もっとPRの話をしよう。聴くPR TALK
はい、みなさんこんにちは。聴くPR TALK by talentbook。私がパーソナリティーの工藤圭太と申します。
そして、PR Tableの堀井幸です。よろしくお願いします。
はい、お願いいたします。この番組はですね、PR Tableで働く我々2人がテーブルを囲み、
PRを実践する様々なゲストを呼びして、もっとPRの話をしようという趣旨の番組でございます。
はい、今日のゲストはですね、昔からお付き合いのある方を一人お呼びしております。
毎回ですね、結構企業のPR担当とか、わりとコミュニケーションに関わっている方とかを、これまでお呼びしてきたと思うんですけど、
今回ちょっとですね、いつもとちょっと違う角度からPRの話をしてみようかなというところでですね、
職種としてはフリーランスの編集者ライターさんという肩書きでご活用されております
長谷川健太さんをお呼びしております。よろしくお願い致しまーす。
よろしくお願いします。
長谷川です。
お邪魔します。
よろしくお願いします。
はい、よく来ていらっしゃいました。
いやーそんな、そんなね、あの定調にもてなすタイプのアレではないですからね。
気楽に呼びつけていただいて構わないです。
いやーもうありがとうございます。
いろんな話したい人にですね、とにかく話していこうという趣旨の番組なので、
お声掛けさせてもらったんですけど、
コウさんちょっと見てください、このマイク今見えます?
ちょっと画面に多分聞いてる人はわかんないと思うんですけど。
見えますよ。ラジオマイクみたいな。
最近ちょっと音声良くなったと思いませんか?
いいですよね。
そうそう、このマイクですね、実は長谷川さんからご紹介をしていて、
それでですね、ポチッとクリックしてしまって買ったんですよ。
僕も買おうと思ったんですよ。
長谷川さんありがとうございます。
買った方がいいですよ、小堀さん絶対これ。
1万円くらいですから。
お勧めですか?
お勧めです。
アーカーゲイの新しいやつですね。
長谷川さん自身は結構この辺お詳しいんですよね。
なんかね、そうなんですよ。
お詳しいって言われてもないんですけど、
何でもいろいろやってるし、いろいろなことがわかるようになってきてというか。
元々自分でネットラジオやったりとか、
ポッドキャストやったりとかもしてたので、
音声機材もなんかうちに一式全部あったりとかですね。
なんかそんな感じで、なぜかいろいろできるみたいな。
だいたいウェブコンテンツに必要なこと、だいたいできますよね。
そうですよね。長谷川さん何でもやりそうなイメージがあるので。
今日はそうなんですよ。
ちょっとまず聞いてる方の向けに、
じゃあ簡単に長谷川さんどんな方かっていうのを改めて自己紹介からいただけますか。
よろしくお願いします。改めまして長谷川健太と申します。
僕は今フリーランスの編集者ライターとして、
基本的にはウェブ媒体、ウェブコンテンツ制作の仕事がほぼほぼになっております。
もともとは3年間普通にサラリーマンしてたんですけど、
それを辞めて、
異業種転職みたいな形でこの業界に入ることができました。
最初に勤めたのがメディアジーンという会社で、
そこでライフハッカー日本版という、今はビジネスメディアになりましたけれども、
それの編集者として採用していただいて、そこでまずキャリアが始まりました。
3年働いて、最後の方は副編集長もさせていただいて、
それで転職をしてクラシコムという会社に移りました。
クラシコムは北欧暮らしの道具店というECメディアというのを運営してるんですけれども、
それのちょうど企業向けの広告プログラムというか、
今もやるんですけど、そういうブランドソリューションみたいなものをやり始めるタイミングで、
経験者という子たちもあって、上院したというのがありました。
1年半ぐらいお世話になって、30歳の時にフリーランスとしてやっていこうかと思って、
クラシコムを退社して、それ以降はフリーランスで活動し続けていますという形なので、
ざっくり言うとちょうど今年かな、キャリア10年ぐらいにはなりましたというところです。
なんとか生き残って5年ぐらいやっておりますが、
PRテーブルさんはフリーランスになってすぐとか、
割と早い段階の時から企業さんのインタビューの時のライター要員とか声をかけていただいたりとか、
あとは一番印象深いのはカンファレンスですよね。
カンファレンスの時のモデレーターと呼んでいただくとかですね、結構面白いこといろいろ声掛けいただいたりとかして、
実は結構長きに渡る間に付き合いになっているという、
移転前のオフィスとか知ってますからね。
いつですか、六本木ですか?
六本木、伺ったことありますね。その前もなんかあるんじゃないですかね。
いや、あると思うな。渋谷、六本木、渋谷全部知っているんじゃないか。
そうですよね。
そんな前なんですね。
という感じでやっております。
ありがとうございます。
聞きたいことだらけなんですけど、でもさっきちょっとカンファレンスはしてましたけど、僕そうなんですよ。
長谷川さんをお誘いさせていただいたカンファレンスセッションもご一緒しましたよね。
宝塚とJリーグ、伝統カルチャーのセッションでモデルとしていただいて、めちゃくちゃ面白かったですね、あのセッションは。
面白かったですね。すごい難易度が高かったことしかお記憶ないですけどね。
すごく緊張されてたんだ、記憶はあるんですけど。
めちゃめちゃ緊張もしましたし、ものすごい人数見てましたからね。
本当そうだったんですよ。
それは多分記事に名前が出てないタイプの原稿だったと思うんですけど、
山口周さんと対談するときにライターとして呼んでいただいたので行って、
今日僕ですみたいな。
今でもそこメディア人さんともお付き合いして。
フルスは割と大事にしようと思ってお世話になってましたし、
クラシコムさんも本当にまだ呼んでいただくことがあって、
対談の構成とかは割と僕も得意だし、呼んでいただけることがあって、
この前もコーポレートアイデンティーをクラシコムから変えたんですけど、
そのデザインをされたのが原けんやさんで、
代表の青木小平さんと原けんやさんの対談というのが企画。
その記事は僕がやらせていただいて、
もちろん全部原さんからも丁寧な赤字も入れてもらいながらの原稿でしたけど、
すごいいろんな方が面白かった良かったと言ってくださったので、
最近のちょっと代表作的になっているような気もしてないですね。
お仕事、今何してるのか聞くだけで止めどなく出てきて、
もう終わらないぐらい。
最近何してるんですかって質問が一番難しいです。
いろいろやってるんですよね。
総じてトータルで言うと編集ってお仕事なんですか?
瀬川さんの中で言うと。
そうですね。
ライターの方が最近多いかなとは思ってるんですけど、
どっちかというと編集者のいない現場に行くとかが割とあるので、
編集さんが別にいて、ライターとして純粋に呼ばれる。
この前のメディア審査みたいなのもあれば、
どっちもいないので、自分で行って、社員さん行って、
自分が編集的に考えながらライターもやるみたいなことを
1個でやるみたいな仕事があったりとかってのは多いんですかね。
企業内のコンテンツとかだと編集者は別にいないっていうパターンが多いですもんね。
そうですね、だと思います。
まだそんなに持ってないと思いますしね。
なるほどですね。
どうですか?編集みたいなところで、
今全般にお仕事されてると思うんですけど、
最近旬なテーマというか、
今日せっかくなんでお話ししたいテーマとかあったりしますか?
これが業界的に全体に旬かどうかは分からないんですけど、
個人的にもやもやもあって、
ぜひこのPRのプロに話を聞きたいなと思っているのは、
やっぱり作ることは皆さん考えるんですけど、
届けることが難しくなってるなぁと感じていて、
昔より例えばソーシャルネット、SNSとかにリンク付きでツイートしたり、
つまり神社仏閣壊したりとか、昔の文化財を燃やしたりとかっていう活動があったことがあって、
その時にフェノロサという人が海外から来て、東洋美術、東洋文化を見出したみたいなところがあるんですよ。
この人が、いやいや壊したらダメだよ、めちゃくちゃすごいもんだから、
ちゃんと残さなきゃダメだよみたいな感じで、灰物希釈されそうかかってたものを保護したりとかしたわけですよ。
だから今残ってるまさに日本美術っていうのがすごいあると。
国宝級のものが壊されたりとかしてた中を止めたんですけど、
フェノロサっていう人が外から見て、日本人は壊してもいいっしょって思ってたものを、
絶対ダメだよって言ったから日本の美が残ったんですよね。
だからフェノロサ的な人っていうのは常に求められているはずで、
自分の会社には何もないんじゃないかとか、強みはないとか、面白くないとか、
仕事が普通すぎるとかいろんなことをみんな思うと思うんですけど、
それをフェノロサ的に見て、あなたのここがすごいよとか、ここって得意じゃないですか。
だから守ったわけですよとか、だからPRしたほうがいいですよとかっていう役割なんじゃないかなとも思っているんですよ。
それは多分他社が関わる理由の一つになるんじゃないかなとは思います。
めちゃくちゃいい話聞きました。フェノロサちょっとこれから使わせてもらおう。
そういう人から聞いて、この話すごい大事だなと思ったので。
最近やっぱり、今会社の中で現状近い職種どこかっていうと、やっぱり広報とかPRって、
割とその編集者的な動きが求められる部分でもあると思いますし、
やっぱり前作った記事で、ひびやさんの記事の中であったのは、広報を入れるんだったら、
その人に情報をどうやって集まるかみたいなことをしなきゃダメですよ。
つまり社内の情報をどうやってその人にちゃんと集めるような仕組みを作るのかが大事ですっていう話をされてたのを見ても、
やっぱりそれって同じなんですよね。編集者も情報をどうやって集めるかとか、
どうやってそれを組み合わせるかとかって考えることなんで、ほんまに近い部分なんだなとは感じましたかね。
大山社のいる意味みたいなもの、僕らもまさにそういうインタビューとかコンテンツを作る仕事をさせてもらっているので、
勇気が出ましたね。なんか言語化してもらった感じがすごくしました。
ありがとうございます。最近だと、自然言語処理のテクノロジーが少し進んでいて、
海外とかだと、自分が書いたかのような文章をAIが書いてくれるみたいな世界はほぼ到来してるんですよね。
テクノロジーとかテックによっているものがあってもいいし、
これまでのテックメディアとかテックブログとかがあった文脈の話に近いですけど、
それはもうちょっと広げられる気はしていますっていうのが1つ。
もう1個オンドメディアをやるので、
僕が常々思っていてオススメ的にしているのは、
やっぱりR&Dだったと思うんですよ。
R&Dとしてやるっていうのは結構僕は相性いいと思っていて、
つまり研究の過程、自分たちがわからないものを研究したいので、
その研究報告的に記事を作っていくっていうやり方があるなと思っていますね。
実現確かしなかったんですけど、
こういうことかと思ったのが事例が1個あって、
もう化粧品会社のメディアに携わらないかっていう話のブレストがあったんですよ。
その時に出たのが今みたいな話で、
例えば化粧品っていろんな人の美しさを支えるものじゃないですか。
彩ったりすると思うんですけど、
じゃあ美しいってなんだっていう問いはバラバラなんですよ。
化粧品会社によって美しさをどう捉えるかバラバラですよね。
じゃあ私たちにとって美しいとは何かっていうものを言語化するために、
メディアをやって美学者とか実際化粧品を作っている人とか、
いろんな人に美しいとは何かっていうテーマで話をバーッと聞いていくと、
いずれ何か出会う、自分たちなりの美しさとはこれだっていうことを言えるかもしれないみたいな。
そのために何かをやる。
これ本当R&Dだと思う。商品開発に近いと思うんですけど。
そういうのは機能としては相性がいいなと思っているので、
何かしらのそういう大きな目的とか大きな目標っていうのに
投資ができる会社の方がより面白いんじゃないかなと。
プラスして、これもよく思ってるんですけど、
例えば社員1万人いる会社でこのオンドメディアがあるとして、
コンテンツ出して1万PVいかないのおかしくないですかって言うんですよ。
はいはい。
だって全社員見れば絶対1万PVいくじゃないですか。
そうですね。
要は何が言いたいかっていうと、
やっぱり社員も読まないメディアと、多分あんまり人読まないんだろうって思う。
それは無理やり読んでくださいって話じゃなくて、
例えばそういう風に自分たちを考える方向性とか、
ビジョンみたいなのは皆さん最近使われると思うんですけど、
ビジョンをより理解するためとかより深めるために作っているコンテンツを、
例えば他の日経とかニュースフィックスとかいろんなメディアがあると思うんですけど、
そこから読みに行って、自分たちの会社っぽいって思うことも重要だけれども、
そもそも自分たちが発信できる媒体を持っているのであれば、
そこに対しての理解を深めるためのコンテンツを作れば、
社員は読んでほしいじゃないですか。
というような動きがあってもいいと思うので、
1万人の会社で1万PVくらいは理想ですけど、
少なくともじゃあ282の働き割り量で言ったら、
2,000人くらい読んでほしいなみたいな。
だいすい5,000人くらい言ってほしいなって話ってあり得ると思っているので、
そういう動きがちゃんとできるかどうかかなと思うんですよね。
外部を取ってくるのも大事だと思うんです。
着手も伝えてる。
大事ですけど、よりインターナルなものに対しても機能する可能性もあるし、
それは長い目で見て、何かに効いてくるっていうことの価値を見失わないようにするっていうのが
すごい大事な気はしますけどね。
めちゃくちゃいい話というか、実際に飛んだ話をたくさんいただいたなと思ってて、
もしかしたら最初に問い立てていただいてた、
作った後にどう見られるかみたいなところも、
メディアの文脈をちゃんとこれから作っていった時にそこに載せていけるかとか、
ただむやみ当たりを出すことじゃないっていう答えも今入ってた気がしていて、
単純なコンテンツの集積所になっちゃっても意味ないよねって話じゃないですか。
文脈がないよねっていう。
もしかしたらタレントブックも文脈があるからこそ、文脈として集まってるメディアなのかなって思ったし、
今回このPRトークとかもPRの話をしようっていうテーマをもとに新しく作ろうってなってましたので、
いろんなところがオンドメディアを作る意味みたいなものって文脈があるかっていうところから入っていくといいのかなって聞いてた。
そうですね。あと結構僕みたいな外部で編集者とかライターで入らせていただく場合には、
それを教えていただいた方が仕事しやすいんですよね。
何のためにやってるんですかっていう話が分かりやすい方が。
じゃあ絶対聞くべきことこれですよねとか言いやすいっていうか。
言葉の遠回りも変わるでしょうし、やるべきことも変わるでしょうし、
入れるべきイメージ写真なのかなんかも違うでしょうし、
全部に関わってくることではあったりすると思うので、
その辺が非常に強固に持ってらっしゃるように見える、
メディアの仕事はしやすいですよ単純に。
目的とか、このコーデで採用したいって目的じゃなくて、
これを通じて何を伝えたいかっていう文脈の方が聞きたいことだったりするっていうのは。
編集者って空気読む仕事の1個だと思っているので、なるべく空気読まなきゃってなるので。
逆に言うとメディアの空気を読みたいんですよね。
メディアの空気を読むっていう仕事ですね。
それに合わせて作れるか作れないかって出てくると思うので、
ライターって作家じゃないんで、基本的にはと思ってて僕は。
どっちかって言うと芸者とかに近いんですよ。
芸者さんとか芸人さんに近くて、お座敷があるから呼ばれていくわけですよ。
で、なんか芸を披露せみたいな感じになると思うんですけど、
芸人さんなら舞台ですよね。
行ってお客さんの感じ見て、やる芸変えるとか。
そういうことができた方が、いろんなところに呼んでもらえるはずで。
やればやっぱりどういう人が来る舞台なんだろうっていうか、
お客さんがいるんだろうとか、読める空気を探したいみたいなところがあって。
とりあえずやってくださいみたいになると結構困るっていう。
別に俺がやりたいわけじゃないしなーみたいな。
たぶんそれって結局リソースの代替でしか呼ばれてないとそうなっちゃうってことなんでしょうね。
そうですね、そういう意味では、
会社の中でニュースなんて起きないんじゃないですかって話。
毎日毎日死ぬほどすごいテクノロジー生まれてたら別だと思いますけど。
でもニュースじゃなくて、
届けるべき内容とか発見とかってあると思ってて。
たぶんそれが実は、
インターネットもそうですし、企業的な活動もそうだと思うんですけど、
テクノロジー、テックブログっていうのがあったわけですね。
エンジニアが書くテックブログっていうのが、もともとやっぱり人気があってってことですごいわかるんですよね。
日々日々やっぱ何か改善とか発見したものをシェアするっていう文化があった。
あれはやっぱりすごい大事なことだなと思っているので、
実はそういうことを発信するだけでもいいのかもしれないんですよ。
それもプロセスというか、もしくはR&Dのプロセスを開示してるみたいなもんですからね。
そうです、それによってこんな面白いことができるんだ、起きるんだっていうことが知らせられるかもしれないしとか。
そこに、そういうのも一方で大事だなぁとは思ったりします。
すごい話とかすごいエピソードとか、得意なものだけを探し続けるとすごく大変だと思うんですけど、
実はもっと手前にいろんなことって落ちてるし、見つけようと思えば見つけ出せるものだと思ってはいるっていう。
まさにピュアテーブルの起業した理由もそれですよね、コンさん。
そうですよ、ニュース性よりストーリー性っていうことを思って。