1. 新型オトナウィルス
  2. #36 利己的なAIか?後編
2020-11-13 36:06

#36 利己的なAIか?後編

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愚行を反省する樋口から始まります。

古林は読書が終わらない理由を説明ていします。

旗の魚が夫婦の役割をバランスよく保つ必要があることや、バットには納税のような仕組みがあることがわかりました。

古林は、不滅のコイルに含まれる情報をレンダリングすることによって”いぬとかねことか”になると主張しています。

次に彼は、分離歪曲因子に着目します。

パリッとする人に、遺伝子の運転する技術をかけ合わせることについてはよく語ります。

彼らは、倫理的な問題に立ち向かう必要があると合意しました。

遺伝子の長い腕について、樋口はわかっていません。

樋口は、生物界のことを現代社会に例えた場合、とてもえがらっぽいと爆笑しています。

古林は、延長された表現型に行くしかなくなりました。

00:07
はい、みなさんこんばんは。今日もあなたにインフェクション、新型オトナウィルス小林です。
樋口です。
よろしくお願いしまーす。
はい、よろしくお願いしまーす。いや、すいませんでした、コバさん。
いきなり。
すいませんでした。
いやいや、とんでもない、とんでもない、はいはい。
あのー、ちょっと前回、読書感想文を、まあ、毎回ね、俺が先行、コバが後行みたいな感じでね、やるあれだったんやけど、俺が喋りすぎて2回に分けるっていう、すいません、ちょっと愚行をやってしまいまして。
いえいえいえいえ。最近あのー、結構やっぱ、読んだ書籍のそのウェイトというかね、内容が濃いんで長くなっちゃいますよね。
いやそうないねー、いや難しいよね。
うんうんうん。
うーん、まあまあまあということで、あ、でもまあ僕は前回喋りきったんで、もう残すことはないんで、あとはもう今回コバさんのを楽しく聞きたいなと思ってます。
なんか逆に言うと、俺、もうちょっと1回分喋んなきゃいけないのかって結構ウェイトがあってね。
はははは。
よし。
まあまあまあ。
いやー、じゃあ、はい、始めていきたいと思います。僕の方はですね、相変わらず理工的な遺伝子というリチャード・ドーキンスさんの本を読み進めております。
いや、いつ読み終わるのこれ。
いや、これやっぱ結構時間かかるっすね。あのー、全然俺逆にその斜め読みとかできなくて、あのー、1ページ3回くらい読んでるんですよ。
へぇー。
その、だーっと読んで、え、どういう意味?ってなってもう1回頭から戻って、あ、あーんってなってもう1回読んで、あ、はいはいはいはいってなりながら読んでるみたいな感じなんですよ。
なるほどね。
なんであのー、まあ、理解は結構頭に入りつつ、ちゃんと一行も漏らさないように頭に入れようと思いながらやってるんで、まだ続きそうです。
あ、まだ続く。
まだ続きそう。
すげー。
まだ続きそう。今回はですね、ちょっとじゃあもうタイトルっぽくね、未来への長い影が相互協力を生むっていうようなタイトルがあったので、そのまま持ってきまして、
あの前回までリコ的な遺伝子で話をしてたのは、えっと、語形的リタ主義の話かな、あのー、なんか最終的にこうこれが世界平和に使えるんじゃないかみたいな話になってたりとか、その結局ドイツ軍とイギリス軍があの後着状態で戦争を一時ストップしてたとか、そういう話を前回してたかなと思うんですが。
あのー、ゲーム理論の話とかあったよね。
そうですそうですそうです。要は、あのー、なんていうんですかね、戦うと、えっと、やられたらやり返されるとか、そういうのがあるので、えっと、戦わない方ができればお互いのためにいいんだけど、えっと、どっかで戦うと、そいつがちょっと得をするというか、ずるした方が得をしてしまうという、えっと、そういうルールがあることによって、あの、なかなかこう、女筋縄じゃいかないと。
理想はお互い協力し合うことなんだけれども、というところのコンピューターシミュレーションの話がだいぶあってたのが前回のところかなと。で、最後の方にですね、あのー、要は終わりが見えなければ、えっと、お互いに協力するような傾向があるんですよって話があったと思うんですね。
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えっと、つまりその、まあ俺と樋口さんでどっちが裏切るかみたいなゲームを何回かしてて、えっと、お互いこう裏切ると痛い目合うから裏切らない裏切らないずっと来てて、えっと、あと1回が、1回でゲームが終わりってなったらもう裏切った方が得なんですよね、最後。勝ち逃げしちゃえみたいになるんで。
というのがあるので、終わりが見えない場合、お互い協力し合うっていう硬着状態が続くことが多いんですよ、という話が前回までしてたとこだったんですよね。で、えっと、今回ちょっといくつか動物の例が出てきたんで、これちょっと見ていきたいなと思うんですが、
一軸と一軸小鉢の関係でまたこういうのが見られますよというやつがありまして、えっとですね、この一軸小鉢っていうのが一軸の実の中に入っていくらしいんですよね。で、入っていって、なんか一軸の中に実があるらしい、花があるのかな?なんかちょっとよくわかんないですけど、とりあえずそこに子供を産んで、その産んだ子供が花を受粉させて、一部を食べて一部を残すから実になるみたいな感じらしいんですよね。
なんかなかなかわかりますかね、つまり鉢は半分ぐらいしか食べない、代わりに受粉をさせて実をつけて、お互いウィンウィンみたいな状態で保ってるんだと。で、これじゃあ鉢側からしたら普通に全部食って全部餌にしてしまえばいいやん、っていうことがあるんですよね。で、あるんだけれども、これなんと一軸側があまりにも食われると、もうその後その実というかその枝の成長をストップさせる機能を持ってるらしいんですよ。
そういうことか、一軸側がコントロールしようってこと?
そういうことです。鉢が入ってきて、あんま食うんやったら、お前ら半分以上食ったらもう許さんぜみたいな、そこの枝俺捨てるけんみたいな感じになるらしいんですよ。なので、食いつくすやつは生き残れない、やられたらやり返す。というわけで、お互い適切なバランスで受粉をさせて、ちゃんと半分身を残してっていう関係で一軸と一軸子鉢が硬着状態で現在まで至っているということなんですよね。
こういう例があります。で、またいろいろありまして、次出てきたの面白いのが死優胴体っていうオスとメスが一個の体の中に入っているというか、オスの機能をメスの機能も持っているということね。
片つむりとかがそうなんですけど、オスメスの区別が基本ないので、2匹いれば交尾できる、単純にそれだけみたいな。やつらのことを死優胴体って言うんですが、死優胴体のハターっていう魚ですね、の仲間でいるらしいんですよね。
で、これ基本的に継がいを作るらしいんですよ、その魚が2匹で。夫婦って言うかどうかわかんないですけど、両方死優胴体なんで。で、どっちかがメス役、どっちかがオス役を交代交代にやりながら生活していくらしいんですよね。
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で、ここでちょっとポイントになるのが、オスとメス出産交尾子育てに対してどちらがリソースを多く咲かなきゃいけないかっていうと、基本的にメスの方が不利らしいんですよ。
不利って言うのは?
卵をまず長期間体に抱えるでしょ、とするとリスクがあるじゃないですか。まず卵を育てる栄養素、コストがかかる。プラス胴体がでかくなるんで敵に食われる可能性も高くなる。
自分の遺伝子を残すためにやらなきゃいけないことが多いんですね。で、おまけオス側ときたらちょっとそれをちっちゃい精子をぴょっと作ればその中に何億個の細胞が入ってて、バッとかけたら終わりじゃないですか。
だから基本的にはメスの方が出産産卵子育てに対してコストが高い。なのでオスがそれを協力するっていうのが基本的な行動になるらしいんですよね。
これはハタ、この魚に関わらずなんですけど。というわけで、私優同体のこの魚のカップルがいると。どっちかがメス係、どっちかがオス係をやりますよと。
交代交代に演じるんですけど、この時に俺オスっていうのを何回もした方が明らかに勝つわけじゃないですか。得というか。そういうゲームになるんですよね。
だけれどもこのハタの魚たちは基本的には交互にだいたい50-50を保ってる。観察していくと、このオスメスの役割バランスが崩れてる都外ほど発揮する可能性確率が高いらしいんですよ。
面白い。
これ面白いですよね。面白いですよ。さらにもう一個ありました。
なんで私ばっかりってなるってことだろう。
そうそうそう。
あんたは本当に飲み会ばっかり行ってみたいことになる。
そうそうそう。両方あれなんすけどね。オスメス、死竜同体なんでオスのメスもない状態。
なるほどね。
なんかおもろいでしょ。
はいはいはい。
次、血水コウモリってやつがいてですね。血水コウモリ、これ面白いのが血を吸うコウモリらしいんですけど、家畜とか豚とか牛とかひっかいて血吸って洞窟に帰ってくるってやつなんですね。
で、これはもちろん血水コウモリの中に夜中出て行って帰ってきて、俺全然運悪く今日餌にありつけんかったっていうやつと、俺バリ食えたよっていうやつがいるわけじゃないか。
で、一つの洞窟の中にいっぱいいて、するとなんとですね、いっぱい食べれたコウモリがあんま食べれなかったコウモリに血を吸ってるんで、その吸った血を戻して分け与えるらしいんですよ。
で、こういうふうにお互い助け合うシステムが出来上がってますよと。で、もちろん親戚関係で起こりやすいらしいんですけど、それに限らないと。
全然血の繋がってない仲間のコウモリにも血を分けてあげるらしいんですよね。
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で、これはゲーム理論的に考えると、自分が満腹食えて、もう腹8分どころじゃないと120%食ったってなったら、腹8分まで40%くらいは人にあげてもいいわけじゃないですか。
で、全然食えなかったら0%みたいになったら、明日そもそも狩りに出かけられるかも分からんみたいな、腹減りすぎてみたいな感じで、ほっといたら死ぬわけじゃないですか。
なのでその40%の、この本の中では通過レートっていう書き方をされてたんですけど、この血が通過として成立しますよね。
で、つまり満腹食ってるやつの40%分の、40mlだとしましょう。40mlを0%のやつに与えると。これどっちにとって価値が高いですか。
満腹食ってるやつに対してはもう残半みたいなもんだと。で、腹減ってるやつに関してはもう金みたいなもんやと。なので、この時においてお互いの通過レートが違うと。
なので、そっちを分け与えて、そのおかげで今度俺も食わせてもらうっていう方が、血水コウモリのコミュニティにとっていいと。
というわけで、そういう行動が普通に見られるらしいんですよ。で、なおかつこれまた違う洞窟からいくつかのグループ持ってきて、同じことしたらですね。
自分と同じ出身の洞窟の仲間にはできるだけ与えようかするらしいんですよ。
なしゃなリズムがあるんや。
そうなんですよ。じゃなくても一応助け合うらしいんですけど、確率としては全然自分の地元の仲間を助けるようになってるみたいなやつ。
なるほどね。一緒に東京におっても、東京の一人は福岡の人、福岡の一人はちくほうの人、ちくほうの人よりは田川の人みたいな感じになる。田川の一人も家族みたいなね。なるほどね。面白い。
これらの例を挙げて、これはもうさっき言ったゲーム理論とかに基づいて、お互いに助けた方が自分も得をするっていう後着状態。
要はやられたらやり返すと気のいい奴らが生き残るっていう仕組みが反映されたものでしょうというふうに書かれておりまして、
つまり自分の遺伝子さえ生き残ればいいやっていう生物進化の残酷な法則のはずなんだけれども、こういう相互作用が見られるのはこういうような事情によりますよと。
残酷なように見えてもこういうところに実は慈悲というか愛が見えますねというような書き方がしております。結局面白いですよね。
それあれやね。税金のシステムとかと一緒やもんね。富の再分配というかさ。
そうですね。
儲け帳を人からいっぱい取って、貧乏な人に再分配するわけやん。生活を。人間社会もまあそういう感じになっちゃうというか。
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なるほどね。しかもこの血水コウモリの場合、メスだけらしいんですよ。この社会性を持つのが。
へえ。
メスの間だけで行われてるらしいんですけどね。
おー面白い。
なんかよくわかんないですよね。またここから話が少し膨らんでいくというか、ちょっと章をまたいだんですね。次の話に行くんですけど、次にリチャード・ドーキンスさんが話してるのが、遺伝子の長い腕っていう言葉を使ってるんですね。
これどういうことが言いたいかというと、遺伝子って思ったよりいろんなところに影響を及ぼすよって話をしてるんですが、この章の入り口からどんなことが書いてあったかというとね。
まず生物学者とかもみんなわかってない奴らが結構多いと、よく考えろっていう話があってですね。生物って2つ見方があるとまず。1個が犬だ猫だとか小林だ樋口さんだとか、それ個体を見る。
これをするので、こいつどういうふうにして生きてんだとかどうやって餌食ってんだとか、お前どういうDNAになってんだとか、どういう生態してんだとか見ていくのが生物学として1つあるけれども、大体の生物学者はここで止まっとるというか、止まっとるぞと。考えなきゃいかんのはそこじゃねえと。
これちょっとほぼ原文通りの表現なんですけど、DNA遺伝子っていうのがロボットを乗り捨てる不滅のコイル。コイルって多分螺旋状になってるからってことですね。で、生物の正体はある意味でそれだっていうんですね。
螺旋。
DNAの1つの乗り物に過ぎんでしょうと。
あの不滅のコイルってDNAのことなんやね。
DNAのことです。不滅のコイル。
ああ、はいはい。なるほど。
なので、1個1個猫だったり恐竜だったりそういうのは滅んだりするけれども、不滅のコイル、DNAという種族だけは全然滅んでないと。ずっとこれが残ってきてる。なんで1個1個の個体の話じゃなくて、生物学ってこれじゃねっていうふうにリチャード・ドーキンスさんはおっしゃってると。
なるほど。
はい。で、言い方としてはですね、理古的な遺伝子の乗り物、ビークルっていうふうな言い方をしてあるんですが。で、遺伝子っていうのは外側から見ると全くわからんぞと。で、例えとしてあったのが磁器テープと同じだと。カセットテープってことですよね。で、ぱっと見全部一緒やないかと。
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うん。
ただそこに記録されてる、デジタルデータにアナログデータだと思うんですけど、そこに記録されてるアナログデータだけが違うんやと。で、再生したときにどんな人間になるか、どんな生物になるかっていうのが出てくるわけじゃないですか。
うん。
まあCDで例えてもいいですね。CDの中にデータが入ってるじゃないですか。CD再生してみて初めてどんな曲が出てくるか再現されるかわかるわけじゃないですか。
はいはいはい。
で、DNAもそれと一緒で、ぱっと見全てただのコイルやと。螺旋の巻物やと。で、こいつらを再生すると犬になったり猫になったりするんやって話なんですね。
そのDNAの中に全て書かれている情報をレンダリングしたらこうなるっていう話なんですよね。
はいはいはい。
で、なおかつ例えば小林の体の中にはぎっしり詰まってるわけですよ、このコイルのほか。で、よくよく考えてみてくださいと。で、この本を読んでないとなかなか難しいと思うんですけど、どうやって遺伝子、自己複製子が始まったかっていうと、もともと地球は海にこういうタンパク質の塊とかがうじゃうじゃおったはずやと。
で、その中で自己複製子っていう自分をコピーする機能を持ったタンパク質が現れたことによってこのようなことが起こってきたんだっていうふうに今一応考えられていると。
はいはいはい。
で言うのであれば、なんで今空気の中とか海の中にそのタンパク質の破片がないのっていうのが道金さんが言ってるんですよ。
えっ。
もともと遺伝子のスープというかそのタンパク質がぐちゃぐちゃにあって、海の中でぐちゃぐちゃに引っ付いて、で、その中で自己複製子、コピー能力を持ったタンパク質が生まれましたと。
それがその進化して進化してどんどん引っ付いて剥がれてやっていってDNAになっていったんですよ。
で、DNAが発展して生き物になってっていうふうにやっていきましたよと。
じゃあ、そのドロドロのタンパク質はなぜないの今と。
なんでみんな、しかもその外側に出てるコイル、むき出しのコイルももう今いないじゃないかと。
なんでコイルはみんな犬なり猫なり人間なりロボットの中に入っていったんだと。
もともとはその生物って最初はそういう状態だったわけじゃない。
要はその細胞を成してたわけではないので、なぜみんな細胞に入ってみんなロボットになっていったんだと。
もしかしたらそうなってないやつのことをウイルスって呼ぶのかもしれないんだけどね。
なるほどね。
っていうような話がありまして。
これ結構面白かったので紹介したポイントですね。
これについてはちょっとまだ後半で掘り下げていくんだと思います。
18:01
まだ結論めいたところはちょっと出てきてないので。
あとは読み進めたところまでちょっと感想というか、こんなこと書いてありましたよっていうのを読んでいくんですが。
ちょっとポイントでですね。
俺の意識に残ったのが分離売却因子っていう、これまた難しい名前のやつがあるんですよね。
これちょっとパパッとしゃべると、遺伝子ってDNAにどんどんさっき言ったみたいにデータとして記録されてるんですよね。
その記録されてるやつって基本的に2個で1個っていうワンセットになってるんですよ。
二重螺旋っていうからに紐が2個あって。
片方の紐と片方の紐に2個ついててそれがパツってついてるんで。
基本的には必ず対になってると。
対になってて、その対になってるどっちかの効果が実際に現れるんですよね。
例えば目が黒い遺伝子と目が青い遺伝子が必ず一緒にツンと入ってて。
目が黒い方が表に出てくるから目が黒い。
でもこいつは遺伝子的には青い目の遺伝を持ってるみたいになるんですよ。
血液型がモロモロそうですね。
劣性という性やね。
そうそうそういうことですよ。
そういう風になってるよと。
その中でですね、基本的にはそれが50%の確率で引き継がれる子供になると。
どっちかがみたいな。
なっていくのが普通なんだけど。
なぜか強制的に50%じゃなくて90%近くの確率でどっちかの片側が遺伝に残っていく。
っていう現象がたまに起こりますよと。
A型とB型がいたら普通はAB型とかA型の子とかB型の子とかO型って生まれるんだけれども。
A型とB型が結婚して子供の頃に全てA型になったみたいな。
そういうことが起こりますよと。
そういう遺伝子のことを分離・売却因子って言うらしいんですよね。
つまりこれが現れるとその子孫みんなそんな感じになっちゃうわけじゃないですか。
本当だったら50-50でいくのに。
これマイオティックドライブっていう現象として言われてるらしいんですよね。
なんで俺がこの話を取り上げたかっていうとですね。
一瞬話が逸れます。
樋口さんクリスパーキャスナインってご存知ですかね。
クリスパーわかるよ。
クリスパーの話があるんですけど、クリスパーの話を派生してジーンドライブっていうテクノロジーと関係合わせて使うっていう話があるんですね。
クリスパーっていうのが遺伝子操作技術でちょうどこの間ノーベル賞取ったんですよね。
21:00
今沸いてる技術になってて。
これちょっと技術的な説明は今しなくていいですよね。
とりあえずその遺伝子操作バキバキできまくると。
もうその青い目の人間を埋もうとか、下手したら肌の赤い人間を埋もうとか、羽生えてるやつ作ろうとかもできかねないと。
多分指6本ぐらいだったら余裕だと思いますよね。
チートだねチート。
実際そのクリスパー技術をもう人間に使った人がいて、それでHIVを治療はしたんですよね。
とかいう話が出てきてて、なんでこのクリスパーの話を持ってきたかっていうと、
クリスパーとジーンドライブ、遺伝子ドライブっていうテクノロジーを掛け合わせるとですね、要は強制的に操作した遺伝子を強制的に遺伝に残すっていうやり方が可能になると。
これつまりアフリカとかでマラリアを蚊が媒介するっていうことを恐れられてるじゃないですか。
なのでまず蚊の目を赤くマーキングするんですよ。
マーキングって遺伝子的にってことですね。
赤い目の蚊をまず作ります。
こいつにオスしか生まないような遺伝子操作を施す。
さらにこれを強制的に有性遺伝にすると、今言ったマイオニティックドライブとかいう現象を強制的にクリスパーで作り出すんですよ。
そうすることによって、とりあえずこのマーキングされた赤い目の蚊を何匹かその地域に放つと、そこの蚊を撲滅できるっていう、撲滅が絶滅ですよね。
っていう技術として実証実験入ってるんですよね。
一回目は失敗してるはずです。思ったより自然の力が強かったみたいで。
ママとかいう話が。
でももう神様。
神様ですね。
神様になるんや。
やばいんですよ。しかもクリスパーキャス9の実験キットって2、3万なんですよ。
え?
マジすまんです。しばらく前まで20万ぐらいしてたんですけど、今めっちゃ安いんですね。ネットで買えますね。2、3万です。
えー、えー、え、それさ。
実験キットがですよ。
え、実験値どこまでできるん?
えっとですね、たぶん光る細胞を作るっていう実験キットだと思うんですね。
えー。
俺ぶっちゃけそのアイティンズラボで少しやりたいんですよね。
やりたいそれ。
やりたいですよね。
うーん。
海外から取り寄せになるんですけど。
はいはいはい。
取り寄せになるっていうかその、なんか税関通るかどうかちょっと今のところ分かんないんですけどね。
はいはいはい。
ネットで2、3万ぐらいで今もうキットがあの価格が落ちてきてますねクリスパーの。
あーこれもうほんとに倫理的な問題にさちむかわんと。
やばいっすよね。
逃げれん状態になってきたねもう。
やばいっすよね。
確認しちゃおうね。
24:00
いやだから。
うん。
その顔実際放ったんですよ。
うん。
マジかって思うじゃないですか。
マジか。
そうなんですよ。
そのーまあいろいろ反対がもちろん出たんですけど、結局押し切ってやってるんですよね。
で、押し切ってもそこのエリアの顔を絶滅させようかとして実験をやったんですけど、とりあえず失敗してると。
やばいっすよね。
いやこれ成功しちゃったら地球滅びちゃった可能性もあるもんね。
そうですね。ただあのー終わったかどうかは分かんないっすよね。
終わったかどうかっすね。
要はその遺伝子がほんとに消え去ったかどうか分かんないっすよね。
あーそういうことね。
さっきのポイズニングと一緒ですよ。中に入っていっちゃったんで。
はいはいはい。
こえー。
まあまあまあそんな話があって。ごめんなさい話がそれでした。クリスパーの話に行っちゃったんですけど。
まあまあまああのー結構あれクリスパーのファンなんですよ。Twitterのプロフィールにも書いてるんですけど。
はいはいはい。
なんであのーちょっと食いついちゃったとこですね。
はい。で、えーっとですね。まあまあその後の話で、あのこっからがまた面白いんですよ。
なんですか?
で、遺伝子ってあるじゃないですか。
で、あのーこっからまたリチャード・ドーキンスさんが火を吹きます。
はい。
遺伝子って大概のこの生物学者とか一般の人たちは、えーっと、まあこの遺伝子があるから目が青くなるとか、
あのーなんだろうな、髪が黒くなる、髪が金髪になるとか、そういうその個体単体にしか影響を及ぼさないと思っていませんか?
はい。
遺伝子って世界全体に影響を及ぼすんやけどみんなそれ分かっとる?みたいな感じでドーキンスさんが言うんすよね。
えー分かってない火口。
はい。いやそうなんです。これ、でどういうことかというとですね、あのーまずちっちゃな試行実験から入ります。
えっとカタツムリが、えーっとある寄生虫に寄生されると、あの殻が固くなるらしいんですよね。
殻が固くなる。ちょっと分厚くなるらしいんですよ。
うん。
で、それもいいことじゃないですか。
うん。
その要は攻撃から防げる可能性が高くなるというか、身が安全になるからその殻が固くなるんで。
で、なんでじゃあカタツムリはそもそもその殻そこまで固くしないの?寄生虫に寄生されるまで。
うん。
っていうことを考えると、えっと、まあ遺伝子学的にはこうだと。カタツムリは自分の持っているリソースをバランスよく配分してます。
えっと自分の体を守るため、自分を移動するため、そして自分の子孫を残すため、バランスよく配分してるんです。
で、つまり寄生虫は自分が寄生したカタツムリが子供なんか残そうが残す前が死ぬか。
はいはいはい。
つまり俺の乗り物が壊れてもらっちゃ困るんで、えっと殻を固くさせる。
はい。
で、これはもう寄生虫レベルのことなんで考えてやっちゃないんですよね、もちろん。そういう遺伝子を持ってるってこと。
うん。
つまりカタツムリに寄生したら、そのカタツムリの殻を固くさせる遺伝子を持ってるってことでしょ。
はいはいはい。
まずここで、遺伝子っていうのがその生物単体ではなく、その生物の修正とかで外界に対して物を及ぼすっていうことがお分かりいただけたでしょう。
27:11
はいはいはい。
いうような話が入ってくるんですね。
なるほど。
で、いろいろこんなんがありますよと。
あとこれ驚愕したのがトビケラっていう虫がいるらしいんですけど、
たぶんオケラ?いわゆる。なんかモグラみたいな虫ですよね。あのちっちゃい穴掘ってやるやつなんですけど。
これすごくて、どうなってるかっていうと、小石を集めて自分で分泌液出して筒状の巣を作るらしいんですよ。で、その中で生活するらしいんですよね。
で、なおかつその巣を持ち運んだりもするらしいんですよ。
へー。
で、しかも小石を集めて筒状にするんですよ。分泌液でセメントみたいに固めながら。
で、しかもトビケラがその石1個1個をこうやったら形合うかな合わんかなとかをくるくる回転させながら合うところにピシッとはめていくらしいんですよね。
で、トビケラも、あの人たちはあんまり読み書き可能な記憶領域がないんですよね。
なんでその、要はもともとインプットされた動きしかもともと持ってないので、ロムしかないみたいな感じですよね。
なんであの遺伝子の動き的にそれを行ってるんだろうと。
つまり建築物を作るっていう遺伝子がある。
なるほど。
で、こういうふうになって、それを思うと遺伝子っていうのはその個体単体ではなく、何か物を作ったりとか、どういうふうに振る舞うとか、そういうふうな外界に影響を及ぼすところも全然その遺伝子の効果としてあるんだと。
なのでそのどういう遺伝子が出現するかっていうのは世界に影響を及ぼしていくんだっていう話のところまでとりあえず読みましたという。
なるほど。
しかもこの昆虫レベルだと、何かの虫に寄生してその虫の行動を変えさせてしまうとかめっちゃ多いらしいんですよ。
他に例が出てたのが、昆虫の幼虫に寄生するキノコみたいなのあるじゃないですか。
あるね。
あれって幼虫に寄生したら、今度なんかすごいんですよ。その幼虫を若返らせるホルモンみたいなやつをずっと送り込み続けるらしいんですよね。
なのでその幼虫が本当だったらさなぎになって、いわゆる昆虫、カブトムシみたいになって出ていくんだけど、そんなことされちゃ困ると。俺が住んでるから。
感じで子供のままで追ってもらうと。
で、ブクブク太っていくらしいんですよ。
で、普通の幼虫の何倍くらいのサイズの幼虫になるらしいんですよ。寄生されてたら。
で、結局さなぎにも青虫にもなれずにキノコに食われていくらしいんですよね。
ヤバいですよね。
30:00
で、またもうちょっとあって、これもすごいんですよ。
カニに寄生する植物がいるんですよね。
で、これすごいんですけど、カニに根を張って、カニの甲羅の隙間とかから根を体中に張って、カニからどんどん吸い出していって、それで寄生するっていうやつなんですけど、
一番最初に寄生した植物が攻撃する箇所が生荘と卵荘らしいんですよ。
つまり、俺はこいつに住むと。で、繁殖能力はいらん。
繁殖はせんでいいけん、その寄生してそのエネルギーをお前が長生きするかお前が太るのに使ってくれっていう感じらしいんですよね。
なんか色々現代社会に例えて考えたらエグいね。
なんかすごいですよね。
そんな感じでございました。今回のリコ的な遺伝子ですね。
さっきの飛びキャラ、単体だけではプログラムとして成立してないものを集団として全部の計で見たときに成立しようみたいな話。
飛びキャラ、巣を作るっていうやつですか。
建築を作る。
どうなんかな。
この中でリチャード・ドーキンスさんが言ってたのが、人間お前ら勘違いしとるぞと。
例えば犬がお手したら偉いねとかすごいねみたいになるんじゃないかと。
なはずないと。
そもそも飛びキャラが巣を作ってこいつすげえって言うけど、
飛びキャラの体の作りの方が何万倍もすごいよと。
そもそもむちゃくちゃ成功にデザインされたものから出てきたものやと。
その動きがあくまで巣を作るとかそんな感じなんであって、
人間から見ると考えてるように見えるとかいうのですごいって言うけど、
そもそも生物の作りとか生物の発展自体がむちゃくちゃすごい機能を備えとると。
例えば書いてあったのが、
イルカが例えば網張り巡らして巣作ったらお前らびっくりするやろとか。
でもそれと同じことクモやりよんぞみたいな。
なるほど。
もしチンパンジーが分泌液をペロって出して石をくっつけて家作ったらお前らやべえって思うやろみたいな。
違うよ、虫がしおるんよみたいな。
そういうことやね。
そんな虫いくらでもおるよみたいな。
この一個一個の行動がそんなにこう、
まさかその飛びキャラなんていう虫がちゃんと石を判断して家を作るなんて思うかもしれんけど、
違う違うそんなんじゃないみたいな。
そもそも昆虫の方が何万倍もすごいけんみたいな。
すごいっていうか、もうそれを大変と思わずやることが当たり前の生物として生まれてきちゃう感じよね。
33:03
そういうことですね。
なんつーんかなこれ人間例えて言うと、
毎日めっちゃ空手の練習しようやつ俺努力しきらんわーって思うかもしれんけど、
空手の練習しようやつめっちゃ普通に体動かすの好きでやるかもしれんみたいな。
たとえがむずいわ。
周りから見たら努力やけど本人努力と思ってないみたいなこと、人間世界でもあるもんね。
そういう感じで生まれてきちゃうみたいな。
潔癖症とかそうやもんな。
潔癖症ってめっちゃ掃除するやん。
でもあれ本人嫌でしようだけで清潔好き焼きしようわけじゃないというか。
掃除せないけんと思ってやるよっていうよりはもう嫌焼きやっちゃうみたいな掃除を。
綺麗好きとかじゃない?
じゃなくてそういう性質というかもう遺伝子レベルで。
まあなんで結構やっぱ考えさせられるっすね。
人間の構図とちょこちょこ重なっていけるところいろいろあったりとかするじゃないですか。
重なるよね。集団とかと重なるとかもあるし。
面白いね。
とりあえずここまで読み進めました。
あとまたもうちょいあるみたいなんで。
今何割なの?
あとがきがクッソ長いんですよ。
あとがきは俺あんま読む気なくて。
あとがきまで含めると6割って書いてあるんですけど。
6割のところぐらいなんですけど。
本編で考えたらもう8割ぐらい来てるんじゃないかな。
8、9割来てると思うんですけど。
思ったより続くなって思います。
いやいいですよ。もう心ゆくまでやってくださいよ。
これもう一本掃除編作りたいぐらいあるわ。
しかもですね。ちょうど今回読んでたところで。
またリチャード・ドーキンさんの他の本で延長された表現型っていう本があるらしいんですよね。
もうなんかこの辺で読者の諸君はそろそろもうここで打ち切ってこっちの本に行ってください。
みたいな誘導がなんかしなきゃ出てきて。
本当に書きたいことはそっちで書いてますって書かれたんですよ。
チクショーみたいな。
やばいわ。もうでもここまでぶち込んだらいかんとしょうがないね。
そうなんですよね。
なんかちょっとリチャード・ドーキンさんのファンみたいになってきた。
いやいいですね。
まあじゃあとりあえず今回もまたここまでということでよろしいでしょうかね。
結局25分ぐらい喋っちゃうよ。
はい。
いや危なかったわ。一回でやっちゃったら。
そうですね。
分かりました。じゃあまたまた次回もお楽しみにということで。
今回は皆さんありがとうございました。
36:06

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