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おおさかBookラジオ
お話しするのが、ドストエフスキー作『悪霊』です。
上中下巻、上下巻か、になってまして、すごい長いんですよ。
でも長くて、初学で読むのはちょっとつらい作品なんですけど、
僕も結構時間かかって読んだんですけど、すごい深淵に引っかかるものがある作品で、
舞台はロシア、19世紀ロシアなんですけど、
ある村に一人のカリスマ的な悪魔的な人間が舞い降りて、
その村がぐちゃぐちゃになるって話で、
若い青年たちが、いろんな思想を持った青年たちが持って、
その自分の思想によってみんな破滅していくっていう、めちゃめちゃうつ小説なんですけど、
その群蔵劇で、ただ回来には実はBL小説として読んでいる人が一定数いて、
ドストエフスキーのBL回来で一番人気の作品でもあるという、
いろんな楽しみ方があって、いろんな評論の仕方みたいなのがありまして、
多分思うことって人によって全然違う小説なんですよ。
僕はそのある人物の思想、ここでは言わないんですけど、
にどっぷりこいつ面白いこと言うなみたいなのにハマってたって、
そういった意味で、それこそ悪魔がつく悪霊的な本なのに、
で、みたいな小説なんだなって思う一冊です。
ちょっと読むのに勇気いりますけど、ぜひ読む気になったら読んでみてください。
以上です。
ドストエフスキーです。
ホラー、人間怖いというか、人間って愚かだねってちょっとニヒリズム的な小説で、
霊っていうのはキリスト教時の霊なんで、お化けが出てくるわけじゃないんですよ。
キリスト教の聖書に書いてある、豚に悪魔がついてブヒブヒ言いながら
みんな川に飛び込んで死んじゃったっていう話があるんですけど、
それが最初に書いてて、それが人になってるみたいで、
みんな疲れたように新しいロシアはこうだって言って、
青年たちが若い青年の圧力、熱気で言うんですけど、
みんなそのまま破滅していく、それぞれの思想の下で。
なんかリンチ殺人が起こったり、殺人が起こったり、
みんなそれぞれ熱い思いを持っている連中なんですけど、
っていう小説なんです。
上下間でロシア文学、そうですね。
初心者向けドストエフスキーは地下室の式です。
その次ぐらい。
どっかの人生のタイミングで余力があったら
チャレンジしてみる価値はある。
読んだだけで、こんなすげえ小説があったんだなと思うのは
あんまりないんですけど、
大抵楽しかったねって、よかったねなんですけど、
これはすごいって思ったのが一冊なんです。
心からの感動っていう。
古いタツヤの感動ってあんまり感じないタツヤなんですけど、
それ感じて今でもたまに読み返したくなるっていう。
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でもやっぱり時間かかるんで、読めないですよね。
一回感動を覚えると。
フェスとは?
そう、笛で。
近いよね。
スタブローギンっていう男で、
それは笛吹き男の悪魔的な人間。
サターンみたいな。
そいつの還元でみんな謎の思想みたいな。
すごいよね。そいつ自体でも何も感じないんですよ。
熱意とかも。
ただ人をうまいこと言って破滅させていくだけみたいな。
ハーメル?
ハーメルの笛。
あれと同一人物された、しかもカリスマ性がある男のやつ。
女性は子供を連れてくるよね。
子供が村の人たち、青年たちみたいな。
平穏やったロシアの田舎村が、そいつら来たせいでむちゃくちゃなっていくみたいな。
狂っちゃう人もおれば、放火事件もあったり。
みんな主要人物でいろんな理由で死んでいくっていう。
悪霊を読んでから、今のロシア情勢の見え方が変わる。
プーチンが考えている、いかれたしそうな根源もそこにあるんじゃないかっていうのも感じられるっていう。
特に今オススメですね。
今一番世界的悪霊みたいなもんですよ。
じゃあ今こそ読むべき。