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物言わぬ図面とのみ取り組む技術者二本、青春はある。
始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
あれ?技術者ってことは、おが太郎?
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どういうこと?
なんか技術者っぽいじゃん。
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ぽいって?
ほら、動画も編集してるしね。
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それ技術じゃねえ。
今回のテーマの、あるものを設計した人の言葉な。
あるもの?
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そうそう、これ福田圭司さんっていう人の言葉なんだけど、
うん。
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今回のね、テーマがね、戦艦大和です。
戦艦来ましたね。
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戦艦?
戦艦だよ。もう、あれだよ。これで今、艦コレ勢が今、このおときんを聞くことになるよ。
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艦コレ勢って言うんだ。
艦コレってあるじゃん。
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あ、艦隊コレクションってこと?
そうそう。
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え、そうなの?
そう、もうあれみんなおが太郎のファンだよ。よかったじゃん。
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ちょっとごめん、恐れ多いわ、それ。
あ、そう?
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まあ、ということでさ、戦艦大和ってさ、名前はさ、みんな何となく聞いたことあると思うんだよ。
まあ、戦艦大和だもんね。
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ね。
うん。
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これはさ、その第二次世界大戦時にさ、
その当時、世界最大級の戦艦って言われた大和なんだよね。
うん。
そんな時代を話すんですけど、ちょっとまず時代背景から行きたいので、
少し前の時代の潮の香りを嗅いでみましょう。
何だよ、それ。
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で、日露戦争ではさ、日本海海戦でさ、これも長丸が前にやったけどさ、
世界最強とさ、言われたバルチック艦隊をさ、日本海軍が撃破したっていうのがあって、
ここでもさ、日本の戦艦の強さがさ、世界に知れ渡った出来事でもあったんだよね。
たださ、この時、日本はさ、他国に軍艦を建造してもらってたんだよね。
そっからね、日本はその自国の発展のためにも国産の軍艦を作るようになっていくんだよね。
そこでね、誕生したのが、初の国産軍艦と言われる薩摩なんだよね。
そう、で、世界を見るとさ、アメリカとかイギリスをはじめさ、
大国も国の強さの象徴として、その戦艦を競うように建造していった時代なんだよね。
で、たださ、軍艦の建造とかさ、維持するのにはさ、莫大な出費となってさ、
結構その頭を悩ましてたというか、そんな時代があって、
軍縮条約とヤマトの建造
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で、そのためさ、各国はさ、1922年にワシントン海軍軍縮条約っていうのを締結するんだよね。
これはさ、各国がさ、一斉に戦艦や空母の保有比率を規制することにしたんだよね。
例えばね、主力艦の保有比率で言えば、日本はね、大米鋭費6割に抑えられたんだよね。
で、イギリスさ、アメリカが5隻の主力艦が持てるとしたら、日本は3隻までしか持てないっていうもので、
これさ、まあ、マデシカって言ったけど、国力の差から言ったらさ、悪くない条件でもあったんだよね。
当時の海軍は、この戦艦の数の差を補うためには、より強力な大砲を少しでも多く搭載する方向へ考えが行くんだよね。
これがね、あの大艦巨砲主義って言うんだけど、
そう、長丸もさ、高校時代から巨砲好きだったよね。
ん?ああ、おが太郎はあれだよね、巨砲じゃなくて巨乳好きだもんね。
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だから、そういうんじゃないんだよ、この番組は。
いやいや、だってそういう方向に持ってくるのおが太郎じゃん。
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違う違う、そうじゃない。
で、その後、日本はね、満州事変に始まってさ、諸外国との関係が悪化していく時期でもあって、
国際連盟を脱退して、1934年に海軍軍縮条約からも脱退してるんだよね。
ここでさ、軍縮条約の規制がさ、他にもさ、戦艦の基準排水量3万5千トンまでとかさ、
大砲の光景が16インチ以下っていうような、結構細かい規制もあったんだけど、
それがね、脱退したことで規制がなくなったんだよね。
戦艦ヤマトの建造と特徴
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そっからね、日本はね、世界で最も大きく強力な戦艦大和の建造に着手するの。
これはね、広島のね、呉で建造されたんだよね。
そうで、この同時期に大和と同じ規模の戦艦武蔵っていうのも長崎で建造してるんだよね。
で、これらの巨大な戦艦っていうのは、他国にさ、絶対にこう秘密が漏れないようにっていうので、
造船所でもトタン屋根でさ、覆って外から見えないようにしたりとか、
作業者にはさ、一切公害しないようにっていう念書を書かせてたりとか、
実際に機密を漏らした疑いで、憲兵がね、その人拘束したりとか、かなりのね厳重態勢だったんでね。
で、ちょっとね、戦艦大和の特徴をお話したいんだけども、
手砲の口径っていう、弾が発射されるこの丸い部分の口径がね、46センチっていう、世界で最も大きいんだよね。
この手砲があの3連装って、3つの筒があって、これがね、3機ついてる。
そう、だから合計ね、9門からの発射ができるんで、手砲で言うと。
で、基本的にはさ、大砲の射程距離っていうのは、方向形に比例して遠くへ飛ぶようになってんの。
だから戦艦大和の射程距離っていうのは、なんとね、42キロって言われてんの。
なんか42キロが長いのか短いのかがいまいちわかんないけどね。
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そうそう、って思って、俺今回ね、地図で42キロってどっからどこまでぐらいだろうって探したんだけど、
神奈川県の江ノ島から東京湾を越えて千葉県のね、マザー牧場まで届く距離なんでね。
マジで?じゃあ江ノ島から撃ったらマザー牧場が壊滅的な打撃を受けるってこと?
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そう、ただね、命中率はかなり低い。今みたいな、その誘導システムとかないから空で。
でもものすごいマザーなんでね。
いや、マザー牧場に駆けなくていいでしょ、そこ。
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そうそうそう。いや、だからすごいなと思って。
なんか江ノ島マザー牧場って聞くとちょっとね、すげえなって思うね、確かに。
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いやー、俺これが一番頑張ったよ、今回。
え、どういうこと?
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いや、この42キロをね、どこがいいかなっていうのが一番悩んだね。
何?ちょっと候補他にあったの?
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いや、方向法いっぱいあったよ。ディズニーランドからとか。
でも微妙にちょっと足りなかったりとか、難しかったわけよ。
そこに時間をかけたのかよ。
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これどうでもいいよ、ここ。
ここどうでもいいね。
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で、えっとね、これはさ、敵が射程圏外の距離でもさ、一方的に砲弾を浴びせることができるっていう構想から設計されてるの。
たださ、これ理論的にはそうなんだけど、さっきもちょっと言ったんだけど、かなり確率が低くて、
実戦ではさ、さらに敵もさ、高速で移動してる中、標的に命中するのはね、ほぼね、不可能なくらい難しいんだよね。
そう、だから実際はね、もっと近づいて手砲を放ってたんだよね。
で、手砲がさ、大きくなると、それをさ、搭載するためのさ、戦隊もさ、大きくなる必要があるんだよね。
そう、だから戦艦ヤマトって幅がね、38.9メートルって、これもね、当時の最大の大きさなんだよね。
で、全長はね、263メートルあった。
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そう、かなり大きくて。
で、ちょっと一方さ、アメリカはどうだったんだろうっていうのをちょっと見てみたいんだけど、
第二次世界大戦でさ、戦ったアメリカっていうのはさ、
ヤマトのような巨大な手砲を搭載した戦艦を作れなかったのかっていうと、
これはね、ちょっと理由があって、アメリカはさ、大西洋と太平洋両方にさ、艦隊を行き来できるようにしたいっていうのがまずあって、
それにはさ、例えば南アメリカの南方方面をさ、ぐるりと回るとさ、遠回りになるから、
ショートカットするためにパナマ運河を通過したいんだよね。
で、たださ、そのパナマ運河っていうのはさ、通過できる横幅はさ、33.5メートル以内っていうのがあって、
そうするとさ、あのさっき言ったようなヤマトのような大きな手砲を搭載した戦艦っていうのは作れなかったんだよね。
で、日本はどうなのかっていうと、日本もね、太平洋側とさ、日本海側両方行き来できるように、
例えば福岡山口県の間にあるさ、関門海峡を通過できるってことが重要だったの。
そう、で、ヤマトはね、これ幅は大丈夫なんだけど、約7万トンの重さだったから、海の底にね、ぶつかってしまう恐れがあったの。
そこでね、当時ね、海底をさらにね、1メートル掘り下げる工事を日本はしてるんだよね。
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そうそうそう、日本はさ、軍艦の設計を変えるんじゃなくて、地形を変えちゃうっていう発想なんだよね。
なんかスケールがでかい話だよね。
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すごい、でも、だから戦艦ヤマトって、だからそれ以外にも相当なお金がかかってるってことなんだよね。
あとさ、ヤマトの特徴ってこれだけじゃなくてさ、よくさ、不沈艦って異名を持ってるんだよね。
そう、沈まない軍艦っていう風に当時言われてて、これいくつかあるんだけど、
1つ目が砲弾に耐えられる厚い装甲をしてたの。
最大41センチにもなる分厚い鋼鉄に覆われて、防御力も優れてたんだよね。
2つ目は防水区画で、ヤマトには1147も防水区間があったの。
これはね、敵の砲弾でさ、例えば穴が開いたところから海水が入ってくるじゃん。
で、そのさ、防水区画の範囲でそれぞれ留めることができる設計なんだよね。
だから広範囲に広がらないっていうような防水区画があった。
で、あとね、3つ目はね、中排水システムっていうのがあって、
これで当時の最新鋭のシステムなんだけど、
例えば砲弾で片側にさ、穴が開いて、そこから海水が入ってきた場合、
その海水の重さでさ、船体が傾くんだよね。
で、これが進んでいくとさ、結果さ、沈没をしてしまうんだけど、
たださ、この中排水システムは海水が入ってきたのとは逆側から手動で海水を取り入れることができたんだよね。
そう。で、そうすることで傾きを水平に戻すことができるっていうシステムなの。
で、こんな風にね、戦艦ヤマトはただでかいだけじゃなくて、当時のその最新の技術が取り入れられてるんだよね。
で、そんなヤマトっていうのは完成して、任務に就いたのが1941年の12月なの。
ヤマトの維持費と実戦参加
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これはね、日本海軍がアメリカに真珠湾攻撃をした8日後だったんだよね。
で、この真珠湾攻撃ではさ、日本の航空攻撃による実力が証明された日でもあって、
で、それまでさ、海戦の主役だった戦艦から航空機とそれを運ぶ空母にさ、主役が変わっていったんだよね。
で、くしくもそんな時に戦艦ヤマトは完成したのでござる。
なんでござるな。
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これ、総工費どんぐらいかかったのかっていうと、当時のお金で1億4000万ぐらいなんじゃないかって言われてる。
現在だとね、2000億とかそれ以上だったんじゃないかって言われてるんだよね。
これさ、もうこんぐらいの金額になると、今だとスペースシャトル1機分作れる額らしい。
へー、宇宙船ができちゃうのか。
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そう、まさにさ、宇宙戦艦ヤマトだよね。
ほんとその通りだね。
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宇宙行けちゃうんだよね。
そうそう。
あと、その後の維持機っていうのにもお金がかかって、
停泊してるだけでも1日50トンから60トンの重油を消費するんだよね。
これさ、艦内にはさ、電気を供給するためにもボイラーで燃料を燃やして、発電機を動かすっていうのをしてて、
そのぐらいの重油を消費するっていうのがあって、
そもそも日本はアメリカの輸入に依存していた石油を止められたことが大東亜戦争へと向かう要因の一つでもあったわけで、
そんな貴重な燃料を戦艦ヤマトは大量に消費するっていうことも、結構この後悩ましい問題になってったんだよね。
で、この年間の維持費っていうのは当時のお金で約400万ぐらいって言われてる。
そう。だいたい今の価値にすると2000倍ぐらいしてもらうと近い値になるらしいけど。
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で、この戦艦ヤマトは初の実戦ではミッドウェイ海戦なんだよね。
これは空母と航空部隊が主力となっていたんで、艦隊同士の戦いを目的に作られた戦艦ヤマトっていうのは主役じゃなくて500キロ離れた後方に配置された。
このミッドウェイ海戦に関しても長丸のスペシャルな回があるんで、そちらを聞いていただければなと思ってます。
オトラは多分あれだよ。おが太郎が話してくれればよかったのにみたいなのもあると思うよ。
マリアナ諸島での戦闘
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いやいやいや。ここは全然ヤマト出てこないんで、結果日本は惨敗して戦艦ヤマトっていうのは戦闘に参加することなく撤退するんだよね。
2回目に出陣したのがマリアナ諸島近海なんだよね。これはグアムの近くだいたい場所的には。
マリアナ諸島に米軍が進出してきて、これを奪われると東京とか大阪なんかの大都市が空襲の攻撃範囲に入るっていうので、それを阻止しようとしたんだよね。
主役は依然として空母と航空機による機動部隊だったから、ヤマトとかさっき言った武蔵っていう戦艦は機動部隊から180キロほど前方に配置されたの。
これは囮役に近い役割だったんじゃないかって言われてる。
ただ、敵はあえて後方にいる空母部隊に攻撃を集中させたんだよね。
そっちの方が攻撃する価値が高いっていうふうに判断したんだよね。
この戦いで一応ヤマトっていうのは初めて手砲を使っていて、敵に対しても対空砲弾を発射したりとか応戦してるんだよね。
ただ上空の敵と距離が遠すぎてほとんど成果を上げていないんだよね。
結果、ヤマトの戦果っていうのは航空機2機を撃墜っていうのがあるんだよね。
ただそれは味方の航空機だった。
そうなんだ。
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これは味方の航空機が前にいる艦隊の上空を飛行しないという取り決めだったんだけど、
誤って通過してしまったことでヤマトが敵機と誤認して射撃したんだよね。
こういう戦争って味方によって無くなるケースって結構あるんだよねって思って。
このマリアナ諸島での戦闘の結果、敵の攻撃によって日本の機動部隊っていうのは壊滅して、
ヤマトとか武蔵の軍艦っていうのは撤退をして、結局アメリカ軍がマリアナ諸島を占領したんだよね。
冷却海戦と戦艦ヤマトの沈没
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次に戦艦ヤマトの戦いでいうと、冷却海戦っていうのがある。
これはアメリカ軍が次にフィリピンへ進行する可能性が高くて、
これを阻止するために日本軍が小1号作戦っていうのを実行するんだよね。
この内容っていうのは空母部隊が囮役となって、敵の機動部隊を北へ誘導するんだよね。
その隙を突いてヤマトとかの艦隊が敵の艦隊を攻撃するっていうもので、
ここでは戦艦に主役としての役割が与えられたんだよね。
この作戦のためにフィリピンへ向けて戦艦が進行してたところに、
戦艦武蔵が敵からの激しい空爆を受けたんだよね。
ヤマト同様に最新鋭の駐配水システムを搭載してるんで、
何度も傾きを調整して沈没を耐えてたんだけど、
結果20発近い魚雷とか航空爆撃を受けて沈没をしてしまうんだよね。
ただ、沈むまでに2時間ほどかかったんで、生存者は比較的多かったって言われてるの。
それでも全乗員の約4割に当たる約1000名ぐらいが戦死したって言われてるんだよね。
その後、作戦通り日本の機動部隊が現れて、アメリカの機動部隊を北へ誘導して、
その隙を狙って戦艦ヤマトはレイテ島へ進行するんだよね。
前方に複数の敵の戦艦を発見して、ヤマトを率いる艦隊は攻撃を開始する。
ここで空母1隻とか駆逐艦3隻を沈没させたっていうのがあって、
この空母なんだけど、護衛空母って言って小型空母だったんだよね。
だからアメリカにとってはそんなに大きな損害にはならなかったんだよね。
それ以上の負荷追いはやめて、ヤマトを率いる艦隊はここで1回引き返してる。
こんな冷凍機械戦っていうのがあって、ここでちょっと大事なポイントっていうのは、
不沈戦艦って呼ばれてたムサシっていうような最新の巨大戦艦でも、
航空攻撃には耐えられないっていうことが証明されたんだよね。
で、戦艦ヤマトが最も有名な沖縄戦にちょっと行くんだけど、
戦艦ヤマトの特攻作戦
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アメリカ軍は大軍で沖縄に進行していくわけなんだけど、
そんな中、戦艦ヤマトには特攻作戦が言い渡されたんだよね。
この内容っていうのは、アメリカ軍が大量に配備されている沖縄に向けて、
戦艦ヤマトを機関として合計10隻で突入するっていうものなんだ。
その間の航空機の援護もないんだよね。
その後、ヤマトは沖縄の海岸に乗り上げて砲台として使って、
砲台を撃ち尽くした後は、約3000名の乗組員が銃を持って、
上陸して陸上部隊として戦うっていうものだった。
これね、作戦というよりは、もう実現不可能な計画だったんだよね。
その頃沖縄っていうのは、西空圏も西海圏も敵に奪われている状態で、
艦隊10隻だけでたどり着くこと自体がまず不可能だったんだよね。
万一沖縄にたどり着いたとしても、
海岸に乗り上げて、戦隊が傾いた状態で砲弾はまともに撃てないっていうのはわかってるんだけども、
そんな計画が出てきたんだよね。
突攻っていうと、1人とか2人とか少人数で敵に対当たり攻撃をするっていうのをちょっと想像しがちなんだけど、
こんな風に戦隊で大規模な突攻作戦っていうのが、
第二次世界大戦において最大規模の突攻作戦なんじゃないかって言われてる。
10隻の艦隊には総勢6000名ほど乗っていて、
戦艦ヤマトの乗組員は約3300名ほどいた。
半分以上は20代の青年で、燃料も片道分しか与えられない計画だったんだよね。
この突攻作戦が連合艦隊司令部より、この作戦を指揮する第二艦隊司令長官の伊藤誠一っていう人に伝えられたんだよね。
伊藤はこの合理性のない計画になかなか納得しなかったんだよね。
ただ色々説得していく中で、最後に1億総突攻の先駆けになってもらいたいって言われて、
そうか、それならよくわかったっていうことでこの任務を受け入れたんだよね。
この時にアメリカ側っていうのは実は日本の暗号解読をすでにしてて、
ウルトラっていうコードネームが付けられてたんだよね。
この戦艦ヤマトを率いる突攻作戦にはトップシークレットウルトラっていう名前があって、
ウルトラの中でもさらに重要度の高い情報っていう意味で付けられてたんだよね。
だからアメリカはいつどのぐらいの規模で行われるのかっていうのも情報が結構つつ抜けだったんだよね。
そんな中、日本は1945年4月6日に山口県の徳山沖からヤマトを率いる艦隊は沖縄へ出撃をするんだよね。
4月7日に鹿児島県沖でアメリカ軍との戦闘に入る。
アメリカは合計約380機の航空機による爆撃を艦隊に向けて繰り返して、
ここでアメリカは前の冷凍気回生の時に軍艦武蔵が約20本の魚雷が命中してもなかなか沈まずに浮き続けてたっていう経験があったから、
ヤマトに対しては魚雷攻撃を左舵に集中させる戦術を取ったんだよね。
この攻撃で大量の海水が片側に流入してくるわけで、
そうすると、中排水システムが追いつかなくて左側に一気に傾いて、ここで伊藤長官は前回に特攻作戦中止の命令を出したんだよね。
これは特攻作戦において異例というか前例のない命令で、これによって乗組員は持ち場を離れて撤退して助かった人たちも多くいたんだよね。
伊藤長官自体はその船の中にそのまま残って、その後ヤマトとともに大爆発して沈没してたんだよね。
この戦闘からわずか2時間で戦艦ヤマトっていうのは沈没したんだよね。
この沖縄戦ではヤマトの乗組員は約3300名のうち3000名近くが戦死をしている。
第2艦隊全体では約3700名の多くの人が亡くなっているんだよね。
この時に航空特攻というのも行われているの。
4月6日とこの4月7日の2日間に敵機がヤマトを攻撃するために沖縄近海から少し離れたんだよね。
手薄になったところに日本の300機を超える航空特攻が行われたんだよね。
これによって数隻の戦艦を沈めているっていう。
だからこれヤマトは特攻のための特攻でもあったんだよね。
この他に戦艦ヤマトの影響っていうのは技術力の向上っていうのがあるんだよね。
これはちょっと戦後の話になっちゃうんだけど、
世界最大の戦艦を作った技術とか装置っていうのは戦後日本の産業に応用されたんだよね。
例えばニコールレンズっていうものがあって、
これ一眼レフカメラとかの取り付けるレンズなんだけど、
戦艦ヤマトで使われた15メートル速巨銀っていうのがあって、
その製造に培った技術で開発されてる。
これ砲撃対象と距離を正確に測るものだったんだよね。
このニコールレンズは戦後世界でも他にないほど鮮明な画像が撮れるっていうので、
評判になって世界のトップブランドになっていくんだよね。
他にも原子炉に使われる圧力容器っていうのがある。
これは日本製工所っていう会社が戦艦ヤマトの厚い装甲を製造してたんだよね。
その技術を活かして戦後、原子炉の心臓部である圧力容器の製造をして、
これ単一の鋼の塊をくり抜いて圧力容器を作ることができるっていうのは、
唯一この日本製工所だけだったんだよね。
90年代には世界シェアは6割ぐらいだったって言われてる。
あと、回転レストランっていうのもある。
1964年に完成した東京の清井町のホテル、ニューオータニの、
今はちょっともうなくなってるんだけど、
座って食事をしながら360度の景色が楽しめるっていうもので、
この大きなものを振動もなく回転させる技術っていうのは、
大和の手砲塔を旋回させる動力システムから応用して作られてるんだよね。
そう、あと朝霊王のトリプルアクセルとかね。
なんで急にフィギュア?
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ごめん、ちょっと参照先間違えた。
どんな間違えたの?
![](https://listen.s3.isk01.sakurastorage.jp/guest/EhZMK75LfP4G8jn3h6zIVGdyysyifHmPu6ZxQOrU.png)
こんな感じで、結果、今では考えられないような莫大な国家予算を使って作られた戦艦大和っていうのは、
時代が変わってさ、戦争の兵器としてはほとんど役に立たず、
最後は合理性のない特攻作戦によって多くの犠牲を出して、
海底に沈んだんだよね。
副産物的ではあるけど、その技術っていうのは戦後応用されて、
日本が技術大国として飛躍していく一役を担ったっていう事実もあるんだよね。
ということで、戦艦大和について今日は話したんですが、いかがでしたでしょうか。
あれだよね、やっぱり戦艦って言うとさ、男はさ特にかっこいいなーみたいな感じでさ、憧れというかさ、そういうのあるじゃん。
まあ航空機とかもそうだけどさ。
で、なんだろうな、やっぱさ、空母ってさ、別に言ってしまえば見た目そんなに良くないじゃん。
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平べったいね。
そう。やっぱり戦艦の方がさ、どう考えてもかっこいいしさ、まあうちら三笠も見に行ったじゃん。
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うんうん。
やっぱかっこいいじゃん、戦艦って。
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あーそうだね。
ね、だからやっぱりちょっとね、この戦艦っていうテーマ聞けてね、俺はちょっとこう、いいねって感じに思ってたところだけど。
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ほんとか。
うん。で、大和のさ、じゃあ意味は何だったのかっていうところを考えるとさ、
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うん。
まあその日本のさ、その技術力を向上させたっていうところがやっぱり一番大きいんだろうけど、
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うんうん。
何よりもさ、やっぱりこのさ、戦後80年ぐらい経つわけじゃん。
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うんうん。
でもさ、戦艦大和ってみんな名前ぐらい知ってるわけじゃん。
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あー知ってるね。
そう、これなんだよね、たぶん一番の大きな影響っていうかさ。
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ほう。
なくない?だってさ、まあゼロ戦ぐらいは名前知ってるかもしんないけどさ、
あとなんかその当時の戦争で使われてたっていうかさ、戦艦の名前他知ってますか?つってさ、大和が絶対上がるし、大和以外答えられない人も多分多いと思うんだよ。
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あー確かにね。
ね、だって飛行機だってそうでしょ。あのB29は知ってるけどそれ敵艦じゃんみたいなさ。
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うんうん。
だからそれぐらい大和っていうのはさ、超有名なんだよ日本。
なんか日本人にとってやっぱりさ、なんかこうノスタルジーとは言わないけどさ、なんかこう誇れるものっていう、たぶんなんかそういうものもあるんだと思うんだよ。
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あー。まああとね、悲劇的な最後っていうのもあるけどね。
うん。まあだから悲劇が結局そのなんだろう、今の今にまで伝えられてるっていうのもあるし、もちろん無用の産物だったっていう見方もあるわけじゃん。
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そうだね。
戦艦大和の誇り
うん。まあいろんな意見はあるのはさ、もういいんだけど、ただ少なくともさ、やっぱりその戦艦大和、世界最大のさ、戦艦を作れたっていうさ、そのなんだろう、日本人としてのなんだろう、ある種誇りみたいなさ、そういうものがたぶんね、あるんだよねきっと。
今の今までこう戦艦大和、世界最大みたいなのさ、ずっと言われるじゃん。
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あーそうだね。
うん。だって戦艦としてはさ、結局もう大艦強豪主義がさ、時代遅れになっちゃってたからさ、大和以上のさ、戦艦っていうのは作られなかったわけでしょ。
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あーそうそう、あの、何を最大って取るのかがあれなんだけど、手砲とさ横幅に関してはもう最大だったね。
うん。だから大艦強豪主義のさ、もう産物としてはさ、なんだろう、だからそれ以降はね、まあもちろん時代遅れっていうのもあるけれども、もうそれ以上大きいものは作られなかった、ある意味だからギネス記録に載ってるようなもんじゃん。
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あーまあそうだね。
うん。だからやっぱりそういう意味でこう名前を残した。で、日本人としてはやっぱり、戦艦大和って聞くとちょっとこうね、王みたいなのは多分あるんだよ。
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あー確かにね。
そう。まあそれをやっぱりさ、作れる技術力っていうのは相当だったわけだし、日本としてはね、まあ別にそれが戦争のさ、ものだったからちょっとあれだけど、技術力としては世界に並ぶぐらいまでいってたっていうところは、もう誇りにしていいんじゃないかなと思うけどね。
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うん。そうだね。だからやっぱりさ、その今だったらさ、絶対に予算、国家予算通らないものじゃん。こんなにかけるっていうのが。
通らないね。さっきさ、おが太郎がさ、話の中でさ、宇宙船と同じだっつったじゃん。スペースシャトルが。
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はいはい。
日本作んないじゃん。
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そうだね。いやだからさ、そういうなんだろう、絶対さ、こう誰かが今の世の中だとさ、反対するっていうものがさ、ある意味その戦争っていうものでさ、関与できないっていうところもあったのもあるけどさ、その集中してさ、予算を通じて、もうありえないぐらいのその作ったものが、結果さ、この他の国にはできない技術力っていうのがついたっていうのもまあ事実にあるのかなと思って。
うん、ほんとその通りだと思う。
戦艦大和の発見
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うん。で、ちなみにさ、あのこれちょっと調べてたらさ、戦後40年後にね、あの、海の母標委員会っていうのがね、水深ね、350mに沈む戦艦大和を発見してるんだよね。
うん。
これさ、潜水艦での調査でさ、日本海軍のさ、大型船の艦首部分にしか取り付けられてないさ、あの菊の紋章を見つけたんだよね。
うん。
これでさ、あの直径1m以上のサイズだったことから、あ、これが戦艦大和だっていうことを確信したっていうのがあって。
うん。
そうそう、なんか写真とかもあるんだけどさ。
うん。
で、その後の調査でさ、こう映像とかもあってさ、いや結構ね、なんか感動的というか、すごい光景なんだよね。
うん。
三笠にもさ、確か、今取り外されちゃってるけどさ、菊の紋章ってあったじゃん。
うん。
いやだからそれがさ、海底にさ、あの本当に見えるのよ。
うん。
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で、その後のさ、調査でも異流品などがこう引き上げられたりして、本当にさ、そこにさ、沈んでいったんだなっていうのがさ、分かって。
うん。
うん、そう。で、ただね、三前面近いさ、乗組員の遺骨っていうのは一体もね、見つかってないというか。
うん。
のはあるんでね。
うん。
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そうそう、いやなんか感慨深い。これね、YouTubeとかでもしよかったらね、あの動画とかでもネットで見れたりするんで、ぜひよかったらって感じですね。
うん。
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タイタニックって水深3800メートルってめっちゃ深いから。
あー。
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そう、このなんか逆に戦艦大和で350メートルって、まあそれでも深いけど、
うん。
ね、ちょっとおときんでも今後行けるかなっていう距離かなと思って。
い死ぬわ。
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うふふふふ。
まあ、というわけで今回は戦艦大和についてでした。
はい。
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はい、まあということで最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。