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2026/09/24 羽ばたけ!ムーちゃん
2026-09-26 12:47

2026/09/24 羽ばたけ!ムーちゃん

 「ハゴロモ」の成虫と「完全変態・不完全変態」について

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サマリー

秋の八ヶ岳高原で見られる雲や植物の変化を紹介し、ホトトギス、キバナアキギリ、トリカブト、ミズヒキ、シュロソウ、ウドを観察します。特にウドについて、食用や薬草としての利用、実と種、ことわざの「ウドの大木」に触れます。後半は、田中で見つけたスケバハゴロモの成虫を取り上げ、完全変態と不完全変態の違いを説明します。ハゴロモやセミ、カメムシ、バッタ、トンボ、カマキリなどは、幼虫から脱皮を重ねて成長する不完全変態の昆虫として紹介されます。

秋の雲と植物の移り変わり
羽ばたけ!ムーちゃん。日本の国庁大村崎。 豊かな自然に囲まれた八ヶ岳高原の
北斗市長坂町は、全国一の生息地です。 大村崎センターは、
NPO法人昆虫の生地プロジェクト実行委員会が運営しており、
夏になると、美しい大村崎と出会うことができます。 大村崎センターは、
自然環境を図る基準ともいえる 大村崎の保護と研究、
それらを取り囲む自然環境の保護に取り組む中心的な施設です。 大村崎センターは、
大村崎と友達になること、 森と友達になること、
自然と友達になることを お手伝いするプログラムを用意しています。
大村崎センターへの訪問を心よりお待ちしております。
今週も羽ばたけ!ムーちゃんの時間がやってきました。 今日は、北斗市大村崎センターの小林美香がお伝えしていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
暑さ寒さも日頑張れとはよく言いますが、 ここ数年は夏が長引くことが当たり前のようになってきてしまいましたね。
10月や11月に突然夏日のような暑い日があったりするので、 半袖の服も長袖の服も1年中すぐ使えるようにしておくことが増えました。
季節ごとに着るものの準備をする衣替えの習慣を見直さないといけないようになってきていますね。
とはいえ、北斗市は標高が高いということもあって、 8月のお盆を過ぎれば朝と夜は肌寒いぐらいの日もありました。
そして9月に入るとそれがさらに加速していったようにも思いますね。
特に雨が降ると気温は一気に下がって慌てて長袖の服を出すなんていうこともありましたね。
冬から春になるときとは逆にこれからは一雨ごとに寒さが増していきます。
今年の紅葉の時期も待ち遠しいんですが、秋が来たと思ったらまたすぐ冬が来てしまいそうな気がします。
春と秋が年々短くなってきているとも言われていますが、 だからこそこの短い季節を楽しみたいですね。
日中はまだ汗ばむほどの気温になることもある9月ですが、 空を見上げれば秋らしさを感じることができます。
9月も中場を過ぎた頃から入道雲のようなもくもくとした雲よりも 薄い雲が全体に広がっているというのをよく見るようになりましたね。
ウロコグモとかイワシグモと呼ばれる雲の形ですね。
この雲の形が夏とは違ってくるのは気温の高さが関係しているんです。
夏は強い日差しと高い気温で地面がとても暑くなります。
その暑くなった空気で上昇気流が起こりやすくなって、 もくもくとした縦長の立体的な雲ができやすくなるんですね。
それが秋になると気温が下がってくるので、 全体的に広がる雲ができやすくなるということですね。
そういう雲が増えてきたということは、 気温が下がって秋がやってきた証拠とも言えますね。
棚田へと向かう吊り橋の近くの道では、 8月の終わり頃に咲き出したホトトギスの花が、 9月半ば頃にはもう花が終わってしまって種ができていました。
それと入れ替わるようにして、 その周りではキバナアキギリが花を咲かせていました。
今年はちょっと出遅れているのかなといった感じの鳥かぶとの方なんですが、
こちらはキバナアキギリの花と同じ頃に、 蕾の形がやっとかぶとのような形へと成長していて、
キバナアキギリの花よりもちょっと遅れて、 紫色の花が咲き始めました。
ウドの特徴と利用
その道沿いでは他にも小さなピンク色の花をつけるミズヒキ、 そして赤黒い色というんでしょうかね、
濃いエンジン色のような黒っぽい花をつけるシュロソウという植物も見られます。
シュロソウの花も外に終わっていて、 独特な形をした種ができていました。
数は少ないんですが、その近くにはウドの花も見ることができました。
ウドというと春先に山菜として知られていて、 春先に出てくる新芽の柔らかい部分を食べると、
独特の香りが感じられる野草ですね。
実は夏から秋にかけて咲く花も食べられるそうで、 この花の部分にも独特の香りがほのかにあるそうです。
また根っこは薬にもなるそうで、 解熱や離尿作用があって、風邪の初期症状に効果があるそうですよ。
このウド、花が終わった後に実がなりますね。
最初は白い色をしているんですが、熟すと黒っぽくなって、 この熟した実の中にはさらにまた小さい白いゴマのような小さな種が詰まっています。
鳥に食べられた実がどこかで発芽して、 このウドがあちこちに増えていくかもしれませんね。
ではここで一曲お聴きください。
スピッツで花の写真
FM八ヶ岳、羽田家、むーちゃん、北都市大村崎センターがお届けしています。
ウドの大木という言葉がありますが、 ウド自体はそんなに大きな木にはならずに、
どちらかというと草が大きく伸びてしまったような姿をしています。
またウドの枝は大きくなっても柔らかくて使い道がないということから、 役に立たないという意味でこの言葉が使われますね。
実際には春も秋もおいしく食べることができますし、 薬草としても利用できるので、とても役に立つ植物と言えるんじゃないかなと思います。
ホトトギスにキバナアギギリ、鳥カブトにウド、そういったたくさんの植物が観察できるこの場所は、そんなに長い道のりのところではないんですね。
ですが季節によってはこれだけの様々な野草が同時に見られる場所になっています。
夏は草に覆われてしまっているのですが、自然公園の中では一番秋が感じられる場所だなぁと私個人は思う場所です。
軽いお散歩にもちょうどいい場所なので、ぜひ歩いてみてほしいなと思います。
スケバハゴロモの成虫
先々月ぐらいだったでしょうかね、ハゴロモという昆虫の幼虫についてお話したかと思います。
お尻のあたりにふわふわの白い羽飾りのようなものがついているとても小さな幼虫というお話でしたね。
9月に入ってすぐの頃なんですが、田中に生えているクアの木の葉っぱの上にこのハゴロモの成虫を見つけました。
国内に生息しているハゴロモは何種類かいるのですが、田中で見つけたハゴロモは羽の部分が透明で透けているので、スケバハゴロモと呼ばれる種類のものになります。
セミの羽とかハエの羽のような感じですね。
カメムシ木に分類されているので、一応セミの仲間ではありますが、見た目には小さなガそのものなんですね。
ただ体の部分だけを見ると幼虫の時の姿がそのまま残っているので、やっぱガとは違うなというのがわかりますね。
完全変態と不完全変態
ガや蝶はサナギの中で一旦幼虫の形が分解されて、新しく成虫の形が出来上がる完全変態という形で成虫になります。
幼虫から成虫になる間にサナギになるものがそうですね。
幼虫の体は一旦サナギの中で分解されて、成虫は作り直された形となって出てくるんですね。
中には成虫になっても幼虫時代の色や模様が残るものもいますが、幼虫の形とは別物になるんです。
大紫がこの完全変態になりますね。
この完全変態に対して不完全変態という形態を持つ昆虫がいます。
不完全形態はサナギにはならないで、脱皮を繰り返して少しずつ体が成長していきます。
その過程で幼虫の時には見られなかった羽が少しずつ出てくるんですね。
羽衣はこの不完全変態の昆虫です。
成虫をよく見ると幼虫の時にあった白いふわふわはなくなってはいるものの、体の部分が幼虫の時の姿とあまり変わっていないのがわかります。
この不完全変態の昆虫は羽衣の仲間のセミやカメムシのほかに、バッタやトンボ、カマキリなどがいます。
カマキリは本当にわかりやすいというか、卵から出てきた時にはすでにカマキリの姿をしているんですね。
ほんの数ミリの大きさでもカマキリになっているんです。
セミに関して言うと、セミの抜け殻をサナギと思ってしまいそうなんですが、あれは脱皮をした後の抜け殻になるんですね。
完全変態と不完全変態、この違いを覚えて昆虫を観察してみると、また違った目線で見ることができて面白いと思いますので、ぜひ覚えておいていただきたいなと思います。
大村崎センターの開館状況やイベント情報については、ホームページでご確認いただけます。
お電話のお問い合わせは、0551-32-6648までお願いします。
この番組は、NPO法人昆虫の生地プロジェクト実行委員会が運営する北斗市大村崎センターがお届けしました。
それでは、北斗市大村崎センターでお待ちしています。
ラジオではまた来週お会いしましょう。
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