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ポッドキャストを楽しむ番組、PODCAST AMBASSADOR。この番組では、ボイシーパーソナリティ・ポッドキャスターである、あらいりなが、ポッドキャスターによる、ポッドキャスターのための、ポッドキャスト番組です。
さて、5月月間でお届けしております、音声とキャリアをテーマにした特別企画、音声業界で働く人。今回は月曜日にお届けしたインタビューの後半です。
引き続きゲストは、音声プラットフォームボイシーよりカスタマー作説の松井夏子さんです。
前半のインタビューでは、ボイシーに入ったきっかけだったり、仕事内容、そしてやっと出てきたという企業案件の成功事例をお伺いいたしました。
後半の今回は、音声配信の出役ではなくて、裏方に徹する仕事について、そして松井さんが考える今後業界で必要な要素についてもお伺いしております。
それでは早速お楽しみください。
裏方の仕事について
松井 今のお仕事に関してもう少しお伺いしたいんですけど、音声業界で働かれてる方って、自分でやっぱり出役になって、音声番組持ってますっていう方も結構いらっしゃると思うんですけど、
松井さんは逆に配信とかではなくて、裏方に徹されてるんじゃないかなというふうに思うんですが、
その裏方としての仕事で、音声業界で必要なものとか、どんな役回りが裏方にあるんだろうっていうのにちょっと興味があるんですけど、ボイシーの中ではどんな役回りがあったりするんですか?
松井 そうですね。配信して、自分のチャンネル持ってる社員っていうのもいるんですけど、自分のチャンネル持ってる社員はまだまだ少数だったりします。
裏方として何をやっているかっていうと、ボイシーだと放送データっていうのが結構詳細に出てくるので、そういったデータを見て、ここの何とか率が悪いから次はこうしてみませんか?みたいな提案をしたりだったり、
あとはやっぱり音声を今チャンネルを持って配信をしているメディアさんって、メディアとしてはプロなんですけど、音声配信に関してはまだ分からないことがいっぱいあったり、どうしたらうまく活用できるかみたいなところがまだまだちょっと不安に考えていらっしゃる方とかも多いので、
そういった方に向けて企画を考えて、じゃあこういう企画があるから載ってみませんか?きっと載ってくれたらこういうふうに聞かれると思いますよ。みたいな、そういったサポートですよね。みたいなことをしたりしています。
あと結構訂正的な話にはなるんですけど、皆さんもポッドキャストやられてるからわかると思うんですが、音声配信って本当にコツコツ配信していくことが大事じゃないですか。
そうですね。休みなく毎週毎週。そうですよね。続けることにも意味がやっぱりあるのがこれ音声ですよね。
ですよね。そうなんです。なんですけど、やっぱり仕事でやってるとはいえ、Twitterのフォロワー数とかYouTubeの登録者数とかに比べるとやっぱり音声コンテンツって桁が2つ3つ違うような数字でフォロワー数とかついていくわけで、やっぱり心折れるんですよね。
わかります。心折れそうな時何回もあります。
そうですよね。なので本当単純なことで聞いてますよって聞いてるしちゃんと伸びてるよとか、ここは悪かったけど次こう改善したらいいと思いますよみたいな、なんて言うんでしょうね、精神的な支えも結構大事なんじゃないかなと思っていて、
それを仕事にしてるわけではないんですけど、結構その自分が配信していなくても客観的にリスナーとして放送を聞いてるといいところも悪いところも見えてくるじゃないですか。そこをしっかりフィードバックするとか結構当たり前のことかもしれないんですけど、それは大事な仕事なんじゃないかなと思っていたりします。
いやその裏方でそれこそ配信者目線から感じるとやっぱりリスナーがどんな人がいるのかってやっぱり見えにくいのが音声だなっていうふうにも思うので、そんな時にフィードバックを例えば松井さんと私だったら今日の放送聞きましたって書いてくださるだけでもだいぶ気持ちが違うっていうのは実感ありますね確かに。
そういった精神的なサポートみたいなところも実は案外大事だったりして、一つの心構えじゃないですけどそういったところでもあるのかなっていう感じですね本当に。
そうですね特に音声だと今誰もが配信して大成功するっていうフェーズではないと思うので、私たちプラットフォームとしても配信者の人に成功してほしい気持ちがあったりするので、それも大事な仕事かなと思います。
優しさが出てますねやっぱり。
じゃあこれ最後の質問なんですけども、これまでインタビューさせていただいている方への共通質問です。
音声業界での要素と人材
これからその音声業界にどんな要素とかどんな人材が必要になるかなというふうに考えていらっしゃいますか。
そうですね2つ大きくあるかなと思っていて、一つはその音声これから来るって信じて走れる人かなって思います。
やっぱりボイシーもそうですけど、音声来たら来るけど来なかったらもう何て言うんですかね、いつ会社潰れてもおかしくないみたいなそういった業界でもあったりするので、
そのメンバー一人一人がちゃんと未来を信じて自ら動くみたいなのはすごい大事かなと思います。
もう一つで言うと、私のキャリアも全然音声とは関係ないところから来てるんですけど、
やっぱり音声だけにとらわれずに自分の過去の経験とかキャリアとかと掛け合わせて柔軟な発想ができる人っていうのが強いんじゃないかなと思います。
結構ボイシーでも広告出身の人だったりテレビ出身の人だったりいろんなバックグラウンドで働いている人たちがいるんですけど、
今って音声業界も盛り上がってきて間もないので、今だったら誰でも同じラインに立てるっていうフェーズなのかなって個人的には思っていて、
今まで音声の経験がなかったとしても、情熱があればこれからいくらでも活躍できる、いろいろやってみたい企画してみたいみたいな方がいいんじゃないかなって思います。
逆にこれまでラジオ業界でがっつりやってきましたみたいな人は、例えばこういうインターネット上での音声配信っていう業界には結構求められているもんなんですか?
役職によるかなと思います。
多分りなさんもボイシーニュースブリーフでインタビューとかされるとインタビュアーの大変さとかわかると思うんですけど、そういう話し手としてインタビュアーだったりMCとして来ていただくっていうのはすごい需要あると思います。
ただ、ボイシーに限らずなんですけど、やっぱり配信プラットフォームには配信プラットフォームの伸ばし方みたいなのがあったりもするので、ラジオと新しいインターネットラジオは全く別物だと思うんですね。
なので、今までラジオで何十年やってきたからこれがいいんだみたいな考え方だとちょっと難しい部分も出てくるのかなと思っていて、そういった知見を生かしつつ、やっぱり新しいことに挑戦していくんだっていうマインドの方がいいんじゃないかなと思います。
ちょまど ラジオ業界でもっと働いてましたっていう方が、少しずつポッドキャストもやってますっていう方、今回もいらっしゃるんですけど、やっぱりラジオとポッドキャストは違うってすごいおっしゃってたんですよね。
作り方もそうだし、あとはやっぱり先ほど松井さんも言われてた伸ばし方っていうのも全然違うし、だから同じように音声のコンテンツだからと思って、同じキンタロウ飴みたいなものを作ってたら、やっぱりプラットフォームが違うからやっぱり違うっていうふうにおっしゃってたので、それも結構面白いなと思ってたんですけど、やっぱり松井さんも同じようなふうに思ってらっしゃいますね。
松井 ラジオはラジオだからの良さみたいなのがあると思うので、本当に全然違いますよね。
松井 昔捨てられたインターネットラジオが戻ってきたみたいな書かれ方で、ポッドキャストとか音声配信がフィーチャーされる記事をちょこちょこっと見かけたことがあって、これはちょっと意地悪な書き方なんじゃないかと思ったりしたこともあったんですけど。
松井 畑から見たらそう見えるんだろうなっていうのはわかりますけど、それだけまだまだ音声の良さっていうのが浸透していないのかなと思うので、その悔しさをバネに変えて、もっと盛り上げていきたいなって思いますよね。
いろいろとありがとうございました。今回は音声業界で働く人というテーマで、ボイシーのカスタマーサクセスの松井さんにお越しをいただきました。本当に今日はありがとうございました。
松井 ありがとうございました。
司会 今回後半のインタビューいかがでしたでしょうか。松井さんともいろいろお話をさせていただいたんですけれども、一番個人的にも印象に残ったのが、裏方としてですね、やはり配信者の方への精神的なサポート、ここも大事にしてますよといった言葉でした。
それこそ、ポッドキャストなど配信されている方、なかなかですね、リスナーさんがどんな方なのか、どんな反応してくれてるのかっていうのを見えにくいっていうのをよく感じられるかと思います。
そんな中で、例えばその会社で配信をすると言った時のサポート役として、やはり聞いてますよとか、こんなところ良かったですよというようなフィードバック、やっぱり大事ですよね。こういったところの仕事、サポートっていったところもやはり大事なんだなというふうに思いました。
さて、次回はこの1ヶ月間走ってきたこの特別企画の最後のエピソードとなります。
ゲストの方とのインタビューで見えてきたこと、ポッドキャスター・マサダ的視点でまとめを来週の月曜日お届けしたいと思いますので、どうぞお楽しみに。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ポッドキャスター・マサダの新井里奈がお送りしました。
それでは次回のエピソードで。