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甲斐
創業当時はどんなビジネスをされていたんですか。
田邊
ありがたくもいろんな会社さんがそういった組織を立ち上げたということを耳にしてくれて、であればこんなことを相談してみたいんだけどというところから話が始まっていくんですけど、
かといって全く門外漢の相談は来ないわけで、IT、エンジニアリング、マーケティングテクノロジー、広告テクノロジー、それに関係するエンジニアリングワークやコンサルテーションのお願いをするところからスタートしていきましたね。
甲斐
創業当初苦労したなとか、今振り返ると大変だったことはありますか。
田邊
そういったことを考える間もなくどんどん走り続けてきたという正直なところで、
もう毎日価値を返すじゃないですけど、一個一個前の仕事を完成させていくというのに腐心していましたね。
それこそ準備してくれた年表とかにもあると思うんですけど、2015年の11月に登記して、5月に都内にオフィスを構えるという話になってくるんですけど、
あまりにも目の前の仕事にフォーカスしていく中で余裕ができたってわけじゃないんですけど、
ふっとするタイミングもあってですね、そんな時に感じたことが、ずっとお客さんのところにいたので、改めてメンバーが集まろうよみたいな時に場所がないんですよね。
登記したのが本当に登記することだけを目的に構えた、本当に私の家からバッと行けるようなところだったので、そんな時にオフィスがないと。
これは結構ですね、精神的に来るんですよね。帰るところがないみたいな。これは良くないなみたいな発想から、
これも縁があって中目黒に本当に格安で見つけて、そこに家具を運び込んで掃除するところから始まったのが中目黒オフィスのスタートですね。
甲斐
今回10周年に合わせて年表をWebサイトで公開するんですが、その中でちょっと気になったのが、オフィス増築の時に小上がりの和室に掘りごたつを設置っていう。
これまさに今もオフィスでもCC Loungeでも掘りごたつが結構名物になってて、来ていらっしゃるお客様とかに、あれすごいですねってすごく言っていただけるんですけど、
ここから始まってたのだっていうのがちょっと面白かったんですけど、これってどういうきっかけで掘りごたつ的な場所を作ろうってなったんですか。
田邊
本当にもう中目黒のオフィスがすすだらけで本当に汚いんですよ。広いんだけど汚い。自分たちでこの壁についた埃を落としたり、
入って間もない頃に掃除機かけたらすごい埃が取れるみたいな。少し綺麗なところもそうですし、それこそワイワイ飲み食いしようみたいな。
こういう醍醐味だったりするじゃないですか。そこでちょっといいスペース設けようって。
結果的に掘りごたつになるんですけど、ああいう形式のものって飲み食いするのが好きな人からすると鉄板というか憧れじゃないですか。迷わなかったです。
甲斐
なるほど迷わずに。
田邊
迷わず作ってもらおうとしてましたね。
甲斐
それが今も引き続きオフィスの根幹として。
今6個あります。
田邊
こりずによく作りましたね。
それこそあれですよ。それ系の逸話を言うと今でもそう、私が今座っている椅子もそうですけど、家具は僕の美的センスには好きなんですけど、
IKEAで揃えたんですよね。机も椅子も棚もみたいな。その間違いなく名残だと思いますけど。
経済的だという理由もありますけど、今のうちの目黒の上のオフィスもほぼIKEAですよね。
甲斐
以前にインタビューした時も田邊さんと車に乗ってIKEAまで買い出しに行ったというエピソードがありましたけど。
田邊
当時自分で作ってましたからね。今は来てもらって組み立ててもらってもらってますけど。
甲斐
おかげさまですごくお客さんが来た時にすごく喜んでいただけるので。
本当にラウンジのソファーとかああいうところはすごく雰囲気がすごく良くて。
オフィスなのにちょっとくつろげる感じがあるのがすごく好評ですね。
田邊
そのラウンジのソファーもIKEAですからね。
甲斐
あれもIKEAなんです? 気づかなかったです。結構高級なソファー買ってたんだと思ってました。
田邊
IKEAの高級ソファー。
甲斐
こうやってみんなの集まれる拠点を作った一方でprimeNumberのビジネスとはこの時期どういう状況だったんでしょうか?
田邊
2015年の11月に創業していろんなお客さんのいろんな課題をエンジニアリングでテーマで解決しながら
ちょっとずつ取り組みの汎用化みたいなものだとしていくんですよね。
受託開発みたいな形でやり続けることが自分たちにとって経済合理性の観点からもいい悪い話もありますし
そうじゃない仕組みを作っていかなきゃいけない課題認識は当然あって
今ではサイトに掲示して紹介しているコンテンツはないですけど
当時systemNという仕組みで汎用型のエンジニアリングサービスをやってたんですよね。
それが2017年とか8年くらいかな。
ちなみにたまに名前の由来聞かれるんですけど
甲斐
気になってます。
田邊
知らない?
甲斐
はい。
田邊
Nは任意のNですよ。
甲斐
任意の?
田邊
任意のN、数字のNなんです。
任意、何にでもなるでしょ。
何にでも化けるシステムって意味なんですよ。
なるほど。
それ言い過ぎですけど何にでも化ける。
そのビッグデータ基盤を作るにあたって
様々な形に変容するというコンテキストでsystemNというのをつけたのと
私音楽が好きで昔トランスとかも聴いてたんですけど
トランスDJでフェリー・コーステンという人が別名でSystem Fって言うんですよね。
そのへん文字ってsystemNって言ってたんですけど
今はね、大企業様でまだ稼働しているような環境もありますけど
もちろんSaaSでしたりProfessional Serviceのビジネスの方に
2018、19年くらい今まで切り替わっていくんですかね。
甲斐
その後、2018年に我々のすごく重要なプロダクトでもあるTROCCOが生まれるんですけど
TROCCOが生まれた経緯をお伺いしてよろしいでしょうか。
田邊
これも10年という期間を鳥瞰的に見た時に
役員同士でも話をしていくと
共通項はやっぱりあって
その後24年5月のCOMETAもそうだし
Professional Serviceとしてリニューアルした時もそうなんですけど
それまでやってきたことの延長線上で
ストレスだったり課題ってあるんですよね。
それの延長線上にいたメンバーたちのキャリアが重なって
それだけにフォーカスするような組織ではなくて
シードラウンド的な資金調達もしてないですから
それまでやってきた取り組みの利益だり
並行して動けるような体制を利益を稼ぎながら構えていくことで
MVPのリリースに至ったのが2018年10月であり
TROCCOのアルファ版って呼んでたかな、当時な
そんな流れで2018年の10月を迎えますよね。
甲斐
今振り返っていかがですか。TROCCOというものをリリースしたことについて。
田邊
これはね、私の性格的なところもあるんですけど
常にフラットに見てましたよ。
その時の会社のメインビジネスというか
収益になっている構造は何であるってこと
どこに自覚を置かなければいけないかってこと
ただ先のことを見せて考えなければいけないと
いろんな観点を持ってこのリリースを迎えている
それこそこの2017年の11月から2018年の1年間って
本当に俗に言う事業とかプロダクト企画会議いっぱいやってるんですよ
振り返ると。
会社としてそういったアクションをやった上での活動だったので
その意思の先にこういったアウトカムに恵まれてよかったな
という風には思ってましたけど
これがきっちりビジネスになるという風な過剰な期待だったり
寄りかかってありきで考えるとか
そういう風な立場ではなかったです
甲斐
一方でフラットな目線で続けながらも
2025年現在非常に多くのお客様に使っていただくサービスとして成長してまして
そこは今振り返られてどうですか
ここまで成長してきたことについては
田邊
PMF(Product Market Fit)まで時間もかかりましたし
ぐんと売上が伸び始めた
世の中に受け入れられたというタイミングを迎えるまでに
いくつかのイベントがあるんですよね。資金調達もそうですし、
CI(Corporate Identity)を見直して
それとセットでであればという風に力を貸してくれる人が増えたり
耳目を集められたり
それによって筋肉質に徐々になっていって
うちもそうですけど
商談化してから成約するまで何か月とかある中で
それが明確にいわゆるPMFを迎えられたね
みたいなタイミングに至るまでは時間はかかりましたけど
そこに至るまでに携わったいろんな機能を
みんなで構成しているわけですけど