した表情で
男を見ることしかできず
男は虚ろな目のまま
赤子を両手で上に掲げると
似たりと口角を上げて
ぽそりとつぶやいた
ああ 意味が神だ
と気がつくと
あなたたちは03の扉の前
03の扉の前 あれ?ちょっと待った
これ順番を間違えているかもしれないです
これが03の扉の前ですね
これが03の扉の前ですね
はい
えっと
あ ほんとだ
002の方は別にやった
まあまあいいか
これはキーパーリング大変だ
いや ちょっと申し訳ないです
えーっと
で 部屋2の時がこれですね
申し訳ない
見えたのは2とも同じ
本棚のある部屋
ああ そうだここだな
なるほど この部屋が
3番の部屋がそうですね
はい その2番の部屋で
部屋の中央で
あ うわ 読んじゃった人がいる
様々な書物や
資料を調べている男の姿がある
何かの資料を作っているのか
男は必死に何かを書き続けている
周りには読み終わった本が
そのまま放置しており
本棚は先ほどと違い整頓がされていないのが
わかる
周りでは散らかった本をせっせと片付ける
明治と同じ姿をした人物がいる
男の邪魔をしないようにしていたが
男が作業をしている机に
たまたま手が当たってしまう
彼は焦り謝ろうとするが
下打ちをした後に
机の上にある筆記用具の中から
ハサミを取り出した
突然男は彼の首を掴み
床に押さえつける
ただそう一言告げると
男は彼の口にその刃をねじ込んだ
彼は涙を流しながら
必死に何かを言おうとするも
その口から声が発せられることはなかった
というような光景を
で
えーっと
それぞれちょっと
出るので
うん
これがそれぞれの部屋を出たときに
映像として見えた感じで
そうそうそうですね
よしこれでオッケーだな
よしなんとかやっと戻れました
はい
はいこれで
はいお待ちしました3の部屋を出て
再びホールへと来ました
えーまた
壊れた機械人形が
真ん中に座っている
ひどく不気味なものに見えたようです
うん
男一を助かる
なるほど
色々な情報が
そうですね
統合されてきた
ということは父親
順番入れ替えておきますね
ちょっと分かりづらいので
長和君がお父さんって
39:01
言ってた人
そうなるね
彼の手によって
長和は声を奪われたのだろう
お父さんなのにひどい
うんそうだね
そして対象も
傷つけられることというか
それとも自分ができなかったことを
後悔していたのか
分からないがそのまま放置されていたんだろう
あのお怪我は
まあそうだな
そういうことになるのだろう
少なくとも登場人物が
色々と見えてきたな
お父様と呼ばれる初老の人物
そしてそれ以外にいる
各位の老人の人物
そして
若い男性
そして
若い女性かな
うん
そして幾人もいる私というわけだ
一応
お気づきかもしれないですが
大原さんが見た
後継にいた赤帽を
抱いていた女性と一致しますね
えっと
女性が
同じ赤帽を抱いた女性です
うん
別だとは思わないでしょうね
そうですね
この初老の男性
はい
その偉そげなお父さん
まあそうですね
おそらくですね
初老は40くらいからですね
60くらい
これはもうちょっと上かな
ということは
60くらいだし奥さんもそのくらいか
奥さんも60くらい
奥さんなんだ
ああ
ん?奥さんだったよな
今まで奥さんという情報は
なかったですけどね
まあまあまあ
失せられるものでも
まあなさそうな感じ
女性は若いって書いてた気もします
若い男女だったというような気がするような
気がしたけど
モブさんかな
モブさんか
ただそうですね
3回目の
3つ目の部屋を出たときは
割と若かったと
赤ん坊を取り上げたときの
ってことですよね
そこはまあそんなに
たぶん
20、30くらい
見えますかね
ただ
すごい暴力を振るってた頃の
男というか
白髪の男性は
60くらい
とりあえず
明治さん歯車入れて
ああそうだね歯車を入れておこう
はまります
はまります
動く気配はない?
まあそうですね
一つ選択肢がある
何?
我々は01の部屋で
情報を取りこぼしている
何しろ本棚があるにもかかわらず
そこを調べていないからね
42:01
歯車だけ先に手に入れてしまった形だ
そうなってくると
少し気になることがある
それよりも
04の部屋に行くことを優先するか
もしかしたら
重要な情報かもしれないし
我々が想像していたことを補完するだけの
かもしれない
でも気になるから行ってみようか
ではそうしよう
01の部屋に再度戻ってみます
えっと
そうすると
まあ
そうですね
前に一度チラッと見たときと同じく
扉から
見える範囲にはいません
いませんというか
人の影は見えないです
なるほどね
ある程度当たってみようと思います
どんな仕様があるのかと
えっとそうですね
仕様ですと
図書館か
ざっと見た感じだと
歴史やオカルトに関して
オカルトっぽいもの
があるっぽいので
それら2つもしくは図書館で
見ていただいてください
こっちはオカルトで調べてみますか
お
お
いいですね
えっと
別名振ったんですね
これでいいですかね
きた
よいしょ
あまり聞いたことのない
紙について調べられていた
形跡を見つけます
シブニグラスやヨグソトースなど
名前も初めて聞いたものが
ほとんどであり
その紙たちについて
神話などの詳細が少ないことも
わかります
あ
振っている
じゃあちょっと頑張って歴史を振ってみます
はーい
歴史チャレンジ
えらい
せこしく
資料や本
資料や本を見るなり
ほとんどはギリシャ神話や
エジプト神話など
様々な神話や神について調査
されていることが
あります
そのようです
神様の本ばっかり
どうやらそのようだね
キーパー
不安になります
推理上に取りこぼしがあると
いろいろとまずいので
そもそもあんまり
聞けてなかったんですけど
なんておっしゃってたか
えっと
確かに神について
調べているようだが
そうだな
はっきりと言うんだが
人類史の中で聞いたことのない神の名前が
いくつか調べられた形跡がある
人間が信じた
45:01
神様じゃないってこと
あー
そうなのかもしれない
もともと神様というのは
神話というものがあるくらいだから
古くから信じられていたこと
でない限りは
神っていうものは
基本的にはないはずなんだ
だがこのシブニグラスや
ヨグソトースというものは
少なくとも歴史の教科書に
出てきたことはないと思う
ギリシャ神話やエジプト神話の中には
なかったはず
もちろんオンから見ても中国の神話だったり
インド神話なんかにもなかったと
思う
まあそうだな
聞いたことがあるんだとするならば
ライトノベルとか
ゲームとかに出てきたことがあるくらいかな
神ではない
神として信じられてはいないということだな
いわゆる信仰を集めた
というようなことはなかったはずだ
そんな神についての
調べることなんて無理だろう
だが不思議なことがある
神について調べられた形跡があるんだが
アザトースの名前が出てきてない
本当だ
アザトースとは一体何なのか
少なくともこの観測者
ジジイについてなんだが
アザトースの傍らにいた奏者に対して
ギリシャ神話の
狼である
ゼウスの名前をつけた
本来だったらもし
観測者に命名権があるんだとするならば
アザトースの方に
デウスをつけるのが普通ではないのか
つまり父の
お父さんの神様なんだよ
ギリシャ神話におけるほとんどの神様の父なんだ
デウスというのは
本当にその上にはクロノスっているんだけど
その辺はめんどくさいので割愛させてもらおう
だから
さっき地球と月という例え方をしたんだけど
もし
自分が知っている限り最も力のあるものに
対して名前をつけるんだとするならば
それはデウスという名前になるはずなんだ
だが
彼はその月たる存在
観測者に対して
デウスという名前をつけた
アザトースというギリシャ神話には
出てこない名前
それこそまだクロノスの名前が出てきた方が
しっくりくるというのに
ではアザトースという名前はどこから来ている
それがわからない
そして聞いたことのない神について
シェルバレた形跡の中にも
シュブニグラスやヨゴトドースはあるがアザトースは存在しない
では彼は一体何を見たんだ
わからない
まあそうだよな
だが少なくともこれで
取りこぼしていた情報を
どうにか救い上げることはできた
うんうん
大将さんまだいるんだよね
コミュニケーションが取れればいいんだが
少し危険な感じはするな
お怪我直してあげたいけど
もし大将さんも機械っぽかったら
直せないな
そうだね
じゃあごめんね大将さんって
ポソッと言います
48:01
うん
反応はないですかね
見てはないですけど
うん
危険が危ないからね
ここは04の方に行くとしよう
はい
ではまあ部屋を出て
04の方まで行く
はい
では
また
しばらく時間が
はい
OKだな
うんうん
えー
では
ちょっとだけ時間を
はい
部屋
04番の部屋に入ると
扉を開ければそこは広く薄暗い部屋だ
今までの白明るい部屋に
慣れたあなたたちの目には
少し不気味に見えるかもしれない
中にはカーテンで仕切られたベッドが並べられており
その形状から
病室のベッドに近しいと思うだろう
カーテンは全て閉まっているため
ベッドを確認するにはカーテンを開ける必要がありそうだ
また部屋の奥には
モニターが大量に取り付けられており
モニターから伸びるケーブルが
収束する先には一台のデスクトップパソコンがある
現在モニターは
ブルースクリーンの状態で
パソコンは電源が落ちているようだ
さて
今までの様子であるならば
ここには私がいるはずなんだが
いないね
今見た感じでは
そうだね
カーテンの中にいたりするかな
あまり考えたくはないな
そんなびっくりドッキリメカみたいな
そうだ
大原君
一つ質問があるんだが
何
私は今回疲れてはいなかったかい
うん
では仕方がないな
これはもう覚悟を決めて
パソコンを調べるしかあるまい
もう
ではパソコンのほうに
向かっていくということで
パソコンまで
行くと
パソコンの前まで
来る
これでいいですかね
部屋の一番奥の
一面にはモニターが大量に取り付けられており
モニターから
これは書いてあるな
モニターから伸びるケーブルが
収束する先には1台のデスクと
パソコンがある
現在モニターは
これも同じか
モニターの状態だから
電源は入ってるけどパソコンの電源が入っていない
という感じかな
電源が落ちていてパソコンの電源を
つけようと思えば
電源ボタンがあるのは確認できます
なるほどね
つまりモニターは生きていることが確認できている
パソコンはつくかどうかわからないという状況だね
おそらくつくだろう
さて
電源ボタンを押していく
先にくれた
恐ろしく早い
51:01
パソコンを起動すれば
モニターが一斉に起動し始める
モニターには広大な宇宙空間が
表示されそこには美しい
星々と惑星があった
小惑星から大きな惑星まで
様々な星々を映し出すその中に
時折彗星が流れ落ちる
その美しい宇宙空間の中に
黒く巨大な何かが
あることに
えーっと
んーっと
えーっと
えーっと気づくだろう
それは盲目にして白痴
全てを滑る混沌の中心だった
こっかりと開いた穴のように黒く
虚空に溶けたその深淵の方は
この宇宙の中心で
うごめき続け
惑星のあたりを漂う衛星のように
あーこれ貼っちゃお
えーっと衛星のように
彼の周りを小さな奏者たちが
音を奏で続けていた
このモニターにはスピーカー機能はないようだが
なぜか彼らがあの王に対して
音を奏でていることも
そしてこの存在が自分たちが会話見える
はずのない絶対的な神であることを
理解してしまう
しかし恐怖を感じることはなく
すぐにその王に取り巻く奏者たちに
視点を合わせていくだろう
やがてその映像は奏者の一つを
大きく映し出す
その奏者は王のすぐ近くで
そう奏者?あすぐ近くで
うごめく美しい目を持つ
不定形な化け物だった
しかしその目はどこか悲しそうで
ただ何かを見つめているようだった
映像はこれ以上別のものを映し出そうとはせず
えーただその奏者を
映し出しているようだ
えー
二人は
えーと
本来であれば恐怖を感じるかもしれない
その存在を前にして
恐怖を感じることはなかったです
うん
これがデウス?
そうなのか
ここから観測してたの?
これがデウス
いや違う
これは観測者だ
この奏者が?
いやあのこの装置そのものが恐らく観測者
つまりあのジジイのやつ
おそらくその見つけてしまったものなんだろう
だからえーと
うん
ジジイその奏者たちがいるって言うけど
その奏者たちに関しては
特に記述がないんだよな
うん
だから奏者の存在っていうのがいまいち分からない
ただその宇宙の王的なものっていうのは
えーと
黒く美しい目をしている存在
っていうのだけは分かる
でおそらくその奏者っていうのがデウス
うんうん
そこはおそらく間違いはないんだと思うんだが
だとしたら
これは一体
なんだ
神様?
いや神が見える何かなんだろう
神を見える
神が見える観測者の何かなんだろう
それは分かる
だがだあのジジイの言っている
そのデウスに近づきたいというのが
一体どういうことだ
彼もまた
深淵にでも引きずり込まれたいということなんだろうか
54:01
それが分からない
とさレモンにね
うん
私はあの神のような存在を
作り出すことはできないかと
考えたって
深いであるな
デウスみたいな
存在を
作りたかったのあのおじいちゃん
いや
どっちなんだ
アザトースを作りたかったのか
アザトースが
あの神を手放すことは
そうそうないだろう
だから私はあの神のような存在を
作り出すことができないかと
考えた
であればデウスか
でもデウスを作っちゃったら
自分はアザトースになっちゃうよね
そうなるのかな
だがだとしたらやつは一体
どこにいるんだ
色々とこう目に浮かばないし
何よりも
地球にいないって言うし
大原くん
実は私はこのドアをくぐるたびに
少し不思議な経験をしていたね
うん
君は疲れていたと私を表現したことがあっただろう
うん
その時に私は少し映像を見ていたんだよ
へー
まさしくこの映像だった
今この場に映っている映像を
私は見たことがあるのかもしれない
この宇宙の映像ってこと
ああそれも見たことがある
うん
私もねこの部屋に入った時に見たよ
どんなもの
ほんとね
さっきのお部屋の赤ちゃんがね
1歳ぐらいになってた
そう観測者であるジジイは
その赤ん坊をして
神だという風に言った
うん
ではその赤ん坊がデウスなのか
うーん
なんかお母さんが一生懸命
お母さんが片付けてたよ
楽しそうだった
そこが見えてこない
うーん
うーん
話しながら
俊々していると
ふと
パソコンのモニター
パソコンのPCの
デスクトップの
モニターがキーボードの近くにある
モニターのところを
チラッと見るんですけど
そこにはいくつかの
デウス01
デウス02
みたいなファイルが
無数にあるのと
Xマキナと書かれた
ファイルが
1つだけというようなものが
目につきます
まとめられる資料があるか
これを見てみるしかあるまいな
うんうん
じゃあ見たいです
Xマキナのやつを見ますか
見ましょう
そうですね
文章の
テキストファイルかな
と言えばいいのかな
これ海峡がすごいな
一回貼るか
57:01
よし
ちょっと
読み上げましょう
これでOKかな
私だけが崇拝するデウスは
私たちを見守り続ける
奇跡的な神だ
私はいつかこの神を偉大なる神よりも
素晴らしい神にしたいと思っている
そのためには私が初めて崇拝者で
ん?初めての崇拝者であることを
デウスに示し
供物を捧げる必要があると考えた
知識を蓄えたデウスはきっと同等の存在で
存在であれば気に入ってくださる
気に入ってくださるだろうと
私は非賢体Xマキナの作成を開始する
非賢体Xマキナは
デウスと同等の存在であり
デウスに捧げる供物である
Xマキナは人間をもとに作り出した機械人形である
知識を蓄え続け
いずれデウスと同等の神となるだろう
うーん
なんか
非賢体の状況確認という
実行ファイルのようなもの
非賢体の状況確認
.exeみたいな
ものもあります
はい
じゃあそれポチッとします
おー
なるほど
ポチッとすると
同時にエラーと表示され
非賢体のオリジナルと
1から3番以外の
非賢体の生命機能を
シャットダウンさせます
シャットダウンさせる
プログラムです
起動権利はプログラム
プロジェクトリーダーかリーダーが許可した
プログラムのみ許可されます
という風に表示されています
ちょっと張ってきますね
えーと
おー
エラーと表示され
はい
そんな感じですね
なるほどね
おじいちゃんが動かさなきゃだめってこと?
それかリーダーが
許可したプログラムのみ許可されている
という風に書いてある
プログラムのみ
さあこのプログラムってやつが一体
何をさしているのか
この部屋のお人形さんとか
かもしれない
歯車探しに来たんだった
そうだそうだな
じゃあ大原さんは
どうしようかな
どうしようかな
小運とかにしちゃおう
小運でいいですか
小運でいいです
行けちゃうよ
えー
探しに来たんだった
と
言った時に
えーと
いやどうしようかな
指にコツンって当たった感じがします
ちょっと腕動かして
はいじゃあ見ます
えー
なんと驚き歯車が
あります
あった
あったね
1:00:01
という事はだ
じゃあこの
お部屋の情報は
以上です
おそらく
出る時にまた見えるんじゃないかな
あー
そういえば明治さんいなかった
ん?どこに
この部屋に
君の記憶ではということか
違うなそうかこの部屋に
俺の対象となるべき
とってみた平成さんがいないのか
うふふ
確かにいなかった
気になるコードもあるな
Xマギナ01から03までは
いたってことが分かっているんだが
もしかしたらこれ以上はいないのかもしれない
あそっか
分からない
でもコードそれ以外の生命情報をシャットダウンするとか
やったからそれ以外にも何かいる可能性はある
それを探るためにも
05に行かなくちゃならないのかもしれないな
あまり気乗りはしないな
どうにも嫌な予感がする
じゃあお二人は部屋出ますか
出ましょう
はい出ます
ではそうすると
どこからノイズ音のようなものが
聞こえてきます
その直後探索者たちは
映像のようなものを見ます
えっと
こう
また先ほどと同じ部屋だ
しかし映像を認識した
瞬間その部屋に
叫び声と叫び声が響いた
それは明治と同じ姿をした
者たちの声であり
さらに一人ではなく十人ほどの数で
この部屋の中を走り回っている
それは何かから必死に
逃げようとしているようで
その後ろを白衣の若い男性たちが
追っていた
男性たちが彼らを取り囲み
ついに追い詰められてしまう
彼らは
部屋の中央で男性たちに囲まれ
ひどく怯えながら
大きく震えていた
男性たちは少し怯むも
ゆっくりと懐から拳銃を取り出した
その銃口が彼らに向いた瞬間
大きな悲鳴と同時に
いくつもの銃声が鳴り響く
悲鳴を最後に彼らは
血を流すことなくその場に崩れていく
ガラガラと金属音に近いものが聞こえ
もうそれらは壊れた人形のように
動かなくなってしまった
銃口から小さな煙が昇り
部屋中には火薬の匂いが充満する
彼らを殺した男性たちも
冷めた表情でその場で膝をつき
泣く者や呆然としている者もいたが
彼らの後ろで
頬杖をつくあの白髪の男が
映る。男は大きなため息をつき
またダメだった
とつまらなそうに言った
ふと気がつくとあなたたちは
4番の扉の前に立っていた
部屋の中央には相変わらず壊れた機械人形が
あるだけだ
お二人は部屋に
立っている
心配そうな顔をして
明治さんを見上げます
1:03:03
深くため息をついて
少なくとも自分であると認識した者たちが
殺される風景を見るというのは
あまりいい気分ではないね
表情変わってる
たまに変えてます
気づかなかった
これは推測でしかないが
おそらく苦物を捧げるということなんだろう
デウスに?
そうでなければ説明がつかない
わざわざつくって
殺される必要はないし
記述には苦物と書いてあった
捧げるためにはどうするか
彼らがそのギリシャ神話とやらを
その文法に
乗ってるんだったら
自らを捧げることに
他ならない
だからって機械人形作って
それを壊さなくても
少なくとも狂人の考えることなど
わからんさ
嫌な人
さっき拾った歯車を
明治さんに渡します
キーパーに確認しておきたいんですけど
我々が見たこの光景
っていうのが
そのまま
崩れたというか
汚れたソファーと
だいたい一致する感じなんですかね
そうではないなら
そうではないのって
別にいいですけど
先ほどと同じ
これの続きで
このホールも
こうなったんじゃないかってことですよね
はいそうです
原因が恐らくこの捧げた儀式の中で
汚されていて
そのままになっているかどうか
ということですね
どうしよう
違うように感じるじゃないですかね
どの節だ
分かりました
では機械人形に歯車をはめていきましょう
ガチャン
ガチャン
まだ動きはしません
あまり気乗りしない感じで
この部屋に
扉に手を掛けます
振り返って
ちょっと振り返って
メイジさんを心配そうに見上げます
まあ大丈夫だろう
ここまで来て泊まるわけにもいかんし
何よりも帰る部屋が私にはない
ゼロの部屋
閉まっちゃったんだった
そうです
壁みたいです
じゃあ開けるね
開けます