1. おおさかBookラジオ〈大阪×本×声〉
  2. #173『ためらいの看護』西川勝
2023-06-01 03:30

#173『ためらいの看護』西川勝

#173『ためらいの看護』西川勝

00:08
ためらいの看護、西川勝さん、です。
出会ったのは、トイブックス、本町にある本屋さん。
トイブックスという本屋さんがあって、そこで出会いました。
結構、自分が最近ケアに関する本が気になっていて、トイブックスがTwitterで違うケアの方をお勧めしていたので、それを見に行ったら、隣にこのためらいの看護という本があって、
ちょっとこっちの方が自分の気分的に近いかもと思って買いました。
この方は福祉関係で、介護の方ですごく働いている方で、精神病院とか等席とかそういうところで看護師としてケアをする立場で、
いろんな方と携わってきたエピソードが数多く語られるんですけど、
人間の尊さに触れるようなエピソードがたくさんあって、精神病だと本当に寝たきりの人とか、
自分の意思は本当は出せないけど、実はこう思っているみたいなところをどうケアしていくかっていうのを、
どちらかというと看護学生に向けて書かれた本に近いですけど、
私が読んでもケアってすごい大事だし、人間がいろんなものを困ってそういう状態になった時に、
どういうケア、どういうふうにその人と対立するべきなのかとか、
人間の尊厳に関わるようなことに対して、すごくちゃんと向き合って書かれている本だなとか、
自分が別に看護師を目指していなくてもすごく心に触れるエピソードであったり、
ケアに対する考え方っていうのを学べたっていう意味ではすごくいい本だなと。
でもやっぱり、精神病の方とかもそうです。死に近い病を抱えている方という方と対立した時に、
それをどう受け止めるかとか、寄り添うということがすごく難しいんだけど、
それをどう対処していくかというエピソードがたくさん語られていて、
自分自身もやりすぎたなという時とか、寄り添うという時は、
ただその人たちのお越しを得るんじゃなくて、自分も与えてもらっている関係であるということをすごく書いている感じがして、
それが全体的なエピソードに全部ある気がします。
尊いなって人ってどんな状況でも尊くて、
03:01
それをちゃんと自分にしていることっていうのがすごいんだけど、
自分がいろんなことを考える上で足がかりになる。
03:30

コメント

スクロール