1. 植物マナブラジオ
  2. #38 アンスリウムのここって何..
2025-12-02 16:09

#38 アンスリウムのここって何なん?

アンスリウムのここって妙に触りたくなるよね…。

花序を言葉だけで伝えるのはとっても難しい。

改めて企画応募してくれた方、メッセージ送ってくださった方、ありがとうございました!!

【メモ】

無限花序:総状花序・肉穂花序・尾状花序・散房花序・散形花序・頭上花序など

有限花序:二出集散花序・巻散花序・互散花序・単頂花序・多出集散花序など

【参考文献や参考にさせてもらったHPなど】

谷亀高広(2008)『はじめての観葉植物の手入れと育て方』ナツメ社

柴田規夫(2019)『植物なんでも事典』文一総合出版

サトイモ科植物の送粉成功に寄与する花形質(石川由希 他/「日本生態学会大会講演要旨」2021)

【お便りなどは投稿フォームにて】 https://forms.gle/fjDYgJTXUCaodcMN7

【X】りょーやん@植物マナブラジオ ⁠⁠twitter.com/plantmanabu⁠⁠

【メールアドレスはこちら】plantmanabu@gmail.com

サマリー

アンスリウムに関する詳しい解説が行われ、植物の特徴や花序についての知識が深まります。また、福島県の河又町でのアンスリウムの栽培方法や生産者の取り組みが紹介され、興味深いエピソードとなっています。番組は5周年を迎え、リスナーからのメッセージに感謝の意を表しています。特に植物に関するリクエストが多く寄せられており、今後の配信に活かす姿勢が見られます。

00:13
はい、始めました。植物マナブラジオ。皆さんこんにちは、RYO-YANです。
この番組は、植物に興味を持った私が、植物の話題や疑問について、
雑談形式で配信していく番組となっております。
はい、本当にね、お久しぶりですね、皆さん。いつの間にやら
冬になりまして、寒い寒いいうような時期になってきておりますけども、
インフルエンザとかね、結構流行ってるみたいで、皆さんはね、元気にお過ごしでしょうか。
この前募集させてもらったプレゼント企画、多数のご応募ありがとうございました。
お礼をお伝えするのが遅くなりましたが、皆さんのお手元にね、プレゼントが届いたようでよかったです。
ご応募の際に、メッセージもいくつかいただきました。本当にありがとうございます。
番組の最後に、いくつかご紹介させてもらおうと思いますので、ぜひ最後までね、聞いていただければなと思います。
アンスリウムの基本
さて、今日は、アンスリウムのここって何なん?っていうことで、
アンスリウムが頭に思い浮かぶ方は、なんとなく想像つく方が多いのではと思うんですけども、
あとわく見てもらえれば、ここかってのはわかるかなと思います。
それでは今日は、アンスリウムについてご紹介しつつ、この部分に触れていきたいと思います。では本編いきましょう。
はい、本編です。
まずは、アンスリウムという植物について、ざっくりご紹介していきます。
アンスリウムは別名、オオベニウチワともいい、サトイモ科アンスリウム族、またはベニウチワ族ともいいます。
原産地はコロンビアで、
半日陰で問題なく育つことから、
ご家庭でも扱いやすい植物のため、もしかしたら皆さんのお家にもすでにあるかもしれないですね。
15度以上あれば、週年楽しめるコスパの良い植物です。
アンスリウムの特徴といえば、なんといっても目を引く、映える、派手な色をした、
一見花のように見える部分ですね。
この部分は花ではなくて、ホウといって葉っぱの変化したもの、変態様ですね。
仏像の悟空を思わせることから、仏縁宝と呼ばれています。
鮮やかなホウのイメージが強い植物ですが、
葉の表面にビロード状の光沢があるものや、
葉脈に白い腐が生えるものなど、葉の美しい種も多くあります。
ボリュームのあるオオハチジタテのものは、象頭用によく利用されることもあるようですね。
個人的にアンスリウムのことを調べているときに、見かけた紫色のアンスリウム、
品種は、そのサイトには地図と表記されてたんですけども、めちゃくちゃ綺麗で好みでしたね。
この花のように美しい仏縁宝ですが、
葉が変化したもので、このように葉っぱが変化するものは変態様と、先ほどね、呼ばれると言いましたが、
アンスリウムの他にも変態様ってあるのかなぁと思ったので、少し調べたところ、
エンドマメのマキヒケは、葉芯が変化したものだったので、これとか、
タニク植物のトゲトゲとかもね、典型的な葉っぱが変態したものですね。
さて、アンスリウムですが、
自生地では、湿潤な森の木漏れ日が指すような場所にね、生育しているようです。
地面に根を張って、自生する種もありますが、
アンスリウム、アンドレアヌブなど、寒葉植物で流通する種の多くは、
茎の途中から気候を出して、樹木などに絡みつくように着所して育っているようです。
花序の解説
ここからはね、アンスリウムの
ここのね、部分について触れていこうと思うんですけども、
花のような鮮やかな部分が、葉っぱが変化したものということで、
ここの膨張の部分は、皆さんもね、あの、想像されている通り、お花にあたるものなんですね。
この花を語るために、まずは、
花除、花の除列と書いて、花除についてね、話しておこうと思います。
花除っていうのは、花の茎への付き方を言います。
大きく分けて、無限花除と有限花除に分かれます。
無限花除っていうのは、茎帳の成長点をいつまでも残しながら、
花除軸を伸ばして、徐々に上方へ、上の方へ花が咲き上がっていく花除。
簡単に言えば、花が下から上へ咲き進んでいく花除のことを言います。
無限花除と呼ばれる花除には、いくつかあって、
草状花除、肉髄花除、微状花除、
三胞花除、三茎花除、頭状花除などがあるようです。
ただ、草状花除という形を基本として捉えると、分かりやすいと言われています。
この草状花除っていうのは、多くの花が花除軸にほぼ等間隔でついてて、
それぞれの花には花幣、柄があって、
その花幣の長さがほぼ等しいか、上部ほど少し短い花除のことを言います。
こうやって話してて、自分でもね、なんか難しいなと思ったんで、
分かりやすく言うために植物の例を挙げると、
スズラン、
スズラン族とか、ギボウシ族、アカバナ族などが挙げられます。
なんとなくね、こう、想像がつきやすいかなと思います。
続いて、有限花除は、分かりやすく言えば、
茎の点に花ができて、その後、茎の途中で、枝分かれした枝に蝶花。
そこにもね、花ができるっていう形を繰り返して、花がついていく花除のことを言います。
有限花除って呼ばれるものも、いくつかあって、
二種種産花除、県産花除、御産花除、単調花除、多種種産花除っていうのがね、あります。
二種種産花除っていうのを、基本形として捉えると、こちらは分かりやすいようです。
二種種産花除っていうのは、
枝分かれする際に、一節に2本ずつ、枝を出す花除のことを言います。
例えば、ナデシコ族とか、
ツルウメモドキ族とか、仙人荘族などがね、挙げられます。
これらのね、お花の画像を見てみると、分かりやすいのかなと思います。
本題の、アンスリムの坊主の部分は、
無限花除の中の、肉髄花除にあたります。
肉髄花除っていうのは、字で書くと、お肉に、
稲穂の穂と書いて、肉髄花除と言います。
この坊主の部分、この部分が、
花状軸と言って、で、その花状軸は、多肉質になってて、この太い軸の周囲に、
柄のない小さな花が密集して付くものを、肉髄花除と言います。指します。
花というよりは、なんか小さな突起物の集合体みたいなね、感じですね。アンスリムだと。
よく、地域のニュースで、なかなか開花しない、植大王コンニャクが開花を迎えそうです、っていうね、
おへましいニュースが、全国のどこかの植物園でね、開花しそうになったら、ニュースが出たりしますけども、
植大王コンニャクなんでね、めっちゃ分かりやすい肉髄花除なんですよね。
周りの植大のようなヒラヒラが、物園法ですね。
植大王コンニャクは開花すると、余談ですけど、めっちゃ臭いらしいんですね。
アンスリムはね、全然臭くないんでね、良かったなぁと思うんですけども。
さて、アンスリムのここって何なん?って話でしたけども、棒状の部分は肉髄花除でしたね。
アンスリムは何と言っても、物園法の艶やかな質感と、
カラーバリエーションが豊富なところが見ていて、楽しい植物に思います。
あの植物が持つ質感に思えないテカリ声が、ほんとすごいですよね。
何かの樹脂で出来ててもおかしくないよね、そんな質感です。
しかも、アンスリムは育てやすくて、室内で管理ができる植物なので、
部屋に彩りを添えたい方は是非ね、買ってみてはいかがかなと思います。
僕は職場にアンスリムが複数鉢置いてあるので、いつもね、眺めて楽しんでるんですけども、
殺伐とした事務所にね、鮮やかなピンク色がかなり異彩を放っていますね。
日本でもアンスリムを作ってる産地みたいなのがあるのかなぁと思って検索すると、
福島のアンスリウム
福島県の河又町っていうところで、
震災の復興を兼ねてアンスリムを作ってるみたいです。
それもなんかちょっと面白くて、元々ね、トルコ技教のブランド産地でもあるみたいなんですけども、
2015年に近畿大学などの支援を受けて、試験栽培がね、アンスリムの始まりました。
しかも、土ではなくて古着をリサイクルした
ポリエステルの売地を使うっていうことで、珍しいね、栽培方法で行われているようです。
出荷組合はね、30代から80代幅広い年代の生産者が所属してて、
国内で流通するアンスリムは大半が輸入品なんですけど、
自動でね、水や肥料を与えるシステムを駆使して、
いわゆるスマート農業ですね。
年間50万本のね、生産を目標に掲げて今やっているみたいですね。
こういった産地のね、ストーリーがたまに中に少し入っていると、お花屋さんに行ったときにね、
福島の河又生まれのアンスリムがあったら、ちょっと手に取りやすくなったり、なんかね、ちょっと嬉しくなりますよね。
皆さんももしね、お花屋行って、こういったアンスリムがあればね、ぜひ手に取ってもらいたいなと思います。
はい、では今日はこの辺で。
はい、本日もここまで聞いてくださりありがとうございました。
今日の花言葉はアンスリムですね。
アンスリムの全体の花言葉は、情熱、恋にも耐える心、
煩悩ということで、特徴的なアンスリムの仏縁法がハート型に見えることから、
情熱的な恋愛感情を連想させる言葉が付いたとされています。
またアンスリムの色ごとにも花言葉が用意されているようで、
赤は情熱、ピンク色は飾らない美しさ、白色は熱心、
緑色は無垢な心といった意味も持つようです。
恋にも耐える心っていうね、あんな言葉すごいですね。
ぜひ今現在、
も耐えている方、アンスリムね、いかがでしょうか。
さてここからはお便り紹介ということで、
プレゼント企画にご応募いただいた皆様から、応募フォームのメッセージ欄を通じて、メッセージをね、お寄せいただいておりますので、
いくつか抜粋して紹介させていただこうと思います。
ラジオネームのりまきさんからのメッセージです。
5周年の感謝
番組5周年おめでとうございます。
これからも、ルヤのイケメンボイスと、ゆるく心地よいテンションでの番組配信を楽しみに応援しています。
植物学の専門用語がわからないことが時々あるので、
少し噛み砕いてくださると、文外科の私もついていけるので嬉しいです。
禁煙は続いていますか?
お酒や料理の味がよりクリアになったとか、いい効果が出てるといいですね。
たまに雑談会が挟まるのも好きです。とのことです。ありがとうございます。
そうですね、いつの間にやら番組をあんまり配信していないので、いつの間にか5周年経ってたんですけども、
ゆるく配信しております。
専門用語の噛み砕きについては、私も専門用語がわからないことが多々あるんですけども、なんとか頑張って
言って終わりで、もうちょっと分かりやすく喋れるように配慮していきたいなと、頑張っていきたいなと思っています。
禁煙は続いていまして、今チラッと見ると、
禁煙してから623日経過しております。
お酒料理の味が多分美味しくなったのか、禁煙する前と後、今ではですね、
3キロぐらいちょっとね、ウェイトが増えてしまったので、今ね、ちょっと
運動をしなきゃなと思っているところなんですけども、これからもね、
禁煙はしていきたいなと思っています。
続いて、ラジオネームけんぼうさんからメッセージいただきました。
植物マナブラジオは、夜の農家さんからたどり着きました。農薬の話も面白いし、ためになります。
もちろん植物の話は細かすぎて、面白く取り込みになります。
これからも末永く頑張ってくださいとのことです。
けんぼうさん、ありがとうございます。
この方以外にもね、夜の農家から植物マナブラジオを聞き始めましたっていう方はね、
結構いらっしゃって、メッセージいただいておりますね。
夜の農家にね、出演するたびに、オープニングでね、
だいたい植物マナブラジオのレオヤンですっていう自己紹介をしているので、それをね、
続けてきてよかったなというふうに思ってますし、
農薬の話とかはね、この番組ではしないんで、ぜひね、まだ夜の農家聞いたことないよって方は、
この番組聞いている方は、ほぼいないんじゃないかなと思うんですけども、そちらのね、
夜の農家の話も聞いていただければなというふうに思っています。
リスナーからのリクエスト
ゲモさん、ありがとうございます。
続いて、ラジオネームヤコさんからいただいたメッセージです。
どうやって触れているのか、お話しいただきたいなと思います。よろしければお願いいたします。とのことです。ありがとうございます。
キヌガサタケですね。調べてみたら、結構レース状の綺麗なね、
いわゆる珍しいキノコっぽいんですけども、それがね、たくさん生えて困っているみたいですね。
せっかくリクエストいただいたので、またちょっと調べさせてもらってですね、
あの植物マナブラジオと取り上げて、ちょっと配信させてもらいたいなと思っていますので、ぜひね、
ヤコさん聞いていただければなと思います。
メッセージありがとうございます。
続いて、ご紹介するメッセージで最後にしようと思います。
ラジオネームココソビーさん、いつもありがとうございます。
思いをハセトーク枠として、りょうやんさんが小さい頃、
見た目が気持ち悪いなぁ、ひえーっと思っていた植物について取り上げていただきたいです。
私は通学路に生えるマムシグサに怯えていました。
物演法を見ればなんじゃありゃ、身が慣ればウヘーです。
とのメッセージをいただきました。ありがとうございます。
はい、思いをハセトーク。
そんな
コーナーがありましたね。随分とやっていないんですけども、
こちらもリクエストということで、久しぶりにね、思いをハセトーク、ちょっと考えてみようかなと思います。
見た目が気持ち悪いなぁと思ってた植物なんですけども、
なんかね、今パッとはすぐ出てこないんですけど、なんか子供の頃思ってたのがあるんですよね。
ちょっとそれを思い出して、思いをハセトークね、してみようと思います。
ココソビーさん、メッセージありがとうございます。
今日ご紹介させてもらったメッセージ外にも、たくさんのメッセージが来ておりました。本当にありがとうございます。
全部ね、紹介しきれずすいません。
また、このようなね、メッセージをご紹介できる時間を設けていきたいなと思っておりますので、
番組のね、Googleフォーム
欄から、メッセージをくれるようになっておりますので、番組のご意見ご感想とありましたら、そちらからね、送ってもらえたらと思います。
また、植物マナブラジオのリョウヤンで、旧TwitterXのアカウントがありますので、そちらフォローいただいて、
DMを送ってもらってもいいですし、
Gmailのね、アドレスもおそらく載っていると思いますので、そちらからね、送ってもらえればなぁと思います。
また、皆さんのね、お聞きのPodcastのプラットフォームのね、フォローするボタンと、押していただいて、
もし、今回のね、配信も面白かったよっていう方はですね、ぜひレビューですね、
星を5点、4点ですね、高評価いただけると大変私、喜びますので、ぜひよろしくお願いいたします。
はい、ではここまで聞いてくださった皆さん、本当にありがとうございます。また次の配信でお会いしましょう。
バイバイ。
16:09

コメント

スクロール