1. 新型オトナウィルス
  2. #39 翔太と利己的な夏休み
2020-12-04 35:16

#39 翔太と利己的な夏休み

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痙攣しています。

樋口は友人の学生向けの推奨で間違いを犯しました。

哲学者の枠の解像度に近づくためのコンティニューです。

彼らが実際に培養液の想像をする場合、それは現実の世界に内包されていると言います。

古林は疲れたようですが彼らは歓声をあげています。

(包括)

括弧のトリガーについて話しています。

古林の腕がちぎれて増えていくと話しています。

最後に、生活へのフィードバックを考えはじめました。

彼らは読書をしたほうがいいようです。

00:06
はい、みなさんこんばんは。今日もあなたにインフェクションの新型オトナウィルス、小林です。
樋口です。
樋口さんは今足がつっております。
ちょっと待って、ちょっと待って。マジつった。
いや、ちょっと待って。あ、痛っ。ちょっと待って。いや、俺、わき腹つったんよ。
あ、わき腹なんですね。
わき腹つって、わき腹伸ばしよったら、ちょっとふくらはぎが。
両方つったんですか。
つりそう。いや、つりそう。あ、大丈夫、大丈夫。あ、やべ、肩がつりそう。
そんなに?
一回ちょっと軽く立ち上がったらいいんじゃないですか。
いや、大丈夫、大丈夫、大丈夫。
いや、俺ね、やばいんよ。いつもつるんよ、俺。
えー。
疲労がたまってないんでしょ、普通に。
いや、そうと思う。
いや、ごめんなさい、ごめんなさい。やろう、やろう。
なんで始めるん?俺がつっちゃうのに。
びっくりしたわ。急にパイと思うとか言って。
いや、なんかこう、見てて、この絵面白いなって思っちゃったんですよ。
これはもう、みなさんにもお届けしようみたいになっちゃったんですよ。
いやー、ね。
じゃあ、今回はですね、ひぐしさんの読書感想の回となっております。わーい。
やだー。
いや、いやみたいですね。
やだー。ちょっと。えー、ちょっと読んできた?
読みました。僕は、あの、リコ的な遺伝書をなんと感想しましたね。
もうめちゃくちゃ気持ちが晴れてるっすね、今。
ついに!
はい、やり切りました。
え、ちょっと待って、ちょっと内容の前に、ちょっとなんかどうやった?疲れた?
いや、あのー、なんかいろんな感想があるんですけど、あのー、ま、一口に言うと、ほんと読んでよかったっすね。
えー。
うん、ほんとに、はい、よかったっす。
うわ、ちょっと待って、それちょっともう感動のフィナーレやん、なんか。
はい。
え、だって6、7回やってきたろ?
やったっすね。
やったっすね。
ついにかー、感動のフィナーレかー。え、ちょっと待って、ちょっとじゃあ、俺先に行きたいよ、そんなんやったら。
はい、お願いします。
あのー、またねー。
はい。
あー、ちょっと俺がなー、もう5分で終わりたい。
5分で終わりたい。
えー、ちょっとまずじゃあ、タイトルから行きますよ。
はい、お願いします。
行きます。えー、今回僕が読んだのは、
はい。
翔太と猫のインサイトの夏休み。
えー、サブタイトルが、哲学的諸問題への誘いっていう。
ほうほう、なんかやらに難しそうですね。
いやー、これ失敗したんすよ。
失敗。
あのねー、一応著者が永井ひとしさんっていう、日大の哲学科の教授の方が書いた本で、
えーと、刊行が2007年なんですけど、
あのー、まあね、いつものようにね、
もうちょちょいと2時間前くらいかな、1時間半前くらいかな、ちょっと収録のね。
まあまあ、もう適当にまとめて、
あのー、もう軽くプレゼンするか、俺の持ち前のトーク力でとか思ったんで。
しかもね、この本の歌い文句がさ、
これね、まずね、テーマは哲学なんです。
ただ、中学生、高校生向けの哲学の本らしいんですね。
で、一応はじめにのところ、ばーっと僕読んだのを書いてたのが、
03:02
まず、哲学に関する予備知識は全く不要、むしろない方が楽しめますよ、みたいな。
で、日頃私たちが当たり前のように思って片付けてる問題、諸問題の背後に、
なんかワクワクするようなことがめっちゃあると。
で、その問題を考える自由っていうのはもうみんなに平等に与えられてるんですよ。
でね、その読者の永井さんが言いたいのは、
読み手の人が、かつて、子供の頃とかに自分が感じたことがある、
哲学的な問いっちいっぱいあるはずやと。
でも、大人になって日常生活をこなす上で、
考えないようになるやん。
なりますね。
宇宙うちどうなっちゃうんやかとかさ、
生きるうちなんやかとかってなかなか考えにくくなるやん。
でも、そこにもう一回哲学的な問いを思い出してもらいたいと。
最高。
だから新しいものをインプットするっていうよりは、
そういや、昔こういうこと考えたなみたいな、
そこをあえて大人になって子供の頃の簡単な問いを深掘りしていくっていうのに、
助けになるんじゃないかっていうことなんですね。
一応中学生、高校生向けの本なんで、
主人公が中学生なのかな、
翔太っていうのは主人公なんだけど、
あと喋る猫のインサイトっていう名前の猫がおるんやけど、
その会話で進んでいく会話劇なんですよ。
っていうとこまで聞いて、
調べて、人に勧められたんかな、友達に。
これ読んだら面白いですって言われて、
それやったら読めるわと思って読んだのが、間違いあったね。
間違いあったんですか。
超むずい。
むせちった。
あのね。
そんだけ言っといてむずいんすか。
超むずいよ。
中学生向けでしょ、だって。
確かに中学生、高校生でも理解できる言葉では書いてくれちゃうけど、
言いようことが超むずい。
ということで僕、37ページまでしか読んでない。
今回はね、ページを進むのがめちゃくちゃ遅かったね。
これどういうことなんやろとか、
自分の中で考えたりとか反省しながらとか、
戻ったりとかしながら読んだんで、
とてもプレゼンできるレベルじゃなかったっすね。
なるほど。もしかしたらそういう本かもしんないっすよね。
でもそういう本。
なんか、え、どういうこと?ってなりながら探っていくみたいな感じかもしれないですね。
そういう本やった。
で、これは最初から言っときますけど、
次回もこの本で行きます僕は。
素晴らしい。
行きます。
これはね、
今まで哲学っていうものに触れたことなかったんやけど、
真剣にね。
めちゃくちゃ面白いなと思った。
06:02
今までぼんやりやっぱり考えてきたことが、
深く哲学者のフレームで考えると、
これぐらいの解像度で見れるんやって思った。
哲学を。
ということで、今日は超薄っぺらいあれなんですけど、
もう多分ね、5分ぐらいで終わるかもしれないんですけど、
俺が読んだたった37ページを軽く紹介して終わろうと思う。
お願いします。いいですねいいですね。聞きたいです聞きたいです。
まずね、第1章がね、テーマはですね、
今は夢じゃないっていう証拠はあるか?なんですね。
これみんな考えたことあると思うんやけど、
いわゆるね、この世界って現実なのか夢なのか?みたいな話なんですよ。
多分これね、誰しも中学ぐらいでも考えたことあると思うんやけど、
いわゆるマトリックスの世界やったりとか、
あとは脳みそが培養液に浮いちゃうAみたいなのがあるじゃないですか。
いわゆるザベタなSFのあの感じね。
それっちゅうものをちょっと一回真剣に考えてみようっちゅう。
しょうないけど、そもそも現実なんてものは分かっていないというか、
現実ってなんぞやと。夢の中が現実かもしれないし、
現実は夢かもしれないみたいなことを考えていこうっちゅう考えないけど、
これ実は考えだしたら超むずいですっちゅうことなんよ。
例えばじゃあ夢で言うと、夢の中で今自分は夢にいるなっち感じることっちある?ちなみに。あるよね。
これあんまないんすよね。
あ、ない。俺ね感じるときあるんよ。あ、今これ夢やみたいな。
起きたら現実になる気、夢の中でせっかく夢ない気めちゃくちゃしちゃおうみたいなことあると思うんやけど、
それっち夢の中で今夢だっちゅう認識があるから夢の中で夢っち認識できると。
ただじゃあ培養液の例えで言うと、現実の中で培養器の中の脳みそに
俺らはなったことはないと。だからその感じっち分からないですよねと。
なのでその今こういう感じじゃないんじゃないかっていうその雰囲気とか感じとか感覚みたいなものを根拠に、
今そうじゃないってこと否定できないよねっちゅう。
そうですね。
じゃあ今培養液にいる脳じゃないっていうことを否定もしくは肯定っちできるのかなっちゅう話だよね。
それで言うと、じゃあ我々が今いる世界、この認識している世界ちゅうことをまず名付けましょうと。
それが現象的もしくは内在的世界。内在的世界なのかな。だから認識できているレベルの世界というか、
人間が認識している、人間ちゅうか自分が世界が内在的世界。
で、それを超えたところの世界つまりさっきの例で言うと脳みそに浮かんでいるのを見ている人の世界かな。
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自分を超えたところにある。それを実在的超越的世界ちゅう呼ぶとまず。
それっち認識できるんかっちゅう話じゃないけど、認識するというか認識、存在し得るかしないかちゅうとこも含めて認識できるかっちゅう話じゃないけど。
でもね、じゃあ俺らがそういう世界をあるんじゃないかっちゅうメタ認知をして想像すると。
でもね、いくら想像しようとしても、俺たちの世界の外にある培養液の器っち、俺の世界で考えよう以上を俺らの世界に内包してしまっちゃうっちゅう話だよね。
これがね、むちゃくちゃちょっとむずいんやけど、この俺がトークでしゃべるのが。
俺も何回も読んで繰り返し言ってなんとなく感覚的に理解するんやけど、そういう世界っちゅうそもそも重力があって物質世界で、
培養液という器がある世界があって脳みそっちゅう物質がある感覚の世界やんそれっち。
それっち、俺らの世界の感覚では認識できんわけ。
本当にその重力があるかとかその空気があるかとかさ、三次元かどうかとかも含めて認識できてない世界のことやき、
想像世界でしかないものは認識できないちゅう話だよね。
じゃあ本当であるかどうかなんかつうと、俺たちは認識できないものを本当であるかどうかの評価すらできないちゅう話になってくるね。
つまり何も言えないちゅうものは存在してないのと同じなんじゃないかっていう理論になってくると。
じゃあそれっちどうなん?認識できないものが存在することってあるんじゃない?って話。
じゃああるのかないのかって話じゃないけど、じゃあこれ例えばある人がいました。
その人が生まれて死ぬまで一回も怒ったことがないです。むきーっつって怒りの感情を持ったことはないですと。
じゃあその人が怒りっぽい人かどうかって判断できますか?
なるほど。
これで怒ったことがないっていうのは現象としてあるんだけど、もしかしたらめちゃくちゃ怒りっぽい性質を持っていたのに、
怒るような事情がたまたま起きなかったかもしれないと。これじゃあどうやって証明しますか?怒りっぽかったかどうか。
もしくは怒りっぽくないのに、怒りっぽくない人でもめっちゃ怒ってしまうぐらいめっちゃ怒らざるを得ない状況になったかもしれない。
怒りっぽかったかどうかって客観的な判断できなませんよ。これじゃあわかりようがないよね。
でも主人公はやっぱり言うわけ。猫が全知全能の全部わかっちゃう哲学者みたいな。
それに対して主人公が問いかけていくんだけど、本当はこうじゃないみたいな中核性目線で問いかけていくんだけど、
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でも誰も観察できずに証明できなくても神様の目線から見ると真実というものはあるはずやというわけ。
本当は怒りっぽいけど人間が気づかないだけで。真実は一つだというわけなんだけど、実はこれはいろんな哲学者が議論する議題であって、
人によって話が違うと。実在する、一個の真実が実在するというのが実在論という名前で、そういう一般の人がおって、
観察者がいて初めて実在するというのが反実在論というのがあって、すべてが相対的なと思う人がおって、
これって実は哲学の世界で対立する根底というのはこの2つがそもそもあるんじ。
なるほど、はいはいはいはい。 別に人によって違うってことだよね。中ところで37ページ終わったね。
いいじゃないですか。めちゃくちゃいいイントロっすね。
これさ、俺らは今までね、面白いなと思いながらSFの世界でこういうのあるなと思いながらさ、
脳に浮かんじょったらどうしようと思いながら、こうやったら面白いなでも嫌なぐらいでしか考えてなかったけど、
それを本当に頭がいい人たちが深掘るとこうなっていくんやっていうのの変にがちょっと見えたよね。
哲学やばと思った。
やばいっすよね。俺実は高校生の時とかに倫理学の分野にハマってたことがあるんで、
そっちの流れで思想詩とかそういうのは結構知ってはいるんですけど、
軽くなんすけど、すごいっすよね。それを本気で追求した男たちの意見がまとまってるっていうのがおもろいっすよね。
すごい。しかも歴史の中でいろんな意見が生まれてさ、論破されてさ、戦って戦ってみた感じやん。
うんうん。
血の蓄積すごいんやろなと思って。
面白いっすよね。ちなみになんで哲学に至ってましたっけ、その樋口さんは。
あ、俺?紹介されたんや、人に。
あ、そっか、人に紹介されたんですね。
樋口さん、これ多分好きそうなんで読んでみてくださいって言われて、何年前かな、多分4、5年前に勧められて、買っちゃったんや。
はいはいはい。
で、これそういや読もうと思って。で、読んだ。
へえ、なるほどっすね。結構その哲学的テーマ多いっすよね、新型オトナウイルス。
ああ、やっぱ引き寄せられるよね。そういうテーマをこうやって話したくなってくるよね。
うんうんうん。
二人とも確かに好きな感じはありますもんね。多分リスナーも好きな感じはありますもんね。
と思う。
で、来週以降もこれを、来月以降もこれを進めていくと。
やります。
今後期待。
楽しみですね。もうじゃあ次俺のターン行っていい感じですか。
いやもう早く行かんとさ、もうこの話を聞きたくてたまらない。
わかりました。僕はですね、なんとリチャード・ドーキンスの離婚的な遺伝子をようやく読破しました。お疲れ様でした。
15:08
お疲れ様でしたー。さあどうでした。
とりあえず感想から述べていいですか。大学くらいの生物の単位1個取った気分っすね。
おおー。いいね。
本読みながらちょっと意味わかんないとこちゃんと自分で勉強したりとかもしたので、周辺知識もいろいろ入りつつっていう感じなんですけど。
すげーマジやんマジ。
マジってか結構内容がそんなだからっすね。そうなっちゃうっすね。
とりあえずもうトータルこういう話でしたっていうのをまとめちゃっていいですかね。
ぜひ。
リチャード・ドーキンさんが最終的にまとめとして言ってたのが、まずは生物の本体の何か考えてみましょうと。
今生物学者とかは生物っていうのを捉える単位が間違ってますよと。一回考え直した方がいいですよと。
犬、猫とかそういう単位の動物の単位じゃなくて、この自己複製子、DNAというものがずっと存続しててこれが生命だと。
生物学とはこれの研究だということにフォーカスをし直しましょうっていうのがまず最初に言ってあったことなんですね。
どういう風になってたかっていうと、分子が昔の地球でその分子がいろんなアミノ酸とかガチャガチャガチャガチャなってて、
もう海とかにうわーっていっぱいあると。うわーっていっぱいあってそのスープみたいになっててかき混ぜてったらちょっとダマになるっていう話なんですよね。
このちょっとスープみたいなアミノ酸がちょっとくっついて、いろんなダマになってくると。
そのダマになってくると、ちょっとなんか形が変わって若干機能を持ったりとかすると。分子の性質上ですね。
そういうことが起こってその中にたまたま自分と同じ形をコピーするタイプのやつが現れたとしましょうと。
こいつが全ての始まりですっていう話なんですよね。
で、それが仮にそのコピーをできるやつっていうのが一個生まれるとすげー長い時間かけるとスープの中は全部それになると。
もう一個のやつがコピーして増えまくって。
それをより速いスピードでコピーできるようになるやつとかちょっと効率がいいやつとか、他のやつを食って自分がコピーするやつとか、
いろんなパターンが出てきた中で細胞を巻くという機能まで出てきて、今度はその細胞分裂という機能がそこに出てきて、
遺伝子の増え方がそうなっていったと。
遺伝子、もともとプールの中にあったドロドロのスープのやつが、巻くに入って細胞型の生物になっていったと。
そいつらがまた自然淘汰を繰り返しながらどんどんどんどん生き物になっていったのだと。これが生物学でしょうというのを言ってあるという感じなんですね。
ここから言ってるのが、遺伝子はどうなってるかっていうと、一個の細胞の中にいて、人間をビークル、乗り物だとしたらコクピットにいて外の様子は見てないと。
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そういう状態ですね。その細胞膜の中にDNAがいて、実際に動いてるのは俺らロボットの方じゃないですか。
だからそうやってDNAってのは今ロボットのコクピットにいるような状態で分布してるんだというような話なんですよね、全体的には。
そしてミームの話ですよね。自己複製子。つまりリジャード・ドーキンさんが言うのが、この生き物というのは自分をコピーするという性質を持ち始めたところに由来していると。
だから仮に地球上以外この宇宙のどこかに生き物がいるかいないかそういうことを語るんであれば、そこに何かしらの自己複製子が生まれるかどうかということに議論は集中することになると思うと。
これがリジャード・ドーキンさんの言ってることなんですね。
そう考えた時に、そう考えた時にっていう感じの言い方はしてないんですけど、次なる自己複製子、我々人間のミームというものがありますねと。
それは情報というものが脳から脳にコピーされて遺伝子を自己複製していくと、それが文化になり人間社会になり発展してきたというようなのがトータルのお話でございました。
ミームすごかったよね。
すごかったですね。これをだいぶまとめあげて、とにかく大半は今まで樋口さんにも話してきたと思うところなんですけど、最後この間読んだところで面白かったところがあるんで、そこをちょっとしゃべりたいです。
カッコウっていう鳥いるの知ってます?
カッコウ、カッコウ。
あれやばいらしくて、カッコウって人の鳥の巣に卵を産むらしいんですよ。
聞いたことある。
俺はそれ初めて知って、そのカッコウの鳥が産まれるじゃないですか、ひよこが。産まれたらこのカッコウの子供は元からいる卵を全部巣から落としちゃうらしいんですよ。
そこに他の鳥が来て、カッコウと気づかずに育ってちゃうみたいな話があったんですけど、この話がさらに奥が深くて、場合によっては親鳥が、サトウヤって言い方してたんですけど、そのサトウヤがサトウヤの何倍もヒナの大きさがあるときがあると。
聞いたことある。
しかも、親鳥が気づいてない可能性ってあんまなくない?みたいな感じに考えられるらしいんですよね。気づいてないとかじゃない、これは。
あと、全然関係ない鳥が自分の家に帰ろうかとしてて、自分の息子に餌をあげるためにお腹に蓄えてるわけじゃないですか。
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たまたま通りすがりに人の家にいるカッコウを見つけて、なんかそいつに餌あげちゃうらしいんですよ。
ヤバいですよね。
みたいな感じがあってて、これはリチャード・ドーキンスさんの分析によると、これはもはや、親が間違えて子供として育ててるみたいな話ではもはやないと。
おそらく化け学的な作用が働いていると。
つまり、脳内ホルモンに働きかけていると考える方が自然だって言うんですよね、リチャード・ドーキンスさんは。
つまり、何かの中毒の状態に等しい。
つまり、スマホついつい開いちゃってやめらんないっていうのに近くて、ついついあのひなに餌やっちゃうっていう感覚に違いないと。
まあまあ、こういうことなんですよね。
つまり、カッコの遺伝子は、この話もあったんだ。遺伝子がどういうふうにしてその生き物に作用を出していくか。
例えば、青い目の遺伝子とか。目が青くなる。そういうのを表現型って言われてる。どういうふうに現れてくるか。
その表現型っていうのは、このカッコの例みたいに、自分単体の姿形とかの次元じゃなく、周りの世界にめちゃくちゃ影響を及ぼしていくんだという話があったんですよね。
例えば、カッコであれば、おそらく他の鳥の脳内に科学的な信号を与える能力を持っている。つまり、そういう遺伝子があるっていうことなんですね。
で、リチャード・ドーキンさんは、こんなことを言ったらお前ら新人かもしれんけど、虫の世界は遥かにすごいと。
これまた衝撃的な話があって、とある芋虫がいて、この周りにアリが寄ってくると、この芋虫がガスみたいなやつをプシュって出すらしいんですよ。
で、そのガスの匂いを嗅いだアリは、めちゃくちゃ凶暴になるらしいんですよね。で、あたりにいる生き物全部ぶっ殺しまくるらしいんですよ。のくせ、その芋虫だけは殺さないらしいんですよ。
だから、生物界にはこうやって化学的な作用を他の動物に及ぼして、そいつをコントロールして支配下に置く。支配下に置くのか、もしかしたらそれが共存関係なのかはわかんないけど、
そういう、つまり遺伝子の表現型があるっていう話なんですよね。
傭兵を作ったりできるわけか。
はい。美学っていうふうに書かれてましたけどね。格好にしろその芋虫にしろ、他の動物をコントロールするような美学を持っているんじゃないかと。
こういうふうにして、いろんな生物がお互いに関わり合っているわけじゃないですか。つまり遺伝子が長い腕をDNAから細胞膜から手を出して、他の人を操っているようなイメージで考えたときに、DNAの腕、遺伝子が持っている腕の長さ、リーチは結構長いんだと。
24:15
うわ、こえー。
で、世界中にその影響を及ぼし合っている。例えばアリと芋虫と、アリはさらにキノコを育てたりするんですよね。だったりとか、キノコはアリにお世話になっているっていう遺伝子だったりとかしていると。
遺伝子っていうのは、みんなが思っているような感じではなく、網の目のように影響力をこの世界全体にいろんなところから様々な遺伝子が手を伸ばして、その影響で成り立っているんですよという話なんです。
うわ、こーちー。
だから、ミームについても全く同じことが言えるんですよね。
あー。
俺とか樋口さんの頭の中にどういうミームがあるか、それの表現型っていうのがどういう風に出てくるかですね。
例えば、共産主義革命もそうじゃないですか。本人たちが考えていることはそんなに悪いこと考えてないんですよ。
ただ、出てきたときにポルポットの大虐殺みたいになっちゃったりとかした経緯があって、表現型が多分そうっていう考え方もできちゃうわけですよね、このミームにその考え方を転用すると。
っていうところまでが読み解ける本でした。
うわー、すごいね。
はい。すごかったです。
網の目。まさにインターネットミームとか網の目やもんね。
そうなんですよ。これがすごくて。
でもなんかあれかもしれないね。なんか俺らがさ、猫かわいいって餌やるのもさ、各校に餌やるのも同じかもね。
そうなんですよ、そうなんですよ。やつらの遺伝子の表現型なんですよ、それが。
人間にかわいいと思わせて食い物ぶんどるわけやろ。
はいはい。
でも向こうはぶんどるようかもしれんけど、こっちはかわいいで自主的にやりようわけで、これち他の生物から見たら騙されちゃうことになるかもね。
かもしんないですもんね。
猫を人間の子供と思ってやりようは人間ち思うかもしれん。
そんな感じですね。
トータルの理工的な遺伝子はこんな話でしたっていうところと、あともう一個だけちょっと俺今回読んだ部分でぜひ紹介したいなと思った話があってですね。
海藻が2種類あるんですよ。海藻じゃなくてもいいんですけど、生物の2種類の増え方があって、1個は普通に卵1個の細胞に自分の遺伝子を残して、そいつがまた受精して大きくなっていく。
それと別に例えば自分の腕がちぎれて、その腕から逆にもう片方が生えてきて、俺は腕が生えてきて2人に増えるみたいな。
プラタナスだったかな。
あるわけですよね。この場合結構な違いがあるんですけど、リチャード・ドーキンさん曰く、勝ち残っているのは1つの卵に集約する方なんですよね。
27:02
これ結構非効率に見えるじゃん。なんでこれがスタンダード成功法として勝ち残ってきたのかということを考えるとですね、つまり腕がちぎれて腕から生えた小林2がいるじゃないですか。
そいつは逆に言うと腕は元小林1のままの腕なんですよね。だから2人目新しい世代になったのに必ず部分的に引き継いでいるという状態になるんですよ。昔の。だから小林1の腕がある状態での生命体としか成り立たないというか。
例えば小林2の今度足がちぎれてバーってなっていくとかいう時にですね、そういうことを繰り返していくと、実は何億年も生き残っている細胞もいるという感じになってくるらしいんですよね。その理論上。こういうことをしていると前の世代から引き継いでいる部分を継承しなきゃいけないがために、生物学的な進化があまり起こらないということなんですね。
例えば1個の卵に遺伝子を集約させたときに、さっきの例えでいくと小林の卵を残しなかったと。ここに突然変異が生まれた場合、例えば両腕なくて羽が生えているっていう生命体になる可能性があるんですよね。
わかるよ。
けど、腕から生えてくるやつはそうなりようがないっていう話なんですね。
なるほど。
元の形をある程度残さざるを得ない進化しかできない。つまり1回ゼロにできるっていうのが、逆にそういうボトルネック、つまりいろんな細胞遺伝子があった中で、その中でゲーンと選択肢を絞って通過できるやつを狭めることによって、
トライアンドエラーが増幅されて、つまりダメだったパターンをすべて捨てて、成功法1個だけ残して次に繋がる。これ、俺らの仕事とか生活にめっちゃ活かせるなって思ったんですよ。
なるほど。
はい。自分らが仕事やってる時って、たぶん取っ払ってしまっていい昔の成果っていろいろあるじゃないですか。2年前はこれが主力のビジネスの収益モデルだったけど、今は違うかっていうことを、なかなか崩せずにいたりとかっていうのがあるんで、自分たちの荷物とか、仕事にしろ何そうなんですけど、たまにキュッと絞ってあげる方が、たぶん長めてみていいんだろうなっていう学びになったんですよね。
なるほどね。なんか、俺らから普通の感覚からすると、メリットデメリットありそうやけどね。残すもの残しとった方が効率いいし、どれくらい真っさらから考えるのち、やっぱパワー使うやん。
そうですね。
効率性だけ考えたら、現状位置が一番いいんやけど、みたいなところもあって、でも結果的にDNAの答えとしては、真っさらにしてスピード感を持って変えていくという方なんやね。
30:10
だから、俺の勝手な想像なんですけど、生物がその形、そういうボトルネックっていう言い方をされてあったんですけど、次の世代に残す選択肢を狭めることによって、機能改善が図られた。だからこれが勝ちパターンだったっていうことを考えると、俺らもちょっとそれを意識して行動した方がいいなみたいな。
なるほどね。じゃあ、もういっぱい真っさらにしていった方がいいわけや。
そうかもしれない。だからちょっと一応、それこそ自分の事業でもその考え方を取り入れてというか、明確に俺は今年コロナになって、すごく事業を整理したんですよ。
まあね。
で、良かった点もめっちゃあったっすね、やっぱ。
まあね。今いいきっかけやったと思うね、コロナは。
だからなんか、要はこのきっかけ作ってもらったもんだから、来年以降はちょっと自分で作らんといかんなっていう。
なるほどな。
しんどいぞ、でも。
いやでも、思ったんすよ。もしかしたら、スクラップ&ビルドってこういうことかって。
そうやね。
単純にその、なんか昔のものを壊すというか、壊す必要がそもそもあるっていう感じなのかなと。
そうね。
いやー、でもなんか大変やったわけな、春から。
そうっすよね、そっかそっか、その話になると俺と樋口さんでまただいぶ違うんすもんね、立場が。
いやまあまあ立場は同じなんやけど、やっぱあれやん、新しいこといっぱい始めたわけやろ。例えば完全オンライン化とかさ、やったわけやろ。
そうですね。
めっちゃ大変やったろ。
逆に言うと、やめたことがめっちゃ多いんすよ。新しく始めたことはもちろんオンライン化なんですけど、要はオフラインの教室をすべて契約を切っていくとか、今までやってたこういうサービスをもうやらないとかそういうことだと思うんですけど、とにかくそのやらなくなったことによって新しいものを生む必要が出た。
そうやろ。
でその新しいものを生む必要が出たんですけど、よく考えると、なんでやってなかったんだろうっていうことばっかなんすよね。
そうやね、わかるよ。
喉元をすぎてしまうと、さっさとぶっ壊せばよかったって思うんすよ本当に。
わかるよ。わかるよ。そうなんよね。喉元すぎてしまうというか、大変やけどやったがいいって感じだよね。
ただ、やったがいいけど大変やなあ。
そうなんすよね。
コロナとかはね、強制的にそれをさせてくれたいい機会って捉えちゃうけどね俺は。
最後めちゃくちゃ俺個人の生活へのフィードバックみたいな話に持って行っちゃったんですけど、結構考えるきっかけになったっすね。
33:03
素晴らしい。
これリチャード・ドーキンスの本とそのmemeについての考え方は、この本読む前から結構俺知っててというか、自分で調べてた部分があってなんですけど、
やっぱ読んでみると深さというか具体性とか解像度がすごくギュッと上がったので、やっぱなんか読書ってした方がいいねって思ったっす。
いや本当に俺は毎回思いようよ、このコーナー。
いや本当に。
しかもあれやもんな、読書する前とした後っち、別人になっちゃうもんね。
うん確かに。
その機能なかったわけやろ。機能っていうかその感覚なかったところに完璧にインストールされちゃうなっていう。
まあ当たり前のことやけど、なんでもそうなんやけど。
これをね何かに定期的に、言うたらバグやもんね。脳内にバグを起こすわけやん、新しい知識入れるうちに。
だからほらすごいスピードでバグを起こすんやったらすごいスピードで読書したほうがいいですよ。
この読書苦手小林が。
いやまあでもちょっとね次に読みたいなっていうやつもいくつかピックアップはしてるんで。
いいね。
なんかちょっとどうかな。ライトなやついきたいな。
いいんじゃない。なんかまあ1,2回ライトなやつやって。
でもやっぱ視聴者は求めてますよ。
そうなんですよね。しかもねリチャード・ドキンスからもねこの本読めって次言われちゃってるからね。
本の中でね。
本の中であったんですよ。これ次ちゃんとこれを読めみたいに言われてるんですよ。
まあまあまあでもまあいいですよなんでも。
本当ですね。まあじゃあいいですか今回はこんなもんで。
本当にマジでご苦労様でした。
次も頑張ります。
素晴らしい。これは結構ね学びになったと思いますよシリーズ通して聞くと。
聞いてくれた方もありがとうございました。
ありがとうございました。
以上でした。
ありがとうございました。
お疲れしたお疲れ。
35:16

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