00:15
東京都北区初の女性区長、山田カナコ。
彼女の描く展望や、未来を描くゲストとの対談など、
北区の新たなビジョンを語るこの番組。
今日は、どんな北区未来予想図が描かれるのでしょうか。
おはようございます。北区長の山田カナコです。
本日2月18日火曜日、今月2話目の配信となります。
今日は、東京大学名誉教授であり、東洋大学名誉教授でいらっしゃいます、
坂村健先生をお迎えしております。
坂村教授、今週もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回のトークテーマが、DXが切り拓く北区の未来です。
IoTの父とも呼ばれる坂村教授と、北区のDX推進について意見交換。
ぜひお話をさせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
前回1話目は、東洋大学との取り組みや連携の始まりなどをお話しさせていただきました。
北区のDX推進について、具体的に今やっていることと、
これからの未来志向の話も、今日は伺えたらなと思います。
先生、よろしくお願いいたします。
最新の東洋大学とのイニアートさんとの連携で、
先生、やっぱり情報発信、この話をぜひ伺いたいと思います。
DXというのは、デジタルトランスフォーメーション。
デジタルベースに物事を進められるように、技術を導入するだけじゃなくて、
大事なことは、やり方とか仕組みとか、そういうことを変えていこうということなんですよ。
ですから、これがどういうところに役に立つのかというと、あらゆるところとしか言いようがなくて、
デジタルが使えない分野というのはもうないんじゃないかと。
特にその中で重要なことは、やり方を変えるということ。
これはなかなか、日本ではやり方を変えたくないという人が多いんですよね。
ですから、大体DXで失敗しちゃう例というのが、日本でなんでうまくいかないのかというと、
昔のやり方で慣れていた方なんかが、例えばデジタルダメだから紙も残してくれみたいなことをおっしゃる方がいるんですけど、
世界的に見て、先進国で紙も残してデジタルも導入している国というのは、もうないです。ほとんど。
とにかく特に進んでいるというところは、デジタルにすると言ったら全部データにしてしまう。
だから、よく出している例では、日本だとまだ高速道路に乗るときにETCというのがついているんですが、
03:03
人もいますよね。あれはなんでかというと、あの装置をつけていない方のための入り口なんですけど、
そのためにどれだけお金を使っちゃったかと言ったら、効かないほうがよかったというくらいお金を投入しているんですよ。
それだけのお金があるんだったら、そういうような多くの人を助けることに回せたのに、ものすごいお金を使っちゃったんです。
なんでそうなっちゃっているかというと、つけたくないという人に配慮したからなんです。
ですから、例えばクデモって窓口をネットでできると言ったときに、紙でも絶対やらないほうがいいです。
じゃあどうすればいいんだ、じゃあ使えない人はどうしてくれるんだと言ったら、助けに行けばいいんですよ。
全部データにして、世界の先進国でどうやっているかと言ったら、コンピューターとかスマホを使わなきゃいけないよと言ったときに、
そういうのも触れないと、できないと言ったら、じゃあ助けに行く。
それを区が助けに行けばいいわけで、そういうようなことをやったり、特にそういうことが不得意な方が集まるような場所とか、
集会所とか、病院とか、区民とか、そういうところの近くに助けるところを作って、
例えばそこに行ってくれても助けるし、もちろん区役所に来ても助けるし、
自宅に来てくれって言うなら行ってもいいですよ、というようなことをやっていくうちに、
今の小学生なんかは、1年生というからコンピューターを使っている事業は、最近文部科学省が今の教科で買い始めましたので、
徐々に全然問題ないというふうに移行するというのは、そういうストーリーにしないと、お金がかかっちゃうんですよね。
そうですね。前回もちょっとお話しさせていただきました、昨年令和6年4月に委託のデジタル推進条例を作らせていただき、
原則電子申請、行政手続きは電子申請だよということで、
ただデジタルだとか、そういったものが苦手な方々には、しっかりとサポート体制を整えるという前提を区役所としては整えて、
助ければいいんですよ。もう打てないんだったら打ちますよ、と。
行ってください、とやるとか、例えば助けるところに行った時は紙書いたやつを入れてあげるとか、
もう何だって助けようがいろいろあるわけだから、原則はもうデジタルってやらない限り、コストが下がらないんですよね。
そういうことでつまらない紙でもやっていったら2倍のシステムのお金がかかっちゃいますから、
ですからそういうようなことを一本化することによって、余ったお金をもっと本当に困っている人に別のことで使うとかね、
いろんなやり方があると思うんですよね。
自宅では高齢者の方々のスマホ教室もやらせていただいて、東京大学の学生さんにも入っていただいたりしているんですけども、
やっぱり高齢者の方々のデジタルスマホを馴染んでもらうのも地道にやりつつ。
もちろんそういうことをやってもいいんですけど、私も年寄りだから言いますけど、嫌だったらもう年取っているんだから、もういいんですよ。
別にスマホなんか使わなくても生きていますから。
無理やり使わせるっていう方が良くない。
06:00
そうですか、勉強になります。
だからそういうような好きなようにやればいいんだって。
助けてくれっていうのは助けるっていうことをやればいいんだよね。
窓口も去年から書かない窓口を始めまして、何枚も同じ内容を書いたのをマイナーバーカードで全ての項目をインプットして
紙に出されたものを窓口に持っていけばいいっていう形でサポート体制もデジタルを使って進めています。
あともう一つ先生やっぱり東洋大学イニアードさんと去年から始めたデジタルサイレンジ。
この話もぜひ、これも画期的だったと思うんですけど。
やっぱりキタックといってもいろんな組織で集合体ですから、今私たちがやっているのは
いろいろ違う組織間で有益な情報を交換する仕組み。
これを昔だと紙に書いた情報をもらって審査して、例えばURの団地、
それからイニアード、私たち東洋大学、それからJRさんにも協力して、あとキタック、
あとはホクトピア、それとか赤羽商店会みたいなところの方たちと情報をどういうふうに交換するかってやってるんですけどね。
それを簡単にできるようにしよう。
それもだから、さっきも言ったように紙じゃないから、デジタルで来た時に担当の人とか責任のある人たちが見て、
いいんじゃないってボタンを押した途端にそこのデジタルサイレンジにもマップされちゃうんですよ。
今までだともらって、うちの方式にもう一回打ち直しとかね。
打ち直しとか再入力ってのは絶対やめたくない。だって無駄ですから。
本当に昨年からホクトピアにサイレンジの方を置かせていただいて、
これ赤羽駅前とか東洋大学さんだとかそれぞれ置いてある同じものとしても導入させていただいて、
帰宅の情報だけではなくて、JRの情報だったりとか、それぞれの情報をですね、それぞれがアップしていくっていう、
そこの仕組みがやっぱり手続きの簡素化、情報がスピーディーに反映される。
ここの部分は、帰宅は帰宅の情報だけをしっかりと中で調整して、
この内容を発信しようというものをすぐに登録すれば発信される。
この仕組みがやっぱり良かったなって。
特に例えばですね、帰宅も結構広いですから。
例えば私たちのイニアドとか東洋大学とかですね、
隣の赤羽大学団地から駅に歩くまででも5分10分かかりますよね。
そういう時に電車が止まっているなら、事故か何かで止まっているなら、
今止まっているって教えて欲しいんですよね。
ですから例えばURのところに置いてあるデジタルサイエンジンには、
止まっている場合には止まっていて、普及するのにはあと30分ぐらいかかりますとか1時間かかります。
それを見ただけでも、じゃあもうちょっと急いでいることじゃないんだったら、
ご用事だったら、ちょっと待ってから行こうと思いますよね。
そうですね。
一番良くないのは、行っちゃってから待たされるっていうのが良くない。
そうなんです。
情報が来ないとですね、不安になりますでしょ。
だからそういうところをするとか、あと帰宅自身が出している重要な情報がありますよね。
09:02
そういうのもデジタルサイエンジンで見えるところでどんどん出してもらえれば、
気が付くじゃないですか。
僕らみんながスマホを持っているっていうのを見なければ分からないですからね。
情報を取りに行かない人っていうかですね。
基本的にはそうなんだけど、サイエンジンの良いところっていうのは、
歩いていたら目の前に気をつけた方が良いことが出てくるとかね。
そういうようなことで、今赤羽のビビオンにも置いてありますけど。
だからそういう緊急事態があった場合には、ちゃんとそういうデータが、
歩いているだけで目につくっていうのは、そういう仕組みも重要だと。
もちろんスマホでも出るんですよ。出るんだけどね。
だからそういうのは情報で持って、色々快適にするっていうことで、
どこまでできるのかということをやろうと、そういう実験を始めたんですね。
私たち帰宅としても一緒にやらせていただいて。
今、区の中の掲示板っていうのが2000本ほどあるんですけど、
やっぱりですね、今皆さんに紙を貼っていただいて、
これをですね、本当に将来的には、公約にもちょっと言ったんですけども、
デジタルサイエンジン、数はそんなになくてもいいから、
やっぱりマチバンの掲示板もサイエンジンがいくつか出てきて。
サイエンジンに出ている情報がスマホで持ってみようと思ったら、
出かけなくても見れるっていう。
それは原則でやれば、かなりコストは下がると思いますよね。
紙貼りに行くのね、例えば東京大学なんかでも2万ヘベあったら、
あの掲示板ね、10何個儲けて30ぐらい買っちゃうんですよ。
貼りに行くだけで。
それでもうかわいそうに30分かかって貼ってきてね、
帰ってきたらちょっと、ジムの大変な上司の人に、
字間違ってるからもう一回貼り直してもらって。
1時間ですよ、それ。
掲示板に貼ってるだけで。
だけど帰宅全部って言ったら、
そういうとこじゃないでしょ。
もっと時間かかっちゃうよね。
今ね、町会の方々に貼っていただいてるんですけど、
そういったものもですね、デジタルを通じて便利に、
もっと発信力を持って見てもらえるようになったらいいな、
というふうに思ってます。
コンピューターに関してはですね、これからどんどん今、
AI、興味ある方多いと思います。
生成AIはじめとしてね、
技術がものすごく進歩してるんで。
そうですね。
だからね、前回の時もお話ししたようにね、
スマホを使えない人に音声に直すこともできるんですよ。
なるほど。
うちの中でスイッチを押すとか、スマホで操作しなきゃいけなかったら、
言葉で、例えば電気つけてとか、連絡してとかっていうのを、
声で言うだけで、うちが分かりましたってやってくれるとかね。
そういうように進化していくから。
だから、スマホをですね、
情報の端末として見るんじゃなくて、
電話代わりに使って、
ちょっと困ってんだけどって言ったら、
ちゃんと必要なところにつなげてくれるとか。
それとか、中で不幸にして、
ちょっと一人で住んでて倒れちゃったら、
もう病院に、本人に代わって連絡してくれるとか。
だから、そういうようになった方が、
使える使えない関係なく、
やっぱり高齢化で、
みんな年取って、
一人で住まなきゃいけない方もいるわけですよね。
12:00
そういう時に、絶対そのほうがいいと思いますね。
もうそういった、
先端を目指しながら、
取り組みをさせていただきたいな、
という思いなんですけども、
特に、我々行政として、
政策を作っていく上で、
今の先生の話からするとですね、
政策そのものを作ること自体も、
もっともっとデータ、デジタル。
それはね、EBPM、
Evidence Based Policy Makingって言うんですけど、
これも世界でやってて、
例えば区で、
該当をどこにつけるかっていうと、
本当に夜、どこが一番人が通っているのかとか、
危ないところはどこなのかっていう、
データから優先順位を決めようと。
最終的には、
あんまり通らないところでも
つけたほうがいいとかつけるんだろうけども、
それにしても、優先順位につけないと。
区だって、いくら山田区長が戦闘を立ててやっても、
ないものはない。
限られたね。
限られていらっしゃるので、
効率的に。
何年かかってやっていく時の、
警戒を立てるのに、
ちゃんとデータに基づいて
脚角立てたほうがいいんじゃないか。
これね、世界的ブームっていうか、
流行りなんですよね。
行政運営、それから行政の施策、
立案に関しても、
このEBPMということが、
もうやっぱり主流になっている。
この部分で、
区としても今後、
まさにEBPMを活用した形で、
政策立案、また皆さんに
ご提供していくということを考えていきたいな、
というところで、
まさに坂間先生、
一緒にやらせていただきたいと思うんですけども。
もちろん、
そういう最先端のデータテクノロジーの
使い方に関しては、
最大限の努力をして、
ありがとうございます。
北国に協力しようと思っていますので。
ぜひ、私たちが思いつかない角度で、
多分、いろんな教えをいただけたらな、
というふうに思っておりますので、
全ては、
区民の方々の安全、安心、
それからサービス向上につながるための
政策立案、
政策を、
ぜひとも坂間先生、
一緒にこれから作らせていただければと思いますので、
今後、連携よろしくお願いいたします。
一緒に頑張って連携しましょう。
ありがとうございます。
本当に、あっという間に15分が終わってしまって、
もっと取組についてお話を伺いたいと思っているんですが、
これはまた別の機会で、
ぜひとも、
区民の皆さま、リスナーの皆さまにも、
今後、ご報告させていただきたいと思っておりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
坂間先生、2話にあたって貴重なお話と、
熱い思いを伺えて、
私はとっても嬉しかったんですが、
ありがとうございます。
ラジオ収録をごたけいただいて、
感想をぜひ一言お願いします。
私ですね、若かった頃、
いろいろ教育テレビとか、
いろんなところで、
教育番組をずっとやっていたんですね。
なるほど。
今、昔と違ってですね、
昔の収録はもっと大変だったんですけど、
そうですか。
昔の収録で楽でいいですね。
経験者ということで、
むしろよかったです。
私たち、このかなコビジョンでですね、
15:01
帰宅の政策と、
また帰宅がどういった連携をしているか、
ということもぜひ、
皆さんに知っていただきたいなという思いで、
もう本当にIoTの父、
またこのデジタルの中ではですね、
世界的権威である、
坂村教授に、
今日はお越しをいただいて、
お話を伺えたこと、
ぜひ、区民の皆さん、
お越しをいただきたいと思います。
今月は、坂村教授にお越しをいただきました。
本当に先生、ありがとうございます。
ありがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
さて、皆さんここまで、
楽しんでいただけましたでしょうか。
ここで、お便りを紹介したいと思います。
ラジオネーム、ランコさんよりいただきました。
お便りありがとうございます。
うれしいです。
では、読ませていただきます。
いつも興味深く拝聴しています。
ありがとうございます。
帰宅を少しでも好きになってほしい、
という万奈美さんと、
区長の対談を聞いて、
そうなの、帰宅って良いところだけど、
表現難しいんだよね、
と思いながら聞いていました。
私ごとですが、
今、帰宅に住みたいなと計画中です。
息子が電車好きで、
その縁で帰宅が大好きなのです。
毎日電車を見たいという、
息子の希望を叶えたいと思っています。
というお便りをいただきました。
ありがとうございます。
うれしいですね。
そして、息子さんの希望を叶えてあげたいという、
お母さんの優しさに感動しています。
ありがとうございます。
ぜひ、帰宅来てください。
引っ越して来てください。
お待ちしています。
私のまだまだ帰宅の良いところ発信して、
帰宅に行ってみたい、住んでみたいという、
ランコさんのような人を
一人でも多く増やしていきたいなと思いますし、
頑張ります。
よろしくお願いいたします。
ランコさん、ありがとうございました。
それでは、次回もお楽しみに。
素敵な一日をお過ごしくださいね。
パーソナリティ山田香菜子でした。