はい、今晩のゲストは、大阪経済法科大学経済学部教授の藤原幸典さんです。藤原先生、こんばんは。
はい、こんばんは。大阪経済法科大学の藤原です。今日も引き継ぎよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今週はですね、関西経済の未来ということを一応テーマにさせていただこうと思っています。
未来を予測する上では、もう2年後に迫っている関西万博ですね。
これがどういう影響を関西の経済に与えてくれるのかといったことから伺おうと思っていますが、
先生がこの関西万博にまず期待していることというのはどのあたりでしょうか。
今回の万博はですね、70年万博もありましたけども、いろいろな特徴があってですね、
一つは単にですね、70年万博の時はですね、日本の経済がこれだけ成長したかというですね、
それを見せると、そういうアピールの場でしたけども、
今回25年万博はですね、世界のいろんな関係者の課題を解決していくと、
そういうSDGsですね、SDGsが実現した社会がどうなるかということを紹介すると、
それから新しい技術をですね、実際に会場で使ってみて体験してもらうと、
それからバーチャル万博ですね、会場に行けない世界の遠い人とかですね、
あるいは障害を持っている方がですね、オンラインを通じて万博を体験できると、
そういういろんな仕掛けを持っている中で、今回そういう70年万博が違うですね、
いろんな仕掛けを持った万博としてですね、世界中のいろんな人がですね、
今回万博を組めて経験し実感できると、非常に期待できるもんですね。
先生がおっしゃった言葉の中に万博は世界のショーケースだという話を先ほどちょっと伺ったんですが、
このショーケースというのは外国からいろんな技術が来て日本人が見られるといったことが、
まず一番にあると言っていいでしょうか。
そうですね、今回テーマに即してですね、そういう新しい技術をですね、実際に展示していくと、
それからSDGsが実現した先の社会はどうなるかということですね。
それを世界各国や国際機関が、日本の政府、日本の企業が展示して紹介していくと。
ある意味そういう一定期間、半年間の会議期間中に限定された実験都市ですね。
実験都市ね、はいはい。そういう空間ができるということですね。
なるほど、じゃあそこにどういう人が行けば一番効果があるというふうに思われますか。
やっぱり企業経営者でこれから何かやりたいという人たちということが一番ターゲットとしてはいいんでしょうか。
もちろんそういう新しいビニスをこれから考えたいというですね、そういう企業経営者はもちろん一定を引いておきたいと思いますけれども、
やっぱりこの先ですね、もう何十年生きていくそういう若い人ですね。
若い人がやっぱりその万博を見て、見たり経験したりということですね、加点して。
若い人がそういう発想力を展開していくですね、そういう場になってほしいですね。
藤原先生、前半で万博のことをたくさん聞いたんですが、万博となると当然ながら外国からのお客さんもかなり来るということになります。
インバウンドがこれから増えるということとも絡めてですね、
インフラの関係ですね、特に交通費は外国から食うということになると、どうしても関西の場合は関空ということになるんですが、
関空、あるいは今、伊丹空港と神戸空港の3空港一帯運営で活用度を増やそうということを考えているそういうニュースが多いんですが、
今後その中核になる関空はどのように活用されるのが先生はいいと思われていますか。
関西は3空港がありましてですね、これはかつて関西に3空港も多すぎるという議論もあって、
いよいよ批判を抑えてきましたけども、ようやく3空港はあって関西全体の航空事をさばいているという状況になってきています。
特に関西国際空港ですね、新型コロナが起こる前までは順調にインバウンド中心に利用する需要が増えてきています。
今ちょっと下がっていますけども、いずれ新型コロナが収まったらですね、インバウンドを含めて航空技術は戻ってきますからですね、
やがていずれはそういう関西国際の需要が増えていきます。
新型コロナが起こる前の2019年まで見てもですね、関西国際空港の処理する能力ですね、これがもう限界に近くに進まっていました。
今関西国際空港でターミナルビルのリノベーションが行われてましてですね、
去年の10月にですね国内線のリノベーションが完成しましたし、これから国際線のところもリノベーションが行われて、
25年の万博の直前ですね、2025年の3月にはですね、グランドオープンで聞いています。
ということで関西国際空港はそういうお客さんを受け入れる能力が高まっていくということで、
関西国際空港を大きなゲートウェイとして、関西の大きな役割を引き続き担っていくと思っています。
先週伺いましたけど、この艦船の誕生に関しては先生は関係のないときからたくさん尽力されているわけですが、
そういう姿はある程度予測されていましたですか、その艦船を作るんだというときからですね、
今の姿というのはある程度予測して、まあ想定内と言っているようなものでしょうか。
当初からの2000年代の初めにはですね、もうあの艦船は一本の滑走路ではもう負けないと、
そういうことは予測されていましたがですね、当初からそういう艦空の需要の伸びは予想されていました。
もちろんその間ですね、SARSがあったりとか、同時体圧程度があったりとかしてですね、
需要が変動しましたけれども、それでもインバウンドつけて艦空の需要をですね、順調に拡大してきたと。
やがてそういう所有能力が足りなくなるので、滑走路を2本目作って、
さらに今のタイムライブ量を回収していくということもですね、予想はされていました。
なるほど、まああの艦空ができるときは僕たちはハブ空港という名前でよく言っていて、
自転車の車輪のような形で、ここからいろんなところに行くという、まあそういう姿を想像していた。
あるいは24時間空港だということでね、かなり期待したんですが、
もうその姿に徐々に徐々に近づき始めているという感じですね、ようやく。
そうですね。
まあ今後もここがないと関西が発展しないわけですから、さらに充実させてもらわないかということだと思います。