2021-10-11 09:52

#70 Podcast News:音声で稼ぐ時代の幕開け

音声業界の海外市場が見えてくる番組 ポッドキャストアンバサダー

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音声業界の海外市場が見えてくる番組、PODCAST AMBASSADOR。
この番組では、自称オーディオジャーナリストであるあらいりなが、音声を通じて、音声業界の気になるニュースや注目の動きをお伝えします。
音声配信者やポッドキャスターが知っておきたい情報、音声配信が気になっている企業に役立つ視点を、業界目線とリスナー目線でお届けしていきます。
さて、今回は、「音声で稼ぐ時代の幕開け」というタイトルで、音声のマネタイズをテーマに、音声業界の注目ニュースをアップデートしていきたいと思います。
このマネタイズというテーマ、これまでにも何回かこの番組中でも取り上げていて人気のあるテーマなんですが、
ポッドキャスターや音声配信者が使えるマネタイズの方法というのが、今年に入っていろいろと発表されてきました。
変化早いこの音声業界、海外と日本、それぞれの注目マネタイズ方法を総まとめにしてお届けしたいと思います。
今回のエピソードは、今月から配信を始めたニュースレター、ポッドキャストニュースレターで、私が執筆した内容もとに音声でお届けしている内容です。
ニュースレターでご覧になりたい方は、公式ツイッター、アットマーク、ポッドキャストレターJP、またはウェブサイトよりご覧ください。
さて、今回は音声のマネタイズをテーマに、音声で稼ぐ時代の幕開けというタイトルで執筆したニュースレターをもとにお届けしたいと思います。
まずは、皆さんも記憶に新しいAppleとSpotifyの有料サブスクリプションサービスの提供、覚えていらっしゃいますでしょうか。
今年の4月、ほぼ同じタイミングで発表されたポッドキャスターには嬉しいニュースでした。
自分のポッドキャストを有料で販売することができるという、今まで特に個人の音声配信者にとってはハードルが高いと思われていた音声で稼ぐというキャリアが少しずつ現実に近づいてきたようです。
これまではラジオ局やプロじゃないと難しかったマネタイズ、ここが今のポッドキャスターや個人配信者にとって今どういう局面を迎えているのか、今回はサクッと総まとめにしてお届けしたいと思います。
これまで音声メディアでビジネスが成り立っている代表といえば、ラジオ局でしたよね。
ラジオDJから構成作家、編集を手掛けるエンジニアから広告枠を得てくるマーケターまで、このプロ集団が配信するラジオ番組が独断上を築いていたというのが一昔前です。
今ではポッドキャスターや音声配信プラットフォームが発展して、誰でも配信者になれる土壌が整って、今度はここからどうマネタイズをしていくのかという一面が注目されてきています。
特に音声市場の先行事例と言われる海外では、一足先にポッドキャスト配信に絡めた様々なマネタイズ方法が発展してきました。
その中でも一番メジャーな方法はスポンサー収入です。
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例えばニュースカテゴリーでランキング一位常連のニューヨークタイムズのポッドキャスト、ザ・デイリーなどは必ずスポンサー枠があります。
スポンサー枠はちなみに一つに限らず、例えばオープニング、ミドル、エンディングと3箇所以上にわたるものもあるんですよね。
他にも注目されているマネタイズ方法の一つは著作権ビジネスです。
これ例えば人気ポッドキャスト番組をテレビ番組化する、映画化するという事例なんですが、これまでにネットフリックスでドラマ化された番組だったり、ゴールデングローブショーにノミネートしたポッドキャストを元とするテレビシリーズなんかも存在します。
では一方で日本市場はどのようなマネタイズ方法が発展してきているのかというと、
実は日本の音声市場はポッドキャストという媒体よりも、ボイシーだったりラジオトーク、スタンドFMなどの各配信プラットフォームが発展してきたからこそ、様々な方法が現在存在しています。
国内プラットフォームを使う配信者として、これからどうやって音声を稼ごうかと考えた時に、ざっくりどのような方法があるのかというと、4種類ほどあります。
1つ目がスポンサー収入、2つ目がプレミアムコンテンツの販売、3つ目がリスナーからの投げ銭、4つ目が聴取時間に応じた報酬です。
例えばプレミアムコンテンツの販売や投げ銭というのは、基本リスナーさんから直接いただくマネタイズ方法となるのですが、その他は企業や配信プラットフォームからもらう報酬ということで、お金の出どころも異なる4つのマネタイズ方法です。
ただ、プラットフォームによっては音声配信者がこの有料化の仕組みを使うには条件があったり、例えばある一定のフォロワー数や再生回数といった数値条件、あとは企画書などによる審査の突破などが存在しています。
まだまだ誰もが使えるマネタイズ方法といったところでは、ハードルが高いものもあるようです。
さて、海外と国内市場両方のマネタイズ方法を今までさっと触れてきたのですが、そもそも音声媒体のマネタイズ等は、文字媒体や映像媒体と比べてハードルが高いと言われるのはなぜだと思いますか?
他の媒体と比べて音声市場はまだまだ発展途上であること、だからこそマネタイズ方法もまだ確立していないというような市場全体から取り組まないといけない視点もあると思うのですが、それ以外の視点でもまだハードルが高いというのが音声です。
例えば、自分がリスナーという立場になってみるとどうでしょうか?
今聞いていただいているこのポッドキャストが急に、明日から有料になりますと言ったら、お金払いますか?
これまで無料だったものにわざわざお金を払うというのは結構人間ハードルが高いものだと思います。
やはり一般的にラジオやポッドキャストなどの、音声は無料であるのが当たり前といったイメージがまだまだ強いからなんですよね。
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一方で、例えばオンライン版の新聞の公読料って払ってませんか?
私もそうなんですが、新聞や雑誌、本などの文字メディアに対してはお金を払うということが受け入れられやすいのに対して、音声メディアはそもそも無料であるのが当たり前。
そんなイメージが世の中にある中で、音声というのはまだまだ一般的にお金を払ってもらいにくいメディアの立ち位置であると感じられる方も多いのではないでしょうか。
そんな中、出てきたAppleとSpotifyの有料サブスクリプションサービスの提供。これは特にポッドキャスターには大きなニュースとなりました。
これまで、ポッドキャストをPRとして使って、自分の本業、ビジネスにつなげるだったり、またはグッズ販売だったり、関連するKindle出版などによって収入を得るというような音声で間接的に収入を得るという方法はされてきましたし、
ブログやニュースレターを通じての音声コンテンツの販売、オーディオブック販売などの音声媒体という括りでは他にもマネタイズ方法というのはありましたが、今回のニュースはシンプルに音声を直接販売するという方法です。
もちろん、リスナーとしての音声は無料であるのが当たり前というイメージをこれで一挙に払拭することはできませんが、
AppleとSpotifyというポッドキャストの2大プラットフォームが動いたということは、この番組を応援しようと思ってくださったリスナーにとっても支払いまでのプロセスがスムーズになるでしょうし、
ポッドキャスターや配信者の音声で稼ぐキャリアにつながるハードルを一つ取り除いてくれたようにも感じます。
2021年10月時点でAppleはすでに日本国内でも有料サブスクリプションサービスの開始をしています。
Spotifyについては8月末に米国でサービスリリースをしたものの、その他各国については現在秋以降のリリースとのことです。
まだ始まったばかりの有料サブスクリプションサービス、音声で稼ぐポッドキャスターや音声配信者に向けて大きく背中を押してくれた大手プラットフォームの動きを通じて、今回は音声のマネタイズ方法をテーマにポッドキャストニュースをお伝えしました。
さて今回はマネタイズをテーマに海外と日本様々なこれまでのニュースを総まとめしてお届けいたしました。
音声業界のニュースって他の業界とも一緒なんですが、実は本当に毎日小さなものから大きなものまで日々アップデートがあるんですよね。
これ一つ一つ断片的に見ていくと本当に時間いくらあっても足りないぐらい追いつくのが難しいんですが、
今回はこのマネタイズというテーマを軸に過去から現在、海外と日本とざっくり大きな視点でニュースを独自の視点でキュレーションするという形でこの記事を執筆させていただきました。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ポッドキャストアンバサダーのあらいりながお送りしました。
それでは次回のエピソードで。
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