なんかね、文部科学省が、理系学部の増加、理系を増やせっていう方針なんだって。それをさ、私立大学に促すっていうのがあって。
背景にはね、人工知能、AIなどの進展に育成が追いつかない危機感がある。
っていうのがあって。なんかね、2040年かな、AI、ロボットなどの活用を担う人材が300万人不足する恐れがあると推計してるんだって。
一方で大卒の文系は30万人余ると見てるっていうのはあるわけ。
余っちゃうんだ。
そういう推計を出してて。で、そのAIとかの研究をしてほしいから。
ということで、2022年度に作った基金と、その後の残金と増額みたいなのを合わせて、1000億円かけて、文系中心の大規模な私立大学にね、理系転換や文理融合教育の強化を促すっていうのがあるわけ。
だからその、今ある学部をちょっと理系っぽくしてくださいなのか。
理系っぽくって。
理系っぽくっていうかなんか、でも一時期さ、私たちが大学受験してたような時期からさ、情報系の学部増えてきたじゃん。インターネットの回答とともに。
文系なんだけど、ちょっと理系要素入ってるみたいな、なんかこれから役立ちそうみたいな学部出てきたじゃん。
まあそういう学部をもっと増やしていこうってことなんだよね。
なるほど。
でさ、これでも問題点があって、明治学院大学が24年度に初の理系学部、情報数理学部っていうのを作ったんだって。
で、文系でも志望できて驚いたなんていうね、受験生の話を載せたりしてんだけどさ。
これはすごく稀なケースなんだって。
そのお金が出ますって言って、じゃあ大学そのお金を使って新しい学部作りますっていうのは、多くの場合うまくいかないんだって。
そうなの?
うん、なんかね、もううまくいかない理由として、大学が申し込むじゃん。大学がその制度を申し込んで、お金欲しいですって言って。
支援の上限額、一つの学校で40億円に倍増するってあるんだけど、まともかくもそもそもの額も多いわけじゃん。そんなお金ももらえるからやりますみたいな。
なるんだけど、何がネックになるかっていうと、大学側は企業出身者とか、そういう人を教員として想定してたんだけど、国が重視したのは博士号を持つ教員なんだって。
そんな人、簡単に見つかりませんよ、みたいなことでトンザしたりするんだって。
でもそりゃそうじゃないんだって、今までなかった学部作ってさ、そこで教える人ってさ、だって学部がなかったんだもん、そんな学部がさ。
それのプロフェッショナルをさ、なんならまず育てないとさ、教員。そんななんか適当な人にね、簡単なことを教えられるっていうこともないんだろうけど。
でもなんか、そりゃそうだよなって思って。
で、その先の話として、だからもう高校の段階で理系育成を強化しようみたいなことを文科省は考えてたんだって。
っていうニュースを読んで、ふーんと思ったわけ。
あーなんか理系を増やしたいんだ、確かにね、AIが台頭してねって、確かに日本暮れてるしねって、ふーんと思ったわけ。
ともかくね、だから国は理系に転換を促してるんだけど、人気は文系になってて、なんか流れが逆になってね。逆だからなのか。
なんかでもさ、食いっパフレないっていう意味で言うと理系っていうイメージはもう10年以上残ってたよね。
ずっとそうだったよね、理系志向だったよね。
そうだよ。今の30歳くらいの人とかってもう全然理系志向の時代の人だもんね、アラサーは。
俺らの時は、私50歳ですけど、どっち?文系どうなった?文系と理系ってどっちが人気あった?半々くらい?
でも多少理系の方が多かったような気もするな。どうだったかな?文系理系の降参で分かれたよね。
いやでもあかんわ、愛知県っていうのはさ、製造業って理系が基本有利じゃん。
確かにね。
それがあったかもしれない。
あったかもね。
だから文系でなるっていうのは、いわゆるオフィスワーカーだよね。あと官僚、役場。
本当に文系の方が人気あるのは不思議だな。
本当だね。
でももう一か所困っとるわけだ。
多分ね。
どうすんだろうね。
どう思う?しかし。
どう思う?
じゃあ例えばうちの子、好きにしたらいいけど、子供がさ、自分で選べばいいけど、どっちの方が有利とかっていうのはあるかね。
有利ね。
適正とか関係なくね。
まあでもさ、自分は理系の勉強をしていないじゃん、大学で。
まあでも美籍部まであったんでしょ?大学でやってた。
そうそうそう。そこの知識ってさ、なんとなく文系の大学の知識っていうのはさ、自分でも書籍とかで補えそうなイメージが多いんだけど。
でもそれは理系もそうじゃね?
書籍。
シャート式を丸覚えすぎてるから。
いやだからでも理系のさ、なんか深める話っていうのはさ、なんか研究とかさ、なんかそういうのって。
でも研究って言ってもさ、じゃあ一つのことをすごいやるわけじゃん。特に院に行ってってなるとさ、一つの研究だけを深めるわけじゃん。
そうするとじゃあ、まあなんか、全般の知識が深まるってことでもないか。
逆だねむしろね。だから何か、貝の中に含まれている毒の成分について調べるとかだよね。
それを突き詰めるわけだもんね。
それ以外のことは何もしないんだよ。
そういう意味で言えばね、社会を見つめるってことで言えば、文系のほうが。
だからまあ、文系と理系で分けるの自体はナンセンスだけど、すごいごく一般的な話としてね。
まあそういう感じがあるなと思うのは、理系で専門職になればなるほど、一般的には他者理解下手だよね。
まあだからさ、そういうふうにはまれる人が、そういうものを思考してるっていうところもあるよね。
そういうやっぱり一つのことを突き詰めたい的な人が、そっちに興味を持ちがちだから。
学際的、要するにさ、何々学、何々学ってあるじゃん。
の間とかさ、際際にあるところみたいなのがすごい苦手なんだよね。
うーん、なんかでもな、文系って言っても広いからな。
でもなんか、勉強ってみんなこのままこういう感じで続けるのかな。
どういうこと?
AIあるよ。
そうだよね。
電卓とはわけ違うね。
なんかさ、受験知識で上手にできることってさ、AIのほうが何倍も上手にできるわけだ。
まあでも自分の頭でちゃんと考えられるかどうかは違うでしょ。
それってさ、でもさ、文系かな。
自分の頭で考えられる?
うん。
今私がちょっとパッと思いついたのは、数学だったけど、数学で考えたときに。
数学はまさにさ、自分の頭で考えるわけなんだよね、あれ。
だってさ、コンピューターの方が早いし正確なじゃん、どんな数学ね。
だけど、やっぱり自分の頭でそれを組み立てられるっていうことが大事なのかなっていうのをまず想像したところで、今文系かなって言われて。
確かにね、文系ってなに?分析的なイメージだからざっくりとした。
そんなもん日本にしかないから。
だけどそれをさ、俺塾の中学校の時に通ってた学習塾の国語の先生にさ、田口先生って一言ってさ、その人にさ、言われたんだけどさ。
世の中には整数ってあるよね。
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9みたいな。
まあマイナスもあるけど。
でさ、その中には偶数があるよね。
2,4,6,8,10つって。
整数ってのはさ、数としては無限大の数あるよね。
偶数も無限大の数あるよね。
ってことは整数の個数と偶数の個数ってのは一緒ってことになるよね。
無限大だから。
両方とも無限大個だから。
なんで?
普通に考えたらさ、整数の方が場合多くない?
奇数があるからさ。
なんでそうなの?
あたしさ、そういうことさ、どっちでもいいと思っちゃうんだよね。
意外とでも理系もそういう人多いだろうな。
どっちかって言えば哲学じゃない?今のって。
そうなんだよね。
たぶん本当に頭使う学問ってそっちで。
で、それって理系と文系は関係ないかもね。
そうかもね。
だってさ、文系だってさ、何?
会計学とか全然、むしろ数学っぽい話だしさ。
そうだね。
うん。
いや、なんか一番多いのは医学だけどね。
あれすっごい暗記的な要素も多いよね。
まあなんか。
ただ、言わんとすることはわかる。
なんかそのさ、流行りみたいにしてさ、よくわからん。文系学部が増えすぎたってのはその通りだと思うよ。
国際なんとか学部みたいなやつ。
ああ、そういう感じのね。
逆に今、国際なんとか学部は人気ないっていうよね。
なんかじゃあ、流行りに乗ってんのかな?
今の若い子たちってさ、海外行くって言っても韓国か中国なんだよな。
私の周りの話をしてるけどさ、あんまりその欧米みたいな話聞かないね。
もうでも欧米がさ、遠くなったよね。お金もかかるしさ。
で、あとあれもね、ほら昔から言うけどさ、バックパッカーが減りましたよねみたいな感じもあるじゃん。
まあそうだな、円安だからな。
そういえばあなたね、うちの子供たちの話してたよね。
え?
その話なんか流れたよね。子供、確かにね、うちの子には私は何も言わないつもりだけど、
何かこう、何がこう、選ぶならってことだよね、自分で。
私が何かこの子供の未来を、もしも選ばないといけないとしたら。
ああ、そうね、理系文系みたいな。
っていうことだよね。まあそれは確かに職業によるから何とも言えないけど。
職業によるの?
職業を見越して何々の職業に、例えば弁護士になりたければ法学部みたいなこと。
まあそうだよね。
そんなの嘘っぱちだと思うけどね。
いった学部でさ、自分の職業が決まるんじゃないか。
てか何になりたい職業なんてあるの?本当に。それ全部嘘だと思うけど。
まああと大学って何だろうね。
ごく一部にさ、マジ憧れの職業になる人いるんだよね。大谷翔平みたいなさ。
ああ。
いや、画家になるとかって多分そういうことなんだけど。
だけど普通の会社員になる人なんてさ、なりたい職業なんてある人はいないよ。
一般的にはね、小社員がなんかこう会社員の。
そんなもんだって東大に行きたいみたいな話でしょ。
そうそうそう。だからさ、それでさ、夢、小社員みたいなことならなくないと思って今。
ありえない、ありえない。
じゃなくって、例えば、昔ね、ブラジルに住んでいたことがありますと。
で、ブラジルの人たちの貧困を目にして、この人たちは資源国にいるにも関わらずどうしてこんな風に貧しいんだろうと、この状況を変えたいみたいな。
そこでその物流のシステムを変えたいみたいなのがさ、言うなら分かる。
そんな奴何人いるんだよって話だね。
まあそんなさ、高校生の段階でさ、経験も浅いわけだからさ、そこでさ、そういうことをガチッとさ、なかなか難しいよね。
小社員とかさ、知らなくもないけどさ、やっぱりなんかあれだよね。
全然知らないよ。
就職活動の優等生って感じは確かにあるね。
知らん、でも知らん。なんか身近にいなかったからさ、そんな人。全くあたしなんか身近な。
まあでもそうか、小社員と喋ったわけじゃないもんね。
違う違う、だから今はね、今は身近になったけど、昔自分が就職活動の時は。
まさに今言ったみたいな話でさ、自分が子供の頃に海外にいたりするっていうことがあるんじゃないの。
だけどうちの子たちなんかもう幼稚園時代だからさ。
みんな忘れてるしさ。
そんな仕事をしてる人とかなんかもう何にも関係ないじゃん。
ひた隠しにしてる。
何にも関係ない。
ひた隠しに。
多分それを言うことでさ、じゃあお前は現地の言葉が喋れるのかとかって言われるのは嫌なんだろうね。
そんな隠してんのかな、どうだろう。弟はあんま隠してないみたいだよ。
兄は隠してない?
兄も、まあ積極的には言わないけど、別に隠したら。
でもさ、目立ちそうなことは全て。
まあこれまではそうだったかもね。でもなんか今の学校ではそんな別に、普通に喋ってるみたいだよ。
普通に喋ってる。
違う違う違う、過去の子供っていう。雰囲気的にはなんかそんな雰囲気を感じたけど。
確かに小学校時代はそういうね、それも言わないっていう感じだったけど。
一度もね、はいはいって教室で手を挙げたことないで同じだよ。
一度もかどうかは知らないけど。
極めて乏しかったわけでしょ。
なんていうかね、目立たないように、立たないように行動してたよね。
文系系と関係なくなっちゃうから。
まあ終わろうか。
もうすぐあれ、荷物来るで。
確かに。
いつものお兄さんにご挨拶。
こんにちは。
こんにちは。
ふいじゃ。