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大阪Bookラジオ
学校、高校生の時かな。
本は、マイヒメが、教科書にマイヒメが載ってて。
夏目漱石?え?夏目漱石?森妖怪。森妖怪のマイヒメが載ってて。
朗読で、テープで聞かされた時に、泣いちゃって最後、もう悲しくて。
で、その時先生が、すごい感情豊かな子だねって、ちょっと引き気味で言ってくれたのが嬉しかったけど、
おまえになって読んだら、おまえになっちゃったのと、
あと本は、江國香織さんが好きで、高校生の時に。
あー、名前が忘れたな。
『つめたいよるに』っていう小説、短編小説集があるんですけど、
この話が全部好きで、全部よくて、
大学に行って文学部の国文科の先生に好きな話をのせて、
ちょっと感想書くみたいなのがあって、一つ選んで出したんですけど、
それはお寺のお坊さんが、ちっちゃい女の子に恋をしてしまって、
最後、恋はダメだから、見習いのお坊さんでダメだけど、
抑えきれなくなって最後鳥になっちゃうっていう話があったんですけど、
この先生からは、夢見すぎというか、現実じゃないから好きじゃないって言われてたのが、
すごい印象に残ってた。そっかー。
そういう話、よくありますね。
そう。真面目な感じの先生だった。
やっぱり、研究者と作家っていうのは全く別種類。
なんかいろいろ思い出して。
思い出の?
思い出の、私インディーズの誰も知らない。
ばっかり聞いてたんですけど、サイクロンズっていう人が大好きで、
サイクロンズっていう有名なので言うと、パッチギの映画の最初に、
カセリョウさんがたぶん、GSバンドのボーカルがカセリョウさんで、
そのバンドメンバーでサイクロンズが出てたんですよ。
どんな系統の?
GS。
GSを現代風に?
ちょっと現代風になってます。
高知の大学行ってたんですけど、高知のライブハウスで見て、
京都に来て、ずっと十何年忘れてって、ある日サイクロンズってどっかで目にしたときに、
知ってるってなって、通ってたんですけど、子供が生まれても行けなくなりました。