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2025-04-01 12:19

[単話#20] リクルートの研究機関が持つ23万件を超える求人情報データから平均時給の変化を読み解くレポートで各都市の産業構造まるわかり【面白経済ニュース】 | 政治経済情勢活用ラジオ[PESU]

経済ニュースは見る視点を変えるとアイデア盛りだくさん。経営者やサラリーマンの方のための発想のタネになるようなニュース情報を紹介


▼本日の番組チャプター▼

() 2025 年 2 月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査-三大都市圏の 2 月度平均時給は前年同月より 35 円増加の 1,227 円

株式会社リクルートの調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』

https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202502_AP.pdf

() 販売サービス・フード系・製造系・事務系、その中でもさらに細分化カテゴリ分けして平均時給データがまとまっている

() 首都圏・東海・関西の三大都市が都市別にデータがまとまっており、都市圏ごとに時給の上がっている職種・下がっている職種に傾向あり

() さくらレポート(日本銀行が発行している地域ごとの経済情勢がわかるレポート)とこのJBRCのデータを見比べれば各地方地域の産業構造がマクロデータから一気に見れる

() 集計対象は23万7,231件のタウンワーク・フロム・エーに出向されているアルバイト求人のデータを利用。日本最大規模の統計データが元になっている

() 働く人たちが考えていることは?いろいろなアンケートデータも掲載

() 国際ビジネスにおけるローカライズだけでなく、日本でも地域ごとの特色を考えるのもローカライズ。ビジネスで重要なこと

() 昨今の業務切り出しのコツや新しい業態についての所長コメントも。こちら必見。



※政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2025年3月17日】時点で収録した内容です。ご了承下さい※


■政治経済情勢活用会とは?

政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。


普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。


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■注意事項

株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。

サマリー

リクルートのジョブズリサーチセンターは、全国の求人データを分析し、三大都市圏の平均時給の変化を報告しています。特に、地域によって異なる傾向が見られ、関西地区では専門職が上昇している一方で、その他の地域ではフード系が好調であることが明らかになっています。リクルートの研究機関が提供する求人情報データからは、各都市の産業構造や時給の変化が浮き彫りになっています。特に、地域ごとの人材不足や業務の切り出しに関する新たなトレンドが確認されており、経済状況の変化を反映した興味深い内容が語られています。

リクルートの求人データ分析
政治経済情勢活用ラジオ、本日はビジネスマンのための面白い経済ニュース1本のコーナーです。
マクロ担当、解説の野村です。
ミクロ担当、インタビュアーの飯田です。
本日のニュースは、飯田持ち込み。ニュースタイトルはこちら。
2025年2月度、アルバイトパート募集時平均時給調査ということで。
リクルートが持っている研究機関、ジョブズリサーチセンター通称JBRCが毎月まとめている報告書になるんですけども
サブタイトルが三大都市圏の2月度平均時給は前年同月より35円増加の1227円となっております。
書いてる通りなんですけど、三大都市圏の調査なんですね。
つまり首都圏、東海、関西ですね。
福岡とかは入ってない。
パート等とアルバイトの時給について書いてるんですけども、かなり細分化されてるデータになっていて
しかも項目を毎年細分化させて増やしてるみたいでね。
まず大きいカテゴリーで言いますと、販売サービス系、フード系、製造物流清掃系、事務系、営業系、そして専門職系。
専門職系で言うと看護師とか、スポーツインストラクター、美容師、プログラマー、あとは家庭教師、保育士等々。
資格がいるようなイメージのやつですね。プログラマーとか資格ないと思うんですけど。
例えば販売サービス系で言うとレジ、多分スーパーとかのイメージね。
販売、でアパレル販売。明確にアパレルと分けてます。
で、化粧品販売。これ分けてます。
で、コンビニスタッフ分けてます。
パチンコ堂と遊戯場のホールスタッフ分けてます。
それと分けてさらにレジャー施設業務分けてます。
で、あとはホテルのフロント、そしてホテルのスタッフこれ分かれてます。
かつさらに宿泊施設としての旅館民宿は分けられてます。
だから旅館じゃなくてホテルフロント、ホテルスタッフ、旅館民宿が別カテゴリー。
で、イベントスタッフチラシ配布、カーディーラー、家事支援等々。
で、あとはその他って並んでる感じですね。
すごいなー。
で、フード関係もホールスタッフと調理と、
で、しかもファーストフードとパン職人パティシエ系と分かれてます。
すげー細かいなー。
で、それごとにこんなに分かれてる項目があって、
それごとの平均時給が毎月調査されて上がってる。
で、それの前年費、前月費、増減率っていうのが書いてて、
上がった下がったが円単位に書いてますよという資料になってる。
で、これのね、僕が面白かったところなんですけど、
全体のその三大首都圏のデータもあるんですけど、
首都圏と東海と関西で3つに分かれてるのが見れるんですよ。
で、全く傾向が違うの。
これが面白いの。
基本的にどこもフード系が伸びてるのね。
人材不足やからと思うんですけど、
ホールスタッフ調理、ファーストフード系のフード系全部伸びてるのに、
関西は下がってて。
フード系?
はい。
で、これまた逆なんですけど、
首都圏東海は専門職系が下がってるんですよ。
下がってるからほぼ横ばいなんですけど、
関西だけ専門職系は上がってるの。
もう継続的な傾向として?
2月の単月と前年同月かな。
両方ね。
関西圏だと平均時給で見て71円とか上がってるの。
結構上がってるな。
家庭教師の時給とかすごい上がってるのね。
医療関係とかは横ばい。
介護系はものすごく下がってたりとかしますね。
なんですけど、首都圏だと全体的に全部マイナス。
東海も同じく。
平均を押し上げてる家庭教師とかがあるから難しいところであるんですけど。
データの活用と市場動向
マイナスのものもあるんやね。
これも特徴なんですけど、関西は事務系全部マイナス。
受付、一般事務、電話対応、コールスタッフ、データ入力、医療事務全て時給マイナス。
なんですが、東海だと受付以外は基本的に全部プラス。
関東圏もほぼ全部マイナス。
なぜか東海わかっている。
どんな地域性があるのかっていうのはね。
これだけでは言えないかもしれないですけどね。
少なくともこの首都圏、首都圏というか都会。
都会と言われる各地域でもこんなに各業務によって時給の上がり下がりが、幅があるというか。
なるほどね。
なんかのシリーズの時にやったと思うんですけど、
マクロの四季報じゃないわ。桜レポート。
桜レポートですね。
桜レポートって何でしたっけ。
日銀さんが発行している地域ごとの経済に関するレポートですね。
ですよね。とか見て、どの業界が実は需要と供給が人材がねっていうのを見比べると、
実はお金を稼げる職種が見つかるのではないかという話ね。
金利の時かな。やったと思うんですけど、それが諸に出ているという。
いやー面白いなー。
いや、両方見るべきですよこれは。
ね。
ちょうど僕ね、今ね、さっきにやられたーって思って。
あ、そうなの?
桜レポートの話しようと思ってた。
そう、桜レポートってこれぐらいのレベルで書いてるの?
これぐらいのレベルで書いてる。
ここまで書いてる。
そうなんですね。だから照らし合わせたら諸に、おそらく生産が元気だからなんだねーとか、
消費が元気だからなんだねーとか、いや労働だけ先端知ってるだけだよねーとか全然わかると思います。
要はパートのとかの時給とかまで桜レポートも書いてるってこと?
さすがにそういうの書いてなくて、産業としてこの産業は伸びてるとかっていうのを照らし合わせると、
例えば製造業の投資額が多いですよーとかってなると、
あーなるほど、東海の製造業が伸びてるから工場事務が必要なんですねとかに掛け合わせてくるかもしれないね。
ちょっと循環チックなものが見えるみたいな。
はいはい。
なるほどね。
そんな気はします。
だから桜レポートで全体感を把握して、その全体概要に対しての、
ミクロとまではいかないけどっていう個別具体なデータはこういう民間のシンクタンクを見ていくのがいいんじゃないかと。
掛け算、やっぱり掛け算が大事なので、その掛け算がちょうどできるデータではないかなーというふうに感じました。
そう、特に製造物でもね、関東圏とかやったら上がってるのに、他では下がってるところもあったりとか。
あーなんかいろんな想像ができるね。
東海とかも本当にさっきも言ったんですけど、事務系がめちゃめちゃ上がってるしね。
マクロの人間からしたら、いろんな妄想、もう想像ではないです。妄想がはかどってしゃーないです。
そう、なんかここから事業組み立てとか、それこそね、コンサルタントの方が使ういろんな分析器あるじゃないですか。3C分析とか4P分析とかいうのって、こういう調査媒体とデータがあって勝負される。
大企業の攻め方と中小企業の戦い方って違うと思うんですけど、中小企業もこういうデータを見て戦い方を決めるとか、プレゼンテーションに持ち込むとかすると、コンペとかでも勝ちやすいかなと。
結構面白いと思いますよ。
思いますけどね。ちなみに集計対象は全国の23万7231件調査しておりますので。
かなりデータ量は十分だと思います。
十分すぎるぐらいやっております。基本的に調査概要はですね、これはやはりリクルートの強さってところなんですけど、タウンワークフロムAナビに掲載された求人情報からやっていくと。
強いなあ。やっぱ持ってるとこは強いですね。
持ってると違う。
違いますね。
よく21世紀以降はね、石油じゃなくてデータが次の通貨になるって言われてるんですけど、これもはや通貨ですよ。
もう通貨ですね。
というところが見える。
その通りだと思いますね。
求人データの分析
さらにですね、同じ集計としてなんですけど、時給のデータが並んでるレポートもあるんですけど、それと合わせてどういう理由で働くかとか、働くところで気にしてることみたいなアンケート調査もなされてるみたいで。
面白いね。
そこにも出てるものがありましたよ。これですね。弊社調査において、働く時間を増やしたいと考えている人は1日当たり1から2時間ぐらい増やしたいと考えていると。
業務を切り出し短時間の求人が増えているんだけども、長く働きたいという人もいるよみたいなね。
マクロの人間からするとね、1000円じゃないですか、ざっくり時給。で、35円増えたやつだっけな。
1200円かな。
1200円か。
2プラス35円。
だからだいたい成長率というか前年比で2点何パーセント。まあまあ3パーセント。天井3パーセントでしょ。今の物価上昇率が何パーセントっていうところで、
なんかちょうど物価上昇率ぐらい伸びてんだなっていう。
なるほどね。
マクロのデータとしても見えるから、実質の感覚としてはプラマイ、庶民感覚としてはプラマイゼロか、ちょっと物価上昇率の方がやっぱり高いっていう感覚に陥りがちなんだろうなっていうのは、
不と思ったっていうのがちょっと面白いポイントだなって思います。
なるほどね。
もちろん地域によって伸び幅だとか業態の違いがあるっていうところで、それぞれに勤めておられる方の物価上昇感、消費者としての感覚っていうのも全然違うんだろうなっていうのを思ったんで、
それを活かしたサービスだとか商品を、地域ごとというかローカライズか。
そうね。
よく国際的な文脈でローカライズって言われるんだけど、これは日本国内においてもローカライズってやっぱり必要だよねっていうのはすごく思っているところなんで。
時給の読み方はすごく大事だと思うのが、センター庁の方のコメントが載ってるんですよ。
それが面白くて、物流系だけじゃなくて風土清掃警備が関西語が伸びてると。
理由はやっぱりエリア別で見たときに万博を控えてるから、そっちの人材確保のために時給を上げているみたいな。
そりゃね。
そういうところとか。
正直関西方面の人材不足感はとんでもないです。特に風土系とかイベント系だとか、現場系の人手不足感はとんでもないから景気いいなって思います。
はい。
率直に。
書いてるんですけど、この辺も参考になる文言でして、基本的には業務をどう切り出すかっていう文脈が続いておりますよと。
それが風土系ではすごく進んでましたところ、2024年の物流問題から始まり、運送介護などの業界にも幅広く業務の切り出しと短時間化は広がっているみたいなことが書かれてたり。
経済トレンドの考察
面白いなあ。
興味深いみたいな文脈で書かれてる文言なんですけど、タクシーの車両洗浄業務だけを切り出した求人が見られたって書いてある。
今までは多分会社でやってるか、どっかで洗いに行くか、もしくは運転手さんが自分でするかとか言ってたんですけど、車両洗浄だけを切り出してそれ専門の求人が見られたなどは特徴的だろうみたいなことが書かれてたりとかね。
これさ、切り出しの上手さって従業種というかされていくのかなっていうのは。
経営手腕ですわな。
そうそうそうそう思ったなあ。
このデータものすごく面白いからリンク貼っときますのでぜひ読んでいただければと。
ありがとうございます。
こういうものが高速コメント付きでノート始めたと思うんですけど、あっちにも掲載していて、見ていただきつつ野村さんのコメントとか足しつつ、振り返りとかもできるようなやつをやっていこうかなというふうに思ってますと。
前回のシリーズでノート書いてますよというのを言いましたけども、そういう方向も考えております。
ビジネス版のアイディア閃きのきっかけになるような、大きなニュースとかテレビではやらないようなニュース、だけど面白いニュースっていうのをやっていきましょうというところでやっております。
面白いと思ったらぜひ紹介していただけると大変助かります。
ありがとうございます。ありがたく思います。
それが一番嬉しいです。
めちゃくちゃ嬉しいです。
なぜそんなに私たちは広めたいのかっていうのは書きましたから、ぜひ読んでいただければと。
ありがとうございます。
そんな感じでやっております。
マクロニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオインタビューワーの飯田でした。
そして毎日6時間以上国内海外のニュース情報を見ている
話し手の野村でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
12:19

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