表現と嘘の関係
今回表現するというのは嘘だという話ですけど、もちろん芸術で表すと嘘だし、少なからず意識があると思うんですよ。
ここでちょっと強く言っておいた方がいいなとか、そのまま感情が現れているわけじゃないと思うんですよね、人のコミュニケーションをとる時のボディランゲージだったり言動というのは。
そんな話を今回していきたいと思います。
以前から考察してきたことがあるんですけど、人間観察してて思ったことですね。悟ったことって言ったら大げさだけど。
どうしてもこれ結局はですね、自分であえてそうしようと表現していることって、やっぱり演技になってしまうんですね。
で、俳優でもなくてもね、多少はそういう部分があるんですよ。感情がそのまま出るっていう人はいないのはわかりますかね。
もし感情がそのまま出てたら、もうさる同然ですからそれは。
知的に問題がなければ、そのまま感情を出すってことはないわけですよ。
でもその程度にもよるんだけど、理性が働きすぎるとかね、それは全然いいんですよ。
そんなこと言ったってどうせ人間って感情の生き物ですから。
そういうことじゃないですね。理性が働きすぎるから頭でっかちでとか、それは関係ないですね。
表現しすぎてしまうって、まぁ普段誰もね、人を見てそう思わないだろうし、自分でも思ってないかもしれないけど。
実はくらきもこういう時期ありました。
KJに憧れて、で、仕草とか喋り方を真似してみる。
なんてことがあったんだけど、真似するのなんかもそうだし、
誰でもあると思うんですよ。憧れてる歌手の話し方を真似てみるとか。
それに近い感覚ですね。
自分の思った通りに、そのまま心が表に出てるわけじゃなくて、ちょっと自分で作ってる感じ。
少なからずあると思うんですね、生活してて。
これは限りなくくらきは少ないんですけど。
かといって理性が働いてないっていうのとも違うんですけど。
これ難しいですよね、これはちょっと。
くらきもなんとも言えないけど。
怒りっぽい人が怒りを鎮める、で、なるべく怒らないようにする。
っていうのは理性が働いてるってことなんですよ。
そう表現してるっていうよりも。
でも普段あんまり笑わない人が、自分が楽しいことを表すために、あえてちょっと笑みを浮かべてみる。
っていうのは表現なんですね、自分にとってはね。
今回話したいのは、人間ってのは少しでもせやって表現をする相手に何か、
ボディランゲージだったりそういった人間の機微によって、相手に何か伝えようとしてる時ってそれは嘘であるっていうことですね。
もう無意識に現れてしまってる。
嘘じゃないんだけど。
でもいい嘘悪い嘘っていう言い方するけど。
嘘っていうとね、そんな全部が全部表現することが悪いイメージがあるっていうと。
それはちょっと語りすぎな考え方だろうと思うかもしれないけど。
まあいい嘘も含め、表現するってのは嘘なわけです。
と言って、まずそれを理解してもらった上で、やっぱり嘘である以上、
感情がそのまま、完全ではないにしろ、ある程度無意識に思った通りの表現をしない。
思った通りにならないっていうのは、
自分であえて笑顔を浮かべてみたり、
ここではちょっと怒った表情をとっておいた方がいいんじゃないかと考えてそうしたり、
あるいは強がって大げさな態度を表したり、
かっこつけてキザな態度になってしまったり。
エンタメ業界の影響
全部そういうのは表現であって、
その人の本当の心が現れてるわけじゃないから。
ただのそんなの演技でしかない。
つまりフィクションってこの現実世界で嘘、
それはもう嘘ですからね、そうなってくると。
ドラマの中ではいいですよ。
現実世界でそれをやっちゃうと嘘なんですよ。
でもね、結局のところ人間でそうなっちゃってるんですよね。
どっちを取るかですよね。
そのままの感情を表してしまったらほんと猿同然だし。
でもそれが人間のね、
誰かっていうか、
想像してみてほしいんですけど、
裏表がない人っているじゃないですか。
そういう要素なんですよ。
変に自分を取り繕ってるわけじゃない。
そのまま出てる。
でもちょっと幼稚な部分があったりすると思うんですよね、そういう人って。
でも不思議なもので、
じゃあそういった表現をすることを意識してる人って、
表現豊かっていうのが全てが今回の当て回る人とは限らないんだけど、
ただのジェスチャーが大げさなだけかもしれないしね。
でも表現豊かな人。
っていうのはだから感情がわかんないから、
何を考えてるかわかんない人とは言われませんよね。
逆に表現をしない人が何を考えてるかわかんないって言われてますけど、
実は逆なんですよね。
自分で作ってるような人。
特にエンタメ業界の人ってもう慣れちゃってるんですよね。
この前もアメリカのThe Voice Globalっていうオーディション番組なんだけど、
こういう表現することに慣れてしまってる人って、
もう全部がわざとらしいんですよ。
案外俳優って普段は変に演技しようとしないから、
逆になんか素っ気なく感じるんだけど、
こうやって作ることに慣れてる人は、
もう全部がわざとらしくて嘘っぽく感じるんだけど、
こういう人たちの方が感情豊かで、
それこそ表裏がないような感じで、
どういう気持ちかわかりやすそうだけど、
嘘ついてるだけだからわかってるわけじゃないんですよね。
それではしたっけ。