1. 職業、主婦です! 〜迫真のイドバタ番組〜
  2. 田舎暮らしのリアル・自然編
2023-01-30 18:27

田舎暮らしのリアル・自然編

PIU
PIU
Host

長い田舎暮らしを経て、現在は都会暮らしをしているPIUです。想像とは違った田舎暮らしの一面が知っていただけるかも…!?
ぜひ聴いてみてください。

【今回の内容】
何かと広い、けど公園はない/クモの大きさが、えげつない/田舎育ちで得た知恵/蛇を囲む都会っ子/もぎたて、とれたて、ゆでたての贅沢/道端に捨てられる野菜

*おたよりはこちらから https://forms.gle/UpMpXFsNVJiJeyhp8

*番組インスタグラム https://www.instagram.com/piu.piu.podcast/

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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この番組は、Spotify独占配信でお送りします。
今回のテーマは、田舎暮らしのリアル。
お聞きの皆さんは今、都会暮らしでしょうか?それとも田舎暮らしでしょうか?
私は今でこそ東京都内に暮らして都会生活をしているんですけど、生まれたのはバスも配線になるような田舎なんですね。
今は合併したんですけど、当時は市でも町でもなく村でした。
18年くらいはそこで生活して、その後地方都市とか海外も挟んで何度か引っ越す中で、だんだん都会生活が日常になってきたという感じです。
両方経験してきたんですけど、一つの自治体でいうと田舎暮らしが一番長いんですね。その生まれたところですね。
なので、田舎を軸に都会と比べてみたいと思います。
あくまで個人的見解ですし、田舎に住んでたのも20年以上前の話だということで、はしからずご了承を聞き流してもらえたら嬉しいです。
まず田舎のいいところは、想像つくかなと思うんですけど、空気が綺麗ですね。
政令指定都市レベルに引っ越した時には、どこで息をしても排気ガス臭くて、空気はあるって思ってたんですね。
田舎はやっぱ空も広いし、何かと広いですね。けれども公園はないんですよ。
遊具とか砂場で遊びたいという場合は、小学校まで行かないと公園はないんですね。
その辺の腹っ端で遊んだけっていうことなのか、単に自治体がお金をかけられなかったんだ、そっちですかねと思うんですけど、
実際自転車で走り回ったりとか、もう意味もなくね。
あとザリガニ獲ったりとか、その辺の自然で遊んだりとか、逆に家の中でゲームをしたりとか、そういう感じで遊んでました。
とにかく田舎暮らしを思い浮かべるときに、私の脳裏にまず浮かぶのは雲の大きさがえげつない。
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雲って空に浮かぶあれではなくて、虫の雲です。
都会の人は田舎にのどかで自然も豊かで、そういういいイメージを持つかもしれないんですけど、もちろんそういう面もあるんですけど、
私はその自然とともに、とにかく雲のことを思い出すんですね。
実家の裏手に自分の自転車を止めるスペースがあったんですけど、そこに入るのに植木と植木の間を通らないといけないんですね。
そういうちょうどいいスペース、幅があるとすぐに雲の巣が張るんですね。
しかもね、手足を伸ばしてそこにいるっていうのはね、もうなんか話してるだけでちょっとゾッとしてくるんですけど、黒と黄色のシマシマのあれですね。
それも都会でたまに見かける小さいのじゃなくて、大きいんですね。
もうね、私のそぼレベルになると、宝器でさっと雲の巣を崩して、バシッ、ビシッて雲をやっつけるんですね。
おばあちゃんすごいって感じなんですけど、私の世代になると、もうそれ本当におっかないんですね。
自転車で遊びに出かけては、帰ってきたときに、あの自転車置くとこに雲の巣ありませんように、なんてね、ちょっと体を縮めながら、上にかかってないよなと見ながら身構えて帰ってきたのを覚えてます。
しかも気を抜くと、そこでは大丈夫でも、自転車を止めた後、家の裏の勝手口から家に入るわけですけど、その近くのところにまたバーンと構えていたりして、もう家の中に入るまで気が抜けないんですね。
寝てたら、上から黄色と黒の雲がバーッと落ちてくるなんていう夢を見たことがあるくらい、それで目が覚めてしばらく寝つけないっていう、これはね、もう恐怖です。
普段は茂みみたいなところで遊ぶことも、やっぱり田舎だとあるわけなんですね。そうすると、突然バーンとね、これはでっかいグレーの雲が目の前に現れた。これすごい覚えてます。叫ぶこともできず、ヒッと声を失ったこと、もう本当に昨日のことのように思い出しますけど、寒気がします。
田舎ってのはね、大きくて色の鮮やかな生地が普通にいるとかね、イタチもたまに見かけるとか、今思えば貴重な体験をしてたわけなんですね。日常生活にそういうのがいるわけだから。でもね、雲のえげつなさっていうのは、もう本当にトラウマで。
前に天明子まで自然のガイドみたいなのをしてもらって、そのガイドさんがね、あそこにこんな変わった雲もいますよ。ちょっと変わってるから見てくださいみたいに教えてくださったんですけど、雲って聞くとね、つい目の焦点を合わせないようにして凝視しないようにするっていうのがもう癖になっちゃってまして、さっと距離をとってしまったんですけど、昔の記憶がね、もうよみがえります。
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雲って特に向こうから何かしてくるわけじゃないのに、勝手にひどい恐怖を覚えちゃうんですよね。何なんでしょうね、あれ。あの辺に雲の巣がありそうみたいなね、知恵もつくんですよ。
前に田舎のレストラン、池があって、その周りに背の高い植え込みがあったんですけど、そんな田舎のレストランに子どもを連れて行ったときに、うちの子たちね、もうかくれんぼみたいにして、その植え込みの周りで遊び回ったんですね。で、その後に体中、雲の巣だらけになってたんですよ。
それを見た私の父が、いやー都会の子だなぁ、もう田舎の子だったらね、あんなところに入ったら雲の巣だらけになるのはわかってんだから、入らんもんなーって言ってたんですね。
雲っていうのは地雲っていうのもありまして、壁の下の方から地面に向かって、白っぽい綿みたいな、綿みたいなふわっとしたのが縦に張り付いてたら、それはね、地面の中につながってて、そこに雲がいるっていう、それが地雲ですね。
これもね、今の生活では見ることなんてないんですけど、当時は遊んでる中でいろんなところにありまして、子供は目線も低いですしね、雲を引っ張り出して遊んでる子もいました。
田舎にいると、ゴキブリとかネズミとか、もちろんね、家の蓄電数にもよるんですけど、そういうのは好きにはなれないんですけど、多少は、多少はなれるということもあるのかなと思います。
足が異常に多いゲジゲジなんかも、見る機会は多いんですよね。今はね、そういえば全然見かけませんね。
ヘイビーもね、よく見てたんですよ。私の通った高校は、もう自宅から最寄駅まで車で15分、都会まで電車を乗り継いで、1時間半かけて通ってたんですけど、最初に高校1年生、オリエンテーションっていうのがあって、ある公園に行ったわけですよ。
その時に、みんながわらわらと集まってたんですね。何かなと思って、私も見に行ったら、みんなの中心にね、よく見慣れたようなヘビがいたんですよ。これね、本気で意味がわかりませんでした。
友達に解説してもらって、やっと都会の子にはこれは珍しいんだと知って、真っそく驚いたっていうのをよく覚えてます。
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それから、うちの子たちがカブトムシ大好きで、以前夏に栃木のペンションに行った時に、オーナーのおじさんが、夜に近くのコンビニに行くと、看板の光とか、とにかく光のところにカブトムシが集まってるかもしれないから見に行ったらっていうお話をしてくださったんですね。
それで言ったことがあるんですけど、田舎育ちの実としては、夜の外にある光、これはね、恐怖でもあるんですね。子どもたちはもちろん、わーいっていう感じで見に行くんですけれども、夜の光、田舎といえば、そこには大抵、ガオをはじめとした虫たちが集まってくるわけなんですよ。
時に大きいのがいたり、光の熱にあたって、ジュッと行ってみたり、そんな記憶がよみがえるわけです。
案の定、この時もカブトムシはいたかいないか、ちっちゃいのがいたような気もしますけど、店の照明の方にもやっぱりガガがいまして、しげしげと見てカブトムシを探す気には全然なれませんでした。
それからここまででお分かりかもしれませんけど、田舎の人が生き物や植物の名前に詳しいわけではない。
クモにしても黄色と黒のシマシマとかゲジゲジとか本当の名前は知らないっていう。
夫はよく田舎の人なのに全然植物の名前を知らないよねっていうふうに私に言うんですけど、その辺に生えてる草とか見慣れてて遊び方はわかるんですけど、名前は知らないんですよ。
遊び方っていうのは、例えば茎をポキッと折ってうまーく引っ張ると中から細い筋が出てくるとかね、多分水とかの通り道ですね。
あとこの草はここがスポッと抜けて楽しい気持ちいいとか、そう言われても何が楽しいのかわからないという方も多いかもしれませんけど、楽しかったんですね。
スクシが生えた後のスギナってわかりますかね、なんか節みたいなのがどんどん重なってるような形をしてるんですけど、その節を上手に外した後で元に戻すんですね。
一応形的、見た目的には元通りの形になるんですよ。でもポロッと落ちたりもするんですけど、それを元通りの形にして、さてどこが実はくっついていない場所でしょうのクイズができるとかですね。
楽しそうですよね。小学校の通学に徒歩30分かけてたんですよ。もっとかけて通ってる子もいましたけど、なので名の通りの道草、道の草で遊びながら下校するっていうのが日常でした。
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名前ということで言うと、野菜は実際に食べるから、生えてる状態で実ができてなくてもわかるんですね、大体。あれは人参だ、枝豆だ、玉ねぎだ、里芋だ、ピーマンだみたいなのは。葉っぱを見ればすぐにわかるんですよ。
けどね、草とか虫とかはよく見るけど名前は知らないんですね。都会の子の方がちゃんと勉強してたりとか、しっかり図鑑を見たりしてて、意外と昆虫のことも植物のことも詳しかったりするんですよね。
今考えるとおかしくないと思うんですけど、結構学校の時間に、学校の草むしりをさせられてたんですよ。たぶん運動会の前とか、保護者が来校する前にやってたんだと思うんですけど、草むしり用の器具、先っぽの金属が二股に分かれてて、ちょっと上向きに沿った形をしてるんですよね。
そんな器具が配られて、それぞれ担当の場所に分かれるんですよ。この班は運動場のあっち側、この班はこの植え込みのところみたいな感じで分かれて、運動場も全校生徒の人数で考えたら本当に広かったんですよね。
だからその周りといってもすごい広くて大変だったんですよ。そんな場所を普通に学活の時間とかだったんでしょうかね。草むしりしてました。
都会の高校へ行くとなって、一番がっかりしたのはグラウンドの狭さだったんですよね。特に芝生の運動場に慣れてたっていうこともあって、高校のグラウンドの砂ぼこり、土ぼこりみたいなのも最初はすごい違和感がありました。
草むしりなんですけど、雑草を抜いてはパケツに入れて、抜いては入れてみたいなことをひたすらやるんですね。これを何度もやったんですよ。本当に何だったんだろうと思いますけど、だから雑草を見るとどれぐらい根が張っているものとか、あれは抜きやすいやつだとか、そういう記憶がよみがえたりもします。
自然の話つながりということで、もう一つお話したいんですけど、田舎には道端に野菜が捨てられている。田舎で皆さんがイメージされるであろう、そしてその通りかなって思うのが、田舎はやっぱり野菜がおいしいんですね。
ちょっとお味噌汁にネギを入れようなんて時も、裏の畑に家庭菜園ですけどね、規模の大きな家庭菜園ですね。そこに包丁を持って行って、サッと切ってきたものを入れるわけですね。
家の裏に一軸の木もあって、夏はもぎたてを食べたり、友達の家に遊びに行って、そのうちには金管の実がたくさんなっていて、それを思いで外で一緒に食べたりもしました。都会に引っ越して最初に思ったのが、スーパーの野菜がシナシナしてるんですよね。値段も高いということですね。
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やっぱり田舎のいいところは、土地もあるし、自分の家の畑でちょっとした野菜を作ったり、柿がいっぱいになったからといって、もぎたてを大量にお裾分けしてもらったりとか、あと友達の家に遊びに行ったら、自分の家で作ったゆでたてのピーナッツをいただいてもすごくおいしかったりとか、スイカも井戸水で冷やしておいたまんまるのものを割って食べる機会が多くて、都会ではカットされなくても、
スイカを食べたものが主流ですよね。私も今はそんなのしか食べてないんですけど、やっぱりみずみずしさが違うわけですよね。そういうのはあります。スイカといえば、畑に生ゴミを捨てている家も多くて、スイカの皮と種も捨ててたんでしょうね。
そこから夏なんかはスイカらしき葉っぱが出てたりもして、ツル状に張って出てくるんですよね。それを通学途中に見てたっていう記憶もあります。野菜も時期になると一気に次々できるんですよね。
だから毎日同じ野菜が裏の庭で次々とれて、主婦的な立場だったら消費に追われるとかね、そもそも育てないといけないわけだから、そこにも気を使うし、レパートリーを増やさないと家族が飽きちゃうかなっていう苦労もあっただろうなと思うんですけど、そこは子供時代に暮らしているから、いいとこ通り、今思えば本当に無頓着でした。
家庭菜園は言っても量は大したことないんですね。でも農家の方っていうのはたくさん作るわけですよね。形の悪いものは出荷できない。それが大量に余ったりするわけですよ。田舎ではクズ野菜なんていう言い方もありましたけど、そういう出荷できないような人参が道端にドーンと積んであったりするんですね。
そういう光景も通学路の日常茶飯事でした。
はい、もう蜘蛛と草と野菜、自然の話でだいぶ長くなってしまいましたので、続きはまた次回。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
昔の田舎は本当に野良犬が多くて、今は違うんでしょうけど、前にも言ったかな、野良犬に追いかけられてから犬が苦手になったんですね。今でもね、都会で犬の散歩しているのを見ると、かわいい、上品なんて思う。一方ですね、突然襲われやしないかとビクビクしている私なのでありました。
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