2024-09-27 29:34

04-09-リケダン健康論

「リケダン健康論」は健康になりたい人事総務の最前線で働くウレシノと、みんなに健康になってほしいアメリカの国家資格を持つカイロプラクティックドクターのナカセコの理系男子ふたりが、健康に関する基礎知識を紹介し、時にはアップデートして、みんなで健康リテラシーを高めていく番組です

日本では3秒、アメリカでは5秒として知られる”○秒ルール”。

その謎に挑んだ一人の女子高生が20年前に現れた。そしてその女子高生はその謎を解き、見事イグノーベル賞を受賞しました。

今回のリケダン健康論配信リレー特別編では20年前のイグノーベル賞に想いを馳せつつ、日常生活に溢れる菌との付き合い方や実験の難しさについて考察していきます。



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サマリー

ポッドキャスト20周年を祝う特別な配信リレーに参加し、リケ団健康論のパーソナリティがイグノーベル賞の研究について掘り下げます。特に、床に落ちた食べ物に関する5秒ルールの科学的妥当性について議論し、時間や水分、表面の状態が菌の付着に与える影響を探ります。5秒ルールに関する実験とその結果についての討論が行われています。さらに、菌に対する認識や調査結果、特に金の存在とその影響についても触れられています。除菌に関する常識や過剰な除菌行為がもたらす問題について議論し、特に「5秒ルール」や健康への影響が取り上げられています。また、リケ団健康論に関連するさまざまな健康情報の重要性にも言及されています。

ポッドキャスト20周年の配信リレー
20周年といえば。 ポッドキャストしかねーやろー。
あーなんか、ブレシオンさん尖ってたのに、なんか丸くなってきたな。 そんなことないって。どうしたの?
なんかさ、そんな体制に丸め込まれるようなノリになってしまって、なんかちょっと。
昔はなー、そんなことなんか反発してたのにさ。 でもこの場でさ、モンスターハンターが始まって20周年とかさ、俺の大好きなアニメのさ、サムライチャンプル20周年とかって言われてもさ、ピンとこーへんやろ。
それごめん、全然ピンとこーへんごめん。 もしくはお財布携帯も20周年らしいぞ。 あ、そうなんや。それドコモやろ? ドコモ、そう。
あー、俺ドコモの携帯持ったことないからね。 そうか、俺はドコモ一筋やからな。で違うって、違うって、今日こんな話するんちゃうんやって。
今日は、今日は、今日はポッドキャスト20周年のセブンデイズ配信リレーに俺らは参加してんねん。 あーそうですね、というわけでね、我々の。覚えてた?覚えてた?ちゃんと。
なんかちょっと今、記憶が蘇った。
でね、この番組を初めて、イケダン健康論はね、本当に初めて配信イベントに参加させていただきましたということです。 いやーありがたいですよ、こんなのに参加ね、許してもらえるなんてね。
許してもらえる?これ許可制? 許可制ですよ。 そうですか、認めていただいたってことですか。まあ、配信してやってもいいぞと。
そうね、お前ら許すっていうね。 そうなんや。
そうそうそう。 でも俺はスタイル変える気ないよ。 俺もないけどさ。
でもさ、今回配信リレーってことで、せめてさ、前バトン受け継いだ人は紹介してあげた方がいいんじゃうか? あーそういうこと? そうですよ。
そういうさ。 じゃあ嬉野さんの方からね、よろしくお願いします。
我々はモノづくりのラジオさんからこのバトンを受け取っているんで、そこは大切にしながら、これをね次の方にまた繋いでいかなきゃいけないと、そういうね。
そういうちゃんとしたおさほはあるんやけど、でもね、配信リレーだからこそ、俺らのスタイルは変えずにやっていこうと思いますし、
もしね、何かの縁で今日聞いてくださった方も、いつも聞いてくださっているよっていう方も、どうぞよろしくお願いしますというところで始めていきましょう。
リケ団健康論。 このリケ団健康論という番組は去年の10月から始まったポッドキャストの番組なんですけれども、
とある会社の人事総務の嬉野とカイロプラクティックをなりわいとする中瀬子のリケ男子2人が80歳の自分に自慢できるような健康を手に入れる
をテーマに健康トピックを楽しく紹介しております。 どこにもリケっていうキーワードが入ってこーへんけどなぁ。
まあ僕らはね、高校の同級生でね。 まあ高専なんで、しかも機械工学科なんでね。
やっぱその辺はちょっとリケかなと思うけど、いろいろありましてね、こんな感じでポッドキャストをやっているわけなんですが、毎週月曜の朝
6時にスポティファイをメインに配信をしております。 ですから皆さんも通勤通学、または朝から運動するような人は朝のウォーキング中などに聞いてみていただけるといいかなと思ってます。
ちなみにカバーアートの左のメガネかけてる方が嬉野、右のヒゲが中瀬子です。
というわけでね、改めましてポッドキャスト20周年セブンデイズ配信リレーをお聞きの皆さん、改めましてこんにちはパーソナリティの中瀬子です。
同じくパーソナリティのメガネの嬉野です。よろしくお願いしまーす。 はい、今回のね配信リレーは事前にテーマをいただいてまして。
そうね、3つぐらいもらったよねテーマがね。 そのうち僕らがピックアップしたのは20と。 20、一番難しいとこ行ったね。
そうか、一番難しいかな20って。 自由やけどな一番な。 だからね、もう20ってもうこれしかないということで
20年前のイグノーベル賞にします。 ポッドキャストが誕生した20周年、20年前やな。 そう、20年前の。
それはええんやけどさ、イグノーベル賞ってこれ理科団研討論でお馴染みなんやけど、これみんなちゃんと通じてんのかな。
通じてるんじゃない? 有名じゃない? そんなことない。 有名かな。
まあでも確かに、イグノーベル賞も知らない無知な皆さんのためにね。 おいおい口が悪いぞお前。
いやちょっとごめん、ミスったミスった。 イグノーベル賞っていうのを初めて聞いた方のために。
一体それはどういうものかというと説明しますと、 ノーベル賞とはちょっと違ってですね、そのパロディー版みたいな感じで
人々を笑わせて考えさせた研究に与えられる賞です。 確かにな、俺らがもう大好きな類のやつやな。
で本編でもこのイグノーベル賞は何回も紹介しているわけなんですけれども、
20というテーマなので、20年前にはどんな賞があったんかなって調べてみたわけよ。
そっかそっか、そんで何か今日の話のネタになりそうなのあった? ありましたよ。
今日のこの日にピッタリな内容で、しかも健康にも関係している。 いいね。
はい、じゃあその研究を発表します。
その名も、床に落ちた食べ物を食べても安全かどうかについての5秒ルールの科学的妥当性の研究。
なんかもう、イグノーベル賞、ザイグノーベル賞って感じのタイトルやけどさ。
5秒ルールの科学的妥当性
5秒ルールっていうのはさ、あれ?3秒ってよく聞くけどさ、それ本当ってことなのかな?
ちなみにこれ誰が研究したの?どこの国の研究したの?
これはね、アメリカなんですよね。 アメリカなんかい。
なんか日本以外にもこんな何秒ルールっていうのがあるんか。なんか面白いな。
俺ら子供の頃から3秒ルールってよく言ってたけどさ。
でもこの研究ってさ、なんかもう結果聞くまでないけどさ。
一応さ、聞いとこうか。
これは5秒ルール、3秒ルールというのは妥当性はあったんですか?
もちろんアウトに決まってるやろ、そんな。
やっぱりか。
でもこういうのってさ、真面目に研究する人が多分少ないと思うから、
それをね、あえて研究したっていうところが、やっぱりイグノーベル賞に値する着眼点っていうかね。
その中でもなかなか興味深いこともわかったんですよ。この研究のおかげで。
さっきおれしのがさ、結果聞くまでもないって言った通り、金がくっつくかどうかっていうのは議論の余地もない話で。
落とした瞬間にものすごい数の金が付くから、何秒とかそういうのは関係ないんよね。付くか付かないかって話では。
そうだよね。床とかさ、どこでもそうなんやけど、机の上もそうやけどさ、めちゃくちゃ最近っていうか金はおるやろ。
いっぱいいるわけよ。
すごく何兆とおるやん。
そうそうそう。でも、くっつく金の量は時間が長いと増えるというのがわかったわけですよね。
あー、そうなのか。そうやな。
そう。時間も合わせてさ、いろんな他の要素も見つかったんやけど。
まずは一つ目の時間っていうところに掘り下げてみると、時間が経てば経つほど金の量は増えると。
で、確か俺子供の時は3秒ルールやったと思うけど、5秒ルールって結構悠長やなと思うけどさ。
いやいやそうなんやけどさ、例えばよ、手のひらに水をつけてさ、砂場に手をつけるじゃん。それが3秒でも5秒でも変わらんのちゃうか?
あの手につく砂の量っていうのはさ。
あー、そうやね。
コンマ1秒と10秒だとそりゃ違うけど、3秒と5秒そんな変わらん気がするけどな。
プラス2秒でね。
そうそうそう。
で、どうやら世界各地にはこの何秒ルールっていうのが存在するみたいなんやけど、時間はね、例えば3秒ルールっていうのは、日本は多分3秒ルールな気がするな。
で、もうちょっと長いところでは10秒とか15秒ルールなんてのもあるらしくて。
15秒もあるの?へー。
で、この何とかルールっていうのは、なんか酔っ払うとこの時間がどんどん長くなる傾向になるらしい。
それはもう何だろうね。
まず国によってさ、ルーズかゾウじゃないかみたいなところで秒数変わってくるさ。
お酒ってお前、正常な判断力なくなってるだけやん、それ。
でもこれよくよく考えてみると、ルーズな国ほど時間が長いって言うけどさ、ルーズな国ほどバイキンいっぱいいそうやから、なんか2次関数的にバイキンの量が増えてきそうな気がするんやけど。
でもそれはさ、どっちが先って話しちゃうか?
まあかもね。
衛生観念がしっかりしてる国の方が短くなるっていうのは、なんか至極当たり前な気がするけどな。
まあそうよね。日本なんかかなり綺麗な部類やと思うけどね。
それでも3秒っていうのはやっぱり衛生観念的に5秒待ってられるかよみたいな感じなのかもしれない。
そうやな。
もうほんと3秒って一瞬やもんね。落として見つけて取りに行って、まあ3秒やね、それでもね。
鏡だけで1秒ぐらいかかるやろ?
そうそう。割と人が反射で反応できる最速なのかもしれないね、3秒って。
5秒ってちょっと考える時間ありそうやもんね。
どうしようって?
落とした!どうしよう?拾おうかな?どうしよう?って、やっぱ拾おうっていう感じ。それで5秒ぐらい。
3秒ってほぼ反射やもんね。
そうやな。
寝かばくば誰も見て、誰にも見られてないでほしいみたいな。
で、時間以外にもまだ要素があるんやけど、2つ目はね、水分なんですよ。
水分?
水分が多いものほどたくさん菌がくっつく。
それは直感的にわかるな、なんか。
これはね、時間よりも水分の要素のほうが、よりそのくっつくかくっつかないかに関わってくるみたいで。
例えばさ、パンを落とすよりも、スイカを落としたほうがやばいってこと。
それはなんかわかる気がするわ。
それなんでかっていうと、菌は自分で動けるやつもいるんやけど、足みたいなのはなくて、水と一緒でしか動けんやつがいるから、水分があると動きやすいってことなの。
でもそれさ、さっきの砂場の話と一緒でさ、手にはいっぱい砂がついてくるやん。
でもプラスチックの定規とかさ、砂場に刺してもそんなにくっついてこへんやんか。
それはもうね、理屈でわかるわ、なんとなく。
そうやね、なんかくっつきやすそうやなって。
そうやな。
で、次はね、ちょっと俺が意外やったんやけど、タイルとかステンレスのようなツルツルの面のほうが菌がくっつきやすいらしいよ。
あれ?俺のさっきの例えと真逆やん。どうした?
あーそうなの?なんかくっつきやすいその面っていうのがなんかいろいろあって、
例えばこう、絨毯のほうが表面がさ、形状がこう複雑やから、ものがその上に落ちてもべったりくっつくことがないらしい。
あーそういうことか。菌ってめっちゃちっちゃいから。
なるほどな。
針山の上のほうが当たってる面積がちっちゃいから。
そうそうそうそう。落ちたものに触れる面積が小さいほうがくっつく量が少ないとこなんや。
だから、実はぺたーっとした表面のほうがいっぱいくっつくらしい。
へー、そうなんや。なんか直感とは違うな、それ。
そうなんさ、ちょっと違うね。だからこういうこともさ、実験してみたらわからんってことやね、結局。
5秒ルールの実験
そうだね。だってさ、なんかこう絨毯のほうがわさわさってしてるからいっぱい菌がいそうやん。
そう、なんか潜んでそうな気する。
そうそうそうそう。
中にいっぱい。なんかそうでもないみたいなね。
でさ、このイグノベル賞の俺、本当にすごいなと思うところは、この実験をした人なんやけど、この5秒ルールの実験やったのはね、当時ね、高校3年生のね。
あ、高校生がやったの?これ。
高校3年生のジリアン・クラークっていう女性がね、やったのね。
で、学校で床に大腸菌を巻いて、パンとかグミとかスイカとか落として実験したんや。
なかなか着眼点もいいしさ、行動力があるよね。
そしてさ、それに加えてもうちょっと面白いと思ったのは、この子ね、聞き取り調査もやってんのよ。
あなたは5秒ルールを知っていますか?とか、5秒ルールを適用しますか?とか。
で、学校の生徒に聞いてみると、なんとね、女性は70%。
で、男性は56%にこのルールが認知されていたってこと。
女性の方がこのルールを適用していった人が多かったって。
適用してた?今のはさ、認知してますかどうかやんか。適用してるのも女性の方が多かった?
そうな。
へー。意外。
女性、なんかそれがすごい意外やってさ。
いや俺、男子高校生なんてさ、もう全員バカやん。
まあバカやね。
全員っていうか、99.9%バカやんね。
バカじゃない奴の方がバカに見られるって世界やんな、それな。
そうなんさ。だからほぼ100%その5秒ルールやってるやろと思ったんやけど、意外に少なくてさ。
なにその残りの男性の44%、それはなんなんこいつら。
いやそんな欲張りをしたもん、なんか俺食べねぇしみたいな。
バカじゃんじゃないの。
わかったわかった。これわかったよ。俺なんでこれが56っていうかね、わかった。これちょっとね、実験に大きな価値があるわきっと。
なんでかっていうとさ、これ聞き取り調査したやつがさ、ジリアン・クラークさんっていう女子高生でしょ?
その前でさ、いや俺そんなね落としたものなんて拾わねーぜ?聞かねーぜ?ってさ、言ってるんちゃう?
言ってるんちゃう?ちょっとカッコつけないんちゃうかな?
それはちょっと読めてなかったな、俺も。
ジリアン・クラークさんそこちょっとね、ダメだよね。
そうか。読みが深いな。俺全然そんなこと思わんだな。
俺ね、最近ね、サイエンスフィクションズっていう本読んだんすよ。
あなたが知らない科学の真実っていうね。
行動経済学とかでさ、スタンフォード監獄実験ってよく聞くやん。
監修とさ、囚人の役をしてさ、自然な振る舞いをしたら、監修の方はひどい扱いをしていったみたいな。
なんかその役に飲み込まれていくみたいなことがね。
あれも嘘だったらしくてさ。
事前にね、演技書類めっちゃ入ってたらしいよ。監修とはこういうもんだっていう。
そういうのがいっぱい書いてあるんだけど、その中でやっぱりさ、前提条件しっかりしましょうとか、変なバイアスが入ってるとか、
サンプルをどうやって適切に扱えばいいかなんていう話が結構書いてあるんだけど、
やっぱりそこで適切なサンプルを扱えないっていう問題で、実験結果が正しく出ないっていうのがさ、出てきてたから。
だからバイアスとかってすごく強力なノイズってことだよね。
そうそう。だからこの聞き取り調査がどうやってやったかわかんないんだけれども、ちょっとそこをもう少しね、残しておいた方が良かったんちゃうかなってね、思っちゃったよ。
そうだね。男の子で男に聞いてたら、多分100%だなこれ。
男の子が男の子だとワールドな方がさ、かっこいいって思ってる。
菌に関する調査
アメリカの男子高校生なんてちょっとワールド風な感じだからさ。
それはどうかわからんけど。
だから男の子の実験者が女の子に聞いた時は、これ多分数字がガクンって下がったかもしれないなって思った。
そうそうそうそう。
あー、なるほどね。そうかもしらん。
もしくはね、今で言うとGoogleフォームで無作為に送り付けるとかね。
そうするとかなり正直な意見が聞けたよね。
あのさ、俺別に落ちたものを食うことに全然抵抗ないんやけどさ。嬉しいのどう?
物によるんちゃうかそんな。
例えばさ、何やろ、チョコレートが落ちましたとかポテトチップスが落ちましただったらちょいちょいなく食べれるけどさ。
例えばよ、ショートケーキ。イチゴのショートケーキがイチゴの麺からべちょっと下に落ちました。
さてこれ、中瀬子さん食べますか?
いやーそれは、俺あの砂が噛んでなければ食える。
あの砂利とかならんかったら大丈夫。あのツルツルの麺なら食えるよ。
大丈夫?それ。
俺結構平気なの。
台所の下でも?台所の床に落ちたことしても?
大丈夫。いやいやいや全然大丈夫。
あ、でも自分家に限るかな。人の家はちょっと嫌かもしれん。
例えばショッピングモールに行きました。サーティーワンアイスを食べました。
ベロッと一個丸々、トリプルを買っちゃったからさ。一番目が落っこちちゃったと。
さてこれ食べれますかって話よ。
いやーちょっと、なんかショッピングモールだと靴でみんな歩いてるからじゃりってしそうやん。
俺じゃりってしなかったら多分大丈夫。
強いなお前。
平気やな。
うれしのはどっちがちょっと無理な方?
行けると見せかけて意外とイケアンかもしれんな。
イケアンタイプやな。
あのね、水分が多いやつはちょっと辛そうやな。
あーそうやな。水分が多いとちょっと辛いやな。
でさ、この話を聞いてて一個だけ思い出したことがあるんやけど。
マーフィーの法則って覚えてる?
覚えてるな、マーフィーの法則。
バターかマーガリン、ジャムでもいいんやけど、塗ったパンを落としてしまったときは、
下に塗った面が落ちちゃうっていうね。
落ちているね。
そういうマーフィーの法則って流行ったよな。
流行ったね。なんかあったなそれは。
あれもね、マイナスの要素ばっかり覚えてるっていう心理的な作用があるから、
いつも俺はパンを落とすとジャムの面が下に落っこっちゃうんだ。
そうやね。それって言うとさ、雨男とかもそれで説明できるよね。
そうなの?
じゃない?だって雨降った時に嫌な記憶ばっか覚えてるからさ、
なんかどっか行った時に雨降ったらさ、俺いつも雨やなって。
あー確かにな。
俺あの、ほんと雨男晴れ男議論が始まると、
俺ほんとにこれ、世界一しょうもない時間やなと思って聞いてしまうんやけど。
私って晴れ女だからさーって。
あーそう?みたいな。
そうかーみたいな。
まあまあ、そうそう、なんかツッコミ、なんかこれノリずれーなーこれーみたいな。
それって運がいいとか悪いとかの論争にもつながるよね。
つながるね。
私ってついてるついてないの話でさ。
あーほんとほんと。
ポジティブな人はついてると思いがちなんじゃない?やっぱり。
いいことたくさん覚えててさ。
あーそう。悪いことを悪いことと思わないっていうやつなんだろうな。
それもあると思うよね。
なんか勉強になったなーみたいな思ったらさ、それでいいもんね。
俺なんて何にもついてないんだっていう人はきっとね、ついてる瞬間もあるはずなんだよね。
そうやな。だからね、物が地面に落ちても、
あー俺ちょっとバクテリア取り込めてラッキーやなと思うよ。
それラッキーなそれ。
分からんけど。
ラッキーではないな。
まあさ、結局この5秒ルールの実験では、
金がもし嫌なら、拾い食いするのは何秒だろうとも良くないよっていうことに収まったんですよ、結局は。
で、イグナーベル賞の他の研究とか色々見てると、
研究者の人に必要な要素としては、まず科学的な思考回路なんだけど、
それ以前にやっぱりひらめきみたいなのがいるなと思ってて、
やっぱり何回も繰り返してないかもしれないけど、当たり前やなと思われるところに着目したところがすごいなと思うよね。
確かにな。こういうのってさ、思ってもまともに実験しようとか、ちゃんと計画立ててやろうっていう人少ないかもしれないしさ、
まじでそれをちゃんと論文で出せるほど実行するっていうのはさ、本当に少ないよな。
うん、と思うね。
で、今回の台本書いてて、金のことがさ、やっぱちょっと気になったから、
色々調べてみたんよね。そしたらね、なかなか面白いことが分かった。
おー、金の話とかなんか面白そうやん。なんかこうきっとヤバい内容くるんだと思って期待してるよ。
ヤバいっていうか、興味深いなと思って。で、住まいに関わる商品とかをたくさん販売してるKAOっていう会社あるよね。
あー、月のマークのKAOさんやな。
そうそう、KAO。で、家の中のどこにどんな金がいるかっていうのを、90件の家庭を回って、拭き取り調査をしたっていう調査結果がありましてね。
で、そこに書いてあったのは、キッチンとダイニングの床とトイレの床っていうのは、金という観点からいくと同等レベルか、もしくはキッチンタイニングの方が金が多いらしい。
へー、そうなん。
だからトイレの方が汚いと思い込んでるんやけど、そうでもなさそうやと。実際に拭き取り調査をしてみると。
で、あの食卓用の布巾ってあるやん。
うん、ある。
あれと排水溝の金は同レベルらしい。
へー、そうなん。
そう。で、冷蔵庫の中も拭き取り調査をしてるんだけど、冷蔵庫の中で一番金がいっぱいいるのは野菜室。
あー、野菜にくっついてるからか。
だったというのが分かったんですね。
今の聞いてるとさ、意外と金がいても大丈夫なんちゃうかって思ってくんねんやけどさ。
そうよね。俺もそれ思ったんすよな。金がいる、いないってそんな影響あんのかな?みたいな。
だから、普段浴びてる金と、それとこうなんていうの?瞬間的に大量に暴露する量?これの差が重要なんちゃうか?したら。
除菌に対する意識
うん、かもしれん。
普段こう無菌室みたいな状況で過ごす人は、やっぱりたくさんの金に触れた時にやられてしまうというか。
で、花王さんはそこでまだ、もっと違うアンケートを取ってて、それもすごい俺、面白いしなんかいいなと思ったんやけど。
2018年の7月に、20代から60代の寄婚女性262名の聞き取り調査っていうのがあって。
このままどういう人に調査をしたかというと、金は気になるけど、除菌は特にしてないというふうに主張した人に、その理由を聞いたっていう調査がある。
そのランキングはすごく面白くて、わーて10位くらいまであるけど、とにかく3位が面倒。
2位はやり方がわからない。
1位は菌を気にしてもキリがない。
1位と3位はなんかわかるわ、それ。
俺これ見た時ね、すげえいいなと思ったよね。なんかそういう常識的な感覚を持ってる人がいっぱいいるんやなと思ってさ。
なんかさ、CMとかも除菌にあふれてるやん、世の中って。
たしかにコロナ禍以降ね、特にそうなったよね。
もうね、除菌が多すぎて気持ち悪いよね。
そんな除菌除菌する人あんのかなと思ってさ。
枕にさ、棒スプレーをブシブシブシブシ吹きかけてるやつとかさ、これ。
ほんとにこれ大丈夫かなみたいな。
この枕で寝てる人、すげえ深刻な病気かかったりしちゃうのかなって逆に思ってしまうよね。
菌を殺すぐらいのものをね、浴びてるわけやからな、俺らもな。
あれって別にさ、言ったら爆弾みたいなもんで。
爆弾?
そこにバーンと爆発したらそこにいるやつみんな死ぬわけやん、別に。
人間にとって悪さをしてくる菌だけ狙って殺せるわけじゃないやん。
ああ、たしかにな。
そう、だからほんとに爆弾やん、あれって。
余計にさ、なんか気持ち悪いって思う。
コロナが流行った時にさ、手にアルコールつけて除菌しましたっていう話あるじゃないですか。
あれってさ、その瞬間は無敵なんやけどさ、コンマ5秒後にはさ、もう次のやつが付着してるかもしれんからさ。
あんまりこれやりすぎても意味あるんかなっていうのは思ってたけどな。
ああ、思うよね。
その、触れるもの全てに菌がついてるからさ、結局あのスプレーボトルの握るとこにもいっぱいついてると思うさな。
ああ、はいはい。
だからもう右手でシュッてやって、それ持ち替えて左手でシュッてやった瞬間さ、もうこれ左手バッチリついてるけどなみたいな。
それはさ、その話聞いて終わられ戻したんやけどさ、トイレに行きましたと。
で、手を洗いますと。そこは自動水洗じゃなくて、蛇口をひねって出すやつですと。
その時に蛇口ひねって水を出して手を洗うんだけど、次蛇口を閉めなきゃいけないと。
そしたらまた菌がついちゃって、もう一回洗わなきゃいけないって無限ループに陥るっていうのとさ、なんか似てる気がするな。笑い話やけどそれは。
いやいや、本当。だから本当に徹底的にやりたいなら非接触で、全部終わらせないといけないですよね。
まあでも俺はこのカオさんの調査の結果を見てすごく安心した。
普通の感覚を持った女性が多くて、これって5秒ルールも女性の方が寛容に見てることと繋がってるのかなってちょっと思ったんやけど。
確かにな。なんでもさ、やりすぎて良くないもんな。除菌もそうやろうけどさ。
そうなんさ。だから女性に今回調査やけど、男性も多分めんどくせえからやってない人いっぱいいると思うけどね。
お母さんとかもね、普段から忙しすぎてさ、除菌とかも女もやってられるかっていう人もいると思う。実は。
5秒ルールって科学的に見てみると、菌が付着することに関してはもう罰なんやけど、でも実際に食ったらあかんかっていうのはまた別問題で。
健康な人なら問題ないよってことで、一周回ってokってことでええな、これもな。
そやな、ええな。
これは個人的な経験なんですけどね、割と汚いもの食べてもね、人の体大丈夫なんで。
まあ、体の中に色々守ってくれる奴らもいるしな。良い菌もいるしね、きっとね。
そうなんや。案外大丈夫。
そういうね、なぜそういうのを食べても大丈夫かっていうのは、たぶんリケダン健康論の本編でね、色々語られてると思いますんで、ぜひそっちも聞いてほしいなって思いますよ。
はい、よろしくお願いします。
それとイグノーベル賞めっちゃ楽しいんで、Wikipediaのページ皆さん見てみてください、一回。
超楽しいですね。まだ俺紹介したやついっぱいあるね。
こうしてる間にもね、珍妙な研究を本気でやってる楽しい楽しい科学者の皆さんがいっぱいいると思うんで。
めっちゃいるよね。
今後のイグノーベル賞にも期待したいと思ってます。
はい、ということでね、菌の話はこんなとこでしょうかね。
リケダン健康論についての情報
我々の放送は以上でございますが、配信リレー、これね、続いての番組は天下五面の映画話さんです。
こちらもね、皆さんぜひお聞きくださいね。
それじゃあ今日はこの辺で終わります。ありがとうございました。
ありがとうございました。
リケダン健康論は毎週月曜日朝6時に配信しています。
この番組が気に入ってくださった方、Spotifyでリケダン健康論検索してみてください。
皆さんが健康に関するリテラシーを見つけるお役に立てると思います。
本日はお聞きいただきありがとうございました。
次は本編でお会いしましょう。
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