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2024-09-30 1:28:17

第二百二十二回 黒沢清っていいね

『Cloud』が封切られるタイミングで、黒沢清をよく知らないふたりが『CURE』『Chime』『復讐 運命の訪問者』の(主に『復讐』の)話をしています。

サマリー

このエピソードでは、映画監督の黒沢清について語り、彼の作品「チャイム」、「キュア」、そして「復讐、運命の訪問者」に対する印象や考察を共有しています。特に、黒沢の独特なスタイルや彼の映画の魅力について深く掘り下げています。このエピソードにおいては、映画『復讐、運命の訪問者』の主人公相川翔の復讐の動機やその設定に関する様々な視点が語られます。また、高橋博史のシナリオや演出手法が物語に与える影響についても深く掘り下げられています。 さらに、黒沢清監督の演技スタイルや映画制作における独特な手法が探求されています。特に、演劇と映画の違いやカットを用いた視覚的表現が作品に与える影響についても語られます。このエピソードでは、黒沢清監督の娯楽作品における恐怖の表現方法が探られ、彼の映画における復讐のテーマや登場人物のユニークなキャラクターについても深く考察されます。 また、映画『復讐』や黒沢清の作品に関する様々な視点が語られ、彼のスタイルや技術が評価されています。特定のシーンやキャラクターに対する考察も交えつつ、映画の魅力や戸惑いについても触れられています。さらに、黒沢清の映画に関する議論が展開され、彼のホラー作品や他のジャンルへの挑戦が掘り下げられています。映画のリアリティやセットデザインに対する考察も行われ、観客としての経験がどのように変わるかについても語られています。 ポッドキャストでは、映画『復讐、運命の訪問者』の特徴的な演出について掘り下げています。特に、相川翔のキャラクターやストーリー展開、緊張感あふれる復讐シーンの描写が議論され、最後には意外な歌唱シーンについても触れられています。

音量と成長の気づき
はい、こんにちは、ポイエティークRADIOです。お相手は、私、柿内正午と奥さんです。どうぞ、よろしくお願いします。
前回さ、音がちっちゃいんじゃないかっていう、この二百六十回ぐらいやって初めて思い当たったんかい、そんな初歩的なことに、っていうことに気づいてさ、やったことが第一声を大きくするだったんだけど、結果的に真ん中の方が小さくなったから、
今日は最初からちょっと小さめの声で始めてみた。
すごいね、二百何十回やって気づかなかったことに、今一回目で気づけたんだね。
そう、だから、成長曲線すごいね。
ここから普通にちゃんと同じ音量で喋って、それを調整した場合どうなるかっていうのを今日やろうと思うよ。
配信の2回目、3回目でやるやつね、これね、っていう感じなんですね。
今日はちょっと映画の話をしようと思うよ。
僕は映画に詳しいじゃん。
だからみんなが知らない監督のことを知ってたりするんですけど。
映画に詳しいじゃんってすごいね。
パソコン詳しいんだよねって言って、ちょっとマグロ叩けるぐらいの感じだよね。
なんならエクセル開けるぐらいの感じだよね。
今日はそういう話をするんですけど、黒沢清っていう監督がおりまして、その話をしようと思います。
というのも、これ自体も結構今更なんですけど、8月?6月?5月?
結構2、3ヶ月前に公開されてるからね。
黒沢清のチャイムという短編映画を見てきまして、面白くてね。
わーって思いながら帰ってきて、もうちょっと欲しい。清もうちょっと欲しいって。
あれ1時間しかないんだよ、チャイムって。
短編映画だもんね。
もうちょっと清欲しいなって思って。
なんとなく選んだのが、相川翔主演の復讐、運命の訪問者っていう作品で、
割となめくさってみたわけ。
だから見たらなんかめちゃくちゃ面白くて、もしかしてこれ一番面白いんじゃないかって思ってね。
元々でもそもそもチャイム見る前に、あなたとキュアを見てるんだよね。
僕はこの1週間で、キュア、チャイム、そして復讐、運命の訪問者っていう3本、
このさらに最新作のクラウドっていう映画が公開されているこの週に、
なぜかちょっと前のチャイムと、とはいえ定番のキュアと、
そしてなぜか復讐を見るっていうことをしていてね。
復讐の魅力と脚本の考察
なんだけど今更さ、黒沢翔主について語る人ないじゃん。
特に黒沢翔主なんかさ、映画がに詳しくてさ、めんどくさそうなさ、いろんな人がさ、すごい話してると思うんですよ。
だからね、特にそんなに詳しくもない中ね、話すことないなとも思うんだけど、
自分が発見した時に発見したものについて話すのがさ、一番じゃないですか。
というわけで僕は今、黒沢翔主いいんじゃないかって思ってるっていう話をしようと思うんですけど、
あなたとは、だからキュアと、復讐、運命の訪問者を、
まずは復讐の2作目があるからね。消えない傷跡。
まだこれ見てないんだよ。これ見てないんですけど。
というのを見て、とりあえずだからホラーと、いわゆるホラーと言われるものと、
V字を見てさ、来たわけですけれども。
あなたはどうでした?
私はキュアの方が好きかな。
復讐よりね。
まずキュアの話からするか。
1個だけどうでもいいこと言っていい?
Vシネとかさ、要はドンパチやるやつで、いつも不思議なのがさ、
なんで防弾チョッキで助かった後防弾チョッキ脱ぐの?
あれは使用方法として、受けた後の防弾チョッキ着てるとむしろ危ないの?
防弾チョッキを着てたから助かったんだよ。
ということを見せるために言ったよね。
脱ぐことなくない?っていつも思っちゃうんだけど。
それはね、僕もね、思う。
でも確かに着たまんまだと、最後どっちが生き残ったんだろう?みたいな時のドキドキ感がないから、
脱がなきゃいけないのは分かるんだけど、
いつもそこですごいノイズになる。
いつもなの?僕あんまり見ないから分かんないんだけど。
みんな脱ぐの?防弾チョッキ。
なんか脱ぐイメージある。
でもやっぱり最終決戦はということなんじゃない?
だから着てたっていう表現のために外す。
そういうのもあるし、次本当に死んじゃうかもみたいなのもあるんだろうね。
でも確かに作劇の都合じゃんねっていう感じではあるよ。
気になるなって思っちゃうっていうすごいどうでもいい気になりポイントを言いました。
ありがとうございます。
発表しました。
発表されました。
でもそれは気になった。
腐臭は、腐臭もキュアもびっくりしないのがいいよね。
そう、びっくりしないのがいいよね。
ジャンプスケア大っ嫌いだから、
多少グロかったり怖かったりしてもある程度平気なんだけど、
ジャンプスケアだけはマジで許せないから、
だいたいホラーは避けてるところがあるじゃん。
それが全然ないのと、
あとなんかダサいMがない。
ホラーです!みたいなさ、
ある意味ホラーはほぼ劇版で決まってるみたいなことを言うじゃない?
そういうのが全然ないのがね、とても見やすいなって思う。
そうなんだよね。
あとなんかあなたとの反応の違いを見てて、
私はやっぱり映画を原型方式で見てるんだなって思っちゃう。
どういうこと?
なんかここすごいとかじゃなくて、
ストレスなく見れたなっていう感想になっちゃう。
そういう意味だと腐臭はどうなの?ストレスなく見れるの?
だから腐臭にストレスがあったとしたら、
結構シームレスにシーンが繋がるというか、
カメラ移動があって、
人物の移動に対してカメラが特に切り替わらずに横移動していくみたいな撮り方をされると、
私はなんかその瞬間何も思わないんだけど、
あなたが好きそうって一瞬後に思うからそれがノイズ。
僕が好きそうって思うのがノイズ。
腐臭はまさに僕が好きそうというかさ、
カメラの横移動ばっかりだからね。
ワンカット芸はこうやるんだよみたいなやつ。
それはQRにも出てくるけど、
頭の中のあなたが喜んでる。
喜ぶね。
なんかそれこそQRの方が後だよね多分ね。
てか明らかにQRの方が金かかってるじゃん。
それはそう。
で、なんかそのQRのカメラの横移動の洗練のされっぷりの、
なんかある意味こうなんていうの、
あれがカメックスだとすると、
ゼニガメみたいな状態の、
原石っていうかね。
それが見れるわけじゃん。
プロトタイプ感ある。
だからその金と時間がなくて撮る。
でも割とフルサーキュリティは常にそんな感じがするけど、
でもその中でも本当にこう切り詰めて撮っている中での工夫が
こう生の状態で見える。
なんかやってる技術は一緒だけど、
ちょっと小さいセットの中でそれをやっているのと、
もうちょっと広いセットを組める中で撮っているのがQRっていう感じがした。
そこが非常に僕の中で良かったところとして復習はありますね。
で、復習は脚本が黒サーキューしてないんだよね。
復習の特に1作目はね。
で、僕は2作目が見たくて1作目を見たんだけど、
まだ2作目は見てないんだけど、
2作目は黒サーキュー氏が脚本を書いている。
QRって多分黒サーキュー氏が書いてるんだっけ。
わかんないかな。
あんまりここ詳しくないまましゃべるけど、
とにかくクレジットを見ると復習運命の訪問者に関しては脚本が高橋博史なんだよ。
リングの。
霊的堀し引きの高橋博史なんですね。
僕高橋博史多分あんまり好きじゃないんだよね。
結構監督作は面白いけど、脚本家として実はそんなに好きじゃないところがあって。
リングもあんまりなんだけど。
リングは脚本だけ?
うん、なんだけど。
だからね、僕の復習の運命の訪問者の好きなところは脚本が好きじゃないところなの。
とにかくキュアは話としても結構面白い。
それはどういうことかっていうと、話が全く映画を邪魔しないというか、
ちゃんと映像と脚本が嫌な意味で喧嘩してない。
だからこういう撮られ方をしてこういうプロットであることに必然性があるところにキュアの良さはある。
それはマジでいいことだよ。
復習は僕に気の合わない脚本。
ぶっちゃけコテコテのさ。
相川翔以外みんな死んで、相川翔は復習するみたいな話じゃん。
行って帰ってくる話みたいなもんだよね。
復習する話でタイトルが復習ですっていう。
とにかくそこは別にどうでもよくて。
めちゃくちゃコテコテジャンルの中で何ができるかっていうところで見るからすごいノイズがなく見える。
これはだから演出の劇場劇に近い。
演出の劇場劇も劇場劇自体が普通にどっかで見た話でしかないんだけど、
そこにどうアレンジをするかってやっぱりそこでどっかで見た話だからこそ役者の演技というか、
役者の演出を見れる。
役者が演じている役者が演じる役っていうかなり高度なメタ構造を楽しむことができて、
その役のセリフを言っている役を演じているその人の演技の良さを
っていう複雑な部分の見方にリソースをかなり割くことができるっていう意味で言うと、
復習はそこがちょうどいいというか。
キュアはだから映画として見ちゃうから、何度見てもなんかすごい!
なんかすごかったみたいになっちゃう。
たくさん話がする。
だけど復習はすごい。
楽しいねこのシーンみたいなところでそれこそカテゴリして見やすいというか、
ここのこの撮り方はなるほどねみたいな気持ちで見れるっていうところが僕にとっての推しポイントで、
かなり良かったですねって思うんだよね。
だからその学生演劇で脚本を書き始めたばっかりの人がやりがちなのが要素多すぎって言われ、
ワンイシューで十分、一個画があるだけでもやりきれないことが多いのに、
それをいくつも足していくって足すことで脚本の完成度が上がると思ったのはすごい間違いで、
それこそ脚本は劇局で完成するわけじゃなくて上演して完成するものだから脚本の要素を足すことによって、
上演の成果物としてはどんどん荒くなってくるのが当たり前。
だからそのワンイシューでっていうのに対して復習はめちゃめちゃお手本のような。
復習だからっていう。
あとで今の話につながる話をどこかで黒崎をしっかり離れてするかもしれないんだけど、
一回触りだけ話すと文芸辞表を週刊読書人でやってて、小説に関しても同じことがあるというか、
話が面白いとつまんないんだよ。
どう書くかの方を見たいときに何が書いてあるか気になってくるとそれがノイズになっちゃって、
面白いのがノイズみたいなことがあり得るみたいなことをすごい思っているんだけど、
話は別にどうでもいいと思うんだよねっていうのが僕の極端な自分の好みではあるんですけど、
それは置いといて、とはいえ僕嫌いだけど嫌いというか好きじゃないけど高橋博士はすごいと思う。
めちゃくちゃ上手いと思う。
上手いけど嫌いなの。
っていうのはあるんだけど、
ちょっと一旦それは後で悪口として出てくるかもしれないけど置いといて上手いと思って、
僕Kindle Unlimitedに登録してるんだけど、
Kindle Unlimitedで黒沢教師21世紀の映画を語るっていう、
黒沢教師がいろんなところで映画についての講演をしている講演録のね、
それがすごいんだよ。
カリフォルニアの小学生たちに向けたスピーチとかから、
復讐運命の訪問者の概要
いろんなのが載ってるんだけどね。
その中で復讐の話をしてるんだよ。
それが面白くて、
復讐運命の訪問者に関しては僕ネタバレとかないと思ってるからこれから全部ネタバレするけど、
もしすごい真っ新な気持ちで見たいっていうのがあったら、
とりあえずその一家みな殺しにされた子供が大人になって警察官の相川翔になって、
その警察官になった相川翔の奥さんも何やかんやで殺されてしまって、
復讐するっていうのが筋があって、
その復讐運命の訪問者に関してはこれから全部ネタバレするけど、
その警察官になった相川翔の奥さんも何やかんやで殺されてしまって、
復讐するっていうのが筋じゃん。
あら筋でいうと。
で、その奥さんがさ、
奥さんって誰だな、相川翔の妻がさ、
そのさらわれていくシーン、あそこは見事なんだけど、そこは後で話すんだけど、
あとその敵のいる拠点のところにね、相川翔が乗り込んでいくじゃん。
そこで相手に銃を突きつけて、
相手はどこへ行ったって、俺の女房だって言った後にさ、
もう死んでるんだろうって言うんだよ。
で、黒沢教師はこのセリフがどうしても納得できなかったっていうの。
だって、なんで乗り込みに行くかって、妻を助けに行くないし探しに行っているわけでしょと。
それでもうすでに死んでいるんだろうっていう、
なんかその諦めがそこにあるのが、
だったら乗り込む動機なくないかってなって、
すごい納得いかなくて、高橋博史にこれは納得できないって言いに行ったんだと。
このセリフは違うと思うって言いに行くんだけど、
高橋博史はいやいいんだこれでっていうらしいの。
で、なんで、どうしてもわからないって言うんだけど、
それでなんて言うかっていうと、いやもうそれはそうでしょって。
復讐の物語だから。
どっかのタイミングで相川翔には復讐に行ってもらわなきゃいけないんだけど、
そこで行く、絶対に復讐に行く、後戻りできないってポイントはここなんだと。
ここで妻の死体を見る前に復讐を始めてもらわないとモタモタするからダメなんだと。
ここで先に妻の死体を見つけてたら、そこで相川翔は一旦悲しんで、
で、その後檜原文夫が駆けつけてきて、お葬式でお城口をあげて、
一旦暗い部屋の中ですごいずーんと沈んで、
で、その中からこうだんだんだんだん復讐の本能がメラメラと燃え上がってきて、
ようやく復讐に行く。こんなかったらいいことしてられない。
だからあの段階で妻の生存を諦めてくれてないと相川翔はあのスピードで復讐に行けない。
この映画で撮るべきなのは復讐なんだから、あのタイミングで諦めてもらわないと困るんだっていう言い方をするんだと。
高橋博史のシナリオ手法
それでも黒崎義人はすごい納得いかない。
いや、でもそれどうやって撮っていいかわからないというか、
あのタイミングで乗り込んでいったら絶対まだ生きているかもしれないっていう一縷の望みをかけてしまうのが人情なんじゃないかって思ってずーっと悩む。
で、これどう思うって相川翔と相談すると相川翔は何も気にせずに、
このままでいいと思います。だってこれは復讐の映画なんでしょって言うんだっていう話が乗っててね。
これはかなりいい話だなって思うんだけど、
ここの脚本の書き方としてめちゃくちゃ上手いんだよ、高橋博史は。
で、僕は高橋博史のすごいなって思うところと嫌いだなって思うところが全く一緒で、
で、僕は何がやっぱり納得いかないの。
特に高橋博史の冷凍キヴォルシア駅もリングもそうなんだけど、
基本的に大体もうとにかく高橋博史が書く恐怖とか情っていうのは常にミソジニなんだよ。
だからとにかく酷い目に合うのは女の人だし、酷い目に合わせるのも女の人というか、
女の人が一番悪い人で、女の人が一番酷い目にあって、
その女の人にまつわる情念によって物語が駆動するっていう意味で、
とにかくもうミソジニックのシナリオを書く。
で、それにめちゃくちゃトーニーは自覚的だから、
高橋博史の監督作品で去年公開されてたのがまさにミソジニっていうタイトルの作品だったりするから、
本人もそこは分かってやってるところはあるんだけど、
でもなんかね、それ自体も嫌だし、
そのミソジニの発論の仕方として今言ったみたいな、
いやこのタイミングで誰かが復讐にしてくれないと復讐の映画にならないからっていう形で、
映画の都合に合わせてその個人の話をなしにするというか、
全部ミソジニックの定型の中に入れ込んで、
とにかく相川翔が復讐をするっていう話の方に巻き込んでいく。
でもその個人よりもシナリオの都合の方を優先するっていうのは、
まさにホラーとしてすごい相性がいいというかさ、
それこそそのクトゥルフ的なね、
なんか自分ではない何かに意思が乗っ取られていく話としては、
ホラーの作劇としても正しいし上手いのもわかるが、
でもなんかあんまり好きじゃないなって思うところがまさにそこだったんだけど、
でもなんかそのシナリオにまつわるね、
その話を聞くとすごい非常に、
映画の演出技法
おー、なるほどねって思うし、
それをこう、なんていうのかな、
分かったそのシナリオの凄さを理解した上でもう一回見ると、
僕はあなたと一緒に今日二回目見たんだけど、
非常にそこをね、黒崎雄師は上手く処理してるんだよね。
要するに横絵道でさ、カメラが左から右にずっといって、
そこを相川翔が追いかけていって、
で、その敵の一人がいるわけで、
その敵の一人の後ろ姿に銃を突きつけると、
ウヒャーって言いながらその敵が手前側に逃げ延びてきて、
で、そこにこう銃を突きつけた相川翔が、
その妻の名前を言って、あいつはどこだって、
俺の女房だって言って、
知らない知らないみたいになった後に、
もう一回ちょっと揉み合って、
今度は左側の手前側に移動して逃げていくんだよね。
で、そこで、そこに逃げてきたところに相川翔が追いかけていって、
首元にもう一回銃を突きつけて、
そこで死んでる、もう死んでるんだろうって言うんだよ。
だからそのワンテンポ置くんだよね、そこで移動の。
で、脚本上多分そこまで多分やってないというか、
そこでも突きつけた状態で、
どこだもう死んでるんだろうになってたところを、
どこだって言った後に一回逃がして、
それを追いかけていって、
その動揺している様子を見た上で、
その死んだんだなって察するみたいな、
インターバルを作ってるんだよね、
そのカメラの長回しの中で。
で、なんかあれがやっぱり、
なんかその映画の演出におけるというか、
その脚本との喧嘩の仕方というかね、
脚本上ではどうしても納得いかないと思っている部分に、
どう収まるスケールかって、
やっぱりそこにどう舞台だったらどう舞を作るかとかって話と
同じことがそこで起きているわけじゃない。
なんかそこで、
ある程度違和感のないものとしてちゃんと落とし込んでいく、
芸と別にシナリオを変えるわけじゃないっていう、
なんかね、そこのね、
撮り方にね、結構ね、関心したりするんですよね。
っていうところが結構なんかね、
面白ポイントとして僕はあってね。
あととにかく寄らないじゃん、カメラが。
寄らない。
あれが最高だよね。
もう引いておくことに。
引くと何がいいってさ、
入場、退場があるんだよね。
あの、あの、名前が、
あの、なんて読むの?あの人。
六平って書く。
武坂?
武坂かな。
名前わかんないんだけど、
あのさ、デメキン。
怖いデメキンみたいな。
あの人すごかったね。
あの人すごいよね。
あの人のさ、アジトに行くシーンとかすごかったじゃん。
あのちょっと低めにカメラが釣られられててさ。
武坂直政。
武坂直政か。
武坂直政がずっとこうやってご飯食べててって言って、
そこにヤクザがさ、奥から入ってきて、
ヤクザが入ってきて、
ヤクザがまず、
ドラム缶の前でご飯食べてる二人組の前に、
奥の明るいところから暗い倉庫の中に入ってきて、
ゾロゾロと。
そこで声かけると、
右手前から、
その武坂直政。
直政。
武坂直政がやってきてさ、
声かけててさ、
でこう、画面左側の椅子に座ってさ、
自分もむしゃむしゃご飯食べだしてるとさ、
今度はそこにさ、
また右側からさ、
裏切り者の、
キュアのさ、
親さんをさ、
連れてきてさ、
で俺は、
俺はなんか、
みたいな感じでこう、
ずっとこうやっててさ、
でなんかそれでこの人が、
ある秘密を漏らすと、
ヤクザのたくさん、
四人組のヤクザのうち、
二人の下っ端がまた、
左奥にさ、
そいつを探しに行くためにさ、
去っていくわけだよね。
でそれでわちゃわちゃやってる間に、
最終的にその、
裏切り者は、
こう、
打たれて死んじゃうんだけど、
みたいなところの、
その、
こうさ、
間にさ、
まず最初に、
二人、
画面にいたところに、
四人入ってきて、
六人になって、
もう一人、
武坂が入ってきて、
七人になって、
さらにそこに裏切り者が入っていて、
八人になって、
で、
その八人のうち、
八人目の人の発言を受けて、
二人外に出て、
五人になって、
みたいな、
こう、
その、
一つ一つの画面の中で、
どんどんどんどんこう、
変わっていくわけだよね、
配置が。
やっぱりああいうのが楽しい、
なあっていう、
気が、
するんですよ。
やっぱあれは、
なんかやっぱりそのなんていうの、
あの、
一つのカット、
一つのショットの中で、
なんか、
五個以上なんか起こしつつ、
起こすまでカット終わらないんですよね。
そうそうそうそう。
なんかその、
一個に一個の意味しか持たせないんじゃなくて、
一つのカットの中に何個もあるっていう、
やっぱりそこがね、
こう、
なんか全然違うよね。
いやだから、
それをさ、
極端に悪い例にすると、
安定芝居。
あ、そうそうそうそう。
安定芝居っていう悪口がさ、
一般的なものか分かんないんだけどさ、
その、
馬蹄の度にね、
演出、
そう、演出不慣れな人がやりがちなさ、
いちいち馬蹄しないと、
場所を変えちゃいけないと思って、
みたいな、
とか時間経過を、
処理できない。
てか、
そういう、
シーンの、
だから、
漫画でいうコマの切り替わり、
が、
馬蹄、
安定してメイテンするっていうことしか知らない、
さ、
やりがち、
やりがちなやつを、
演技スタイルの探求
安定芝居って、
揶揄して、
意味嫌ってるんですけど、
なんかそうじゃなくて、
なんかいろいろ、
やれるし、
別に、だってなんなら、
だから、
これは、
ある意味演劇の、
特権だけど、
別のさ、
場所、時間をさ、
同じ空間上で、
やれる、
ところにさ、
演劇の魔術があるわけじゃん、
で、
映像は、
ちょっとそれをやるには、
やろうとすると、
あの、
過剰演出になる代わりに、
奥とか手前に履けたりとかさ、
カメラが動くわけじゃん、
そうだね、
ていう、
そうそう、
だからやっぱりさ、
その安定芝居の一つの悪口としてさ、
これ映画じゃなくて、
演劇なんだけど、
みたいなのがあるじゃん、
そのカット割れるから、
で、
そのいちいち割るのって、
でもなんか普通にさ、
映画もさ、
シーンの変わりが細かったら、
つまんないんだよな、
細かいのが悪いというよりも、
そのこう、
いちいち集中力切られるような、
割り方されたら、
そりゃだるいんだよな、
ていう感じなんだよね、
だってもうすごいよね、
なんかそのシーンがパッと変わるだけでさ、
結構びっくりするもんね、
小さく、
なんか、
いろいろ起きるからさ、
一つの画面の持続に対してさ、
割とこっちは真剣に見ちゃう、
何が起きるんだろうと思って見ちゃってると、
急に違う画面にパッて変わったりすると、
一気になんか変わったってなる、
だからそれって一つのシーンが長いから、
そういう効果になってるけど、
一つのシーンが短くて、
いちいちカットが変わると、
もう真面目に見る気をなくすんだよね、
そうなんだよ、
だからそれで私は、
限定方式だから、
演劇と映画の関係
限定方式だから、
どんどん、
ああもういいやーってなってくる、
いやー、復讐はね、
そういうのはね、
そんなにないんだよ、
ほとんど、
面白くない、
シーンが、
黒焦げ死体をさ、
後ろにちょっとだけ映す感じとかさ、
すごい、
いいじゃん、
一番怖い撮り方じゃん、あれ、
とかさ、
ああいうの大好きだよ、
って思うんだよね、
あと僕が一番好きなのは、
すごいうっかりみたいな感じで、
ひなとふみを撃っちゃうところね、
なんかさ、
それこそ一番さ、
人事をさ、
期待されるポジションでありさ、
もう、
今、
30年近く経ってみるからこそなんだけどさ、
こっちも期待しちゃうわけじゃん、
当時からそういう役者だったか知らないけど、
あ、え、
なんかそういうポジではあるし、
そういう語りかけだったけど、
もうそれは、
今回本題に関係ないので、
中盤に退場させられるみたいなさ、
あのさ、
使い方すごくない?
あのショットさ、
あのショットめちゃくちゃかっこよくない?
まずさ、
車が入ってきてさ、
大河翔があるヤクザを脅して、
運転させてて、
で、
そのヤクザが先に車を降りて、
後ろからそのヤクザに銃を突きつけた大河翔が降りてきて、
で、こう画面のさ、
左下ぐらいに車があって、
そこからどんどん2人が出てくると、
カメラがちょっと右側に移動していって、
向こう側に奥に倉庫があって、
そこの倉庫の中に多分敵がいるんだみたいなところでいくと、
今度はその、
えっと、
車が手前で、
その奥側の、
あのなんかコンテナかなんかの陰から、
雛田文雄がもうやめろみたいな感じで出てくるんだよね。
で、出てきて、
で、もうこんなことはやめるんだみたいなさ、
それこそこう人情話を始めるかと思いきやさ、
なんか中か、
倉庫の中から銃声がしてさ、
で、みんなしゃがんで、
バチャバチャしてる間に、
その隙にヤクザは、
その倉庫の中に、
俺は味方だみたいな感じで逃げて、
暗闇の中に消えていっちゃう。
その倉庫の中の暗闇の中に消えていっちゃって、
雛田文雄と大河翔がちょっとこう、
もつれて、
もうやめようやめようみたいにするんだよね。
で、そうすると、
大河翔がうっかり、
雛田文雄のことを撃っちゃって、
で、撃っちゃって、
で、そのまま、
追いかけようとするんだよ、
そのヤクザのことを。
追いかけようとするんだけど、
雛田文雄が、
なんか、
普通に撃たれたっぽい感じになってるのを見て、
焦って一回戻ってくるんだよ。
で、
おい、お前、防弾状況どうした?
って聞くと、
雛田文雄が、
まさか、
お前が撃つとは思ってなかったから、
ガクッて言って死ぬんだよ。
で、
それをずっと同じ引きのさ、
車とか倉庫が全部入ってる、
2人の全身が入るぐらいの遠くのカメラから、
そこまでずっとカット終わらないんだよね。
で、ずっと終わらないまま、
それでクイーンの爪がガクッて死んで、
それに対して大河翔が、
あーちゃーみたいになりながらも、
そのままヨロヨロと倉庫の中に入っていくんだよ。
で、倉庫の中に入っていって、
で、まだカット変わらない。
で、ずっとまたさらに右、
カメラがずっと右の方に映っていって、
で、その倉庫の中から銃声が聞こえてくるから、
なんか中で、
なんか銃撃戦が起こってるんだなって思ってると、
別の出入り口のところから、
敵の男が外側に、
外に逃げ出してきて、
外に逃げ出してきたと思ったら、
大河翔がゆっくりとそれを追いかけていって、
そいつを仕留める。
っていうところまでが、
ワンカットなわけ。
だからコフィナとフミオの、
その忍状パートは、
その長い、長回しのカットの中の
一部を締めているだけで、
その中で忍状パートをやろうとしたのに、
うっかり撃たれて死んじゃった。
までを終わらせちゃうんだよね。
あれすごいなって思うんだよ。
もうなんか、そこはいいんだみたいなさ。
通過記令、はい終わりみたいなさ。
あの距離の取り方と。
コフィナとフミオがガクッてなった後、
大河翔は2秒ぐらいしか見てないから、
ああ、よしって。
ここでうわーってなっても、
まあ別に生き返るわけじゃないし、
みたいな心の整理を2秒ぐらいでやってる。
あのね、ある意味、
イチオラの言い方をすると、
段取り臭さが、
逆にすごい良いんだよね。
もともとこいつはこういう奴だったんだというかさ、
なんか復讐、
本当に復讐のためにいる。
だから一応さ、
もう死んでるんだろうまでの下ごしらえってあるわけじゃん。
その拳銃を持てないのが怖いからじゃなくて、
人を撃ちたいからだって結構序盤に言ってるし。
それこそ黒焦げしたいのね。
殺した同僚にも、
2秒でこう切り替えて、
そっからはさ、殺しまくっていくじゃん。
まああれか。
あれ?順番が逆なのか。
もう死んでるんだろうの後に、
もう死んでるんだろうの後に、
撃っちゃうのか。
撃っちゃう。
だってもう死んでるんだろうってなって、
自分でさらに、
ヤクザの事務所から電話して、
追いかけていって、
それに嫌な予感を覚えた、
良い同僚のフィナとフミオが、
そういうバカな事やめるんだ、
努めに入ろうとするっていう流れだから。
そういうのがすごい良いよね。
それこそさっきの高橋の曲本の話であったような、
そんなまどろこしい事やらない、
というかその葛藤部分がほぼないんだよね。
そうっていうか、
物語の展開と緊張感
なんかね、
他の映画見た時も話してたけどね、
別にそこら辺やらなくても、
こっちが勝手に操作するからいいんだよね。
だから奥さんもさ、
相川翔の、
実家に帰れって危ないから、
危ないとは言わないけど、
帰れってさ、やはり言ってさ、
いやもう警官の妻になった時から覚悟してたからってさ、
キリッてするんだけどさ、
半日後ぐらいにさ、
やっぱり実家帰るわっていうのもさ、
別にこっちはさ、
自分が弱点になっちゃうってことなんだなって納得して、
生存率を上げるため、
お互い生存率を上げるためとか、
なんかその方が、
むしろ彼のためになるから、
みたいなことを考えたんだな、
みたいなのがさ、
分かるわけじゃん。
それでいいんだよね、みたいな。
そうだね。
1から10まで説明してくるの、
どうし、
尺が長くなるからやめてほしい。
いやでもさ、
奥さんが実家にさ、
だからさ、
帰ろうとするところにさ、
すでにさ、
もうさ、
お手の手は伸びてるところのさ、
シーンもさ、
めちゃくちゃさ、
良かったよね。
てかあれが一番怖かった。
実家に帰るよって電話した後に、
窓の外にワゴン車がさ、
見えてるっていうのが見えて、
エレベーターを降りて、
エレベーターが開いた時にもうダメだって思うじゃん。
だけどそこにはいないんだよね。
いなくて、
エレベーターから降りていくと、
敵の怖い女がさ、
杖をついてるんだよね。
だからすぐわかるの、
シルエットで。
杖をつきながら向こうのロビーのところから、
ひょこひょことさ、
歩いてって、
でさ、
これがまた実家に帰ろうとする大きな窓を持ってる奥さんはさ、
ゴミ持ってんだよね。
だから一回さ、
ゴミをすでに行って、
そこですれ違って、
もうダメだって思うんだけど、
気づいてないから、
その敵はエレベーターで、
その部屋に行こうとするんだよ。
それで奥さんこう外に出てくて、
あ、行けるのかって思うと、
なんか思い出して、
ふって戻ってきて、
で、郵便受けをチェックしちゃって、
そこに苗字が書いてあるから、
あの女だって言われちゃう。
あそこすごかった。
もう、
ね、
いやー。
あれやだ。
あれめっちゃやだよね。
あそこすごいなって思った。
で、
でもそこで十分嫌ってなってるじゃん。
で、だからその奥さんが、
その後どうなるかって、
ほぼ出てこない。
もうさ、
そう。
あそこでもう、
恐怖の表現方法
あそこの絶望感がピークだから、
もうここで、
あ、もうダメなんだってなるもんね。
だから連れ去られる瞬間もさ、
取らないんだよ。
そう、取らないんだよ。
取らないんだよ。
あれはすごい。
すごいよね。
そのワゴン車から出てきて、
自分らしく道を聞いてるっていうところまでなんだよね。
うん。
いやー、
あれすごいよ。
そう、別にそれで十分だもんね。
そう、てかそれが一番怖いんだよ。
だからやっぱり私が嫌いなホラーっていうのは、
全て打足なんだって。
いや、そう思うね。
本当にそうなんだよ。
やっぱり見えそうで見えないが一番怖いし、
っていう話だよね。
うん。
いやー。
なんかその、
ほん、
なんか本当に怖いんじゃなくて、
ただなんか脳みそにダメージを与えようとする悪意が嫌いなのかなっていう気持ちになった私は自分で。
うん。
あとやっぱりなんかあれはさ、
そんな言い方をするとあまりにポジティブに聞こえるから、
普通に悪趣味だから褒めるわけじゃないんだけど、
褒めない意味で人間を見る側をすごい信じてるよね。
うん。
その見る側のその何想像力とかさ、
こう、
まあ別に他の映画で散々見たんでしょみたいな。
信じてる感じがするよね。
いやだからそれこれさちょっとさ、
もうあの、
もうネタバレとか何も気にせずに、
そのチャイムの話をするんだけどね。
あ、はい。
まあチャイムは、
うん。
この後まあもうちゃんと話すか分かんないけど、
9話から、
あの、
あの、
男。
なんだっけあの男。
どっち?
あのー、
君の鳥は歌えるのの店長さんの方。
萩原雅人?
あ、萩原雅人。
萩原雅人がいないバージョンの9話みたいな話なの。
うんうん。
だからマジで何の意味もなく、
ふっとなんか殺したくなっちゃう話なの。
なんか、
てか9話の世界線のまま、
その、
連動が、
あ、そうそうそう。
続いてる世界みたいな説明をしてる人が。
あ、でもまあなんかとりあえず、
イメージ的にはそういうことだよね。
イメージ的にはそういう感じで、
まあ多くの怖さはそこなんだけど、
あのね、幽霊が出てくるの。
その、
うっかり殺しちゃうの、ふと。
ふと殺しちゃった相手は、
外のね、
がいて、だけどまあなんとかなるんだよそれは。
その死体を埋めて、ばれなくて。
で、そのままその現場にそちらの職場だから、
なんかその次の日とかも来るみたいなシーンなのね。
そこでそこに行くと、
先に来てた職場の同僚が、
その殺したはずの○○さん、
あ、来てましたよみたいな。
なんか昨日創作の中でされたみたいな話がされてたんだけど、
なんか、
来てたからよかったですねみたいなことを言うわけ。
で、
そこに居るんですけどって言って、
ホラーって部屋の隅を指すんだよ。
だけど、
そこにはね、椅子しかないの。
なんだけど、それを見て、
ホラ、
あれ?
おかしいな。
いや、さっきまで、
あれ?
って言って、
ずっとその端っこにある椅子だけを映すっていうのを、
まあニッサンカットでやるんだけど、
もうね、そこに映って何もない椅子が怖いんだよ。
で、すごいのだから全く映さない。もちろん。
目に見えないものは見えないんだけど、
明らかにそこにいる何人かには見えてる。
で、ないから、映ってないからこそ見えるんだよそれが。
あんな怖い椅子見たことない。
っていう、
怖いシーンの作り方をしてて、
これはすごいなって思った。
そこのシーンはね、めちゃくちゃすごかった。
なんか、
なんか、
そこがピークで、
僕としてチャイムはそこがちょっと面白くなくなるんだけど、
そこが面白すぎて。
なんだけどそのシーンを見ただけでもすごい良かったなってなるっていうぐらい、
もうね、何も映ってない椅子をこんなに怖く撮れるっていう、
そこがすごかったんだよっていう感じだった。
だからまさに決定的なものを映さなくていいんだなっていう、
っていうね、
復讐のテーマ
ことをちょっと今言いたくなっちゃったから言ったけど、
そういう、
相川翔の妻が、
捕まってしまうところの、
うつさなさとかっていうのもまさにそれと同じことというかね、
映さないほうがっていう感じがすごいしてね、
良かったですね。
お米炊けましたね。
っていうのでね、良かった。
っていうのが、
今ね、僕の中で来ている黒沢清志の、
主に復讐の今の話ですね。
いや復讐、いやすごかったな。
あの、相川翔ってすごいんだなって思った。
相川翔の最後の顔とか、すごいよね。
あの、そこまでの無沙汰の圧倒的な顔面力によってさ、
こいつに勝てることないだろう、
こいつより怖くできることないだろうって思ってるとさ、
最後のシーンのさ、症状とかさ、
佇まいはやっぱりちゃんと怖いもんね。
あの時代のスーツってさ、
本当に体のラインが出ないからさ、
そうそうそう。
なんか、それで怖いのすごい。
だから怖いのか。
だって無沙汰はお腹が出てるから怖いじゃん。
あのお腹が怖いじゃん。
すごい顔だし、
あの人だけだもんね、顔ドアップが何回も出てくる。
そうそうそうそう。
使える顔なんだなって。
すごい、もう絵が持つ顔だから。
絵が持つ。
でもさ、何がすごいってさ、100怖いやつじゃないんだよね。
怖いやつなんだけど、声が高いじゃん。
で、結構発声もさ、なよなよしてるんだよ。
てか、悪いメインの3人はさ、
お互い脅威ゾーンというか、
あの姉子はね、分かんないけど、
でも彼女が彼女で足が不自由だから、
実行舞台をできる弾力はあるけど、
そこまで動けないっていうところでさ、
お互い依存関係があるからこそ、
なんか単体ならいける気がするみたいなところがあるんだけど、
最終的に実行舞台として、
マジで殺しをなんとも思ってない。
かつその復讐の一番メインの相手としてさ、
武坂直政がいるからさ、
一瞬相打ちかってなってから、
復讐を遂げるわけだよね。
いや、すごかった。
てかなんかもう、だってさ、
普通に撃たれてるから死んでんじゃん。
でも生きてんだよね。
だからもうあれかもしれない。
モンスターなんだよな。
登場人物のキャラクター
そうだね。
てかもう、
そこまでもさ、ずっとさ、
絶対当たってんじゃんみたいな。
あれさ、すごくない?
最初にさ、
最初の打ち合いの時点で。
めっちゃ近くで、めっちゃ何発も打ち合ってるのに、
お互い全くかすりもしない。
そう、なんか、
神の加護がかかっているかつ、
めっちゃ濃厚なのかなみたいな。
すごい。
あのね、
すごいよね。
なんていうのか、
銃撃戦の取り方としてさ、
すごいスピーディーに、
緊迫感を持って取るっていうやり方はさ、
やっぱりすごい手間暇がかかるんだよね。
で、めっちゃダラダラしてるんだよ、打ち合いが。
めっちゃ打ちまくるし、
めっちゃ近くで打つし、
めっちゃ体動かさないし、
なんだけど、なんか、
独自の緊迫感があるのは、
なんか、
全然当たんないけど、
当たったら死ぬっていうところなんだよね。
そうだね。
あれすごいなって思った。
そう、だからお互い、
当たったら100死ぬ距離で、
めっちゃ打ちまくる。
だからなんか、
逃げろよっていうのもあるし、
弾もったいなっていうのもあるし、
だからそこが後先考えてないんだなっていう、
説得力になるっていう感じ?
あれはすごいよね。
すごいよね。
謎の説得力があるよね。
あるね。
あんまり当たらないんだって気持ち。
そう、あれはすごい。
あとなんかね、
やっぱり復讐の、
今見たばっかりだから
復讐の話ばっかりしちゃうけど、
打たれた人の倒れ方がね、
みんなちょっと面白かった。
なんか、てか、
その、なんていうの、
分かりやすくリッティにさ、
しぶげをプシュって出るみたいなことはさ、
できないじゃん。
だからもう普通にこうパンってなったら、
倒れるんだけど、
倒れ方がプロレスっぽいんだよね。
あのさ、
適当なしゃぶ中、
警察に捕まえておけばいいって言ったのは
親分じゃないですかって言いながらさ、
でもそいつのせいで
この殺し屋家業がバレてしまってさ、
死んじゃうかわいそうなさ、
あの下っ端いたじゃん。
あの下っ端がさ、
しゃがまされてさ、
撃たれた時のさ、
死ぬ時にさ、
撃たれてバタって倒れるんじゃなくて、
撃たれた後にピョンって飛んで倒れるんだよね。
あのピョンがすごい、
プロレスの技をかけられた後の
このマットの上で、
そのままバタンって倒れるんじゃなくて、
一回ガクンってピョンって飛んで倒れる、
あの反動の、
なんか、
自分でね。
自分で反動を表現してるよね。
あの反動表現と同じようなものを感じて、
なんか、その、
それがリアルかどうかっていうのは置いときながら、
なんか謎の感動があるんだよ、
あそこのピョンに。
なんかそれがよかったな。
いや、すごい、なんか、
そう、
拳銃がさ、全部チャッチじゃん。
そう、全部チャッチ。
あの、普通に、
駄菓子屋さんで売ってるやつ。
そうそうそう、なんか、
爆竹の音しかしない。
そう。
だから、
それを本物にするのは俺たちなんだっていう。
そうそうそう、っていう気概を感じるよね。
別にそれでいいんだよね、みたいな。
そうそうそう。
その角度で言ったら、
めちゃめちゃ脳みそ飛び散ると思うんだけど、
この世界ではならないんだな、みたいな。
そうそうそう。
で、なんか、
あの安っぽさが、
すごい似合うよね。
いや、だからもうこの程度で人は死んじゃうんだ、みたいな。
そうそうそうそう。
だから、
最初のきっかけのさ、
家族が殺されるところが一番さ、
おもちゃみたいな感じじゃん。
そうそうそう。
で、派手に映らないし全然。
うんうん。
映画『復讐』の視点
それこそ多分窓の外からのショットだよね。
そう。で、しかも打たれてる、
打たれて倒れる、
一番初めにあの、
お姉ちゃんが倒れるところは映ってないんだよね。
窓か壁でね。
うん。
っていうのがさ、
うん。
すごい。
なんか、
逆にあんなに手応えがなさそう、
でも、
人を撃ちたいんだ、
っていうところが怖いな、
そうね。
そうなんだよ。
で、そのさ、
ダメ押しでさ、
めちゃめちゃ撃つじゃん。
うんうん。
でもさ、
で、だいたいそういうのって他の映画だとさ、
派手にさ、
体が跳ねる、
うんうん。
みたいな表現あるじゃん。
あんまないんだよね。
そう、あんまないんだよ。
ちょっとピクッとするぐらいなんだよね。
そうそうそうそう。
あれすごいなぁ、
っていうね、
うん。
のもあってね。
で、今やってるね、
そのフラウ・ウェド。
うん。
だからその、
チャイムは、
だからそのキュアみたいとか、
カイロみたいっていう人たちが、
うん。
多かったんだけど、
今週末からやってる。
うん。
津田まさきの、
うん。
クラウドは、
なんか銃撃戦があるらしいんだよ。
うん。
で、それで復讐シリーズを、
はいはいはい。
思い出してる人たちがいて、
今見たのもあるんだけど、
なんか、
どの程度予算がついてるか分かんないけど、
うん。
つけてなお、
うん。
この茶地さを、
うん。
なんかそのお孫ごと感を残していたら、
うん。
もうめちゃくちゃいいだろうなって思うから、
そうだね。
そこを見たい。
はい。
あ、でもそのさ、あるあるじゃん?
その、なんだろうな、
メインジャンルじゃないものに、
うんうん。
うっかり予算がついた時、
うんうん。
それに、
その予算をどこに使う、
うんうん。
使わないでいられるかみたいな話をさ、
そうそうそうそう。
そのホラーの話でもよくあるじゃん。
うんうん。
なんかそれがね、
そうそうそう。
どこに、
どこにそのお金を使うんだろうみたいなのも含めね、
結構ね、
そのホラーでさ、
なんか敵心で支持に手を出しちゃうとかさ、
そうそうそうそう。
でもあーあーっていうものになるみたいな、
うん。
じゃなければいいなーっていう、
じゃなければねーって。
のでね、結構楽しみになってきたから見ようかなって思ってるんだけど、
まずはね、ちょっと復讐の第2位を見ないと。
第2位は脚本黒崎由加が書いて欲しいから、
全体として多分好みなのが2なんだろうなって、
勝手に予感しているけど。
うーん。
でもそもそも最後にあやかわしょうが歌うとダメかも。
全部ダメになっちゃうかもしれないけど。
予算の問題なんですかね。
あれはー、
いやなんかね、
でも別に歌わなくていいじゃん。
そう。あれ何だったんだろう。
でもなんかそういう、
なんか様式不備なのかな。
Vシネ文化をよく知らないから。
主演は歌うのかな。
でもせめて歌うにしてもさ、
フォーク。
なんか復讐、
復讐の歌、
あれだそのあのあれ、
女種サソリみたいなさ、
あ、てかあれか。
白雪姫か。
白雪姫とかはその恨み節。
主演がちゃんと円顔でさ、
もう恨み節やみたいな歌を歌うっていう。
あれはさ、コンセプトに合ってるわけじゃない。
合ってないんだよな。
そのさ、すべてを失った男がさ、
でもなんかそれでもさ、
なおさ、ピストルを撃ちたいというのだけは、
持ち続けるっていうさ、
そのもうカッサカサに乾いた。
映画の後にさ、
急にさ、アコギ一本でさ、
ジャンジャカジャンジャカ始まってさ、
あれの胸ぐらには埃がついてるみたいな。
言ってたね。
歌うたわれてもなーみたいな。
しかも曲のタイトルが冗談じゃねーよ。
そう、冗談じゃねーよ。
こっちが痛いよって。
そうだよ、しかも冗談じゃねーの。
絵は小さい絵でカタカナの。
冗談じゃねーよって。
冗談だと言ってほしいよね、むしろ。
びっくりするよあれ、最後。
びっくりした?
びっくりした。
びっくりさせたかったのかな。
ドッキリ大成功ってこと?
あれは何だったんだろうね。
なんかさ、9話のさ、
オープニング、エンディングがさ、
妙にポップなのをさ、
普通に怖さを助長してくるけどさ。
だからそれこそ9話は、
加点方式で見ても減点方式で見ても、
限りなく100点に近い映画だと思うの。
本当にもう過不足がないというか、
完璧に綺麗な映画はこんなもんだって感じなんだけど、
復習は、なんかね、
加点とか減点とかじゃなくて、
戸惑いが結構多い。
戸惑ってる間に、
なんか点数つけるの忘れちゃうみたいな映画ではあった。
でもちょっとエンドロールがマジで。
何だろう。
すごい、何だろうねあれ。
だから、
黒沢教授はすごいんだよって、
人にオススメしたい人は、
で、復習だなって思ってる人は、
エンドロールが始まった瞬間に、
小音にした方がいい。
そう、なんかすげえ面白かった。
なんかね、本当にね、
すごい美味しいご飯を食べた後に、
デザートにピザポテト出てきたみたいな。
いや、わかる。
口の中の余韻、
なんか全部なくなっちゃったみたいなところがちょっとあるんだよね。
なんかあれ?面白かったはずなんだけどな。
全然フリにもなってないし。
面白かったはずなんだけど、
かといって、
なんかもうこれが100億点限定ですっていうほどかっていうと、
なんかいや、眩しいねというジャンルに疎いので、
なんかそういう岩式日なんですかね。
うん、何だったんでしょう?ってなるぐらいの戸惑い。
すごい戸惑いだった、あれは。
お口直し。
黒沢清の映画技術
あれ何だったんだろう。
こっちとしては相川翔って、
相川翔ってやっぱりすごいのかもみたいな気持ちになった後にさ、
ん?お前の歌には別に興味がない。
っていうね、なる。
あれは相川翔にメロメロだとさ、
翔さんやっぱりチャーミングだなってなるのかな。
なるのかな。
ね。
せめてもうちょっと復讐に寄せてほしかったけどね。
歌わないよ、庵丁は。
やっているのでね、ちょっと僕は。
でもやっぱり庵丁は相川翔に戻るための儀式なんじゃない?
あ、でもそれなんかね、日常に戻るためのね。
そうそうそう。
てかあのままだって終わっちゃったらね、
もうなんかみんな庵丁みたいにさ、
今日はみたいな話だけど、
みんな復讐したくなっちゃうからね。
そこでずっこけをね、入れてね、
そぴーってしないといけないのかな。
そう。
いや、そういう感じでした。
とにかくカメラが左から右に動いていくのが楽しいということだね。
キュアはまさにね、そういうのね。
そうだね。
あなたがさ、話してたじゃない?
キュアのさ、カメラがさ。
すごい下手と上手を意識してるなっていうのと、
あとその、その左右だけの移動でリフレインすることによって、
あーなんかろくでもねーっていう予感を出してくるのがめっちゃ演劇っぽいなって。
そう、同じ構図とかね、同じその動線の反復っていうことだけで。
そう、言わなくても情報は出せるっていうのを映画でやってる。
だなーって。
で、僕それ気づかなかったから、僕そこは明示的に気づかなかったから、
一個一個のショットへの関心はすごい強いんだけど、
なんかそれが、あなたが言ってたのはその病室でね、
その妻を殺した男を病室で尋問してるところから男がヨロヨロと紙手の方に歩いていって、
で、紙手の壁の突き当たりのところで泣き崩れていく。
その前に白い椅子があって、壁まで、壁の手前に。
で、そこで座って、なんで殺したか覚えてないんですって。
で、自分が殺したとかではなく、妻が死んじゃったんだっていうことに実感が湧いて泣き始めちゃって、
でもそれで、一回座った椅子から転げ落ちて、壁際でメソメソ泣いてるっていうのがまず1個目のシーンとしてあって、
で、切り替わってその後なんだったんだろうね、あいつみたいな感じで、役所工事とさ、
友達の大学教授がさ、喋って、同じように左から右に歩いていって、
で、また白い椅子があるんだけど、別に2人はそれに触れずに、なんかちょっと触って、そのまま紙手に行って、
まあ仕事の話をし続ける。何なんだろうな、この事件みたいな話をしてる。
で、その次がその役所工事の奥さんが病院に行きたいんだけど道がわかんなくなっちゃって、
で、歩道橋をうろうろしてるっていう3つのシーンが続いてて、
なんかそのとりあえずこの夫婦はきっとろくでものないことになるんだっていう。
で、まあ最後まで見ると、なんかその白い椅子のところ、椅子で妻の死を嘆くっていうのがさ、
これが最初の容疑者の行動だから、役所工事はそれをスルーするんだっていう。
あの椅子に腰掛けない、腰掛けて考えない、一旦立ち止まって考えることをしないんだっていうね。
ファミレスでむしゃむしゃ食べるっていう事だったんだなーって思って、
だから私は最初見た時、まあ確かに最後いろいろ決着ついた後に乗ってるバスがその妻がいるサナトリウムへの精神病院のバスだから、
まあ考えればそうなんだけど、あんまりそこを最初わかってなくて、
だから事実関係として状況証拠でそういうことだったよねっていうんじゃなくて、
その上下のリフレインで、あ、そういうことなんだって思った。
いやでも本当にそれ正しいというかさ、非常に良い見方なわけだよね。
とにかくどこからどう取って、どういう振り付けられていて、何が反復されているかっていうところによって、
これはさ、意識してなくても擦り込まれているわけじゃん、なんか嫌な感じが。
怖いねー。
で、このなんか嫌な感じが擦り込まれていて、実際それに近い破綻が訪れるっていうのって、
黒沢清のホラー作品
キュアの全体に起こっているさ、怖さと同じことなんだよね。
だからずっと噛み合わない会話を、よく知らない青年と繰り返していたら、
気づいたらなんか、よくわからないけど殺しちゃってたみたいなことが起こるっていう、
その不気味さを全部でやってるんだよね、それを。
あれはすごいよね。
チャイムはそれを濃縮反応してた。
でもすごかった。
なんか、一番怖いのはカメラみたいな。
なるほど。
これがいけないんじゃないかみたいな。
この四角いのがいけないんじゃないかみたいな。
ここに映っていると全部おかしくなるんじゃないかみたいな感じになってくるのがすごい良かった。
ちょっと最後のほうが途中まで良かった。
話が?
話は終わってないようなもんなんだけど。
話が面白くなかったのはある。
別に話はどうでもいいんだっていうところでもあったんだけどね。
なんだろうね。
一時間にするためにそうなっちゃったの?
いや、たぶん一時間以上やらない。
だからシンプルに役所工事と、また名前忘れちゃった。
萩原雅人がある意味二個一でいる。
役所工事は精神科医の子も二個一だしさ。
とりあえず萩原雅人自体も自分でやりたいんだけど、
誰かと対話してっていうことがないとどうにもならない。
プラス殺しっていうもの自体がそもそも両方いない。
二人いないと成り立たないみたいなところで、
割と常に人と人との関係の中で成り立っている話なんだよね。
チャンムーはね、割と一人よく言うけど、
だから殺した瞬間は置いといて、
だいたい一人相撲なんだよ。
その一人で関係としているから怖いところもあるんだけど、
なんかね、やっぱりそこは多少人間に興味があるんだろうな、僕は。
一人よがりのまま終わっていくの、あんまり面白くないなっていう気持ちになっちゃうところがちょっとあったんよ。
っていう感じがしたのがね、ちょっと。
全部、キュアも、
最後には、なんかおかしくなっちゃう話っていう意味だと一緒なんだよ。
一緒なんだけど、なんかおかしさ度合いが、
なんか、ちょっと、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
なんか、
おかしさ度合いが違う、ちょっとなっていう感じ。
怖かったけどね。
でもやっぱり一番怖かったのが幽霊のシーンだったよね。
やっぱりその幽霊とその幽霊を見る人があったからだよなって感じがして、
なんか、そこの、
やっぱり誰かと誰かがいないとその相手のことが全く、
会話が成立してると思ってるけど全くわけのわからない、
誰の知り合いのない存在だったかもみたいなさ、
怖さがあんまり立ち上がってこない。
ただ他人怖いになっちゃうんだよね。
なんかそこがなんか、
むしろなんで今こんな幼稚なものを撮るんだろうみたいな気持ちになるところがあった。
なっていう不思議さは拭えなかったですね。
っていう感じでした。
でも怖かったな。
QRはちょっとなんだろうな。
なんか普通に面白すぎると言うことないんだよな。
そういう意味でも復習がかなり良かったのはそういうところな気がする。
あれこれ喋りやすい。
映画のリアリティ
QRは見てとしか。
あとはこういうの好きな人は好きかもぐらいのことしか言えない。
今更ね、みんな見てるでしょ。
私はこの間初めて見たけどね。
でもあなた、そもそもあんまり映画そんなに見てこなかったのもあるし。
黒澤清志は知ってた?
あなたが言うからね。
僕も実はそんなにたくさん見てないんだよね、黒澤清志は。
カイロとQRと復習。
ぐらいなんだよ、実は。
ここからめっちゃ黒澤清志見る習慣にしようかな。
相川翔版の蛇の道とかね。
相川翔と黒澤清志がずっと撮っていた大人気コメディシリーズ勝手に仕上がるとかね。
ホラー以外も撮ってるんだよね。
うん、撮ってる撮ってる。
でもホラーがやっぱり抜群に上手いという感じは評判としては聞きますが。
実際のところどうなのかは知らないけど。
僕ホラーの人だって知らなかったんだよね。
だから最初にQR見た時どういう映画か知らないものを見たの。
だからすごい呆然とした。
知らないでQR見るのは絶対嫌だな。
絶対嫌だな。
なんか変なもの見ちゃったってなるよね、絶対。
変なもの見ちゃったってなった。
これ見ていいやつだったのかなってちょっとなると思う。
そうなんだよ。
あんまりだからよくわかんないもの見て、よくわかんないってなったのが最初のファーストコンタクトだった。
それがいい出会いだった気もする。
今見た方が圧倒的に面白かったなって感じですよ。
QRはクトゥルフ好きな人は好きでしょうね。
そうですね。
とにかくなんかね。
全然コズミックじゃないけどコズミックホラーの屋さんに近い。
そうだね。
なんかすごいさ、ある意味狭い世界の話のはずなのになんかすごい外に抜けていく感じするよね。
全然違うものの理屈が介入してきちゃうっていう意味でコズミックホラーがある。
そういうやつですよ。
いやー面白かったな。
あとねやっぱりなんかね、変じゃん?舞台が。
舞台セットが。セットっていうかほぼロケなんだけど。
病院が。
QRもそうだしさ、復讐もそうなんだけどさ、
明らかに廃墟みたいなところにさ、なんかちょっとだけこう。
カバンから出しとくみたいな。
刑事、刑事課みたいなさ。
なんかちょろっと脱出して病院であることにするとかさ、警察署であることにするみたいにするけど、
明らかにそんな病院、警察署ねえだろみたいなところで撮るじゃん。
あれがね、最初よくわからなかった。最初に見た時。
学生の頃見た時。
やっぱりなんか映画で映るもの、なんかリアリティのあるセットを作るみたいだと思ってたから、
舞台とかをまだそんなに見る。
舞台の。
映画っていうのはみんな武将舞台。
映画はちゃんと武将でやるみたいな気持ちで見てたら、
まずそこをどう受け止めるのかわからなくて、結構戸惑ったりしたんだよね。最初に見た時。
なんかずいぶん自分の中でもちゃんと見れるようになってるなって感じするんだけど、
なんかね、これどういう、え?
なんかこれは、そもそもこれは病院というのが嘘か?とか、
そういう余計なことを考えちゃうみたいなところで気を取られてたんだよ。最初見た時。
でも確かに9話のあのさ、2日前に行くところはさ、これはどういう部屋なのかってなるよね。
そんな不衛生なところ病院にあるよね。
そうそうそう。
何?ってなるんだけど、そういうもんなんだって思うと、そういうもんになっていくっていうね。
って感じがする。
だから、なんかいろいろ見たり、それは映画じゃないものをいろいろ見ることによって、
なんかね、見れるようになった映画な感じがするんだよね。
私はああいうのは、あんまりリアルに触られると、似たような場所にいた時、すごい嫌な気分になるから、
それこそあのギャルゲーのヒロインの名前はさ、なさそうな名前にしないと突入できないみたいな話と一緒で、
ちょっと変なぐらいの方が助かる。
そうそう、だからなんかね、それ結構さ、重要だと思うんだよ。
観客の経験と受け止め
ちょっと今日長くなりそうだから、深追いするかどうかわかんないけど、
やっぱりそのギャルゲーの変な名前とかさ、もうやっぱりだから、高校生ぐらいまであんまり許せなかったの。
気になってね。
意味わかんないその名前みたいな。ないじゃん!みたいな。
でもなんかだんだん許せるようになっていくのは、
なんかやっぱりなんか、高等向けであることへの許容値のコントロールができるようになっているというか、
逆にそこが高等向けじゃないと、本当に感じたいおいしい部分を従前においしくできないっていう。
でもこれはね、やっぱり大人になってこないとわかんないことなんじゃないかって気がするんだよね。
やっぱりその自分の経験値が溜まってきちゃってるからこそ、既存のリソースをそのまま使われちゃうと、
絶対そこがあるんだよね。作り手の中にあるこういうものっていうものと、
同じ像があるとは限らないとか、世代とかの住んでた場所とかで絶対コンフリクトが起きるんだよね。
警察署ってこういう場所みたいなのもさ、
実際の警察勤めの人と、そこに実際行ったことがある人と、
ドラマでしか見たことない人との中でも全然イメージが違くなってしまうっていう時に、
いっそあのぐらいない場所にしてくれた方が、
ここは警察署なんだ、だけで住む、記号だけで住むから、
もうなんかそれでいいみたいな、
なんかその見たての方に入ってた方が絶対に入りやすいんだなっていうのは、
なんかやっぱ子供の声よくわかんないんだよね。
なんか、てかわかんなかったんだよね。
もっとなんかある名前にしてくれないとやだみたいな気持ちだったけど、
なんかだんだんさ、こう出会う人が増えていくわけだからさ、
適合する可能性が増えていくわけじゃん。
誰かにとっては友達の名前だったり、
誰かにとっては友達のお母さんの名前だったりさ、
誰かにとっては上司の名前だったりしぐるみたいな名前にしておいちゃうと、
そりゃ、それによってこうつまずくのは、
すごいこうもったいないよなっていうのはなんかあったりするから、
なるべくそこの情報をそぎ落とすっていうのはね、
なんかすごい大事な作業なんだなっていうことに気づいてくるですわね。
むしろ偶像の処理ができない私は。
なんかあんまりそこに価値を見出せないというか。
特に黒崎雄師のあのセットのいいところは、
偶像さんがない、生活感がないからこそ、
ここでこういうことが、こういうふうな仕事がこういうふうに起きてるんだなみたいな、
余計なところに気が散らないで、
そこで起きていること、ここで人がどう動いているかだけ
お気にしてればいいみたいな効果があるんだなっていうのは思うよね。
なんかセットがすごいとか衣装がすごいとかあるけどさ、
なんかもうそれをそれで展示やればいいじゃんみたいな気持ちになっちゃうんだよね。
だからそのミュージカルとか、それこそネットフリーとかの巨大資本の作品だとあるけどさ、
なんか別にそれはそれで楽しみ方だけど、
正直作劇においては邪魔なんだよな。
できるだけシンプルな方がね。
いいよね。
そういう意味では非常にね、
なんか僕ら好みの監督なんじゃないかって思うんですよ。
じゃあちょっとね、また時間を見つけて今度は復習。
言えない傷跡?
消えない?
消えない傷跡って言ってた?
ここね、見ないとな。
映画の演出とキャラクター分析
マジでこれは、これの最後に毎箇所が歌ったら僕はもうどうしたらいいかわからないよ。
どういうつもりなの?
どういうつもりなんだってなる。
歌わないでほしいな。
すごい好きだな。今さら。
みんなあんないいもの見てたの?これまでって感じ。
そうなんだろうね。
面白くないのもあるのかな。
あるんじゃない?
地獄の警備員はあんまり面白くなかった。
あれもそうなの?
じゃあ面白くないのもあるんだ。
面白かったよ。
面白かったけど。
なるほど。
地獄の警備員はずっとビルの中でさ、警備員の話だからさ、ビルの中なんであんまり引けないんだよね。
なるほどね。
引きしろがないので。
左右に抜けない。
長い廊下ぐらいしか抜けない。
奥の撮り方はいろいろあるんだけど。
ティザーがそういう感じだよね、確か。
その縦物しかなくて。
左右にあんまり触れないっていうのがね。
僕はやっぱり左右に触れるのが好きなんだ。
右から左にちょろちょろしてるのが好きだからね。
あとやっぱりなんか人が歩いてるの横から見えるの好き。
これみんな好きでしょ、だって。
正面から歩いてくるより面白いよね。
正面から歩いてくるより面白い。正面から歩いてきて、正面から歩いてくるのと奥にさ向かっていくのはさ、ちょっと意味がつきすぎるじゃん。
キュアに行ってさ、浜辺からこっちに来る。
逆光で顔が見えないとかさ、明らかにさ、なんかやばいのが近づいてくる感が出るしさ、
復讐のさ、兄貴がさ、看護卿をさ、奥でさ、ガラガラって。
かっこいいけどさ、こいつ最初は死ぬなみたいな気持ちになるじゃん。
なんか意味がつきすぎるんだよ。
でもさ、あのさ、思い出すシーンのさ、すごい誰が見ても思い出したんだなって。
そう、あれすごいよね。
あの暗がりからね、あのライトのさ、入り方もすごいよね。
いや、あれはね、すごい段取り。
ここで止まるっていう。
ここで止まったら顔が見えて、そこで頭を抱えると思い出すっていう。
思い出したところのさ、思い出した顔をした後に、思い出した顔をしてハッて顔をしたその二拍ぐらい後にハッて声が出るんだよね。
あれすごいよね。
もう出さなくていいのに、ダメ押しで思い出した声が出るっていう。
あのさ、一王八分のさ、憎めなさとお前が元凶やでっていうところ。
絶妙だったよね。
絶妙だよね。
お前がそうやって優柔不断であることによって無駄に人が死んでる。
ということを受け止めなさそうな感じと。
中々本当に罪滅ぼし的に冒頭の引き受けをしてそうなところがすごい嫌だよね。
なんか本当に。
一番罪悪感がほど通そうな人っていう造形だから。
すごいよね。
自分のことしか考えてないからね。
すごい。
すごい良いキャラだよね。
良いキャラ。復讐しがいがない。
あんなに復讐しがいがないキャラもいない。
だから復讐のシーンで顔を見せてもらえないっていう。
いや、すごかったあれ。
あの被災見聞に来るところから思い出すまでの一連のライティングの段取り素晴らしいよね。
あれすごいよね。
最初入ってきた時顔が見えない。
顔が見えなくて声であれってなってライトの中に顔が入って目を見開く相川翔。
あれって相川翔も一瞬で分かったんだっていうのも分かるし顔不足がないんだよな。
カバーあったな。
おでこぺちぺちしぐさはちょっとくどいからな。
アピールがすごい。
アピールがすごい。
面白かったな。
復讐の話をもうちょっとだけすると相川翔がブチギレた後に殺し屋集団と関係のあるヤクザの事務所に殴り込みに行くじゃん。
あそこで親分をずっとチャカで脅しつけて、周りの親分がモタモタしているのでこいつの言うこと聞けみたいな感じでやるじゃん。
銃を突きつけられている親分がまず最初にソファーにへたり込んでそこでどうにかした後に一階の別の椅子に落ち着いてそこでもう一回喋ってるじゃん。
そこで一旦そのシーンは終わるんだけどその後に二階のテーブルのところに場所を移してるんだよね。
場所を移して相川翔はずっと銃を突きつけながらずっと親分は行くから早くちゃんとやれみたいな感じで、
俺がどうなってもいいのかみたいな感じで部下を脅しつけて動かしてるんだけど、
あんだけあっちこっち移動する余裕があってさらに部下が外に出れるんだったらもうそのどさくさに紛れてる間にチャカをね、
どうせ事務所のどっかにあるのかどっかから調達して相川翔の後ろから出てよって。
だってもう警察辞めるって言ってんだしさ、もう特にもういいわけじゃんみたいな中で、
すっごいいろんなとこに移動しながらもうずっとあの銃を相手が持ってるって一個だけによって、
あのあんなに大の大人がたくさんいる中でなんか場の位置アチーブを相川翔が取り続けてるっていうことの説得力を全て相川翔一人に押し付けてる感じの力技がする。
でもそれはヤクザのくせに殺し屋集団を雇ってるってことは殺し屋をやってないんだよね。
そもそもないかもしれないね。
事務所の連中はね。
っていうこと?みたいな。
いや、でもさあって、あんだけいたらなんとかなるやろみたいな気が。
あとあんなに別に座る場所はそんなに移動させる時点でみたいなところで。
すごいカフェのテラス席みたいな、丸テーブルみたいな。
なんで一番いい席。
太陽の席みたいな。
なんで一番いい席というかなんかこう、なんかちょっと落ち着いたのみたいな。
のでね、あれ笑っちゃうんだよな。
なんかね、ちょっとクスッとさせてくるポイントさあ。
敵儀用意してるのがさあ、なんでみたいな。
別にいいよみたいな。
あの、最後ほんと終盤よね。
立ち勝負しようと思ってたらさあ。
ケンジ置いたまま立ち勝負しようと思ったら
相川翔が来ちゃって、アンってなってる間に撃ち殺されるのさあ。
なんだよ。
この端休め何?みたいな。
ほんとに。
あれ、あれ、あれ何?
あれ謎だったよね。
そもそも相川翔、しかもあそこにさあ追いかけに来たらさあ。
意味がわからん。
だってあそこの上にいるわけなさそうなのに行ってさあ。
で、結局鍵開かない。
そう、で、ドアが開かないから戻ろうとしたら
まだ息があったからもう一回撃っとくみたいなさあ。
謎だったあれ。
謎だった。
変なんだよね。
でもあれなんかやっぱ変さがさあ。
なんか謎の説得力がもうね。
そういうもんなんだみたいな。
すごいなんか、ところどころ短い殺しのシーンが入るのさあ。
なんかどっかで使えそうだから素材取ったみたいな。
で、ちょっとなんか休憩入れたいときに使おうって思って撮ってたのかなみたいな感じがすごい。
そうなんだよ。
あそこら辺の前後関係後から考えてるとこあるんじゃないかって感じがするよね。
する。
いや、っていうね、非常に面白い映画だね。
面白いよね。
復讐運命の。
短いしね、80分ぐらいだからね。
ぜひね、みなさんも見ていただいて。
だいたい喋っちゃったけどね。
だいたい喋っちゃったけどね。ベイブと一緒だ。
でもあれは別に、だって話どうでもいいんだもん。
見ればいいよ。たぶん。
話はどうでもいいもんなあ。
だって真面目にあの話見たら怒ると思う。
特にびっくりするところは何もない。
そうだったのかってならない。
なんかそりゃそう、最初のシーンで全てこうなるんだって。
そうなったなあって。
最初のシーンから怖いもんね。
最初のシーンめっちゃ怖いよね。
あれすごい怖かった。
怖いなあ。
家の前にね、ボロボロの魚重さが沈んどってたらね、泣いちゃう。
もうそこで終わりだよね。
そこで終わり。
すごかった、あれ。あれめちゃくちゃ怖かった。
でも実は怖さのピークがそこなんだよね。
そこからどんどん様子がおかしい映画になってるからね。
ちょっと来週は消えない傷跡の話をしようかな。
最初から全員仕上がってるから、
何かキュアみたいに何かがおかしくなってく過程みたいなのはない。
そうだね。
最初から何かおかしい奴らが今回を果たすっていう話だから。
だから80分でシュッと終わるし、
最後は相川翔は歌。
そこが一番の謎だな。
誰か詳しい人に教えてもらいたい。
教えてほしい。そこら辺の大人の事情なのかなって。
なんで相川翔が歌ってしまうのか。
しかもなぜフォークなのか。アコギー一本のフォークなのか。
最初にそういう契約をしちゃったのか。
相川翔主演で相川翔が最後に歌うってことだけ決まってたのかなとか。
昔そういうのあるよね。
絶対あるよね。アイドル映画的なやつで。
どうしても最後だけはディレクションしきれなかった。
撮ってみたらゴリゴリになっちゃった。
そういうことなのかなみたいな感じがしますけど。
はい、というわけで。
来週末は僕、弘前に行くから。
録音は先に消えない傷跡を見て撮るっていうことをした方がいい気がするから。
だいたいここで来週はこれやろうって言うと、そうじゃないことするんじゃない?
だけど今回は結構角度が高く、次は復讐、消えない傷跡。
タイトルずっと間違ってる可能性があるけど。
とりあえず復讐の2個目を見て喋るつもりなので。
なんかよくわかんないやつに1度のネタバレ全部されたなっていう方は、
ぜひ来週までに2を見ておくといいんじゃないでしょうか。
はい。
ということで、プリエティックラジオ、お相手は私、かけないしょうごと奥さんでした。
どうもありがとうございました。
01:28:17

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