1. PODCAST AMBASSADOR / ポッドキャストアンバサダー
  2. #71 音声で稼ぐ時代の幕開け~..

音声業界の海外市場が見えてくる番組 ポッドキャストアンバサダー

音声で稼ぐ時代がやってきた。ポッドキャストアンバサダーイチオシの音声メディア有料化の方法の1つを取り上げます。

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音声業界の海外市場が見えてくる番組、PODCAST AMBASSADOR。
この番組では、自称オーディオジャーナリストであるあらいりなが音声を通じて、音声業界の気になるニュースや注目の動きをお伝えします。
音声配信者やポッドキャスターが知っておきたい情報、音声配信が気になっている企業に役立つ視点を、業界目線とリスナー目線でお届けしていきます。
さて、今週月曜日は、音声で稼ぐ時代の幕開けというタイトルで執筆したニュースレター、マネタイズをテーマにした音声業界の注目ニュースをお届けしたのですが、
今回はそれに関連して、以前PODCAST AMBASSADORが注目したもう一つの音声のマネタイズ方法を振り返ってみたいと思います。
本編は今年6月に放送した内容の再放送となります。
PODCAST AMBASSADOR一押しの音声メディアのマネタイズ方法、お楽しみください。
本編の書き起こしをご覧になりたい方は概要欄にリンクを貼っておりますので、そちらからご覧ください。
さて、今回は音声メディア有料化の使える方法について、先週から引き続いて深く考察をしていくのですが、
まずは前回のおさらいを簡単にしておきたいと思います。
前回は音声メディアを4つの種類に分けて、それぞれの違う有料化の方法について整理をしていきました。
まず1つ目はボイシーやヒマラヤなどの音声配信プラットフォーム。
ここで現在可能な有料化の方法としては、それぞれのプラットフォームの審査に合格をした後、
スポンサー収入だったりリスナーからの投げ銭、場合によっては聴取時間による報酬というような仕組みを使ってする方法でした。
そして次はPODCAST。
こちらはApple PodcastとSpotifyが今それぞれ、今から一般人でも使えるサブスクモデルというのが開発をされていて、
もうすぐ使えるようになるかなという段階に来ているところでした。
そして3つ目はClubhouseなどの音声SNS。
こちらもステージ的にはPodcastと同様でして、
ClubhouseやTwitterというのがライブ配信用のチケット販売という形で
配信者の収入につながる仕組みを一部公開中です。
まだベータバージョンといったステージですね。
そして最後4つ目はオーディオブックでした。
こちらはオーディオブック出版はAmazonであれば出版可能というところまで来ていました。
ここまでが前回の簡単な総まとめになるんですが、
それではこの様々ある有料化の方法の中で、
このPodcastアンバサダーの私が使えると思ったものは何かというと、
ズバリオーディオブックです。
その理由はいろいろあるんですが、今回3つにまとめてお話をしたいと思います。
まず1つ目はオーディオブック市場の大きさです。
世界市場を見てみても、あるデータによればオーディオブック市場というのは
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Podcast市場の約3倍以上もあるんですね。
もちろんPodcastよりも随分と前からある市場ということもあるんですが、
それに加えて現在ではですね、例えばリーチできるターゲットも大きくなってきていて、
例えば元々あった大人向けの本というだけじゃなくてですね、
教育という分野から子ども向けのオーディオブックというのも最近大きく伸びてきているようなんです。
そういった世代に関わらずリーチができる音声メディアという風な立ち位置のオーディオブック、
これは音声業界の中でも強いメディアだと思います。
そして2つ目の理由はスケールアップのしやすさです。
ここはですね、どちらかというとプラットフォーム同士の比較というところに話がなっていくんですが、
まず今回頭で整理をしたようにオーディオブックを個人配信ができるプラットフォームとしては今Amazonがありますよという風にご紹介をしました。
このAmazonというプラットフォーム、ボイシーやヒマラヤなどの音声配信プラットフォームと比較をしてみるとやはり利用者数というのはそもそも大きく違いますよね。
音声配信プラットフォームの有料化の方法というのは先ほどお伝えをした通り審査に通りさえすれば、
国内の音声配信者にとっては結構利用しやすい方法だと思うんですが、
一方でここの中で収入をスケールアップしようとした場合、そもそものアプリのダウンロード数、利用者数が増えない限り頭打ちとなってくるんですね。
収入の母数というのがアプリの利用者数に比例をしてくるんです。
そう考えた時にですね、Amazonの利用者数に勝てるアプリというのは今そうそういませんよね。
もちろん音声メディアを聞くプラットフォームとしてはAmazonの立ち位置というのは結構弱いかもしれません。
ただ潜在的な顧客数というのが非常に大きい中で、このオーディオブック出版の仕組みを持っているAmazonを使うというのはもう一つ注目に値するポイントだと思います。
そして最後三つ目の理由、オーディオブックが使えるというふうに考えた理由は音声を音声のまま販売することができるという方法であることです。
これは最初に挙げた二つの理由、市場がそもそも大きいことと収入のスケールアップがしやすいということと掛け合わせるからこそ最強な理由になると思うんですが、
この音声を音声のまま販売できるというのが、実は今音声配信者としてはなかなかできていないことなんです。
これ裏付けの数値データがあるわけではないんですが、周囲の音声配信者の方々を見てみても、実は音声配信を一つのPR、反則物的に使って、
結局は自分がやっているビジネスにつなげてそこから収入を得るという流れというのが案外多かったりするんですね。
それこそ文字メディアとしてよくある有料ブログの販売とは違って、音声コンテンツ自体に値札がついているというわけではなかなかないんです。
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例えばその理由は、もちろん有料化する方法自体がまだまだ限られているということもあります。
ただもう一つの大きな理由は、実は今国内での音声メディアの立ち位置というのが大きく関わっていると考えています。
それは、自分がリスナーという立場になってみるとわかるんですが、
例えば今この番組を聞いてくださっている皆さん、急に明日からこの番組が有料になったらお金払おうと思いますか?
今すでに無料であるものにわざわざお金を払おうというのは結構ハードルが高いですよね。
これやはり一般的にラジオとかポッドキャストなどの音声は無料であるのが当たり前といったイメージ、これが結構強いからなんですよね。
その一方で、例えばオンライン版の新聞の公読料って払っていませんか?
他にも月刊のファッション雑誌とか本なんかも、これは買うのが当たり前というイメージがあると思います。
新聞や雑誌、本などの文字メディアに対してはお金を払うということが受け入れられやすいのに対して、
音声メディアはそもそも無料であるのが当たり前ということで、なかなか一般的にお金を払ってもらいにくいメディアの立ち位置でもあるんですよね。
これを象徴するかのようなトレンドが、実は昨年音声配信社界隈で起こっていました。
それが音声配信社のKindle出版。
実は昨年、スタンドFMだったりヒマラヤなどの音声配信プラットフォームでの音声配信者をされている方の中で、Kindle出版に挑戦しますという方を結構多くお見かけしたんですよね。
この背景の一つには、もちろん今まで取りためてきた音声配信の内容だったり、音声配信のノウハウというのを文字化する方が収入につながりやすいということがあったのではないかなというふうに考えます。
これが先ほどお話しした音声メディアよりも文字メディアを有料化する方が世の中には受け入れられやすいという一つの表れだと思うんですね。
そこで今回私が注目したオーディオブックというのは音声を音声のまま販売できる方法ではありつつも、世の中的にはブック、本という立ち位置なのでお金を払ってもいいという感覚の中に入りやすいメディアでもあります。
そこが実は絶妙な立ち位置のメディアでして、しかもまだKindle出版よりも参入されている方も少ないブルーオーシャンでもあるんです。
今回先に挙げた大きな市場と収入のスケールアップのしやすさといった理由と掛け合わせて、さらに音声を音声のまま販売できる珍しい方法としても、このオーディオブックというのがポッドキャストアンバサダーでは一押し使える方法という結論に至りました。
さて今回のエピソードいかがでしたでしょうか。
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実はこれまでにも何回か音声でのマネタイズをテーマにしたエピソード配信をしてきているんですが、今回はその中でも注目したオーディオブックについて深掘りをしてみました。
前回のエピソードで取り上げたAppleやSpotifyの有料サブスクリプションサービス以外で音声を音声のまま販売できるのがこのオーディオブック。しかも本であるので、世の中的にもお金が出しやすいという絶妙な立ち位置ではないかと思います。
今回のエピソードを聞いてちょっとオーディオブック出版チャレンジしてみようかなと心が動いた方はぜひ書き起こし配信しているノートのコメント欄かTwitterでコメントをお寄せください。ぜひApple PodcastやSpotifyからのフォローやレビューも嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
そして最後にニュースレターのお知らせです。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。ポッドキャストアンバサダーの荒井里奈がお送りしました。それでは次回のエピソードで。
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