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2022-10-17 22:20

国内旅行▲34%~逆に好調な意外な消費先は?「コロナ第7波の今夏の消費」

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産経新聞大阪本社・経済部の田村記者より、今夏の消費をレポートしてもらう。
官公庁の発表では、令和4年7月の国内旅行の消費額は、コロナ前の65.7%。7月下旬から拡大したコロナ第7波が影を落とした。一方、巣ごもり消費は好調。さらに意外な商材が、売れ行き好調という・・・

【聞き手】安本寿久(産経新聞大阪本社・編集委員)


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改めまして、今晩のゲストはですね、産経新聞経済部の記者の田村恵子さんです。田村さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
早速知りたいところで、この夏の総決算全体どうなのかなというところなんですね。人手はとか、消費の金額はとか。
あるいは一番知りたいのは人心ですね。人の心が旅行とか外食に動いたのかどうかといったところを知りたいんですが。
田村さん、経済部記者として全体にこの夏の景気状況というんですか。そういったものはどういうふうに見てます。
夏やっぱりですね、結構改善基調ではあったんですけれども、やはり7月の下旬頃からの新型コロナですね。
第7波ということで、行動制限はなかったんですけれども、やはり旅行、飲食、宿泊業界とも、やっぱり共通して消費に急便力がかかったという声が非常に多くてですね。
比較的若い世代の予約済みの旅行なんかっていうのは、キャンセルが去年とか一昨年みたいに殺到するみたいなことにはなってなかったんですね。
ここも宿泊ホテルとかもちょっといろいろとお聞きしたんですけれども、大きなキャンセル殺到という動きはなかったんですけれども、
やはり7月の下旬の第7波のああいう状況の中で、新規の予約っていうのがかなりストップしたと。
予約がやっぱり鈍化したっていうところが、旅行も宿泊も聞かれまして、その後外食の結構大手のですね、比較的好調な回転寿司チェーンなんかの話の中でも、やっぱり急ブレーキっていうようなワードが出てきた。
感染を恐れていらっしゃる高齢者を中心にですね、自主的な外出控えっていうのが見られまして、新規の予約、そういう人流も間にぶってきたと。非常に散々な夏であったとか、期待外れだったというような声が非常に多かったというような。
1年目、2年目ほどはキャンセルの嵐には見慣れなかったけども、新たな需要を掘り起こすところまで到底いかなかったという感じですね。
そうですね。改善は進んではいるんですけども、ちょっと期待したほどではなかったというような、そういう状況だったということですね。
わかりました。各業界ということで話を進めていきたいんですが、やはり一番影響を受けるのは夏休みの旅行ということだったんでしょうか。
そうですね。最新のデータがですね、7月分の旅行の取り扱い状況っていうのを、観光庁のほうで統計を取っていまして、7月は1803億円ということで、前年度月比でいうと6割増なんですけれども、コロナ前の2019年の度月比でいくとやっぱり44%ほど、6割強くらい減っていると。
03:12
その中でも国内旅行はですね、これはJTVなんかの夏休み前の見通しなんかでも、コロナ前水準にほぼ戻るのではないかという予測を立てていたんですが、結果7月分だけですけれども、ちょっと見ると66%ほどなので、まだちょっと4割ぐらいは戻っていないというような感じで。
旅行がそうなると、やはりホテルとか旅館とか宿泊業もやっぱり同じような状況で厳しかったということでしょうか。
そうですね、旅行業界はちょっと、これまでですね、やっぱり海外旅行っていうのが、コロナ前ですととりあえず海田国の4割を海外旅行が占めていたという部分がありましたので、旅行業界の影響がやっぱり最も大きいと言いますか、海外旅行一部ではもう再開というふうにしていますけれども、全くコロナ前の水準には程遠いような状況ですので、
そういう意味では、比較的宿泊とか外食の方が行きやすい状況でありますよね。円安でもあるので、海外旅行をちょっと、今回はちょっと諦めて国内旅行に行こうとか、近場の外食でちょっと贅沢しようとか。
そういう部分では、ちょっと需要が捉えやすいのかなと思うんですけれども。飲食もですね、これもちょっと飲食の予約サービスをITとかで手掛けている、とれたっていう会社があるんですけれども、そこは全国約4,200連ぐらいですか、調査したところによると、これはコロナ前水準で7割台半ばから8割台前半ぐらいまで回復していたんですけれども、
やっぱりこの夏ですね、同じような7月やっぱり下旬以降ですね、およそ6割台で推移したっていうことなので、ちょっとその改善していたところが、やっぱりちょっとここでガクンと落ちたっていうような。9月からまたちょっと改善してるんですけれども。
どうしてもやっぱり、カンセッション数のちょっとインパクトのある数字が出てしまうと、行動制限がなくても、どうしてもやっぱり控えてしまう。あと、企業の会食なんかっていうのも、どうしても減ってしまう。
会食は本当に減ってるんでしょうね。
そうですね。まだ企業でも大規模の宴会はやめておこうということもありますし、これだけ出てしまうとですね、ちょっと小規模のそういう会食でもやっぱりちょっと控えておこうっていうような。
なるほど。全体としてみて、去年おとどしよりはまあまあ6割でもあればいいという見方と、やっぱり全体でそれでは採算が取れないので、やはり8割、9割来てもらわないとやっていきませんよという感じと。どちらのほうがそれぞれの業界で多そうですか。
06:14
いや、やっぱり需要はもう少し回復してくれないとっていうのはあると思います。ただ、会食とか宿泊に聞いてみますと、旅行業界も一緒なのかわからないんですけど、一方でやっぱり人手不足っていうのがありまして、時短営業の要請が解除されてもですね、人手が不足して営業が全面的に再開できないっていう飲食店も結構あるんですよね。
宿泊施設も同じで、やっぱり人手がちょっと足りないので、客室を全部回せないというか。だから、せっかく需要が戻ってきたとしても、受け皿として施設を回していけないみたいなこともあるので。
ここちょっと、卵は作家に雇いが作家じゃないんですけど、戻ってくれないと人も雇えないしみたいなとこもありますし。
そういう施設もあったかもしれないです。
コロナにかかってしまうということも考えなきゃいけないので、そうなると、例えば濃厚接触者で出勤できませんという人も当然あったでしょうから、そういった意味での人手不足というのも予想できた、あるいは現実としてあったんではないかということですよね。
あったみたいです。
そういった意味からすると、本当にコロナは需要も供給も打撃を与えているという感じですよね。
外国人のスタッフなんかも結構飲食店なんかでは、もちろんホテルもそうですね、雇用されているところの施設も多かったので、そういった方々がどうしてもフルでシフトに入れないと辞めてしまったりとか、結構仕送りとかされている方とかもいると思いますので、なかなか予定通りの給与を得られないと帰国されてしまったりとか。
そういうことでなかなか人手が足りないみたいなこともありまして、これはもう少し今後の課題とかにつながってくると思いますね。
その辺も受けて、例えば濃厚接触者の自粛期間を短くするとか、そういった議論に当然今なっているわけですけども、その現実を踏まえた上での現実的な政策変更ということを、やっぱり各業界から要望として、これから出てくるかもしれないですね、もっと短期間でということをね。
そういうこともありますね。さっきのちょっとまた戻っちゃうんですけど、感染大変だなっていうの、全数把握ですか、やっぱり感染者数の把握。今ちょっとその医療機関とか保健所とかでの作業負担という観点から、この全数把握を見直すみたいな話が出てるんですけども、どうしても数が出てしまうと、どうしても人流に影響してしまうということで。
09:16
まあ何万人と出るとね、やっぱり。
結構あんまり裸には言えないんですけども、やっぱりお話をちょこちょこ聞いてみますと、各業界、飲食も旅行も宿泊業界もですね、この全数把握を、なんとなくもう少し重症患者とかですね、やっぱり亡くなっていらっしゃる方の数とかに限定して発表するとか報道するとかで、もう少し人流に影響しないようになるんじゃないかというようなお話をしています。
やはり消費マインドを考えてくれということですね。
はい、なかなかちょっと言いづらいことってあるんですけど、苦しんでいらっしゃる方がたくさんいるので、やっぱり必要なのかもしれないんですけど、そこをなんとかならないんだろうかというような悩ましい声が。
3年間ね、このコロナで悩んでいる経営者の方からすると、そういう声が出ても仕方ないような僕は気がしますけどね。コロナ燃えかけにしてくれと、こういったところかと思いますね。
わかりました。後半はですね、そういった中で、例えば意外な現象が起こっている業界だとか、あるいは帰ってこれで儲かったとかですね、そういった話も伺えればなと思いますので、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
はい、ここから後半ですね。実は僕の手元にですね、8月前半の消費状況という記事があります。
JCBとそれからナウキャストという会社が一緒に調べたということなんですが、やはり旅行とかホテルは8月前半になっても厳しいという数字のようです。
例えば鉄道とか航空などですね、まあ交通機関と言っていいと思いますが、そこへの支出はコロナ前と比べるとやっぱり33.5%も減りましたということですし、ホテルや旅館など宿泊への支出は25.2%減っているということなんですが、その中で顕著だったものもありますということがこの記事に書いています。
物の消費ということなんですね。何か買うということでは16.7%むしろコロナ前より増えているというんですね。何が増えているのかというと、飲食料品などのネット通販が好調だったと。こういう記事なんですが、すごもり消費ということで、例えば田野さん自身はこの夏これ結構家で買ったなというもの何かありますか。
食品系ですかね。ちょっと贅沢しようと思って。
例えばどんなものを買いました。
12:01
うなぎとか。
いいじゃないですか。その話もうちょっとしてくださいよ。
お肉とかそういう。ちょっと普段食べないような。ちょっとすいません。
実体偽食した経済活動、記者活動でいいと思いますけど。例えばその時にいつも出かけて買うよりもちょっといいものを買おうというようなマインドっていうのは結構自分の中にあったと思います。
そうですね。私結構気をつけてまして、委員長と年寄りがいるもんですから。やっぱりちょっと結構感染気をつけてたんですよね。わりともう自主的に会食とかもほぼやってないです。私もう2020年のたぶん2月以降3回ぐらいしかやってないじゃないですか。
2年ちょっとで3回だけ。
たぶん。
1年1回ぐらいのペースですね。
産経新聞の経済部とかではもう必要なものは上司にきちんと結果をとって会食を再開させてると思うんですけど、私ちょっと怖がって。なかなか今いけてない感じなんですよね。
だからその分ですね、結構私的な会食とかもあまりしないですよ。だからお家で結構おいしいものを食べたいなということで、食品系は結構。
じゃあいつもよりも高級なものを買っていたわけですね。
高級かな。普段よりはお金をかけたと思います。
じゃあその辺はこの夏の中でも結構売上を伸ばしていたということが想像できるような気がしますね。
そうですね。結構サブスクでね、そういう食品を通販でやる人とかも増えたみたいな話は聞きますけどね。
今日と来週はこの夏の総決算で日本の経済どうなったのかということで進めていきたいんですけども、よく僕たちが気をつけなきゃいけないのはどうしても悪いところに目が行って、例えば旅行悪いな、ホテル悪いなということなんですけども、ある意味そこで使えなかったお金は行き先を求めてると思うんですね。
そこで使わなかったわけですから。その分をじゃあこっちで贅沢してみようとかこれ買ってみようとかいうところがある。それで実際に数字にもちょっと出てるんですが、そこの部分をあんまり新聞とかこういうラジオテレビって取り上げないじゃないですか。
やっぱり悪い悪いということの方が一般的にニュースになりやすいので、そっちばっかりに包括してしまうんですが、一方でこのコロナだからこそ好調だという産業とか生産者とかそういう人は必ずいるような気がするんですが。
15:03
そうですね、強制貯蓄でね。いといとやっぱり不衛生さんもいらっしゃるわけですから。コロナ禍、最近の話ではないですけども、やっぱり百貨店で非常に高額品が売れるとか、飽食品とかですね、そういったものが売れるとか、あと高級な会社が売れるとかですね。
会社は結構売れてるんですよね。
売れたとかね、そういう話はよく聞きましたね。
これも僕も感覚的に言うんですが、結構キャンピングカーがよく走ってるような気がするんですよね。
キャンピングカーですね。
普通だったら買わないような人があまり外に出られないし、鉄道とか飛行機も乗れないので、その分をそちらの使い道に当てて、コロナの中でも楽しむことを探しているのかなという気がするんですけども。
そうですね。確かにキャンピングカーはすごく売れてるみたいな話を聞いて、予約待ちで半年以上とか。
半年。
そういった話も結構聞きますので、ベンツか何かの改造車みたいなやつとか、最近テレビでも見ましたけど、すごい。2000万円くらいするようなね。
ですから、決してお金使いたくないという消費マインドではないなという気がするんですけど。
コロナだからなんとなく社会全体が萎縮していて、全ての消費が落ち込んでいるように思いがちなんですけども、結構使えるものには使っているというのが、今の日本の消費者の姿かなという気がするんですけどね。
そうですね。だいぶwithコロナというか、感染対策に気をつけてやれば、先ほどの話とちょっと矛盾するかもしれないですけど、旅行行ってもいいんじゃないかということで。
ですから、旅行の予約済みのものはキャンセルが少なかったというのはあると思うんですよね。
キャンビュー館の話も、これも感染対策の一環みたいなので、自家用車で感染気をつけて旅行できるんじゃないかとか、アウトドアの商品も結構売れているという話も聞きますので、コロナ禍はずっと自然観光のスポットが人気になったりとかですね。
そういうのはあったかと思いますね。
ういずコロナに結構みんな慣れてきたかなという気がして。そのあたりがですね、先ほど最初に出た旅行、宿泊、外食があまり数字が良くないんですけども、そのあたりも3度目の夏ということもありますけども、秋も3度目の秋になるわけですね。
秋の旅行なんていうのは、結構需要があるシーズンなんですよね。僕たち夏ばっかり思いますけども、秋も結構旅行する人はいるんですよね。
はい、もちろんあります。紅葉のシーズンでも関西ですと、やっぱり京都なんかっていうのは例年ですと、もうやっぱりホテル予約が取れないようなシーズンですから、もちろんコロナ前はウェインバウンドとかもありましたので、ちょっと状況は違うんですけども、それでも国内需要だけでも十分ですね。
18:15
需要が見込めるかなと思うんですけど、ちょっと10月、11月とか期待したいとこですよね。
これから本当の旅行シーズン来るんだと業界の方ほんと思ってるかもしれないですね。
そうですね。夏ちょっと諦めちゃったけど、コロナ第7波でちょっと延期しようっていうような方もいらっしゃると思うんで、あとはちょっとファミリー層がたくさんいる夏の混雑を避けて、やっぱり秋ですね、旅行しようっていう高齢者の方とか、いるかなと思うんで。
そこになると結構消費単価も高いんで、高級客室とかもしかしたら売れるかもしれないですね。
かもしれないですよね。でもそれは確実にあるような気がしますね。若い人は夏にそのまま行ったけど、高齢者がそこで夏はちょっとやめとこうと思ったんだったら、そのお金とともに秋に来てくれるという読みができるんじゃないかなという気がしますけどね。
去年とかゴールデンウィークとかでも結構高級客室は売れたんですよ。去年は、去年の夏とかゴールデンウィークとかはあれですね、もう本当に接触を避けようみたいなことで、例えば温泉付きの超豪華客室に専用の庭園なんかがついている。
もう部屋から出なくてもいいっていうやつですね。
そうです、もうそこだけで完結できてしまうという。そこをコネクトルームでつないでですね、わりと3世代とかで泊まれるような、ちょっとなかなか泊まれないですね、1泊だか10万とか20万とかするような客室が売れたりとかですね。
今年のゴールデンウィークとかも、京都の外資系ホテルなんかでは、もう本当に1泊で高級車1台ぐらい買えるんじゃないかぐらいの、本当に200万とか300万とかするようなプランとかが売れたりして、それも1泊じゃないんですよね。
それも数泊ぐらいとか、泊まるような富裕層がいるみたいなんですよ。もちろんあれですよ、キッチン付きのスイートルームに、そこの主婦が来てですね、その場で調理してくださって、全部提供してくださったりとかするんですけど。
いわゆるやっぱり海外旅行は言えませんので、国内で。しかも京都の、普段は寮邸とかで色々お食事をされるような富裕層の方なんですけど、寮邸がお休みだからと言って、高級なホテル、外資系のホテルなんですけど、そこでそういうのできないかみたいな感じで。
21:08
プラン化したらバンバン売れてですね。みたいなね、なんかそういう夢のような話もあったんです。
わかりました。非常に面白い話だと思いますので、ウィズコロナに合わせてですね、提供する側が非常に変わってきてるわけですよね。時代に合わせた商売ができるようになっているということなんで。
これはもう次の時代というか、来年再来年に向けて明るい材料だと思いますので、来週ちょっとその話をもっとこってりと聞かせてもらおうと思いますので、来週この続きよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
また、アップルポッドキャストでは高評価とレビューをお待ちしております。ぜひ皆様のご感想をお聞かせください。
22:20

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