赤羽イノベーションサイトの概要
Kanako-Vision
東京都北区初の女性区長、山田カナコ。
彼女の描く展望や、未来を描くゲストとの対談など、
北区の新たなビジョンを語るこの番組。
今日は、どんな北区未来予想図が描かれるのでしょうか。
皆さん、おはようございます。北区長の山田カナコです。
実は、今日はいつもの収録スタジオとは違い、
ここ、赤羽駅前の赤羽イノベーションサイトからお届けをしています。
今月のトークテーマは、
北区の創業支援、北区で起こすイノベーション、です。
今年1月に、赤羽駅の北側の高架下に、
起業家・地域のプレイヤーの掘り起こし、
そして交流拠点、イノベーションサイトが誕生しました。
コワーキングスペースとしての機能を備えながら、
創業支援と観光振興により、北区の新たな価値を創出していこう、
というキャッチコピーで、現在運営しております。
今、この施設にある、外に設置してあります大きなモニターで、
この収録の様子を投影しております。
皆さん、道路で、ありがとうございます。
赤羽駅周辺をご利用の方々が立ち止まって、
ぜひご覧いただけたら嬉しいなと思っています。
よろしくお願いいたします。
いつもの収録スタジオを飛び出して、
この現場での収録ということで、
ちょっと雰囲気が違って緊張もしておりますが、
ぜひ、この赤羽イノベーションサイトの魅力を、
コミュニティの活動
そして可能性をどんどん、
組の方々へお知らせをしていきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
そして、ゲストは、施設立ち上げにも関わっていただき、
現在、コミュニティマネージャーを務めていただいております、
NPO法人コミュニティビジネスサポートセンターの
木頃さんをゲストにお迎えしております。
木頃さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
山田区長、赤羽イノベーションサイトにお越しいただき、
ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
今日は、この1階のガラス張りのスペースで収録を行っておりますが、
このスペース、いつもはどのような活用のされ方をしているのでしょうか。
1階は、受付スペースと観光PRコーナー、
そして、北区観光協会さんが入居するスペースになってまして、
ここも今回のような形で、ラジオ収録での利用など、
様々な形で、これから活用されていくと思います。
この赤羽駅周辺ですね。
区内でも一番多くの方々が行き交う場所で、開放感があって、
素晴らしいスペースでの収録できることを嬉しく思っておりますし、
この場所を多くの方に活用していただいて、
発信してくれたらいいなと、今感じております。
まず、木頃さんのプロフィールを簡単に伺っていきたいと思いますが、
よろしいでしょうか。
ありがとうございます。
私は、地域の課題や社会の課題をビジネスの手法で解決する事業を、
やりたい方たちを支援しているNPO法人に所属しておりまして、
北区赤羽の岩渕の方にあるんですけど、
インキュベーション機能を持ったコワーキングスペース赤子の運営ですとか、
地域のメディア、赤羽経済新聞。
お世話になっております。
ありがとうございます。
地域のメディア、赤羽経済新聞の編集長をしながら、
地域のネタを集めたり発信したりということをさせていただいていまして、
そういったプロジェクトをいろいろ担当していまして、
ここでもコミュニティマネージャーということで、
今年の1月から勤めさせていただいています。
ありがとうございます。
本当に日頃から北区の様々な総業支援ですとか、
北区の取り組みの情報発信を担っていただいております。
ありがとうございます。
さてですね、早速この赤羽イノベーションサイトの運営について、
伺っていきたいなと思っておりますが、
北区として平成の27年から、
この北区内での総業支援を強化していこうということで、
産業競争力強化法に基づいた総業支援と事業計画を、
国に提出をしまして認定を受けて、総業支援を開始しました。
北区を拠点として会社を起こし、事業を起こしていく方々を強力に北区として応援し、
北区を全国に発信していく。
そんなことを目的にして事業を開始しております。
その大きな1つのポイントとして、この1月から設置をしました、
赤羽イノベーションサイト、その反響というのはどれでしょうかね。
1月のプレオープンの段階からメディアにも注目をしていただいて、
情報発信をいただいたのもあって、これまで2200人以上の方がご来館いただいて、
実際の利用者の方もご自身のノートとか、Xなどでも発信してくださっていて、
赤羽駅前というこの高齢地に、この拠点を北区が作ったということが、
だんだん徐々に浸透してきているというのを日々感じているところです。
さすがですね。区としても情報発信、まだまだ自分ではないと思うんですが、
結構頑張ってきてはいます。
実際にどういった方々に届いて、どんな方がご利用いただいているのかなという、
利用者の方々の層を伺いたいと思うんですが、どうでしょうかね。
企業前だったり、企業して5年以内という方が多いんですけども、
利用目的も登録していただくときにお聞きしてまして、
他の企業家だったり、企画内の事業者と交流するためだったり、
区内でこれから新しい事業をやるための準備だったり、
情報交換、ネットワーク、この辺を目的にしていらっしゃる方も多いので、
都心部にもこういった施設ってあると思うんですけども、
自分の生活権や事業の証券の中に、
こういった拠点ができて嬉しいなという話をしてくださっている利用者さんがいらっしゃるので、
やっぱりそういう意味でもだんだん浸透してきているなという感じがしています。
本当、都心でそういったコワーキングスペースを活用してということはよくあるかと思うんですけども、
やはり住まいと近いところで、
仕事と生活権が近いというのは一つのこれからのポイントになるかなというふうに私も感じておりますので、
ぜひそういった地域の方々にも多く活用していただきたいなと思っているんですが、
実際に利用されている方々、この昼間の時間帯から夜にかけてどうですかね、どんな雰囲気ですかね。
そうですね、午前中はそれほどでもないんですけど、
やっぱり午後から2階のコワーキングスペースを利用されるという方が徐々に増えてくることが多くてですね、
夕方にローカルプレイヤー向けのイベントということでやってますので、
そこで仕事をしたりとか交流したままイベントに参加していくという方たちもいらっしゃいます。
もうそういった流れが実際にできてきているというのは素晴らしいですね。早いですよね。
このコワーキングスペースは何と無料、そして時間制限なし。
こんなコワーキングスペースあるのかなって思うぐらいサービス満点だと思うんですが、
本当に全国的に見ても珍しいスペースだと思うんですけども、現在利用者数どのぐらいまで?
はい、2階のコワーキングスペースの利用者数が430名を超えてますね。
これは当初の見込みより多いんじゃないかなと思いますがいかがですか?
そうですね、思ったよりも浸透してきてて、皆さんの口コミとかも含めて来ていらっしゃるので、だいぶ増えてきてるなと思ってます。
口コミもね、やっぱり実際多いですよね。
そしてこのコワーキングスペースとしての役割は大きな一つでありますが、ご自身がスペースとして使うだけではなくて、
その利用されている方々同士の交流、企業家の方々同士の交流や、
そのイベントスペースとして活用していただくっていう発展的な利用も生まれてくるといいなって感じてるんですけども、
実際の利用者の利用方法などもちょっと伺ってもいいですか?
はい、赤羽イノベーションサイドで主催するイベントの開催時間とか、それ以外の時間帯でスペースを貸してほしいっていう方が使ってるとき以外はですね、
コワーキングスペースの中でもワークスペースとして、今作業してるっていうお話があったんですけど、
ワークスペースとしてご利用いただけるんですけど、ただのワークスペースっていうことではなくて、スペースの中にトークテーブルっていう形で、
ここに座ってやってる時は話しかけてもいいですよっていうのがありまして、そんな仕掛けもちょっと置いてみたりしてるので、
それを見て話しかけてやり取りしてる人もいますし、施設の中に自己紹介とかメッセージを貼れるボードを置いていて、もうちょっといっぱいにだんだんなってきてはいるんですけど、
そういった情報を見て私からお声掛けすることもあるんですけど、利用者さん同士でお話しされたるシーンもあるので、少しずつそういったコミュニティのやり取りみたいなのが生まれてきてるなと。
素晴らしい。素敵ですね。やっぱり会社を起こしていくっていうことは、一人での戦いみたいな部分もありますけれども、そういった同じ思いで利用されている方々が意見交換したり、マインドを上げていくっていうスペースなのがすごい素敵だなというふうに思っております。
赤羽イノベーション大学の構想
まさにこの施設のコンセプトは、創業支援と観光振興により北区に新たな価値を創出、創造です。
2階にはそういったコワーキングスペースを中心としてイベントを行っていただいたり、それとともに1階にある、先ほどもご紹介いただきましたが、観光PRコーナーが設置されていて、2階のイベントスペースとの連携、その辺の工夫だとか、連携の状況だとか、マネージャーとして木頃さんが取り組まれているつなげ方とか、その辺の話も伺っていいですか。
そうですね。ここではアントレプレナシップ、企業化精神を持っている方とパブリックマインド、公共的精神を持っているという、自分のこともやりたいと思っているんですけれども、地域のためにも貢献していきたい、社会のために貢献していきたいという方たちに育ててもらうということも、一緒にここを育てていくというところもあるので、集まっていただいて連携するということではありますので、
いろんな多様な人が集まってここに乗っかってきてくれて、ことによって何か新しい価値が創出されてくるんじゃないかなというふうに思っていますので。
はい。やっぱりアントレプレナシップ、企業化精神、それとパブリックマインド。やっぱり地域のために何かとか、誰かのために何かを起こしてやっていきたいという、そこの意識を共有して、みんながそれぞれの持っている技術だとかノウハウでそれぞれが発展していく。
そのマインドのところでつながっているというのはすごい素敵ですね。
そうですね。
はい。そしてですね、もう一つ赤羽イノベーションサイトの大きな取り組みの柱になってくるのが、赤羽イノベーション大学だというふうに思っております。
区としてこの場所を設置していく上で、狙いの一つにこの大学機能を設けていくことということを入れて、事業者選定をさせていただきました。
その提案の中でも、やはり事業者として素晴らしい内容だったということで、今回選定させていただいているんですけれども、この赤羽イノベーション大学とはどんなふうになっていくのかということもちょっと伺っていきたいと思います。
そもそもこの赤羽イノベーション大学、この辺の狙いというか、こんなことをしていきたいなというその思いをですね、聞かせていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
方針、概要など含めてお願いします。
はい。ありがとうございます。
やっぱり区の方でも大学としてこのビジネス、帰宅でやるビジネスをやる人たちを育てていきたいという思いがやっぱり大学ですので入っていると思いました。
なので大学ですとやっぱりかなり体系的に学べて、でもビジネスなんで実践でなきゃいけないというところがあるので、その部分を含めるということで、
赤羽イノベーション大学ではビジネス基礎講座というのと、ビジネス実践講座というのと、ビジネス実践ゼミの3つに分かれています。
起業家育成のプログラム
企業を創業するということは、企業経営に必要なこととして知識として学ばなきゃいけないこともあるんですけど、企業ステージでやっぱり経営ステージで必要なことってやっぱり違ってきますので、
その辺をやっぱり切り分けて体系的に学べる、可視化した形で大学としてプログラムを組んでいますし、
北区で資産高くパブリックマインドアントレプレーナーを持っている人ってやっぱり資産が高いので、そういったところを持った人たちで、実際に今でもいらっしゃるので、
そういう人たちをつなげる場所にもしたいので、県内でのネットワークだったり、企業家のそういった資産の高いロールモデルの方たちと学んでいただく内容になっていますので、
これから北区で起業するぞ、新しい授業を始めるぞという方には、基礎講座から実践講座、ゼミまでまるっとアイデアで受講いただくのがいいなと思っています。
本当に、自分なんかも例えば貸し起こしたいと思っても、そういった専門的な授業を受けてきていない、学びを終えてきていないからちょっとなと思う。
そんな部分は、こういったカバネイノベーション大学で学ぶことで、実際に基礎的な知識から、自分がこんな業界でやりたいという、
その事業ごとに具体的な支援だとか学ぶことができる段階別にというのが、初心者からOKということですよね。
素晴らしいなというふうに思います。
そして、5月からスタートしている事業内容について、ちょっと詳しくプログラムなんかも伺っていきたいと思いますが、
ご紹介いただけますか。
まず、ビジネス基礎講座なんですけれども、企業とは何かというマインドとかを含めて入り口のところからやらせていただくのと、
ビジネスプランづくり、プランのブラッシュアップ、交流会という形で、全7回の講座になっていまして、
今年の前期は中小企業診断士で、井原氏明美さんという方がいらっしゃいまして、東京都のスタートアップハブ東京なんかでも担当されている方。
この講座の中で、経営戦略、販売促進、財務、人材育成の4つのテーマを学ぶ企業セミナーという講座がありますけれども、
この4つ全てを出席すると、受講証明書が発行することができるんですけど、
この証明書があると、会社を区内に登記するときにかかる登録免許税が軽減されるなどの特例が受けられるので、これから帰宅で起業する方にとっていただきたい講座になっています。
実践講座の方では、法人設立のポイントだったり、助成金の活用、マーケティングプレゼンテーションなど、
私業の先生ですとか専門家の方から学んでいただく内容になっていますし、ゼミの方では実際に起業している先輩起業家など、その分野で実践経験豊富な方が担当するというような内容になっています。
初心者の方が基礎を学んでいただいて、ビジネスプランを作るところも一緒に先生の相談をさせてもらいながらできるブラッシュアップされて、
さらにその授業で頑張っている方々、先輩ですよね、そういった方との交流もお話を聞ける。
本当に段階的に進んでいく大学だな、この授業を受けてもらえば起業していけるなという自信を持てますね、まさにと感じます。
それから初心者の方もそうですけれども、今授業をやっているけれども業態変化、社会の流れが本当に激しいので、今の社会の変化に合わせていくために今の授業を展開していく、業態を変化させていく、そんな方々にも途中から入っていただけるようなプランになっているなということを個人的には感じて素晴らしいなと思っています。
具体的にこの授業を受けていく授業料なんかも現実的に教えていただけたらと思いますが。
まずビジネス基礎講座の部分は無料で受講することができます。
どなたでも無料で。
なのでベースとなる部分になりますので、無料でまず受講することができまして、実践講座に入っていきますと1講座あたり1000円なんですけれども、体系的に学んでいただきたいので、ビジネス実践講座が8講義すべてありますので、それ全部受講すると5000円となっています。
あとゼミの方は全期は3コースあるんですけど、1コースあたり2000円というような価格設定になっています。
いや本当に価格設定としてはですね、丸の数が少なくていいなって。
多分これ一般的なビジネススクール行ったらですね、丸の数が1個2個違うんじゃないかなって感じる。
本当に身近でちょっとやってみたいという方々から大きな夢を抱いている方々までぜひご活用いただけたらいいなと思っております。
このイノベーションサイト、イノベーション大学、特に大学ではですね、今若い人たちはインターネット当たり前で国内やむしろ世界に視野を向けて、色々な人たちに皆さんのアイデアが届けられる社会情勢になっていると、環境になっていると思います。
そういった意味では、北区のイノベーション大学は広い視野を持った、世界を相手にするような大学として、企業家の方々を生み出していただきたいなという思いも個人的にはありますが、そういったことも含めてですね、ぜひ今後のイノベーション大学への期待感や意気込みを一言伺ってもよろしいでしょうか。
はい、国とか東京都でもスタートアップ5カ年計画とか組み立てていて、新しい企業家だったりビジネスを生み育てる仕組み、エコシステムを地域に作っていきたい、東京都でも作っていっています。
イノベーションも創出したいということで、様々な支援が行われて、今本気で新しい挑戦を応援する体制というのが整ってきていて、民間のサービスも含めていろいろな形で創業への支援がどんどん艶つくなってきているんですけれども、今山田区長からお話もありましたけれども、すごく資産が高くて目指していくという方たちが出てきてほしいなというふうに思っています。
ただ目の前にいるのはやっぱりお客様ということで、インターネットを買いしようが何しようが目の前にはお客様がいるので、地域の目の前にいるお客様のことを考えながら資産高く世界を目指していくということで、この北区の近隣地域の中でもそういった新しいことにビジネスでチャレンジしたい人への支援がすごく手厚いところで今までもあったんですけれども、ここイノベーションサイトができたことによって皆さんの地域にも仕事や交流ができる拠点ができましたので、
ぜひこの拠点を皆様の最初の一歩に使っていただきたいなと思っています。
ありがとうございます。本当に素晴らしいコメントをいただきました。今回は施設の魅力やコンセプト、イノベーション大学、イノベーションサイトについて伺ってまいりました。
地域への期待
この見える形、特に北区内でも最も人が多く行き交う、この赤羽根の駅、すぐ近くでこういった施設ができることが私たち区としては大きな意気込みとして考えています。
皆さんに見える顔をしてちょっと興味を持っていただいて、ちょっと立ち寄った方々が将来大きな夢につながる、そんな交流拠点になったらうれしいなというふうに思っておりますので、ぜひその中心として牽引していただけたらなと思います。
どうもありがとうございます。
次回は事業支援者の観点から、北区の商業支援についてお話を伺っていきたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
皆さま、次回もぜひお楽しみにしてください。それでは素敵な一日をお過ごしくださいね。
パーソナリティ山田香奈子でした。
