1. 琴音の音cafe-朗読タイムー
  2. 2026年10月7日配信分
2026年10月7日配信分
2026-10-07 10:12

2026年10月7日配信分

本日配信されたNFRSポッドキャストの最新エピソードです。いつもご視聴いただきありがとうございます!ぜひお楽しみください。

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00:07
琴音の音cafe
今夜の朗読 夜空の大眼
作者は琴音です。 夜の静けさに虫の声だけが波のように寄せては返す。
見上げれば夏の夜空は底が抜けたように深く、そして眩しかった。
北の空でひんやりと冷たく鋭く瞬く北斗七星、そして頭上をめがけて幾千もの光の粒をこぼしながら、南へと果てなく流れる天の川。
北斗と天ちゃん、この広い夜空を真っ二つに分かつ星座のように、二人の性格もまた驚くほど真逆だった。
幼馴染という言葉の響きほど、あの頃の私たちの距離を的確に表すものはない。
物心ついた時から隣にいて、互いの癖や機嫌さえも無言で察し合える関係。けれど、だからこそ踏み込めない一線があった。
北斗はいつも現実的で口数は少ないけれど頑固なほどまっすぐだった。
まるで北斗七星のように道に迷った時、いつでも変わらずそこにあって進むべき方向を静かに指し示してくれる存在。
どんなに周囲が暗闇に包まれようとも揺らぐことのない羅針盤のような彼を、私はいつだって頼りにしていた。
一方の天ちゃん、つまり私は気まぐれで夢見がちでどこかつかみどころがない。
まるで夜空をどこまでも気ままに流れていく天の川のように、手を伸ばしても指の隙間をすり抜けていくような人間だった。
私の周りだけはいつも新しい風が吹いていて、彼は呆れながらも私のとっぴない話にいつも付き合ってくれた。
ある夏の夜、川びりの土手に並んで座りながら私はふと膝を抱えて行った。
虫の音が小さく響く中、夏の湿った夜風が私の髪を優しく揺らしていく。
「ねえ、北斗、私たちって本当に似てないよね?」
不意をつかれた問いかけに北斗は少しだけ口元を引き締めた。
「そうか?」
「そうだよ。あなたはいつも冷静で、私なんていつだって風まかせなんだから。
03:02
まるでお互いに背中合わせて全く違う世界を見てるみたい。
横顔を盗み見ると北斗七星の冷たい光を映したような彼の瞳が、
暗闇の中で静かに輝いていた。
その表情の奥にある本当の気持ちが知りたくて、胸の奥がきゅっと締め付けられる。
夜風に混じって彼の匂いがほのかに鼻をかすめ、私はぐっと膝を抱え込んだ。
本当は言いたかった。
あなたがどんなに遠くへ離れて行こうとも、私の視線の先はいつもあなたがいるんだと。
どれほど性格が違っていようとも、私の夜空の真ん中にはいつだってあなたが輝いているんだと。
けれど天の川は北斗七星には届かない。
星の定めに縛られるように、私たちは幼馴染という一定の距離感を保ったまま、季節だけを重ねていた。
その線を越えてしまえば、二度と元の関係には戻れないこと、私たちは直感で知っていたからだ。
北斗、もしさ、私が急に消えちゃったらどうする?
ふざけたように試すような、そんな声がふと口をついて出た。
自分の言葉に驚きながら、私は彼の横顔を盗み見る。
消えるわけないだろう。お前はいつもそのへんぷかぷか浮いてるんだからさ。
からかうような口調で、でもどこか必死さを隠すように北斗は言った。
何それ。クラゲみたい。私は思わず声を上げて笑った。
夜空の星たちが私の笑い声に合わせて揺れたような気がした。
その笑顔の裏で募る切なさを隠すように、私は視線を夜空の星に逃がすしかなかった。
正反対だからこそ惹かれ合うのか、それとも正反対だからこそ結ばれないのか、答えの出ない問いが夏の夜の空気にゆっくりと溶けていく。
そして季節は巡り、星が一番美しく輝く夏の終わりの夜、私たちはいつもの土手にいた。
秋の気配を含んだ風が少しだけ肌寒く感じられる。
隣に座る北斗の姿はいつにも増して大きく、そしてどこか遠く感じられた。
ねえ、北斗、なんだよ。
06:03
いつもの何気ない会話のはずなのに、彼の声にはどこか言い知れぬ重さと切なさが含まれていた。
私ね、と言いかけた私の言葉を遮るように北斗が静かに前を向いたまま言った。
俺、遠くの町に行くことになったんだ。もっと星がきれいに見える別の場所へ。
進路が決まったんだ。
心臓が大きく跳ねた。夜空の星たちが一瞬音を立てて瞬いた気がした。
目の前が真っ暗になるような感覚の中で、ただ時間の針だけが残酷に進んでいく。
引き止めたい言葉は喉場で出かかったのに、北斗七星のように動かない私は、ただ静かに頷くことしかできなかった。
彼の夢を、彼の未来を私が縛るわけにはいかないことを知っているからだ。
そっか、恥しいな。
絞り出した自分の声は驚くほどかすれていた。
北斗は少し寂しそうに、でもどこかすっきりと微笑んだ。
その表情はこれから広い世界へ羽ばたいていく星のようだった。
そして立ち上がりながらこう言ったのだ。
大丈夫だよ。お前がずっとその場所で笑っていてくれるなら、俺、どんな夜空にいても迷わないから。
それは告白のようでいて、やっぱりただの幼馴染の言葉だったのかもしれない。
それでもその夜の天の川の輝きを私は一生忘れないだろう。
北斗七星と天の川。
正反対の空を見上げる私たちの名前のないあまりにも淡い夏の記憶。
遠ざかる彼の背中を見送りながら、私は冷たく瞬く星に誓う。
いつかこの果てしない夜空の対岸でもう一度あなたと巡り会えたなら、今度こそ違う言葉を伝えられるだろうか。
おしまい。ありがとうございました。
今回はね、夜空の対岸、天の川と北斗七星がね、ちょっと調べてみたら、正反対にいて近づくことはないみたいな感じで書いてあったので、そこらへんを取り入れてみました。
09:00
そしてね、私は毎日ね、おもやから離れ、自分が今寝起きしてるところに一旦外に出るじゃない。
で、そこからね、今日はね、17歩だった。日によってさ、おもやから離れまでの歩数が変わる。
なんだろう、ゆっくり歩く時と、ちょっとさ、小雨が降ったりすると小走りになるじゃない。そういう時にね、やっぱ歩数が違う。
で、いつも離れに行くまでの間の途中の真ん中で立ち止まって、夜空を見上げると北斗七星が見えるの。
で、そこをね、毎回ね、カメラで毎日撮ってるの。暇でしょ。
でもね、すごい綺麗なんだよね。で、唯一私がわかる星座が北斗七星っていうのね。
その辺を取り入れたシナリオを書いてみました。もう少しね、裏話をね、次のコーナーでしたいと思います。
10:12

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