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2025-07-24 07:34

#289『芳賀日出夫』について

#289『芳賀日出夫』について

サマリー

このエピソードでは、民族学者の羽賀秀夫についての考察が展開され、彼の研究や作品が神社や風習とどのように関連しているかが語られています。羽賀の視点を通じて、現代における儀式とコミュニティの関係性が再評価されています。

羽賀秀夫の研究
おおさかBookラジオ
最近だと、民族学。
民族学、柳田邦夫でいるじゃないですか。
それより、もうちょっとオカルト寄りの、
羽賀秀夫ってご存知ですか?
羽賀秀夫っていう民族学者が。
生まれは、もう元、全然柳田寄り後輩。
1920年代生まれとかなんですけど、
神社、神社仏閣と小さい村の昔からある風習とか、
ちょっとそっちの神事。
僕からすると、オカルトのジャンルに入る感じなんですね。
その、羽賀秀夫っていうのは、
写真家で、民族学者で出物もするっていう。
その作家さんに、ちょっと最近注目してます。
特徴ってどんなの?
特徴、たぶんその当時というか、
きっと柳田以降の民族学、人類学、文化人類学とか、
そこら辺で、わざわざ足を運んで現地まで行って、
ちょっと閉鎖的な村とか、
そういうところの風習を取材するって、
たぶん、きっと羽賀秀夫以外にも何人かいるとは思うんですけど、
あんまり僕そこ詳しくなくて。
羽賀秀夫だけで言うと、
結構、やっぱり世に出づらいような情報が、
外へ向かわないような小さい集落とかの儀式とか、
そういうものを写真と文章で紹介してるんですけど、
結構日本全国規模で網羅してる感じがあって、
面白いんですね。
タブーに触れる感じですか?
そこまで、
いや、なんて言うんでしょう。
タブー性のある出来事って言うんですかね。
そういうものをタブーとして発信するとかではなく、
わけ隔てなく、全部バーッと情報に載せちゃってて、
文章側としてはタブーじゃないの?みたいな、
そういう風に思えるようなこととかも文章に書いてあります。
この方の研究で、
ごめん、すごい撮ってびっくりしたみたいな、
舞台で見たことがある方は?
結構、全部びっくりして、
その、なんでしょう。
現代のお祭りと儀式
主にお祭りがメインなコンテンツになってくるんですけど、
今まで京都の祇園祭とか大きいお祭りなら、
あるのは知ってるじゃないですか。
でもその祇園祭が行われてる時に、
同時に実は小さいお寺とか神社でも、
その独自の儀式とかお祭りが実はやられててみたいな、
情報がこんなにあったんだみたいな驚きがありますね。
本来祭って、アマゾンとか原始的なお祭りは、
いわゆる精神世界。
飛んで向こう側を見ようみたいなものじゃないですか。
そういうお祭りって、そもそもが常識外のところに行ける、
短い、特別な、そこだけでは何やってもいいよみたいなところだから、
今の時代難しいです。
だから今の時代、特に本来のお祭りの持っていた目的だとか、
ものがもう薄くなっちゃってて、
弱くなっちゃうんですよね。
本来は最も大事なコミュニティにおける霞抜きというか、
もう何か出す場所だったのに、
今はもう観光、観光というか儀式。
だから本当の面白さってなかなか感じられにくい、
ただの観光行事になっちゃう。
羽賀秀夫の本自体が80年代とか90年代で既に古いんですけど、
その既に古い本の中に、
もうこの習慣はきっと滅んでいるだろうみたいな書かれ方とかしてて、
本当に僕らが知らないところで、
もうとっくになくなっているお祭りとか儀式とか、
たくさんきっとあるんだと思います。
生き残っている儀式でも、
境外化しちゃって観光客抜けに、みたいなものも、
どうなんですかね。
本で読んでいる中では、
まだこのお祭りは精霊とのつながりがあるみたいな書かれ方、
その本にはしているんですけど、
じゃあもう二、三十年経っている、
今現在そのお祭りがどうなっているかというのは、
本当に見に行かないとわからないですね。
まとめを。
まとめ。
僕はそこらへん、
ここ数年で興味がより増えてきたので、
ゆくゆくはなるべく足を運んで、
現地の生のそういう風習を、
それこそ境外化しちゃっていないようなものに触れたいな、
という気持ちがおります。
常識に縛られているから、
そういう世界を考えて、
豊かに、本当に豊かになれないですよね。
そこは思いますね。
みんな不幸ですよね。
そういうのを絶滅しちゃっている。
そうですね。
人が味気ないというか、
すごい植物的な状態ですよね。
戦いましょう、我々は。
戦って。
もちろん。
穴穴開けましょう。
穴穴開けましょう。
これからもよろしくお願いします。
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