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2025-02-22 30:14

#37 アレクセイの人間観「人を生き返らせる言葉」ドミートリイとアレクセイとの名会話シーンの朗読・解説 / ヒョードル・ドストエフスキーの最高傑作『カラマーゾフの兄弟』その6

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今回は、文学史上最高傑作であるヒョードル・ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」です。

私が最も愛読している本です。
文学の魅力はあらすじではなく、具体的なシーンの中に現れます。
あらすじでは省略されるような、でも大事なシーンを集めてきました。
朗読とともに、彼が描いた深いテーマを一緒に深めていきたいと思います。


 

サマリー

このエピソードでは、ドミートリイとアレクセイの間で重要な対話が交わされ、良心や裁判における運命の選択について深く掘り下げられます。彼らの間には兄弟の絆や苦悩、互いの立場での葛藤が展開され、特にアレクセイの発言が新たな視点を提供します。ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の中で、ドミートリイとアリオシャの心に響く会話を通じて、人間の本質や高潔さについて考察されます。互いの信頼と理解が深まる中、「生き返らせる言葉」の力が強調されます。『カラマーゾフの兄弟』では、ドミトリーとアレクセイの深い対話を通じて、人を信じる力とその影響が探求され、信じることが人を生かし愛の重要性が語られる中で、兄弟愛が物語の中心テーマとして浮き彫りになります。

ドミートリイの決意
それで、ちょっとこれ、詩人、次言ってみていいですか?
もちろんです。
あのー、いや、これ、そのままの流れで、これ、ちょっと今日はこのまま、ドミートリイを扱いたいんですけどね。
はい。
予診が終わって、裁判になりますと。
なんかその、多分異常させられるんですよ。もう刑務所みたいなところに。
そこで、まあ有罪じゃないから、厳罪は刑務所じゃないんだと思うんですけども、
入れられて、裁判に出るまでの期間入れられてっていうところで、で、そこに三男アレクセイが訪れて、
まあ、面会に来てくれて、見舞いに行くみたいな感じというかね、なんかね、まあ、気にかけて来てくれるんですよ。
で、その長男ドミートリイと三男アレクセイの会話のある一番目なんですよね。
ほう。
そこちょっと、読んでみますね。
えー、これはね、あの、長男ドミートリイが言います。
実はね、これは良心の問題なんだよ。
最高の良心の問題なんだ。
あまりに重大な秘密なんで、俺は自分一人で解決できずに、お前に話すまで、ちょっと伸ばしに伸ばしてきたほどだよ。
それでもやはり、今決定するのはまだ早い。判決を待つ必要があるからな。
判決が出たら、その上で、お前が運命を決めてくれ。
今は決めずにな。今話すけど、お前は聞くだけにして、結論を出すなよ。そのまま黙っていてくれ。
お前に打ち明けるのは全部じゃない。細部は省いて、アイディアだけ言うから。
黙っていてくれ。質問も行動も厳禁だぜ。いいね。
もっとも、お前のその目をどこへ向ければいいんだろう。
いくらお前が黙っていたとしても、お前の目が結論を語りそうで心配だよ。
あー、それが怖いんだ。
アリオシャ、聞いてくれ。
アリオシャって言うのはアレクセのことね。
実は、イワンが脱走を進めてるんだ。
詳細は言わない。バンジー、ティハズがついていて、すべてうまく運びになっている。
黙って、結論を言うなよ。グルシェニカを連れてアメリカへさ。
だって、グルシェニカなしで俺は生きていかれないからな。
それに、旅経地で彼女がどうやって俺に近づいてもらえるだろう。
旅経集でも結婚させてくれるだろうか。
イワンはダメだと言うんだ。
でも、グルシェニカがいなければ、俺はツルハシを持って地の底で何をすればいい。
そのツルハシで自分の頭を打ち割るくらいが石の山じゃないか。
だが一方、両親はどうなる。
何しろ苦しみから逃げ出すわけだからな。
せっかく神のお告げがあったのに、神のお告げを知りづけることになるんだ。
せっかく浄化の道があったのに、回れ右にしまうんだからな。
って言うんです。
イワンの思惑
おお。
さっきあの受け入れってさ、けがれをって言ってたんだけど、
その心はありつつも脱走っていうアイデアが降ってきたから、
ちょっとこの両方で揺れてる感じ?
そういうこと。
いやー、人間って感じが。
人間でしょー。
これねー。
これ次男イワンってね、
まあ、親父のことめちゃくちゃ嫌ってるし、
親父に一番似てる兄のこともね、ドミートリーのこともね、めっちゃ嫌ってるんですけどもね。
あー、そっか。
でもね、やっぱりね、腐ってもね、やっぱり欠然なんですよ。
最後の最後はね、イワンもね、兄を助けなければって思って、
こうやって脱走を用意してくれてるんですよ。
このイワンってのはね、大新聞館?
そうそうそう、次男イワン。
はい。
でも次男イワンはあれですよ、兄がやったって思ってますよ。
思ってるんですね。
思ってるけれども、
ね、脱走しよう、
を用意して。
あれですね、言うんですよ。
その計画って誰が言い出したんですかって。
お兄さんが考えた、あの、
あの、あなたが考えたんですかって。
いや、イワンだって。
うーん。
でもイワンは、あの、お前にも言うなって言われてたんだけど、
俺はもう、どうしたらいいか分かんないから、
お前に今打ち明けたんだって。
でも、でも言うなよ、言うなよって。
もう苦しんでるんですよ。苦しいんですよ。
苦しいか分かんなくて。
だからもう聞いてくれなくて。
両親の、
って言い出しだったんですもんね、最初のね、この話の時。
そうなんですよ。
うーん。
うーん。
いやー、そっかー、ここですごい兄弟感が、
兄弟が絡み合って、
物語が、物語としてもちょっとすごい、
惹かれてきました、さらに。
ね。
面白いっていうのはちょっと。
うーん。
これ、
ほんと究極の場面だね。
ここでさ、自分が長男トミートリーだったら、
どうするか。
ですねー。
確かに。
これは。ね。
うーん。
まあでもこれ、
判決を待つ必要があるからなって自分で言ってるから、
まあ一旦判決待ちますよね。
だって、ちゃんと無罪になったらさ、
そもそも逃げる必要もないから。
確かに、確かに。
ねー。
うーん。
ねー。
うーん。
でも有罪になる確率が高いんですよ。
もう余診の取り調べでさ、
あれだけ言っても信じてもらえないからさ。
もうほぼ有罪になるんですよ。
そうだよね。
そうだよね。
トミートリーもそれを感じてるから、
そう。
やっぱ脱走のアイデアの方にやっぱちょっと
惹かれてるような語りですもんね、なんか。
うーん。
やっぱり耐えられないでしょう。
うーん。
鶴橋で、みたいなこと言ってましたよね。
そう、自分で打ち合う。
もう耐えられないんでしょう。
うーん。
グルー進化とも離れてしまうし。
うーん。
耐えられないっていう。
うーん。
アレクセイの信念
でさ、
これ自分がさ、三男アレクセイの立場だったらさ、
どう答えるよ。
ですよね。
なる。
だってさ、お兄さんは本当にさ、
やってないのにさ、
やってもないことをさ、
罪でさ、
抜刑囚にならないといけないって。
ねえ。
だからアレクセイだけは、
罪がないって、
唯一信じてる人だからな。
うーん。
それこそ本当に迷いますよね。
そうなんです。
その罰を受ける必要がないんだって、
お兄さんは思ってるわけですもんね。
そうです。
でもそうなりそうだぞと。
うーん。
実はアレクセイって、
裁判の証言で兄もやってないですって、
ちゃんと言うからね。
うーん。
確かにアレクセイの立場があったらどうするんだろう。
何を言うんだろう。
ねえ。
ちょっと、
読んでみましょうか。
うーん。
アレオ社が結論を下した。
判決前には決められませんよ。
裁判の後、
自分で決めるんですね。
その時には、
兄さん自身のうちに、
新しい人間を見出せるでしょうし、
その人間が決めてくれますよ。
その人間が決めてくれますよ。
って言うんです。
すごいね。
斜め上からだったなあ。
どういうこと?
どっちかの行為だよ。
そうすべきである。
いや、しない方がいいです。
っていうこの、
行為の、
何だろう。
良し悪しを言うのかと思ったら、
自分で決めてください。
多分決めれます。
あなたの心からの、
っていう、
角度、びっくりっていうか。
うーん。
アレクセイらしいね、これ。
らしいってことか。
これね、
裁判の後、
自分で決めるんですね。
言うじゃないですか。
で、
その時には、兄さん自身のうちに、
新しい人間を見出せるでしょう。
新しい人間を見出せるでしょう。
新しい人間。
ねえ。
新しい人間って何だって。
新しい人間を見出せるでしょうし、
その人間が、
決めてくれますよ。
面白い表現ですね、これ。
面白いよね。
自分で決めるんですね。
その自分で、自分で決めるというよりかは、
兄さんの中に、
見出す、新しい人間が、
決めてくれますよって。
いやあ、似てるようで、
全然意味してることが違いそうだよね。
いや、それはもう自分で決めて、
兄さんが決めるべき、
っていうのと、今の表現って、
似てるようで、
全く意味してるものの、
違う感じがします。
ねえ。
これ、アレクセイはだから、
信じてるんですね。
やっぱ、お兄さんの中に、
何か、さっきの良心の問題って言ってた、
これはさっきの言葉で言うと、
高潔な人間ってものが、
どんどん芽生えていって、
どんどん見出されてきて、
で、その人間が、
決めてくれますよって。
うーん。
何かこう、今日、
全体を通して感じてたけど、
その人間っていう、その自分っていう、
一人の何か人間がいるっていう、
何か感じ、
見方じゃなくて、
人間の中に、何かいろんな人間がいて、
うんうん。
何かちっちゃい人間が変わったんだけど、
人間たちがいるっていう、
うん。
人間についての考察
見方が、
うん。
ずっと今日の話の根底にあるんですね。
そうなんですよ。
うん。
これ、
その、
自分とは何か、
私とは何かってことを、
考えて、
行くよりも、
人間とは何かってことを、
考えていくってことが、
やっぱり大事なんだと思うんですよ。
うん。
自分とは何かってなると、
いや、自分はもう、
どうしようもない男だからなーって言って、
俺はもう、
まあ無理だわ、
みたいなことになりがちだけども、
人間っていうものは、
誰もが、
こういう、
高潔な人間ってものを、
秘めてるから、
お前にだって宿ってんだぞ、
っていう、
なんか、
そういう、
人間とは何かってことを考えることが、
自分とは何かってことを考えるよりも、
より開けてくるし、
より自分というものが理解できてくるし、
っていうことになってくるんだと思うんですよね。
うん。
あれでしたよね、
今回のラジオの、
このドステフスキーの回の初回で、
ドステフスキーがそもそもその人間、
何でしたっけ?
人間とは、人間になっていくみたいな話だっけ?
人間になりたい。
人間になりたいか。
そういう人間ってものに対しての、
こう、テーマ、
みたいなものがあるって聞いてたんで、
うん。
そことも繋がるのかなーって聞いてて思ったっていう。
信頼と生き返らせる言葉
そうですね。
やっぱあの人間になりたいってことは、
このドミトリーが言うようにやっぱり、
俺は高潔な人間でありたいんだって。
人間っていうのはそもそも高潔な人間だから、
そういう人間でありたいんだっていう、
ことなんでしょうね。
って、
なんか感じますね。
うん。
いやー、すごい返答で。
ねー。
すごいよー。
たまらんなー。
やっぱりくせえが、
ああやって言葉をね、
かけるって、
すごいなーって、
やっぱ思いますねー。
家族に言うからこその凄みも感じますね。
うん。
うん。
なんか、
全くの第三者に、
なんかああいう形の言葉を言うってのって、
なんか、
人によってはありそうっていうか、
うん。
それこそエイルの人たちに、
言ってるし、
言いそうな感じもする。
なるほど。
でもそれは第三者には言える。
例えば、セッションって、
形で、
悩んでる人にそういうことっていうのは、
比較的、
そういう考え方もあるんだってことを知ってる人だったら言えちゃう。
可能性ってあると思ってるんだけど、
憎しみさ、
本当に死ぬかもしれないって場面で、
うん。
そういう、
うん。
確かに。
それを言えるか知ってても言えるか、
そういう言い回しがあるっていうこととか、
そういう考え方があるって知ってても、
うん。
本当に言えるかっていうのは、
僕は分からない。
言えんかもなって思ったから凄さを感じた。
うん。
うん。
確かにね。
自分の憎しんだったらね、
生きてほしいしね。
あるかもしれないじゃないですか。
ねえ。
それは、
ねえ、お兄さんやってないんだったら、
お兄さんがもしやってないって思うんだったら、
それは、ねえ、冤罪なんだから、
逃げるべきですよ。
逃げよう。
言うよね。
言うんじゃない。
ねえ。
そこね、
何を信じてるんだろう、
それをそう言える、
そういう意味を感じましたね。
うん。
なんかアレクセイって、
本当に人を深いところで信じてるんでしょうね。
だから、もし仮にこれ、
うーん、
逃げ、兄さんは脱獄したとしても、
兄さんは、
そのことによって苦しみ、
兄さんになっていくだろうと。
で、
兄さんは、
ねえ、
罪を引き受けて、
やってもない罪さえも引き受けて、
これまで自分がやってきたこともあるから、
それも引き受けて、
シベリアに行くんだったら、
それで、
兄さんは、
自分はもうダメかもしれないって言うけれども、
兄さんはその中で、
兄さんになっていきますよって。
うーん。
信じてそうですね。
だから、
出来事を、ただ出来事でその短期的に、
見てない感じだよね。
だからね、
脱獄した、じゃあハッピーだって話でもないし、
シベリアに行って苦しんだ、
じゃあ不幸だとかっていう、
こういう短絡的に見てない感じがすごい。
感じますね。
それは確かに深いとこで何かを、
もっと深いものを信じてるってことなの。
いいね。
人が困ってた時に、
慰めたりアドバイスしたりみたいなことをやりがちな気がするけど、
そういう時期じゃないね。
ああ、そうだね。
ある癖が言うのね。
そうだよね。
なんか、見てるもの違うね。
その出来事単体を見てないね。
うん。
うーん。
その瞬間の感情単体を見てない。
例えば苦しい、悲しい。
うん。
うーん。
それがそれだけに終わるものとして見てないね。
見てない、見てない。
すごい。
この眼差しを、
僕らも養っていきたいですね。
いやー。
常にできるとは約束絶対できないけど、
養ってみたいっていうか。
うん。
何か大事な瞬間に
発動できたらいいですね。
こういうのがいいなと思った。
うん。
これそれでね、
あともう一個だけ読ませて欲しいんですよ。
はい。
これね、アリオシャーって、
今日時間だからね、
もう出ていこうと、
帰ろうと思った時の場面なんですよ。
読みます。
アリオシャーが
もう出ようと仕掛けた時、
突然ミーチャーがまた呼び止めた。
ミーチャーっていうのは
長男ドミトリーのことです。
突然ミーチャーがまた呼び止めた。
俺の前に立ってくれ。
こうやって。
そして彼はまた
アリオシャーの肩を
両手でしっかり掴んだ。
その顔が
突然
まったく
蒼白になったため
ほとんど闇に等しい中でも
不気味なくらい目についた。
唇が歪み
眼差しが
アリオシャーに
ひたと注がれた。
アリオシャー
神様の前に立ったつもりで
かけになしに
本当のことを言ってくれ
お前は
俺が殺したと
信じているのか
それとも信じていないのか
お前は
お前自身はそう信じているのか
どうなんだ
本当のことを言ってくれ
嘘をつかずに
彼は
狂おしく叫んだ
アリオシャーは
全身を揺すぶられたような気がした
心の中を
何か鋭いものが
通り過ぎたみたいで
彼にはその気配さえ聞こえた
いい加減にしてくださいよ
何を言うんです
途方に喰えたように
彼はつぶやきかけた
本当のことを言ってくれ
隠さずにな
嘘をつくなよ
兄ちゃんが繰り返した
兄さんが人殺しだなんて
本当のことを信じたことありません
突然
アリオシャーの胸から震え声がほとばしり出て
彼はさながら
自分の言葉の承認に
神を招くかのように
右手を挙げた
途端にミーチャーの顔全体を
幸福の色が輝かした
ありがとう
気絶の後
息を吹き返す時のように
彼は
合意を引いて言った
お前は今
俺を生き返らせてくれたよ
本当の話
今まで
お前に聞くのが怖かったんだ
何しろ相手がお前だからな
さあもう行くがいい
行きなさい
お前は
俺に明日のための力を付けてくれたよ
お前に
神の祝福があるように祈っているぜ
最後の言葉の意味
それじゃ行きなさい
今を愛してやっておくれ
最後の言葉は
ミーチャーの口から
音走り出た
っていう場面なんです
なんかいい場面だな
ドミトリーは
アリオシャに聞くのが怖かった
っていうのは
どういうことなんでしょうね
ねー
アリオシャ
さえも
俺が殺したって思ったら
もう
誰も俺のこと信じてくれてない
もう俺は神さえも
見捨てられたんだって
まあ
そんなこと思っちゃうんでしょうね
あー
もう最後の
プリレート
もう
自分を
支えられないんでしょうね
あー
もう
なんだったら俺が本当に殺したんじゃねーか
信じる力の重要性
って思っちゃうかもしれないですね
ここまでみんな言われるとね
こうやって冤罪って生まれてくるんだと思うんですけど
うん
あー
あー
途中でなんか
証人に神を招く
みたいな表現ありました?
ちょっとなんか一瞬
意味が一瞬通らず
あれだったんだけど
うーん
兄さんが人殺しだなんて
自分も信じたことはありません
突然
ある容赦の胸から震え声がほとばしり出て
彼はさながら
自分の言葉の証人に
神を招くかのように
右手を挙げた
おー
彼はさながら
自分の言葉の証人に
神を招くかのように
右手を挙げた
神に誓って
私は言います
兄さんが人殺しだなんて
一度も思ったことはありません
証人っていうのは
証拠の証の人で
そうです
神に誓っています
そういうことか
うん
これ
本当に人を信じるってすごいことですね
うん
これもうドミトリー
本当に
えー
信じられない状況の中で
ねー
お前が俺を信じてくれるから
俺はもう一度俺を信じられるよ
って
感じじゃないですか
うんうん
明日を生きていける
感じの力もあって
ねー言ってましたね
うん
信じるって
すごい深いねー
すごいねー
人を生かす力に
変えてくれるんですよねー
生かしも殺しもできるぐらい
その
信じられないってことは
うん
そうねー
状況は変わってないですからね
でもそれが欲しかったっていうか
その一言が
そうなんですよ
うん
すごいな
信じるか
うん
これ最後
ドミトリーもねー
それじゃ行きなさいって
お前に神の祝福があるように
祈ってるぜって
それじゃ行きなさい
イワンを愛してやってくれって
言うんですよ
これすごいですねやっぱり
もう自分俺はもう大丈夫だから
あのー
ねーイワンを愛してやってくれって
他者のことを
うん
この一声が出てくるっていうのが
もうミーチェがこのドミトリーが変わった
証拠なんですよこれ
なるほど
やっぱりこういう一声が出てくるんですよ
それ以前はそんなこと言うような
人じゃなかったんですね
物語の中でも
うーん
なんか初見で聞いた
人間の印象としてはもうなんか
任せたぞと
なんだろうもうちょっと
別れを予感させるような言葉にも
聞こえました
もう会えないかもしれないけど任せたぞ
イワンを愛してやってくれ
分かんないけど文脈
スカンデライマンを聞いたら
でもそれもあるかもしれないですね
自分が本当に有罪判決になったらもうシビリア
に履行するからね会えなくなるし
うん
これまたねイワンを
愛してやってくれって言うじゃない
これ
これね
まあどうだろうドミトリーは
そこまで思ってないんですけどね
これ本当に深い意味を
浮いてるんですよこれ小説の中では
そうなんすか
これだって
うん
イワンはこっから苦しんでいきますからね
分かった
これ
これすごいですよやっぱ
これドミトリーはさ
もう自分の中に
内なる賢者がいるってことを彼はもう
感じてるし
それが目覚めつつある人間で
そして
自分を徹底的に信じて
なんだったら神の言葉さえ運んでくれるような
弟アレクセイがいる
そして
自分のことをこんなどうしようもない
男でも愛してくれるグルーシェンカがいる
もうこれだけでね
ドミトリーはねやっぱり再起できる
立ち上がっていけるんですよ
これすごい
どん底にいるけれども
これね
これイワンはこっから厳しいです
ほんとに
とうとう
これ次回はね
イワン扱っていきたいんですけど
兄弟愛の影響
これ次元の真相ってことがだんだん明らかになってくるんですよ
これ
何度も言うけど
この本編のメインストーリーのあらすじが
言っちゃっても何ら問題がないから
すごい大事なことがないから言うけれども
これスメルジャコフという男が
父親を殺してるんですよ
でそのスメルジャコフと仲良かったのが
イワンだから
イワンは
自分が殺したんじゃないんだろうか
ってことに
苛まれていくんですよ
自分の責任なんじゃないかってこと
父親が死んだのは
そう
てか
自分が殺したんじゃないかってこと
そそのおかしだってことですよ
そういうことか
そのことは全く思ってないですよ
イワンは気づいてない
そっかそっか
誰がやったか分かってない状況だから
イワンはお兄さんがやったと思ってるから
そっかそっか
お兄さんがやったと思ってるからそうだよね
これがそのスメルジャコフだったって
分かったときに
てことは俺があの時ああいったことが
つながってきた
そうだんだんっていう場面にここから入っていくんですよ
それ次回扱いたいんですけど
これね
イワンはもう
イワンはこれまた
ドミトリーとはまた別の地獄が待ってるんですよ
それはあの無心論者だったとかも
関係してくるとかって話
関係してきます
関係してきます
それだけじゃないしいろんなことは関係してきて
また違う地獄が
そのイワンを待ってるってことだった
だから
兄弟や
イワンを愛してやってくれって
そうか
でアレクセイが
今度これこの後イワンに会いに行きます
だから
ドミトリーはもちろん心相は知らないけど
その一言
フロッと言ってイワンを愛してやってくれって言葉が
兄弟だからね
物語上大事な言葉になってくるってこと
そうなんですよ
これアレクセイが
イワンになんて声をかけていくかって
もう大事な場面になってくるんですよ
たまんないっすね
たまんないっすね
会話がたまんないっすね
絡まない
たまんないでしょ
会話
会話がすごい
会話に魅せられてます
今日はそしたら
じゅんさんが今日このパートで紹介した方が
いいと思います
終わりましょう
いいっすね
じゃあまた次回に続くっていうことで
感じですかね
ありがとうございました
ありがとうございました
30:14

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