2025-02-04 16:00

#20 「IoTの父」世界の坂村教授と北区の「連携」|ゲスト: 坂村健さん

【今月のゲスト】

東京大学名誉教授であり東洋大学名誉教授 坂村健さん

【今回のトークテーマ】

・「IoTの父」世界の坂村教授と北区の出会い

・北区、UR都市機構、様々な「連携」をするINIAD


北区初の女性区長である、やまだ加奈子さんによる冠番組。彼女の抱く展望や、北区の未来を描くゲストをお迎えし、様々なテーマをもとに、北区の未来予想図を語り合います。


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サマリー

坂村健教授のインタビューを通じて、北区におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)とIoTの可能性が語られています。教育機関と地域との連携が重要であることが強調され、未来の住居計画における技術の革新も紹介されています。坂村教授は、IoTの普及と高齢者の生活支援における地域連携の重要性について述べています。北区は、デジタル化を進めることで地域産業の活性化と高齢者のサポートを目指しています。

坂村教授の紹介
東京都北区初の女性区長、山田カナコ。
彼女の描く展望や、未来を描くゲストとの対談など、
北区の新たなビジョンを語るこの番組。
今日は、どんな北区未来予想図が描かれるのでしょうか。
おはようございます。北区長の山田カナコです。
本日、2月4日火曜日、元気にお届けしてまいります。
2025年は、2月2日が節分、3日が立春ということで、
まだまだ寒さが厳しい時期が続きそうですが、
立春も過ぎて、少しずつ暖かくなることを期待しながら、
2月も乗り越えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
さて、今月のトークテーマは、DXが切り開く北区の未来です。
そして、本日のゲストは、東京大学名誉教授であり、
我が赤羽台で大変お世話になっております、東洋大学の名誉教授でもいらっしゃいます。
坂村健さんです。坂村先生、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
坂村先生、昨年の秋に随法中受賞、すごいですね。
受賞されたということで、まさにIoTの父とも呼ばれる、
日本ではなくて世界的経緯の先生です、皆さま。
坂村教授のお話を伺えるというのは、本当にありがたい限りです。
坂村先生、今日はどうぞよろしくお願いいたします。
教育と地域連携
よろしくお願いします。
早速ですが、ぜひ坂村先生から直接プロフィールを伺えたらなと思います。
よろしくお願いします。
今ご紹介ありましたように、私は今から8年ほど前までは、
東京大学に40年弱勤めていて、コンピューターの研究をしていました。
ちょうど今、8年前に東洋大学からお誘いがありまして、
赤羽大の駅前に、有ある都市開設機構が持っていた大きな土地が、
有あるが最近団地を建て始めたので、土地が少し余裕が出てきたので、
そこに大学をつくるということはどうかという話がありまして、
8年前に東洋大学の情報連携学部、イニアドと呼んでいるのですが、
そういう新しい情報関係の学部をつくりまして、
そこの創立者であると同時に初代の学部長を務めて、
去年の3月まで学部長をやっていたのですが、
今は東洋大学の名誉教授になって、
C-HABという学術と実業の連携するような機構の機構長をやっております。
ありがとうございます。
今お話がありました、2017年に東洋大学の皆さまが赤羽大に
新校舎を建設いただいて、帰宅とのご縁が初めてできました。
そのときにまさに坂村教授が学部長として、総責任者として帰宅にお越しいただいて、
そこでの出会いも私が初めてです。
山田副長とお会いしたのは、たぶん2017年につくったときだと思うのですが、
そのときまだ区議会議員でしたね。
早速そこで連携して、これからやっぱりコンピューターが重要なので、
帰宅としても非常に興味があるということで、お話ししたのが初めてだと思います。
最初のオープニングの回も、私はよく覚えていまして、
当時、区議会議員がみんな行けるわけではなくて、
当時は私は議長をやらせていただいていたので、
区議会の議長ですね。
それで伺うことができて、本当に帰宅の宝になるなというふうに、
あのときに施設とともに坂村先生の様々なご活動について、
私も読ませていただいたり、お話を伺って、
ここから帰宅の切り開く道はDXだと、IOTだと、
あのときすごく夢を持って先生とご挨拶させていただいたのは、
私も覚えているんですけれども、
ここから、区長という立場をいただいて、
まさに政策として、坂村教授と連携、また情報連携学部、
イニアード、支派部の皆さんと連携できるということは、
帰宅として本当にラッキーですし、ありがたいですし、
ここから一生懸命やっていきたいなと思っておりますが、
イニアードとの具体的な、これまでの連携というところでいくと、
先生、どうですかね。先生の中での一番、
イニアードと帰宅との連携ということで、
地域の方にも入っていただいて、やっていただいたこともありますよね。
イニアードのちょうど隣に、URの巨大な、東京では一番大きいと思いますけど、
最初にできたヌーベル赤船大学がございまして、
特に今、私たちのイニアードはURとも共同で、
いろいろ研究連携しているんですけれども、
イニアードの最初に2017年に作ったビルが、
だいたい2万平米の建物に、5000個のIoT、
これはインターネット・オブ・フィングスといって、
いろいろなものの中に入れるコンピューター、
これは私がずっと研究していたものなんですけど、
それを入れて、例えば教室の管理を全部コンピューターでやるとか、
不審者が来た場合のセキュリティですよね。
それとか、非常に大きいですから、エネルギーを最小化するとか、
あらゆる、それとか、大学としては画期的だと私は思いましたけど、
紙を使うのやめようと言って、全部がスマホで見れたり、
とにかくデジタル・サイエネジーといって、
情報を提供するいろいろなデジタル機器がたくさんあって、
ちょっと、とにかく世界で最も先端的に、
コンピューターを最大に使ったらどうなるかということを試そう、
というような学校を作ったんですよね。
すごい校舎ですよね。
それを見て、多分山田さんすごく、
衝撃でした。
衝撃だったんだと思うんですけど、
コンピューターの時代になっていくときに、
いかにこれがうまく使えるか。
DXっていうのは、デジタルトランスフォーメーションの略なんですけど、
デジタルベースに、いろんな精度とかやり方とかを変えていこう、
というやり方なんですよね。
例えば、それを区で言うんだったらば、
紙で出さなきゃいけないってやって、
しかも、今みんなスマホを持っているわけだから、
スマホから窓口いったのと同じにできないのかとかね、
そういうことを徹底的にやろうっていうのが、
区のDX、デジタルトランスフォーメーションですから、
そういうことでは協力できるんじゃないかということで、
イニアドがすでにそういうことをたくさんやってますので、
連携学部って言ってるでしょ。
地域連携が非常に重要なんで、
未来の住居計画
特に近くの小学校のお子さんなんかに、
コンピューターを教えるとかも、
うちの学生がやったりもしてますし、
いろいろな連携の仕方があるんじゃないかということで、
今、特に強くやっていこう、
ということをやっているんですよね。
そうですね。区議会のときに、
先生といろいろ連携を取らせていただくので、
その中でURのヌベルさんと、商店街の方々と、
クリーニングだとか大蕎麦とか、
あの話もちょっと伺っていいですかね。
実はURとやっているのに、
未来の住居を作ろうというプロジェクトをやってまして、
URと2030年ぐらいの住居ということなので、
URの一室が44平米ぐらいで、大きくないんですけど、
そこに100個ぐらいコンピューターをつけて、
例えばヒートショックを感知するとか、
あと、人が動体認識って言ってるんですけどね。
要するに寝てるのか倒れてるのか、
話をしてるのかということを、
映像じゃなくて、コンピューター、
最近のお家なんかを使ってですね、
住んでる人を快適にしたり、
安全にするとか、そういうことをやってるんですよね。
快適、便利。
その中で、特に例えば、
宅急便なんか今、ポピュラーになってますけど、
なかなか受け取れないんですよね。
ですから、そこの未来のうちはですね、
大型の冷蔵庫がついているような宅急便まで作って、
とにかく人が受け取るんじゃなくて、
冷蔵庫が受け取る。
冷蔵庫が受け取るっていう、
そういうようなことをしたり、
クリニック屋さんに出すにしても、
クリニック屋さんに持ってくるんじゃなくて、
洋服をかけておくと、
取りに来てくれる人がいて、
それをクリニック屋さんに持ってって、
またそこに持ってきて、
知らない間に自分の洋服棚の向こうが、
宅配になってるみたいな感じになってる。
両側から開いてみたいな。
そういう変な家作ったんですね。
実験しなきゃいけないんですよね。
そういうのが入ってるんで、
それを山田さんなんかがお願いして、
地元のクリニック屋さんとか、
お蕎麦屋さんとか、
いろんな方が協力して、
特に最近、ネットで注文できるものが
増えてるんですが、
帰宅だけっていうサービスはどうかって、
私は言ったんですよね。
そうしたら運ぶ方も、
地域連携による高齢者支援
帰宅の中だけをくるくる回る方がいいと。
今のネットだと、
いろんなもんありますけど、
どこに行くかわかんないですよね。
そうじゃないんだったら、
そういう方の協力も得て、
やったんですよ。
しかもクリニック屋さんなんかに言われちゃったのは、
私たちの方でやったのは、
コンピューター使って、
スマホで入れたものを、
電話にちゃんと音声で変換するとかね。
そういうことをやった結果、
非常にうまくいって、
定常的にサービスできたら、
みんな役に立つだろうなと思って。
そうですね。
帰宅の大きな特徴として、
高齢者が多いということもありまして、
高齢者の方々にも、
先生の取り組みのお話、
私はすごく素晴らしいなと思ったのが、
地域の商店を使っていただいて、
区内産業の活性化、
高齢者の方々の生活を、
地域の商店街の商店の方々がサポートする。
商店街の人が直接運ぶのは大変だから、
運ぶだけの役割の人を、
きちんとした職業として、
どのお蕎麦だろうが、
クリーニングだろうが、
どのお蕎麦だろうが、
どのお蕎麦だろうが、
どのお蕎麦だろうが、
どのお蕎麦だろうが、
どのお蕎麦だろうが、
そこに配達をするよ、
と専門家が言って、
区内で循環していく、
ということの仕組みが、
いいなと思いながら。
やっぱりこれからは、
地域で連携して、
地域で盛り上げるということをしないと、
特許広いですからね。
しかも、いろんなところで
採算が合うようにしようとすると、
近場だったらできると。
遠くまでってなると、
配達コストが高くなっちゃうんで、
クリーニングとお蕎麦と、
何か買い物のあるもの、
全部まとめてやるといったら、
運ぶ人にとっては、
効率が非常にいいんですよ。
しかもエリアのことをよく知っているから。
だけど考えてみたら、
昔は横利きとかね。
原点に帰る感じですね。
そうなんですよね。原点に帰るのを、
デジタルが助けるんですよ。
本当にそこのデジタルの仕組みを、
どうやって専門的に、
これは我々北区では、
なかなかできないところを、
デジタルのお知恵の中で作られて、
そこに北区と東洋大学、
イニアルや情報連携学の皆さんと連携する中では、
北区をフィールドとして活用していただいて、
そのできたサービスだとか仕組みを、
国民の方々にも使わせていただく。
こういう東洋大学さんとのデジタル、
それからDX、IoT、
そういったことを活用した、
将来的なつながりを、
強化していきたいなと思っていますので、
私たち区としては、
今の北区のテーマとして、
デジタルってなかなか、
やっぱり高齢者の方が多い分、
無理だわという方も、
結構多くいらっしゃるので、
制度としてはなかなか進まなかったかもしれないですが、
社会の流れからすると、
デジタルになっていく。
これをいかに高齢者の方々をサポートしながら、
デジタル化を北区として進めていくか、
というところを頑張っていきたいなと思っています。
デジタル化の取り組み
具体的な、
これからの未来志向の取り組みについては、
第2話、自習でお願いしたいと思っているんですが、
そんな連携の中で、
ちょっと北区のご紹介だけさせていただくと、
北区は本気でデジタルやっていくよ、
という思いを込めて、
令和6年に、
4月に、
デジタル化に関する条例を作りまして、
先ほど先生もおっしゃった、
デジタルでいろいろな申請が完結していくような、
電子申請の仕組みを原則とする条例を、
まず行政サービスのデジタル化ということで作りまして、
組織も、
DXのデジタル担当部を、
昨年の4月は作って、
組織、それから条例、
ここまで体制を整えてきたので、
令和7年以降、
デジタルの取り組みについて、
アドバイザーと、
CIO補佐官が今、区にはおりますので、
そのお二人とともに、
今後、東洋大学の皆さまと、
坂村教授のお力、
お知らせをいただきながら、
具体的にどう施策に反映していくか、
組の方々のサービスとして、
感じていただけるかというところを、
やっていきたいと思いますが、
そんなところで、
私たちは、
まちづくりから含めて、
さまざまご相談していきたいと思っているのですが、
先生の受けていただけるかどうか、
その思いも、
ちょっと一言いただきたいと思います。
お願いします。
山田副長の思いに、
全面的に協力するつもりで、
北区の中にある大学ですので、
最大限協力しようと思っていますので、
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
赤羽台にある東洋大学情報連携学部、
これは我々宝として、
ぜひとも連携を強化して、
区民の方々のサービス向上、
豊かな生活につなげていきたいと思っております。
具体的な取り組みについては、
ぜひ次週のお話を伺えればと思います。
皆さま、いかがでしょうか。
北区のDXの未来が明るいなって、
今日この15分でありますが、
感じていただけたと思います。
ぜひご期待をいただきたいと思います。
皆さん、次回も楽しみに、
素敵な一日をお過ごしくださいね。
パーソナリティ山田香奈子でした。
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