1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
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2021-07-27 31:16

第25回「戦後教育」GHQ統制下の日本で行われた墨塗教科書

第二次世界大戦を終えて日本は連合国側の占領下におかれる。 マッカーサー率いるGHQによって戦前と戦後では異なる価値観、歴史、文化となっていった。 そこには戦後教育が大きく関わっている。 墨塗教科書や教育勅語の廃止、厳しい検閲の中、日本はどのようして変わっていったのか。 日本人として、この事実を知ることは大切なことだと思う。 


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00:04
花見て花を羨むな。もとなき枝に花はなし。 始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
よろしくお願いしまーす。え、今のは?
これなんか、最近のお気に入り。福沢諭吉が出版した、「曹本世界国尽くし」っていう本の中に一節に書いてあった。
そうそう。なんかこれ、解説まで書いてなかったから、それぞれの解釈になっちゃうけど、なんかヨーロッパをね、こう説明する際に使われた七語調なんだよね。
そうそう。だから、自分の勝手な解釈だけど、ヨーロッパってこう、明治の初期に書かれた本だから、その時って世界の中でも先進国というか、
そんな、その輝かしかしい部分だけを見るんじゃなくて、実際幹となる枝とかは華やかじゃない部分っていうのに注目しなきゃいけないんじゃないかって言ってるのかなと思って。
でもそうなんじゃない?結局、もとっていうのはそういうことじゃない?
そうそうそう。だからこれはなんだろう、僕のこれからの座右の目にしていこうかなと思って。
いいんじゃない?
はい。ということでね、ごめん。今日は全然副座右口とは関係ない。ただ言いたかっただけ、最初は。
それはね、だいたい今までも一緒だよ。
今日はですね、戦後教育について話したいなと思います。
戦後の教育ですか?
そう、戦後っていうのは第二次世界大戦の後の教育。
個人的に結構気になってたところもあって、今回調べたんだけど、1945年の9月2日にポツダム宣言に日本は調印したじゃん。
そこからGHQの、GHQ、連合国側の占領下に置かれたわけだけど、約6年8ヶ月ぐらい、ずっとその占領下に置かれたのね。
沖縄とか小笠原諸島とか、またちょっと期間は違うけど、その中でGHQが教育に関して民主化を進めたっていう建前なんだけども、なんかこれはもう本当に建前でしかなかったというか、
GHQが計画していた中にウォーギルトインフォメーションプログラムっていうのがあるんだよね。
え、何?何?
あの、訳すと、これごめん、英語は全然あれなんだけど、発音が。
訳すとさ、日本人に戦争犯罪の意識を刷り込む情報宣伝計画っていうのを立ててたの。
03:03
あー、そういう意味ね。はいはいはい。
そうそうそうそう。で、これ主にその何だろう、日本の軍が暴走して戦争に導いたっていう。
それに対して日本の国民はそうではない立場だったっていう、その軍と国民との対立関係の構図を作りたかったっていう意図もあった。
そうそう、これちょっと象徴的なのは、この前言った東京裁判でA級戦犯が裁かれた時に、結構日本の軍人って多く裁きを受けたんだけど、まあそういうのも象徴的なんだけど、
要は何だろう、戦争に対して罪の意識を持ってもらうっていうのと、日本って愛国心っていうものを否定して、排除したいっていう考えがあったって言われてるんだよね。
これが戦後の教科書のスタートラインでもあるんだよね。
そうそう、こういった日本だけなんだよね、教育とか文化、歴史っていうのに連合国側に手を加えられて、違うものに変わっていったっていう経緯が、例えば負けた側のドイツとかイタリアって日独伊三国同盟結んでたけど、ドイツとかイタリアはそこまでは手を加えられてないんですよね。
そんな中でGHQによる審査というか検閲って言われるけど、厳しい言論統制だったりとか、いろいろあったわけなんです。
今回戦後教育にちょっと絞って話したいんだけど、墨塗り教科書って知ってるかな。
いや、わかんない。
これね、戦後9月2日にポツダム宣言を調印したんだけど、それも9月から徐々に日本では各学校で授業が再開してったんだよね。
で、さっき言ったみたいにGHQが意図してる方針があるわけ。それに戦前で使われた教科書っていうのはそぐわない部分が多かったわけなんです。
そういう部分を、だけど教科書って授業始まっちゃってるし、配られて持ってるわけよ。
なんで最初のうちはとりあえず応急処置というか、学校側に指示して、生徒に直接墨汁を使って、不適切とされる部分を筆で墨で濡らしたの。
これね、結構あの図書館とかでも残ってたりするんだよね、墨塗り教科書って。
そうそう。なんでね、今日はね、ちょっと一緒にどんなところが墨を塗られたかっていうのをちょっと考えてもらいたくて。
06:02
まずね、これね、ウサギとカメって有名じゃん。
あー、物語ね。
物語。これさ、日本が作った物語じゃなくてさ、紀元前6世紀頃にギリシャで作ったって言われているイソップ物語の一つなんだよね。
日本ではね、室町時代以降に伝わってて、明治時代から教科書に載ってるらしいんだよね。
国語の教科書として使われて、タイトルで油断大敵みたいな風に掲載されてたらしいんだけど。
へー、そうなんだ。
ちょっとね、概要をざっくり読むんで、どこが塗られたか、リスナーの人もちょっと考えてくれたら嬉しいなと思って。
なんかちょっとこう、受け身の放送からちょっとこう、能動的な感じになってきてるね。
能動的。ここだけかもしれないけど。
じゃあちょっと行きます。
ある時、ウサギに歩くのが遅いと馬鹿にされた亀は、山のふもとまでカケッコの勝負を挑んだんだよね。
で、カケッコを始めると、予想通りウサギはどんどん先へ行き、余裕で勝てると思ったウサギは、休憩がてら居眠りを始めた。
その間に亀は着実に進み、ウサギが目を覚ました時は、山のふもとのゴールにいて、万歳して大喜びする亀の姿があったっていうとこなんだけど。
永原、これ、どこが墨塗られたと思う?
えー、なんか、墨塗らなくても良くねっていう感じなんだけどさ。
そうそう、これはね、結構意外なところなんだよね。
え、最後?
あ、そうそうそう。
だよね、多分勝って喜んだっていう部分じゃない?
あー、そうそうそう、もうほぼ正解。
これさ、あの、万歳して大喜びしたっていう。
あー、なるほどね、あそこか。
そう、そこなんだよね。あの、万歳なんだよね。
永久戦犯の時にもあったけどさ、あの、処刑される前にさ、永久戦犯の人が天皇万歳って、みんな当時さ、その頃万歳って天皇陛下をこう称えるような風に言ってたけど、これがなんか、GHQの検閲に引っかかるんだよね。
あー。
そうそうそう。
ま、こんな感じで墨塗り教科書っていうのは、ま、他にもいろいろあるんだけど、じゃあどういったものが厳密にその対象になったかっていうと、
うん。
いくつかあって、5個大まかに言うとあるんだけど、
うん。
天皇に関する用語、
うん。
例えば、大きみとか言い方もしてたらしくて、
うん。
あとは、天皇のさ、今でもそうだけどさ、歴史とかさ、経緯ってあんまり教科書で学ばないと思わない?
あー、ま、そうかもね。
なんかこう、ふんわりしてるよね。
うん。
そうそう。なんかそういうのも、今につながってる部分はあるのかなっていうのをちょっと思ったりして、
09:03
うん。
あとね、2つ目はね、国家的拡張に関する用語。
これはね、あの、躍進日本とか、南進日本みたいな、日本がこうイケイケな感じ?
うん。
こういう用語はね、全部引っかかったの。
あー、そうなんだ。
これによってさ、長丸も前言ってたけどさ、大東亜戦争って言い方じゃなくて、太平洋戦争っていうところを強調してるって言ってたじゃん。
うん。
これもなんかそれにつながるのかなと思って。
あー、だってそうだと思うよ。
そうそう、だから日本がイケイケって言ったらあれだけど、割と優勢に進めてたところの部分はなくしていったっていう方針なんだよね、教科書も。
うん、そうだね。
そうそうそう。あとね、3番目はね、愛国心につながる用語。
これは国家とか国民的みたいな言葉もダメだった。
あー。
あとさ、歴史ってさ、もともと戦前はさ、歴史って言い方しないでさ、国史って言うんだって。
あー、そうなんだ。
そう、だからそういう言い方もなくなったわけよ、この戦後から。歴史になったわけよ。
へー。
そうそう、愛国心につながるっていう意味で。
うんうん。
でね、4番目がね、日本の神話の起源とか、あとはね、国家的英雄の人とか、これはちょっと全員ではないんだけども、
例えば、日本の神話の起源ってさ、俺、学校で学んだ覚えないような気がするけどあるっけ?
起源、古事記とかさ、日本書紀の話でしょ、たぶん。
そうそうそうそう。
起源か、あんま覚えてないな、なんかそういうレベル。
だよね、まあ、あ、そういうのが古事記とか日本書紀があったっていうのは教わったけど、なんか具体的にはなんか聞いたことないなって、今でも。
特にまあこの戦後っていうのは一切ダメだった。
で、あと国家的英雄って言ったけど、特にこの軍人だよね、東条秀樹とかさ、のぎまれすけとか、
これ今でもそうだけどさ、全然その名前は出てくるけど触れられないよね、あんまり。
あーなるほどね、確かにそうかも。
で、これがさ、俺ちょっと全然これ的外れてるかわかんないけど、大河ドラマってあんじゃん。
ここでさ、歴代のね、1から全部どういう主人公が選ばれてるか、今回調べたの。
そしたらさ、やっぱり軍人関係って一人も入ってないのよ。
で、大河ドラマってさ、別に江戸時代とかが多いけどさ、そこをやるっていうスタンスじゃない、別に決まってるわけじゃないの。
明治もやってるんだよ、実は。
陶器スピックもやってたし、とかテーマにして扱ってたりするんだけど、だけど絶対に坂本龍馬とか西郷隆盛とかめっちゃ扱われてるのに、明治以降の軍人とかは触れられてないんだよね。
12:10
言われてみるとそうかもね。
そう、こういう名残が今も感覚的に残っちゃっているのかなっていうのを思ったんだよね。
そうそうそう。で、5番なんだけど、最後は神道とかね、神や祖先を祀るお祭りごとみたいな、あと神社に関する内容っていうのもダメだったんだよね、戦後は。
そうそう。でね、これでね、学校の教科書って、そしたらさ、日本の歴史ってもうほぼダメなわけ。
日本の歴史は差し替わるまで没収だったんだよね。
あー、なるほど。
もう墨塗るっていうよりはもう全部ダメだから。
で、あと地理とかもダメだった。
え、なんで?
地理もなんかその日本の歴史に関わるからじゃない?わかんないけど。
ちょっとわかんないね。
で、あとね、習信家。習信家ってあの今で言う道徳みたいな。
あー。
そうそう。これもね、あの没収されたってほとんどが。
あー、道徳はしょうがないだろう。なんかわかる気する。
うん、そうそう。でね、これで戦後ね、最初の歴史の教科書っていうのが国の歩みっていうのができたわけですよ。
うん。
国がこうできていくっていう流れを説明した中に、我が国を立て直すって言葉が入ってたの。
うんうん。
で、これがね、また謙虐に引っかかったの。
そうなんだ。
そうそう。これさ、我が国を立て直すってさ、どこがダメだと思う?
ん?我が国を立て直す?
チッチッチッチッチッ。
え、立て直すがダメ?
あー、そうそうそう。立て直すは、もともと日本がいい国であったって認めることになるから、立て直すじゃないでしょっていうことらしいんですよ。
よくわかんねえな。
しかもね、これね、実は全部なんだよね。我が国もダメなの。
あ、そうなの?
我が国っていうのはもう愛国心につながるから。
うん。
でね、これね、作り変えられてどうなったかっていうと、
我が国を立て直すが、民主主義の国を作るっていう言葉に変わったんだって。
あー、まあ遠からずって感じなんじゃない?
そうそうそう。だから結構なね、厳しい言論統制を惹かれてるんだよね。
でね、学校の教師ってさ、今まで教えてた内容っていうのは教えられなくなったわけじゃん。
うん。
で、45万人いたって言われてるんだけど、11万5千人はね、辞職してるんだよね。
あ、もう知らんねつって?
うん。多分そういうのもあったんだと思う。
で、しかもさらにね、約5200人は教職追放令っていうのが出て、
15:00
そのそぐわない授業をしている教師っていうのは、追放になったんだよね。
あー。
そう。まあそんな風にして、人材もね、そっちより、GHQよりの人たちを選んでいくっていう流れになるんだよね。
うーん。
そうそうそう。でね、あとね、廃止になったのがね、教育直後って知ってる?
あー、それは分かるけど。
そうそう、なんか1890年に発表された、明治天皇が国民に語りかけてるような言葉をまとめたようなやつで、
なんか、第二次世界大戦前とか、日本の教育に関する理念とか方針のような感じ?
うん。
そうそう。で、これってね、GHQのジャスティン・ウィリアムスって人が、教育直後をね、政府に、これね、口頭命令で廃止するよう命じたんだって。
うん。
で、1948年に国会で執行排除が決議されて、教育直後ってなくなったんだよね。
うん。
そう。まあ、うちらにはさ、全然もう馴染みがないからさ、よくわかん、あの、どういうふうにさ、その当時の人がさ、思っていたのかってわかんないけどさ、
うん。
これね、ちょっとね、実際にね、調べてみたら、なんとね、94歳になるYouTuberがいたの。
マジで?
そうそう。これね、ちょっと聞いてる人もね、もしよかったら見てもらったらすごい衝撃を受けるけど、市谷さんっていうおじいさんの方が、教育直後について語ってたの。
ほーん。
そうそう。でね、この人さ、教育直後って結構長いの。これをね、今でも最初から最後まで全部言えるんだよね。
なんかさ、暗記させられてるんじゃなかったっけ、みんな。
そうそう。
教育直後って。
暗記させられて、なんか学校の式典とかでは必ず読み上げたりとか、なんかあることに必ず読んでるっていうのはあったらしいね。
うん。
そうそう。いや、だから、それってすげえなと思って、単純に。
うん。
でね、これさ、教育直後って、内容いっぱいあるから、はしょるとなんか、親孝行して、兄弟仲良く、夫婦は協力し合って、友達は信じ合いましょうみたいな。
うん。
あとは、公共の利益と社会のためになることを第一に考えるような人間になってくださいとかね。
で、国の非常時の際は天皇のために国に尽くしてくださいっていうような内容が書かれてるんだよね。
うん。
そうそう。でね、なんかね、やっぱ市谷さんがね、市谷さんの話になっちゃうんだけど。
この人がね、戦前と戦後で何が一番違うかって言ってたときに、日本人としてのね、誇りなんだって。
あー。
これってね、なんか本当に表面上とかじゃなくて、本当に日本に生まれてよかったって、心底、みんなその当時の人は思ってたらしいんだよね。
18:02
うん。
でさ、象徴的なのがさ、この人、あと2ヶ月早く生まれてたら戦争に行ってたちょうど境の人なの。
実際戦争には行ってないんだけど、戦争に国のために行けなかったことにすごいこう無念そうに語ってるのね。
うん。
この感覚って、もうなんか今、うちらじゃわかんないよね。
まあそうだね、ラッキーにしか多分思わないでしょ、うちらなんて。
そうそう。でね、その根底にあるのが、教育直後っていうのは大事だったって言ってた。
うん。
まあそんなのが廃止されましたよって話なんだけど。
うん。
で、その代わりというか、教育基本法っていうのが今制定されてんじゃん。
うん。
そう。でさ、この教育基本法って教育直後と何が違うのかなってこう思ってて。
うん。
教育基本法もね、教育直後よりすごい長いんだよ、見てみると。
あー。
文明。で、ちょっとね、自分なりにね、2カ所ぐらいね、大雑把に言うとちょっと違いがあるかなと思ったとこが、
個人の価値を尊重してその能力を伸ばし、創造性を培う、みたいなところがあるの。
うん。
あとね、国民一人一人が自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよ、みたいな。
うん。
こうやってさ、なんか、個人の価値っていうのを尊重してる内容が多いんだよね。
うん。
教育基本法って。でも教育直後にはそういう内容ってほとんど出てこないんだよね。
まあ全体主義的だからね。
そうそう。まあナショナリズムって言うんだよね。言ってたよね。
あとその次読むやつが、我が国と郷土を愛するとともに他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うっていうのは教育基本法に入ってんのよ。
うんうん。
こういう国際的な目線っていうのも教育直後にはなかったから。
うん。
なんかこういった面でちょっと違うのかなと思ったりして。
うーん、そうだね。
そうそう。でね、これを元になんかまた市谷さんが言ってたんだけど。
出たな。
今の人は民主主義って言いながらも、なんか自分の権利とか自分の幸せだけをこう求めるような人が多いって言ってた。
うんうん。
確かになって、なんかそれ、俺確か長丸の高杉晋作の時に最後言ってたなってそんなことを自分で。
高杉晋作ってさ、だってやっぱりそんな国のためにって感じだったじゃん。
そう、だからやっぱそういうのは根本的に違うなと思って。
でね、この他にもね、戦後で廃止されたのが修身家っていうのが廃止されたの。
修身家?
要は道徳?みたいな教科だったんだよね、修身家っていうのが。
これは教育直後を元にして指導すべき教科だったらしいんだよね。
21:03
でね、この中でね、どんなことを習ってたんだろうっていうのがなかなか探してもないのよ。
うん。
なんでこれもね、ちょっとYouTuberの市谷さんの拝借して。
もう今日市谷さん流せばよくね。
半分ぐらい市谷さんになっちゃってるけどね。
もういいんじゃない、市谷さん。
あの時に学んでた人の話が一番説得力あるじゃん。
まあ結局本を読むにしてもね、その時代を生きた人が書いた本とさ、後ろの時代の人が書いたものでまたちょっと違ってくるもん。
そうそう。でね、なんか例えば象徴的に今でも覚えてるのが、第六潜水艇事故っていうのを習うんだって。
うん。
これ知ってる?
いや名前じゃピンとこない。
これね潜水艇の訓練をしてた時に、日本のね潜水艇が訓練してた時に、海上にこう浮上しなくなって沈んでっちゃったっていう事故なの。
でこれによって乗組員が15人全員三欠で亡くなっちゃったの。
でね、この翌日か翌々日ぐらいに引き上げられたの、潜水艇が。
で、潜水艇の事故の前にイタリアで同じような事故があったの。
でその時に引き上げられた時に、脱出用のハッチにみんな折り重なって、しかも乱闘してるような跡があるまま亡くなってたんだって。
で日本も同じようなことがあって、引き上げられた時にそういうような光景を想像してたの。
そして開けたらなんとみんな自分の持ち場でまさに最後の最後まで懸命に働いたまま亡くなっている様子だったの。
で、しかもねこの佐久間艦長っていう人がいて、この人も薄れゆく酸素の中で正確に衣装をかけ上げてるの。
こういう日本人っていうのは、いかに規律が正しくて最後まで全うするような教訓を教えてくれるんだって。
就寝家っていうのは。
いやなんかこれすごい話だなと思って。
そうだね。
こういうのを今絶対教えないじゃん。
まずないね。
まずないよね。戦争のことさえくれないからね。道徳でね。
1958年にさ、うちらも教わった道徳っていうのができて。
これさ、今まで就寝家って教科だったんだよね。
社会とか国語と一緒でさ。でも道徳って教科じゃないじゃん。
そうだね。
これが結構違う部分なのかなっていうのもあるし、なんか道徳で印象に残ってるのある?
道徳ってなんか物語読んで終わりみたいな、そんな感じじゃなかった?
なんかそうだよね、自分もあんまりないなと思って。
24:01
まあそんだけなんだけどさ。
で、これね、GHQのこういった検閲っていうのが教科書に対しても厳しくて、
事前検閲と事後検閲っていうのがあったの。
その事前に検閲に引っかかる場合と発行された後にやっぱりダメって言って引っかかる場合もあったんだよね。
だからなんだろう、これさ、どっちにしても出版社側は大ダメージを受けるわけよ。
かなり準備した段階で発行停止にさせられちゃうと。
そうすると何が起こるかっていうと、その前に自ら自己検閲をしていくんだよね。
より厳しい目線で検閲していくの。
それはGHQに言われる前にね。
だからそういう意識がどんどん根付いていくとさ、最初はこう自己検閲してるっていう意識があるんだけど、
知らず知らずにさ、例えばその後さ、さらに新入社員とか入ってきたとしたらみんなそういう目線で働いてるわけじゃん。
そうすると知らず知らずにさ、なんかもうそれが当たり前になってくるわけじゃん。
そうそう、だからこういうのがGHQの狙いでもあったんだよね。
この自己検閲が象徴してるのが、君が言ってるのがこれ自主的に削除されたんですよ、文部署の方で。
そうなんだ。
GHQにはこれは言われてないってされてて、もしかしたら裏でなんかあったかもしれないけど、
1946年からね、学校教育でこれ歌われなくなったんです。
これは天皇叩いてる歌っていうイメージが強かったから。
1999年に正式な国家となって、うちらもね、君以外はもう確かあったよね。
うん、あったよ。
普通にね。
普通に国旗掲揚したりするときとかだったじゃん。
そうだよね。
だから今では普通に戻っては来てるんだけど、そんな感じで。
教科書ってさ、変わりようがね、結構ね、象徴してるものがあって、中学校の歴史の教科書なんだけど、
ちょっと一文読むんだけど、結構だいぶ変わってるんだよ、内容が。
かつて軍国主義者たちは天皇を極端に神聖空像化し、その力を独裁、先制のつぶさに利用した。
しかし昭和21年に天皇は平和主義に徹し、かつ自らその神聖を否定した。
っていう風になってる。
結構極端に変わってたんだよね。
うん。
そうそう、そんな今回戦後教育の内容でした。
いや、なかなか興味深い話だったね。
ね、結構さ、これはやっぱり触れられない部分だからさ、なかなか。
そう、だって教育っていうもののスタンスの話だから、ちょっと歴史っていうところでは習わないところじゃん。
27:03
何が起きたは習うけど、
なんでそうなったの部分は習わないわけじゃん。
なんでそうなったっていうか、元が何だったとかさ、そういうのは。
確かにね。
うん、だからそういう意味ですごい興味深いし、
例えとかね、YouTuberも出てきたりしたからさ、
リスナーの方もすごい楽しんでくれるような回になったんじゃないかな。
おお、ありがとう。
それは決めるのはリスナーさんだけどさ。
そうそう。
大人の近代史ってさ、なんかうちら近代史にテーマにしたわけじゃん。
うん。
これってなんか、やっていくうちにこれ良かったなって思うんだよね。
うん。
なんかさ、近代史ってやっぱり触れちゃいけないような感覚の箇所って多いじゃん。
戦争絡みはだいたいそうだよね。
そうそう、戦争絡みにしても、靖国神社とかもそうじゃん。
うん。
だからこそ、なんか学校とかでは習えないところっていうのをやる価値はあるかなと思ってきたんだよね。
うん、そうだね。
学校でさ、教えなくてもさ、何て言えばいいんだろうな。
だってさ、別にさ、知ることが悪いっていうことはないわけじゃん、基本的に。
そうそうそう。
でもさ、それを触れちゃいけないとかさ、知っちゃいけないとかさ、そんなものはなかったんだってすることがまずおかしいと思うんだよね、俺は。
別に知った上でさ、それが良かったか悪かったかを判断すればいいだけでさ、
その知ること自体をなくすっていうさ、その機会を奪っちゃうっていうのはさ、なんかちょっと違うよね。
やっぱGHQはそれはやり方が違ったよって話なんだよね、きっと。
まあ確かにね。
うん、だから検閲ってそうじゃん。結局さ、この表現はダメっていうのをもう押し付けで決めちゃってさ、
別にその表現をどう捉えるかはさ、聞く人によって違うわけじゃん。
うーん。
でもさ、可能性としてさ、その軍国主義とかそういうのを連想するからっていう方法で全部なくしちゃってるわけだからさ。
まあね。
うん。だからそういう意味でGHQの政策はね、あの全然ダメだったって話で。
まあね、そうだね。
まあでもね、裏を返せば逆にそのおかげで日本って今平和でいられるわけでしょ?
まあ確かにね。
うちらなんかさ、めっちゃアメリカバッシングしてるけど別にそんなにね、そういう意図があるわけではないんだよ。
事実としてね。
事実としてね、アメリカは原爆落としてさ、そういうのあるわけじゃん。
確かに。
そこは歴史の難しいところだよ。
そうだね。
まあじゃあ、そんな感じで、これからもですね、大人の近代史はゼロを1にしたいっていう。
え?ごめんわかんないそれ。
ゼロを1にしたいっていうのは、知らないことから、まず知ることから始めていけたらなって思ってます。
なんか分かったような分かんないような。
30:02
これカットだな。
じゃあ今日は戦後教育について話しました。最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。
31:16

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