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2025-03-01 09:04

#274『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督

#274『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督

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おおさかBookラジオ
PERFECT DAYS ヴィム・ヴェンダース
いや、劇場は見逃したんですよ。
去年、年末かな?サブスクに入ったんで、見ました。
前情報なしに?
前情報は、まあ、僕は基本的に予告編も見ないんで、見たいと思ってるやつは見ようと思ってたんで、情報入れなかったんですが、
客商売してると、お客さんが勝手に喋ったりとかもあって、たまにネタバレとかも食らうんだけど、
PERFECT DAYS はネタバレというよりは、僕と聞き合いそうなお客さんたちが、みんな普通やったでって言ってたんで、
もしかしたら合わんかもってちょっとだけ思ってて、
ただの日常系やで、そんなに合わんかもとかも何人かから言われてたんで、全然期待してなかったんですよ。
まあでも、見てみようかなみたいな、全然期待せずに見たら、とんでもない日常系の中に隠されたメッセージみたいなのが見えて、
僕の勝手に思い込むかもしれへんけど、めちゃくちゃ面白い映画やなと思って、
僕がほんまに好きな部分は、主人公の平山、役所工事をやってる平山が、
映画の冒頭からもう、この人ルーティーンで生活してんだよなみたいな、女姉妹にし、
コーヒーとか、
そうそうそう、掃除の仕事してみたいな、
毎日同じことしてるのがいいと思ってる人に見せてるけど、ほんまは違うんやろなっていうのは、
映画見てて思って。
おっきい幸せを取りに行こうと思ったら取りに行けるけど、
その後の寂しさ、つらさに自分が耐えられへんっていうのをわかってるから、
平坦でいいんやと思ってるんやろなっていうのが見て取れて、
そこが、あの映画で僕は惹かれたポイントです。
なんか日常風やけど、全然違うなっていう。
その、ほんまに、すごい気弱い人なんやろなっていう。
そこが僕は面白く思えましたね。
あの、部屋のちょっとした工夫とか、なんかDIY精神っていうか。
はいはい、棚のね、本のところとかね。
ぴったり、窓のところ、ちょうどサイズがきっちり。
貴重面のね、感じがいいですね。
車もなんかすぐ取り出せるようにして、こだわって。
自分用に使いやすくしてましたもんね、掃除道具もね。
でもその、大きい幸せは怖いけど、ちっちゃな幸せは欲しいんやろなって思ったんが、
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あの、便所に丸ペケのやつをさしてたところとかが、ほんのりの少しの変化。
それは求めるんやなっていう。
確かにあれは、結構ポイントですよね。
そうそうそうそう。
楽しそうにしてるけれど、そこまでは大きなオーバーなアクションじゃないけど。
わざわざその人と会って話そうとかはないというか。
もしかして、がっかりしてしまったらどうしようとか。
だから、人に期待しすぎてしまう性格なんやろなっていう。
そういう意味では不器用に生きてるんかなっていう。
そうは良かったですね。
ああいう人の気持ちがわからん人って言うじゃないですか。
なんかもっとちゃんと働いたらええのにとか、もっとお金、仕事あんのにとか。
そうじゃないんやろなっていう。
妹がそれの代名詞みたいな。
そうですね。
あれがないと弱くなっちゃう。
妹の娘が来るとことかも良かったですね。
子供の頃に小学校の時に誕生日会を自分たちでして、
みんな来て誕生日やって、夕方みんな帰るじゃないですか。
あっという間に寂しさ耐えられなかったんですよ。
それをすごく思い出して。
逃げられるとこが急に。
これになるぐらいだったらもうせんほうがええわと思って、
次の年からしなかったんですよ。
あの感覚が嫌すぎて。
誰もおらんとこで泣いてたんですよ。
寂しすぎて。
確かにそういう人前に出る人の闇って言うからやけど、
そのワーってなった時とアイドルとかがめちゃくちゃ辛いのは楽さですよね。
そうですね。
現実と。
そういうところを入れてるんだなと思って。
面白い感覚だなと思いました。
しかもドイツ人の監督が撮ったっていうのが。
アキ役もそれぞれの個性を出してました。
フェスパーで来たりとかしたりとかして、
フェスパーじゃなくてもいいけどフェスパーにもつけることによって、
この人に好きなものがたくさんあってみたいなと思ってたりとか。
カセットテープはなんでパティ・スミスなんだとか。
後々歌と繋げてたりとか。
あの映画面白いなと思ったのは、
昭和の部分いっぱい入れてレトロにしようとしてるんかなと思ったら全然違くて。
日本の中でも一番最先端のトイレ出すっていう公衆現場。
東京の最先端のすごい公衆現場ばっかり回ってるっていうのも面白いなと思って。
その対比。
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どんどんいろいろ進歩していって進んでるっていうのも見えてるんかなと思って。
あのトイレにはちょっとびっくり。
あんなのが今あるんだってちょっとびっくりしました。
そりゃああんな綺麗なのどうするんだみたいな。
ちょっと恐ろしさを感じました。
でも誰かが必ずちゃんと管理して掃除してるんですよね。
結局セルトとか出してみたりとか。
面白かったです。
もう一回見てみて。
いい映画ですよね。
普通に日常系として見てもいいけど、
もっと平山のこう考えてるのかなとか思いながら見るとより深く見れそうな気がします。
多目覧がいいですよね。
あの映画を好きっていう人とは気が合うんじゃないかって思わせるような。
それでなんかあれはなんかつまらないっていう人はなんかちょっと合わないんじゃないかって。
そういう怖いけどね。
僕はそれは思わないです。
あれつまらないっていう人もいっぱいいてますもん。
映画はエンタメじゃないと嫌っていう人もいっぱいいてるんでいいと思います。
あの映画好きな人は多分映画マニアやと思います。
映画見すぎてる人は面白がる気がします。
ルーリードもすごいあの監督好きなんでしょうね。
ルーリードってなんかそういうテーマが割と都市生活のコモゴモみたいな。
やっぱりその東京の都会の人たち。
もう一回見たくなりますね。
タイトルで皮肉も入ってていいですね。
あのタイトル見て映画見て笑う人も言ってるんでしょうね。
動画完璧な日々やねみたいな。
分かる人には分かるというか
あんなにストレス抱えずに幸せに生きてるのは完璧やろうと思う人も絶対いてると思うんですよ。
でもその地位も名誉も取りに行かずに何が幸せやって思う人もそりゃいてるやろうしね。
国民全員平山だったらそれはそれでまた困りますね。
経済回らないですからね。
映画見て僕は平山側やなって思いましたよ。
私も完全に同じです。
植物とか育てたり写真を撮ったり
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