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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この番組はSpotify独占配信でお送りします。
今回のテーマは、中学受験が終わりました。何度かお話ししてきた中学受験ですけれども、2月上旬で終わりました。
終わった時に思ったのは、長かったなあってことですね。
塾に通い出してから約3年、学年が上がるにつれてだんだんと時間の制約も出てきまして、6年は土日も塾で、6年に入ってからやったプリント類だけでも、
これインスタに載せますけど、こんなに買いっていう量なんですね。本当に子どもはよく頑張ったなと思います。
結果としては期待通りだったところもあれば、そうでなかったところもありまして、さまざまな経験を経て、最終的には進学する学校も決まりまして、
素敵な学校に進学できるということで、親子で期待を膨らませて前に進むだけっていうのが現在地ではあるんですけれども、振り返るといろんな気持ちの起伏があったので、
今回はつらつらとお話をするつらつら会ということで、ちょっと振り返ってみたいと思います。
これまでの番組で中学受験についてお話した回では、特に直近のいよいよ中学受験試される親父からの回では、
私自身、中学受験は経験してきてないっていうことと、中学受験にどっぷりつかりすぎたくないとか、単にコピーおばさん、ファイル取りまとめおばさんになり下がってるみたいなお話をしました。
言ってみれば意識的に少し距離を置いてたっていうのもあるし、面倒を避けてきたっていう気持ちが全くないかっていうと、それは嘘になりますね。
それとこれは本当に母の病気のこともありまして、正直受験よりもそちらのが心配で実家に行ったりっていうのもありましたし、ちょっと受験が後回しになっているっていうところがあったんですね。
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前回の話では、頑張っていることが尊いとか、子供のいいところを見るみたいなことも言ったと思うんですけど、最終盤、親である私にすごく焦りみたいなのが出てきたんですね。
うちの子がマイペースで、そんなに他の子がどうとか気にしないタイプだったっていうのは、いいところでもあると思う一方で、いつまで経っても本気にならないように見えたんですね。
合格体験期なんかを見ると、直前期には小学生がこんなにできるのかと思うくらい勉強していたとか、目の色が変わったなんていう話もあったりして、うちはそういうところに出てくるパターンにはどれも当てはまらなかったんですね。
毎日将棋アプリをやり続けたり、好きあらばドラえもんの映画をAmazonプライムで見続けてみたり、落ち着いて考えたらうまく息抜きをしているっていうことなんですけど、そういうふうに自分を納得させるときももちろん何度もあったんですけど、
でも、やっぱりそんな姿を長く見ていると、本人の気持ちを測りかねて不安になるんですよね。
小学校受験もやってないし、受験っていうものが人生で初めてなわけですよ。だから実感が湧かないっていうのは当然なんですけど、本気になってやってる子もいるっていう現実に焦るというわけですね。
本来のセオリー的には前向きな声掛けだけをしないといけないっていう時期ではあったんですけど、ご飯とお風呂以外は勉強に没頭していたなんていう話が実際にあるわけだから、危機感を持ってガリガリやってる子もいるんだろうって思うと、不安になってね。
なんとかやる気を盛り立てたいと思って、そういう子もいるっていう話をしてしまったりもしたんですね。
そういう時は子どもの方が大人で、人は人って返してきたりとか、お母さん前向きな声掛けでしょなんて言われたりして、親が沼にはまらずにいられたのは子どものおかげだなっていうのを本当に思います。
冷静に考えたら、私から見た理想的な頑張る姿っていうものに一致していないっていうだけでね、本人としてはきっと精一杯やってたんですよね。
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それもね、理屈では理解もできるんだけど、当てりが混ざってついね、小言が出ちゃうんですよね。
でも勉強してるのは本人であって、私はね、なんかわからないところを聞かれても結局ネットで調べるか、算数理科の計算なんかだとね、塾で聞いてきたらなんて言うだけで、何にもしてないんですよね。
頑張ってもいないくせに外野からうるさく言うだけでは全然ダメだなっていう自己嫌悪にも陥るわけですよ。
うちはずっとリミング学習をしてたんですけど、囲もう演習を始めてからは40分なら40分ね、集中してやらないといけないから、集中できる環境でやったほうがいいっていうことで、一つ寝室を勉強部屋に仕立てまして、そこで囲もうしてたんですね。
そのうちだんだん勉強はずっとその部屋でやるようになりまして、それからはね、親のノータッチ度が上がっていって、上の子が囲もうをやってる間ね、下の子とはまってたスパイファミリーを見たりとかね、そんなくせに本気を出せとかね、子供に言うなんてもうダメな親だなと思いました。
そんな中ね、1月中旬あたりからいざ受験が始まったんですね。前にも言いましたけど、首都圏の中学受験っていうのは埼玉から始まって、次に千葉、2月に入って東京、神奈川の試験が始まるんですね。
本当に最終盤の2週間くらいなんですけど、一緒に勉強の計画作りをしたんですね。親もやっと受験生の親になったんですね。
これまでは子供がどの教科の何をどれだけやったら休憩とか一緒に決めようよっていうふうに言ってきても、とりあえずこれとこれとこれ絶対やらなきゃいけないんだよね。まずこれやったらなんていう感じで言って、どっしり腰を据えて子供と一緒に勉強のことを考えるっていうことをしてなかったんですね。
子供は休憩に向けてこれをやるっていうほうが頑張れるから一緒に考えようよって言ってたにもかかわらず、真剣になってこなかったんですね。そんな過去への反省もありました。
それにこの時期になるとやることが明確になってきてたんですね。進学するためっていうよりも練習のために受けるっていうような学校もあったんですけど、これ塾からお勧めされるんですね。
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そういうところも一応過去問をやらないといけないっていうのがあって、過去問は今日か何十分ってやる時間が決まってるから区切りをつけやすいし、計画も立てやすいんですね。
直しは何分でやろう。終わったら休憩。これが終わった後の休憩は長めに取ろうとか、ここは予定より早く終わったら全部休憩時間にしちゃおうなんて言って、結構細かく一日の予定を立てたんですね。
そうしたら集中力が増したように見えました。こなすことを目視できるように全部書き出したっていうのも良くて、やったものを二重線で消していくっていう作業も努力が目に見えますよね。
大きな方針として自学自習っていうのは前提大事だと思うんですけど、小学生の勉強っていうのは目に見える達成感みたいなのが大人が思う以上に大切なんだなっていうのを、こんな直前期ですけど改めて思い知ったんですね。
勉強の時間はちゃんとやってるわけだから、その分休憩の時はAmazonプライムの番組も見放題、将棋もやり放題、携帯のゲームも目を休めてねなんて声掛けはしつつ、自由時間は短くしない、削らないっていうことでやったんですね。
結局最後の最後までドラえもんは前日まで見てましたけど、この期間は結構メリハリをつけて頑張ってまして、本人も達成感がある様子でしたね。
これまで私、メリハリっていうのを言い続けてきたんですよ。でも言ってるだけで、言葉にしてるだけで親が満足してたんじゃないかなっていうのも感じまして、ここでもこれまでの自分の態度に反省がありました。
6年の秋以降、怒涛のテスト、模試三昧っていう時期がありまして、その時期もやきもきはしたんですけど、いざ本番受験期間、これねはっきりと合皮の出るような試験が続くこの2、3週間っていうのは、親の感情が思った以上に揺さぶられました。
うちは全ての試験において、合格発表を親が先に見るっていうことはしない。子どもと一緒に見るっていうのは子どもの希望だったんですね。だからこっそり先に見たりもしないで、忠実に一緒に見たんですね。
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コロナもあって、今は合格発表っていうのはホームページ、ネットのみっていう学校が多いんですね。受験番号とパスワード、成年月日なんかを入力すると、あなたは合格です、桜咲くみたいな画面に切り替わるっていうパターンが多いのかな。
受験番号をずらっと、合格者の受験番号をずらっと表示するとか、その両方を取り入れたっていうパターンとか、いろんな学校があるみたいですね。
いざここは実際に通いたい学校とか、ここの学校の合否で今後どこをどれだけ受けるか変わってくるっていう試験の合格発表のときは、子どもの前でポーカーフェイスを装っていても、携帯を操作する手がブルブル震えました。
中学受験っていうのは、閉館する学校の計画、シミュレーションっていうのがすごく重要なんですね。
例えば、第一希望の前に第二希望、もしくは第三希望が受かってたら、もう第四希望以降は受けなくてもいいっていうのがあったりとか、出願はしておかないといけないという場合もあるんですけど、でも受けなくてもいいとか、逆にこの学校が受かったからこのチャレンジ校に挑戦してみようとか、
あとここの学校がダメだったから、まだ出願できるこの学校も受けようとか、ここの午後入試も受けようとか、午前中に別の学校を受けて、その後午後に試験をやっている学校へ移動して、またテストを受けるっていうパターンもあるんですね。
出願できる期間っていうのがギリギリまでOKという学校もあれば、早くに染み切っちゃう学校もあるし、合格した後の入学金をいつまでにどれだけ振り込んでおかないといけないとか、これ全部学校によって全然違うんですよ。
だから親が情報を全部把握して、緻密な準備をしないといけないんですね。そんな中でいい結果だったらやったーでいいけど、ダメだったときこそ親の声かけが大事になってくるから、それに心を砕くことになるんですね。
ダメだったときは、どんな声かけをしようかを事前に考えてシミュレーションしておかないといけないわけですね。そうすると親の方がいろんなことを考えて悪い想像をどんどんして不安になって、さっきお話しした手がブルブルにつながるっていうわけですね。
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合否を見る前に、どうかなー怖いねーなんて、ちょっと笑顔で子供が言ってるのを見て、この後のログインのタップでどうかこの笑顔が失われませんようにって、なんか祈る気持ちでもあったんですね。
これね、自分の受験のときは自分の手応えで大体わかるっていうのもありましたけど、こんなに感情が揺り動かされるっていうのはなかったと思いますね。
思った以上に桜色の合格ですっていう画面を見て、パーッと私の心も華やいだし、泣けてきたしね。合格をくださった学校への感謝の気持ちっていうのがすごかったです。
本当に心からありがとうございますって思ったし、通うつもりがなくて受けてた学校に対しても、ちょっと遠いところの学校でもね、もしかしたら通わせていただくかもしれません。その際は本当によろしくお願いしますっていう謙虚な気持ちがすごく湧き上がってきたんですね。
逆に合否と同時に点数が出るような学校もあって、出せた力を点数で突きつけられるわけですね。ガーンっていうのもあって、そうするとその後の試験どんどん悪い方に行くんじゃないかって想像が膨らんで、暗い気持ちにもなったんですね。
我が家はね、ずっと中学受験に対してやりたくなくなったら、もういつでも辞めて、公立中に通おうっていうスタンスでやってきたんですね。
実際、本当にそう思っていたんですけど、この最終盤では、やっぱり子どもの合格を心から願いましたし、結果も結果なんですけれども、とにかく力を尽くしてやりきってほしいっていうのを思ったんですね。
振り返れば、子どもを信じようっていうのを理屈ではわかっていても、親がやきもきしたり小言を言ったりしちゃうっていうのは、これ全ては最もらしい理由をつけて、親の不安をぶつけてるだけだったんですね。
それは家中にいるときも自覚はしてたんですけど、わかってはいても感情との兼ね合いが難しくて、親が試された末、中学受験というものに押し負けていたっていうことですね。本当に未熟でした。
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合格体験記っていうのもまた癖もので、直前期こそ親も読もうと思ってもう一度読んだら、逆に不安に駆られるっていうこともありました。こんなにまだやってないことに追われてるのに、合格体験記の子が言ってるようなこと、これ全然できてないじゃんとかね。
でも、これは母が亡くなったときにも思ったんですね。この病気からこれをして感知しましたっていう本がよくあるんですけど、それはその人がそうだったっていうだけで、他の人に当てはまるとは限らないんですよ。
もちろんそれを書いてる方は、それを人に伝えることで救われる人が一人でも増えたらいいって、そういう思いで書いてるんだと思うんですけど、必ずそれで救われるわけではないし、それができるわけではないし、逆に翻弄されたり、自分はそうではないっていうふうに思い知らされるっていう残酷な面もあるなと思ったんですね。
第一志望の試験が終わって迎えに行ったとき、それと受験が全部終了して進学先が決まったとき、息子がこれまでいろいろありがとう、ずっと僕を支えてくれてありがとう、僕はその支えのおかげで頑張れたよってことを何度も言ってくれたんですね。
あと八つ当たりしてひどいこと言ってごめんねとも言ってくれたんですね。
私も一緒に計画を立てた直前期ですね。
あ、直しの時間入れてなかったねとかなって、ここの休憩1時間半あるから、ここちょっと削るって言ったら子供にブーブー言われたりとか、もうこの後に及んで漢字を丁寧に書かないとかね、いくつか重なって、言い訳なんですけど、生理前のイライラとかも手伝って。
私が親、もうきっと親が関わってるってことも当たり前だとしか思ってないに違いないみたいな風に思ったこともあって、ガーッと言ったこともあったし、それで後で反省して謝ったりっていうのもあったんですね。
でも子供はまだ小6なのに、これ簡単に逃げ出すってことも投げ出すこともできないっていう勉強をずっと続けてて、ストレスも溜まってただろうに、どうして全部受け止めてあげられなかったのかなって。
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本当に人として未熟だったなっていう反省と、子供の方がよっぽど大人っていうか、子供への感謝の気持ちでいっぱいになりました。
この受験最終盤の時期ですね、親の一番の役割は子供の緊張とか不安を和らげることとも言われるんですね。
そもそも本番の前には、子供っていうのはすごい緊張するっていうのが当たり前のセオリーとして塾でも話されるんですね。
いかにその緊張をほぐすかっていうことに、親は心を砕かないといけないっていう風に言われるんですよ。
うちはうちっていうエピソードとしては、そんな中でうちの子、そういう緊張も見られなくて、逆に不安にもなりました。こんな緊張感ないままで大丈夫だろうかっていう。
一応試験前日に、明日緊張したらどうしようっていう言葉もあったんですけど、結局行きの電車では、逆に全然緊張しないけど大丈夫かなっていう発言があって、どこの本番でも結局緊張はしなかったっていう風に言ってたんですね。
いつも淡々としてて、これは本当に今思っても長所だと思うんですけど、なかなか家中にいるときは相当ばかりは思えませんでした。
親の声かけっていうのも、何を言っても結局後悔するんですよ。頑張れと言ったら言ったで、追い込んでるかもと思って、試験前に問題文よく読むんだよなんて言ったら、後で私がやっていたせいでゆっくり問題文読んで、時間なくなったらどうしようって心配になったりとか。
結局うまくいってもいかなくても、中学受験なんて小さな通過点なんですよね。そうは思いつつ、やっぱりかなりの時間を費やしてきたわけだから、親が力まなすぎても、もっと親が真剣にならないといけないんじゃないかなって思うし、本当に中学受験っていうのは気持ちが消耗しました。
もしかしね、これさっきの子供からの感謝の言葉ですね。何より子供が試験を終えた後に迎えに行ったときに、後悔はないよって言ってたんですね。あと教育ジャーナリストの太田俊政さんの、笑って終えられるようにっていう教えは守れたかなっていうので、今はほっとしているところでしょうかね。
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中学受験やってよかったって手放しで言えるほど簡単ではなかったですけども、長時間の試験を子供は自分でその中で気持ちを立て直したりしながらやり切れた。
一科目がダメでも次の科目、気持ちを立て直して頑張らないといけないんですね。そうやってやり切れたこと、嬉しい思いも悔しい思いもきっと本人の大きな財産になっているだろうと信じます。
何より、このコロナ禍、体調も崩さず、試験をやり終えることができました。これもね、どんだけ寝られるのって言われながらも、9時間睡眠、死守、それから心の平穏を守りながらの休憩のおかげっていうこともあると思います。
もちろんね、塾の先生にもすごく本当に感謝してます。それから私の話をいっぱい聞いてくれた私の友達にもすごく感謝してます。本当にありがとうございました。
ポッドキャストで話すことも自分の考えが整理されたりして助けになりました。お聞きいただいている皆さんもいつもお付き合いいただいて本当にありがとうございます。最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
受験の当日は、朝送っていくのは夫にお願いをしたんですね。コロナ禍ということもあって、学校側も送り迎えは保護者1人でお願いしますというふうに言われているのもあるし、私は余計な声がけをして、もう余計な心配を増やすだけかなっていうのがあったのと、電車が止まったりとかね、突然のトラブル、実際にもありました。
そういうトラブルに対応する力は圧倒的に夫の方があるので、お願いしました。
お迎えは私が行ったんですね。このお迎えっていうのが、思ったよりも子どもが出てくるまで時間がかかったりとか、寒空でずっと立っているわけですよね。やきもきしながら立っているっていうのもあったかもわからないんですけど、これが疲れまして、肩こり、腰痛、頭痛、受験が終わってからもしばらくは頭痛薬を片手に、体調不良を整えないように、
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やきもきしながらの生活をしておりました。
白針の井戸端番組、職業主婦です。もしよかったら番組のフォローボタンを押していただけたらと思います。新しいエピソードが追加されて、聞いていただきやすくなります。ご意見ご感想などメッセージもフォームやインスタグラムで送っていただけると嬉しいです。それではまた。