1. 琴音の音cafe-朗読タイムー
  2. 2026年9月9日配信分
2026年9月9日配信分
2026-09-09 10:10

2026年9月9日配信分

本日配信されたNFRSポッドキャストの最新エピソードです。いつもご視聴いただきありがとうございます!ぜひお楽しみください。

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00:07
琴音の音cafe 今夜の朗読はタイトル
次に座るあなたへ 作者は琴音です。
木の扉を開けると、焙煎された豆の香ばしい苦味と、入れたての酸味がふわりと鼻腔をくすぐる。
都会の片隅にある、その小さなお店は、名前を音の葉コーヒーと言う。
壁一面に飾られた古い小説の表紙や、磨き上げられたアンティークのカウンター。
そして、何よりの特徴は、どのテーブルの上にも、白文字の紙と鉛筆が置かれている。
この店には不思議な習慣がある。
席に着いた客は、コーヒーを待つ間や帰り際に、その紙に次にその席に座る誰かに向けた、ほんの一言二言メッセージを残していくのだ。
会話を交わすわけでもなく、顔を合わせることもない見知らぬ誰かへ。
鉛筆の芯が紡ぐ静かな手紙。
午後三時、午後の柔らかな西日を浴びながら、窓際の席に一人の青年が座った。
彼は都会での仕事に疲れ、しばらくの間心を休めるために、この町へやって来ていた。
目の前に置かれた白文字の紙には、どこか不器用でありながらひたむきな優しさに満ちた文字であった。
そこにはこう記されていた。
今日この席に座るあなたへ、もしかしたらあなたは今とても疲れているのかもしれませんね。
あるいは誰にも言えない痛みを抱えて、ただ一人で息を潜めているのかも。
大丈夫です、ここはどんな重荷も一旦そっとおろしていい場所です。
あなたが今日ここで飲む一杯のコーヒーが、乾いた心に染みわたり、明日へと向かう小さな勇気に変わりますように。
おいしいお菓子でも食べてどうぞ肩の力を抜いてくださいね、と書かれていた。
読み終えたのと同時にマスターが静かにカップを置く。
カップの表面で琥珀色の液体が揺れ、心地よい苦味の香りがしてきた。
03:07
青年は自分の胸の奥が熱いもので満たされるのを感じた。
ついさっきまで自分の人生の選択が全て間違いだったのではないかという絶望感に襲われていた心に見知らぬ誰かの手のひらがそっと触れたような気がしたのだ。
彼はその言葉に導かれるように今度は自分が次に座る誰かへ向けて鉛筆を走らせた。
自分がもらった優しさをそのまま別の誰かへとバトンタッチするように。
今日この席に座るあなたへ。
もし今あなたが何かにつまずいていたり心が少しだけ重かったりするならどうか無理をしないでください。
ここのコーヒーは苦味が強いのですが不思議と後から甘い余韻が残ります。
窓から見える並木道を揺らす風はただ通り過ぎていくばかりのようでいて実は私たちの肌を優しく撫でてくれています。
今日という一日があなたにとってほんの少しだけでも温かな時間になりますように。
美味しいコーヒーと穏やかな静けさがあなたの心を包みますように。
書き終えると青年は大きくため息をついた。
胸の使いがいつの間にかすっと消えていた。
彼はその紙を元の場所へ丁寧に置き、コーヒーの代金をテーブルに残して店を後にした。
それから一時間が過ぎた頃ドアベルが静かな音を立てて鳴り一人の女性が店に入ってきた。
彼女は昨日長年勤め上げた仕事をやめたばかりだった。
これからの人生の道筋が見えなくて胸のあたりが冷たく凍りついたように不安だった。
マスターに促され彼女は窓際の席に腰を下ろす。
テーブルの上を見ると一枚の紙が置かれていた。
そこには誰かが鉛筆で書いた文字があった。
女性は手に取り一文字ずつゆっくりとまるで自分自身に語りかけるように読んだ。
06:00
今日この席に座るあなたへ。
読み進めるうちに彼女の瞳から大粒の涙がぽろりとこぼれ落ちた。
それは悲しみの涙ではなく凍りついていた心が温かな春の光にふれてゆっくりと溶け出すような涙だった。
自分は一人ではないのだという実感が静かな活力を彼女の胸の内に満たしていく。
カウンターの向こうでマスターは静かにカップをふきながらその様子を優しい眼差しで見つめていた。
言葉は声にならなくてもいい音にならなくてもいいただ紙と鉛筆のわずかな摩擦を通じて人と人のぬくもりがこの小さなカフェの空気をめぐり続けている。
音の葉コーヒーの時間は今日も静かにそして温かく流れていた。
おしまい。ありがとうございました。
えーっとね、今回は私が大好きなコーヒーの香りと、あの鉛筆とかね、紙ですよね。
あの鉛筆がさ、紙の上を走る音、心地よくないですか?
ね、私は大好きなんですよ。
あのなんとも言えない音、ね。
リスミミちゃんはどうですか?
だから私はね、あの大好きだからね、よく子供に前も話したと思いますが、
あの誕生日とかに、あの、あの私が書くんじゃなく、手紙をもらう側ですけどね。
でも、あの日記は以前話しましたけど、毎日続けて書いてるようにしてます。
書いてるように?書いてます。
もう文章がおかしくなっちゃった。
ね、あの、大人派コーヒーがね、私の街にあったらいいなぁと思いながら書きました。
ほんのささやかな心のバトンがあるだけでさ、見知らぬ誰かの心がふとつながれると、ちょっぴり嬉しくなりませんか?
私はね、ちょっぴり嬉しくなっちゃう。
ね、そして今帰り道のリスミミちゃんや、これから迎える夜の時間がね、温かなコーヒーの余韻に包まれ、穏やかなものになりますように。
ね、そんなメッセージもちょっぴり加えてあります。
ね、あのコーヒーリスミミちゃんはどんな味が好きですか?
私はね、酸味はちょっとがいいかな。で、苦味が多いほうが好きかな。
09:00
昔はね、あのコーヒー、えっとね、ドリップコーヒーだとね、1日10杯とか飲んでたの。
これ飲みすぎでしょ?ほどほどにしなきゃいけないでしょ?
だから最近は、本当に自分の好きなコーヒーの味、結構ね、ブルーマウンテンが好きなんだけど、お高いじゃない?
だから、そう、自分のご褒美の感じでね、1杯を入れて香りを楽しんで、一口をゆっくり飲むようにしてる。
大人な飲み方でしょ?
で、あとね、カルディとかだと1パックずついろんな種類が売ってるから、あのね、前買ったのは栗の味とか、お芋さんの味とかも買ったことある。
あとね、クリームソーダの味とかも買ったことある。
そういったのをいろいろ楽しみながら、自分へのご褒美探しもしています。
10:10

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