1. 口は背中よりモノを言う。
  2. #38 問診だけでも成り立ちそう..
たまには真面目な話。
だいぶ仕事を変えたくなっています。こういう能力と無関係な土俵に立たざるを得ない環境が続くと、ちょっとさみしくなっちゃいますね。
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サマリー

ポッドキャスト上では、カフェインよおさんが新たな働き方を模索していることが触れられています。また、高齢者向けのホーモンリハビリを行う中で、目に光を宿した方々との接触が役割を果たす重要性を感じ、さらにその理解を深めるための問診票の作成が始まりました。患者の痛みの特徴や起こるタイミングを聞くことで、その症状に対する予測が立てられることがあります。例えば、特定の負荷によって痛みが増す場合、その負荷を引き起こしている要因を探る必要があります。問診の重要性や、動作や怪我の経過による患者の負担や症状の関係について話し合われています。さらに、慢性的な症状の原因としては、幼少期の怪我や手術が影響しているケースが多いことが指摘されています。

00:02
こんにちは、こんばんは、おはようございます。カフェインよおです。
パーソナルトレーニングの機会
先日ですね、パーソナルトレーニング的なものをさせていただく機会がありましてですね、
常々、働き方を変えていきたいなというふうな思いを抱いておりましてですね、
ポッドキャスト上でも何回かお話したことがあるかなというふうに思うんですけれど、
なのでちょっとその絡みで、ちょっと友人の体をお借りして、
そのパーソナルトレーニング的なものを試しに1時間ちょっとぐらいかな、やらせていただいたんですよ。
まあ楽しくて、まあ楽しかったの、それが。
普段は理学療法士として、ホーモンリハビリというジャンルのところに従事をしているんですけれども、
そこで相手にする方々っていうのは、基本、介護保険の適用になるご高齢の方々なんですね。
僕はもともと整形機関のクリニックで働く理学療法士だったんですけど、
その時は年代が結構幅広かったんですよね。
下は多分15歳ぐらいとか、上はその90いくつとか、みたいなそれぐらいの幅がある人たちを相手にしてたんですけど、
それが今、ホーモンリハビリというところに勤務するようになって、ターゲットがググっと上の方に絞られるわけですね。
介護保険のターゲットになる、いわゆる高齢者なので、80歳代、90歳代ぐらいのところがメインの人たちになってくるわけ。
そんな中で、僕とほぼ同年代ぐらいの方を対象に、あれやこれやと提供させていただいてですね、
やっぱいいなぁと思わされました。
この文脈でこういう言葉を使うとすごく語弊があるけれども、
その目に光を宿している方を相手にするというのは、
その目に宿している光を強くするためのお手伝いができるというのは、すごく嬉しいことだなというふうに思った次第です。
その一環と言いますか、今後なるべくそういう機会を増やしていきたいなというふうに思っているので、
問診票の作成
その準備として、問診票を作ろうという回でございます。
問診票というのは、皆様が病院に行った時とかに一番最初に受付さんから、
じゃあこれに記入して、記入が終わったら受付に持ってきてくださいねって言われるあれです。
普段の医学療法士としての業務であれば、基本自分たちが関わる手前のタイミングでそのドクターが関わっているので、
その受付のところでざっくりとした問診票に記入してもらって、
そこでドクターが診察をして、そのドクターが診察した情報とかいろんなものを持って、
最終的に我々のところにやってくるという流れになるんです。
だからそんなにあえて問診票とか作らないでいいんですけど、
今回はファーストコンタクトから僕になるわけで、
できればその実際にお目にかかる前にその問診票的なものに記載をしてもらって、
お互いに僕はその方に対する理解を深め、
利用される方は利用される方で自分の状態について考えていただくという機会を持てた方が良かろうということで、
問診票を作ろうと思ったわけです。
この問診票というのがですね、
僕が患者さんと相対した時に、
何をどういうふうな意図を持って聞いているのか、
どんな情報を発しているのか、
引き出そうとしているのかみたいなものが、
これを作る過程で透けて見えると思うんです。
それってちょっと面白いと思うんですよね。
他の業界の方々からすると。
なので、問診票を作りながら、
どういう意図を持ってこれを聞こうとしているかみたいなものを垂れ流すポッドキャスト。
面白いんじゃねえかなって思ってやってみようと思います。
問診票に含まれる情報
ということで、とりあえずGoogleフォームを使ってやっていこうかなと思うんですけれど。
何だろうなぁ。
まず最初に何を聞くかと言われると、
それはやはり首相になるんでしょうね。
首相というのは多分、
医療業界の用語だと思うんですけど、
主な訴えと書いて首相ですね。
つまりその、
患者さんという方が言い慣れているから、
患者さんという呼び名にしますけれど、
その患者さんが何に困っていて僕のところに来るのかという風なのを聞き出すための項目です。
何て書けばいいかな。
今回相談されたいことは何ですか。
とかかな。
多分パーソナルトレーナーという風な立ち位置なのであれば。
痛み。
ビビれ。
違和感。
体力。
あたりですかね。
多分ね。
そういう首相に対して、
僕が基本的に相手取るものは痛みだったり痺れだったりとか、
不快な症状を取り除く目的で介入することが多いので、
一旦それに対しての申し表というつもりで書いていこうかなと思うんだけれど、
その首相がありますと、
痛いです。
痺れがあります。
違和感があります。
歩きが大変です。
とかっていう風な物事があった時に何を聞くか。
それは5W1Hですね。
いつどこで。
誰が。何を。
なぜ。どのように。
というあれです。
大体これを聞けば、
実際にその方の体の動きだったりとか、
体の状況を見て触って確認とかしなくても、
大まかに状態の雰囲気はつかみ取れると思っています。
何だったら問診で8割9割ぐらいは、
対処方針が決まることが多いかなっていう風な感じですね。
まず、いつから主祖である物事が気になるようになりましたか。
文章で書くのであれば。
特にその痛みという話で言うと、
我々の業界の用語で、
旧世紀と満世紀という風な言葉があってですね。
旧世紀というのは、
例えば、
小指をタンスの角にぶつけました。
痛いです。
今すげーズキズキしてます。
で、なんか小指がだんだんだんだんちょっと膨れてきました。
なんかちょっと色もおかしい気がする。
みたいなのが旧世紀。
つまり何かしらその部位に対して、
衝撃が入って、
衝撃が入ったことで組織が損傷して、
で、痛みだったりとか、
そういう風な強い症状を起こすもの。
この場合は、
いつからっていうのがかなりキンキンになりますよね。
1時間前からですとか、
2、3日前からですとか、
それぐらいのスパンの回答になる。
これが、
例えば腰が痛いです。
いやもう1、2年前からずっと痛いんですよね。
みたいな感じになると、
これはその腰をどこかにぶつけ続けているわけではないですよね。
だけれども、
新しい刺激が、
新しいそういう風な強い衝撃がそこに加わっているわけでもないにも関わらず、
なぜか症状が続いている。
これをその慢性期という風に言います。
慢性頭痛とかね。
よく言いますよね。
この旧世紀と慢世紀、
つまり日が浅いか日が長いかっていう風なところで、
何が違うかっていうと、
対処方法が大きく変わってくるんですね。
先に挙げた旧世紀の方、
つまりどこかにぶつけて、
今めっちゃ腫れててめっちゃ痛いんです。
みたいな方は、
もう動かしちゃいけないんですよね。
基本的には。
動かさずに、
固定をして、
なるべく新しい刺激が入らないようにして、
安静にして、
とにかくその体の修復作用によって、
その部分の炎症が収まってくれるのを待つ。
っていう風な対処が必要になるんです。
だからこっちの場合は、
僕の範疇ではない。
それも医者に行ってください。
っていう話になるわけです。
逆に後者の方の慢世紀の方、
つまり、
数年前から腰が痛いんです。
で、きっかけはもはやちょっとよくわからない。
けれども、
ちょくちょく腰が痛むことがあって、
日常で結構困ってます。
みたいな方が我々の良分ですね。
そういう人たちは、
さっき言った旧世紀の人のように、
守るアプローチをするのではなくて、
逆に何をしたら痛くて、
何をしたら痛くなくて、
なぜその痛くなる動きをすると、
その問題の場所に過剰な負荷がかかるのか、
みたいなものを分析して取り除いて、
っていう風な工程が必要になるので、
そういうのは我々の得意とするところ。
という感じになる。
なので、このいつからというところに含まれている情報量というのは、
非常に多いなというふうに思います。
続いて、
メイン、ウェア、どこで、
どこでだけれども、
どこがですね、
出祖として記載された内容が、
特に気になる箇所はありますか、
という表現になるのかな、
おそらくは。
どこがというのは、
腰が痛いですと言われれば、
腰なんだろうなと思うじゃないですか。
ただ、腰って、
結構人によって捉え方が違うと思うんですよね。
医療従事者から見たときの腰っていうのは、
頭の付け根のところから、
骨盤のところまで連なっていて、
その一番下の5つ分のところを、
腰椎というふうに呼ぶんですね。
腰の背骨なわけですよ、腰椎というのは。
その腰椎があるところの甲面の部分を、
我々は腰と呼ぶわけですね。
ただ、結構、
患者さんが腰が痛いんですって言ったときに、
じゃあどの辺が痛いんですか、ちょっと指で指してみてくださいって言ったときに
察し締められるところは、
腰じゃない方が圧倒的に多いですね。
どっちかっていうと、
腰椎よりも下で、
右か左か人によって若干横にずれるみたいな、
その辺りが結構痛みが出ることが多い。
なので、一口に腰と言っても、
それはもはや背中じゃねっていうところを触られる人もいれば、
逆にそれはもうお尻だろっていうところを
触られる人もいるわけです。
なので、そのただ腰痛ですっていうふうな括りで、
当たってるとミスることが稀にあるので、
どこがっていうのは結構大事ですね。
この場所がはっきりすることによって、
分かる情報というのも非常にいっぱいあってですね。
そうだなぁ。
例えばね、
膝が痛いですという人が来ました。
で、レントゲンを取りました。
膝の軟骨がすり減って、
それが原因で痛いんでしょうと言われました。
っていう人がいたとします。
なんとなくイメージつきますかね。
よくテレビのCMとかでね、
膝の軟骨がすり減ってうんぬんなので、
その軟骨を衛生する成分を持っているこのサプリメントを飲みましょうみたいな。
なんかそういう良いんだか悪いんだかよくわからない商品がいろいろあっていたりとかしますけれど、
膝が痛いです、軟骨がすり減ってますって言われましたっていう人が来るじゃないですか。
で、じゃああなたはどこが痛いんですか。
いやいや私はだから膝が痛いんですってっていう話になるんですけど、
じゃあその膝のどのあたりが痛いか。
膝がもうまんべんなく全体的に前から後ろまで一通り痛いのか、それとも前側だけなのか、横なのか、後ろなのかっていう風なところをちょっと掘り下げてみると、
どの辺かな、この内側のこの辺ですかね、みたいな感じで、
膝を通り過ぎてちょっとすねにかかるあたりを指し示される方がいらっしゃるわけです。
で、そうなってくるとですよ、いわゆる軟骨がすり減ってその骨同士が接触してぶつかるから痛いんだっていう風な話なのであれば、
痛みの特徴を聞く
痛みは膝の骨と骨の間のちょうどそれがぶつかるポイントだけに限定されるはずなんですよね、理屈の上では。
でも実際そういう風に訴えられる方っていうのはかなり少ないんですよ、現実を見るとね。
なので、この人はここが痛いって言ってることはこれは骨の問題じゃねえなとか、
ここが痛いっていうことはここにはこういう風な筋肉が走っているなとか、こんな死亡組織があるなとかっていう風なことから、
じゃあどういう風な負担がそこにかかることによって痛みが出ているのかもしれないなーっていうところまでどこが痛いんですかっていう風なことを聞くことである程度予測が立つわけですね。
なので、腰が痛い、膝が痛いで済まさずに、腰の右下のあたりが痛いですとか、膝の前側が痛いですとかっていう風なところまで、
皆様がどっかで診察を受けられる際には行っていただけると非常に我々の助けになるかなという風に思います。
さて、5W1Hと言ったけれども、誰がは、そりゃあね、誰がのところはひとまずいいであろう。
誰がは、それは対象の患者さんがになりますね。
ここまでの話の流れからすると、例えば2年前から腰のこのあたりのところが痛いですという風な情報が出てきました。
じゃあ、その2年前から腰が痛いです。
日常生活の中でどんな瞬間で気になりますか?
例えば、朝に強く気になります。
仕事終わりに気になります。
運動した後に気になります。
1日中気になります。
とかね。
結構、ことを整形外科で勤務している時には、
このね、じゃあ腰が痛いんですね。どんな時に痛いんですか?って聞くと、
結構な確率で、いやもうずっと痛いのよって言われることが多々ある。
なんですけど、大体ね、嘘ついてるんですよね。
嘘ついてるって言ったらちょっと言い方が悪いけれども、そこで思考停止してしまっていることが非常に多いんですよね。
それこそ例えば、5年10年ぐらいの単位で不定期に腰の不調が出続けたり出なかったりしているみたいな話になると、
その方の頭の中ではずっと痛いに変換されてもまあまあ不思議じゃないですか。
5年10年続いてある程度の腰の不調が続いてます。なので私はずっと痛いのだ。みたいなね。
なんですけど、それだと何の情報にもならないので、
じゃああなたは腰が痛いんですね。どんな時に痛いんでしょうか?
例えば今じゃあ僕と話しているこの瞬間にも痛いんですか?って聞くと、大体いや今は痛くないですっていう風に言うんですね。
なので、じゃあ立ってる時に痛いんですか?歩いてる時に痛いんですか?朝起きた直後に痛いんですか?
で、そのまあ仮にそういう風なタイミングで痛かったとして、その痛みを感じてその後、じゃあ立ち続けたらもっと痛くなるんですか?
歩き続けたらもっともっと痛くなるんですか?それとも意外と歩いている最中痛くなるけど、その後はなんだかんだ紛れて落ち着いてくれるんですか?どうなんですか?
みたいなところを聞いていくわけですね。
なんとなく僕がこれまでに担当した方から得られた傾向ですと、
わかりやすいのでその腰の話にしますけれど、腰が痛いです。朝起きた直後が一番痛いんです。
そこからまあ動いている間になんとなくちょっと良くなっていって、日中は気にならないんですっていう人はかなりの高確率で寝具に問題がある人ですね。
痛みの起こるタイミング
つまり枕であったりベッドであったり布団であったりとかね。
なのでそこによる悪影響が一番寝て起きた瞬間の朝起きた直後に出て、そこから離れている瞬間っていうのは寝具による負荷がかかってないから、むしろそこから離れている時間分だけどんどんどんどん良くなっていく。
でもまた夜寝ると悪くなるみたいな。
逆に朝は全然気にならないんです。
日中こう仕事してて、仕事してるとだんだんだんだん辛くなってきて、夜が一番しんどいです。
でも寝ればある程度は楽になりますっていう人は、まあじゃあその仕事中の姿勢だったり動作だったりが何か影響しているのかなっていうふうなことでそっちに対しての質問をもうちょっと掘り下げていくみたいな。
そんな感じの使い方をしますね。
うん。
いつ、どこが、どんな時に、きっかけ、why、なぜ。
主祖となる物事がなぜ気になるようになったのか、それをこう自分で把握しているかどうかも結構大事な情報ですね。
文章で書くとすると、なんて書くんだろうな。
主祖が気になるようになったきっかけはわかりますか。
かな。
いわゆるぎっくり腰みたいだね。
くしゃみをした拍子にぎくっときました。
とか、重いものを持った拍子にぎくっときました。
とか、なんだろうな。
なんかの拍子に転んでしまいました。
とか、テニスをやっててちょっと足ひねりました。
とか、そういう類のやつですね。
また、そういう類のきっかけがいつ起きたのかっていうのもまたちょっと大事になってくるんですけど、
一番最初のね、いつから気になるようになったかっていうのとやや近しい部分もありますが、
例えば、5年10年くらいの単位で腰痛に悩まされている人が、5年10年前にそういうぎくっとなるエピソードがあった上で、そこからなんとなくゆるゆると続いているよという話なのか、
例えば、そういうふうな明確な物事がないけれども、5年10年単位で悩んでますなのか、
5年10年というスパンの中で定期的にぎくっとやってちょっと落ち着いて、ぎくっとやってちょっと落ち着いてみたいな感じで繰り返しているタイプの人なのかとかね。
一番多いのはどれだろう。
あんまきっかけなくずるずる続いちゃってる人がなんとなく多いような気がしますね。ことを腰痛で言うと。
つまり、自覚できるような何のきっかけもなくなぜか腰痛が続く人っていうのは、
日常生活の中に何かしらある一定量微弱な負荷を腰に与え続ける習慣が変についてしまっていて、
でもそれを自分で修正することができない人である率が高いんですけど、
そういう類の人が割合多いですね。
いわゆるぎっくり腰ってさ、不意に訪れるものとされているじゃないですか。
例えば重いものを持った拍子に何かしら力の込め方が悪くてぎくっとなっちゃったんです。
実際には、ぎくっとなる手前の段階で微妙に負荷をかける動作の蓄積みたいなものが組織になされていることが多いんですね。
今のところお会いしている人の中では9割9分くらいはそうだと思っている。
本当に突発的な物事っていうのは、交通事故にあった後から腰が悪くなりましたとか、
それぐらいの強い刺激が一気にガツって入って痛くなりましたみたいな人じゃないと、
何の素養もなしにいきなりぎっくり腰になる人っていうのは基本いらっしゃらないなという印象があります。
話がそれましたけれども、
とにかく何か強い負荷を急激に受けたことによって症状が起きてきたものなのか、
またまたというのはその方の状況を紐解く上でとても大事だなというふうに思います。
さて、
いつ、どこが、どんな時に、なぜという風な項目が埋まってきまして、
あとどのようにか。
これ文章に起こしづらいですね。
これは書かんでいいかな。
整形外科に痛みを理由でかかられた人とか、
内科に腹痛とかの理由でかかられた人とかだと、
どんな感じで痛いですかって聞かれたことが多分あると思うんです。
どんな感じって言われてもわからないです。
多分なると思うんですよね。
結構、どんな感じでっていうような表現は我々からすると重要な情報ですね。
さっきの小指をパンスの角にぶつけました。
あなた今どんな感じで痛いですかって言われたら、
じんじんじんじん、うずくような痛みがあるんです。
みたいなのってなんとなく想像できますかね。
逆に5年10年ぐらい続いた腰痛を持っている人に、
あなた痛い時ってどういう感じで痛いんですかって言われたら、
ずーんと重いような感じがするんですとか、
っていうふうな表現になるわけですね。
最初の方に話した、
急性の痛みなのか、それとも慢性の痛みなのかっていうのは、
なんとなく擬音で表現する時の傾向っていうのがやっぱりかなりばらけているんです。
結構ここまでこう話を聞いていった時に、
はいはいはい、慢性っぽい感じの痛みでここまで来ているのねっていうふうな印象で来ていたものが、
どんな感じで痛いんですかって聞いたら、
脈打つような感じでなんかズキズキするような感じもするんですとかってなると、
症状に対する予測
ちょっと話変わってきたぞ、これは何か見落としているかもしれないなみたいな話になることが稀にあったりとかします。
これはでも文章で回答してもらうのはちょっと難しいような気がするな。
ここらへんまで行っちゃうと、これはもう実際会った時とか、
実際に会話の中で聞いた方がいいような内容の気がするので、これは無しにします。
ということで、いつから気になるようになりましたか?
特にどこが気になりますか?
日常のどんな時に気になりますか?
気になるようになったきっかけはわかりますか?
というふうな感じですかね。
多分問診票に書くとするならば。
その他、今思いつく中で、
仮想の患者像を作るとすると、
わかりやすいのは腰が痛いです。
5年ぐらい前からなんとなくずるずるずるずる痛みが続いているような感じがします。
特に右側の腰の骨盤のあたりが痛いんです。
仕事しているとだんだん重くなってくる感じがします。
最初のきっかけとかはなんかもうちょっとよくわかりません。
みたいな感じの回答を仮にしてきた人がいます。
というふうな人が仮にいらしたとするならば、
とりあえずその急性か慢性かで言うとおそらく慢性の人である。
つまり、今現在何かその組織が損傷しているわけではなさそう。
組織の損傷がないけれども痛みを抱えているタイプの人っぽいなぁと。
その組織の損傷をしてないけれども痛みを抱えている人っていうことは、
組織が損傷しない程度の微妙な負荷が訴えられている箇所にかかっている可能性が高いなぁ。
じゃあどんな負荷がそこにかかるんだろうかというふうなことを考える。
で、どうやらその人は仕事をしているとだんだん悪くなっていくっていうふうな自覚があるらしい。
なるほど。
じゃあ休みの日とかはどうですか?
仕事してない日なんかはやっぱり痛みが出るんですか?
って聞くとしますよね。
これで、じゃあ仕事してない日は全然痛くないんです。仕事してる日だけ痛いんです。
だったとするならば、この人の負荷を受けている要因っていうのは確実にその仕事の中に含まれることになりますよね。
ってなると、もっともっとその仕事の内容、じゃあどういう仕事をしてるんですか?
仕事ですか?デスクワークですか?それとも力仕事も含まれてますか?
とか、そんなところをもっともっと掘り下げて聞いていく必要があるなっていうふうな話になる。
これが、その仕事が休みの日はどうですか?休みの日も痛いんですか?
休みの日は休みの日でなんか痛いこともありますね。
っていう風になったとすると、
じゃあ別に仕事に限った話ではなくて、
仕事があるないとかそういうことではなくて、
単純に朝目が覚めてからどれぐらいの時間活動し続けたのかによって痛みが出るタイプの人なのかもしれないなっていうふうなことをイメージするわけですね。
動作や怪我の経過による患者の負担と症状の関係
じゃあそうすると、朝起きてからその時間経過によってだんだん悪くなってくるタイプの人だとして、
歩き回っている方が悪くなるのかな?
それとも座りっぱなしの方が悪くなるのかな?
みたいなことを考えなければならないので、
それに準ずる内容を聞きますね。
例えば、仕事の内容を聞いてディスクワークをしてますってなったのであれば、
じゃあその仕事がっていうよりも座っている物事自体が悪いのかなという話になるので、
じゃあ休みの日に例えばどっか出かけて歩き回っている時なんかもやっぱり痛くなるんですか?
歩いている時はそうでもないですね。
あ、じゃあやっぱりこの人は座るのが悪いんだ。
じゃあ座りの姿勢をチェックしましょう。
みたいなね。
そういう感じの組み立て方をしたりとかする。
まあなんかざっくりそんな感じでしょうかね。
最低限聞くところというのは。
本当はもっともっともちろん実際に相対してそれぞれの回答をもらったら、
それに対して掘り下げていくんですけれども。
一旦ひな形の部分に対する僕が考えることというのはそんな感じでございます。
ぜひぜひ皆さんもそのどっか医療機関を受診される際には、
ああ、なるほど。
こんなことを気にしてこの質問項目は書いているのだなというふうなところにちょっと思いを馳せて、
少し詳細に書いてみていただけると大変参考になってありがたがられるんじゃないかなというふうに思います。
あ、一個忘れていたぞ。
そうだそうだ。
起用歴を聞かなきゃいけないね。
これは絶対いるわ。
幼少期の怪我や手術の影響
これまでに怪我・自己手術などをされたことがありますか?
これ超大事です。
これが治療の方針を決定づけることは多々ありますね。
非常に多い。
繰り返しになりますが、慢性的に何かしらの症状を抱えている人っていうのは、
本人が気づかないうちに問題の部分に対して負担をかけ続けていることがめちゃ多いです。
その気づかないうちに負担をかけ続けるに至った理由として、
実は幼少期に左の足首をねんざして、
でもそこまで痛くもなかったので、
とりあえずシップ貼って様子を見ました。
とか、部活中に足をひねりました。
腰をひねりました。
とか、車で交通事故に遭いました。
とか、胃腸の方の問題があって、
手術をしてちょっとお腹を切りました。
とか、そういうふうな物事がすごい影響するんですよ。
もうそんなの先生、20年30年前の話ですよと言われる方もいらっしゃるんだけれども、
20年30年前の話をほっぽっといたからこそ、
今この状況があるんですよっていうふうなことがね、とても多いわけ。
例えばねんざの話で言うと、
ねんざするじゃないですか。
足首をぐきってひねってね。
足首なんかちょっと腫れて痛くて、
シップかなんか貼ってね、
とりあえず痛みが落ち着くまでは様子を見ました。
っていうふうな人がいたとするじゃないですか。
なった時に、
もちろんねんざしたことによる痛み自体は、
シップ貼って、その腫れが落ち着いて、
ねんざの中での修復作用が働くことによって、
ある程度期間が経って、腫れが落ち着けば痛みは取れるわけです。
ただ、その腫れが落ち着くまでの期間、
ずっと、その腫れてて痛みがある足には体重かけないですよね。
痛いから。
ってなると、その腫れが治るまでの期間、
ずっとねんざしてない側に偏って動く習慣がついて、
結果的にねんざが治った後にも残って、
さらにそこから5年10年ぐらいの時が流れて、
ずっと偏り続けてるから、
実は腰に負担がかかってたんですよ。
みたいな話が起こるわけですよね。
そうすると、治さなきゃいけないのは腰じゃなくて、
先にまずは足を治して、
足に体重をちゃんとかけられるようにする練習しなきゃね。
みたいな話になったりするわけです。
これ、めっちゃ大事ですね。
大体これ聞くと、
特に何か思いつかないですね。
って言われることの方が多いんですけど、
でも、いざ治療を続けてみると、
あ、そういえば子供の頃そっち足怪我したことありました。
みたいなことを思い出される方も結構いらっしゃいますね。
というところじゃないでしょうか。
一旦、文章で表現できそうなところというのは。
もう少し思い出したものは付け加えて形にしようかなと思います。
ということで、
番組概要欄におタイルフォームが用意してありますので、
番組への質問・意見・感想、
こんなことも聞いた方がいいんじゃない?
前にこんなこと聞かれたんだけど、あれどういう意味なの?
などありましたら送っていただけると大変嬉しいです。
また、感想などなど、Xにポストいただける際には、
ハッシュタグ、口は漢字、物はカタカナで送っていただきますと、
こちらも大体チェックしておりますので大変嬉しいです。
よろしくお願いします。
では、また。
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