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2023-11-27 30:09

数々の人気番組を生み出したエディさんに学ぶ、放送作家の真髄(第24人目ゲスト ねだしんじ・前編)

【今回の内容】

テレビ番組はどうやってできる? / 初期にどう仕事を獲得した?徳永英明さんと一緒だったバイト先の話 / 飛躍のきっかけは「怪獣」。まさかのゴールデン番組 / いつも気をつけている、絶対にやってはいけないこととは


株式会社スクワイヤを知りたい方はこちら お便りは⁠⁠こちらのフォーム⁠⁠からお願いいたします!


【番組概要】

この番組は、型にハマらず自分の才能と個性を生かしたライフスタイルを送る方をお呼びし、その生き様に迫る番組です。 パーソナリティーを務めるのは、スモールビジネス経営者の渡辺孝祐と、クリエイティブディレクターの齋藤実帆。 感想は #ぼくスモ をつけてTwitterに投稿お願いします!

【SNSリンク】

◯パーソナリティ

渡辺孝祐 ⁠⁠https://twitter.com/kosuke_coin⁠⁠

齋藤実帆 ⁠⁠https://twitter.com/mihosaito_nsw⁠⁠

◯番組

Twitter ⁠⁠https://twitter.com/oursmallbiz⁠⁠

サマリー

ねだしんじさん(通称エディさん)は放送作家の代表であり、舞台演出や脚本も手がけています。放送作家としての仕事は、番組タイトルや内容の考案、台本の作成など様々な役割を担っています。また、ラジオではスタッフが少なく、タレントさんとの関係が密接なため、親しみやすい雰囲気で番組を作り上げています。大谷翔平選手のメジャーリーグでの活躍について語り、メジャーリーグのマーケティング戦略について理解を深めます。エディさんが語る、放送作家の真髄。ゴールデンタイムのテレビ番組から始まった番組制作の秘訣や作家同士のつながりに関するエピソード。放送作家の仕事はアイディア一つでお金になる可能性が高く、熱意とやりがいが重要であることを伝えています。

00:02
みなさん、こんにちは。ぼくらのスモールビジネスのコウスケです。
みほです。
今回のゲストは、作家集団株式会社スクワイヤーの代表であり、放送作家、舞台演出、脚本をやっているねだしんじさん、通称エディさんでございます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
エディさんは、実は9人目のゲストに来てもらったねだはるきくんのお父さんでございます。
お父さん!
お父さんです。お父さん歴、23年ぐらいです。
父としても大先輩ですね。よろしくお願いします。
一つの番組に親子出たみたいな。
共演は絶対なしだね。
なんでだよ!
いやいやいや、ぼくは面白いですけどね。ニヤニヤして、なんか二人とも照れとるわみたいな。
いや照れるね。
放送作家の仕事
今は、例えば放送作家ってどんな仕事みたいな話をちょっと。
確かに。
だいぶ簡単に。
できれば見てるみなさん、放送作家になりたい人はいつでも待ってますからね。
まず、ぼくが放送作家を始めた一番の、ぼく放送作家でやれるなと勝手に思ったのは、小学校の頃からクラス全員のあだ名をつける。
スタートそこ。
小学校4年の時の学芸会の演目が、隣のクラスは白雪姫とかだけど、ぼくのクラスはぼくのオリジナルをやる。
考えたものをやる。
台本なんて書けなかったんで、君は豚ね。
豚は歩いてくる。それを襲う狼ね。もっと怖く。
かわいい。
演出家やんね。
っていうのがちょっと面白かったので、これは面白いなと。
わーっと飛ばしていくと、大学を出て何していいか分かんなかった時に、一人でアフリカに行って、ぼーっとしてみた。
みんなすごく街が楽しそうだと。ちょっと音が鳴ると踊ると。急に怒ったりもすると。
歩いてるだけで一本ドラマ見たみたいになると。
どこにでもドラマはあるんだと。だったら俺一日中描けるなと。
ドラマをね。じゃあ俺も放送作家になろうと言って、放送作家の名刺を作ったのが24歳。
でも仕事は放送作家って今から言うけど、何の仕事って言われた時に、仕事があるから放送作家の。
放送するものを考える話だから。放送しないものは今言ったら配信できるものを考えないで、考えてるだけだったら学芸界なので、
ドアマチュアのものを考えるのが好きな人っていう名刺が正しかっただろうね。
すごい。でも24歳で名刺作っちゃったんですね。
作っちゃった。作っちゃった。作っちゃったけどもちろん仕事はない。やる仕事は壁を塗る仕事だったり。
壁を塗る?
要は、あるものを僕が参加させていただけたことで面白くするっていうのがテーマだったので、
八百屋さんがあって、りんご飴を売りたいと。
じゃありんご飴って書いてあっても誰も知らないから、壁にりんごの絵を描こう。
で、りんごの絵を描いてお金をもらう。
放送作家でもなんでもないよ。
だけど人が集まった、拍手をもらうのと一緒で人が集まるって楽しいなと思うと。
これいろいろあるなと思ったときに、行ってる歯医者さんの先生が、
明日息子の運動会なんだよね。誰かビデオ撮ってくれないかな?
撮りましょう。
ドキュメンタリーにしましょう。
じゃあ今日の夜から行っていいですか。
もう一回明日の体操技を折りたたむとこ。
やばいやばいやばい。やばい奴に声かえちゃった。
やろうとするとこ。朝一、お父さんに見送られて絶対一等取るよ。出ていくと。
一応始まるところ。
3位。3位分かりにくい5位の中の3位はね。
でも3位だったけど順位じゃないテーマとしては。
僕たちの運動会、順位は関係ないよと。
空を見てごらん。青いじゃんって。
俺はブルーのコインをもらったぜみたいな。って言ってごらんと。
言いたくない。
言いたくなかったか。
でもね、これを言ってもらうと作品になるってことが分かり、
歯医者さんは大喜びを知った。
素晴らしいと。このビデオは。
っていうところで、ビデオって面白いなと。
普通のただの運動会だったのに、すごい楽しくなるなと。
ガラッと話を元に戻すと、
放送作家って人を楽しませたり、記録に残して作品にする。
でも今度プロのレベルになると、じゃあ何やるかと。
まず枠があって、
某テレビ局の夕方の1時間やります。
そこには広告代理店がついていて、スポンサーが歯磨きの会社です。
歯磨きのイメージに合うタレントが出てきたり、
CMの間に番組の途中に入ってくる歯磨きが
違和感がなくてつながるような内容がいいですね。
そこで汚いもの見せてもしょうがないから。
見る層はおばさんたちですね。
20代後半の方、30代ですね。
そんな人に今、受けるタレントさんがこういう人ですよね。
番組を考えてください。
まず僕らが番組タイトルと、
どういう人がどういうことで見たくなる番組かを考える。
健康にいい番組。
もしくは家を綺麗に洗い物とかをすごく楽しくやれる番組。
家事の番組。動物の番組。いろんな種類があるけど、
その中でみんながウインウインになる種類を決めて、
次に隣町があるので、隣の赤坂の局ではアララマンがやってる。
六本木の局ではサマーズがやってる。
じゃあここではそこでぶつからないこんな人がいいな。
その割り振りもある。
ということで内容を考えたら台本を作る。
スタジオ台本というのはスタジオで喋る人。
ロケ台本というのはロケに飛び出す人。
それを合体する。それに音高さんがいい音をつける。
そこにナレーターがナレーションを書く。
そのナレーションの原稿部が書く。
情熱大陸とかをやったのはナレーションを書く人。
ミュージックステーションでいうと台本だったり、
VTRでアーティストを紹介するナレーション。
そういうのが放送作家の仕事ですね。
合体して、視聴率が良かったら喜ばれる。
悪かったら叩かれる。
叩かれちゃうんですか。
本当には叩かれない。
言葉として叩かれる。
大人やからな。
今の話聞いてたら、
作家さんって原稿を書くだけみたいなイメージだったけど、
全部丸っとやる感じですね。
周りのステークホルダー調整全部って感じですね。
テレビとラジオの違い
それってプロデューサーみたいな人がやるのかなと思ったけど。
プロデューサーはどっちかというと、その内容の説明をスポンサーさんにしたりとか、
お金を集めて。
ロールテレビでワーって流れる時に、
構成っていうのは僕らの仕事なんですけど、
そこの人数がいるじゃないですか。
それで役割が決まってて、
一番初めに出てくる人がやっぱり、
今回は美味しいご飯の番組をしよう。
こんなのを作ろうっていうのを考える人。
次、タレントさんが読む台本を書く人。
ナレーション原稿を書く人。
順番がずっとあるわけですね。
だいたいあの番組を見ると、
あの人あれだな、あの人あれだなってわかる。
やっぱり人数が多いなって思いました。
一つの仕事をするのに。
すごい人数の人が肩が張って、
すごい関係者とか、他の別の番組とかもあるわけじゃないですか。
その辺全部頭入れて、で書くんですよね。
でも今ので逆に言うと、
一番人数の少ない番組っていうのはなんだと思う。
テレビじゃなくて。
テレビじゃなくて?
ラジオじゃない?
そうだね。
放送作家で大きく、もちろん配信とかは今置いとくと、
テレビとラジオに放送作家どっちもいて、
テレビは今言ったようにいろんなスタッフが、
それこそ照明さんからスタジオさんからいろんな人がいるけど、
ラジオって限りなくスタッフが少なくて、
喋り手がいて、僕が放送作家で前にいて、
向こうにディレクターがいて、
Qを出したりして、っていう関係だから、
一番タレントさんとは仲良くなるよね。
へー、そうなんだ。
まずメイクはしてないじゃない。
確かに。
だから本当に素で喋るから、もうそのまんまで来るじゃない。
で、曲がかかってる間は2人で喋るじゃない。
次どの歯描き呼ぼうかとか、
最近あった、頭に来た話どれにしようかとかを取り上げる歯描きを選んだりとか、
で、自分のことも聞くし、
じゃあそろそろ曲終わりですよ、あと5秒間入ってみましょう、
はい上がりました喋る、みたいなことじゃない。
俺あれに似てると思うんだよね、
美容師さんがよく女の子が切ってる間すごい喋って仲良くなるじゃない。
なんかそのプライベートの時間。
そんな風な仲良さがあって、
一時僕月勤でラジオ1時3時生やってて、
TBSね。
それ終わってから朝の6時9時で生放送テレビやってて、
だからずーっとTBSにいたことあってね。
月曜日スピード今井えりこちゃん、火曜日中学、水曜日ゴスペラーズ。
うわー懐かしい感じ。
ピエロっていうビジュアル系がいて、
ここがなんだっけな、あ、ダパンプか。
うわー懐かしい感じ。
ドラマの脚本
やってた時期があったね。
すごい。
毎日2時間分書いて、歯描きを選んで、
ヘロヘロだけど飲みたいじゃない。
飲むんだ。
飲むんだ。そこで飲むと赤坂で焼肉を食うじゃない。
でも5時には入らないと新聞を選んだりして6時から放送じゃない。
だからそれが9時に終わるじゃん。
9時に終わると月曜だったら次の火曜日の翌日の会議をやるから、
てっぺんぐらいじゃん。これでオフになるじゃん。
普通は終わるんだけどここからゴールデンタイムの番組仕込みをやるじゃない。
うわー。
で、ここが変だよ日本人。うっちゃんなんちゃんとか。
リサーチャーっていう作家になる前の仕事があるんだけどいっぱい持ってくるわけ。
アフリカだとこんなアルバイトがあるんですよ。面白いねそれ。
じゃあインドだとどういうアルバイト?こういうアルバイト。
じゃあアルバイト対決にしようかとか。
じゃあ時給がいい方はどっち?っていうのをスタジオで選ばせようかとか。
それいろんなこと言うじゃん。
で、土日はツアー野球をやる。
ツアー野球に戻ってきた。
いつ寝てんのか議論。
寝てるんですか?
ショートスリーパーかもしれないね。
ショートスリーパー。
じゃあ寝ちゃっても大丈夫みたいな。
でも寝てる間も考えてる。
どういうこと?
企画会議の夢がめちゃくちゃ多い。
すごい!すごい!
なんか人生で初めて本物の業界の人に会わせていただいてるんだなっていうのを今実感してしまいました。
で、もう一個さっき言った、紹介してくれた言い方で言う放送作家ってラジオもあるけど、脚本っていうジャンルがあるじゃない。
それはドラマじゃない。
ドラマだとどういうストーリーにして、どういう主人公がいて、今だったらどういうテーマを見たいのか。
ジェンダーの話がいいのか。
女の子がダイエットする話がいいのか。
ダメな教師が生徒と戦う話がいいのか。
隣の奥さんとの不倫がいいのか。
を書いて、プロットっていうあらすじを書いて。
スポンサーが、うちのに合わないなこの話は。
これいいね。この三ツ鉢の話いいね。
で、ドラマの脚本を書く。
脚本っていうのは全然もう書き方も全然違うけど、
ほうすけ君が今日朝起きたときに、ちょっとあの日のことを思い出した。
そして鏡に映る自分の顔を見て一言。
今日あの人に会うな。
あの人とは一体誰なんだろう。
CMの後、いよいよその状態がわかります。
みたいなのがわかんないけど、
その心情を書いていく仕事になる。
それは脚本。
いろんな番組の種類あると思うんですけど、
脚本を通じたマーケティングの有効性
何でも脚本も放送、作家的な立場でもやられるんですか?
はい。
すごい。
それが多分僕のすごく売れてない理由だと思う。
えー、どういうこと?
絞ってるよかった。
そうなんですか。
そうそう、なんでもだから。
うちの会社のシステムは今弟子が14人間いるんだけど、
全員まず僕について、
その来た仕事で君じゃあラジオやってみる?
生放送やってみる?
じゃあスポーツやってみる?
ドラマやってみる?っていろんなのやって、
やってるうちにだいたい向いてるものがわかってくるから、
この子は生放送の度胸いいなとか、
あと本番30秒ですっていうときに書いてられる根性があるとか、
全然焦らず書く人もいればね。
かっこいいな。
なーちゃん俺なんて始めもった。
ちっちゃなダンサーみたいになっちゃった。
そんなこともあって。
で、やっぱり選べないっていうのはやっぱり楽しさが全部違うから。
全部味わいたいんですよね。
そうですね。
で、じゃあ他にその舞台の演出っていう仕事もあるし、
舞台の脚本っていう話もあるし。
すごい。
で、やっぱドキュメンタリー大好きなんで、
最近の仕事言うと、
昨日一昨日武道館終わってるんだけど、
松戸屋由美さんが50周年なんですよ。
で、50本の今回ツアーをやってるのの
ドキュメンタリーをやらせてもらってて、
でも去年からついてて、
吉田拓郎さんの最後のアルバム、
ああ楽しかったのドキュメンタリーも書かせてもらったし、
菊川浩二さんもやったし、
鳥肌立つわ。
菊川浩二さんやって、
あと佐野本晴さんやって、
そう大御所が多かったですね。
大御所ですね。
大御所、大御所。
そういう不死妙にレベッカ復活とか、
プリプリ解散とか、
そういうのが回ってくるんで、
すごい。
でも大変で、ずっとついてて、
ギャラは終わってから入ってくるから。
あら。
え、完全に全部終わってから?
そうです。
カンバ系ってやつ?
そうですね。
一番やばかったのは、
9.11の時にロックの歴史っていうNHKの番組やらせてもらって、
ヨーロッパ行ってからアフリカからこうやってロックって流れてきてね。
最後にツインタワーの前でデーモン小暮さんが、
日本のロックについて語る。
はい、OKです。って終わったわけ。
で、みんな帰ったスタッフ。
で、俺はせっかく来たんだからブルドウェイとか見たいなって。
そしたら、ダーンってなっちゃって。
9.11。
そう。
で、ギリで帰れたんだけど、
日本立ってるわけ。
今立ってない時代なのに。
そうですね。
これが放送できない。
でもそれがオチだから、
どうしてロックが生まれたんだって話で、
ドキュメンタリー制作の喜び
最後ニューヨークに辿り着いてそこで喋ってるのに、
その絵が使えないんじゃ無理だってことで、
放送が1年半後になったのね。
で、ギャラが入ったのが1年半後だって話。
えー!
100分ってどれぐらいみんな静寂にやってるんですかってことを、
ご質問させていただいたんですけど、
そしたら何秒何秒で済んでるみたいなことを聞いたんですけど、
その辺なんかもう一回ちょっと。
基本やっぱり、
例えばマチブラの商店街を歩いて行って、
気に入ったものを食べていこうみたいな、
ブラブラ台本みたいなのがあって、
いろんな人やってるじゃないですか、2人。
気に入った焼き鳥を、
お母さんいいね、ちょっと一本もらっていいかな、
うまいなーって思うけどなって言って、
どんどん進んでいく。
どこに寄ればいいかも分かんないし、
台本通りのことが起きるとは限らないので、
やっぱり最低限安心できる店は抑えておいて、
そこでこんなおじさんなので、
コア表なんだけど、
コア表のおじさんだけど喋ると優しい人ですっていう情報だけ渡しといて、
そこからは腕なんで、
あのお店怖そうなおやつだな、やめようやめとこぜやめとこぜ、
でもなんかうまそうだなあれ、
うまいのかな、今日売れてんの?
売れてますよ、優しい。
っていうのを、牛輪さんが遊んだり、
ここは家族3人でやってて家族経営なんで、
なんとかで最近子供が受験で成功したみたいですよ、
っていう情報を扱う、
情報をうまく扱うタイプの人と、
いやいやお前全部書いといてくんないとさ、
何やっていいかわかんないよ、
一応全部書く、想定も全部自分がなりきって書く、
うわこれ辛いっすね、違う味もあるんですか、
辛い味もあるんですか、いただきます、
いろんな味があるので全部食べてみてくださいとか書くのもある、
もっと言うとどんなに書いても一切見ないで、
いやいいよ大丈夫だよ、読んだ読んだ読んだ、
全く読んでない、
めっちゃ悔しいそういう天才っていうのは何人もいるんだけど、
売れてる人は天才だけど、
書いたものの何倍も面白い、
ここをいじってくれっていうところをいじるのが正当、外さないけど、
いじってほしいなんて一言も書いていない、
変な置いてあるこういう葉っぱとかを、
これも食べていいのかなって食べていいわけねえだろ高田純二さんみたいな、
純二の魚の、
読まなそう、読まなそう、
純二と真二で一回ラジオやったことがあるんだけど、高田さんと、
お前俺よりいい加減だなって言われたけどね、
うそ、そんなことある、
いい加減を計算でやってる人はやっぱり素晴らしいよね、
すごいなあ、
だから忠実に台本通りやってくれるかやってくれないかは確率とかは分からないけど、
やっぱり面白い番組ほど、
作家が書いたもののもとに予想もしないような展開を作ってくれてる、
だからこっちがありがとうございますっていう。
偶然のチャンスから放送作家としての道を歩む
エディさんがぽつぽつ仕事に来るようになったきっかけというか、
どうやってちゃんと軌道に乗せていったんですか?
それはね、
さっきちょっと収録始まる前にお話した人と人との出会いみたいなことなんだけど、
やっぱり大好きって思ってやってると、
お前、神様どっかで見てるじゃないんだけど、
本当に偶然のチャンスがあるわけ。
まず1個目は仕事もないから、
ティッシュペーパーを配るバイトを原宿のラフォーレの前で僕はしてました。
もちろん名刺は持ってるよ、なんかチャンスがある。
当時一緒にアルバイトしたのが徳永秀明さん。
レイニーブルーのね。
分かるけど、
一緒にバイトしてたのが無名自体のってことですか?
彼は彼で、
俺が名刺を持ってるのと同じように、
ラジカスで撮ったレイニーブルーをポケットに入れて、
業界人っぽい人が喫茶店だったんだよね。
帰ろうとするときに聞いてみてくださいっていうのをやっていた。
渡すんだ。
すごい。
俺は俺で、
作家とか業界っぽい人がいると、
面白いこと何でも考えます。
渡す。
でも誰も相手にしてくれなかった。
そんな時、
お客さん来ないんだからティッシュペーパーでも配ってこいよって言って、
ティッシュペーパーじゃなかったら、
お店のプライヤーみたいなやつを配ろうと思ったら、
向こうからボンジョビが歩いてきた。
え?
ちょっと待って。
ジョン・ボンジョビ?
ちょっと待って。
あれは明らかにジョン・ボンジョビだな。
外人がワーッと来て、
ワーッと行ったけど、
別にそのジョン・ボンジョビに俺チラシ渡さないよ。
渡したって止まってこない。
なんかここはチャンスがありそうって思ったら、
すぐチェリーってやつ。
これエディってやつ。
チェリーっていうのはバンド仲間で一緒に新宿ロフトとかで対バンしてた。
チェリーってかっこいいやつ。
俺もやっぱりバンドやっててエディだったから、
エディ何やってんの?
いや俺ちょっとワイトしてんだよね。
あ、そうなんだ。会社作ったって誰か言ってたよ。
会社までまだ行かないんだけどさ。
いや音楽好きだから音楽の仕事したいんだよ。
あ、そう。俺ね、進行ミュージックっていうところで就職ことしたんだけど、
名刺あげるよってもらった子から始まって、
プリンセスプリンセスだったり、
中村まさとしさんのコンサート演出だったりっていう仕事をくれたの。
いきなりくれたわけじゃないよ、そこまでは。
でもチェリーも新入社員だから、
彼が担当する若い女の子のバンドとかそういうのがいる。
それのファンクラブの解放をコンサート見に来いと。
紙でどんなコンサートだったかを書けと。
コンサートリポート。
そういうところから始まるんですね。
開演時間前、1ベルが鳴るとざわつく館内。
彼女はあの曲を歌うのだろうか。
そしてこのコンサートで彼女は何の人の心を打つのだろうかを始まった。
みたいなことで書いてたわけ。
したらちょっと好評で、ちょっと面白いなコンサートが。
じゃあ毎月その月間ファンクラブの解放書かないってことになって、
じゃあカメラマンとか周りも友達がいるから解放ごと作るよ。
撮影もするし、文章も書くし。
そこで集まったカメラマンがコピーライターが俺らでスクワイアって会社にしようと。
そういうこと?
そう。
一人で名刺持ってても会社にはならないけど、
ちゃんと仕事があるんだったらカメラマンはカメラを撮る。
俺は文章を書く。
それを編集デザインするやつがいる。
したらレコード会社山ほどあるじゃん。
いけるいける。
全部やろう。
そんならボンジョビもやろうよ。
ボンジョビ寝ちゃうけど。
みたいなことがまず1回目のきっかけ。
というのが1個目。
次は小関兄ちゃんは知ってると思うけど、うちは怪獣がいっぱい置いてあって、
怪獣の名前がすごい好きで、
ウルトラマンで育ったんで、
例えば怪獣の足跡を見るだけで、
こいつ第6話の怪獣で、ガラマンといってこうでこうで、
スプライヤーさんってメッセージが必ずあるので、
この時は子供の交通事故が多かったので、
怪獣が交通事故の代わりになって、
アンチテイゼとして車を食べちゃうんだとしようとか、
かきっこがすごい増えてて、
友が席に乗っててかわいそうだから、
かきっこが公園に帰った落書きが怪獣になる話にしようとかっていうテーマがあったのね。
それをすげー熱く喋ってたの。
飲み屋で。
そしたらその隣にテレビ朝日のプロデューサーがいて、
君、怪獣も今度新しい探偵団的な番組やるんだけど、
来ない?
テレビ局に。
第1回目ウルトラマンなんだけど、
ウルトラマンで特集するとしたら、
どの怪獣3体選べる?
選べるよ。
別に偉い人も思ってないから、
そっからずっと啓蒙になったけど、
出会いの時は選べるよ。
まずね、絶対忘れちゃいけない怪獣。
レッドキング。
あと子供たちに人気なのはアントラ。
これはカブトムシとクワガサが集まったいいとこどりだから。
知ってる?
知らないよ。
とにかく明日来ないよ、テレビ朝日に。
エディさんのエピソード
って言ったら番組の会見が始まってて、
森先生、美音先生、そして名前は何だっけ?
ネダです。
じゃあネダさん、この3人の作家さんで今回は番組やっていきます。
すごーい!
えー!
テレビはゴールデンスタートの。
ゴールデンスタートの7時だったの。
イクシマヒロイチさんの番組で。
やばい!
今でも思い出して、時空を越えてやってくる。
そのナレーション書くのにもう3日くらいかかったけど、
時空を越えてやってくる。
あのテレビのヒーローが今ここに。
記念すべき第1回目はウルトラマン。
彼が地球に残したものは、そしてM78テレビからみんなの呼びかけるものとは。
ててててーん、ててててーん。
CMみたいな。
そっから始まって、今でも付き合いがみんなある。
えー素敵。
さっきも話した、その繋がりを忘れちゃうと、
やっちゃいけないことがいくつか俺の中でもあって、
こう知り合ったのに、ここを忘れてここと付き合ったり、
飛ばしちゃったり、一言伝えなかったりっていうことで、
非常に別れる。
一言言ったおかげでもっとよくなるのに、
いいとこ取りしようとしちゃいけないなっていう。
あー、なるほどね。
飲み会でも同じだよね、集まりにもさ。
せっかくだから、こないだ会ったら彼も誘おうよが、
意外と面白いことになったりさ。
独り占めしないっていうことがね、生き残りの作戦かな。
だから紹介してもらったのに、その人を押しのけて、
紹介された人と仲良くしちゃうとか、そういうのはやんないみたいな。
一言言っといて、仲良くなった方が一言すれば、
そこまでで一夜切りは終わるかなっていう。
そっからはやっぱりお互いのさ。
一人一人ですよね、やっぱ。
でも偶然っちゃ偶然だけど、怒るべきして起きた感もあるし、
すごい面白いですね。
これからもし放送作家になりたい子がいました、
じゃあどこで飲んで怪獣の話をすればいいですかって言われたら、
どこの地域の居酒屋って言いますか?
どこのエリアでも関係なくて、
例えば北海道の港の定食屋であろうが、
六本木のミスタードーナツだろうが関係ない。
そいつが熱く喋ってれば寄ってくるから。
へー、そうなんだ。
そういうことは愛子のカブトムシじゃないけど、
もう俺は密だ。俺の密を吸えと。
なるほど。そこはダサんじゃないんだね。
ダサんじゃない。
すごいすごい。
計算でいくと多分予想より上手くいかない。
計算してない分だけ伸びしろが長い。
だからやっぱり助走が長い滑走路ほど遠くに飛べるってことだよね。
うんうんうん。
これ熱だよね。
怖いなー。やばい、エディさんめっちゃ熱い。
いや、面白いな。
どこに話を着地させてるかわかんない。
面白いエピソードが多すぎてね。
どれくらい稼げるんですか?放送作家って。
質問が雑すぎるやろ。
じゃあそのフリとして、コインって儲かるんですか?
いやいやいや、そんな儲かんないですよ、エディさんほどでは。
参ったな。
違うよ、今でしょ。
え、俺?
ごめんごめん、全然その流れ掴んでなかった。
よくスタッフにも言うけど、クラス会があったり、同学年の。
みんないろんな仕事をしてきて、20代、30代、40代、50代、60代で同じ時間を共有していて、与えられた時間同じ。
そこで何を幸せの価値観って思うかは別、バラバラだけど、
一つお金っていうもの差し、メジャーで見たときに、
クラスで一番可能性が高い業種は放送作家だなと思ってる。
なぜなら何のものもいらない。
確かにアイディア一つ。
前は原稿用紙は必要だったけど、今はもうデータでいい。
なればそのアイディアがお金になるから、書いたものがお金になるから、
極端に言えば100%利益。
そうですね。
放送作家の仕事とやりがい
あとはどれだけ本気で熱いかによって、すごくいいと思います。
すごくいいと。
すごくいいんだって。
ただ、同じことをやってても桁が違う仕事があって。
作詞家。
桁違うんですか?
作詞家はだって印税が違うもん。
原稿は書いたものに対していくらだけど、
作詞家はそれが放送されたり歌われたりするために入るので、
印税制度がない。
なので、うちの会社は今年から月に3本舞台の台本を書いてるんだけど、
再演されることがある。
面白いと。
だけど今まで再演料はなく原稿料をもらってたんだけど、
それをちゃんとテレビ局に申請して、
うちは本番の1回目はいくら使用料が、
2回目以降の再演料はいくらにしてくださいってお願いを言いに行ったの。
したらね、ドキドキしたの。前の日はお宮参りもしたの。
それ嘘だけど。
なんで今俺嘘言ったのかわかんないな。
だけど祈ったの。
それによってスタッフのやりがいも変わってくるだろうし、
やっぱり勝手に本が歩き出してもちゃんとギャラが入るから。
そしたら認めてくれて。
よかったー。
そういうことをこれからは放送作家も作詞家まで言わなくても、
やったほうがいいなと思って。
ただ唯一、情熱大陸だけはナレーション原稿が本になる。
本の印刷が来る。
うわー。
思ってるよりも、
儲かりますって言葉あんまり好きじゃないけど、
やりがいのある仕事だと思う。
それによってその借り方でね、
栄養としてインプットするためのお金がすごくあるから。
そうですよね。
映画を見たり、コンサートを見に行ったりとか、
そういうことにいっぱい使ったほうが、
自分への投資の仕事だと思いますね。
なるほど。
それはもちろんね、バシッといくらとは教えてもらえませんが、
夢のある仕事だということで。
放送作家を目指している方、
ぜひエディーさんにご連絡ください。
待ってます。
履歴書とやりたい番組の企画書を会社に送ってもらうと、
それが気に入った場合、面接っていうようになるんで。
面談はあった瞬間で決めてるんで。
分かる。
分かるって言っといて辞めてる人もいっぱいいるけど。
一緒にいて楽しいからよね。
それは大事ですね。
じゃあ、謎にリクルート活動してますが、
この辺で今週はおしまいとなります。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
30:09

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