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スピーカー 2
アイスさん、ちょっと一個聞いていい?
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
伊東に行ってからジャケットとかにも描いてる素敵なイラストがあるじゃないですか。
絵はいつ頃から描いてたの?
スピーカー 1
絵は小学生ぐらい。
スピーカー 2
絵も長いんだね。
スピーカー 1
絵のほうが長いです。
ギターを握っている時間より鉛筆を握っている時間のほうが実は長くて。
小学生ぐらいからずっと、それこそ週刊少年ジャンプの連載漫画家になりたくて。
高校生ぐらいまでその夢だったんですけど、あまりにもハードだという噂を聞いて諦めて、
自分が好きな時に好きなだけ好きな絵を描こうという風にして、職業にしない決断をしたんですね。
その後に音楽を始めて、音楽にも絵が活かせるじゃんということで後から合流して、
伊東に来てからはまさかの風景画を描き始めるというので、こんなにも絵が前に出てくるとは思わず。
小学生ぐらいの頃の気持ちで止まってますね、絵は。
スピーカー 2
そうなんだ。え、カホさんって歌のほか何かやってるの?
スピーカー 1
え、私?
スピーカー 2
ぎなりカホさんに振ってみる?
スピーカー 1
私、ごめんなさい、声ばっかりです。本当に声ばっかりです。
下筋かっこいいです。
いやいや、どうしよう、声しか出てこないやん。
私は逆にいろいろやってしまう飽き性なので、羨ましいです、その道一筋という方が本当に。
いやいや、絵描ける人尊敬してる、本当に。
私、よくトレーニングの時に棒人間みたいなの描くんですけど、こうやって動こうとかこうやって前屈しようとかそういう絵を描くんですけど、
アイちゃんのすごく、なんていうんですか、本物の風景を見てるみたいな感じになるじゃないですか。
光とか影とかもそうだし、私のは平面なんですよね、割と。
だけど、ときどきこれ見て、写真か絵かどっち?って思ってフェイスブックのを見てたりとかするので。
そうですね、光と影を描けるようになったのは本当最近で、やっぱり描けば描くほどいろんなものが見えてくるので、
なので光が見えるようになったから描けるようになったっていうんですか。
やっぱり描けるようになるよりも先に見えなければ描けないので、とにかく目を肥やすっていうのが絵を描く上では大事なんですけど、
スピーカー 1
多分伊東に来てから日常風景とか自然がすごい美しいなって思うようになったので、よく見るようになったんだと思います、風景を。
だからちょっと最近は描き込みすぎて、見えすぎて、もうちょっとシンプルにしていきたいなと思ってるんですけどね、ピカソのように。
スピーカー 2
分かる。
スピーカー 1
引き算をいつかしていきたいなと思ってます。
スピーカー 2
私ね、私実はもともと絵描きなんですよ。日本作家を目指してって。
私逆なこと思ったんだよね。
スピーカー 1
逆?
治療の時もそう。見えてるものになんかとらわれるから見えないようにしようってずっと思ってきた感じ。
スピーカー 2
見えてる、視覚から入ってくるものが意識にばっかり通じちゃって、意識じゃないところに自分のたどり着きたいところが多分あるんだろうなと思ったりした。
治療の時とかはいつも目閉じるんですよ。指先の感覚とかに研ぎ澄ましてる方が自分らしく表現ができたりするなと思ったりする。
スピーカー 2
そこで私の収録前にアイさんのアルバムとシングルをずっと聴いてたのね。
スピーカー 1
恥ずかしい。
スピーカー 2
言うなよ。
すごいすごく好きで、YouTubeとかで過去の本気で聴けなかったのをYouTubeで聴いたりもして、すごい飛びすましててかっこいいなっていうのもあったりとかして、
二頭に行って、音と音の間に揺らぎが生まれるような波を感じるような声に変わったんだなって思うような曲とかもあったりして、
全部がいいなと思ったり、きっとアイさんの中でストーリーがあるんだろうなと思ったりして聴いてたんだけど、
中で単純にね、いいなと思ったのがね、波に揺れてっていうアルバム?これ。
スピーカー 1
アルバムのタイトルかな?
スピーカー 2
にある最後の曲、揺れるっていう曲がね。
スピーカー 1
あー、ドレミファソラシドってやつですね。
スピーカー 2
そうです、そうです。
なんかね、いろんなの、私も表現をずっとしてきたから、表現をしてたり研ぎ澄ましてたり、こうじゃないか、じゃないかって思ってる自分のときも楽しいんだけど、
一番楽しいときって、なんかどう表現しようとかどうあろうとかが全部、そんなの何も感じなくって、
本当にポカンとしてるときかなっていうのがあって。
スピーカー 1
わかります。
スピーカー 2
それを、この曲を聴いたときはそういう気分になってる。
スピーカー 1
えー。
スピーカー 2
で、アイさんの揺れ動いてる、すごい研ぎ澄まして張り詰めてっていう風に触れてるときの曲もあるだろうし、穏やかに揺らいでる曲もあるだろうし、
でもなんかこう、その中間に戻ってきて、なんか、なんだろうな、ポカンとできそうな瞬間の曲。
なんか、私はなんかね、自理神経とかを求めて血の治療とかを呼吸してるんだけど、
いつも思うのはね、自理神経とか呼吸なんて意識してないときが一番いいんだよって思うときがある。
そんなの、なんか意識してるってことはどっか偏ってて、表現しずにはいられなかったりとか。
私ね、昔ね、ほんと小っちゃいときに野球とかをしてたときに、空から金粉が降ってくることが結構あった。
スピーカー 2
金粉?金粉?
わかんないけど、なんか視覚的に、なんか、わかんないんだけど、なんかこういうその、なんか光みたいなのが揺らい、もう舞ってくるっていうのがすごいあって。
小学生ぐらいのときにね。
それがもう、なんか草野球とかをして、もう無心で遊んでるときとかに起こったのね。
スピーカー 1
ん?なんだろう?なんだろう?
スピーカー 2
いや、それはない、いいんですよ。
スピーカー 1
いいんだ。そこはいいんだ。
いいの?金粉気になったんだけど。
スピーカー 2
なんかね、自分がポカンとしてるときに、逆に見えてない光みたいなのが見えたりして、
目でなんかちょっとオカルトっぽい話になっちゃうけどね。
なんか自分の状態を、すごく自分がこう、無心になっていい状態でニュートラリティであるときの認識をそういったので確認できるっていうのが子供のときにすごいたくさんあって。
大人になってからね、すごいそれを思い出すことがあって。
最近は、いろいろこだわったり、なんだかんだにするんだけど、すぐにね、まあいっかみたいな感じになるときがあって。
なんか、自理神経とか呼吸とか交換神経とか副交換神経とか、そんなの一切感じてないときが一番いいよねっていうふうに思うときがあって。
なんかね、すごくこのゆれるって曲がね、なんかルンルンして聴けるというかね。
なんて言ったらいいんだろうな。
スピーカー 1
いや、でもルンルンしてるのをイメージしながら作りましたね。
なんか海沿いを、私的にはギターを弾きながら、ルンルンって、もうなんでもいいやっていうイメージなんですよ、あの曲は。
なんか楽しかったり悲しかったり、なんかいろいろ気分も揺れるけど、まあそれも含めて全部いいじゃんみたいな。
スピーカー 2
なんかね、私もそんな感じ。なんかいろいろ生きてるからいろいろあるじゃん。
だけど、なんか時々やってくる、本当にニュートラリティでが、もうなんかどっちにも偏ってなくてふわっとしてて、みんなでこの一瞬のために生きてるのかななんて思うときがすごいあって。
ごめんね、なんか偉そうに。
スピーカー 1
そんなことないです。
スピーカー 2
すごい心地よかったです。
スピーカー 1
そうですね、なんか平坦になろうとしなくてもいいんだよっていう思いもあって、
つい安定を求めがちなんですけれども、いいことも悪いことも同じだけ順番にやってくるから、
どっちにもすがらず身を任せて揺れてみようよっていうのをあの曲に込めている気がします、今では。
あの時はなんかポカーンという感じで作ったので。