2023-12-28 09:53

コピーライティングができてもパブリックスピーキングが上達するわけではない

「コピーライティングを身に着ければパブリックスピーキングも上手になる」

 

なんて発信を見かけることがありますが、個人的にはまったくそう思いません。

ライティングとスピーキングは全然違うものです。

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アポロ公式ポッドキャスト、パワーポッドキャストの作り方は、
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こんにちは、アポロです。今日はですね、コピーライティングができても
パブリックスピーキングが上達するわけではないという話をしていきます。
特にですね、コピーライティング系の教材を売るような発信を見ているとですね、
コピーライティングをマスターすれば、パブリックスピーキングにもね
そのスキルが使えますよ、みたいなことがよく言われているわけですね。
要するに、コピーライティングを身につければ万能なので、何にでも転用できますよ、
という話があるんですけど、確かに構成を考えたりとか原稿を作るという点においては、
コピーライティングのスキルというのはすごく生きるんですけど、
コピーライティングができたら、じゃあパブリックスピーキングが上手になるかというと、
それはまた別の話なんですね。そもそもライティングとスピーキングというのは全然違うものなので、
例えばライティングに関して言うと、一文一文をですね、じっくりと時間を考えて書くことができるわけですね。
一行書いて、何か違うなって消して、また書き直して、みたいなことを時間をかけながらできるわけですね。
でもパブリックスピーキングというのは、喋りながら次何を喋るか考えないといけないので、
一言喋って、またじっくり考えて、また一言喋って、みたいなね、そんなことはできないわけです。
そして仮にそういうしっかりとした原稿とかができたとしてもですね、
そもそも原稿を読むのが下手くそな人がそれをね、使ったらどうなるかということですよ。
おそらくポッドキャストとかオーディオブックとかね、やったことある人はわかると思うんですけど、
原稿を読むということ、例えば声優とかナレーターとか、そういう訓練を受けた人なら別ですけど、
まあ素人がですね、原稿を読むと、大抵の場合、棒読みになるんですよ。
棒読みになると、やっぱり不自然な感じを与えたいとかね、こう自然な印象を与えることができないわけです。
その人らしくないみたいなね、なんか作り物感が出てしまうわけですね。
だからこの台本を読むっていうスキルが上手であれば、そういう台本を作ってね、それを読むだけでもそれなりに聞こえるわけですけど、
じゃあ台本が良かったらそのスピーチとかね、パブリックスピーキングが良くなるのかっていうと、必ずしもそういうわけではないですね。
例えば結婚式のスピーチとか政治家のスピーチもそうだと思うんですけど、
ただ台本を読んでるだけみたいなものっていうのは、まあ心も動かないわけですよ。
っていうのは相手の感情が全然こもってないわけだから。
パブリックスピーキングっていうのは何を喋るかももちろん大事なんですけど、
それをどう表現するのかっていうのも大事なわけですね。
だからこのトーンとか、どういうトーンで喋ってるのかね、一定のトーンで喋ってるとやっぱり集中力が切れてしまったり飽きてしまったり、
要するにエンゲージしなくなったりしますし、やっぱり自分の伝えたい思いとか、
まあそういうメッセージ性の強いような内容に関しては自然と熱がこもる。
その熱が相手に伝わってエンゲージしたりとか相手の心が動いたりとかね、するわけですね。
でもそれってただ文章を書いてコピーライティングで原稿を作って、
いい原稿ができたからじゃあ動くかってそういうわけじゃないと思うんですよ。
だからやっぱり表現っていうところがすごく大事で、
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だからこそそういう話し家みたいな職業は存在するわけですよね。
話し家ってある意味表現者でもあるわけなんで。
例えば滑らない話なんていう番組がありますけど、
あれってトークのエキスパートの芸人が喋るから普通のエピソードが面白く聞こえるわけであって、
あれを一般人が全く同じエピソードを喋っても、
彼らほど面白おかしくそれを表現することってできないと思うんですよ。
だからそこはやっぱり表現者の能力みたいなものが必要なわけですね。
どんなに台本とか脚本がいいものだったとしてもですね、
表現者の表現のスキルがいまいちだったらやっぱり十分に発揮することはできないわけです。
そのコンテンツの良さみたいなもの。
パブリックスピーキングっていうのは基本的にやっぱり自分の声とかを使って表現するものなので、
声って一人一人違うと思うんですよ。
文章とかって正直誰が書いてるのかってわからないってことですよ、文字を見ただけだと。
もちろんその人によって癖みたいなものがあるから、
同じ文章をずっと読んでると、
これ誰々さんが書いた文章だなみたいなものは癖でなんとなくわかるんですけど、
それが誰が書いたものなのかとか、
その人の個性とかっていうのはなかなか伝わりづらいわけですね。
それこそ今AIがありますけど、
そういう文章を見たときにそれが人間が書いたものなのか、
AIが書いたものなのかって場合によっては判別ができなかったりすることもあると思うんです。
だけどこのパブリックスピーキングっていうものに関してはやっぱり発信者とかね、
話す人、スピーチをする人とか、
そういった人が自分の声で表現するんで、
必然的にユニークになっていくわけですね。
だからそもそもコピーライティングとパブリックスピーキングっていうものは全然違うものだっていうふうに考えないと、
例えばコピーライティングを使ってパブリックスピーキングとかね、
スピーチ、セールストークとかをするときに、
コピーライティングさえ身につければね、
あとは台本通りに読むだけで売れますみたいなことをよく言われているわけですけど、
じゃあそれで売れるんだったらね、
この世の中にセールスマンなんかいらないわけじゃないですか。
台本さえしっかりしていって、それを言われた通りにただ読んだだけで商品が売れるんだったら、
営業マンなんかいらないですね。
それができないからこそ営業マンっていうのが必要になるわけだし、
コピーライティングが世界最強のスキルなんだったら、
世界に存在するコピーライターみんなお金持ちになってないとおかしいはずですけど、
でもコピーライターだけど全然食えてないみたいな人もいるわけですね。
だから決してコピーライティングって万能ではないし、
もちろんすごく役に立つスキルではあるんですけど、
それができればあたかもパブリックスピーキングがうまくいきますみたいなのは、
僕はちょっと違うと思いますね。
原稿の内容とか要するにコンテンツの部分、中身ですよね。
何を喋るかっていうところに関して言えば、
もちろん何もスキルがないよりもそういったものがあるほうが当然いいものが作れますよね。
どういう構成で喋っていけば、
要するに売れるような内容になっていくのかっていうのは、
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コピーライティングのスキルが生きるのは間違いないんですけど、
ただ台本作ってこれね、このまま読んでくださいだけだと、
まあ売れないわけですね。
それ棒読みで読んでるとやっぱり相手にも伝わりますし、
これはこの人ただ台本読んでるだけだなみたいな。
今の時代ってオーセンティックにしていくっていうのはすごく大事なんで、
オーセンティックっていうのはまあわかりやすく言うと、
まあありのままってことですね。
日本語に訳すと本物とか、そういった意味に訳されることが多いんですけど、
簡単に言うと、まあありのままの自分を表現するってことですね。
まあ本当に、特にYouTubeとかですけど、
作り物感がバリバリに出てるようなコンテンツって多いじゃないですか。
はいどうもみたいな感じで、いきなりテンションがすごい高い状態で始まって、
ずっと同じテンションで喋っていてね、テロップが入ってみたいな。
アイドルトーンっていうのはもう見てる側が見慣れてしまったので、
全然効果が薄くなってきてるわけですね。
作り物感がすごく出るんで、本当のその人っていうね、
そういうように信用してもらえないというか、
やっぱりその自分を出していくっていうのが、相手から信用を獲得する上で
一個重要になるんですけど、
作り物感を出せば出すほど、
その人は本当の自分をさらけ出していないというふうに思われるんで、
海外だと今もね、どんどんコンテンツをオーセンティックにしていきましょうと。
だからそういうセールストークをするときも、
あえて台本作らないみたいなことを彼らは言ってたわけですけど、
だからこそ、変に台本作ってただそれを読むだけみたいな。
それが棒読みだっていうふうにバレた瞬間に、
一気に相手が覚めてしまうみたいなことが起こるわけですね。
この人自分の言葉で喋ってないなっていうのが伝わるわけだから。
だからそういった歌い文句、
やっぱりそのコピーライティングのノウハウとかを売りたいんであれば、
コピーライティングができればパブリックスピーキングもできますよみたいなね、
そういった売り文句にしたいのかもしれないですけど、
確かに構成とか内容とかっていうところには行きますけど、
全く喋るっていう訓練をされてない人が、
いきなりベラベラ上手に喋れるかというと、
そうじゃないと思うんですね。
ポッドキャストやったことがある人はね、
多分ぶち当たった壁だと思うんですけど、
やっぱ最初はタドタドしい喋り方が、
言葉が出てこないし、
Aとかあのーとかね、
そういった言葉が頻繁出てきてしまって、
何度も何度も取り直しをしたりとかね、
したことがあると思うんですよ。
台本作っても台本が上手に読めなかったりとか、
台本読んだとしても途中で言葉を噛んでしまったりね、
詰まってしまったりっていうこともあるわけですよね。
だからライティングとスピーキングって基本的に別物なわけですね。
英語も一緒だと思います。
ライティングができるからといって、
じゃあベラベラ喋れるかっていうと、
それはまた別ですね。
書いている内容が一緒でも、
特にスピーキングっていうのは英語もそうですけど、
瞬時に言葉が出てこないと喋れないので、
頭でいちいち文章を組み立ててみたいなことをしてたら、
当然会話なんかできないですから。
だから当然ライティングに求められる能力と、
スピーキングに求められる能力っていうのは別物なわけですね。
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だからパブリックスピーキングのスキルを身につけたいんであれば、
やっぱり喋るっていう経験、
訓練をしていかないといけない。
インターネットでその訓練をするんであれば、
ポッドキャストとか、
こういう無料の媒体であれば、
自由に好きなだけそういった練習ができるので、
そういったところでとにかく喋るっていう経験をすることが
大事なんじゃないかなと思います。
コピーライティング、パブリックスピーキング、
一緒のものだみたいな風に捉えてしまう人も
中にはいるんじゃないかなと思って、
今回こういうエピソードを撮ったんですけど、
僕は両方学んでいて、
全然違うもんだなっていうのはすごく思っているので、
もしコピーライティングさえできれば、
パブリックスピーキングを上手に喋れるようになるんだ
って思っている人がいたら、
ぜひ自分で喋るっていうことを
一度やってみてほしいと思います。
全然違うもんだっていうことが、
おそらく理解してもらえるんじゃないかなと思います。
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