この番組は、ポッドキャストキュレーションサイト、ポッドキャスターの提供でお送りします。
どうも、ポッドキャストプロデューサーの knock'x のこんです。 この番組では、ポッドキャストを配信している人、やってみたい人に役立つ情報を共有していく番組です。
今回からのゲストは、古典ラジオのタイトルを5年以上つけてきた、まさみつ慎吾さんです。 まさみつさん、初めまして。よろしくお願いします。
初めまして。よろしくお願いします。まさみつと申します。
今回は聞きたいこともたくさんあるので、今回はこんなテーマでやっていきます。
ポッドキャストのタイトル制作の極意。
今回から3回に分けて、ポッドキャストのタイトルの付け方について話していきます。
ちなみに、まさみつさんのノートで公開されている内容を元に話すので、気になった方は、概要欄のリンクからノート見れるので、ぜひ見てください。
ぜひよろしくお願いします。
このノート、僕はめちゃくちゃ勉強になりましたね。
ポッドキャストって、そもそも一番最初に触れる情報って音の情報じゃなくて、サムネイルとタイトルじゃないですか。
そうですね。
なので、やっぱりタイトルっていかに重要かみたいな話がある中で、最近だったらAIで制作もできちゃうわけじゃないですか。
という中で、それは3回目の話でもちょっとAIの話をしようかなと思っているんですけど、どうやってタイトルをつけていったらいいのか。
悪種のタイトルだと、ナンバーとゲスト○○みたいな、1ミリも聞きたくないような番組の。
わかんないですね、あれ。聞きたいエピソードとかを検索するときに、スマホで見てもナンバー6、いやわからんわからんって思って。
そうなんですよね。っていうのがあるので、いかにポッドキャストのタイトルが重要かみたいな話をしてもらおうかなっていうふうに思いました。
ありがとうございます。
そもそも、コテンのタイトルを担当してるっていうのはどういう経緯なんですか。
もともとコテンラジオが始まってすぐぐらいのときに、プロデューサーの樋口くんが、もともとNSC、吉本のNSCの同期で。
作家としてちょっと入ってくれないかと言われて、その当時台本自体はあったんですけれども。
ちょっと台本を書き換えたりとか、ラジオ風に手直しするみたいな作業をこちらでやってて。
それもある程度した頃に、台本のフォーマットとかできたので、それをコテンさんで引き取ることになったんですよね、その台本制作を。
こっちはやることないなと思ってたら、じゃあちょっとタイトル作ってくれませんかみたいな感じで、ちょっとタイトルの方に流れていったって感じですね。
プロセスみたいなの聞いていいですか。どういう感じで決まっていくのかっていうのが、コテンのタイトルの付け方。
大まかにちょっと話すと、まずテーマが決まって、コテンさんで台本を作って、この時点ではまだ台本取るとかなくて、まず収録するんですよね。
収録した後に収録音源をこちら早めにちょっといただいて、それを全部耳を通してこちらで作るという感じですね。
その12話分ぐらいのタイトル一気にっていうのは簡単な流れではありますね。
わかりました。じゃあそんなタイトル制作のプロセスみたいなのが第一章であるんで、どんな感じでタイトルっていうのはできていくのかみたいな話をお願いします。
はい。じゃあまずですね、僕がよくやってるというか、毎回やってるのが音源を聞いた時に全部メモを取るんですよね。
とにかく全てをメモる。話の会話、雑談も含めて。
それって文字起こしってことですか。なんかこここうだったなってメモ。それとも一期一休。
一期一休というか、ザクッとした流れをメモりつつ、そこで自分が思ったこととかもパパッと打ち込みつつ、とりあえず全体の流れを把握できるように一回自分の中でメモるっていうのを最初にやってます。
まずそれを、そのメモがあることで、こんな時にちょっとカイジの話の例えとか出たなとか、ワンピースでヒグチ君がちょっと今例えたなとか、全部メモっておくんですよね。
そのメモを元にして、ずっとそのタイトルっぽいものをまず考えていくというか、短いフレーズにしていく作業を行ってますね。
それで大体短いタイトルを作って、そこから取捨選択というか、これ違うよなとか、いろいろ文字を並び替えとかして、一つのタイトルを作り上げていくという感じなんですけど。
その後に書いたことをちょっと順序を立てて話しますと、まずメモを取ることの重要性というのを今お伝えしたんですけれども、タイトルを書く上で、コピーライターというかキャッチコピーとかもそうだと思うんですけれども、
僕はちょっと強く意識していることがありまして、書く、選ぶ、磨くという3段階の作業を大事にしているかなという。
書く、選ぶ、磨く。
まず、とりあえず書き散らかすことが大事なんですよね。
先ほど言ったメモになるんですけれども、このメモがあることで、タイトルの取捨選択というか、どのキーワードを選ぼうか、使おうかなという選択肢が生まれてくるんですよね。
それが切り口になったりするんですよ、タイトルの。
それを選んで、このタイトルの方向性で行こうかなと思ったら、文章を磨いていくというか、遂行していって、最終的に1つのタイトルにするという流れで毎回やってますね。
なぜ書く、選ぶ、磨くが重要かというと、結構いろんな人がやりがちなのが、書いて磨くだと思うんですよね。
その2段階で作業してて、大体の場合って。
けど、最初の書いたやつが間違ってたら、磨いても磨いてもいいタイトルにならないと思ってるんですよね。
結局、いろんな試行錯誤の上で選んだタイトル、やっぱり時間かけたものの方がいいものはできると思うんで、選んだ時間がやっぱり反映されてると思いますね。
現状聞いた限りだと、僕一番最初にタイトルつけてから始めちゃうんですよ。
なるほど。
タイトルは最後につけた方がいいのか。
テーマとタイトルが一致してれば全然いいと思うんですよね。最初につけちゃって。
シリーズものとか、古典ラジオとか特にそうなんですけども、結構シリーズでエピソードがどんどん変わっていくんですよね。時代によって、流れによってですね。
細かいニュアンスとかあるんで、一応全部音源聞いて把握した上で書いておきたいなと思って、僕は後でやってるっていう感じですね。
よっぽど最初に話す内容が決まってて、それもイメージ通り話せるのであれば、多分最初にタイトルつけても何ら問題ないと思うんですけど。
僕の場合だと今回のテーマはこちらはポッドキャストのタイトルの制作の極意で言っておきながら、それは文字情報の番組のタイトルになってるやつと必ずしなくても別にいいって感じなんですかね。
そうですね。あと僕の場合は多分タイトルで結構演出というか、色々試行錯誤というか聞かれるために色々付け足してる部分が多いので、その付け足しのためのエッセンスを抽出する上でも全部把握しておきたいというのはありますね。
次の話題、タイトルの最終形態。
ここもやっぱり音声メディアの入り口ではあるので、やっぱり視覚的に認識してもらわないと話にならないというか、全く意味がないので、まずは振り向かせることを意識してますね。
コテンラジオの場合はデザイナーの山翔さんという方がいらっしゃるんですけれども、その方もすごいセンスがある方なんで、僕が付けたタイトルを何十倍にもして一つの絵として作ってくださるので、そこは本当にありがたいですね。
そういうデザインを込みでキャッチーなものをいかに作れるかというのが大事かなと思いますね。
コテンラジオの場合はそのデザインとタイトル、完全分教なんで、デザインがいかに作りやすいかみたいなのを、僕もイメージできるぐらいの本当、こういうふうに絵作ってくれたらいいなというタイトルをちょっと作ろうというふうには心がけてますね。
これ結構、やっぱコテンだからできてる部分じゃないかなって思って。
それは結構あると思いますね。
ですよね。なんか個人で真似しようって思ったらめちゃくちゃハードル高くなったな、今の最終形態の部分って言って思って。
確かに。
この場合はキャンバーで毎回同じフォントを使って、このバックの色だったら文字の色これにしようかなくらいの気持ちで作ってるノートマリなんですけど、そこを1枚の絵で考えるってなると、そこら辺のセンスっていうのは誰しもが持ってるものじゃないから、再現性は急に低くなったなっていうのを聞いてて難しくなっちゃったかもしれない。
コテンは結構そこに力入れてるっていうのがあるんで、それをやってるんですけども、多分一般的な感じで言えばキャンバーとか本当いわゆるテンプレを使ってすごいデザイン優れてるものとかあるので、それを本当使うっていうのを考えた方がいいと思いますよ。
やっぱり一から素人がデザインしようと思うと、やっぱりいろんなもの足しちゃうんですよね。
やっぱり足しすぎるとごちゃごちゃして要点分からなくなるので、引き算だと思ってていかに分かりやすくするかという。
やっぱりテンプレが一番使いやすいというか、ちゃんともう1回成功したものを共有してくださってるわけで先人が。
それを使うっていうのが一つの手だと思いますね。
有料版入れば全てのテンプレが使えるので、無料版でもまぁね。
無料版でもそうですね、ある程度使えると思いますけどね。
ありますよね。その中からまあなんか有料でこれ使いたいなっていうやつの似たものの無料版を探して使うみたいなのが。
全然それ使うだけでもめちゃくちゃいいタイトルというかそのサムネイルとかも絶対いいものはできると思います。
ちなみにどうですかまさみじさん視点で僕のポッドキャストができるまでのシーズン2は一応毎回サムネ頑張って作ってるんですけどタイトル込みで。
もうなんかそのコンセプトが分かりやすくてめっちゃいいと思いますね。
ありがとうございます。
やっぱシンプルイズベストというか本当もう一番そこ伝えるのが大事だと思うので。
やっぱ無駄がないと思いますね。
ありがとうございます。
なので是非なんか困ったら僕のポッドキャストのサムネイルを参考にやってみるみたいなのも。
これは基本Canvaのテンプレプラス僕がなんかCanvaでいろいろいじって作ってるみたいなやつなので。
いやもう本当教科書的な存在だと思うので、全然そのもう真似れるものは真似していった方が全然いいと思いますね。
じゃあ4つ目のやつですね1章の。
その反応と調整という形で書いたんですけど、やっぱ配信後のそのリスナーさんの意見を分析というかチェックしていくことも大事なプロセスの一つだと思っていて。
リスナーの意見を頂戴してどういうふうに書いていこうかなとかこれはこのまま通用するんだとかそういうのをちゃんとデータとして把握するようになっています。
本当エゴサとかめっちゃしてますね僕は古典ラジオのタイトルに関して。
でも例えばですね以前そのNTRネトラレとかオアタとか結構ネットスラングを使ったものが結構好評だったことがあって。
そういうのを入れても大丈夫なんだっていうそのデータとして分かってから結構そういう意識的に変なそのネットスラングとかも入れたりしてますね。
まあまあこれもそのデータがあるからこそできることかなっていう。
なかなかここはポッドキャストの中身だったら割とこの反応調整みたいなのは考えるんですけどタイトルだけでもその反応を見るっていうのはなかなか難しいことなんじゃないかなっていうのは。
そうですよね。
やはり何度も言うんですけど古典だからできてる部分なんじゃないかな。
確かにそれは本当あるとは思いますね。
まあタイトルだけに限らずやっぱりそのエゴサしてどう思われているのかみたいなのも認識しとくのは大事かなと思いますね。
間違いないですね。
そのままクレームというか番組への文句みたいなことが書かれてたとしてもそれを受け入れなくてもいいと思うんですよね。別にこう言われたからこうしなきゃいけないとかそんなないと思ってて。
ただそういう意見があったってことはデータとして持っておくっていうのも大事かなっていうふうには思ってますね。
ここまでが一緒ですね。作ったら一発全部それをメモ取るタイトル候補みたいなのを上げる。
そうですね。
そこからブラッシュアップしていく。ただし1個だけじゃなくて複数個作ったやつを全部ブラッシュアップしていく感じですか。
何個か作った中でこれが一番良さそうだなをブラッシュアップしてった方がいい。
僕のおすすめはタイトルとりあえず3つぐらい作った方がいいんじゃないかと思って仮で3つの切り口というか方向性違うタイトルを作って、それぞれ磨きつつでできたものを1日寝かせるというか1回離れてみるのもいいかなと思ってて。
例えば翌日に見たら客観的に見えてあ、これ違うなとかある程度ちょっと冷めてくると思うんですよね。冷静になって見れる部分があると思うので。
1日置いて客観的に見た視点でその3つの中から選ぶみたいなことをやってみるとそれなりに客観的に良いタイトルができるんじゃないかなと思ってます。
ちなみに個展の場合は僕は毎回3つ作ってましてタイトルが。個展に限らず他のポッドキャストでも毎回3つ作ってたんですけど、3つあることで客観的に選んでもらえるんですよね。
配信最終的なジャッジを下す人がちゃんと責任を持ってこれっていう選ぶことで、それはもう一応その向こうにも参加意識を持ってもらうじゃないですけど、やっぱり一緒に作るという過程を大事にしたいなと思ってまして。
一応3つ作ってって感じでやってますね。
僕もですね他社さんのやつで何か作って何かタイトルまで考えるみたいな仕事をしてたんですけど。
僕も基本候補3つくらい出すんですけど。
最終的に決まったやつ見ると俺が出したやつじゃないなみたいな時が結構あって。
辛いですね。
辛いですね。俺タイトル考えなくてよかったんじゃないかと思いつつ。
でも聞いたのは俺なのになって思いながら、まあいいやって思いながら。
僕の場合あれですね、本当に方向性というか切り口が完全に違う3つ。
全然タイプが違うんですね、それぞれ。
ある程度3つあればクライアントというか依頼主の意図を外さないタイトルは作れるかなと思ってて。
確かに5まで作っちゃうとね、なんか単価に見合わない気がするので、マジで3くらいがちょうどいい気がしますね。
そうですね。単価にも見合わないし、なんか自信ないのかなって思われるのもちょっと嫌なんで。
確かにそう思うと、皆さんも3個くらい真似しながら、とりあえず3個決めて、その中からこれかなっていうのをブラッシュアップして、
一晩寝かして冷静になって、これでいきますっていうのを決めるっていうのが第一章タイトル制作のプロセスになるかなと思います。
個人でやるんだったら本当やっぱり1回客観的に見れる状況に置いた方がいいのではないかなとは思いましたね。
はい、参考にさせていただきます。
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