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スピーカー 2
レゲエミュージシャン、ボブ・マーリーは言った。
音楽に胸を射抜かれても、痛みを感じないんだ。
始まりました、「大人の近代史。」よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。あ、ボブ・マーリー来た。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
ちなみに、俺はその言葉は知らなかったけど、どういうこと?
いや、俺も知らないよ。でもなんか、音楽ってやっぱ素晴らしいよねっていうことが含まれてるよね。
え、そういうことなの?それ。
スピーカー 2
いや、あとはあれでしょ。暴力的じゃなくて、音楽って人の心を打つんだみたいな、そういう比喩じゃないの?違う?
スピーカー 1
あ、そういうことなのかな?まあわかんないけど、何が言いたいのかがちょっとイマイチ。俺の中ではこうピンとこなかったからさ。
スピーカー 2
あー、まあ俺はさ、やっぱさ、音楽って絶大じゃん。なんかそれ、ポッドキャストやってすごい思ったのよ。
うん。
いや、だってSpotifyにしてもAmazon Musicとかにしても、
でもさ、もう大半がもう音楽市場なわけよ。
うん。
いや、ミュージシャンが圧倒的なさ、いや、聴いてる人はみんなそっちなわけじゃん。ほぼほぼ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、ポッドキャストというこうわずかな生命体が少しいて、そこにうちらはなんか特にミリオンヒットも出すこともなく、静かにまた一年を過ごすかもしれないっていうね。
スピーカー 1
え、でも一応ミリオン再生は言ってるからいいじゃん。
あ、合計でね。
うん、合計はね。なんか150万近い再生今あるでしょ。さっき見たんだけどさ。
スピーカー 2
あー、そうだね。
スピーカー 1
うん、だいぶ増えた。おかげさまでって感じで。
スピーカー 2
うん。いや、ポッドキャストがね、もっともっと盛り上がる年にもしたいね。
スピーカー 1
いやー、まあでも、ポッドキャストはさ、それ、ほらたまにオガトロンに言うけどさ、やっぱながらができるっていうのがたぶん一番でかいと思ってるからさ。
スピーカー 2
あー、そうだね。
スピーカー 1
うん。やっぱほら、目まで奪われてると、なかなかながらができる。
うん。
目まで奪われてると、なかなか何かやりながらってできないけどさ、ポッドキャストって耳だけだからさ。
うん。
やっぱりながらができるっていうところにやっぱり活路をね、見いだせたらいいんじゃないかなって思うんだけど、ながらでおときん聞く人ってどれぐらいいるのかな、実際。っていう感じだけどね。
スピーカー 2
いやいや、いっぱいいることを祈ってるよ。
スピーカー 1
そうだね、うん。
スピーカー 2
じゃあ、今日はながまろがどんなボブ・マーリーを見せてくれるのか楽しみです。
スピーカー 1
はい、私はちなみにレディー一切聞きません。
スピーカー 2
俺もなんだけどね。
スピーカー 1
おい、小渡を聞きそうじゃん、ダンスやってるし。
スピーカー 2
聞かないよ。
スピーカー 1
え、そうなの?そういうもんなんだ。
俺、踊ってる人はみんなレゲエ聞いてると思ってたからさ、レゲエとヒップホップ。
スピーカー 2
そりゃレゲエダンサーじゃん。
スピーカー 1
だから、俺にとってはダンスってもう全部一緒だからさ、なんかもうひっくるめてダンサーって思ってるから。
スピーカー 2
いえいえ、じゃあ今日はどんなテーマでしょうか。
スピーカー 1
はい、えっと、今日は日本の産業革命やりたいと思います。
スピーカー 2
おー、産業革命でしょ。
できましたか。
スピーカー 1
うん。まあ、日本の産業革命っつってもさ、あの、時代的にはもうこう、どちらかというと明治初期っていうところをちょっと重点的にやっていこうかなと思ってて。
スピーカー 2
あ、はいはい。
スピーカー 1
そう。まあ、これね、たぶん、中学校とか高校で日本史とかやってる人は、たぶんみんな知ってるような内容を今日はしゃべりますけど、俺さ、ほら、ペリリューのときにさ、アンケートとったじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
意外とさ、ペリリュー知らない人多いんだなっていうところです。
うん。
でもさ、ちょっとこうね、結構オーソドックスな内容をちょっと今年はやっていこうかなっていうところをちょっとね、思いまして。
スピーカー 2
おー、はいはい。
スピーカー 1
まあ、あの、今そう言ってるけど、あの、やっぱりこう、反響が悪かったら、ね、ニッチなところにまた戻るかもしれないんですけど、ちょっとそのあたりはご容赦くださいという感じで。
はい。
スピーカー 2
で、ちなみに、尾形郎さ、産業革命って言うとどんなものかっていうのは、まあ、知ってる?
産業革命。え、工業化になってったっていうことだよね。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう。あの、もうその通りでいいと思う。
うん。
産業革命っていうのはさ、別に日本だけで起きたわけじゃなくて、全世界でこう、時代は違うけれどもこう、起こってった、まあ、あの、産業の革命なんだけど。
スピーカー 2
はいはい。
一番有名なのはやっぱりイギリスだよね。
スピーカー 1
うんうん。
これはあの、世界で一番早くあの、産業革命をなし得たともされてて、イギリスっていうのは。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
圧倒的に早いんだよ、とにかく。100年ぐらい、あの、他の国よりも早くって。
うん。
スピーカー 1
18世紀の後半には、もう、さまざまな技術革新が進んで、どんどん機械化が進んでいって、いわゆる先進国、もう、トップバッターの先進国になったのはイギリスなんだよね。
はいはい。
まあ、大英帝国っていうのをちょっとこう、思い浮かべてもらうといいんだけど、まあ、本当に大英帝国時代のイギリスがまさにこれだったってことなんだよね。
はいはい。
で、日本っていうのは、もちろんさ、その18世紀後半っていうのはさ、まだやっぱり。
うん。
まだ、江戸時代なわけじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからさ、工業化なんていうのはさ、全然、無縁とまでは言わないけど、まあ、縁はないよね。
うん。
まあ、尾形だって、江戸時代で、なんか、産業っていうと、どんなのを思い浮かべる?
スピーカー 2
産業?
ええ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
産業だもんね。農業じゃないってことだよね。
スピーカー 1
あ、でも、そうなんだよ。結局、そこがメインなんだよ。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
そうそう。あの、工業よりも、どっちかっていうと、農業がメインだったの。で、これは、あの、ちゃんと理由があって、江戸時代っていうのはさ、
経済的な部分で見ても、米経済だったんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
まあ、貨幣もあったんだけど、あの、これはちょっと、江戸の時代によって、こう、貨幣がちょっと優先度高くなったり、米が優先度高くなったり、ちょっとこう、波があるから、ちょっと、
護幣は出ちゃうかもしれないけども、基本的には米が、もう、価値の基準になってたわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。だから、米が大事ってことは、要は、農業が大事ってことじゃん。
うん。
そう。まあ、だって、士農公所っていう身分制度も、まさにそれを表してるわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
武士の次に偉いのって農民だからね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、これはさ、もちろんさ、別に商人とかがさ、その、こう、虐げられてたわけではなくて、身分制度を保つ上で農民を上に上げたってだけっていう、ちょっと裏事情はあるんだけど、
まあ、とりあえず、それだけ農業っていうのは、あの、身分上も上にされてたし、大事だった。まあ、国の基幹産業でもあったっていうところなんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そうそう。江戸時代っていうのは、とにかくそういう感じだったと。で、明治に入ってきて、明治の初期っていうのは、ずっと日本っていうのは、
はいはい。
輸入超過だったんだよね。
はいはい。
とにかく外国製品を買いまくってたっていう状態だったわけ。
うんうん。
でさ、かといって日本が輸出する、まあ、輸出するものはもちろんあったけど、輸入に対して輸出の方が圧倒的に少なかったから、あの、輸入超過になってたわけ。要は、外国にどんどんお金が出てっちゃってたわけ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、これってさ、あの、今の日本から考えるとさ、やっぱりあんまり良くないなっていうのもわかるじゃん。
うん。
まあ、今の日本なんか特に輸出でね、儲けてる国ではあるからさ。
なんだろう、国じゃなくて個人で考えてもらえればわかるんだけどさ、収入よりも支出の方が高くなってるような状態じゃん、輸入っていうのは簡単に言っちゃうと。
はいはい。
外から買ってさ、自分からこうさ、なんだ、売ってお金になってるっていうものの方が少ないっていう状態だから。
うん。
だから明治初期っていうのはとにかく財政的にはやばかったわけね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ、もちろんこれは、あの、政府の方が主導で、この状態は良くないっていうのはわかってたから、どんどんどんどん、いわゆる富国強兵とさ、食産高兵。
うん。
食産高兵っていうスローガンを掲げてさ、日本っていうのはさ、明治時代に入ってからさ、国を盛り上げようとしてたわけじゃん。
はいはい。
それで、1882年にやっと輸出超過の状態になったのよ。輸出の方が強くなったわけ。
うんうん。
で、まあ貿易が発展したことで、貨幣経済とか金融制度っていうものも、より制度が、あの、あの、整備が進んでいくことになるんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、まずはお金が全然なかったから、制度を整えるとかそういう段階ではなかったわけだよ。
うん。
でも、やっと輸出の方が増えて、お金とかがこうね、ちゃんと整ってくるようになってくるわけじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そうしたらやっと、金融制度とか貨幣経済っていうのがもう完全に浸透したっていうところで、株式会社設立ブームっていうのが起こるんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから、なかなか農業で株式会社っていうのは難しい話じゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
やっぱり、その、どっかに売る製品を作ってとかさ、まあその仲介に入ってとかさ、まあ携帯はいろいろあるけど、
まあ、物を売るっていうのが一番わかりやすいかな、やっぱり。
はいはい。
物を作って売るっていう、もうこの単純なところで、あの、やっぱり会社っていうのが必要になってきて。
で、1880年代の後半は、主に鉄道とか宝石部門の株式会社のこう、設立ブームがこう、一大ムーブメントになって、すごい多くの会社が設立されることになるんだよね。
はい。
で、その会社が起こったことによって、銀行業も発展するわけよ。
うんうん。
スピーカー 1
でも、なんか質がね、中国の綿花って、そんなに良くなかったらしくって、まあ、質が良くないっていうか、多分、綿花の種類の違いなんだろうけど。
うん。
こう、繊維が太くなりすぎちゃうんだって。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
まあ、大は小を兼ねるって言葉があるじゃん。結局さ、ちっちゃい方がさ、いろんなものに応用できるわけよ。だって、太くするのは簡単じゃん、ちっちゃいもの。
うん。
でも、もともと太いものをさ、細くするのって、ちょっと難しいじゃん。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
だから、それなんかも、インドがね、結構そういう綿花では有名なんだけれども。
うん。
インドから大量に綿花をこう輸入することで、で、工業化してるから、あ、工場化してるから、大量に綿製品を生産するようになったんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。で、これもね、尾形郎の回でさ、ほら、渋沢栄一をやったじゃん。
うんうん。
渋沢栄一がさ、ほら、いろんな会社作ったよ、みたいな話をご覧いただきました。
うん。
これ、尾形郎したじゃん。
うん。
今も残る、みたいな。で、ここで、紡織業で超重要な会社としてね、あの、もう教科書でも載ってるような会社を立ち上げるんだけど、それが、あの、大阪紡織株式会社。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
これは、あの、日本最初の、まあ、日本最初のっていうか、まあ、大規模な紡織会社としては、日本最初の会社なんだよね。
スピーカー 2
ああ、そうなんだ。
スピーカー 1
そうそう。ちょっと、尾形郎が言ったかどうか覚えてないけど、これ、東洋棒だよね、今の。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう、東洋棒の前身の会社で、まあ、近代的な機械をこう、導入して紡織業を行ったっていうところで、必ず教科書には出てくるようなレベルの会社だよね。
うん。
そう。まあ、ちょっとこの辺はブラック感するけど、欧米からさ、紡織のその機械を買うじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、買って、ちょうどこの頃さ、ちょっと後でも触れるけど、電気も通るようになったのよ、日本って。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
電気が通るってことは、電気がつくってことだよね。
うん。
電気が通るって言えばいいの?
はいはい。
でさ、電燈がつくことによって、今までできなかったことができるようになったのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それは何でしょう?
スピーカー 2
それは、夜間、もう仕事するってことでしょ。
スピーカー 1
そう、その通り。
だから、電燈がついたことによって、昼夜交代制で大量生産が可能になったんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ、だから、なかなか恐ろしい話だなと思ったけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これさ、そう、俺、やっぱり思ったんだけどさ、今もさ、電気なんか当たり前になったんだよね。
うん。
電気なんか当たり前につくからさ、夜働こうと思えば働けるしさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そういう状態だよね。
はいはい。
だから、電気なくなっちゃえばさ、夜働けなくなるからさ、すげえホワイトな感じになるなってちょっと思っちゃったよね。
スピーカー 2
ああ、そうだね。まあ、そこはあるよね。
スピーカー 1
うん。まあ、なんか便利とさ、どっちを取るのかって話だけど、まあね、そこは難しい問題だよね。
うんうん。
そう。まあ、電気がさ、こう、つくようになって、要はそういうね、ちょっと、また後で触れるけど、そういう問題も出てきちゃったっていうところがある。
うん。
まあ、一応、覚えておいてほしいかなってところなんだけど。
うん。
で、まあ、宝石業っていうのは、まあ、そんな感じで、渋沢栄一の大阪宝石株式会社に代表されるようなところで、すごい発展してったわけよ。
はい。
で、次は、製紙業。
うん。
製紙業ってあれね、糸の方ね、紙じゃなくて糸。
はいはい。
っていうか、こう、尾形尾専門だよね。
スピーカー 2
開口でしょ。
スピーカー 1
あ、そうそう。ほら、尾形、ほらね、自宅で養蚕やってたっていうからさ、もう、プロフェッショナルだからね。
うん。
だから、むしろ俺がちょっとこれ語るの申し訳ないから、製紙業についてちょっと厚く語ってほしいんだけど。
スピーカー 2
知らねえ、工業化してんねえし、そもそも。
スピーカー 1
え、違うの?だって、家でやってたのって、開口を育ててたんでしょ、とりあえず。
スピーカー 2
だって、糸までにはしてないよ。開口を育てて、その、繭になったら、それを売るんだよ。
スピーカー 1
ああ、だから、繭上って原料を売ってたわけね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
まあ、じゃあ、製紙業の手前、あの、製紙業の、その、あれだ、メーカーみたいなもの、なんて言えばいいんだろうね。
ちょっと、原料を売ってる会社ってことだよね。要は、簡単に言っちゃうと。
スピーカー 2
会社っていうか、まああの時代って結構、各家庭でやってたりするからね、副業とかで。
スピーカー 1
ああ、養蚕自体を?
スピーカー 2
うん、そうそうそう。
スピーカー 1
なるほどね。まあ、開口のプロフェッショナル尾形郎がそう言うんなら間違いないな。
スピーカー 2
いや、そうだよ。たぶん、農協がなんか、確か買い取ってくれるとか、そういうのもあったんだよ。
スピーカー 1
ああ、なんか、まとめてそれで農協から、あれか、売ったりするのか。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
えー、さすがだね。尾形郎、なんでも知ってるよ。
スピーカー 2
知らないわ。
スピーカー 1
で、ちょっと、惰性しちゃったけど。あの、製糸業ってもともと、これ、明治になってからとかじゃなくて、もともと幕末から、もう日本の輸出の稼ぎ頭になってたんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
日本が開国しましたって時から、日本で売れるものって、まあ、正直そんなにはなかったわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そんな中、製糸、製糸業だけについて言えば、品質も良くて、人気があったっていうところで、
幕末から、もう、最大の輸出品だった。
はいはい。
まあ、これはしばらく続くんだけど。で、もちろん、幕末でやってた時っていうのは、完全に手工業だったわけよ。手でやってたわけ、完全に。
うん。
ただ、これ、完全に全部をさ、オートメーション化するのも難しいらしくって、ちょっと、俺、ごめん。全然、製糸業ってわかんなくて、あの、調べたけど、いや、なんか、ピンとこないんだよね、やっぱ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。だから、なんか、部分的に、こう、機械を導入するっていう仕組みを作ったらしいのよ。
うん。
で、そのことを、機械製糸業。
そう、機械製糸っていうらしいんだけど、まあ、機械の木がね、あの、器っていう方の木なんだけど。
はいはい。
そういう機械製糸っていうところで、製糸業っていうのは、発展していくことになるんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
もちろん、ただ、これもさ、あの、元々さ、輸出の稼ぎ頭だったからさ、あの、今までの従来のやり方を、こう、急激に変えるってことも、なかなかできなくって、これは、一気に変えたっていうよりは、徐々に徐々に、そういう形に、こう、切り替わっていったっていうところらしい。
スピーカー 1
はいはい。
そう。
で、製糸業を代表するさ、有名な会社はもう、これこそみんな知ってるでしょっていうところだけどさ、富岡製糸場ね。
うん。
富岡製糸場は、1872年に開業してるんだけど。
はいはい。
まあ、これ、世界遺産にもなってるよね。
スピーカー 2
そうだね。俺、行ったことないんだけどね。
スピーカー 1
あー、これはね、ちょっとね、おときんでもしい機会があったら、行ってみてもいいかなと思うんだけど。
スピーカー 2
まあ、まさに近代史だよね。
スピーカー 1
そうそう。何がすごいってさ、残ってるところがまずすごいんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
空襲でやられなかったんだよね。
スピーカー 2
あー、はいはい。
スピーカー 1
そう。だから、建物から何まで全部残ってんだよ。それがもう、世界遺産に多分認定されてる理由の一個なんだろうけど。
うん。
まあ、えっと、ちなみにこれ群馬県の富岡市にあるんだけど、まあ、富岡市にあるから富岡製糸場なんだけどね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ちなみに日本っていうのは、この富岡製糸場を、まあ、核として、1909年には世界最大の生糸の輸出国になるんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
っていうぐらい、まあ、それだけ。
うんうん。
で、富岡製糸業っていうのは日本の、もう本当にね、日本と言ったら製糸業みたいなやつっていうところがあったわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ちょっとここまで話した部分っていうのはさ、いわゆる、食産工業的な部分じゃん。
うん。
で、明治政府っていうのはさ、あの、富国強兵と食産工業を、こう、二大スローガンに掲げてたでしょ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、富国強兵っていうのはさ、まあ、いわゆる軍隊だよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、軍隊に必要なものってさ、まあ、いっぱいあるじゃん。まあ、例えば、単純なところで言えばさ、そもそもの必要なもの。
はいはい。
まあ、そもそもの人だったりとかさ、まあ、軍服とかさ、軍科でもいいや。で、あと、装備とかっていうところだけど、まあ、要はさ、その装備の部分の兵器産業っていうのが、やっぱり明治になってから、こう、どんどんどんどん発達していくんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、東京とか大阪にはさ、武器弾薬の工場なんかも、こう、どんどん作られていくんだけど、あるものが日本には足りなかったのよ。
うん。
そのあるものとは何ぞや。
スピーカー 2
あるもの?石油?
スピーカー 1
あ、違う。
スピーカー 2
そういうんじゃなきゃ。そういう。
スピーカー 1
石油はさ、ほら、原料じゃないじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あ、もう、今、ほぼ答え言っちゃったかもな。原料じゃねえじゃん、つっちゃったから。
スピーカー 2
え、鉄?
スピーカー 1
そう、鉄。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
鉄がとにかく足りなかったの。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
当時はね、9割方海外から輸入してたらしいのよ、鉄を。
はいはい。
そう。要はさ、鉄ってさ、例えばさ、まあ、鉱山とか地面とかこう掘ってさ、出てくるじゃん、鉄って。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
じゃあ、それをそのまま使えるかっていうと、使えないわけよ。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
いわゆる製鉄しなきゃいけないわけよ。
うんうん。
そう。で、そこができなかったわけ、日本は。
ああ、そうなんだ。
そう。だから、今度は製鉄業っていうのが、政府が力を入れて伸ばしていこうとした部門になるわけよ。
うんうん。
で、製鉄業といったら、もう、ほら、八幡製鉄所があるでしょ。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
そう。これが、まあ、福岡県の北九州市にはできたんだけれども、これが1901年に設立されるんだよね。
うん。
で、多い時だと、日本の鉄の半分以上を、もう、八幡製鉄所で製造してたっていうぐらい、あの、すごい、日本の製鉄業を支えた製鉄所だったんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ちなみになんだけど、どれぐらい、こう、一気に製鉄が、こう、ね、あの、伸びたかっていうと、1901年、まあ、設立の時だよね、が、5万トンだったらしいの、鉄の生産量が。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
1913年、まあ、10年ちょこっと後だよね。
に、もう、24万トンになった。
24万トンになったらしいのよ。
スピーカー 2
へえ。
スピーカー 1
だから、約5倍。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
たった10年ぐらいで、5倍の製造量っていうさ、もう、ものすごい、もう、それだけ、日本っていうのは、鉄を使うようになったんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、鉄ってさ、今、あの、兵器産業でちょっと話しちゃったけどさ、兵器産業だけじゃないんだよね、使うのって、当たり前だけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
例えばさ、鉄道にも使うよね。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
そう。もちろんさ、電車自体にも使うけど、何よりも線路なんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ、線路に使うからさ、とにかくさ、鉄がないとさ、鉄道をさ、こう、敷くことができないわけね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、鉄をどんどん生産できるようになったことで、鉄道事業っていうのも、ものすごく栄えるようになったの。
栄えるというか、発展していくことになったの。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、どんどんどんどんさ、この時期っていうのはさ、日本で路線がこう、増えていってっていう時期でもあって。
うん。
路線が増えることで、人の行き来っていうのがもちろん楽になるじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ、それは、どちらかというと、二次的要素なんだけど。
うん。
主流なのは、主流っていうか、もちろん目指したのは、要は国内流通なんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
物資のさ、輸送がさ、ものすごく簡単にできるようになったわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
日本っていうのはさ、あの、島国だからさ、海使えばさ、大きなものだってさ、なんだってさ、結構運びやすかったわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
例えば、東京、大阪とかは、別に船使えば、何ら問題はなかったわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そうそう。で、ちょっとだけあと触れときたいことが、戦争とこの産業革命ってちょっと密接に実は絡んでて。
スピーカー 2
あー、はいはい。
スピーカー 1
日本っていうのはさ、明治維新から一個大きな戦争っていうのは日清戦争でしょ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ここまではさ、どちらかというと、なんか体制を立て直してるような感じなんだよ。江戸のその混乱、幕末の混乱から。で、なんだ、いろんな法整備したりとかさ。
うんうん。
まあ、政府のさ、形をちゃんと作ったりとか、大きな内乱もあったじゃん。西南戦争みたいな。
はいはい。
だから産業の育成もしてたけど、ただやっぱ国内をこう統一させるっていうところの方が、まだちょっと力としては強くなってたわけね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、日清戦争に勝ちました。
はい。
で、勝ったことでさ、莫大な賠償金を手に入れることができたんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
この賠償金を使って日本っていうのは、軍備の拡張と産業の育成を行ったんだよ。
はい。
で、これが大きかったのよ。ここで、産業の育成にお金を使えたことで、まあ、どちらかというと、蛍光業の方が中心になったんだけど、この時は。まあ、蛍光業ってあの、さっき言ったあの、宝石とか製糸業の方ね、どっちかっていうと。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これはさらに発展を遂げることとなるんだよね。
うん。
で、次にさ、日露戦争があったよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。で、日露戦争は勝ったけど、お金はもらえなかったじゃん。
うん。
そう。で、日露戦争でさ、まあ、勝ちはしたけど、
いや、勝ちはしたけど、もうほとんど引き分け状態の勝ちだったからさ。とにかく、ロシアの強さっていうのはもう、ほんと身に染みてわかったわけよ、日本っていうのは。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから、軍拡とかそういったものっていうのはもう、絶対必要だなっていうような感じにはなってたし。で、あと、陸側は結構抑えたから、今度は海側って言えばいいの。造船をもうなんとかしようっていう方にちょっと舵を切るようになるわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、当時造船業っていうのはさ、あの、ほとんど輸入に頼ってたから。
うんうん。
で、日本でも船作りたいなっていうんでさ、そういうところに今度は注力していくようになるんだよね、日露戦争後は。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、この頃に水力発電なんかも、こう、本格的に始まって、さっきほら、電灯が、各家庭とかにもこう、電灯がつくような話もしたと思うけれども、まあ、要は、電気が通るようになったから電灯が使えるようになったっていう。
うん。
そう、ちょうどこのぐらいが、まあ、そういう時代だったってことね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ちょっと最後に、日本の資本主義のちょっと特色の部分に触れたいんだけど。
うん。
日本の資本主義っていうのはさ、まあ、別にもともと資本主義経済じゃなかったかっていうと、そうでもないとは思ってるけれども、たださ、貨幣経済では必ずしもなかったってところで、ちょっと資本主義って言い方をちょっと今してるけれども。
はい。
日本の資本主義ってさ、いわゆる欧米先進諸国はさ、その、大体200年ぐらいかけて資本主義っていうのをこう、成熟させてきたんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ、200年、あの、国によっては300年ぐらいかかってるような国もあるし、もうすごい長い年月をかけて。
うん。
そうした、その過程を、まあ、約半世紀ぐらいで達成してんだよ。
うんうん。
それによって急速な発展を遂げたっていうのが日本なんだけど。
うん。
あ、これちなみに高度経済成長期の話じゃないよ。あの、日本のその、今言ってる明治、明治初期からのその産業革命の話をしてるのね。
はいはい。
そう。で、欧米から高い水準のさ、その、例えば制度だったりさ、技術だったり知識だったり、まあ、もちろん機械自体をこう、導入することで、もちろんそれを成し得たんだけど。
うん。
これってさ、今の世の中考えてもさ、別にね、いわゆる発展途上国って呼ばれるところはさ、こういうことをやってるわけじゃん。まあ、日本から、例えばそれを行っているっていうパターンもあるわけじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。で、日本のその、資本主義の特色としては、え、そんなのじゃあ普通じゃんって話になっちゃうけど、普通ならさ、そういうのってもう、完全にお金も外国頼みになるわけよ。
うんうん。
日本なんかもそうじゃん。結構さ、あの、ニュースなんか聞いてくとさ、あの、岸田首相がさ、あの、どこどこ国にいくらいくらの支援してる。
いくらいくらの支援しました、みたいなニュースとか出てくんじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あんな感じでさ、外国資金に頼って、こう発展してくっていうパターンの方が普通多いんだよ。普通多いっていうか、大体それなんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ただ、日本っていうのは、あの、ほとんど外国資金に頼ることなく、この資本主義、経済っていうのを浸透させることに成功できたっていう。まあ、要は、国内で調達したもので賄えたっていうところが特色なんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ、そんな感じでさ、日本の資本主義っていうのは、こうね、発展してって。
はいはい。
そういうふうに言ったわけなんだけど、たださ、この急激な発展の副作用っていうところもやっぱり見過ごせないところで。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあ、いろいろあるけど、ちょっと大きなところで言うと、例えばさ、大企業とその他中小企業っていうのがめちゃめちゃ格差ついちゃうんだよね。
はいはい。
これ、財閥がさ、もう一番いい例なんだけどさ、財閥だけもうめちゃめちゃでかくなっちゃって。
うん。
あとはもうね、ほんと、申し訳ない程度にいるみたいな、そんな感じになっちゃったっていうところが。
ね。
まあ、結局そこがさ、人々の格差と、まあ、ほぼほぼイコールになっちゃうからさ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そういう形で貧富の差がものすごく出てしまったっていうところも、まあ、問題点の一つとして挙げられるし。
うん。
で、あと、電気のところでも触れたけどさ、労働環境が一気に劣悪になっちゃったんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
まあ、今ってそう考えるとだいぶホワイトになったなと思うけどさ、やっぱり、その、昼夜交代でとはいえさ、夜間労働だったりさ、それこそ児童が労働させられる。
児童が労働させられたりとかさ、女性がさ、もう妊娠しててでもさ、もう全然、もうお構いなしで、で、とかさ、今だったら法律で結構規制されたりするじゃん、その辺って。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そういったものが一切ないような、まあ、要は法制度が追いつかなかったからさ、結局労働環境が先にできちゃったから、それで、別にね、悪い奴が搾取してやろうっていう感じでやってたというよりは、単純に法制度が追いつかなかったっていうところが一番でかいとは思うんだけど。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
まあ、労働環境とかその辺の。
労働環境とかその辺の話に関しては、ほら、これも尾形郎が専門家じゃん。
スピーカー 2
いやいや、専門家じゃないよ。
スピーカー 1
ほら、あの、8時間労働のところでさ、ちょっとさ、まあ、似たような話はしてるわけじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そう、まあ、ちょっと興味あったらそっちをね、聞いていただけたら、あのね、それこそ間違いないから。
スピーカー 2
いやいやいや。
スピーカー 1
で、あとはさ、あの、これは俺が言った回の足尾道山なんかが特にそうなんだけど、郊外とかさ、あの、環境破壊っていうのもやっぱこの頃から一気に起きちゃうんだよね。
はいはい。
まあ、郊外っていうのは別にこの時期だけじゃなくてさ、日本っていうのはさ、あの、高度経済成長とかもあの辺もずっと起こってたことなんだけど、やっぱ急激な工業化によって、どうしてもこう、環境が悪くなってしまう。
で、足尾道山なんかはさ、もうそもそも、毒を流してたようなもんだからさ、川に。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
まあ、そういった形で、単純に人にこう、害が出てしまっているっていうところもあって、まあ、そういう社会問題っていうのはこう、やっぱりどんどん出てきたんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、この社会問題をこう、触れたらそれだけですよね。
はいはい。
で、一話になっちゃうから、ちょっともうここで今すっぱっと切っちゃうけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、まあ、最後ちょっとまとめになるけど、まあ、日本っていうのはさ、この世界にもさ、あんまりこう、類を見ないぐらいさ、すごい高い成長率っていうのをこう、叩き出して一気に、世界のさ、先進国の仲間入りを果たしたわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、なんでじゃあこの高度成長が起こり得たかっていうところなんだけども、これは色々言われてて、あの、絶対こうですっていうのは正直ないとは思ってるんだけど。
うん。
まあ、例えばね、日本っていうのはさ、大半は同一民族じゃん。大半は。
うんうん。
だからさ、いわゆる民族間の争いっていうのは起きないんだよね。なかなか。なかなか起きないっていうか、起きたとしてもほんと小規模で、小競り合いぐらいで終わっちゃうとかさ、あの、要は、国が真っ二つに分かれてさ、何々人対何々人で戦うなんてことはないわけじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから、そういったところで、要は内乱が起きなかった、まあ、起きなかったわけじゃないけど、内乱が起こらずに、要は、国が戦う。
はいはい。
要は、国が統一できていたっていうところが、まず要因としても挙げられてて。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、あとは、宗教的な部分も結構大事で、日本はさ、この宗教的なしがらみっていうことがなかったんだよね。
スピーカー 2
あー、はいはい。
スピーカー 1
どちらかというと、天皇制っていう、まあ、これ宗教とはちょっとまた話違うけどさ、があったことによって、国が統一、というか、まあ、なんか一個同じ、ね、崇拝する人がいて、それにこう、みんな国民が付き従うみたいなさ、体制を取ったことが、まあ、結成された。
はいはい。
だから、これ宗教的な部分があるとさ、例えば天皇と、じゃあ、その何々教のさ、神様と、みたいな感じでさ、やっぱりさ、争いになっちゃうしさ、まあ、そもそも、その宗教が元で、なんか、こう、分裂してってとかっていうこともありえるわけじゃん。これは、欧米とかさ、いろんな国見てもらってもさ、まあ、ずっと歴史の中で起こり得たことだし。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、あとは、まあ、俺はこれなんじゃないかなと思うんだけど、明治の前からさ、日本っていうのはさ、すごく教育制度っていう。
うんうん。
これは江戸時代でいうところの、あの、寺小屋だよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからさ、ある程度、やっぱり教育水準が高かったことによって、まあ、要は国民の教養レベルっていうのが、ちょっと、こう、高かったんじゃないのかなって思うんだよね。
要は、一般的な発展途上国って言われるようなイメージの国とは違ったってところ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そうそう。もともとさ、あの、ベクトルは違ったのかもしれないけれども、鎖国をしてたことによって、ほとんど独自の進化を遂げてたってところもあって、
ただ、日本という国の中で見たらさ、すごくそれは、制度は整ってたし、仕組みとしてはさ、江戸時代ってさ、すごくパーフェクトな制度だったと思うんだよね。統制っていう意味では。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから、国としてこう、まとまりやすい環境っていうのは、もうそういうところから下地はできてたんじゃないのかなぁとも思うんだよね。
スピーカー 2
うんうん。