ギターの起源と呼び名
この番組は、作曲家、オビナタナオマサ氏と私、飴)が、音や音楽をテーマにおしゃべりするポッドキャスト番組です。
ナオさん、今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日のテーマは何にしますか?
今日は、ギターについてお話ししてきませんか?
ギター、はい。詳しくない。はい。
飴)さんはギターって弾いたことあります?
飴)あります。持ってます。
飴)どんなギターですか?
なんか安い。フォークの人が弾いてそうなやつ。
飴)いわゆるアコースティックですね。
そうですね。アコースティックギターがあります。
飴)最近、このところずっと生ギターのことをアコースティックギターって言うようになりましたけど、
飴)以前、今から30年40年くらい前かな、フォークギターって言い方しましたよね?
そうですね。フォークギターって聞いたことあります。
飴)あれ?いつから呼び名が変わったんですかね?
本当ですね。ちょっと後で調べてみたいと思います。
楽器の購入と時代の変遷
飴)知らないうちにアコースティックギターって言う。
飴)いわゆるフォークギターってもしかしたら俗称だったのかもしれませんけどね。
飴)僕も詳しくは知らないんですけど。
なるほど。ちょっとBGMが流れている間にググってみたいと思います。
では今日もよろしくお願いします。
では今日も本題に入る前に、まずは本日のBGMのご紹介です。
本日のBGMは横浜ベイというファーストアルバムに収められている楽曲になります。
実はこの曲ですね、私が20代の時に作った曲で、当初は歌物だったんですよ。
リリースはしてなかったんですけども、それをなんとなく思い出してファーストアルバムに入れるにあたって、
インストルメンタルのアルバムだったもので、ちょっとボサノボアっぽくアレンジメントを変えて収録したという思い出深い楽曲です。
詳しくは概要欄のURLからもご視聴いただけるようになっております。
ちょっといろいろツッコミどころ満載で、前身の曲がどうしても気になって、私これ聴いたことあるからびっくりですね。
もともとはこうじゃなかったんで、今すごいモヤモヤしてるけど、とりあえずそれはまた別の機会に直さんにいろいろ質問してみたいと思います。
こんなふうに毎回配信サービスについてご案内してますけど、よかったらぜひYouTubeや各配信サービスでお楽しみください。
ではいよいよ本日のテーマ、今日はギターについてですね。
いやでもごめん、全然詳しくないんですよ。私多分今日はしゃべれないと思います。よろしくお願いします。
アメさんがそのギターに初めて触れたっていくつぐらいの時ですか?
中学2年生。
じゃあ僕とあまり変わらないですね。僕もね、中2ぐらいですかね。13歳の時に初めて触れた記憶があるんですよね。
なんとなく子供の子の家にオルガンしかなかったから、オルガンを弾きながら勝手に歌本のコードをジャッジャッジャとか適当にダラララララとか左手で適当にやりながら歌を歌ってたんですよね。歌謡曲とか。
童謡とか子供だから。そんなのやってて、私中学に入って吹奏楽するんですよ。
吹奏楽はものすごい楽しいんですけど、私は管楽器だったので、口を奪われてしまうんですよね。
で、やっぱりあれなんですよ。どこでもギターを弾いたら人の心が和になっていくキャンプファイヤー的な要素にすごい憧れて、ピアノは持っていけないでしょ。
で、赤ちゃんが使うようなちっちゃいミニグランドピアノみたいなのはあったんですけど、あれじゃ全然鍵盤の数も足りないし、鍵盤ハーモニカ、ピアニカ、あれも結局口を使っちゃうから歌えないでしょ。
そうなったら私がなんとなくできるクラリネットも両手でなんとなく弾けるけど、これはアコーディオンしかもないんですよ。アコーディオンなんか中学生は買えないから。
ギターも全然違うジャンルのギターじゃないと私は歌いながらポロロンとできるものがないなと思って買ったんです。安いのね。
当時まだまだギターは安かったですよね。今でこそ本当、ピン切れではありますけど、今なんか本当ね、それこそ何千円というのはなかなかないですけど、木材がやっぱり急凍してるからってあるかもしれないですけどね。
中学2年生の時に買ったときはお年玉で買ったので7,800円だった、当時ね。
当時7,000円で1万円切るって激安っちゃ激安ですよね。その辺の物価そのものっていうのはあんまり大きくは変わってないでしょうから。
その吹奏楽を始めて楽器屋さんっていうところに出入りするようになって、中古楽器とかをいろいろ売ってあってですね。そこのショーウィンドウの片隅に赤のギターがあったんですよ。
ギターと他の弦楽器
で、ずっとその楽器屋さんに、クラリネットなんだからリードとかシルバープリッシュとかを買いに行くときにいつもそのショーウィンドウの赤いギターを見てて、7,800円だったらお年玉が入ったら買えるかなって。
でも無くなるかもしれない。中古って書いてあるから無くなるかもしれないなと思ったけど、結局正月が来るまでずっとあるんですよ。
でも何か聞いたらネックがちょっとこれはあんまり良くないみたいに言われたけど初めての楽器だったらいいやと思って買った記憶があります。
でも僕らの時代ってそうですよね。楽器屋さん行ってショーウィンドウだとか、その店内に吊るしてある飾られてる楽器を見て、値段見て、本体もちょっと見て、これ、アメさんが今お話ししてたようにお年玉入ったら買おうかなとか、高校生ぐらいになったらアルバイトしたらこれ買おうかなっていう、そういう入り方でしたよね。
あ、そうか。今だとメルカリなんだ。なるほどね。そうですね。ちょっと時代が、年がバレるね。
そういう意味ではその実物を見る、実物を手にする、フィーリングをチェックしてから買う。実店舗行ってね、今でも買う方いらっしゃると思いますし、そちらの方お勧めしますけど、今通販は本当割合的に多くなったみたいですよね。
そうですね。私、社会人になってから自分が持っていた3本のクラリネットを手放すんですよ。もう全然使わないと木管のところが残念ながらカピっぽい匂いがしたりとかして、すごいショックで、誰か使ってくれる人にお譲りしようと思ったときに、まだネットがそんなに普及してないんです、当時。
だから楽器屋さんに行くか七夜さんに行くかみたいになっちゃって、七夜さんより楽器屋さんの方が価値が分かって、しかも買いたい人に巡り合いやすいかなと思ったけど、もういい値ですよね。もう全然交渉の余地もなくて。
私が35万円で買ったクラリネットをこの人7万円って言ってるとか、そうなのかってもう分からないから。
今だといろんな意味で比較検討できますけどね、当時はもう言われるまま家に埃かぶるより誰かが息を吹き入れてくれる方がいいと思って、3本まとめて15万円ぐらいになっちゃった気がしますけど。
今なんかネットっていう便利なツールがあるから価値の見出し方とか変わってきてるんでしょうけどね、当時は本当に二者択一、売るかどうするかっていうしかなかったですよね。
でもだいたいみんな買うならそのアコースティックギター、アコギなんじゃないんですかね。他のギターを最初に買う人もいるんですか。
どうなんでしょう、あのね、僕の父の世代だとやっぱりビートフォスの影響からか、エレキギターから入る方も多かったみたいですよ。
エレキか。ギターってすいません、あんまり詳しくないんですけど、エレキとアコースティックギターは弦の数一緒なんですか。
弦の数は一緒です。
ああ、そうなんですね。
最近はね、本当それこそ7弦ギター、8弦ギターっていう珍しいものも出てますし、あと昔から弦は6本って決まってるんですけど、きらびやかな音が出る、すごく綺麗な倍音が出るっていう意味で、12弦ギター。
1つの弦のところに2つ張ってあるみたいな、ちょっと言葉じゃ説明しづらいんですけど、12弦ギターっていうのは昔からありましたよね。
なるほど、私はもうアコースティックギターかシャミセンか、あとはマンドリン、あとはウクレレ、この4つしか触ったことがないです。
マンドリンも、あれマンドリンギターなんですかね。
まあでも明らかにもうマンドリンとかバンジョーとかあの辺になっちゃうと、押さえ方明らかに違いますからね。
ああ、そうなんですね。バンジョーかっこいいですよね。
バンジョーかっこいいですね。
いやもう、楽器やってるってどうやって言ってもバンジョーって言う人に会ったことがないけど、あれはかっこいいなと思いますね。
ほんとね、マンドリンなんか基本的に細かく右手を動かすじゃないですか。
テレレレレレっていう単音でももちろん弾くんですけど、あの辺が難しそうだなって感じることもあるし、バンジョーはバンジョーでどちらかと言ったらジャカジャカ弾くよりなんかアルペジオでリズミカルに弾くっていう感じ。
だから本当に特色としては一見同じような弦楽器に見えるんだけども、なんか全然持ち味が違うっていうか。
そういった意味じゃギターとグレーレットは近いですけどね。もちろん押さえ方は違うんですけど、
メロディーの構成とかは?
その辺はチューニングは異なれども、そのメロディーの弾き方的にはものすごく近いものがあるんで。
マンドリンはですね、吹奏楽部で高校時代一緒だった友人が大学でまた吹奏楽部に入るのかと思ったら、マンドリン部に引き抜かれるんですよ。
で、そっちにも管楽器の方々があって、そこフルートの友達ですけどね、フルートの友達が演奏会来てって言われてもらったチラシがマンドリン部の演奏会だったからそこで初めて知って、楽屋に行ってマンドリン触らせてもらったんですけど。
あとあれがある、中国の一本の弦みたいなやつ。
コキューですかね。
コキュー、あれも一回だけ聞かせてもらったことがあります。
ニコとかコキューとかの一本だったり、ネーム二本だったり、あれもなんとも言えない音色しますよね。ほんと序章感のある。
やっぱり弦を弓で弾く、シャミセンはバチだけど、弓で弾くっていうところで言うとちょっとバイオリンとかチェロとかと同じ系統な感じがしますね。
そうですね。
そうやって幅広げていくと結構いろいろありますよね。
ギターの種類
ギターなんかにしても今、アコースティックエレキの話出ましたけど、エレキギターの中でも例えば、いわゆるストラトキャスターと呼ばれるタイプの、いわゆるアームでギュイーンってできるやつですね。
ああ、あれ全部できるわけじゃないんですか。
ああ、そうなんだ。
ものによっては、形状によってアームがついているものもあるんですけど、一番代表的なのはそのアームがついている中でストラトキャスターと呼ばれるタイプ。
それがアームがついてなくて、詳しい説明は省きますけど、テレキャスターというタイプ。
あと、ジャズとかブルースとかでよく弾かれるセミアコ、フルアコと呼ばれる、どちらかというとボディに厚みのあるタイプですよね。
ボディに厚みがある?
はい。アコースティックギターに形状は近いんですけど、エレキギターなんですよね。ちゃんとジャックを刺してアンプを通して弾くタイプのギター。
ジャックとアンプがあったら、あれはアコースティックギターにならないんですか?
アコースティックギターでもいろいろあって。
佐田雅志さんが手に持ってるやつはコード繋がってたけど。
あれはアコースティックギターなんですけど、だいたい今はエレアコ。
そうなんだ。でもやっぱり電気が走るとエレキって言葉がつくエレクトロニクスになるんですね。
一応なりますね。だからアコースティックギターもそういう風に、いわゆるエレアコと呼ばれている仕様にだいたいのギターがなってはきてます。すべてではないですけど。
なるほどね。
ベースギターの重要性
ギター、でもちょっと弦の数も弦の雰囲気も全然違うけど、ベースも私好きですよ。
ベースね。だいたいギター弾く人はベース弾けますね。
そう、なんかトリッキーなベーシストがいるバンドは好きですね。
良いリズムで良い音鳴らすなっていうベーシストがいるバンドの曲はついつい聴いてしまいますね。
ベースは本当に一見地味に感じられるかもしれないですけども、バンドサウンドの肝ですからね。
そうですね、昔ね、チェッカーズのライブも解散した後ですよ。
ライブってなったらボーカルとかいろんな人たちはリハの時間が短いっていう話がなんかであったんですよ。
ベースとドラムはずっとリハに張り付いて、一番高速時間が長いって。
レコーディングとかもいつもそうで、だからやっぱりすごい肝なんだなってその時思いましたね。
意外とグルーヴ感を作るという意味ではギターよりもベースの方が重要だったりするかもしれないですよね、楽曲によっては。
でも弦が太いから初心者がいきなりベースいかないのかなと思ってアコースティックギター買っちゃったけどね。
いつかお話しますけど、ギターのコードに挫折してベースに走るっていう例が多いですよね。
Fのコードに挫折した私の話ですね。
だいたいみんなFに挫折してベースの方がいいやってベースに行くんですけど、ベースもいろんな弾き方があるじゃないですか。スラップだったりとか、トゥーフィンガーだったりとか。
いろいろ弾き方ありますけど、あとピックで弾いたりとかね。
またそのベースならベースでの難しさを感じて結局ベースも挫折しちゃったって方も私知ってますし。
やっぱりそれぞれ楽器には難しさありますもんね。ただその中で自分はこっちの方が合ってるって見つけることができたらラッキーですよね。
そうですね。何の楽器に従事することになるかみたいなのって難しいですね。
中学の時、入部初日みんな手を顧問の先生に差し出すように言われて、まだ中学1年生とか身長もこれからまだまだ伸びるとかってそういう時期でしょ。
先生が手を見て、この子は大きくなるからトロンボーンでも7ポジションがいけるとか。
いけなくても糸つけてパッパってするのもかっこいいですけどね。
手の大きさを見て判断されて、この子は今ひょろっとして背もちっちゃいけど絶対ファゴットいけるとか、男の子でそうやって配属されてる人たちがいましたね。
でも1回楽器が決まると、なかなか繰り返しできないっていうか。
でもギターからベースとか、そういうのは割と行きやすいのかなっていうので少し羨ましく、ギターが弾けるっていう一括りにできるような気がして。
ちょっと細かく言うと違うんでしょうけどね。
だいたいでもギターからベース、もしくはウクレレとかその辺っていうのは基本的な部分は一緒なんで。
僕もそうですけど、ギターもいわゆるアコースティック、クラシックギター、いわゆるエレキギターでもフルアコだったりだとか、
テレキャスだったりだとかっていうのは一通りベースもありますし、やってますよね。
なるほどね。ギターって本当、私がさっき言ったキャンプファイヤーでじゃあみんな歌おうかってギター出してくる人かっこいいなんて今でも憧れますけど。
でもそういうギターサウンドもあれば、もうメロディーを自分で奏でるようなのもあるじゃないですか。すごい早い指さばきで上手に。
しかもね、これ話長くなりそうですから、トラベルギターっていうのが今あるんですよね。
トラベルギターって何ですか?
トラベルギターって何ですか?
ボディが本当に細いやつ。持ち運びに便利で、ボディって丸いじゃないですか。厚みがあって。
それが限りなく小さくなったものとか、あと折りたためるギターとかね。
あと、濡れても大丈夫なセラミック製のギターとかね。
すごい。
本当に氷点下でも、あと高音でも大丈夫なギターって曲がらないギターとかね。今ロナン出てますけどね。
なるほどね。ちょっと長くなったので、一旦この回を終わって、来週分でもう一個ギターの話続きしてもいいですか?
そうですね。
ギターの名前だけで今日いっぱい出てきましたけど、残念ながら音声配信なので、どんなのかなって気になる人は検索してください。
このピカルディのサウンドはツイッターアカウントがあります。そちらにメッセージをいただいたりとかすると、私かなおさんが見て質問いただいたりリクエストいただいたりすると、またこの番組の中でご紹介させていただいたりしますので、よかったらメッセージください。
よろしくお願いします。
では今日はこの辺でお開きとします。なおさん、今日もありがとうございました。
ありがとうございました。
ピカルディのサウンドでは、また次回の放送でお会いしましょう。
今週も皆様の暮らしが素敵な音、音楽に包まれた日々でありますように。
ではまた来週。ありがとうございました。
ありがとうございました。