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金じゃねえ。惚れた女のためだ。
始まりました、「大人の近代史」。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
あ、これあれだよね。おが太郎さんの言葉だよね。
なんでそこ、感覚開けたんだ、今。
なんか、おが太郎さんかなと思って。
これは、長まろがよく知ってる言葉でしょ。
いや、ごめん。俺、ちょっと、おが太郎さんしかわかんない。
これは、ゴールデンカムイの主人公の杉本才智が言ってた言葉だよ。
いや、まあ、わかるよ。
わかるのかい。
そうそうそう。長まろに影響されて、自分もゴールデンカムイを見るようになったから。
ね。一人でも、俺がこう進めたから、読んでます、見てますっていう人がいると、俺は嬉しくなっちゃうよ。
あ、本当に。正確には、長まろがずっと、最初から言ってたじゃん、「大人の近代史」で。
でも、そこでは、見ようっていうのは、なんなかったんだけど。
その、長まろに、大人の近代史で言ってるのを聞いた大人が、すごい良かったです、みたいなコメントをもらった時に、
あ、じゃあ、ちょっと見てみようかなって思った。
大人の皆さん、これが、長まろとおが太郎の関係性です。
いやいや、大人も言うんだったら、間違いないんじゃないかっていうね。
俺、信じられてねえな。
いやいや、長まろだって、ちょっとほら、特殊な性癖。性癖じゃねえよ、これ。
性癖は、おが太郎の話じゃん。
特殊なところもあるからさ。
いや、ないないない。俺、すげえ一般人だから。
まあ、ということで、今回は、ちょっとゴールデンカムイに関係してるんだけど、
しらとりよしえをやろうと思います。
あー、なるほどね。モデルになった方だね。
そうそうそうそう。長まろが言ってたもんね。
あ、俺言ったっけ?
うん、言った言った。あの、放送では言ってないけど。
じゃあ、わかるわけねえじゃん。大人がわかるわけねえわ。
そう、このしらとりよしえって、ゴールデンカムイとか関係なしに、今回は話すので、皆さん聞いていただけたら嬉しいです。
はい、よろしくお願いします。
お願いします。
で、このしらとりよしえっていうのは、26年間の獄中生活で、4回の脱獄をして、合計ね、3年余り脱走した、脱獄王っていう意味を持つんだよね、しらとりよしえって。
で、これがさ、まあ、最近で言うとゴールデンカムイの白石義丈っていうモデルの人物となった人なんでね。
そうね、これ白石義丈とさ、しらとりよしえって、苗字と名前が、漢字が一つずつさ、書いてあるだけなんだよね。
うん、そうだね。
そうそうそう、本当に似せてきてるというか。
03:01
まあ、そうだね、なんか原型がなくなっちゃうと、それはそれでって思ったんじゃない?
ね、で、今回の話はさ、脱獄王っていう本があって、これ斎藤道則さんっていう方が書いてるんだけど、
うん。
これがさ、すごい本なんだよね。
あ、そうなの?
そうそう、で、今日はちょっとこの本から中心に話すんだけども、
うん。
これってね、斎藤道則さんが5年間かけて、当時70歳のしらとりよしえを探し出して、
うん。
実際に会って、数ヶ月かけて聞き込み取材してんの。
へえ。
それだけじゃなくて、彼に関わった看守だったり、弁護士、近隣住民などを徹底的に取材してんの。
うん。
で、この取材の翌年にしらとりよしえって亡くなってるから、
うん。
本当にこれ、本人の証言もあるって貴重な本なんだよね。
ああ、そうだよね。
そうそう。で、生涯さ、しらとりよしえって取材を受けたのはこの斎藤道則さんだけなんだよ。
うん。
で、この本の何だろう、見た時にすごい熱いものを感じてさ、なんかこの斎藤さんが込めた思いが。
どんな思いだ?
ということで、ちょっと老いたちから話したいと思うんだけど、
うん。
しらとりよしえっていうのは1907年、明治40年に青森県で生まれるんだよね。
うん。
で、お父さんが病気で亡くなって、2歳の時に彼は親類の家に養子に出される。
うん。
で、その養子先っていうのは豆腐屋をしていて、仕事を手伝ったりとか、小さい頃からしてたんだよね。
うん。
で、彼はさ、小さい頃から体が丈夫で力もあったっていう取り柄があった。
うん。
で、将来の夢はね、お父さんの借金を返して田畑を買い戻して自作農になることが彼の夢だった。
うん。
そう、だからお父さんが借金してたんだろうね、亡くなったお父さんが。
うん。
で、そのためにね、寝る時間も惜しいんで、豆腐居の傍ら百姓の仕事とか魚の業種をなんかして、一生懸命働いたんだよね。
うん。
そう、で、19歳の時にね、結婚するの。
あ、結婚してるんだ。
あ、そうそう。
その後ね、2回、蟹鉱船にも乗ってんの。
出たね、蟹鉱船。
ね、蟹鉱船ってさ、よく厳しい仕事で有名だけどさ、
うん。
漁獲したさ、蟹をさ、船の中で缶詰に加工したりとかして、厳しいけどもお金がよかったんだよね。
うん。
で、彼はその時期にお金も入るし、あの、賭博を覚えるんだよね。
うん。
その後、家族で青森に行って豆腐屋を始める。
うん。
ただ、賭博はやめられずに、お金欲しさに土蔵嵐っていう仲間と行うようになった。
うん。
このさ、土蔵ってさ、あの、外壁を土壁で作って、蔵だよね。
蔵にさ、夜忍び込んで金費を盗むようなことを、土蔵嵐って言うんだけど、
06:03
うん。
彼はそんなのをしだしたんだよね。
うん。
で、この時はね、家族は子供3人にも恵まれてんの。
うん。
だけど、だんだん家庭に戻らなくなって、賭博だったり盗みを働くようになった。
うん。
で、それである日、仲間2人と青森市内のお店に忍び込んで盗みをしてたんだよね。
うん。
で、その時に、家の人に見つかって争ってるうちに、担当でその人を刺しちゃった。
うん。
で、これはね、仲間2人で殺害しちゃったらしいんだけど、
うん。
数年後に、仲間が先に捕まって、で、その後、しらとりが主犯覚って、先に捕まった彼が言ったから、
うん。
しらとりはね、主犯覚として警察に送検されることになったの。
うん。
この真相はね、ちょっとね、語られてないんだけど、最後までわかんないんだけど、
うん。
なんで、この仲間の人は懲役10年で済んだんだよね。
うん。
で、しらとり、吉江自体は、27歳の時に青森刑務所に移されて、
うん。
ここでね、自分の刑が決まるのを待つ身となった。
うん。
そうそう。でも、なかなか決まらずに、その間にもその監守から拷問のような罰制だったり、ひどい周知を受けてたんだよね。
うん。
で、そのために彼は脱獄を決意するの。
うん。
で、これどうやってここを脱獄したかっていうと、
うん。
自分が収監されてる棒には、食器を出し入れする小窓があったの。
うん。
で、これってね、中からでも、当時そこはね、開くようになってたの。
うん。
で、監守の隙を狙って、その食器口から手を出して、で、その上にね、ちょうど鍵穴があるんだけど、
うん。
で、鍵穴に手を押し当てて、鍵穴のその形を映し取ったんだよね。
うん。
そう、手にこう押し付けて。
うん。
その次はさ、鍵を開ける材料が必要なんだけど、
うん。
それはさ、当時、あの棒内の便器がさ、組取式だったんだよね。
うん。
そう、まあ、いわゆるボットン便所だよね。
うん。
で、これってさ、まあ、自分で当時はお物を捨てに行かなければいけないの。
うん。
で、そうそう、自分の実家も昔、組取式だったんだよね。
ああ、でもそうだね、そういう家もあの辺はあるよね。
なんか、バキュームカーがこう、ぐるぐる回ってさ。
そうそうそう。
ね、今はほとんどなくなったけどね。
衛生的にもね、ちょっと、あれだしね。
ね、いや、なんかそう思い出しちゃったわ。
で、そのお物を捨てに行った時に、廊下で偶然にもね、針金が落ちてた。
うん。
で、それを拾って、数日かけて、彼は曲げて、加工して、手製の鍵を作ったんだよね。
うん。
で、脱獄を狙った時間っていうのは真夜中で。
うん。
これはね、監視の交代時間を狙ったんだよね。
うん。
その時間っていうのはさ、監視の気の緩む時間帯で、巡回が来ない空白の15分間があることに彼は気づいたんだよね。
09:04
うん。
なんでそんなことが彼にわかるのかって言うんだけど、その時間を測るにはさ、監視の足音をずっと数えて、何十日も試したんだって。
うん。
そうすると、この空白の15分間があることに気づいた。
うん。
そう。で、こんな具合にさ、脱獄の準備をさ、30日ぐらいかけて、綿密に行ってんの。
うん。
で、いよいよこう、脱獄の日が来るんだけど。
うん。
これね、午前0時を過ぎた頃に、まずは自分の布団と毛布と枕を使って、寝ているようにこう、偽装したんだよね。
うん。
これはまあ、発見を遅らせるためなんだけども。
うん。
で、それからさ、あらかじめ用意した自作の鍵で、収容所の独房の鍵をこう開けて、廊下自体に走って行って。
うん。
そしたらまた、鍵のかかった扉があって。
うん。
で、それも自作の作った鍵で開けて。
うん。
さらに裏門の鍵も開けて、脱獄して。
うん。
そう、だから合計3つの扉を1本の鍵で開けてるんだよね。
うん。
いや、これどんな鍵なんだって思ったんだけどね。
なんかすごいマスターキーみたいだよね。
マスターキー。もしかしたら一緒だったのかはわかんないんだけど、すごく簡単に開いたって言ってる。
うん。
で、警察にとってさ、これ不祥事なわけよ。
うん。
だって殺人犯を逃したわけだから。
うん。
総勢ね、約240名で1人の脱獄死を探すんだよね。
うん。
でも、なかなか見つからずに。
うん。
で、そんな彼っていうのは、脱獄後、すぐに山に逃げたんだよね。
うん。
で、山でさ、芋をためておく芋蔵っていう穴を見つけたんだよね。
うん。
で、この穴の入り口っていうのはさ、木の枝で隠して、で、その中で寝泊まりをしたんだよね。
うん。
で、食べ物っていうのは、その山の木の実だったり、山菜ばっかりこう食べてたから。
うん。
彼はね、下痢を起こしちゃった。
うん。
それで、山に潜伏して、3日後に山を降りることにしたんだよね。
うん。
で、病人を寄せようって言ったところに、逮捕された。
うん。
で、これで捕まった彼は、土蔵荒らし、盗みだよね。
で、殺人でしょ。
うん。
で、最後に脱獄。こういったさ、犯罪を加味して、結果ね、無期懲役になった。
うん。
で、しらとりはさ、もう無期懲役だし、覚悟を決めて、奥さんを刑務所に呼んで。
うん。
そこでね、もう離婚することを言ったんだよね。
うん。
そう、これがね、彼とその家族との永遠の別れになったんだよね。
うん。
で、彼はね、この後東京の小菅刑務所っていうところに収監されるんだ。
うん。
で、ここはさ、鉄筋コンクリート作りで、水泉便所などがあってさ、建物が、当時で言ったら新しめの刑務所なんだよね。
うん。
12:00
で、小菅ではさ、小林良蔵っていう監視庁に出会うんだけど、
うん。
この人がね、信頼できる人で、
うん。
ここではね、前とは違って虐待されることもなくて、
うん。
しらとりも服従をするんだよね。
うん。
で、一方、この外ではさ、日米のさ、戦争が始まる動きが世の中的になっていくの。
うん。
そこでね、国がね、戦時在州移送令っていうのを出すの。
うん。
で、これによってね、しらとりは地方の刑務所に送られることになった。
うん。
これはね、何かっていうと、東京だったから小菅刑務所って、
うん。
首都に重罪人を収容しておくと、こう治安上問題っていうのがあって、
うん。
で、もう一つがね、国の非常時には刑務所も労働の一員として協力させるっていう。
うん。
で、まあ、主に軍需品の製造とか。
うん。
まあ、そういったのがあって、秋田刑務所っていうところに送られるんだよね。
うん。
これはね、あの太平洋戦争が始まる2ヶ月前に移送になってる。
うん。
で、ここではね、あの青森刑務所のさ、脱獄があったから、
うん。
秋田刑務所ではね、厳重な体制が取られたの。
うん。
で、あの白鳥のね、収監された場所は鎮聖堡っていう特別なところだった。
うんうん。
ちょっとね、あの目を閉じて大人の皆さんも想像してもらいたいんだけども。
うふふふ。
鎮聖堡。
うん。
今から解説するんで。
はい。
幅がね、2メートル、奥行きが2.5メートル、高さが3メートルの長方形の官房なんだよね。
ああ、なんか上に高い感じなのかな。
だからその感じだと。
そうだね。狭いし、上はちょっと高い。
うん。
で、昼間でもほとんど火がささない部屋なんでね。
うん。
で、高い天井には薄暗い白熱電球が1つだけあって、
うん。
で、明かり窓は天窓が1つあった。
ああ。
そう。で、壁、床はね、コンクリートで固められていて、
うん。
で、さらにその壁は銅板が張られてる。
うんうん。
そんな環境、イメージできたかな。
まあ、なんかコンクリートの打ちっぱなしで削ろうと思っても銅板で削れなくて、
上は高くて届かないし、みたいななんか、なんとなく想像はついたかな。
そうそう。で、扉にはさ、前と違って食器を出し入れする窓もない。
うん。
で、外部からだけは監視できる構造になってたって言ってるんでね。
うん。
ちょっとこれよくわかんないけど、外部からだけ監視できるってのはマジックミラーでもないだろうな、絶対。
まあ、当時だからね。どういうことなんだろうね。
多分角度なのかもしれないしね。
ああ、なるほど。なんか中は見えるけど外からは、外は見えなくなっちゃうみたいな。
うん、そういうことだと思うんだよね。
うん。
だからもう本当に孤独の中だよね、これは。
で、床はね、薄べりって言って薄い小座が1枚コンクリートの上にあるだけだ。
15:00
うん。
だから床のコンクリートの冷え込みがもう寒くて、じっとしていられないようなこう環境だった。
うん。
まあ、秋田だしね。
まあ、寒いだろうね。
うん。で、そこにね、ずっと常に正座をするように言われた。
うん。
で、耐えられずに足を崩すと、もう怒鳴られて、正座をしろって、懲罰だって言われる。
うん。
で、ここからさ、もう出してくれるように何度も監視にしらといをお願いするのよ。
うん。
だけど、この願いは何度言っても聞き入れられずに、
うん。
こんな環境、監視の態度に我慢できず脱獄をまた決意するんだよね。
うん。
でも、どうやってここを逃げ出したでしょうか。
ははは、急に質問になったよ。
長丸知ってそうだな。
いや、俺わかんないな。
本当に?
うん。
彼はね、天窓に狙いをつけんの。
うん。
天窓はさ、鏡でね、さらに覆われていて、
うん。
30センチ後のガラスでできてるんだよ。
うん。
で見るとね古く鎖かけてたんだよね だけどさまあ高さ3メートルあるのよ
どうやって登るかってとこなんだけど彼はさあの壁がまあ長方形って言ったじゃん 直角に交わる場所に両手両足を踏ん張って
まあ上に登ったんでねすげーな いやすごいねこれサスケってさ番組のファイナルステージ以上なんでね
サスケのファイナルステージはちょっとわからないけどあれって両側が壁とかじゃない そう両側が壁
だよねそれがだから90度になっちゃってるってことでしょ 90度立ってんだよ
それさらに難しいししかも言った通り壁には銅板が貼られてるんだよ だから普通の人だったらツルツルして滑っちゃうんでね
こんな状況なのに彼は何十回も練習をして 息を詰めて指先に力を入れると登れることができるっていうことに練習してできたんだよね
すごいねなんかバキのさシコルスキーじゃんって いやでもこれ実際にあった話だからね
でねちょっと実感わからないんだけど彼にはね特殊体質がいくつかあるんだけど その一つがね手足の裏の皮膚を伸縮させて吸盤のようにできるっていう特徴がある
なんか俺ちょっと今言ってることがよくわかんなかったんだけどということ? 要はさあの銅板にさピターって吸盤のように足とか手がくっつくんだって
あーもう密着できるってことね そうそうだってさこれ登るだけのものじゃなくてここからちょっと説明するんだけど
登った後に天窓まで行くじゃん 天窓は金網でさ塞がれてるわけ
この天窓の枠をとりあえず外したいんだよね ここから片手で作業するんだよね
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だからこそ吸盤で貼り付いてなきゃいけないんだけど ここでね天窓まで行った時にあの枠にね取り付けてあったブリキヘンと錆びた釘っていうのを
たまたま見つける でこのブリキヘンに釘をね何度も突き刺して
ブリキヘンって板みたいなもんだけど硬い これをさギザギザにさ釘で何度も刺して尖らした
即席のノコギリを作ったんでね でこのノコギリで天窓の木枠の四方に切り込みを入れていく
これ簡単に言うけどさどういう状況って思うよね だって吸盤でくっつきながらってことでしょ3メートルのところで
3メートルのところでしかも片手で切って 嘘って思うよね
なんかもう馬騎の世界だよそれ しかもあれで音を立てないように慎重にやらなきゃいけない
だからノコギリもギギギってできなくてさ スーって感じなんでしょ
もうなんかほんと引くのにすごい時間かかって また押すのにも時間かかってみたいなさ
そうそうそういやーって思ったよこれ でこの作業はさあの監視に発見されないために昼間の監視の交代時間のまた隙を狙って
1日ね10分だけ少しずつ慎重に行われたの なるほど1回で全部やったわけじゃないわけね
あそう1回で全部やったわけじゃない1日10分だけ まあだとしてもすごいけどねなおさらムズくねって思うけど
でこれ昼間に作業したのはさ音が紛れるから昼間 夜進展してるからね
そう夜進展だからゴキゴキやってたら気づかれるから これ作業期間っていうのはこのノコギリは1日10分だけだから
その間はね天窓のところにしまうんだよね これはね御座から取った紐切れで天窓にくくりつけておくんだけど
っていうのは1日1回棒内の点検があるわけよ そこで天窓だけは高いから検査されなかったんだよね
で彼はこう10日間ずっとやり続けてやっと木枠に全部切り込み作業が完了した それで吸盤で貼り付きながら天窓のガラスを頭突きしたんだよね
数回頭突きをしたら天窓がこう外れた ただ彼は外れたのを確認してそこでまた元に戻して逃げなかったんだよね
これはね脱獄するタイミングを測ってて彼が決めたのはあの暴風雨の夜の時なんでね
そうこれはね脱走時の音だったり足音を消してくれるからって言ってるんだけど この暴風雨の夜の深夜0時の監視の交代が終わった時に次の巡回が来るまでの
15分間の隙を狙って結婚した でまたこう壁を踏ん張って登ってあらかじめ外せるようにしていた天窓を開けて
屋根に飛び移ったんでね その後地上に降りて刑務所の敷地内にある工場にまず忍び込んだ
21:05
これさなんで工場に忍び込んだと思う なんか探してたのかな
そうそう道具探してたんでね これさあの一番外側の塀がさここはね4.5メートルの高さがあった
どの刑務所もさ逃げられないように塀っていうのは当然高いじゃん でその乗り越えるための道具を工場だったら何かあるだろうって言うんで行ったんでね
でそこでね丸太を一つ見つけたんでこの丸太を踏み台代わりに使って 暴風雨の時だからさ雨で何回か滑ったりしたんだけど
ようやくこう外に脱出することができた これはね彼が収容されてた鎮静房から約ね40分間の出来事なんでね
だから本当にあっという間だよね まあ40分だからねなんか監視がさまあいつ気づくかは一番わかんないけどさ本当にちょっとのスキー
ぐらいなんじゃない常に見張ってるわけじゃないじゃん ああそうだねうんだから出てからもすごいスムーズなんでね
でこれさあの刑務所側っていうのはあの白鳥の脱獄に気づいたのは 起床号令の店庫の時間の午前6時だった
だからもう6時間後ぐらいに気づいたんでね で彼はさ脱走してさ秋田刑務所で自分がされたひどいひし打ちとかさ
これをさ訴えるためそのためだけの脱走だったんだよね でもさこれ誰にさ訴えると思う
え誰に? そう誰でしょ
普通ならさあれだよね現代で言ったら弁護士とかさなんかそういう法律系の人たちじゃん
当時だからねなんか警察院でも行ったんじゃない あー近い
近かった? 小林さんだよ
近くはないかな 小林さん覚えてた? 言ってたじゃんさっき
そうあの東京のさ小菅刑務所の監視庁の小林良造
彼はさ身寄りのないかったんだけど唯一信頼できたのがまあ彼だった
でまずはさまあ脱走してさ赤い囚人服なわけで近隣の家に忍び込んで着物とか履物食料なんかを調達して
秋田からね東京を目指した いやすごいよ目指すっていうのもすごいけど
もちろんさ途中で捕まらないようにさ列車には乗らずにこれ歩いて行ったからね
方角はね最初こう列車の進む方角を見て判断して行って
そうそうそうで彼はね真夜中しか歩かないようにこう自分でルールを決めて
脱獄後ね3ヶ月かけてようやく東京にたどり着いた あーでもやっぱ3ヶ月ぐらいかかるんだね
24:06
そうそうそうまああと1日中歩いてないからね 夜だけっていう
いやでもそれだけでもすごいけどね 見つかんないようにだからねしかも
だからあの線路の上とか歩いてないのよこう山とか人通りのないところばっかり歩いてるのよ
それでね彼はね小菅刑務所付近にある監視たちがこう住む監視者エリアっていうのがあって
でもさ小林さんの家は知らないわけよ だから一軒一軒訪ねて小林さんを探したんだよね
いやこれもすごいんだけどさ
ね
でそれでさ50軒ほど訪ねたんだって
ほんとこう一生懸命一生懸命探しました そして小林さん
見つかりました
でこれだ玄関叩いて小林さんが出てくるのよ
でこう白鳥を見てさ言葉を失うほど本当にびっくりしたんだって
そりゃそうだよね
まあね
そうだってもう脱獄って世間でも有名になってるところにさ
うん
自分ところに来てっていう
うん
でそしたらさ小林さんってのは白鳥にお腹が減ってるだろうつって熱いねお茶と虫芋を2つ出してくれた
あー
そうでこれでねこの時ねすごく嬉しくて泣いちゃったって後のこう取材で白鳥は言ってるんだよね
うん
で小林さんにねこう脱獄した理由をこう全て話して
うん
で明け方一緒に小杉刑務所に自主するんだよね
うん
いやだから本当にさ彼って脱獄までして刑務所でのこう自分の待遇を訴えてその思いだけで脱走したんだよね
うん
だって逃げることだってできたわけじゃん
うん
そういうのがねちょっと今後もだけど不死不死に見られんのよ
うん
でその後ねこの件が直接原因が発表されてないんだけど
うん
秋田刑務所の白鳥が入れられた陳世傍っていうのは廃止されたんだよね
うん
でその後ね東京のね小杉刑務所にしばらく集団されて
うん
彼にとってはさあの小杉刑務所はやっぱり他の刑務所よりは居心地がいいというか
うん
まあよくしてくれるから
うん
だけどねあの5ヶ月ほど経って突然日本最北端の刑務所浜尻刑務所へ送られるんだよね
うん
これがね白鳥がね36歳の時
うん
ちなみにさ浜尻の地名ってさアイヌ語のアパシリから来てるんだって
ああそうなんだ
そうそうアイヌ語でね意味がね我らが見つけた土地なんだって
うん
そうこれ俺さちょっと思ってアパシリってさゴールデンカムイのさアシリパーを並び替えるとなるんじゃねって思っちゃって
27:03
ああまあそうだね
そうそうこれ完全に俺が思っただけなんだけど
まあそうだな
うん
でもねアシリパーってあの確か漫画で言ってるのはアイヌ語で未来って意味なんだよね
うんなんかそうそういう感じの意味だよね
だからそっからなんか自分は新しい時代のアイヌの女ってなんか言ってたけど
うん
でも俺はそのもしかしたら裏テーマとしてアパシリって我らが見つけた土地っていうのは過去系なわけじゃん
うん
でそれになんかこうアイヌの思いが詰まってるような言葉じゃんまたしてもさ
うん
この漫画ってさアイヌのこう未来だけじゃなくて過去に対してもメッセージとして込めてるんじゃないのかなって思っちゃったんだけど
あくまでも小片郎の単なる推測にしすぎないんですけれども
そう
オトラの皆様はどうですかね
これどこにも載ってないから
だろうね
で皆さんちょっとここでねこの白鳥よしえね1回で話すにはねなかなかねボリュームがあって
なんでここからはね続きは次回の回で話したいなって思ってます
はい
いやなんかねオトラからはなんで満州事変1回でやっといて白鳥よしえ2回なんだって言われそうだけど
いやいやそれはねテーマ的には白鳥が2回の方がいいでしょ
そうだからなんか勘違いするかもしれないけど私がこう脱獄をさなりわいにしてるんじゃないかとかさ
あれだって小片郎はほらいろんなところからね脱走する人じゃん
どういうこと人生から逃げてるかもしれないけど
人生はねあの逃げてないか大成功だからね
まああのちょっといろんなあるかもしれないんですけどちょっとね白鳥よしえって脱獄犯ってよく味方だけされるんだけど
人としてのね彼もねきちんとちょっと語っていきたいなっていうのもあったんでちょっと今回は2回にしたいと思います
はい
まあということで今回は白鳥よしえの前編でした
はい
もしよかったらねえっともうちょっとでねスポティファイの評価の星が100いくので
ぜひね評価のボタンを押してくれたら嬉しいなって思います
あとポッドキャストとか他のバイトで聞いてる人もぜひね評価とかフォローとかなんかしら反応してくれるとそれがうちらの励みになります
はいぜひよろしくお願いします
はいありがとうございました
ありがとうございました