感情の表現と嘘
今回は表現についてのお話なんですが、最近も撮ったんですがね、
話しましたが、ちょっとまた違った趣旨の話でしていこうと思います。
結論から言ってしまうと、人間がね、
よく親からも言われたりした人もいると思うけど、
親っていうか、倉木の場合だと先生とかがしっかり感情を込めたり、
相手に分かるように、日本人は苦手ですけどね、
しっかり表現しないと相手の気持ちは伝わらないんだよと。
こうやって人に言いますよね。
こうやって一人に言われてやってるとしたら、その時点でもう、
自分の感情とは全く違うことをしてしまってるんですよ。
全くではないかもしれないけど。
倉木はね、今回言いたいのは、厳密にはね、表現しようとした瞬間、
嘘になってしまうってことを中言したいんですが、
意味わかりませんよね。
こうやって人に言われずとも、倉木は学校の先生とか、
テレビかな、でもそういう話聞くのは。
よく言いませんかね、別に俳優になるわけでもないのに。
オーバーなリアクションをするとでも言うのかと思うけど、
しっかり感情を込めて話したり、相手に伝えるようにしないと、
相手はどんなふうに思ってるかわからないよと。
あとは無感情だとか言われたり、濃眠だと言われたり、
そういう経験のある人もいると思うんですけど、別にそれでいいんですよ。
これも皮肉なことではありますが、
例えば、芸能人が食レポをしてる場合、
必ずね、大げさにやりますから、その瞬間嘘なんですよ。
円溜めだからね。
まあそれも多少なら許されるっていうだけであって。
まあでも多少じゃない場合が多いんですけど。
結構大げさにやってますからね。
しかもね、飽きられちゃうんで、使い分けたりするでしょ。
その瞬間もう相当頭で考えてやってると思ってますから。
前回はすごいおいしそうにしたから今回はこうしようとか、
もうその時点で自分の感覚のテンション感と真逆っていうか、
一致してないですよね。
本当においしいと思った時においしそうにして。
っていうのであればね、嘘にはならないけど。
ただこれも難しいところで。
確かに表現しっかりしないと相手に伝わらないっていうのも事実であるんですよ。
でも残念ながら、その瞬間嘘になるのも事実なんですね。
日常における演技
まあこんなこと普段考えたこと多分ないと思うんですよ大抵の人は。
考えたことないだけで、こんなこと考えたらすぐ分かりますよね。
言われてみたらそうなってなるじゃないですか。
っていうので頭で考えて、思った以上のオーバーリアクションを取ればそれは嘘ですよ、やっぱり。
普段からその人に会ってる人からしてみたら、
すごい喜んでるなって勘違いしちゃうし。
逆に思ったより喜ばなかったら、この人にしては喜ばないなと。
何か理由を探すだろうし。
ドラマだったらいいんですけどね。
でもエンタメって普通にこういうことありますから。
本当は怒ってないのに、オーディション番組で怒ってる感じで表現したり。
学校の先生がね、説教するときに、そもそも説教自体くらい好きじゃないんだけど、
そうやって自分は怒ってるんだよと見せるのは、ある意味理にかなってるんだろうけど。
でも相手に怒ってるよと伝えたいときにそれは伝える必要はありません。
でもね、そもそも現代人が怒りの感情を抑えるようにできてるから、
そうするたらおいないけど、でもだとしたらですよ。
別に感情に表す必要がないわけですね。
言葉で相手に伝えれば相手もね、ああそうなんだと。
わかるし、それでいちいち腹立たせてそれを表現してしまうと。
この人は分別のない人だと言われかねないし、冷静に書くなと言われかねないし。
やっぱりだから変に感情を表現したりしなくていいと思うし。
でもノーメンだとか言われる人もいるんですよね。
倉木も小学校3年くらいからそういう風に言われましたね。
ノーメンだと言われたことはないけど、自分でそう思ってましたよ。
急に小学校3年くらいからね。
それまで感情をちゃんと表現できてたかどうかはわかんないですけど。
ポッドキャストでも、もっと感情豊かにやったほうがいいとか、
ラジオでパーソナリティーは意識してると思うけど、
一つ二つテンション上げてやったほうがいいのかなと思うけど、
そう思ったこともありますね。
今回の話的にはそれは嘘になっちゃうんだろうな、でも。
何よりこの番組内ではそうするのはどうかと思うし。
ただ最近、ブッダの処方向かについて考えてると、
自分の本質なんてないんだから、どの自分が本当の自分なんていうこともないし。
だとすると、表現したからそれは本心と違うかというと、
嘘とは言えないんだけど、でもそれでも嘘は嘘なんですよね。
頭で考えて、今もっとこういうふうに表現しようと、
もっと笑顔がいいなってなった瞬間、それは嘘なんですよね。
でもそれが習慣化されてる場合、
例えばですね、習慣化っていうのはつまり、今までもそうやってきた、
あるいは日本人はそうするのは当然だから、
例えば営業酒の人、社長さんに電話して、
手を広げてお辞儀しながら、こういうふうにしてしまうのは表現じゃないですし、
別にカメラオンみたいにそうやって変化する分には嘘ではないんですね、それは。
若干難しい話に突入しましたがね、今ので。
じゃあ具体的に話しますと、日常で言うと、かっこつけるのとかはそうですね。
かっこつけて頭で考えて、あと予定してる場合、
友達と会った時、彼女と会った時、ここでこういうふうにしよう、
そしたら相手は喜ぶんじゃないか、みたいにしてる場合、
そんなないかもしれないけど、花束渡す時、こんな表情でこうして、
それはもう全部演技ですし、嘘ですからそれはそうなってくると。
あと相手からもしこう言われたら、こういうふうな態度で言えよとか。
本来人間というのはね、相手の発言とか行動に対して反応して、
反射的に行動点が現れるものですけど、
頭で考えても予測してそうしようとするとそれは嘘になってしまうんです。
価値観の違い
その時の感情がそのまま表出してるわけじゃないからですね。
だし程度の問題もさっき言った通りあるんですよね。
本当はそこまで驚いてるわけじゃないのに、いかにも驚いてるように見せたり。
嘘も方便といって、サプライズされて、本当に喜んでないんだけど喜んでる様子見せたり。
その嘘って別に誰も迷惑こむらないですよね。
クラキは嘘が本質的に良いとは全く思わないんですよ。
やっぱりどっかで問題出てくるだろうし。
本当に必要に迫られた時以外は、
頭で考えてこう表現しようと絶対しない方がいいと思うんですよね。
自分が思ったままにノメンと言われようが、相手に感情が伝わらないと言われようが、
そんなの無視していいと思うんですよ、クラキは。
一つの価値観だと言われたらそれまでだけども。
それでは明日っけ。
