1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. #187「 江戸時代の刑罰」なぜ..
2024-12-03 30:00

#187「 江戸時代の刑罰」なぜ残酷な処刑や拷問が行われたか?

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☞ https://bit.ly/2YkUaRB 処刑や拷問は古くから日本の社会に存在していました。江戸時代では様々な刑を見せしめに行うことで犯罪抑止を目的としていたとされます。想像するだけで恐ろしい刑罰について解説しています。 ------------------------

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サマリー

江戸時代の刑罰について、処刑や拷問の歴史と背景が語られています。有名な死中引き回しや説服、打ち首獄門といった刑罰の詳細が説明され、さらに残酷で独特な方法が紹介されています。この時代の刑罰では、残酷な処刑や拷問が行われ、自白の重要性が背景にあります。貫通罪や身の踊りなど様々な処刑方法が存在し、特に拷問は自白を引き出すための手段として制度化されています。江戸時代の刑罰の残酷さや拷問の背景について考察され、時代ごとの処刑方法の変遷が説明されています。また、武士の時代に始まった残虐な刑罰が江戸時代にどのように影響を与えたのかが掘り下げられています。

00:04
スピーカー 2
詩人石川卓卜は言った 戯れに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて散歩歩まず
スピーカー 1
始まりました。大人の近代史よろしくお願いします。よろしくお願いします。
なんか俺さ、石川卓卜って言うとさ、これゴールデンカムイの影響でさ、なんかちょっとこうあんまり良いキャラじゃないんだよね。
あ、そう。あれ出てたっけ?出てるよ。あ、そうなの?うん。あの、優女が大好きなキャラなんだよね。だからさ、なんか俺その印象、全然大して知らないからさ、なんかその印象がすごい強くなっちゃって。
そうなの?そう。いや、決してそんな人じゃないんじゃないのかなっていう気はしてるんだけど、実は知らないけど。
スピーカー 2
俺もこの人ことそんな知らないからわかんないけど、お母さんを背負ったらあまりに軽くて、そのなんか悲しみなのかな。散歩も歩むことができなかったっていうような内容なんだよね、これ多分。
やっぱうちらも結構年を取ってきて、お母さん、親とか母親とかもね、久しぶりに帰るとだいぶ年取ったなって思うもん。
スピーカー 1
あー、まあそうだね。そういうことじゃないのかな、これ。いや、まあそういうことなんじゃないの。もう含まれてるのかなと思って。
まあということで、今日は長室がオトラの気持ちを背負ってどんな戯れをするのか楽しみです。今日はドンピシャだね。
江戸時代の刑罰の基本概念
スピーカー 1
え、石川拓僕?違う違う。今日はね、江戸時代の刑罰という程度までやりたいと思います。
全然ドンピシャじゃないじゃん。いや、オトラの期待を背負ってって、あれ、そう、みんななんかこういうの好きなんじゃないの。
あー、いや、確かにね。じゃあお願いします。で、刑罰って言っても、今日やりたいのは処刑だったり拷問っていうところをちょっと中心にやりたいと思ってますので。
わー、すごい内容だね。そう、ちょっと明るくやりたいと思います。
はい。で、えっと早速なんだけれども、まず日本では、じゃあいつ頃そういった拷問だったり処刑っていうのが存在したかっていうところに入りたいんだけれども。
スピーカー 2
うん。これね、俺がさ、古事記やったじゃん。古事記の回。古事記。うん。あそこで天の岩戸伝説やったと思うんだけど。はいはい。
スピーカー 1
そこで、アマテラスが閉じこもって、で、岩からそっと顔を出してっていうような話をしたと思うんだけれども、その岩に閉じこもる原因を作ったのはスサノオなんだよね。
はい。で、そのスサノオに対して古事記では、手足の爪を剥がされ髪の毛を引き抜かれたみたいな記述があるのよ。
うん。で、これって拷問でしょ。はいはい。そう。で、古事記が作られた、えっとまぁだいたい8世紀頃には、要するにそういう概念はあったわけで。うん。
で、あとは随書。随ってあの中国の随ね。随書にも、6から7世紀の日本についてのこう記述があって、そこに木で膝を打ったり、弓の弦で叩いて自白を促したみたいな記述があるのよ。
あぁそうなの。そう。だからまぁ6世紀7世紀にも少なくとも、まぁこれは中国の書物だからどこまで本当かっていうところもまぁ多少あるかもしれないけれども、少なくともそういう自白を促すために何かこう暴力で自白を促す、まぁ拷問だよねこれも。うんうん。
スピーカー 2
そうこういう記述もある。で、あともっと古く言うと、義士和人伝。これ秘密庫の頃だよね。義士和人伝って。うん。和人の社会では罪の重いものを死刑にしているっていうような記載があるのよ。はい。
スピーカー 1
つまりこれってなんか今で言ったらさ、罪の重いものを死刑にしているなんて別になんか当たり前じゃないみたいな感じのところあるかもしれないけど、昔刑罰っていう概念がない時ぐらいのはずなのにそういう概念が実はありましたっていうことで結構大事なんだよね。うんうん。
要するに悪いことしたら、まぁ理由はどうであれ、見せしめなのか、罰を償わせるためなのかとか色々わからないけれども、とりあえず死刑にする、要するに罰を与えるっていうことが昔からあったんだよね。はいはい。
そう。でここでちょっと言いたかったことっていうのは、つまり犯罪者の命をもって罪を償わせるっていう概念。この概念っていうのは日本にずっと昔からある概念なんだよ。古くから存在した概念っていうところをちょっとまずはちょっと抑えておいていただきたいなと。
有名な処刑方法の紹介
スピーカー 1
いやーさすがだね、そこから入るっていう。いやいやいや、何言ってんの、こんなん小片郎もう知ってることじゃん。俺小片郎にさ渡された原稿今読んで、あ、言っちゃダメなんだった。いやいや、何をして知らないわ。今のちょっとカットで。で、じゃあ早速江戸時代の刑罰がちょっと今日のテーマなんで、じゃあ江戸時代の刑罰っていうところでちょっと今日色々ちょっと紹介していきたいなと思うんだけれども。うん。
えっとまずさ、有名なもの、何が思い浮かぶ?有名なものって言うと。え、死中引き回しとか。きたね小片郎さすがだよ。俺が一番最後に言おうと思ってたやつだよそれ。あ、そうごめん。まあ死中引き回しってね、ちょっともう先に言っちゃうけど、これいわゆる不可欠って呼ばれるものなんだよ。うんうん。死中引き回しだけで刑罰は成立しないわけね。
何が言いたいかっていうと、何か刑罰があってそれのついてに死中引き回しするわけよ。あーそうなんだ。そう、まああの何ってだいたい処刑なんだけどね。はいはい。そう、まあ残首だろうが何だろうがっていう形で、まあとにかく処刑される前にその死中引き回しっていうのは、まあ主に江戸城周辺の街をこうぐるぐる、死中、まあ死中だからね。ぐるぐる回ってそのまま刑状に連れて行く。刑状ってあの処刑する場所ね。はい。
スピーカー 2
で、死中引き回しっていうのはその罪状をこう記した旗を掲げるんだよ。うんうん。で罪人は何か馬か何か乗せて縛られてるみたいなそんな感じ。あーそうなんだ。
スピーカー 1
そう、でこの人何の罪ですっていう旗を持ってる人がいて、であと旗札を持ってる人もいて、なんかプラカードだね今で言うと。うん。
プラカードを持った人が、あのその人の名前とか年齢とかがこう書いてあるのよ。まあなんかこの人こんな人ですみたいな。うんうん。
で、なんとねこの行進50人ぐらいの規模でやってたんだって。まあ多いと100人ぐらい。え、そうなの?そう、大行列だよね。
がゾロゾロ犯罪者というか、あの処刑される人を取り囲んで刑状まで練り歩くっていうような形。
うわーなんか今だと恐ろしいね。そう。でこれさ、なんかうわそんな見せしめさせられて最後殺されちゃうんだよなーみたいな風にちょっと同情というかさっていうのもあるじゃん。うん。
これ党のあの罪人は実はこれ楽しみにしてたらしいよ。え、そうなの?そう、そういう話もあって何でかっていうとそれだけ
江戸時代の牢屋っていうのは厳しい環境だったんだって。はいはい。まあこれはなんか結構知ってる人は知ってると思うんだけれども結構牢屋っていうさその環境がもうとにかく悪い環境だし、あと牢屋の中でも上下関係っていうのが凄まじくて、中にいるのがとにかく苦痛だった人の方が多いんだって。
あ、そうなの。そう、だからもう早く変な話死刑になりたいっていうかさ、そういう人も結構多かったらしくって。で、実際この死中引き回しっていうのはずっと牢屋の中にいられた人が、まあ拘束はされてはいるけれども車場の空気を吸うわけじゃん。うんうん。
そう、だからそういう意味でも凄い、まあだからこの世の最後の旅みたいな感じだよね。えー、そうなのか凄いな。だから結構あのやっとこの日が来たかみたいな感じの人も結構いたらしいよ。えー。で、何よりも処刑される前にその死中引き回しされてる間って、なんか飲食だったり喫煙の許しを得ることができるんだって。
あ、そうなんだ。そう、だからあれ食べたいってこう街歩きながらこう、なんかわかんないけど肉まんなんかないけど肉まんがあってさ、肉まん食べたいって言ったら肉まん食わしてくれんだって。えー、引き回されてんのに。そうそう。そうなの。どういう状況?らしいよ。だからさ、だからなんだろう、要は最後、もう本当に最後だからさ、この人もうこの後殺されちゃうからね。うんうん。
まあ今だってさ、ほら死刑囚が最後こう美味しいもの食べられるみたいな話とかもあるじゃん。あー、そうだね、聞くね。そう、ああいうイメージというところで。まあだから死中引き回しっていうのはまあもちろん見せしめのためだし、そういう罪人をなんだこんな目に遭うんだぞみたいな感じでさ、要は抑止のためにやってたことだけれども、当の罪人としてはもう本当にどうせ処刑になるんだったら最後なんかいい思いしたいじゃん。うんうん。
スピーカー 2
まあそういう意味では、まあそこまで苦痛だったとは言わ、なんかではなかったらしいんだよね。そんな話もあるっていう感じ。あー、はい。まあちょっと死中引き回しで長くなっちゃうんで、ちょっとこんなもんにして。で、ちょっと話を元に戻すと、まあ有名なものって言うとさ、江戸時代だから武士の世界だよね。はいはい。
スピーカー 1
何と言ってもやっぱ説服があると思うんだよ。うん。でね、ちょっと先に言っておくと説服ってまあ死ぬことじゃん。うん。これ厳密に言うと処刑じゃないんだよ。あー、うん。一応罪を犯した者が自分、自らけじめをつけるために行うものだから言い渡しはされるけれども概念としては処刑ではないらしいんだよね、一応。うん。そう、まあだからほら武士の情けいじゃないけどさ、最後はもう、なんか説服っていうのは名誉ある詩なんだよ、要は武士にとっては。
あー、効くよね。そう、だからあくまでもこれはまあ一応有名なもの説服なんだけれども、これはちょっと処刑とは一旦ちょっと違うんだよっていうところだよね。うん。そう。で、あと有名なものって言うとさ、打ち首獄門とか聞かない?あー、うんうん。そう、これはなんか時代劇とか何でもいいけどさ、なんかそういうので打ち首獄門に処すみたいなことをさ、なんか大官みたいな人が言ってさ、いう感じのところでよく使われるんだけど、まあこれ簡単に言うと
斬首刑、首を斬る刑プラスその首を晒されるっていう恥辱刑が加わってるものなんだよね。うん。で、これ一応日本で一番初めにこの打ち首獄門されたと言われる人が超有名人なんだけど、うん。知ってる?
ゴエモン?ゴエモンはかなりあれだね、江戸時代の人だから。もっと昔。そうなの?もっと昔?うん。いや知らんな。平野正門って言われてるんだよ。あ、そうなの?うん、多分ね実際もっといると思うよ俺は。ただ一応有名な人で言うと平野正門が一応斬首刑の後にその晒されたっていう人で一番有名みたいな、そんな感じ。あーそうなんだ。そう。で、あと有名な処刑って言うとさ、まあ貼り付けなんかも有名じゃない?
あー、はいはい。貼り付け刑。で、これはさ、江戸時代だからキリシタンに対してさ、貼り付けにしてさ、処刑するみたいなイメージあるじゃん。うん。そう、まさにそうなんだけれども、この貼り付け刑っていうのはさ、キリスト、イエスキリストがゴルゴダの丘で処刑されたと言われているのもこの貼り付け刑なんだよね。えーそうなんだ。そう。で、まあ貼り付け刑ってさ、実際さ、これ俺話聞いてるとこれもううわーって感じになるんだけどさ、
残酷な刑罰の詳細
スピーカー 2
その貼り付け柱十字架みたいなのにさ、こうやってさ、手足縛られるじゃん。うん。で、手はさ、こう広げられて大の字になってるわけよ。そうするとさ、脇腹が開くじゃん。うん。ここに槍を刺すんだって。えー。で、槍で横腹ぐらいからこう斜め上に向かって両側からこう刺すの。そうするとさ、肩のあたりに槍が突き抜けて、まあで、交差するでしょ。2本、あの両側からやれば。えー。上って感じでしょ。うん。
で、大体さ、これ、まあ1本ぐらいじゃ死ななかったりするんだけど、2、3回刺すと大体死ぬんだって。うん。でも、死んだ後もうこれ何十回も刺すらしいよ。あ、そうなの。そう。だから結構こうなんだろう、やっぱそれだけやるとさ、もうボロボロじゃん体。うん。だから中の内臓とかもベチャーって全部出てきちゃって、結構グロい感じのあの処刑方法だったらしいんだよ。あーそうなんだ。恐ろしい。
まあ、ちょっと今有名なのを3つ挙げたけれども、で、ちょっとここからはちょっとマニアックというか、え、こんなんあったの?みたいなのを紹介したいと思います。うん。まず1つが、のこぎり引き。えー。これ、小片郎知ってんじゃないかな。なんかさ、罪人をどこでもいいんだけど道にこう埋めるんだよ。首だけ出して。うん。で、横にのこぎり置いとくの。すごいな。
で、あの首だけ出てる状態、首っていうか頭ね、が出てる状態で、もちろん罪人は動けないわけ。埋められちゃってて。で、のこぎり横に置いてあって、縦札にお好きにどうぞって書いてあんの。え、どういうこと。え、だからその置いてあるのこぎりで誰でも切っていいよって。あ、そうなの。
スピーカー 1
これさ、何が残酷かってさ、刀ってさ、スパッて切れるのよ。切ろうと思えば。だから、意外とちゃんとうまい人が切れば、すぐ絶命するから、まあ痛みは感じるんだろうけど、まあ割と楽に死ねるほうなんだけど、のこぎりの刃ってギザギザしてんじゃん。うん。
スピーカー 2
だからさ、これさ、例えばさ、力任せにさ、振り落としたって切れないんだよ。で、のこぎりでさ、こうキー切るとさ、ギーコギーコやるじゃん。うん。要はこういう感じで切らないと切れないわけ。うわーすごいよ、これ。これを首にやってみてくださいっていう話だよ。しかも何。お好きにどうぞなの、それが。
スピーカー 1
お好きにどうぞはごめん、俺がちょっと思ってるけど、まあ要は誰でもこの罪人の首を切っていいよ、みたいなことが書いてあるんだよ。だから、ただこれ、実際、普通の市民はやらないらしいのよ。そうだよね。うん。のこぎり引きの、その、なんだ、のこぎりを引くのはだいたい、まあだいたい殺人犯だったりするから、その罪人は。うん。その遺族とかだったりするんだって。
うんうん。そう。で、誰もやらない場合は結局普通に処刑されるらしい。だから恐怖だけ味わわされて、まあ最終的に残首で死ぬっていうのが、まあどっちかっていうとそっちが多かったらしいんだけど。ああ、そうなんだ。そう。ただもちろんのこぎり置いてある以上、誰が殺しても文句は言えないよ、みたいなそんな感じ。うん。で、次が身の踊り。
なんだそれ。これね、あの、なんか漫画とかでよくある、ありそうな感じなんだけど、これ主にキリシタン弾圧に使われてたんだよ。うん。ミノってあるじゃん。防寒具とかさ、雨具に使うさ、なんかこう、ふさふさした、まあミノだよ、ミノ。うん。で、これに油をかけて、要は火をつけんだよ。で、もちろん着せられた人は、あの、こう拘束されてて縛られてて動けないわけ。うん。
スピーカー 2
で、ミノに油かけて火つけるとどうなるかっていうと、あんまりにも熱いから飛び跳ねて、のた打ちもあるんだって。はいはい。まあ当たり前じゃんと思うんだけど。で、最後は地面に倒れ込んで、もうもだえながら、まあ死んじゃうんだけれども、このもだえ込みながら死ぬ姿が踊ってるように見えたから、身の踊りって呼ばれる。いやもう地獄絵図じゃん。そう。やばいよね。うん。
スピーカー 1
で、もう一個珍しいというか、ちょっと紹介したいのが、三段斬りって呼ばれるもの。なんだそれは。これね、別にそんな珍しくないんだけど、要は三段に斬るっていうだけなんだけれども、主にこれ、貫通罪に対して行われた死罪なんだよ。貫通罪って不倫とか?あ、そうそうそうそう、小片郎のあの大好きなやつ。いやいや、違うよ。あ、今の世の中だったら小片郎は、あの、バッシングは受けるけど別に死刑にはなんないじゃん。やめろ、変な植え付け。あ、違う。
で、江戸時代は、この貫通罪はめちゃめちゃ重罪だったわけよ。うんうん。ちなみに補足すると、貫通罪って、あの、これ昔の話かって言うとそんなに昔の話でもないんだよ。あのこれ1947年だったと思うけど、まで貫通罪っていう罪は日本にもあったし、世界で見ると未だにこの貫通罪があるっていう国は多いのよ。イスラム圏とか特に。うん。だから決して珍しい罪じゃないんだよ。だから不倫は良くないんだよ、小片郎っていうのはちょっとここで強く押しときたいんだけども。
いやでもなんかめちゃめちゃ愛人とかいたイメージがあるんだけどね。小片郎?いやいや、昔の人、目掛けとかああいうのは許されるんだね、たぶん。これね、あの、あと、男尊女卑なんだよ。あ、そうなんだ。結婚してる女性がやると、だいたい死刑だったりするわけ。
あ、江戸時代はね。明治とかになって、あの、罪はだんだんちょっとこう弱くはなってったんだけど、ただ貫通罪っていう罪はずっとあったわけ。うんうん。そう。まあもちろん男も死刑になるんだよ。あの、死刑になるときはなるの。うん。で、この三段切りっていうのは中ずりにした状態で、まず下半身を切り落とすんだって。はいはい。で、縛られて中ずりになってるから、下半身落とされるとさ、今度頭が重くなるじゃん。うん。
そうすると、頭の重みで反転するんだって、体がぐるって。下半身切られるから体重軽くなるじゃん。頭の方が重くなるから。はいはい。で、ぐるってなったところで、頭を切り落とすっていう処刑の方法なんだよ。いや、これ誰が考えるんだっていうね。そう。もう、だからこういうのってもう見せしめの要素の方が強いんだと思うけども、この三段切り何が大変って、処刑人が大変なのよ。
そうだよね。あの、処刑って別にさ、なんか密室で行われてるわけじゃないんだよ。今みたいにさ、なんか、ね、今って公衆刑だけどさ、密室で行われてるわけじゃん。誰がボタンを押したかわかんないとかさ、そういう話もあるじゃん。うん。違うんだよ。あの、これ見せしめだからさ、公開処刑なわけよ。うんうん。だから、一般公開されてる中、中ずりにされたやつをまず下半身切ります。で、これがまず難しいの。
なぜかっていうと、中ずりにされてるからブラブラしてて、なかなか狙いが定まんないっていうところと、やっぱあと、力が分散しちゃうっていうか、なんかさ、こう、ブラブラしてるものを切るって大変じゃん。そうだね。そう。だから、なかなかの達人がやらないと、あの、成功しなかったんだよね。えー、しかも足なんて相当大変でしょ。いや、足よりも多分ね、首の方が大変なんだよ。あ、そうなの。だって、ぐるって反転したところを落とさなきゃいけないんだよ。
あ、そうなの。そんな流れでパッて切るんだ。あ、そう。これ流れが大事らしくって。流れが大事っていうのもおかしいんだけど。だからさ、結局見せしめだからさ、上手くやんなきゃいけないわけよ。上手に。うん。なんかさ、変な話さ、もう、その処刑される人がさ、うぎゃーみたいなさ、すごいもう、こう、見苦しいような死に方したらさ、もうこういうものに対する反対が起きちゃうじゃん。あまりにも非人道的だみたいな。
いやもうなんか、どっちにしても起きそうだけど、ね、不思議だよね。そう、まあむちゃくちゃなこと言ってるかもしれないけど、要は上手くやらなきゃいけないのよ。さっさと、あの、処刑しなきゃいけないの。うん。だから、人たちで成功させるっていう前提のもとをやってたから、すごいもう、処刑人が大変だった、あの処刑の方法だったらしいのよ。うん。
拷問の目的と手法
スピーカー 1
っていうところで、ちょっと処刑編は終わりにして、拷問編に行きたいと思います。はいはい。で、拷問ってさ、そもそも何でやると思う?うーん、何かを白状させるため?まさにその通りなんだよ。これさ、別にさ、その昔の人がさ、超意地悪くってさ、おーもうこいついじめてやろうとかっつって拷問してたわけじゃなくて、基本的に拷問される犯罪者っていうのは、もう物的証拠とかが揃ってたりすんのよ。うん。
でも、江戸時代っていうのは、自白をすごく大事にしてたの。はいはい。だから、これ物的証拠がどんなにあったって、本人がやりましたって言わない限りは、処刑できなかったのよ。うん。だから、白状させるために拷問をしたっていう、そういう流れね。
あ、そうなんだ。自白をさせんのね。そう。だから、基本的に拷問される人っていうのは、なかなかもう黒だよっていう人。だから、もちろん冤罪も絶対あったと思う。あったと思うけれども、大枠で言ったら、もうほぼほぼこいつだろみたいなのが分かってる状態でやってるっていう、一応大前提はちょっと覚えておいてほしいなって思うんだよ。要はさ、昔の人がさ、すごい残虐でやってたっていう、ただただ、そんな簡単な考えじゃないんだよっていうところ。うん。
で、その前提のもとをまず拷問に、拷問に張りたいんだけど、有名どころで言うと、鞭打ちがあるよね。はいはい。これ、いわゆる百叩きの刑だけど。うん。で、鞭打ちはさ、まあ大体想像つくじゃん。あの、鞭で打ってさ、100回叩いたらさ、もう皮膚が破けて、もう腫れたりさ、もう出血したりさ、で、っていう感じの拷問だよね。うん。
で、これはもう想像つくと思うから、ちょっとこの辺にしとくんだけど、この鞭打ちがまず大原則で、まず一番初めにやるんだって、拷問の一番初めに。はい。で、鞭打ち耐えましたと。うん。耐えたら次、石砕きってものを行うのよ。うん。石砕きっていうのは、ソロバン板っていう三角形の木材をいくつか並べるのよ。要は上に三角形、尖ってるような木をまあ並べるわけ、何本か。はいはい。
スピーカー 2
で、その上に、これから拷問かける人を正座させるのよ。うわあ、もうそれって痛いね。まあ痛いじゃん。これどう考えたってすね痛いじゃん。うん。で、この状態で、まあ後ろに柱とかがあって、柱にこう、まあ罪人ってちょっと言っていいのかわかんないけど、罪人を縛り付けるわけ。うん。で、もう身動き取れないじゃん。そうするとさ、ちょっと想像してほしいんだけど、柱に背中をピタッてくっついてさ、正座してさ、その三角形の上に座ってるわけよ。うん。膝の上開くじゃん。ああ、はいはい。
ここに石板を乗せていくの。うわあ。で、この石板は1枚約50キロあったらしくって。めっちゃ重いじゃん。いや、まあ1枚乗せただけでヤバそうなんだけど、これを4、5枚乗せるんだって。うわあ。まあだから200キロとか250キロ。うん。まあ足ヤバいでしょ。でも死んじゃうじゃないの?
スピーカー 1
もちろんやりすぎると死んじゃうのよ。うんうん。あ、ちなみにこっから言う拷問ね、全部やりすぎると死んじゃうから、医者がこう突き沿ってたりすんだって。ああ、そうなの。医者っていうかそういう医学的知識のある人みたいなのがこう見て、こいつもうヤバいんじゃないかって言ったらすぐ止めさせるのよ。うん。これ前提なんだけど拷問で殺しちゃいけないのよ。ああ、そうなんだ。だってさっき言ったけどさ、白状をしないと殺せないんだよ。処刑にできないんだよ。うん。
だから結果死んじゃった人も多いけど拷問で殺すっていうのは一応ダメなわけ。原則ね。うん。だから殺さないように追い詰めるっていうのが大事なのよ。はいはい。そう、だからこういうギリギリ殺さないけど辛いみたいなものをやっていくんだよね、拷問っていうのは。うん。
石垣もちょっと聞いてるだけで足がウエってなりそうなんだけど次行きます。で、この石垣絶えた人は今度吊り攻めっていうのに会うらしいのよ。まだ?うん。吊り攻めっていうのは、まあ字の通りなんだけど吊るんだよ、吊るん。うん。吊るし上げる。で、これ吊るし上げるだけかって思うかもしれないけど、この吊るし上げ方がさ、なんていうの。
スピーカー 2
後ろ腕にして手首をこう縛って、で、胸と二の腕も緊縛して、で、その手首と繋いでこう吊るし上げるのよ。だから、まあ要は手と胸あたりにすごい全体重がかかるような状態になるわけね。うんうん。吊るし上げられた時の。これ、なんで手だけにしないかっていうと。うん。これ簡単で、手だけにするとちぎれちゃうんだって。あーそうなんだ。
スピーカー 1
だから結局死んじゃうじゃん、そんなことしたら。中欠多量で。うん。だから胸と二の腕にもこうちゃんと縄を回して体重を負荷分散してっていう、この辺の配慮もすごいよねと思って。いやすごいね。そう、あくまでも殺しちゃダメだから。だから死なない程度に苦しいもの。で、これさ、胸と二の腕がこう緊縛された状態でそこに体重がかかるとどうなるかっていうと、そこがどんどん全体重かかっていくから鬱血していくんだよ。うん。
で、1時間もするともうみんな我慢の限界になっちゃったらしいよ。もう無理ですみたいな。はいはい。で、縄は体、だから自分の体重ね、どんどん食い込んでいくから。だからそっから出血したりとか。で、単純に縛られてるからそこの血が止まってどんどん肌の色が紫に変わっていくみたいな。うん。
うわー恐ろしいっていう感じの釣り攻め。で、これにも耐えた人っていうのはとどめにエビ攻めっていうのに合うのよ。はいはい。エビ攻めってなんだよって話なんだけど、これはもうひときわその今まで言った恐れられた拷問っていうのを耐えられた屈強なもののみに行われたっていうもう江戸時代の拷問オブ拷問だったわけよ。
どういうものかっていうと、あぐらをかかされて、両腕を後ろ手に縛るわけよ。はい。そのまま両足を重ねたまんまで縛られて、まああぐら書いてるからね。重ねたまんま縛られて、その足を肩や腕にこう縄をかけて、でギュって絞るわけよ。はいはい。
そうすると足がだいたい顎とかにくっつくような状態になるわけね。あぐら書いてる足が。はい。で、背中はこう丸まって足と顎がこうくっつくような状態になるわけ。で、後ろに手は縛られてて。うん。で、この背中が曲がった姿勢がエビに似てるからエビ攻めって呼ばれるんだけれども、あとはなんか一説によるとこれやると鬱血して体がちょっとそういうエビみたいな色になってくるからそう言われてるっていう説もあるんだよね。
はいはい。もうそれだけ聞いてもやばそうじゃん。もう体がそんな色に変わるんだぜ。うん。これさ、なんか聞いてるとそんなに辛いのかなって思うんだけど、なんかね、相当辛いらしいよこれ。ああそうなんだ。そう。とにかく胸が圧迫されて呼吸がしづらいんだって。ああうんうん。で、呼吸がしづらいし、もう縛られたところはもう全部こう血液が凝固しちゃうから、どんどんどんどん変色してっちゃうんだよ体が。うん。
スピーカー 2
だからこれ他の拷問にも耐えたもう超屈強な人でももう最後エビ攻めを食らうともう自白してしまうっていう。そんな感じの拷問オブ拷問、江戸時代拷問オブ拷問がエビ攻めと言われてんだよね。これね、耐え切ったら別に助かるとかあんのかなそもそも。ないよ。あのローテーションされるだけ。そうだよね。耐える意味がもはやわかんないよね。
江戸時代の刑罰の背景
スピーカー 2
うん。だからワンチャンあの物的証拠が覆るとかそういう形でしょ。あるとしたら。そしたら解放されると思うんだけど。うんうん。真犯人出ましたとかさ。ああはいはい。だから基本的にね、耐える意味はあんまないんだけど、でも耐えないと処刑されちゃうから。うん。だから難しいところなんだよ。この人たちは拷問を耐えた後に待ってるのはあの結局処刑なんだよ。耐えた後にっていうか耐えられなかったら処刑なんだよ。うん。でも耐えた後に待ってるものも何もないんだよ。ただただ苦しいだけ。そうだよね。
スピーカー 1
そう。だからもうムチ打ちやる前にゲロっちゃうのが一番、まあわかんない。それが良いか悪いかわかんないけど、まあ一番もう本当に自分がやってんだったらそれが一番楽だよねっていう。うん。っていう、なんかちょっと変な終わり方になりそうなんだけれども。で、最後まとめるけれども、こういった残忍な刑が生まれた理由っていうのは結局のところ、あのまあ諸説いろいろあるんだけれども、武士の時代になるとこういう傾向が強まったんだって。うん。
スピーカー 2
もともとさ、ほら平安時代とか、平安時代ってちなみに死刑なかったらしいんだよ。あ、そうなんだ。一時的になんだけど。うん。ただこれ武士が台頭してきたことによって、やっぱこういう敵への見せしめとか、まあ単純にさ脳筋になったっていう考えもあるだろうけれども、そういったものだったり、あとは例えば戦国時代、下国城の時代だよね。うん。裏切りがやっぱ多かったのよ。はいはい。
スピーカー 1
だから裏切りを防ぐために、やっぱりこういう残忍な処刑だったり拷問によって、とにかく見せしめ、抑止力にしたんだよね。うん。そう。だからこういう抑止力として、こういう残忍な刑っていうのは江戸時代もその名残で続いていたけれども、これ実は江戸時代ってだんだんだんだん刑は緩くなっていくのよ。はいはい。
だんだんだんだんやっぱこう、なんだろう、人道的になっていったって言えばいいのかな。うん。だから江戸時代通してずーっとこう残酷な刑が行われてきたっていうよりは、だんだんだんだんこうやっぱね、なだらかーに今に近づいていっているっていう。だから江戸時代だから絶対こうでしたっていう感じでくくれるようなものではないんですよという形で、今日はちょっと終わりにしたいと思うんですけれども、最後大ヶ太郎の締め込めでお願いします。
スピーカー 2
はい。いやあらためて、その昔はすごかったっていうのはなんとなく分かってたけど、こうやって一つ一つね、詳細を聞けるっていうことはなかったんで、すごく勉強になったというか、うわなんだこれはっていう人間の持つ恐ろしさっていうのを感じたね。
うん。なんかその、今でもさ、やっぱ死刑ってあるし、まあただ拷問はないじゃん。うん。やっぱそれってこうだんだん人間がさ、いろいろこう倫理とかそういったものでこう考え方が変わってきて多分今があって、ただこの倫理っていうのもいつ変わるかも分かんないから結局さ、もう超悪いやつばっか現れた時にやっぱりなんかそういう残忍な刑の方がいいんじゃないかとかっていう議論も多分出てくると思うんだよね、またと、あのいつかどっかで。ああはい。
スピーカー 1
まあその時はその時の倫理観で、まあ多分いろいろ変わっていくことなんだと思うけれども、まあやっぱ人間の歴史っていうのはさ、結構こうね、そういった意味で昔から遡って勉強していくと意外とこう面白い発見があったりするんで、今日は刑罰っていう形でやったけれども、なんかね刑罰じゃなくてもいろいろ遡ってこう辿ってみると結構面白いことあったりするんで、これをきっかけに興味持っていただけたら嬉しいです。
スピーカー 2
はい、ということで今回は江戸時代の刑罰でした。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
じゃあもしよかったらこの番組のいいねボタンとか評価の星をポチポチ押してくれるととっても嬉しいのでよろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、ちょっと処刑とかの後でポチポチ押したのがちょっと微妙かなと思ったんですけど、ぜひともよろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、それでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
30:00

コメント

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