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2022-05-19 09:08

野球解説者・荒木大輔さん 大ちゃん「令和の怪物」を語る

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ご本人へのインタビュー音声。ロッテの佐々木朗希投手の将来性について語る
完全試合を達成するなど急成長を遂げるプロ野球ロッテの佐々木朗希投手について、プロ野球解説者の荒木大輔氏は「順調に球界のエースへと階段を上がっている」と太鼓判を押した。 今シーズンのロッテの育成方針は1試合100球前後でローテーションにも「休養」を挟んで疲労にも配慮する。荒木自身も高卒3年目に先発ローテーションで投げていた時代には体に相当な負担があったといい、ロッテの育成方針を支持した。(聞き手・田中充)


【略歴】 荒木大輔(あらき・だいすけ)1964年、東京都生まれ。野球解説者。早実高時代の1980年夏、1年生ながら甲子園で準優勝し、「大ちゃんフィーバー」を巻き起こす。1983年ドラフト1位でヤクルトに入団。96年は横浜(現DeNA)でプレー。通算180試合で39勝49敗2セーブ。引退後は西武、ヤクルト、日本ハムで2軍監督やコーチを務めた。

記事はこちらから(産経ニュース)

 

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【制作】産経新聞東京本社・運動部
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産経新聞のポッドキャストでお送りするスポーツここが聞きたい。今回はフレア級解説者で産経新聞でコラム緩和旧題を連載いただいている荒木大輔さんにお話を伺います。荒木さん本日はよろしくお願いします。
今回はロッテの佐々木老貴投手についてお話を伺いたいと思います。
今季シーズンは完全試合も達成して、その後も順調にエースの階段を上がっているように思うのですが、荒木さんは佐々木投手をどのようにご覧になられていますでしょうか。
非常に順調にスタートを切って順調に育ってきているなという感じがします。
今シーズン3年目ということでシーズン開幕から先発ローテーションに入っていて、その後一旦登録を抹消して球団としても休養を取らせるなど、疲労回復なんかも見据えた気をしているように見えるのですが、このロッテの育成方針というのは荒木さんはどのようにご覧になられていますか。
自分たちでかなりミーティングをチームとしてしたと思うのですが、本当にその通りに選手もね、荒木自身も育ってきてくれて、非常にやりがいもロッテチームとしてものすごくあるところだと思うんですね。
完全試合という想定外の出来事があったために周りの皆さんの期待度がかなり上がってしまったので、なかなか難しい部分はあるかもしれないですが、それでも育成の方針を曲げることなく貫いているところは非常に素晴らしいなと思います。
完全試合というのはちょっと想定外というか出来過ぎたところもあったという感じですか。
おそらく今シーズンに100球前後ぐらいの投球までしかさせるつもりはないと思うんですね。
それにまた給与もしっかり取らせながら投板させる予定だったと思うんですけれども、おそらく想定していたのは9回までもなかなか関東も行かないんじゃないかなというところで予定は組んでいたと思うんですが、そこで思いもよらぬ出来事があったので、
なかなか難しかったと思うんですけれども、でもやっぱりそこを曲げないで彼のためということを常に考えてやっているところにロッテの教育の凄さというか軸というものがしっかり見えているなと思います。
実際完全試合の次の試合も完全試合ペースで行っていましたけれども、あそこはやっぱりスパッと変えましたよね。
あの辺りやっぱり、荒木さんおっしゃっているように100球というのがロッテの中でも一つ目処としてある感じなんですかね。
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そうですね。目処としてしっかり持っていたところ。
やっぱりロッテというチーム自体が佐々木老貴を今後どう育てていきたいかということがしっかりしていたからこそできた作戦だと思いますので、そういうところではすごく佐々木自身も良い球団に入団できたんじゃないかなと思いますね。
17日のニッポンハムセナが素人から見ていると完全試合のこのままいけちゃうんじゃないかと思っていたんですけど、荒木さんからご覧になられているとなかなかピッチングはどうだったんですかね。
ピッチングの内容はその前の完全試合の時に比べるとだいぶ状態の悪さというか疲労がかなり見えていましたね。
投球しているボールでもシュート回転のボールが出てきてちょっと抜けたり変な抜け方をしたり引っかかったりそういうボールというのがものすごく出ていたので、ボールのばらつきというところから見ると相当疲労が溜まっていて体重移動重心移動というものがなかなかしにくかったのかなと思いました。
じゃあロッテの首脳陣なんかそのあたりもきちんと確認しながら寄与していたという感じだったんですかね。
そうですね。球数ということだけではなくそういう本人の投げている姿というか状態もしっかりチェックした上での判断だったと思います。
なるほど。荒木さんご自身も高校時代から注目されてプロへ入られて3年目の後半あたりから先発ローテーションに入られたと思うんですが、年齢的に言うと佐々木投手の今とほぼ時期的に被ってくると思うんですけども。
プロの先発ローテーションで投げていくというのはかなり3年目のピッチャーにとっては辛い、しんどい感じなんですか。
そうですね。1番から9番まで極端に言うと気が抜けないというかそれぐらいです。全部が全力投球でいかないと勝負にならないような世界なので。
そうするとイニング数で言うとちょうど中盤5回ぐらいまで。
球数は100球とは言わないですけど、7、80球ぐらいになってくるとかなり疲労が溜まってきますし、バッターですと3万リメイクぐらいになってくると、もう配球的にもいろんな配球をしなければ打ち取ることができなくなってくるので、そういう精神的な疲労とすべてが混ざってくるので、疲労度は今までやってきたものではあかり知れないものがありますね。
なるほど。そのあたりロッテは佐々木投手についてはそういうところも配慮して寄与されている感じなんですかね。
はい。すべてを考えて疲れ具合とかそういうものを見ていると思いますね。
なるほど。実際、青木さんは当番も3年目のローテーションに入られてから寄与されてきたこともあって、最終的には怪我に苦しんだ経験もあると思うんですが、肩や肘への負担というものを疲労を取り除いていく上で、佐々木投手とか球団に心がけてほしいことはあったりしますかね。
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まだ彼は3年目で、まだ体がこれから強くなっていかなければいけない時期だと思うので、やっぱり計画を立てたものは途中で負けることなく、完全自敗でも途中で後退しちゃうくらいの信念を持って、まだまだ今の草先は体を鍛えている時期だということを忘れないで、ぜひやってもらいたいなと思います。
なるほど。まだまだ成長過程というか…
そうですね。まだまだこれから伸びていかなければいけない選手だと思いますので、まだ維持をするという段階に来ているピッチャーではないと思いますので、本当にみんなが憧れるような投手になってもらうために、怪我だけは絶対避けていかなければいけないので、うまく疲労を取ってもらいたいと思います。
なるほど。ロッテの企業を見ていると、佐々木投手、今すごく大事に育てている感じがありますよね。登録抹消もしたりして、給与を取られたりとか、やっぱりプロのピッチャーですらああいうふうにしているということを考えると、今プロを目指して頑張っている高校生とか、少年野球で頑張っている子どもたちとか、そのあたりもやっぱり怪我への予防というのは意識づけというのはすごく大事なのかなと思うんですけど、何か荒木さんからアドバイスがあればいただけますでしょうか。
本当に疲労の取り方っていろいろあると思うんですけど、走ることによって腕を振ることというのも、乳酸を分散していく一つの手だと思うので、よく走ること、腕を振って走ること。
それと、もうこれはどの選手、球団でもやってるんですけど、後退浴ってよくやってますね。冷たい水と温かい水を交互に入ったりするようなことっていうのは、本当に血流を良くして疲労を取ってくれますので、それなんかは一番簡単にできることなのかなと思います。
大きなお風呂がなくても、シャワーで水のシャワーを幹部に当てて、その後にあったかいお風呂に入るとか、それを何回か繰り返すだけでも血流が良くなりますので、かなり疲労は取れていくんじゃないですかね。
なるほどですね。分かりました。ありがとうございます。今日は貴重なお話をありがとうございました。荒木さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
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