政治経済情勢活用ラジオ、本日はビジネスマンのための面白い経済ニュース1本のコーナーです。
マクロ担当、解説の野村です。
ミクロ担当、インタビュアーの飯田です。
本日のニュースは、飯田持ち込み。ニュースタイトルはこちら。
2025年2月度、アルバイトパート募集時平均時給調査ということで。
リクルートが持っている研究機関、ジョブズリサーチセンター通称JBRCが毎月まとめている報告書になるんですけども
サブタイトルが三大都市圏の2月度平均時給は前年同月より35円増加の1227円となっております。
書いてる通りなんですけど、三大都市圏の調査なんですね。
つまり首都圏、東海、関西ですね。
福岡とかは入ってない。
パート等とアルバイトの時給について書いてるんですけども、かなり細分化されてるデータになっていて
しかも項目を毎年細分化させて増やしてるみたいでね。
まず大きいカテゴリーで言いますと、販売サービス系、フード系、製造物流清掃系、事務系、営業系、そして専門職系。
専門職系で言うと看護師とか、スポーツインストラクター、美容師、プログラマー、あとは家庭教師、保育士等々。
資格がいるようなイメージのやつですね。プログラマーとか資格ないと思うんですけど。
例えば販売サービス系で言うとレジ、多分スーパーとかのイメージね。
販売、でアパレル販売。明確にアパレルと分けてます。
で、化粧品販売。これ分けてます。
で、コンビニスタッフ分けてます。
パチンコ堂と遊戯場のホールスタッフ分けてます。
それと分けてさらにレジャー施設業務分けてます。
で、あとはホテルのフロント、そしてホテルのスタッフこれ分かれてます。
かつさらに宿泊施設としての旅館民宿は分けられてます。
だから旅館じゃなくてホテルフロント、ホテルスタッフ、旅館民宿が別カテゴリー。
で、イベントスタッフチラシ配布、カーディーラー、家事支援等々。
で、あとはその他って並んでる感じですね。
すごいなー。
で、フード関係もホールスタッフと調理と、
で、しかもファーストフードとパン職人パティシエ系と分かれてます。
すげー細かいなー。
で、それごとにこんなに分かれてる項目があって、
それごとの平均時給が毎月調査されて上がってる。
で、それの前年費、前月費、増減率っていうのが書いてて、
上がった下がったが円単位に書いてますよという資料になってる。
で、これのね、僕が面白かったところなんですけど、
全体のその三大首都圏のデータもあるんですけど、
首都圏と東海と関西で3つに分かれてるのが見れるんですよ。
で、全く傾向が違うの。
これが面白いの。
基本的にどこもフード系が伸びてるのね。
人材不足やからと思うんですけど、
ホールスタッフ調理、ファーストフード系のフード系全部伸びてるのに、
関西は下がってて。
フード系?
はい。
で、これまた逆なんですけど、
首都圏東海は専門職系が下がってるんですよ。
下がってるからほぼ横ばいなんですけど、
関西だけ専門職系は上がってるの。
もう継続的な傾向として?
2月の単月と前年同月かな。
両方ね。
関西圏だと平均時給で見て71円とか上がってるの。
結構上がってるな。
家庭教師の時給とかすごい上がってるのね。
医療関係とかは横ばい。
介護系はものすごく下がってたりとかしますね。
なんですけど、首都圏だと全体的に全部マイナス。
東海も同じく。
平均を押し上げてる家庭教師とかがあるから難しいところであるんですけど。
マイナスのものもあるんやね。
これも特徴なんですけど、関西は事務系全部マイナス。
受付、一般事務、電話対応、コールスタッフ、データ入力、医療事務全て時給マイナス。
なんですが、東海だと受付以外は基本的に全部プラス。
関東圏もほぼ全部マイナス。
なぜか東海わかっている。
どんな地域性があるのかっていうのはね。
これだけでは言えないかもしれないですけどね。
少なくともこの首都圏、首都圏というか都会。
都会と言われる各地域でもこんなに各業務によって時給の上がり下がりが、幅があるというか。
なるほどね。
なんかのシリーズの時にやったと思うんですけど、
マクロの四季報じゃないわ。桜レポート。
桜レポートですね。
桜レポートって何でしたっけ。
日銀さんが発行している地域ごとの経済に関するレポートですね。
ですよね。とか見て、どの業界が実は需要と供給が人材がねっていうのを見比べると、
実はお金を稼げる職種が見つかるのではないかという話ね。
金利の時かな。やったと思うんですけど、それが諸に出ているという。
いやー面白いなー。
いや、両方見るべきですよこれは。
ね。
ちょうど僕ね、今ね、さっきにやられたーって思って。
あ、そうなの?
桜レポートの話しようと思ってた。
そう、桜レポートってこれぐらいのレベルで書いてるの?
これぐらいのレベルで書いてる。
ここまで書いてる。
そうなんですね。だから照らし合わせたら諸に、おそらく生産が元気だからなんだねーとか、
消費が元気だからなんだねーとか、いや労働だけ先端知ってるだけだよねーとか全然わかると思います。
要はパートのとかの時給とかまで桜レポートも書いてるってこと?
さすがにそういうの書いてなくて、産業としてこの産業は伸びてるとかっていうのを照らし合わせると、
例えば製造業の投資額が多いですよーとかってなると、
あーなるほど、東海の製造業が伸びてるから工場事務が必要なんですねとかに掛け合わせてくるかもしれないね。
ちょっと循環チックなものが見えるみたいな。
はいはい。
なるほどね。
そんな気はします。
だから桜レポートで全体感を把握して、その全体概要に対しての、
ミクロとまではいかないけどっていう個別具体なデータはこういう民間のシンクタンクを見ていくのがいいんじゃないかと。
掛け算、やっぱり掛け算が大事なので、その掛け算がちょうどできるデータではないかなーというふうに感じました。
そう、特に製造物でもね、関東圏とかやったら上がってるのに、他では下がってるところもあったりとか。
あーなんかいろんな想像ができるね。
東海とかも本当にさっきも言ったんですけど、事務系がめちゃめちゃ上がってるしね。
マクロの人間からしたら、いろんな妄想、もう想像ではないです。妄想がはかどってしゃーないです。
そう、なんかここから事業組み立てとか、それこそね、コンサルタントの方が使ういろんな分析器あるじゃないですか。3C分析とか4P分析とかいうのって、こういう調査媒体とデータがあって勝負される。
大企業の攻め方と中小企業の戦い方って違うと思うんですけど、中小企業もこういうデータを見て戦い方を決めるとか、プレゼンテーションに持ち込むとかすると、コンペとかでも勝ちやすいかなと。
結構面白いと思いますよ。
思いますけどね。ちなみに集計対象は全国の23万7231件調査しておりますので。
かなりデータ量は十分だと思います。
十分すぎるぐらいやっております。基本的に調査概要はですね、これはやはりリクルートの強さってところなんですけど、タウンワークフロムAナビに掲載された求人情報からやっていくと。
強いなあ。やっぱ持ってるとこは強いですね。
持ってると違う。
違いますね。
よく21世紀以降はね、石油じゃなくてデータが次の通貨になるって言われてるんですけど、これもはや通貨ですよ。
もう通貨ですね。
というところが見える。
その通りだと思いますね。